『基本操作』
プログラムを「LIST」表示します。
プログラム最初にあるDATA行部に、作成したMMLをチャンネル毎に登録してください。
Aチャンネルの最後には「P1」、Bチャンネルの終わりには「P2」、Cチャンネルの終わりには「END」を入れてください。
登録が終わったら「RUN」実行。
BGMデータを書き出すファイル名(デフォルト:「MML」)と、データの先頭アドレス(デフォルト:「&HC000」)を入力して下さい。
「Now Compile…」と表示されコンパイルが開始します。
Aチャンネル、Bチャンネル、Cチャンネルの順でコンパイルされ、全てのチャンネルのコンパイルが完了したら「All Complete」のメッセージと、各チャンネル毎のBGMデータの開始と終了アドレスが表示され、コンパイルされたBGMが演奏されます。
演奏終了は「スペースバー」を押してください。
オールBASICですので、MMLデータの大きさによっては、完了までに時間を要します。
『MML仕様』
MSX標準のMML仕様に、「N」コマンド以外ほぼ準じています。
但し、テンポのみ「テンポずれ」回避のため、設定値に近いテンポずれしない値に強制変更します。
テンポずれしないテンポ値
36
40
45
48
50
60
64
72
75
80
90
96
100
120
125
128
144
150
160
180
192
200
225
240
250
256
300
360
450
※例えばT210を設定すると、一つ下のT200に変更されます。
【音階】
C
D
E
F
G
A
B
ド
レ
ミ
ファ
ソ
ラ
シ
【半音】
半音下げる時は「 -」、半音上げる時は「 +」を音階に付けます。
【長さ】
全音符を「 1」として、64分音符「 64」まで使えます。
音階に付けます。
デフォルトの長さ(「L」コマンド設定値)なら付ける必要なし。
【付点音符】
長さにピリオド「 .」を付けると付点音符となり長さを半分伸ばします。
(4分音符に付けると、4分音符+8分音符になる。)
4段階まで可。(「 ....」4分音符+8分音符+16分音符+32分音符+64分音符)
【書式例】
C+4
D
A-2.
F.
【コマンド一覧】
コマンド
意味
T
テンポを設定する。(但し、テンポずれしない近いテンポに強制変更)【例】T225
※注:「T」を設定した後には必ず「L」をしてください。V
ボリュームを設定する。(0〜16)16はエンベロープ【例】V13
)
ボリュームを1上げる。
(
ボリュームを1下げる。
O
オクターブを設定する。(1〜8)【例】O2
>
オクターブを1上げる。
<
オクターブを1下げる。
L
デフォルトの音の長さを設定する。(【長さ】、【付点音符】参照)【例】L4
R
休符。(【長さ】、【付点音符】参照)【例】R4.
S
エンベロープ波形を設定する。【例】S3
M
エンベロープ周期を設定する。【例】M15000
※エンベロープ周期設定は全チャンネル共通です。Z
ノイズ周波数を設定する。(0:OFF)【例】Z15
※ノイズ周波数は全チャンネル共通です。※コマンドの詳細はMSXのマニュアルを参照ください。
【BGMデータファイルレイアウト】
1音(3バイト)
2音(3バイト)
...
最後
音程下位8ビット
音程上位8ビット
長さ
音程下位8ビット
音程上位8ビット
長さ
...
FF
コマンドデータレイアウト(上図の音と音の間に入る。)
「V」「S」「Z」
(2バイト)「M」(3バイト)
「V」&HFC
「S」&HF8
「Z」&HFB設定値
&HF7
設定値下位8ビット
設定値上位8ビット