【1. 今週成績及び所感】
2017年年初からの成績と、今週(4月第2週)の成績を一覧集計しておきます。
今週は5指標で取引を行い、取引時間は16分25秒、損益は+4,272円でした。
シナリオ単位では6勝3敗で4シナリオの実施を見送り、指標単位では4勝1敗でした。
先週は米軍のシリア軍基地攻撃があり、今週はダウ急落と北朝鮮リスクが起こりました。USDJPYが1時間で50pips以上低下したことが、先週末から今週にかけて3回起きています。結果、USDJPYは109円を下抜け、108円台に達しました(2016年11月以来です)。
ちなみに、先週発表された日銀短観における今年の大企業USDJPY想定レートが108円台でした。大企業の想定レートはやや円高に見積もらざるを得ないため、企業の実感でいうならやや想定より円高になっている、ということです。
(注:年度予算を見込む為替レートをやや低めで見ておけば、年度途中の売上・利益を低く見込め、最終決算で為替差益を生み出せます。がしかし、逆に年度末になってから為替差損を決算に載せると、年度途中の売上・利益が多めに見えてしまうこともあって、株主から見通しの甘さと途中報告の杜撰さを怒られてしまいます。だから、輸出企業が多い大企業の為替見通し平均は、円安よりも円高を想定したレートになってしまうのです。)
【2. 次週主要指標の過去反応】
次週、4月第3週で注目すべき点は次の通りです。
- 北朝鮮絡みがまだ収まっていなかった場合、加えて4月23日に予定されている仏大統領選第1回投票に向けて、週後半になるほどEURのリスクが意識されます。
- よって、EURJPYの経済指標への反応はいつもより短時間で終わったり、指標結果に関係ない動きとなる可能性があります。
- 過去の実績平均で比較的大きく反応する指標は、英国小売売上高ぐらいです。
その他、関心を持っている指標を下表に纏めておきます。
この表の右3列の数字は、過去の直後1分足跳幅・値幅・直後11分足値幅の平均pipsです。データはまだ、書く指標の前回記事で用いた値ですから、最新の値にはなっていません(誤差が1-3pips程度あると思われます)。そのつもりでご覧ください。
以上
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