次男、K 0
末っ子、Kei 0
ダックスOBチーム 0
天国の子・奨大 0
友人 0
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訪問介護で訪れた女性に睡眠薬入りお茶飲ませる 無職男を容疑で逮捕 訪問介護で訪れた女性に睡眠薬入りのお茶を飲ませたとして、京都府警下京署は12日、監禁致傷の疑いで、京都市下京区、無職の男(58)を逮捕した。「お茶は出したが薬は入れていない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は7月4日午後6時20分ごろ、自宅マンションを訪れた上京区の介護福祉士女性(45)に睡眠薬などが入ったお茶を飲ませて、意識不明の状態にさせて約1時間監禁し、急性薬物中毒の傷害を負わせた疑い。 下京署によると、女性は男の自宅を訪れた翌日も、頭痛などの体調不良が続いた。体内からは薬物反応が検出されたという。京都新聞【YAHOOニュース】訪問介護が実際に必要な方だったのか、出されたお茶に睡眠薬で監禁の意味は?何の為の訪問か、1人で対処するのに危険が伴うのなら、原点に戻って訪問方法を見直す必要もありそうですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.10.12
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障害者ほぼ終日閉じ込め 神奈川県立の入所施設 神奈川県立の知的障害者施設「中井やまゆり園」(同県中井町、定員122人)で、一部の入所者を1日20時間以上、外側から施錠した個室に閉じ込める対応が常態化していることが25日、共同通信の入手した園の内部資料で分かった。職員からは「実質的な虐待だ」との声が出ている。 施錠の対象は、自閉症で強度行動障害などがある入所者。同園の菅野大史園長は取材に対し、現在も3、4人を個室で20時間以上、施錠していることを認めた上で「行動障害がある入所者の安全のため、やむを得ない。短くするよう取り組んでいる」と話した。 同園は殺傷事件があった津久井やまゆり園と同じく県立施設。KYODO【YAHOOニュース】ご家族が承知の上でのこととしても、入浴、食事以外はほぼ監禁状態とは精神衛生上、あまり賛同できませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.10.10
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離島の知的障害者施設で入所者虐待、居室閉じ込め・失禁した際に侮辱的な言葉 東京都大島町の知的障害者入所施設「大島恵の園」で、複数の職員が入所者のうち12人に暴言を吐いたり、居室に閉じ込めたりしていたことが町への取材でわかった。施設を運営する社会福祉法人「武蔵野会」(八王子市)も町や都に通報しており、町が虐待の疑いがあるとして調査を進めている。 町や同法人によると、施設の主任ら職員7人が、利用者が居室から出られないように閉じ込めたり、失禁した際に侮辱的な言葉を浴びせたりしていた。一方で、町が8月31日に通報を受けて利用者の安全確認をしたところ、けがをした人はいなかったという。同施設で人手が足りなかったため、同法人内の別の施設から応援に行った職員が問題を確認し、上司に報告して発覚した。同施設では2016~18年、入所者間の暴行や、利用者の転倒によるけがなどを都に報告していなかった問題が起き、都が同法人に指導していた。同法人の高橋信夫理事長は読売新聞の取材に、「深刻な問題だと捉えている。利用者の支援を見直し、早急な改善に向けて法人全体で取り組む」とのコメントを出した。【読売新聞】かなり遅れた対応、利用者の今後の心のケアも必要ですね。483万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.10.07
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発達障害の息子へ 医師である父親が施設を開設稲美町の医師・松尾太郎さん。7歳の長男に発達障害があり、言葉の遅れなどの特性があります。(松尾さん)とにかく優しい。人が泣いたり怒ったりするのが嫌い。泣いてる子がいたら寄り添って面倒見てあげて、妹や弟にも優しいのがすごい。松尾さんの長男が発達障害と診断されたのは2歳の頃。寝つきが異常に悪い、偏食が激しい、気に入った物へのこだわりが強いといった特性がありました。(松尾さん)まさか、自分の子がと。何日間か寝れなかった。それくらいショックが大きかった。発達障害に対しては早期療育が重要と考えられていて、療育によって本人の困りごとを解決し、将来の自立などを目指します。療育施設は2種類。未就学児が対象の児童発達支援は兵庫県での利用者が5年間で1.5倍に。小学生以上が利用する放課後等デイサービスは2倍に増加。重要な社会インフラとなる一方で、事業者数もそれぞれ1.5倍と1.7倍に増えたものの、設備や療育内容に格差が生じるなど千差万別の状況が問題となっています。医師として、父親として、松尾さんは10カ所も施設を探し回ったそうです。しかし…(松尾さん) 多くの所を見に行ったがビルの一室みたいな所とか、内容を聞いてみたらとりあえず預かって。その中で働いている方はすごくいい方が多いが、そこに行って息子がどうなっていくかイメージができなかった。そこで松尾さんは、自らが副理事長を務める医療法人で療育施設を作る事を決意。施設での見学を重ね、 保護者の意見も取り入れ、去年12月、ついに施設を開設しました。(松尾さん) 試行錯誤しながら、専門のスタッフが関わってディスカッションしながら、ここがいい施設になっていったらいい。スタッフがちゃんとその子たちに寄り添うという気持ちを持って一緒にこの施設を運営できたら。完成した施設は児童発達支援「ソラト」と放課後等デイサービス「ウミエ」。松尾医師がこだわったのは子供たちがのびのび過ごせる空間です。(松尾さん)アール(丸)が多いデザインを意識して作っている。また天井も高くして子供たちに開放感を感じてもらえるように。「ウミエ」は70平米もの広さがり、木と白を基調にしたあたたかみと清潔感のあるつくりとなっています。「ソラト」もコンセプトは同じです。続いてはプレイルームへ。80平米の広さがあります。(松尾さん)やさしい光を意識して、心も落ち着いて過ごせるような光の印象を出している。その光を届けているのが、天井のトップライト。空からの光が差し込みます。部屋の真ん中には、月のような丸い照明。あたたかい光です。またアスレチックで自由に遊ぶことができます。階段に上ると2階からの眺めが。そして部屋の片隅の扉から隣の個室に移動も可能。冒険心をくすぐります。松尾さんの長男の療育では1対1で言葉を引き出します。絵カードで興味を引きつつ、ほめながら「話す・聞く・書く」を楽しく学びます。息子が(療育に)行きたいと言ってくれるのがすごく嬉しかった。行ったことによって言葉の成長が著しかったので。さらに療育内容にもこだわりが。療育では珍しい対話型アニメーション教材を導入。(ウミエ 山本忠雄さん)お子さんの知識によってはアサガオという言葉をご存じない場合は、青い花と答える場合があるかも分からない。そういったときは逆にチャンスで、この花はアサガオと言いますと、そこで新たな知識を得ていただく。さらに問題を解くことで卵を育てると、アバターというキャラクターを集めることができます。ポイントを貯めてアイテムを買うこともでき、モチベーションが上がります。父親として、医師として。療育施設を作った松尾さん。子育てが大切なことを教えてくれたと言います。(松尾さん) 長男が出来るまでは、(他人と)比べていたが、長男が価値観を変えてくれた。長男のよさ、その子にしかないよさが見えるようになった。 「教育とはこうあるべき」というのが強かったがそれをいい意味でも崩してくれた。これからは長男の特性・個性に合った教育をしていけたら。 息子をしっかり見ながらできるだけ一緒に進んでいきたい。[サンテレビ ニュース]父親として医者としても育てられいますね。子育て、親育てですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.09.28
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職員の暴力で入所者骨折、隠蔽か 神奈川県立の障害者施設一部の入所者をほぼ終日、施錠した個室に閉じ込めている実態が明らかになった神奈川県立の知的障害者施設「中井やまゆり園」(同県中井町)で、2年前に職員が入所者に暴力を振るって骨折させたのに、事故として隠蔽した疑いのあることが26日、複数の職員への取材で分かった。 同園は「事実関係を確認したい」としている。 職員らによると、19年7月、施設内の床に横になっていた男性入所者に対し、男性職員が「邪魔だ」と言って洗濯物などを運ぶカートを肩に強くぶつけた。入所者が後日、診察を受けると鎖骨が折れていた。 その様子を目撃した職員もいたが、園は事故扱いにして処理したという。KYODO【YAHOOニュース】色々と浮上してくるとなると、施設としての信頼度が低下しますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.09.27
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動物と共に地域で生きる 障害者めぐり広がる取り組み障害のある人が地域で共同生活をしながら、飼育放棄や迷子などで保護された犬猫と一緒に過ごす共生の取り組みが注目を集めている。気持ちが穏やかになったり会話や運動の機会が増えたりする「アニマルセラピー」のほか、犬猫の殺処分を減らす効果が期待される。動物のいるカフェなどで働き、新たな雇用の受け皿となるケースも生まれている。... 【中日新聞】こういう取り組みが全国的に展開するといいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.09.22
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特別支援学級の教諭 児童に「生きる価値ない」 懲戒免職処分に 兵庫県姫路市の小学校で、特別支援学級の担任をしていた39歳の男性教諭が、クラスの児童に対し「生きる価値がない」などと日常的に暴言をはいたり、体罰を繰り返したりしていたとして、懲戒免職の処分を受けました。懲戒免職となったのは、兵庫県姫路市の市立城陽小学校で特別支援学級の担任をしていた籔田侑亮教諭(39)です。兵庫県教育委員会によりますと教諭は、ことし6月までの3年余りの間に、6人の児童に対して合わせて34件の暴言や体罰を繰り返していたということです。この中には登校時、かばんをしまうなどの支度をしなかった児童に「生きる価値なし。早く転校しろ」などと暴言をあびせたり、別の日には「死ぬしかないやろ」などの暴言をはいたりしたほか、児童が泣きながら「もう学校やめる」と言うと「ほんまに絶対やめろよ」などと迫ったこともあったということです。さらに、足をかけて体を倒し、覆いかぶさったり、プールの授業中、児童の頭を押さえつけて無理やり水面につけるなどの体罰も日常的に行ったとしています。調査に対し教諭は「なかなか指導がうまくいかず、怒りにまかせてやってしまった。子どもの心を傷つけ、心から反省している」と話しているということで、県教委は21日付けで懲戒免職の処分としました。また、小学校は暴言や体罰を把握していましたが、口頭で注意するだけで教育委員会には報告しておらず、県教育委員会は、こうした対応が被害の拡大を招いた可能性もあるとして、校長を減給の懲戒処分にしました。県教育委員会の稲次一彦教職員課長は「もっと早く気が付き、担任を外すなどの対応をすべきだった。被害に遭った児童に心からおわびをし、また学校や市教委を厳しく指導していきたい」と謝罪しました。[NHK NEWSWEB]繰り返し起きていたのに、逆に黙認していた校長、更に教育委員会の見守りの怠慢に対する責任は重いですね。事故にならなかったのは不幸中の幸いですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.09.18
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菅首相記者会見詳報 (7完)ロックダウン「現在の法理では困難」--知的障害者施設ではワクチン接種が遅れている。以前、「高齢者に続いて福祉従事者、利用者、家族に優先的に接種を行う」と述べていたが、福祉従事者、利用者にワクチン接種を優先的に行う考えはあるか。介護ヘルパーにも医療資源として支援してもらう考えはあるか雌伏 菅義偉(すが・よしひで)首相「今、ご指摘をいただきました件でありますけれども、障害のある方、それぞれ特徴があります。そうしたものに配慮しながら、感染防止対策、ここは極めて大事だというふうに思っています。このために障害者向けの感染症対応のマニュアルを作成し、サービス提供等と同時に必要な感染防止対策を示していることになっています。そして、感染症対策の専門家による実地指導、こうしたものも行っているというふうに私自身は報告を受けています。今、いろんなお話がありました。施設職員に対する検査の徹底やワクチン接種、これを行いつつ、現場の声も丁寧にお伺いしながら、効果的な対策を決めていく必要があるというふうに思っています。もう一度ここは私、調べさせていただいて、また状況を改善していきたい、こういうふうに思います」 --9月下旬には自民党総裁選と米ニューヨークでの国連総会が予定されているが、米国を訪問して一般討論で演説したいとの考えはあるか。同じ時期に米国での開催が検討されている日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合の調整状況は 首相「国連総会への参加や、今言われた日米豪印の(首脳会合の)日程について、現時点においてまだ決まっていることはありません。そういうしっかりした日程が確定をしていないのが今の状況でありますので、それが確定してから考えたいと思います」 --以前、ロックダウン都市封鎖)について問われ「日本にはなじまない」と答えていたが、何を根拠に述べたのか 首相「私、これ日本になじまないと申し上げたのはやっぱり憲法上の問題、そうしたものをクリアしなければ、なかなか難しい問題だというふうに思ってますから、なじまない、日本に現在の法律ではなかなか難しいというふうな思いの中で私は申し上げました」産経新聞[YAHOOニュース]菅さんの言動からは、明かりは見えてきませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.26
