ドン・愚利公の連れづれ草

ドン・愚利公の連れづれ草

Nov 7, 2012
XML
カテゴリ: 読書
1時半就寝、5時半目覚めでそのまま8時過ぎまで文春10月号の2編を読んで朝飯前菜園作業はスキップ。

はじめの原発事故私の最終報告書2「炉心溶融吉田所長の失敗」

1977年6月に当時の原子力委員会が決めた原発の基本的な安全指針である「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」の中の「指針9 電源喪失に対する設計上の考慮」に「長期間にわたる電源喪失は、送電系統の復旧または非常用ディーゼル発電機の修復が期待できるので考慮する必要はない」と記述されていて、政府も電力会社も今回のような外的要因である「津波による全電源喪失については全くの無策で対応訓練も一切されていなかった。

で地震後の停電には非常用電源が働いて吉田所長は危機を脱したと安堵。ここまでは想定内。

ところが、地震発生後41分過ぎた15時27分頃津波第1波が防波堤を打ち砕き押し寄せた。

これから先は文字どおり想定外、訓練外の事態であり、全電源を喪失し暗闇の中で殆どなすすべがないままに時が過ぎてゆく。

非常用の冷却水を送る復水器の開閉に関する思い違い等もあり電源喪失後2時間後には炉心溶融が始まっていたのである。

これから先は愚利公の読後感、私見である。

結果的には官・産・学三位一体の組織的な無知無能による前代未聞の大失態を招いた我が国の原子力発電政策、これはどう考えても、長期政権に胡坐をかいていた自民党政権の責任だと思う。

東電は要するに儲かればいいわけだから、政治がちゃんとタガを締めておかなければいつ来るか不明の大津波対策などやるはずがない。

一方、科学者の責任もものすごく大きい。地震学者は、原子力平和利用関係の学者たちは、いったい何をしていたのであろう。今になって活断層云々なんか言っているけどザマないネ。


次に読んだ1編は現代の家系10「美智子さま母から受け継いだ改革精神」

正田家の血脈に「肥前多久の旧々領主龍造寺家家臣の末裔副島氏」との記述があり「へー」。

皇后陛下の母親が副島氏で上海のイギリス租界で生まれ14歳まで過ごしている。日清製粉社長の正田英三郎と結婚、その翌年の昭和5年夫とともにヨーロッパの製粉事業視察へ。

その途上、ベルリンで長男を出産、そのまま1年ほど滞在、偶然にドイツ流育児法を学んだ。

美智子皇后はこうして育てられた。蛇足ながら正田家は館林の醤油業から製粉業で成功、皇后の祖父の代からのクリスチャン。

皇后陛下もキリスト教系の聖心学院出身であるが洗礼は受けていなかった。クリスチャンであれば皇太子妃候補にはならなかったとか。運命だろうか。

表題の「改革精神」は、皇室の伝統の2、3歳で親兄弟から離されて育てる「乳人・傅育官制度」を取りやめ、子供3人を夫妻で育てたこと。

これから先は独り言。

子育て、母親との文通などで多々バッシングがあったらしい。

歴史は繰り返すというが、民間人二人目の雅子妃も同じ苦しみを味わっていることを考えると、皇族内のトラブルと言うより、小姑的宮内庁関係者とか旧華族会あたりがうるさいのではないだろうか。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 7, 2012 10:12:46 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

愚利公

愚利公

Calendar

Favorite Blog

ピノガールにネット New! choromeiさん

A&DホロンHD(7745)--… New! 征野三朗さん

06月27日 空心菜 … New! hatabo1237さん

我家で咲く花たち!… New! だいちゃん0204さん

ツバメ雛6羽の内1… New! 大分金太郎さん


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: