2024年03月01日
本日より燃料価格値上げ開始 キューバ
Radio Habana Cuba、2024年3月1日、 ACN
すでに発表済みの燃料の小売価格の全国での値上げとその外貨販売が、きょう金曜日(3月1日)から実施される。
月に500kWh以上の消費者に対する電力料金の更新とあわせて、今回の決定は、歪みを是正し経済を再加速させるための政府の計画によるものである。
SNSなどさまざまな現場での意見によれば、この種の措置の影響についてもっと詳細が語られ、論じなければならないとはいえ、キューバ国民の多くは、国が直面している困難な状況を克服するために必要だと考えている。
懸念が生じているのは、旅客および貨物運送の免許を持つ運転手の多くが、彼らには国が補助金価格の燃料を保障しているのに、何ら根拠無しに料金を値上げしようとしていることである。
経済企画省のミルドレイ・グラナディーノ第一副大臣がメディアに語った通り、最近のサイバーセキュリティ事故で被害を受けた情報システムの復旧後、国はきょうから燃料の小売り価格を更新する準備ができている。
CIMEXコーポレーションのタニア・ダナイ・ビベス・アルフォンソ経済副社長によると、30か所のガソリンスタンドでは、ガソリンとディーゼルが外貨で販売されるようになり、これらの施設では顧客に不便が起きないよう電子決済手段が用意されている。
財務価格省のブラディミール・レゲイロ・アレ大臣によると、国内通貨での新小売り価格更新に向けて、1米ドル=120ペソの為替レートが使われた。
これは、国際市場では燃料価格が高騰している一方で、キューバでは低い販売価格が企業群の収入を悪化させ、ひいては、その労働者の給与に影響を与えていた、という明白な歪みを是正する、ということである。
現在、このような価格の値上げと、外貨の回収によって、燃料の供給を補うことが目指されており、国内での燃料不足と、その資金的免除のない輸入は、経済に負担をかけている。
また、エルネギー鉱山省のビセンテ・デ・ラ・オー大臣が報告した通り、液化ガスの価格更新は延期を続ける。
電力料金の値上げについて、その目的は少数派である500kWh以上の大量消費者のなかで、生活レベルに影響を与えることなく、節約を引き起こすことである、と大臣は述べた。
キューバTV(2024年2月28日)
Desde hoy actualización de los precios de los combustibles en Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/economia/348660-desde-hoy-actualizacion-de-los-precios-de-los-combustibles-en-cuba