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重度知的障害者の一人暮らし 佐々木元治さん 「自立生活 楽し!!」出版重度の知的障害がありながら京都市左京区で1人暮らしをしている佐々木元治さん(38)の日常の様子を記した本「自立生活 楽し!!」を母親と、介助に携わるヘルパーが著した。国の推計によると1人で暮らす知的障害者は3%と少なく、「親元でも施設入所でもない選択肢があることを知ってほしい」と願う。 ダウン症の佐々木さんは視力障害や腎臓病の症状が落ち着いた2018年4月、実家近くの賃貸アパートで待望の1人暮らしを始めた。「親亡き後」を心配していた母和子さん(72)も「体力がある今なら手伝える」と息子の決断を後押しした。 高齢者介護施設とスーパーで週3日働き、障害年金と生活保護を利用して生計を立てている佐々木さん。自分で掃除機をかけ、洗濯機を回して洗い物を干し、米をとぐ。夕食時と、必要に応じて昼食時に居宅介護や移動支援の福祉制度を使い、日本自立生活センター自立支援事業所(南区)のヘルパーに買い物への同行や料理、皿洗い、金銭管理をしてもらっている。 本は3部構成。親元を離れた息子への不安や喜びを率直につづった和子さんの折々のエッセーをはじめ、廣川淳平さん(40)らヘルパー7人の心構え、自立生活に向けた手順やさまざまな福祉制度が具体的に分かる内容となっている。 当初の2カ月間は新居になじめず、就寝時に親の付き添いが必要だったが、経験を重ねた今では1人で寝られるようになった。バス通勤をこなすだけでなく、タブレット端末の操作を覚え、趣味の邦楽や洋楽の世界を広げていることを紹介。障害を理由に複数の不動産会社から仲介を断られた差別も明らかにしている。 食事メニューは佐々木さんが決めているが、ヘルパーが腎臓病に配慮して味付けやタンパク質の摂取量を工夫したり、ヘルパー間で情報共有の仕組みを整えたりしているという。廣川さんは「障害が重くても関係ない。誰もが楽しい人生を送る権利がある」と記す。 佐々木さんは、取材に対し「僕、幸せです」と笑顔を見せた。表紙には自身が筆で書いたタイトルと、新居の見取り図も掲載している。A5判132ページ。1540円。解放出版社。[京都新聞]自立生活楽し!! 知的障害があっても地域で生きる 親・介助者・支援者の立場から [ 佐々木 和子 ]楽しい一人暮らし、叶って良かったですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.24
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「1人の夜勤が辛い」介護士が入所者殺害7日、山梨・南アルプス警察署。下を向き、うつむいたまま、車に乗り込むのは、殺人の疑いで逮捕された丹沢一貴容疑者(42)です。 有料老人ホームで介護士をしていた丹沢容疑者。事件前、周囲にもらしていたのは… 丹沢一貴容疑者 「1人での夜勤がつらい」 警察によりますと、丹沢容疑者は、今月5日の夕方から6日未明までの間に入所者の樋口慶子さん(80)の首を絞め、殺害した疑いです。 樋口さんは認知症を患っていて、意思の疎通が難しい状態だったといいます。 当時、老人ホームでは丹沢容疑者が1人で勤務。捜査関係者によると丹沢容疑者は「排せつ介助の際に言うことを聞いてもらえず、かっとなりトイレで首を絞めた。日頃からストレスがたまっていた」などと供述しているということです。 丹沢容疑者は殺意について、あいまいな供述をしているということで、警察は突発的な犯行とみて捜査しています。日テレNEWS24[YAHOOニュース]先日アップした記事の追記です。介護は大変な職務だけに雇う側も介護者と常に向き合い、悩みに対処することが大事ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.21
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なぜ起きる障害者施設の虐待 「施設ある限り繰り返す」【千葉】市原市の知的障害者支援施設で、元職員の男(26)が入所者3人に傷を負わせたとして傷害の容疑で5日逮捕された。障害者施設での虐待事件はなぜなくならないのか。行政は問題を起こした職員個人の資質を問題視して再発防止策をとってきたが、閉鎖性の高い施設の構造的な問題が根本的要因だとの指摘もある。 事件があったのは「千原厚生園」。同園や市原署によると、容疑者は約5年前から正職員として勤務していた。被害者の入浴支援中に他の職員が傷に気がつき、3月26日に市に報告。傷は物で引っかかれたようで、いずれも軽傷だった。 警察の捜査開始後、元職員がけがを負わせたと認めたため、5月に懲戒解雇された。同園ではパートも含む職員約30人が交代制で入所者約50人を支援。夜勤は3人体制で、この元職員が担当することもあった。 同園ではこれまで同様の事例はなかったとし、「障害者の生活や人生を充実させるために取り組んできたなかで、あってはならないこと」と謝罪した。今後、第三者を交えて施設の運営を抜本的に見直すことを検討しているという。 県でも、施設の運営状況について調査する方針。今回の事件を市町村職員への研修や、障害者施設に配布するリーフレットの内容に盛り込むことも検討する。 厚生労働省によると、2019年度に全国の自治体が確認した障害者施設の職員らによる虐待は547件。県によると、県内では34件で、うち障害者支援施設では7件だった。 同省の調査によると、自治体が判断した発生要因は、「教育・知識・介護技術等に関する問題」「職員のストレスや感情コントロールの問題」「倫理観や理念の欠如」といった、職員個人の資質を問題視する回答が上位を占めた。 一方で、「組織風土や職員間の関係性の悪さ」「人員不足や多忙さ」といった、構造的な問題を指摘する回答は2割前後にとどまった。だが、虐待があった施設の多くでは、管理者や職員への研修を実施して虐待防止に努めていた。 県内では13年、障害者施設「県袖ケ浦福祉センター」で知的障害のある入所者の少年(当時19)が職員の暴行で死亡する事件があった。県の調査で、13年までの10年間で15人の職員が入所者23人に暴行をしていたことが判明した。県の第三者委員会は、人材育成や研修、外部のチェック体制の不備が背景にあったと指摘。県は大規模施設での支援を見直し、センターを22年度末に廃止して、入所者を民間の小規模施設に移す方針を示している。[朝日デジタル]千原厚生園=2021年8月6日午後3時29分、千葉県市原市犬成、上保晃平撮影既に、アップした事件ですが、日中はスタッフの人数が多い、かなり立派な施設でも、夜になれば三人で回すと言う難儀。夜勤スタッフ不足もあるんでしょうが、賃金さえ上げれば随分改善する部分でもありますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.13
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障害児と親の自立を本に「不安抱えながらも前向きに」 医療的ケア児を育てる中野区の福満さん 寝たきりで人工呼吸器が必要な医療的ケア児を育てながら、自ら重い障害の子が通う施設を運営する福満美穂子さん(49)=中野区=が、親子の自立に向けた日々を本にまとめた。障害児を持つ親の生き方がテーマで、福満さんは「コロナ禍で皆が不安を抱えている今、そこから逃げず、不安を抱えながらも前向きに生きていこうという気持ちを込めた」と話している。 本は「不安ウーマン 医療的ケア児のシングルマザー 明日を生きていくために」(ぶどう社)。出産後に分かった長女華子(かこ)さん(17)の障害、結婚生活と離婚、NPO法人の立ち上げや、ひとり親の生きづらさ、経済的な困窮もつづった。 華子さんは脳性まひで重い知的障害がある。今は気管切開をして人工呼吸器も必要だが、二歳ぐらいまでは医療的ケアもなく、訪問看護やヘルパー制度が利用できなかった。福満さんは「誰にもどこにもつながりがなく、先が見えない不安があった」と言い、本でも「よく生き延びたな」と当時を振り返る。 離婚前は、別居していても、障害児向けの特別児童扶養手当が世帯主の口座に振り込まれた。六年前に離婚した際には、親権者が福満さんでも子は父親の戸籍に入ったままで、家庭裁判所に申し立てをして自分の戸籍に移す手続きが必要だった。「日本は世帯主義で、妻は夫に属する者との意識を感じた」 また、就労や生活のため女性活躍をうたう行政の相談窓口に出向いたものの「相談に応じられない」と断られたことも。障害児を持つ女性の自立は想定外といった対応を受けた。 本は、親子の日々を紹介した前著「重症児ガール ママとピョンちゃんのきのうきょうあした」(同社)に続き、約六年ぶり。日本てんかん協会都支部の機関紙「ともしび」に連載する文章に大幅に加筆した。 現在、華子さんのケアのため週に三十人余りのヘルパーや看護師らが自宅に出入りする。「人の助けを得て、制度を使って今がある」と福満さん。「障害児はかわいそうで大変、というイメージだけでは語れない。親の生き方もステレオタイプに縛られず、もっと自由でいいのでは」と言う。 本は百九十二ページ、千六百円(税別)。 [東京新聞]不安ウーマン 医療的ケア児のシングルマザー明日を生きていくために [ 福満美穂子 ]不安を乗り越えた母の笑顔は素敵ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.07
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市原で知的障害者施設で虐待か はさみなど金属で入所男性3人引っかきけが負わす 傷害容疑で26歳の元職員逮捕千葉県市原市内の知的障害者支援施設で入所者の男性3人に虐待をしたとして、市原署は5日、傷害の疑いで市原市惣社、元施設職員、熊谷郁哉容疑者(26)を逮捕した。同署によると、「障害者の背中やおしりにけがを負わせたことに間違いない」と容疑を認めている。 逮捕容疑は今年3月1~9日の間、同市犬成の知的障害者支援施設「千原厚生園」で、30~40代の入所者男性3人の背中や尻をはさみなどの金属で引っかくなどし、軽傷を負わせた疑い。 同署によると、容疑者は同施設に介護職員として勤務し、入所者の男性3人の介助をしていた。虐待の疑いがあると市原市に情報提供があり、市が4月に同署に通報した。 同施設によると、被害者を風呂に入れていた際に別の職員が傷に気付き、容疑者がけがを負わせたことを認めた。同施設は5月、容疑者を解雇した。同施設は「障害者の生活を守らなければいけない立場なのに申し訳ない。施設全体を見直していきたい」とした。 千葉県障害福祉事業課は、同署の捜査終了後、同施設の運営などについて調査するとしている。[千葉日報]春先のできごとが今頃になって露わになるのも不思議ですね。死角となる背中や尻に怪我を負わすとは人間のやることではないですね。475万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント、感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.06
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入所女性殺害容疑で男逮捕、山梨 介護士が首を絞めたか 山梨県警は6日、同県南アルプス市の有料老人ホームで、入所していた女性を殺害したとして殺人の疑いで、同県市川三郷町の介護士丹沢一貴容疑者(42)を逮捕した。丹沢容疑者は老人ホームで勤務していた。県警によると、「首を絞めた」と話しているが、殺意についてはあいまいな供述をしている。 逮捕容疑は8月5日午後5時半ごろから6日午前0時ごろまでの間、南アルプス市曲輪田の有料老人ホームで無職樋口慶子さん(80)を殺害した疑い。 丹沢容疑者は「人が亡くなった」と自ら施設長に電話をし、駆け付けた施設長が6日午前0時20分ごろ、110番した。[東京新聞]介護には常に複数で対応することが大事ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.05
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田島良昭さん死去 76歳 障害者福祉の先駆者「累犯障害者」支援など障害者福祉に先駆的に取り組んだ社会福祉法人南高愛隣会(長崎県諫早市)の元理事長で最高検参与、田島良昭(たしま・よしあき)氏が2日午前8時35分、骨髄がん腫症のため、島原市内の病院で死去した。76歳。南高瑞穂町(現雲仙市)生まれ。自宅は島原市。葬儀・告別式は近親者で執り行い、後日お別れの会を開く。喪主は長男で現理事長の光浩(みつひろ)さん。 1977年に南高愛隣会を設立し理事長に就任。78年に知的障害者授産施設「雲仙愛隣牧場」、81年には知的障害者更生施設「コロニー雲仙更生寮」を古里瑞穂町にそれぞれ開設し、障害者の就労支援や少人数で生活するグループホームの取り組みをいち早く取り入れ実践した。 旧知の浅野史郎宮城県知事(当時)に請われ、96年から同県福祉事業団の副理事長、理事長を歴任。2002年には福祉分野での功績が認められ、内閣総理大臣表彰を受けた。それまでの施設中心から、地域で働きながら生活する「脱施設」への転換を目指した。 06年からは、罪を繰り返す「累犯障害者」支援に注力し、厚生労働科学研究事業で全国に先駆けてモデル事業を実践。09年には全国の社会福祉法人で初となる更生保護施設「雲仙・虹」、福祉サービスにつなぐ「地域生活定着支援センター」を開設。同センターは本県を皮切りに全都道府県に広がった。 11年には検察改革の一環で最高検参与に就任。12年には村木厚子氏(13~15年に厚生労働事務次官)と「共生社会を創る愛の基金」を設立し、罪に問われた障害者らの社会復帰を支援してきた。13年に南高愛隣会の理事長を退き、顧問に就いた。長崎新聞社[YAHOOニュース]長年のご功績に感謝し、ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.08.02
