【前週備忘】
成績を気にするのは、各経済指標の詳細分析記事の結論である事前取引方針の妥当性を検証し続けるためです。
前週の事前分析成績は9勝4敗(過去分析的中率69%)、前提を満たさなかったことが3回、判定不可が1回、取引不可が2回でした(分析有効率68%)。判定は、リンク先の詳細分析記事の結論が、今回の発表でも通用したかを判定しています。
取引成績は9勝2敗、それとは別に事前方針にない取引で1勝、取引中止が6回でした。取引時間は20分4秒で、損益は13.12pipsでした。
1分足1本あたり損益+0.65pipsはあまり効率の良い数字じゃありません。けれども、pipsはチャート次第なので、やれることは勝率だけです。得意場面での個々の取引で負けないことを重視です。確か、9月からの週次成績での負け越しは、事前分析も実際取引でもなかったと思います。
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11月28日、FRB議長は政策金利が中立水準を「僅かに下回っている」との現状認識を示し、従来の「下回っている」との認識を改めました。結果、市場における来年の利上げ予想回数が、従来の2〜4回から1〜3回にへと減少したようです。なお、次回12月19日FOMCでの利上げ予想はそのままとなっています。
来年の利上げがペースダウン、もしくは、来年中の利上げ停止は、株価に好材料となりました。株価は、ダウや約2年ぶり、ナスダックとS&Pは約7年ぶりの週間上昇率となりました。
一方、為替は先々週終値に対し、USDJPYが+64pips、AUDUSDが△73pipsと、週足ではUSDが買われていました。独自の材料があった欧英も、EURUSDが△10pips、GBPUSDが△106pipsと、USD買で終わっています。
週末の米中首脳会談を控えて、売られても不思議ではない状況でした。そして、EURが安心して買えない現状では、リスク回避でのJPY買が生じると大きくなると予想していました。これは外しました。
11月25日にEU緊急首脳会議で承認された英離脱協定案は、英議会で12月4日から5日に亘って審議される予定です。
現時点までの報道を見る限り、議員多数は協定案を否決してEUに譲歩を求めているようですが、EUは再交渉するつもりがないことを表明しています。
英首相、BOE総裁、EU当局者は、それぞれ改めて先週、合意なき離脱が英経済に与える悪影響について繰り返し発言しました。そのためか、議会では協定案が否決される恐れがあるものの、世論調査の協定案支持が上向き始めました(まだ過半数に達したとの報道はありません)。
先々週に比べると先週のGBPは、突発的な上下動の頻度が減って、その差も小さかったものの、12月11日の議会採決まで、また夕方の飛び込みニュースで突発的な上下動の頻度も程度も大きくなる気がしてきました。
【今週経済指標】
米中首脳会談の結果、来年1月発動が予定されていた米国の中国製品輸入関税の25%への引き上げは、発動が延期されました。
12月3日(月)
07:00 米中首脳会談結果を受けた週明け
10:45 11月集計分中国製造業PMI
18:30 11月集計分 英国製造業PMI
24:00 11月集計分 米国ISM製造業景況指数
12月4日(火)
12:30 豪州RBA金融政策
18:15 BOE総裁発言
当夜〜翌朝未明にかけて英議会審議
12月5日(水)
09:30 7-9月期集計分 豪州GDP
10:45 11月集計分中国サービス業PMI
18:30 11月集計分 英国サービス業PMI
12月6日(木)
09:30 10月集計分 豪州小売売上高
22:15 11月集計分 米国ADP雇用統計
22:30 10月集計分米国貿易収支
24:00 11月集計分 米国ISM非製造業景況指数
12月7日(金)
22:30 11月集計分 米国雇用統計
24:00 12月集計分 UM消費者信頼感指数
以上
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