昨夜、英首相は「英欧間で宣言の文言に合意し、これは国民投票の結果を実現するものだ」との声明を出しました。
米国では、前回FOMCのドットチャートで2020年までの緩やかな利上げ継続が確認されたものの、そこまで利上げを継続するか疑念が強まっているようです。少し前まで2019年の利上げ回数は3回と見込む声が大きかったのに、現在は1.5回〜3回と利上げ回数減少側に市場予想がシフトしています。
USDの相対的悪材料にGBPやEURの相対的好材料を抱えて週末を迎えつつある訳です。
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本日は
17:30 11月集計分 独国PMI速報値
が発表されます。
指標発表直後の反応方向への影響力は製造業PMI>サービス業PMIの関係があります。
指標発表後の反応程度は直後1分足の過去平均跳幅が10pipsと、平均的な反応程度です。但し、全体の63%は平均以下しか反応しません。最近の傾向は、事後差異や実態差異が大きくなっており、その結果、反応程度も以前よりも大きくなっています。
市場予想(前回改定値)
・製造業52.3(52.2)
・サービス業54.6(54.7)
・総合53.2(53.4)
事前差異判別式の解は+0.5です。
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(4/2)
・直後1分足9/6(3/2)
・直後11分足13/8(7/4)
過去傾向に基づく取引方針
・事前差異がマイナスのとき直前1分足が陰線(になりそう)なら、指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です。
・直後1分足と直後11分足の方向一致時に、直後1分足跳幅を超えて直後11分足跳幅が反応を伸ばしたことは85%です。しかし、直後1分足と直後11分足が方向一致したことは66%しかありません。よって、直後1分足が指標発表後の実態差異と同じ方向のとき、直後1分足の方向を確認してから追撃を始めると良いでしょう。
以上
以下は11月23日18時過ぎに追記しています。
【事後検証】
独国PMI速報値は悪化で、悪化程度の割に反応は大きな陰線でした。
製造業PMIの推移は4か月連続で前月を下回りました。2017年12月集計分をピークに、今年に入って製造業PMIははっきり下降基調になりました。このペースだと、早ければ来月には好不調の境界50を下回る可能性も生じてきました。
今回は事前差異がプラスだったので、指標発表時の判定は「前提不成立」です。
実態差異符号はマイナスで直後1分足が陰線なので追撃実施は、判定「〇」となります。
取引結果を下表に纏めます。
背景が黄色の列は事前方針外取引です。本ブログ趣旨に鑑み、この黄色の取引は最下部の2017年以降成績表に含めません。
本ブログ開始以降、事前詳細分析に示した方針に基づく取引の成績を下表に纏めておきます。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
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注記以上
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