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「障害者に手を差し伸べて」西日本豪雨で娘と孫を亡くした遺族の思い【動画あり】岡山・倉敷市真備町西日本豪雨により岡山県倉敷市真備町で犠牲になった42人は、高齢者や障害者など避難時に支援が必要な「要配慮者」でした。遺族は「障害者に手を差し伸べてほしい」と訴えています。 倉敷市の追悼式に参列した三宅常男さん(63)と妻の良子さん(65)です。 (娘と孫を亡くした三宅常男さん) 「明るい子どもたちだった。家族というか」 三宅さんは次女の三宅遥さん(当時27歳)と、遥さんの娘・愛ちゃん(当時5歳)を西日本豪雨で亡くしました。 2018年7月6日、遥さんは被災直前の心境をSNSにつづっていました。 (SNSの投稿) 「緊急速報が朝からなり続けてさっきもなって真備町避難してくださいて送られてくる。本当に早く雨止んでほしい」 「必要なものはかばんにつめて家にあったお菓子、水、愛のお薬も準備した。あとは避難するだけ」 しかし、これ以上SNSが更新されることはありませんでした。常男さんによりますと遥さんは知的障害があり、愛ちゃんは自閉症で自力で夜中に逃げ出すのは困難だったといいます。 (娘と孫を亡くした三宅常男さん)「地域の把握ができれば、中には車いすもいるし、1人じゃ難しい人もいるし、手を差し伸べてほしい」 消防庁は2020年10月時点で岡山県の約14万3000人、香川県の2万9000人を「要配慮者」として登録しています。KSB瀬戸内海放送[YAHOOニュース](動画はこちらのリンク先から覗けます)コロナ禍で埋もれてしまう大事な発信、もっと幅広く報道して頂きたいですね。474万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.07.28
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障害ある40代息子の施設廃止 70代父「どこ行けば」「私も妻も年を取り、自宅に帰ってきてもらうのも難しい。また行くところがなくなってしまうのではないか」 70代の父親はいま、自閉症と知的障害のある40代の息子の新たな居場所を求め、不安を募らせている。 息子が現在、生活の場にしているのが、千葉県袖ケ浦市郊外の田園地帯にある、知的障害児や障害者のための県立の入所施設「県袖ケ浦福祉センター」。10代から70代の計38人が、成人向け施設「更生園」(定員90人)と障害児向けの「養育園」(同40人)に分かれて暮らし、県社会福祉事業団が運営する。暴行死事件発生、異例の県立施設廃止に しかし、千葉県は昨年8月、同センターを2022年度末で廃止すると決めた。昨夏以降26人がグループホーム(GH)や民間施設などに移り、今いる人も施設の廃止までに別の場所に移らなくてはならない。息子には昨年、あるGHの紹介があり、見学に行ったが、居間などが狭く、周りの刺激が苦手な息子が落ち着いて過ごせる場所がなさそうだった。自立度が高い人向けに感じられ、見守りの必要な息子が暮らすのは難しいのではと感じ、父は悩んだ末、断念したという。より少人数でゆったり過ごせるGHを希望するが、今のところ見つからない。 息子は特別支援学校高等部を卒業後、数年間は自宅で暮らしたが、知的障害が重度でてんかんの発作などもあり、家族は目が離せなかったという。民間の入所施設を断られた末に入ったのが更生園だった。父親は「息子が大変な時期にみてくれたのもここだった」。更生園の生活に慣れてからは、行事などで笑顔も見られるようになったという。 県が施設のあり方を見直すきっかけとなったのは、13年に養育園にいた男性(当時19)が職員から暴行を受け死亡する事件の発生だ。 事件後の調査では、13年度までの10年で、15人の職員が利用者23人に性的虐待を含む虐待をしていたことも明らかになった。第三者による検証では、暴れたり、自傷や他害があったりする強度行動障害など、特に支援の必要な人が集中し、職員が対応しきれなかったことも一因とされた。虐待リスクをなくすため、少人数単位でのケアを進める方針となった。ただ、運営見直しを確認する第三者会議では、養育園は利用者が減ったこともあり、きめ細かな支援が実現しつつある一方、更生園は少人数単位での生活が進まず「現状を容認することは利用者の人権侵害にあたる」と厳しい評価が示された。 その後、施設の今後を検討する会議で、事件のあった施設で今後も子どもが暮らすのは好ましくない、各地域のGHや民間施設などの支援のレベルも上がっているといった指摘もあり、「全国的にほぼ例がない」という県立施設の廃止に踏み切った。 事業団理事長の相馬伸男さんは「改善に向けて職員は努力してきたが、強度行動障害のある人を1カ所に集め、集団で生活するあり方は変わる必要がある。大規模な県立施設は役目を終える時が来たのではないか」と話す。県は養育園や更生園にいる人を受け入れるGHや施設に対し、人件費や改修費を補助し、転居後も職員が元利用者を訪ねるなど支援している。相馬さんは「ここ以外の暮らしがあるということを感じていただけるよう、支えていきたい」。受け皿のグループホームに、地域住民からの厳しい視線 重い障害のある人を受け入れてきたセンターがなくなることで、行き場がなくなるのでは――。家族などの声を受け、県は廃止の決定にともない、強度行動障害があり、支援にスキルや人手が必要な人を対象に、自治体と県内の事業者の間で民間施設やGHなどに住む調整をする「暮らしの場支援会議」を立ち上げた。 施設を出た後、地域生活の受け皿となっているGHだが課題もある。支援ワーカーの男性(31)は「より支援が必要な障害者を受け入れるには、支援スキルの高い職員がより必要」と話す。新たに設けたGHが地域から「夜に大きな声がする」「窓から外をじっと見ていて不気味」などのクレームを受け、立ち退きを余儀なくされた例もあるという。 千葉県で支援ワーカーを置く事業者でつくる協議会の会長、白井正和さんは「重い障害の人をこれからどう支えるか、地域が問われている」と話す。県は、強度行動障害のある人を受け入れた場合の人件費や、壁をクッション材に変える、居室にトイレを設置するなど建物改修費用の補助制度を同時に設けた。 センターの検討会議の委員で、暮らしの場支援会議にもかかわる県自閉症協会会長の大屋滋さんは「それぞれの人の特性にあった支援ができれば、重い障害のある人も、施設でなければならないということはない。事業所が積極的に迎えられるよう、職員研修の機会や補助の継続、拡充など県も責任を持って進めてほしい」。閉鎖か存続か、揺れる障害者施設 2016年に利用者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った相模原市の津久井やまゆり園では、施設が存続することになった。 神奈川県は現地と横浜市の2カ所に定員66人ずつの新園舎を建て、現地の新園舎には8月以降、約50人が入居する予定だ。 県が、横浜市の仮園舎などにいるやまゆり園の利用者119人の意向を確認したところ、8割の約100人がいずれかの新園舎を希望し、GHやほかの施設を選んだのは少数だったという。施設は存続するが、小規模化し、生活単位は1ユニット11人ずつでGHに近い環境を目指すという。 施設のあり方を巡って、宮城県大和町の障害者施設「県船形コロニー」(現・県船形の郷、定員230人)は、閉鎖か存続かで揺れた大型施設として知られる。 1973年の開設で、重度の知的障害者を受け入れる。旧厚生省出身の浅野史郎さん(73)が県知事を務めた2004年、「普通の生活は施設の中にはない。地域にしかない」と、施設の解体宣言を出した。県内施設すべてを解体し、地域生活の条件を整えるという全国初の試みだった。 だが、浅野さんの後に就任した村井嘉浩知事は06年、10年までとされた解体期限にこだわらない意向を示した。利用者の家族の懸念の声をふまえ、地域移行は重視するものの、既存の施設の解体は進めない、との立場だ。船形コロニーは老朽化した居住施設を大規模改修している。[朝日デジタル]施設に入れたものの、途中で閉鎖されることもある。保護者としては、不安が拭えませんね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.07.26
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「休憩取れない」悲鳴、仙台の障害者施設でも「利用者を介助する合間に昼食をかき込んでいる。休憩はわずか15分、数年前はそれすらなかった」。仙台市にある障害者の介護施設で働く女性から、「読者とともに特別報道室」に悲痛な声が届いた。多忙のために休憩が取れない保育士の実態を紹介した西日本新聞(福岡市)「あなたの特命取材班」の記事を夕刊に転載したところ、「障害者福祉の現場も同じ状況だ」との反響が寄せられた。 女性の勤務先は知的障害者の生活介護施設。10~60代の比較的障害の程度の重い男女が通い、レクリエーションを行ったり、食事介助を受けたりする。 介護支援を担う職員は約20人。所定労働時間は午前8時45分から午後5時45分の8時間で、休憩1時間を含む。利用者の給食時間の一部が、職員の休憩時間としての扱いだ。 しかし、誤嚥(ごえん)や窒息といった事故と隣り合わせの食事時間は「最も神経を使うし、目が離せない」と女性は指摘する。新型コロナウイルス対策で介護中はマスクを外すことができず、介助しながら食事をすることも難しい。介助の前後、5分で食べるのが常態化しているという。経営厳しく、人手は「ぎりぎり」 労働基準法は実労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間を超える場合に1時間の休憩を与えるよう使用者(事業主)に義務付ける。休憩は労働者が自由に利用できなければならない。宮城労働局の担当者は「昼食中に状態を見守るよう求められていれば、休憩時間と言えない可能性がある」と指摘する。 女性が勤める施設では職員だの働き掛けで、数年前から昼食とは別に15分の休憩を取ることができるようになった。管理職は残る45分を繰り上げて退勤することも認めているという。 女性は「業務が山積していて退勤は現実的でない」と否定しながらも「どの施設も運営が厳しく、ぎりぎりの数の職員で回すしかない。管理職は大変だろう」とおもんぱかる。 職員の休憩が十分に取れない背景には、障害者福祉事業の経営の厳しさと担い手不足がある。 運営費は主に市町村の給付と1割の利用者負担で賄う。「運営費が十分ではない」(女性)上に、利用者の定員は施設ごとに定められ、体調不良などで欠席した分は減収になる。 経営の厳しさはそのまま働き手の待遇に直結する。職員の平均年収は大卒で約300万円程度。他の業種と比べ、かなり低い。障害者の高齢化もあって仕事はきつい。低賃金、重労働。福祉に志を抱いて入ってきた若者も過酷な現実に直面し、去っていく。 女性は「職員の努力や使命感だけでは限界。国には障害者福祉を担う人に手厚い制度を整えてほしい。現場でも人が足りないからと曖昧にせず、休憩をきちんと取る文化の醸成が必要だ」と訴える。[河北新報]労働基準法では決まっていても、なかなか休憩時間が取れない。命を見守る介護の現場では、底知れずの大変さがありますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.07.09
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部活中に顧問が突然倒れ、意識戻らず…生徒らが交代で胸骨圧迫や人工呼吸人命救助に貢献したとして、神奈川県鎌倉市教育委員会と鎌倉消防署は12日、市立第一中学校男子バスケットボール部に感謝状を贈った。 発表などによると、5月3日午前10時半頃、部活動中に顧問の男性教諭が突然倒れた。20~30秒たっても意識が戻らなかったため、3年男子生徒(14)らが通行人から電話を借りて119番。他の部員が以前、授業で学んだ胸骨圧迫やAED操作、人工呼吸を交代で行った後、救急隊に引き継いだ。教諭は搬送先の病院で意識を取り戻し、現在は仕事に復帰しているという。 胸骨圧迫をした別の3年男子生徒(14)は「今回のように、大変なことが起きても冷静でいられるようにしたい。助けられて本当に良かった」と話した。岩岡寛人教育長は「教わったことを使いこなしていて素晴らしい」とたたえていた。読売新聞オンライン[YAHOO ニュース]部活動のチームワークにも拍車が掛かりそうですね。472万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.07.07
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相模原 知的障害者施設 殺傷事件から5年を前に新施設の開所式 平成28年に19人が殺害される事件が起きた相模原市の知的障害者施設で、事件から5年となるのを前に現場となった建物が再建され、4日、開所式が行われました。 相模原市にある県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、5年前の事件のあと、建物の大部分が解体され、元の場所と横浜市の2か所に新たな施設の整備が進められています。このうち、元の場所での施設がこのほど完成し、来月(8月)1日から利用が始まるのを前に、きょう開所式が行われ、参加者がテープカットをしました。 新しい施設の定員はこれまでの半分以下の66人で「ユニット」と呼ばれる居住スペースが6か所設けられています。すべて個室で、ユニットごとにリビングや食堂のほか、風呂やキッチンなどを備え、以前は20人が一緒に生活していましたが、今後はユニットごとに11人で暮らすということです。利用者を代表して出席した栢沼高之さんは「新しい場所で、みんなと頑張っていきたいです」と話していました。家族会の大月和真会長は「やっと帰ってこられるんだと実感しました。最高の環境で楽しみです」と話していました。また、新たに園長に就任した永井清光さんは「新しい施設で利用者の皆さんをしっかり支援していきたい」と話していました。[NHK NEWSWEB]辛い事件から5年、ゆっくりでも着実に時は流れていますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.30
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西宮市の障害者施設入所者への虐待の罪で元職員に実刑判決西宮市の障害者支援施設で、複数の入所者に虐待をしたとして傷害などの罪に問われた元職員に、神戸地方裁判所尼崎支部は実刑判決を言い渡しました。 西宮市にある重度の知的障害や身体障害がある人の支援施設、「西宮すなご医療福祉センター」に勤務していた和田直宏被告(33)は、去年6月からのおよそ1か月に、入所者5人の背中を叩いたり首を踏みつけたりしたとして、傷害と暴行の罪に問われました。 裁判の中で、検察は懲役3年6か月を求刑し、弁護側は「反省している」として、執行猶予の付いた判決を求めていました。 28日の判決で、神戸地方裁判所尼崎支部の佐川真也裁判官は「施設の病室という閉鎖空間において、抵抗や逃げること、そして、みずから被害を申告することができない重度の心身障害者だから犯行に及んだ」と指摘しました。その上で、「ほかの職員の目の届かない間に行われた卑劣極まりない虐待行為で、1か月にのべ27回と反復的に行われ、常習性も顕著だ。不得手なリーダー業務や人間関係のストレスのはけ口としての犯行に、酌量の余地はない」と述べて、懲役2年4か月の実刑判決を言い渡しました。兵庫 NEWS WEB[NHK NEWS WEB]それでも求刑に対しては、かなり酌量された半月ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.27
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知的障害次女殺害事件 介護負担、心中ほのめかす 支援拒んだ被告知的障害のある次女=当時(44)=の将来を悲観し、ホテルの浴槽に沈めて殺害したとして、殺人罪に問われた三重県四日市市浜一色町の無職山本良子被告(72)の裁判員裁判の判決公判が18日津地裁であり、四宮知彦裁判長は懲役3年6月の実刑判決を言い渡した。公判では、山本被告が長年にわたり、1人で次女の恵美さんを介護していたことや、介護の負担などから周囲に心中をほのめかしていたことが明らかとなった。 判決などによると、昨年6月13日から同14日までの間、無理心中を決意し、菰野町内のホテル室内の浴槽内に張った水に恵美さんの頭部を沈めて溺死させた。 平成16年ごろに夫を亡くし、山本被告と恵美さんは2人暮らしをしていた。恵美さんは令和元年12月に脳出血を発症し、排せつなどの介助の負担がさらに増えた。山本被告は、恵美さんの脳出血が再発することを恐れ、ストレスから適応障害を発症。犯行前から「東尋坊(福井県)で身投げしたい」「家に火を付けて死ぬから」などと寺の住職や病院の看護師らに話していた。その際、行政などに相談するよう助言されていた。 山本被告は周囲の声に耳を傾けず、無理心中を決意し、東尋坊に向かった。恵美さんを殺害する約1週間前だった。だが、事情を知ったタクシー運転手に警察署に連れて行かれ、警察官に保護された。 その後、四日市市に戻った山本被告に対し、保健所職員や山本被告の長女の夫が支援を申し出たが、山本被告は「今まで2人で頑張ってきて、今さら誰かに世話になることは嫌だ」と拒んだ。 今月8日の公判で、検察側が読み上げた山本被告の供述調書では、「障害のある子どもを持った親の責任として、子どもが1人で生きていけない以上、一緒に死のうと思った」「長女の夫から『頼ってくれ』と言われたが、それぞれの家庭があるから、ずっと恵美の面倒を見てもらえると思わなかった」と心境を明かしていた。 行政はもっと積極的に関わることができなかったのか。四日市市内には、各地域に在宅介護支援センターや障害に応じた相談支援事業所などがあり、市健康福祉部の担当者は「いろんな支援をさせていただいている中で、痛ましい事件が起きたことは遺憾。二度と事件が起きないよう、きめ細かな相談や支援を継続していきたい」とする。 一方で「支援の提供は本人や家族の意思を尊重している」(同部の担当者)。支援を拒まれる場合もあるという。担当者は「信頼関係を築きながら、関係機関と連携し、粘り強くサービスの提案をしていきたい」と話した。 閉廷後に記者会見に臨んだ補充裁判員の会社員男性は「家族に引き渡して終わりではなく、もう少し寄り添うことが必要だったのでは。(被告は)警察に一度保護されている。何かしらの強制力があればこのような経緯には至ってなかったのではないか」と語った。 山本被告は津地裁の判決を不服とし、名古屋高裁に控訴している。公判で検察側は「適応障害は犯行に影響を与えておらず、犯行を思いとどまる能力は著しく低下していなかった」、弁護側は「適応障害やうつ病などの影響で合理的な判断ができなかった」とそれぞれ主張。山本被告の責任能力が争点となった。四宮裁判長は山本被告の完全責任能力を認め、実刑判決を言い渡した。伊勢新聞[YAHOO ニュース]既に判決が下りた後に、こうして事件に至るまでの経緯を知ると、以前にもその兆候があったようで、何もできずに起きるべきにして起きた事件。防げただけに、行政の対応が問われますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.24
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医療的ケア児の通学支援制度を 「付き添いは責務」保護者に過剰負担 医療的ケアを必要とする子や障害のある子が地域の小中学校に通う際、通学に付き添う保護者が体調を崩すと子どもを休ませざるを得なかったり、送迎のために働くことを断念したりしている実態が、保護者や教員らの団体「インクルネット西宮」(兵庫県西宮市)のアンケート調査で明らかになった。メンバーたちが、公的な通学支援制度の創設を訴えている。 インクルネット西宮は、地域の学校を希望する障害のある子を支援する団体で、2016年から保護者、障害当事者、教員ら約20人で活動している。 障害のある子が通う特別支援学校では送迎バスや福祉タクシーを利用できるが、地域の学校を希望すると「登下校は保護者の責任」(市教育委員会)とされる。1人での登校が難しいと保護者が付き添うしかなく、成長して1人で行けるようになっても学校に付き添いを求められることがある。障害者向けの移動支援サービスは通学を対象にしておらず、市では保護者の入院など緊急時しか利用できない。 インクルネット西宮には以前から「付き添いの負担が大きい」との声が寄せられており、5月にオンラインでアンケートを実施。市内在住で地域の学校に通う医療的ケアが必要な子や、知的・身体の障害を持つ子の保護者にSNSや口コミで協力を求め、109人から回答を得た。 登下校に付き添うことがある保護者は94人(86%)で、うち半数の47人が学校から付き添いを求められていた。保護者が体調不良時の対応は複数回答で「家族の中で付き添える人が代わる」が50人(53%)、「子どもを休ませている」が38人(40%)と続いた。「無理して連れて行く」も5人(5%)いた。 インクルネット西宮代表の目良(めら)知美さん(45)は、知的障害や心臓疾患があり車椅子で通学する小学6年生の次女(11)に5年生まで付き添った。4年生の3月から電動車椅子に替え、自力で通えるようになったが、学校からは付き添いを求められた。協議を重ね、今は付き添いなしで友達と一緒に登下校する。 市役所で15日、メンバーたちと記者会見した目良さんは「自分が体調不良の時は長女が代わってくれて助かったが、子どもを休ませざるを得ない家庭は少なくないことが調査で分かった。学校や市教委は事態を把握しているのに長年放置してきた。子どもの学ぶ権利を守るため、通学支援を導入してほしい」と訴える。 保護者にも影響がある。94人中53人(56%)が就労していないが、53人中39人(74%)が「仕事をしたい」と回答。働けない理由は複数回答で、「登下校の付き添いがあるため」が39人中30人(77%)と最多だった。働いている41人中33人(80%)も「働く時間が制限される」と困難を抱えていた。会見に同席した角(すみ)裕美さん(41)は看護師だが、人工呼吸器を着け車椅子で学校へ通う長男(9)の送迎で時間的制約があるため復職できていない。 日本が14年に批准した国連の障害者権利条約には、障害のある子もない子も共に学ぶ「インクルーシブ(包括的な)教育」の理念が盛り込まれている。目良さんの次女は、市費で初めて看護師が付き地域の学校の普通学級に入った。目良さんは「障害の有無で学校を分けられると、大人になってから互いにどう接していいか分からなくなる。娘は幼稚園から地域で育ち、『障害のある子』ではなく『友達』として受け入れられている」と共に学ぶ意義を感じている。 大阪府は21年度から、公立小中学校に通う医療的ケア児らの通学支援事業を実施した場合、市町村に費用の半分程度を補助する制度を設けた。国では「医療的ケア児支援法」が成立したばかりで、各自治体の対応に注目が集まっている。毎日新聞[YAHOO ニュース]各自治体に対応が任されているとなると、また地域によっても対応が異なってくるのでしょうね。命を預かる側としは、緊張の連続でしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.20
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「この子には障がいがあります」安心届けたい 母親がタグ作りに奮闘外見からはわかりにくい障害のある子どもとの外出時に、バッグなどに付けて障害を示すことのできるタグ「この子には障がいがありますマーク」をつくる活動に母親らが取り組んでいる。タグは手のひらサイズで目を引くオレンジ色。子どもが思いがけない動きをしても周りから理解されやすく、外出時の不安や緊張が減ることを目指している。制作・配布のためにインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を進めており、期限の28日午後11時まで協力を呼びかけている。 取り組んでいるのは東京都品川区の穐里(あきさと)明美さん(46)。長男の明ノ心(あきのしん)さん(8)には自閉症のほか難聴などの症状のワールデンブルグ症候群がある。長時間は歩くことができないため外出時はバギータイプの車椅子が必要だ。「どこへ行くにもハラハラしていました」と穐里さんは言う。たとえば4、5歳のころ。バギーでエレベーターに乗り込んだところ、高齢の女性に「もう大きいのだから歩かせなさい」といきなり叱りつけられた。驚きぼうぜんとして「障害があるので」と説明することもできなかった。電車やバスに乗るときも、乗客の好奇の目や迷惑そうな表情に悩まされてきた。 実は明ノ心さんが2歳のころ、病院のボランティアスタッフから「この子には障害があります」と書かれた小さな缶バッジをもらい、外出時に付けていた。そのときは「何かお手伝いが必要ですか」「私の家族にも障がいがあります」などと声をかけられ、周りの視線も温かいものだった。だが使い込むうちに、缶バッジの文字はかすれて使えなくなってしまった。病院に問い合わせたりインターネットで探したりしたが、どうしても手に入れられなかった。内閣府の「障害者白書」(2020年版)によると、全国の18歳未満の身体・知的障害児・者は29.7万人(うち在宅の人は28.2万人)。この中には、発達障害、知的障害、内臓の病気、義足や人工関節、目や耳・言語の障害など、外見からはわかりにくい障害のある子どもがいる。明ノ心さんは電車に乗るとうれしそうに外を眺め、道順なども大変よく記憶していて、行きたい方向へバギーを進めようとする。「どんどん外へ連れて行ってあげたいけれど、外出時の負担感は大きい。もしかすると障害児がいるほかの家族も自分と同じように感じているのかも」。ならば荷物に付けられる印を自分で作ってみようと穐里さんは思い立った。 マークのデザインや素材は、応援してくれる仲間と相談して決めた。クッション性のあるポリ塩化ビニール製で縦8・5センチ、横5・3センチ。裏側にはメモが挟め、症状や対処方法などを書き込んでもよい。障害者を表すマークは東京都が作った「ヘルプマーク」などもあるが、文字が書かれておらず意味がわかりにくいという人もいる。そこで「この子には障がいがあります。」というストレートな表現にした。 CFはネット交流サービス(SNS)などで拡散されたこともあり、「ぜひ欲しい」という問い合わせが全国から相次いでいる。制作費用や発送費用も含めると、500万円の支援で5000個届けられることになるという。「本当はマークの有無にかかわらず、やさしい世の中になってほしい。このマークによって周りの人が手を差し伸べやすくなって会話が生まれ、障害について考えるきっかけを作ることができたら」。穐里さんはそう願っている。 CFは「Readyfor」サイトで実施している(https://readyfor.jp/projects/paralymbics)。問い合わせはメール(http://paralymbics.jp/contact/)で。[毎日新聞]一人一人の思いに助け合いで、すてきなバッジが実現したんですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.15
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障害者用ICカード、関東圏の鉄道で2022年度後半導入へ国土交通省は6月11日、赤羽一嘉大臣から新たなバリアフリーの取り組みに関する4つの大臣指示があったとして、その内容を公表した。 取り組むべき項目として挙げられたのは、「障害者用ICカードの導入」「特急車両における車椅子用フリースペースの導入」「Webによる乗車船券等の予約・決済の実現(マイナポータルとの連携を含む)」「精神障害者割引の導入促進」の4つ。 前日10日には、JR東日本の深澤社長と小田急電鉄の星野社長が大臣に関東圏の鉄道事業者における障害者用ICカードを使ったサービスを2022年度後半をめどに開始すると報告しており、その都度、障害者手帳を提示する必要がなくなる見通し。 車椅子用のフリースペースについては、東海道・山陽新幹線のN700Sで導入が始まっているが、在来線の特急車両でも同様のサービスを提供できるよう、検討を進めるように指示されている。 チケットの予約や購入についても、未だに障害者の利用が電話や窓口での申込が主流となっていることから、マイナポータルと連携するなどして、早期にWeb上で手続きを完結できるよう、検討を進めるように指示。 また、身体・知的障害者には割引が適用される一方、精神障害者には割引が適用されていないとして、こちらについても早期実現に向けて検討を進めるよう指示が出されている。Impress Watch[YAHOO ニュース]まだ一年先の話ですが、漸くここまでこじつけましたね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.14
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知的障害ある娘の頭をホテルで浴槽の水に沈め殺害…母親に懲役3年6か月の実刑判決「残酷と言うほかない」三重県菰野町で2020年6月、障害のある次女を殺害した罪に問われた72歳の母親に津地裁は18日、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。 三重県四日市市の山本良子被告(72)は去年6月、菰野町のホテルの浴室で、知的障害のある当時44歳の次女の頭を浴槽の水に沈め、殺害した罪に問われていました。 これまでの裁判員裁判で、山本被告は起訴内容を認め、弁護側は執行猶予付きの判決を求める一方、検察側は懲役5年を求刑していました。 18日の裁判で、四宮知彦裁判長は「次女は恐怖の中、母親の手で命を奪われ残酷と言うほかない」と指摘した上で、「心中目的での殺害は決して許されない」として、山本被告に懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。東海テレビ(動画あり)[YAHOO ニュース]それでも懲役5年の求刑に対して、3年6カ月の実刑判決。重々に酌量されたということでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.09
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知的障害者の預金から少しづつ…生活支援員の男性(80代)が約30万円を着服 室蘭市の福祉協議会が謝罪室蘭市社会福祉協議会は80代の生活支援員の男性が知的障がいがある兄弟の預金およそ30万円を着服していたことを明らかにしました。 室蘭市社会福祉協議会によりますと利用者の預金を着服していたのは生活支援員として業務契約をしていた80代の男性です。 男性は、2018年4月からことし3月までの3年間、知的障がいを持つ利用者2人の預金、およそ30万円を着服していたということです。 利用者2人は室蘭市内で同居する50代と70代の兄弟で生活支援員の男性は兄弟の生活費などを管理していて口座から月に1回、現金を引き出すことも行っていました。 その際に、1回あたり3000円~5000円を兄弟に渡さず自分のものにしていたということです。 ことし3月、別の生活支援員が利用者の家を訪問した際に引き出した金額と利用者に渡された金額に差異があることに気づき事件は発覚しました。 男性は「着服したお金は旅行や小遣いにあてた」と話していて着服した現金は利用者2人に返済したということです。 室蘭市社会福祉協議会は生活支援員の男性の業務契約は解除しましたが、告発はしない方針です。HTB北海道ニュース[YAHOO ニュース]80才の生活支援員、発覚しなければずっと着服を続けていたと思うと恐ろしいですね。どうして告発しないのでしょう。年齢からして、逆に生活支援が必要なんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.06
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「知的障害のある娘の介護負担や将来悲観で適応障害」娘殺害の母に懲役5年求刑三重県の宿泊施設で障害のある娘を殺害したとして、殺人の罪に問われている母親の裁判員裁判で、検察側は9日、懲役5年を求刑しました。殺人の罪に問われているのは、四日市市の無職・山本良子被告(72)です。起訴状によりますと、山本被告は去年6月13日から14日にかけ、三重群にある宿泊施設の浴槽で次女の恵美さん(当時44)の頭を水に沈め、殺害したとされています。津地方裁判所で開かれた裁判員裁判で、検察側は、「知的障害のある娘の介護負担や将来の悲観がストレスとなって適応障害を発症した」と認め、「犯行に適応障害は影響しておらず、反抗を思いとどまる能力は著しく低下していない」と指摘しました。「犯行は悪質で残忍ではあるが長年、障害のある被害者の介護をして、反抗に至る経緯に酌量の余地がある」として、山本被告に懲役5年を求刑しました。一方、弁護側は、「犯行当時、うつ病や軽度の知的障害などの影響で心神耗弱状態だった」として、執行猶予つきの判決を求めました。判決は、18日に言い渡されます。三重テレビ放送[YAHOO ニュース]例え、執行猶予がついても、母としての無念は想いは永遠に残りますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.06.02
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新型コロナ 38人のクラスターが発生した障害者施設が取材に応じる 多くの利用者が重度の知的障害があり難しい面があった 山梨・韮崎山梨県内では6月5日、1日としては過去最多となる47人の感染者の発表がありました。 主な要因は、韮崎市の障害者施設でクラスターが発生したためで、この施設の担当者は多くの利用者が重度の知的障害があり、マスクの着用の徹底や人と人との距離の確保が難しい面があったと話しました。この週末の2日間の感染者は、計75人に上りました。こうした中、韮崎市の障害者施設で利用者と職員、計38人のクラスターが発生し、この施設の担当者がUTYの取材に応じました。 担当者によりますと、この施設では職員や出入りする業者の消毒や検温、食事会場での仕切りの設置など基本的な感染対策を行っていました。また、職員に対しては休日でも県外に出ないといった行動指針を作成していたほか、入所者の親族との面会も全面的に禁止していたということです。 一方で、障害者施設のため対策が難しい面があったと明かしました。 この施設では、利用者の8割以上に重度の知的障害があり、マスクを着用すると精神的に不安定になることもあったということで、徹底が難しかったことや、入浴などの生活支援では人と人との距離の確保ができない場面もあったということです。 現時点での感染経路は不明で、施設は「感染が広がってしまったことを真摯に受け止め今後の対策に生かしたい」としています。[UTYテレビ山梨][YAHOO ニュース]一旦、クラスターが発生すると、施設の再開にも時間を要してしまう事でしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.28
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障害ある娘殺害、7日に地裁初公判 病の72歳母、責任能力が争点 重度の知的障害がある娘と二人暮らしをしていた高齢の母親が、わが子をあやめた殺人事件の公判が七日、津地裁で始まる。事件は、将来を悲観した四日市市の山本良子被告(72)が次女の恵美さん=当時(44)=と無理心中を図ったとされる。被告自身も長年病気を抱えていたとみられ、責任能力の有無や程度が争点となる。法廷では、被告を追い詰めた事件の背景がどこまで明らかになるかも注目される。 関係者によると、被告はもともと家族四人で暮らしていた。十年ほど前に夫が他界。別居の長女とも疎遠になっているという。人見知りで、近所付き合いは薄く、恵美さんが長年通っていた作業所の保護者会などにもあまり顔を出さなかった。 被告の知人は「心を許した相手じゃないとあまりしゃべらない印象」と打ち明ける。二〇一九年末ごろ、恵美さんが脳卒中で倒れて以降は、恵美さんも作業所に通うことがめっきり減り、母娘二人だけで過ごす時間が増えたとみられる。 関係者によると、被告は長年にわたって精神疾患を抱えていたという。事件直前には近隣に相続の相談をし、恵美さんと東尋坊(福井県坂井市)に足を運んでいた。 [中日新聞]親が高齢化し、家族もバラバラになった後の暮らし、日頃から、少しずつでも何かしらの支援を、行政にはお願いし、関わりを持っていたいものですね。公判の経過を見守りたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.27
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生活介護の名称変更を要望 障害者支援法見直しでヒアリング 障害者総合支援法の見直しを進める厚生労働省の社会保障審議会障害者部会(座長=菊池馨実・早稲田大教授)は4月23日、関係団体からの意見を聴取した。日本知的障害者福祉協会は日中の暮らしを支える「生活介護」について、名称を「社会生活支援」に改めるよう求めた。「障害者の自立と社会参加を促すことを明確にしたい」としている。 入所施設については「暮らしの場」の一形態とし、入所者の地域移行や居室の個室化を進める考えだ。 生活介護は入所施設で暮らす人の日中活動の場であるほか、自宅などから通う場でもある。障害の程度が重い人を中心に約29万人が利用。年間の費用は7000億円超で、障害福祉サービス全体の約3割を占める。 一方、重度者や高齢者の利用が増えているグループホームについては、現在の「訓練等給付」ではなく「介護給付」とし、配置する職員は世話人ではなくすべて生活支援員(介護職員)にするよう求めた。 地域での暮らしを支える立場からは、現在は市町村事業の「移動支援」を個別給付にするよう要望。社会参加を重視する上で、市町村の裁量が大きい事業よりも受給権が明確な個別給付がふさわしいと判断した。 全国手をつなぐ育成会連合会も、移動支援の個別給付化を主張。障害児入所施設と児童養護施設については、それぞれの入所児の属性が似通う実態を踏まえ、両者を統合するよう求めた。 障害児の通う放課後等デイサービスについては、小学生向けと中高生向けを区分することを提案。小学生は放課後児童クラブ(学童保育)の利用を原則とし、事業者が放課後デイと学童保育を併設できる仕組みを求めた。 厚労省は見直しの論点に市町村事業(地域生活支援事業)と障害児サービスを挙げており、今後の意見聴取でもこの2点が大きな論点になる可能性がある。同部会は法改正に向けて年内に報告書をまとめる。福祉新聞[YAHOO ニュース]何より支援の中身が充実してくれればいいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.21
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障害児死亡、遺族が検審申し立て 川崎の支援施設職員不起訴で 川崎市中原区の障害児支援施設「川崎市中央療育センター」で2016年、短期入所中の男児=当時(9)=が死亡した事故で、業務上過失致死容疑で書類送検された女性職員を不起訴とした横浜地検川崎支部の処分を不服として、遺族が検察審査会に審査を申し立てた。12日、関係者への取材で分かった。 事故は16年12月26日、重度の知的障害があった清水正和君に、職員が添い寝をしている時に発生。神奈川県警は19年11月、口や鼻をふさいだ状態にし、窒息死させた疑いがあるとして業務上過失致死容疑で職員を書類送検したが、地検支部が昨年6月に不起訴とした。KYODO[YAHOO ニュース]実際に何が起こり、何が原因なのか、立証できないと起訴も難しいのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.14
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神奈川県立の知的障害者施設 長時間身体拘束する虐待神奈川県は、中井町にある県立の知的障害者施設で、入所者の身体を拘束する虐待が2件あったと発表しました。 県によりますと、中井町にある「中井やまゆり園」で、ことし2月、男性と女性の入所者2人に対し、個室の鍵を外からかけて1日8時間以上閉じ込めた状態にしていたことが、それぞれ複数回あったということです。これについて園は、ほかの利用者や自身に危害を加えるおそれがあったとしていますが、長いときには1日に15時間ほど鍵をかけていて、県がこの情報を2人が以前住んでいた自治体に提供したところ、拘束している時間が一時的ではなく、虐待に当たると認定されたということです。 中井やまゆり園では、ことし2月に、長時間の身体拘束に該当する行為が22件ありましたが、虐待と認定されたのは今回の2件でした。 中井やまゆり園の菅野大史園長は「安全のためで、虐待という認識はなかったが甘かった。入所者の行動の原因を考えながら拘束以外の方法を検討していきたい」と話しています。 県は、施設での身体拘束をなくしていきたい考えで、今後も各自治体との連携を強めていくことにしています。首都圏 NEWS WEB[NHK NEWS WEB]長時間閉じ込めていながら何も感じないのもまた問題ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.12
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「地域生活支援拠点」整備に遅れ 障害者の居住、緊急時をサポート 孤立させない連携を グループホームやアパートなどで暮らす障害者を支えるため、24時間体制で相談支援や緊急時の受け入れなどを行う「地域生活支援拠点」の整備が進められている。ただ国が区切りとした2020年度末の段階で、整備済みの自治体は約6割にとどまる。障害者の重度化や高齢化も進む中、「親亡き後」を見据えた支援はどうあるべきか。 知的障害のある人が共同生活を送る千葉県柏市のグループホーム「風の木」(定員六人)。二〇一八年、四十代の男性が入居した。それまで自宅で世話をしてきた七十代の母親は「重度障害者を受け入れてくれるグループホームは少ないから、できた時に入らないと」と話したという。運営する社会福祉法人ぶるーむ理事長の野田幸子さん(58)は「将来的には、親亡き後を支えていくことになる」。 同法人は重症心身障害者のグループホームや短期入所、生活介護、児童発達支援なども手掛け、市の地域生活支援拠点の一角を担っている。地域の交流拠点として図書カフェも開設。野田さんは「身近に重い障害のある人が暮らしていると知ってほしい」と障害者支援の輪が広がることを期待する。 拠点は、障害者が施設や病院を出た後の居住支援のため、国が障害福祉計画の基本指針に盛り込んで整備を促してきた。求められる機能は(1)常時の相談支援(2)緊急時の受け入れ(3)自立に向けた一人暮らし体験の機会(4)障害者の高齢化・重度化に対応できる専門的人材の確保(5)地域の体制づくり−の五つだ。 だが、整備が進まない地域もある。国は二〇年度末までに「各市区町村や圏域で少なくとも一カ所」の目標を掲げていたが、厚生労働省が調べた昨年四月時点で「整備済み」の自治体は四百六十九。「二〇年度末までに整備予定」の六百三十七自治体を加えても全体の63・5%だった。みずほリサーチ&テクノロジーズ(東京)が昨年三月に公表した調査では、未整備の理由として、財源や専門職員の不足などで「緊急時の空床の確保ができない」「二十四時間体制の相談は難しい」といった声が上がった。 柏市は「夜間や休日でも相談に乗ってほしい」との当事者の声を受け、一四年から拠点整備に市有地を提供するなど本格的に取り組んだ。市内を四つの地域に分け、ぶるーむや、他の三つの社会福祉法人が運営する事業所をそれぞれ拠点に指定。二十四時間の相談支援や介助者の休養、体験利用もできる短期入所も整えた。 各拠点は発達障害・強度行動障害、知的障害、精神障害と得意分野が異なり、障害の特性でも相談先を選べるのが特徴。配置する精神保健福祉士など専門職の人件費や、空床確保の費用は運営法人への委託費に計上している。市障害福祉課長の小川正洋さん(59)は「周辺住民の理解を得ることにも力を注いだ」と話す。 愛知県半田市は一六年、市障がい者相談支援センターを中心に拠点を整備。市内の福祉事業所などが機能を分担し、緊急時の受け入れは特別養護老人ホームが担っている。担当者は「福祉と医療の連携が重要」と指摘する。 七年前から「親なきあと相談室」を主宰する東京都世田谷区の渡部伸(わたなべしん)さん(60)は親亡き後に必要なのはお金、住まい、支援してくれる人。行政には社会福祉法人など地元の社会資源と連携を取るリーダーシップを望みたい」と強調する。[東京新聞]何より国の支援体制作りが待たれますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.05.10
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障害者就労施設の職員として衛生管理手法HACCPの認証取得に尽力した 米山 健二さん 社会の多様性に尽力 ○…県農業技術センターの力を借りながら、1千頁を超える独自の衛生管理マニュアルを作成。知的障害のある20人の利用者が働く製造現場では、自作の衛生管理チェックテストを皆に実施した。誤答箇所は何度も何度も根気よく解説するなど苦節3年あまり。その先に待っていたのが、HACCP(ハサップ)の認証取得だ。障害者就労の現場が成し遂げた快挙に「うれしいですね」。大きな達成感は胸にしまい、静かに喜びを語る。 ○…秦野市に生まれた。幼いころから運動が大好きで小学生になると少年野球を始めた。「打つ」「投げる」より適性があったのが「走る」。市内のマラソン大会でも活躍し、気が付けば学年上位5人に入る「韋駄天」となり、これが胸中の自信を育んでいった。転機はある日の体育の時間。大好きな授業の開始を体育館で待っていると、知的障害のある児童が授業を受けに来た。 ○…「人間には障害の有無ではなく、個性の差があるだけ」。必要に応じて互いを支え合い、多様性を認める社会の在り方を次第に考えるようになり、秦野高校を卒業後は福祉の道を志した。専門学校で学んだ後、社会福祉法人進和学園(本部/平塚市万田)に就職。今は上吉沢の就労支援施設「しんわルネッサンス」でグループリーダーとして障害のある人たちと共に、ジュースやジャム作りに励む。 ○…多忙な毎日にあって、仕事帰りに立ち寄る渋沢の銭湯は密かな癒しの場。「すっきりするんです」とサウナ好きの一面も。HACCPの認証期間は1年。今後の抱負を尋ねると「これからも認証取得していけるよう、現場の衛生管理の質を向上していきます」と宣言した。これからも、より多様性のある社会にむけ尽力していく。[タウン ニュース]HACCPの認証期間は一年なんですね。今後も続けて認証取得できるよう、更に頑張って頂きたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.30
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障害者による死亡事件「両親に賠償責任なし」 最高裁、上告受理せず大分市内のマンションで2014年、知的障害のある住人の男性が管理人を突き飛ばして死亡させた事件(不起訴)を巡り、住人の両親が管理人の遺族への賠償責任を負うかどうかが争われた訴訟で、最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は遺族側の上告を受理しな・・・ ※この記事は、5月1日 大分合同新聞 25ページに掲載されています。 [大分合同新聞]このブログでも以前に掲載していたこの事件。既に7年も経過していたんですね。ご遺族の思いも複雑でしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.29
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障害者就労支援施設が映画制作に協力~映画「えんとつ町のプペル」の制作 かつて、障害者就労継続支援B型事業所、いわゆる「作業所」と呼ばれるそこは単純作業や軽作業といった低報酬の仕事を請け負っている所が多くありました。ところが、最近では、仕事のバリエーションを広げ、他とは違う障害特性や個性を考慮した「作業所」も表れてきました。東京都武蔵野市にある就労継続支援B型「カバーヌ」もまたそんな作業所のひとつです。元々、パソコンを使って、Amazonやヤフーオークションに、古本を出品する作業を行っていたのですが、それに加えて、アニメ映画制作の工程の一部を請け負うことを作業に加えました。武蔵野市への提案きっかけは、コンテンツ産業の振興を掲げている武蔵野市に案件が舞い込んできたことでした。 映画「えんとつ町のプペル」の制作スタジオ(Studio4℃)が障害者施設の制作参加を提案したのです。Studio4℃の田中社長は、「アニメ制作には、集中力は要るもののすぐにマスターできる作業があり、障害者も参加できると考えました。それで以前に市内の施設へ打診したのですが、立ち消えになったままになっていました」と話します。そこで、武蔵野市生活経済課産業振興係が、障害者福祉課と市内の障害者就労支援事業所に、制作スタジオ(Studio4℃)を紹介したことがきかっけとなりました。作業内容を各事業所が検討した結果、作業を請け負ってやってみようと手を挙げたのが、就労継続支援B型「カバーヌ」というわけです。パソコンとペンタブで細かな作業カバーヌが請け負った作業はアニメ制作の中の「仕上げ」の工程です。原画をスキャンしてデジタル化し余計な線や汚れを取り除き、マニュアルに従って着色し、完成したデータを専用サーバーへ送る一連の作業となります。ロボットの変形から口パクまでシーンごとの複雑さは様々で、慎重さと丁寧さを常に求められる作業です。パソコンで編集ソフトを立ち上げ、ペンタブレットを操作して行われる作業は、大変精巧で高度なものです。完成披露試写会にはカバーヌの面々も招待されました。担当したシーンやエンドクレジットに自分の名前をみつけて、今後も続く作業のモチベーションが上がっていったそうです。カバーヌは今後も、こうしたアニメ制作に関わるパソコン上での作業を続け、取り組みの拡充を図っていく計画を立てています。・・Studio4℃の田中社長とカバーヌの佐藤施設長の信頼関係も素晴らしいものでした。今、明石家さんまさんがプロデュースされている映画『漁港の肉子ちゃん』の制作に取り組まれていて、順調に作業が進んでいます。今から公開が待ち遠しいです。この素晴らしい取り組みがさらに広まっていくことを願っています。[障害者.com]思いもよらぬところに関わりができるものですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.26
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事件現場清掃人は見た 姉が亡くなって、一週間後に孤独死した60代男性の壮絶人生孤独死などで遺体が長時間放置された部屋は、目を覆いたくなるような悲惨な状態になる。それを原状回復させるのが、特殊清掃人と呼ばれる人たちだ。2002年からこの仕事に従事し、昨年『事件現場清掃人 死と生を看取る者』(飛鳥新社)を上梓した高江洲(たかえす)敦氏に、知的障害の姉を看取った後、孤独死した60代男性の話を聞いた。 これまで3000件以上の特殊清掃を行ってきた高江洲氏は、亡くなった方の遺産の行方についても知る機会が多い。とりわけ印象に残っているのが、今回ご紹介する孤独死した60代男性のケースだという。 「依頼人は、亡くなった男性が後見人として指定した弁護士でした」 現場は東京近郊にある、120坪の敷地に建つ大きな一軒家だった。知的障害の姉「1階の和室で、男性はこたつに座ったまま、組んだ腕におでこを乗せた状態で亡くなっていたそうです。死後1週間経って発見されたといいます」 庭には池もあり、男性にはそれなりの資産があるように見えたというが、 「部屋は広いものの、家具は古いものを大切に使っていたようでした。衣類も少なく、食糧や生活用品のストックもありませんので、質素な生活を送っていたようです」 遺体が発見された和室は、体液が畳に浸透し、床下にまで達していた。一通りの清掃を終え、遺品を整理した。 高江洲氏は依頼人の弁護士に、男性が亡くなるまでの経緯を聞いてみた。 「この家には、もともとご両親と姉と亡くなった男性の4人が暮らしていました。姉には重度の知的障害があり、コミュニケーション能力がなかったそうです」 両親が亡くなった後は、男性が姉を養ったという。 「男性は結婚もせず、会社勤めをしながら姉の面倒をみたそうです。仕事をしている間は姉を施設に預け、仕事が終わると引き取りに行く生活をしていたそうです。長い間、意思疎通のできない姉と、いったいどのような生活を送っていたのでしょうか。2人の暮らしを想像するだけで、胸が絞めつけられる思いでした」 姉弟には親戚があったが、ほとんど交流がなかったという。姉の死後1週間後に「男性は自らの人生を犠牲にして、姉と2人だけで暮らしたといいます。やがて姉は病気になり、入院先で亡くなったそうです。そして葬儀の1週間後、後を追うように彼は孤独死したと聞きました」 わずか1週間後に亡くなるとは、ドラマのような話である。 「姉の葬儀を見届けたことで、緊張の糸が切れてしまったのかもしれません。長年姉の面倒をみてきて、精神的にも肉体的にも、疲れ切っていたはずです」 弁護士を後見人に指定したのは、親戚とは付き合いがなかったからだ。 「弁護士には、遺産はすべて児童養護施設に寄付するよう、遺言書を託していました。もし遺書がなかったら、遺産は国庫に収納されていたでしょう。男性は、姉の面倒をみることで、我々の想像を絶するような過酷な人生を送ったと思われます。けれども、自分の遺産の行方を心配することなく亡くなられたことだけは、良かったと思います」 デイリー新潮取材班 [YAHOO ニュース]事件現場清掃人 死と生を看取る者 [ 高江洲 敦 ]親にとってみれば一番起きて欲しくない展開だったでしょうね。なんともやるせない事件でも、こういう家庭観環境の方、少なくはないのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.25
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障害者の介助、コロナで綱渡り「命を市場原理に委ねたツケが出た」現場の危機感新型コロナウイルスの問題で、エッセンシャルワークと呼ばれる、医療や流通、福祉など、人びとの命や生活を支える基本的な労働の重要性が再認識されている。 いっぽうで、そうした仕事は感染リスクが高かったり、長時間労働や低賃金などの問題を抱えていたりすることも多い。 たとえば、障害者を介助する現場では、もともとが人手不足のため、感染者が出ると現場が回らないという「綱渡り」状態の運営になっているという。感染対策をめぐり、介助する側と障害者の人間関係に摩擦が生じることもある。 あるヘルパーは「人間の命に関わることを市場原理に委ねたつけが、コロナ禍で浮き彫りになっている」と指摘する。 ●人手不足の業界 感染者が出ると大きな負担 コロナ禍で、障害者介助の現場はどうなっているのか。話を聞かせてくれたのは、大学講師をしながら介助事業を営む伊吹浩一さんだ。 経営するのは、東京都大田区と日野市を対象に、重度障害者の訪問介護をおこなう小規模な事業所で、障害者2人と介助者5名がいる。いずれも、ほぼ24時間の介助を必要とする障害者だ。 「なるべく現実を直視しないで、日々の活動に没頭する毎日です。障害者も介助者も感染したりしたら、もうどうしようもない現実しか待っていませんので。 行政もことの深刻さを熟知していて、様々に対応してくれるのですが、抜本的な解決策を提示できません。今はでき得る感染防止策をとるだけです」 と語る。 介助はどうしても密にならざるを得ない。いっぽうで、取れる対策は手洗いの励行やマスクの着用といった一般的なもの。コロナをうつしうつされてしまうのではないかという悩みがあるという。 「コロナが流行しはじめた当初の暗中模索という状態から比べれば、どう対応したらいいかにもめどがついてきた。 けれども、そもそも人数も足りず、綱渡り状態で運営している事業なので、介助者や利用者が感染したときの対応が難しい。双方で会議をしているけれども、やはり現実には相当大変な状況になるというところです」 利用者がコロナに感染した場合、防護服を着用しての介助になるが、その正しい着脱などについて、講習を受けたり、訓練ができているわけでもないという。 「他の事業所でも介助に携わっている人もいますが、そちらにコロナを感染させるわけには行かないので、そういった介助者はシフトから外さざるを得ません」 残った介助者で利用者を担当することにならざるを得ないので、必然的に相当な負担が介助者に強いられる。 ●置き去りにされる「相性・人間関係」 行政の対応はどうだろうか。 「厚生労働省も自治体も備品などの交付金は出していますし、実際に介助者がコロナに感染した場合は、代替のヘルパーを送る規定などを自治体は作っています」 とはいえ、その規定があれば全てが解決する、という問題でもない。 「ほかの事業所も余裕があるわけではありませんし、そもそも、介助者と利用者が人間として『合う、合わない』という大事な問題があります」 ひとくちに「障害者」と言っても、各人の性格や抱えている障害の性質は異なる。結局、一番大事なのは人間同士の関係なのだという。 ●介助者に求められる高い衛生意識 事業所の別の介助者はこうも語る。 「僕が知っている例で言うと、本人がすでに重症肺炎状態にある重度障害者などもいます。 普段から酸素吸入器をつけて生活していますので、たとえばECMO(体外式膜型人工肺)を使用することができない。本人がその負担に耐えられないのです。 日常生活がそうなので、コロナが重症化すれば、確実に命がなくなってしまいますし、本人も覚悟をせざるを得ない中で生活しています。以前から衛生面では病院生活のような緊張のなかで日常を送っていたのですが、コロナが蔓延している状況の中で、より衛生的に気をつけることが多くなっています。 介助者の中には、部屋に入るときに着替えるほか、履いているスリッパも消毒するというような、手術室に入るようなかたちで介助をする人もいます」 ●介助者が感染したら…実際に起きた事例 さらには、介助者がコロナに感染してしまった、ということもある。 「介助者の家族がコロナになり、濃厚接触者だからPCR検査を受けたら陰性だったということで、介助に入っていたところ、二度目の検査で陽性だったというケースがあります。 これにより、利用者自身が濃厚接触者として、日常のデイサービス、病院、処方などを制限されてしまった。 当然、事業所も責任を追及されましたが、利用者は自分が濃厚接触者であること、必要なサービスや医療が受けられないことなどのストレスが嵩じてパニック状態になり、呼吸も困難になるほどに体調が悪化してしまったのです」 ●介助者の安全か、障害者の自由か また、コロナへの恐怖があるなかで、介助する側とされる側の摩擦が生じることもある。 介助をする事業所からすれば感染させれば責任を追求されることもあり、障害者の自由をある程度制限してでも、感染リスクを下げたい。 一方で、事業所の役割とは、介助を通して障害者の自立を支えることだ。 結果として、感染予防と障害者の自己決定権、そのバランスをどう取るかという難しい問題が生じている。 「それぞれの人権感覚が試されています。介助者の負担軽減を優先するのか、事業所の経営を優先するのか、利用者の命または自由を優先するのかなどです」 ●コロナ禍があぶりだした「介護に市場原理」の問題 問われるのは、そもそも介助とはどういうものか、ということだ。伊吹さんは語る。 「障害者総合支援法のもとで障害者福祉が行われていますが、その基本的な考え方は、障害者の方が主体となって介助してもらうための事業所を探す、そして契約して介助を行うというものです。 より良い介護サービスを提供してくれる事業所が選ばれるだろう、それができない事業所は淘汰されるだろう、というような市場原理に基づいてシステムが作られています。だから、我々が提供しているのは介護サービスという『商品』なんです」 人間の命に関わることを市場原理に委ねることの問題点も、コロナ禍があぶりだしたのではないかとも言う。別の介助者は語る。 「実際、高齢者の介助では、コロナ禍でデイサービスができなくなってしまったということで、経営上の判断で撤退してしまうという事例も発生していますが、残された障害者や高齢者の命はどうなるのでしょうか」 改めて伊吹さんは語る。 「厚労省は市場原理に委ねればより良い介護が提供される、とするけれども、人の命を市場原理に委ねることができないということがコロナ禍のなかでわかってきたのではないでしょうか。公的に無条件に支えていく、という仕組みを作らないとどうにもならない。 命は市場原理では救えない、自助努力ではどうにもならない。公的に支えていかなければいけないんだということです」弁護士ドットコムニュース[YAHOO ニュース]コロナ禍で介護にも様々な難儀が生じていますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.14
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精神科に入院中の患者、感染者6割が転院できず…「精神不安定な人は安静保てない」などと拒否 全国の精神科病院に入院中に新型コロナウイルスに感染した患者のうち、6割が治療設備の整った別の病院に転院できなかったことが、日本精神科病院協会の調査でわかった。重い精神疾患の患者は重症化のリスクが高いとされており、同協会は自治体などに迅速に転院できる体制の整備を求めている。同協会は昨年3月~今年1月、会員病院1192病院を対象に調査を行い、524病院から回答を得た。入院患者や職員に感染者が出たと回答したのは2割に当たる114病院だった。 感染した入院患者1012人の転院状況を尋ねたところ、感染症指定医療機関などに転院できなかった患者は62%に当たる631人に上った。8割が軽症者だったが、重症者も1人含まれていた。転院を拒まれた事例では「受け入れ先の病床が逼迫(ひっぱく)している」「精神状態が不安定な人は、安静を保てない」などが理由だった。 精神科病院では、患者にマスク着用や距離の確保など感染防止策の徹底を求めることが難しく、消毒液も誤飲の恐れがあるため患者のそばに置くことができない。他の診療科がない病院では、内科や呼吸器専門の医師がいなかったり、酸素を投与する設備が十分に整っていなかったりすることも多い。 海外の研究では、精神疾患を持つ患者は新型コロナへの感染や死亡のリスクが高くなると指摘されている。厚生労働省は3月、重症化しやすいとされる基礎疾患の一つに、重い精神疾患や知的障害を加え、ワクチンの優先接種の対象にした。 同協会の山崎学会長は「転院先を探すのに時間がかかり、症状が悪化したとみられる事例もあった。行政などは精神疾患を持つコロナ患者も必要な医療を受けられる体制作りを検討すべきだ」としている。[読売新聞]どうしても少数派や弱い者にしわ寄せが出て仕舞うのも今の世の中の歪みですね。何事もわが身として考えて欲しいものです。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.10
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施設入居に「身元保証」の壁/浅川澄一氏「任意後見制」の活用で突破 身元保証に関わる注目すべき判決が1月下旬にあった。名古屋地裁岡崎支部が愛知県安城市のNPO法人に対し「身元保証契約と一体として結んだ死因贈与契約は無効。民法90条に規定する公序良俗に反する」と指弾した。 死因贈与契約で本人が死亡後に譲渡するはずだった620万円がNPO法人に渡らないことになり、NPO法人は控訴した。養護老人ホームに入居した身寄りのない本人が、身元保証契約をNPO法人と交わさざるを得なかったことが始まりだった。「おひとりさま」が増える中、身元保証問題に波紋を広げた。 実は、国は「入院入所に身元保証は不要」と以前から再三、都道府県に示している。2018年8月の通知では「介護保険施設が、身元保証人等がいないことのみを理由に入所を拒む不適切な取扱を行うことのないよう、適切に指導・監督を行うようお願いする」とある。だが、都道府県は「適切な指導・監督」を行っていない。 みずほ情報総研が2017年12月に実施した特養や老人保健施設、有料老人ホームなど2387施設への調査では、95・9%が「(身元保証人など)本人以外の署名を求めている」と回答。そのうち30・7%は、署名がないと「受け入れない」としている。東京都社会福祉協議会は「特養入所後に入院する時に、病院から身元引受人を必ず求められる。そのため身元引受人がいないと入所を断らざるを得ない」と明かす。 国の政策と現実とのギャップは大きく、判決にあるように市や社協は現場の思惑に引きずられ身元保証人の登場に手を貸している。ギャップを埋める事業者は全国に150以上あると言われる。なかには契約が不透明なところもあり、16年には日本ライフ協会(東京)が会員からの預託金の流用が発覚し破産した。 といって、行政や社会福祉の関連団体は保証人を引き受けない。無限責任を負うためだ。本人に代わって契約出来るのは家庭裁判所の指名を受けた成年後見人である。保証人になることは難しいものの、施設や病院側が保証人に近い役割を果たしてくれると判断するケースが多い。 「書類の保証人の欄に、保証人の文字を消して、後見人と書き直したうえでサインする」と答える関係者は少なくない。 ギャップを埋める苦肉の策だ。だが、法定後見人の制度は、認知症や知的障害などで判断力に欠ける人のために限定される。そうでない人には、「任意後見制度」を活用すれば対応できる。本人が判断能力があるうちに、あらかじめ任意後見人を選んでおき、判断力が衰えた時に後見活動をしてもらうのが任意後見制度制度。 任意後見契約と一緒に「見守り契約」と「任意代理契約」を結ぶと、施設側が実質的に保証人と同様の立場だと理解してくれるので入所できる。まず見守り契約に基づいて、任意後見人が自宅を訪問して面談、体調を把握し、生活相談にのる。要介護度が進んで施設に入所すると、任意代理契約により利用料の支払いなど財産管理や入退院の手続き、主治医の話を聞くなどで支援を続ける。そして、認知症と診断されれば、任意後見制度に切り替える。任意後見人には、家庭裁判所から後見監督人が指名され、活動内容の報告を受ける。 こうしてほかの契約と組み合わせながら任意後見制度を活用すれば、入院入所もスムーズに行うことができる。「おひとりさま」に必要な生活の知恵だ。とはいえ、任意後見制度はほとんど知られていない。2020年末日時点での全後見利用者は23万2287人で、そのうち任意後見はわずか2655人に過ぎない。浅川 澄一 氏ジャーナリスト 元日本経済新聞編集委員1971年、慶応義塾大学経済学部卒業後に、日本経済新聞社に入社。流通企業、サービス産業、ファッションビジネスなどを担当。1987年11月に「日経トレンディ」を創刊、初代編集長。1998年から編集委員。主な著書に「あなたが始めるケア付き住宅―新制度を活用したニュー介護ビジネス」(雲母書房)、「これこそ欲しい介護サービス」(日本経済新聞社)などがある。 [高齢者住宅新聞]本人が判断能力がある内に・・、がなかなか難しいのも事実ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.09
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知的障害ある子に「安心手帳」、PTA連合会が公開知的障害がある子どもなどを自然災害や犯罪から守ろうと、児童・生徒それぞれが携帯する「安心手帳」の公開が始まった。全国特別支援学校知的障害校PTA連合会によるもので、本人向けには地震などが起きた際にどのように行動するかを順にまとめてあり、周囲にいる人に対しては、どのような配慮が必要か記入して伝えられるようにしている。 同連合会は10年前の東日本大震災を経て、知的障害がある子どもを災害などから守る方策について検討し、啓発資料を発行するなどしてきた。 今回の「安心手帳」は印刷物として、PTA会員に配るほか、同連合会のホームページから自由にダウンロードできるようにしてある。折りたたんだ状態だと縦が15センチ、横が10センチほどの大きさ。透明なカバーをつけて児童・生徒が携帯することを想定している。 裏表紙には、「あなたの支援が必要です」という文言と共に赤色のヘルプマークを印刷してある。 子どもが行方不明になった事態に備えて、保護者向けに、衣服・持ち物に記名するなどの点検項目一覧を載せ、発見した人に向けて、配慮してほしいことがらを記してある。 同連合会では、知的障害がある子どもの保護者に限らず、多くの人に見てもらい、知的障害がある子どもへの理解を深めるきっかけにしてほしいとしている。[日本教育新聞]こちらから印刷できます。子どもに限らず、ヘルプカートを携帯する方全てが保持するようになるといいのでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.07
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精神障害者を自宅に閉じ込めた闇の歴史 ドキュメンタリー映画、神戸で公開「私宅監置」。聞き慣れない4文字は悲しい歴史を物語る。かつて精神障害者を自宅の敷地に建てた小屋などで家族が合法的に隔離していた時代があった。米軍占領下で本土より長く沖縄に残った闇の歴史に、映像ジャーナリストが光を当てたドキュメンタリー映画「夜明け前のうた-消された沖縄の障害者」が17日から神戸市兵庫区の神戸アートビレッジセンターで上映される。初の長編映画製作となった原義和監督に話を聞いた。 「きっかけは写真との出会い」から。私宅監置は国内では1950年に廃止された法律だが、沖縄では72年の本土復帰まで続き、東京から来た精神科医が記録写真を残した。レンズは小屋の格子の奥から鋭い眼光を向ける姿を捉え「射抜かれ、どんな人だったのか会いたくなった」。写真とわずかなメモを頼りに、声なき声をたどる旅を収めたドキュメンタリー映画に結実させた。これまでフリーのテレビディレクターとして数々の社会的な問題を扱い、受賞も重ねたが「実際に小屋を再現し、カメラワークも工夫。長年閉じ込められて、孤独と絶望の中で社会から置き去りにされてきた存在を感じられるよう、映画で表現した」。「医者や学者じゃないから、その人となりに触れたかった」。遺族を訪ね、地元の人に話を聞く。「そうか、この女性は歌をうたっていたのかって。小屋から外を見て、歌をね。そんな証言に出会うと感動して、まるで恋心を抱くように訪ねあるいた」という。 映像は一人一人の生きざまを慈しみ、実名を呼ぶ。「名前を隠せば、豊かな人間性を奪い、否定した歴史を上塗りすることになるでしょう。恥と葬ってはいけない。ここから向き合わなければ。今も形を変えて、隔離の考えは続いています。多くの人に見てほしい」 関西での上映日程は9日から京都シネマ、10日から大阪のシネ・ヌーヴォ、17日から30日まで神戸アートビレッジセンター(TEL078・512・5500)で[神戸新聞NEXT]実際に今でもどこかで隔離が起きているのも事実、歴史を遡って事実確認をし、改善してゆかないとですね。462万アクセス達成しております。いつもご訪問にコメント感謝です。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.03
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<視点>社会福祉士の実習現場で見たこの国の冷たさ 特別報道部・木原育子 新型コロナウイルスは、この国の福祉の脆弱性を見事に告発した。世の中が危機的な状況になるほど、こぼれ落ちる人間を生む。飛び込んだ福祉現場の「懐」で感じたのは、この国の冷たさだった。 ◆仕事を休み資格の実習へ 午前9時。始業した高齢者対応の地域包括支援センター(包括)の電話転送を解除すると、とたんに5台ほどの電話が鳴り始める。「隣から異臭がする」「介護認定を受けたい」。受話器の向こうからそんな問い合わせが聞こえてくる。電話は午後5時の終業まで途切れない。想像を上回る忙しさ。知っているつもりだったが、分かっていなかった。帰宅すると、テレビでは国会議員のはしご酒や官僚の接待が報じられていた。 私が包括にいたのは社会福祉士の資格を取るためだ。1987年に生まれた国家資格で、介護や児童養護施設、更生保護などあらゆる福祉の現場で相談業務に携わるソーシャルワークの専門職。1月から3月上旬にかけて仕事を休み、包括のほか特別養護老人ホーム、低所得者が暮らす無料低額宿泊所で実習を受けた。 フードバンクや炊き出し、就労支援。コロナ禍で、多くの人が力を貸そうと動いているが、必要な人に届かなければ意味がない。ソーシャルワーカーは利用者が抱く劣等感、孤立感をくみ取りながら、ニーズと社会資源を結びつけて解決に導く仕事とされる。 ただ、これらは教科書通りの答えでしかない。逆に言えば、社会福祉士という資格が生まれるほど、社会のつながりは貧しくなっている。社会課題を発掘し、解決につなげる。地域社会が引き受けていた仕事を、専門的に取り組む人が必要になっているのだ。 ◆受刑者たちとの文通 一方、根本的な課題は残ったままだ。ソーシャルワーカーは「助けて」と言えた人には対処できても、声を上げる力がない人や潜在的な問題にまで手が回りにくい。国の多くの福祉制度は申請主義。たどりつくことが困難な人への支援は想定されていない。 私はそういった人に取材で出会っている。出産直後に赤ちゃんの首を絞めた母親、窃盗を繰り返す軽度な知的障害がある男性。まさしく福祉につながれなかった人たちだ。 服役中の彼ら彼女らと文通している。弱々しく子どもっぽい文字に、犯罪に手を染める前に手を差し伸べられていたらと、いつも思う。記者としてできることは、他にないのか。そうもがきたくなったことが、社会福祉士の門をたたいた最大動機だった。 「仲間になってほしい」。実習先の先輩に言われた言葉は今も胸に響く。職域や立場を超えてさまざまな人が福祉に関わっていく。傍観しているだけでは、福祉における公的責任の後退を認めることになる。福祉を受け身にさせない、そんな連鎖を広げたい。 個人の問題は社会の問題につながる。「どうしたの?」。小さな声かけから福祉の一歩は始まっていくのだから。[東京新聞]いざ助けて欲しいと思った時に、必要な福祉を気軽に頼める社会作りが必要ですね。特に申請自体が難儀なので、身近に助けを求められる体制作りも大事ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.04.01
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知的障害者施設で争い、25歳男性が首踏まれ重体 14歳少年を逮捕 兵庫神戸市北区の知的障害者施設で入所者の男性(25)を殺害しようとしたとして、兵庫県警有馬署は7日、殺人未遂の疑いで、同じ施設に入所する男子生徒(14)を現行犯逮捕した。男性は意識不明の重体。 逮捕容疑は7日午前11時ごろ、施設内で男性の首を足で踏みつけるなどして殺害しようとした疑い。男子生徒は「首を両足で踏みながら『死ねや』と言った」などと話しているという。 同署によると、施設には約100人が入所しており、男性と男子生徒が争っているのを別の入所者が発見。職員が駆け付けると、床にあおむけで倒れた男性の首を、生徒がはだしで踏みつけていた。生徒は中度、男性は重度の知的障害があるといい、生徒の刑事責任能力の有無も含めて捜査する。 一方、施設は神戸新聞社の取材に「警察が捜査中のため対応できない」とした。神戸新聞NEXT[YAHOO ニュース]100人も入所者の居る施設。様々な障害や事情で偶然居合わせる場合もあるので、常に見守りが必要ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.31
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障害者施設 職員による虐待被害は730人余 過去2番目の多さ 令和元年度に障害者施設の職員から虐待を受けた障害者は、過去2番目に多い730人あまりで、このうち2人が死亡していたことが厚生労働省のまとめで分かりました。厚生労働省によりますと、去年3月末までの1年間に障害者施設の職員から虐待を受けた障害者は、全国で合わせて734人でした。前の年度を43人下回りましたが、平成24年度に統計を取り始めて以降、2番目に多くなっています。このうち知的障害がある30代と40代の男性が死亡したということです。虐待の内容は「身体的虐待」が53%、「心理的虐待」が40%、衰弱するほど食事を減らしたり、長時間放置したりする「放棄・放置」が7%などとなっていて、中には複数の虐待を受けた人もいたということです。また、家族などの「養護者」から虐待を受けた人が1664人で、家族などが虐待と認識していない事例も目立っています。このほか、職場の経営者や上司などから虐待を受けた人が、771人確認されたということです。厚生労働省は、「依然として多くの障害者が虐待を受けているのが現状だ。早期に対応できるよう『虐待かもしれない』と気になったら自治体に通報してほしい」としています。[NHK]本人が実際に訴えられないケースも含めればもっと件数も多いかもしれないですね。数字ばかり並べるのではなく、職員の質や人数の確保も含めて待遇についても配慮が必要ですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.29
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第55回NHK障害福祉賞で最優秀に選ばれた 小林 順子さん 母の笑顔が子の幸せに ○…障害のある人と支える人の体験記録に贈られる「NHK障害福祉賞」で、484編の中から最優秀に選ばれた。『有難う』と題した800字の作品に、最重度知的障害を伴う自閉症の21歳の長男の療育経験や成長が、数々の転機となる出来事と共に母・女性としての目線で語られる。「まさか賞を頂けるなんて。何より自分の気持ちをまとめて書けたことが嬉しかった」。応募後、これまで世話になった特別支援学校の先生に報告し、喜び合ったという。 ○…茅ケ崎市出身。小学生で始めた水泳やそろばんでは大会の選手になるほど活躍。培った明るい性格からか、仕事では様々なイベントのMCを10年以上続けてきた。結婚・出産後、異変を感じたのは息子が2歳を過ぎた頃。病院を巡り一年後に下った診断は「先天性の障害。一生しゃべれなない、一生オムツ」というもの。様々な療育を試し、長年かけてトイレでの排せつも出来るようになった。だが5年半前、自身が乳がんを患う。「闘病するうち幸せの基準がガラッと変わった。生きている事は当たり前ではなく有り難い事」。夫と母などの協力で闘病を乗り切り、息子は週5日生活介護事業所で就労するまでになった。 ○…抗がん剤の影響で女性としての自信を失っていた中、気晴らしに何か運動をと見つけたのがフラダンス。鏡の前で華やかな衣装とメイクでしなやかに踊る姿を「息子がすごくいい表情で見ていた。私が笑顔でいることは息子にとっても嬉しいことなんだ」。現在は障害者支援者のためのフラを教えている。 ○…5月に大正地区センターで学習会を開く。「自分自身を大事にすることで子育ても楽になるのでは。障害を持つ子のお母さんに何かヒントを伝えられたら」[タウンニュース]最優秀有難う(小林 順子、52歳、神奈川県在住、息子が重度知的障害をともなう自閉症、第2部門)息子が自閉症と診断され、療育に励む。教師の協力もあり、トイレでの排泄や自転車に乗ることができるようになる。初めてのお給料でお世話になった人へプレゼントを用意する息子の誇らしげな姿こそが自分への最高のプレゼントだと感謝する。素晴らしい人間力ですね。同姓同名の大学の教授も実に素敵な方でした。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.25
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障害者施設 感染防止策難しく/青森・大規模クラスター 関係者「人ごとでない」青森市の社会福祉法人「ゆきわり会」が運営する施設で発生した新型コロナウイルスの大規模感染は、県内の障害者施設では初のクラスター(感染者集団)となった。関係者は31日、障害の特性上、マスク着用を徹底できないなど、感染防止対策の難しさを指摘し、「人ごとではない」と危機感をあらわにした。 「入所者がマスクすることができない状況だったと聞いている。(感染防止対策は)厳しい状況だった」 31日の記者会見で、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師はこう説明した。 大規模クラスターが発生した障害者施設は、利用者の生活介護や共同生活援助を行っていた。青森市の小野寺晃彦市長も記者会見で、障害者施設について「どうしても(従業員が)密着してケアをしなければいけないのが特性。また、障害者の感染防御策は、マスクの着用一つ取っても困難な場合がある」と指摘。今後、利用者をどうケアしていくかが一番の懸念材料とした。 青森市の別の障害者施設の施設長は「ついに障害者施設でも発生したか」とショックを隠さない。「知的障害者は予測不可能な行動を取ることもあるので、感染防止が難しい。ゆきわり会のクラスターは人ごとではない」と語った。 大規模クラスターが発生した施設の近くに住む女性によると、ほぼ毎日、朝と夕方に施設利用者とみられる人たちが乗ったバスが、施設敷地内に数回出入りしていたという。女性は「まさか近所でクラスターが起こるなんてびっくり。自分も気をつけなければ」と話した。 青森市の50代男性は「先週から、施設から感染者が出たといううわさは聞いていた。法人側は、これほどの人数になる前に説明し、地域の不安を解消する必要があったのではないか」と語った。[東奥日報][YAHOO ニュース]予測できない事態に利用者への対応にも四苦八苦ですね。ある意味、経験してみて初めて理解を得られる部分もあるんでしょうね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.22
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里親が養育する子ども、4人に1人が「障害あり」 厚労省が来年度から専門家派遣 里親の家庭に預けられた子どもの4人に1人に発達障害など何らかの障害があることが、厚生労働省の調査で分かった。養育中に初めて障害が分かり、戸惑う里親も少なくない。里親が養育しやすい環境づくりに向け、厚労省は2021年度から、障害児施設などから専門家を里親宅に派遣し、支援するモデル事業を始める。3歳で引き受け「毎日が試行錯誤」 「この子の愛情の入れ物は大きなざるになっている。その網目をどうにか小さくするのが私に課せられた役割かな」。埼玉県朝霞(あさか)市の江川千佳子さん(62)は、里親として10年前から育てている中学1年生の女児への思いを語る。 女児は自閉症スペクトラムと軽い知的障害がある。特定の食材にこだわり、環境の変化に対応するのが苦手だ。3歳で引き受けた最初の頃は大人と風呂に入るのも嫌がり、パニックになり暴れたり、物を壊したりすることも続いた。江川さんは「毎日が試行錯誤」と言う。信頼関係を築くまで苦労を重ねて 江川さんは3人の息子を産み育てたが、「がんで早世した友人がなりたかった里親に私がなる」と研修を受け、里親に登録した。義父が園長だった幼稚園で、障害児も健常児も一緒に育てる統合教育をしていたのを見て、「障害のある里子も受け入れる」と児童相談所(児相)に伝えていたという。 6年前には知的障害のある当時8歳の女児も引き受け、昨年6月まで育てた。信頼関係を築くまでに苦労を重ねたが、「また違う子育てだと思うようにした。その子の成長が見られ、心がつながったときは本当にうれしい」とほほ笑む。半数以上が「育てていく中で判明」 厚労省によると、さまざまな事情で実親と暮らせない子どもは、全国に約4万5000人いる。その多くは児童養護施設や乳児院などに入所しているが、里親の家庭で育つ子どもも年々増えており、2018年2月現在では5382人。そのうち1340人に何らかの障害があった。 日本グループホーム学会(横浜市)が2009年、1016人の里親に聞いた調査では、障害児や発達に心配がある子を養育する里親の57.6%が「育てていく中で障害が分かった」と答えた。育て方などの相談先は、児相の職員が67.1%で最も多かった(複数回答)が、相談が「役に立った」という人は半分以下。「突き放された」「児相は里親に子どもを丸投げしている」との声も上がった。一人で抱え込まないための支援を 一方で、ほぼ6割の里親が「障害があっても、受託にためらいはなかった」と回答。ただ、「よほどのバックアップがない限り、障害児の養育は技術的、体力的、精神的に困難」との指摘もあった。 モデル事業は、障害児を養育する里親の不安や負担を減らすのが狙い。障害児施設の職員が里親宅に出向いて相談に乗り、関わり方など専門的な助言をするほか、地域社会との交流支援も想定している。江川さんは「里親は一人で悩みを抱え込んでしまうことがある。障害児のためのサービスや生活支援、病院の情報なども必要だ」と訴える。 里親の障害児養育に詳しい札幌市の社会福祉法人「麦の子会」総合施設長の北川聡子さん(60)は「里親の心身の安定が子どもの安定につながる」と指摘。里親が相談したいと思った時にすぐに対応できる態勢づくりや、子どもと肯定的に関わっていくペアレントトレーニングの推進を求めている。[東京すくすく]実親も我が子の育てにくさで育児放棄する人も居るのかもしれませんね。児童相談所もきちんと里親と向き合って頂きたいですね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.16
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「つらい気持ち押し殺した」葛藤抱えるきょうだいの子病気や障害のある兄弟や姉妹のいる中高生や大学生たちが語り合う場を、当事者たちがつくり始めている。兄弟・姉妹を支えながら自分の人生をどう生きるかという不安を、率直に話し合える場をつくりたいとの思いから始まった。兄弟のケアは 進路選択を前に悩む女子高校生 「家から遠くて下宿が必要な大学に行きたいけれど、私が兄弟のことを手伝えなくなったら大変だと思って、家族には言えなかった」 昨年11月、障害などのある兄弟や姉妹のいる「きょうだい」を支援する一般社団法人「ケアラーアクションネットワーク協会」が開いた「中高生のかたり場」で、参加した高校3年生の女子生徒が打ち明けた思いに、大阪府の大学3年生の清崎鈴乃さん(21)や協会のスタッフが耳を傾けた。 中高生のかたり場は同協会が不定期で開催し、この日は「大学生に聞いてみよう」というテーマで、知的障害のある弟(18)と暮らす清崎さんも参加した。 同協会の代表理事でダウン症のある兄がいる持田恭子さん(54)は、これまで自身のように大人になったきょうだいが経験や悩みを語り合う場を運営してきた。ただ、参加した人からは「大人になった後、どのように兄弟、姉妹にかかわるのかわからず、周りにも話せない学生時代が一番しんどかった」という声も聞いた。ケアラー自身の将来を考える時期こそ話し合える場が必要と、同協会は昨年から中高生のかたり場を始めた。 持田さんは、子どもや学生世代の「きょうだい児」について「親とともに兄弟、姉妹を支えなければという意識がどこかにある。たとえ親から『好きな道を選んで』と言われても、兄弟を意識して進路や仕事を選んだ方がいいのかと悩んでいる。率直に思いを話し、自身の人生を大切に考えてほしいです」と話す。 家族を介護する18歳未満のヤングケアラーの中にも、きょうだいはいる。埼玉県が昨年、県内の高校2年生を対象に行ったヤングケアラーの実態調査では、ヤングケアラーとされる約2千人のうち、ケアする相手が兄弟・姉妹と答えた人は22・5%で、祖父母・曽祖父母、母に次いで多かった。本音を話せる場がほしい 以前から協会の活動に参加する清崎さん自身も、数年前まできょうだい児としての思いを一人で抱えていた。清崎さんは母と弟、中学3年の妹の4人家族で、母は福祉の仕事をしながら子ども3人を育ててきた。母が仕事で遅い時は清崎さんが夕飯を作り、弟の入浴介助や話し相手、見守りをしてきた。「母や弟たちを支えようと、自分が弟のサポートや家事をするのは当然だと思っていました」。高校では希望していた女子サッカー部に入り、練習と学校の勉強、家のことで寝るのはいつも深夜だった。 弟は食事の時に箸を出したり、食べ終えた食器を下げたり、自分から手伝いをしてくれる。「誰かに言われなくても、誰かのために素直に行動できる。弟の姿に教えられることも多い」という。 弟に障害があることは、学校で友人にも話していた。ただ、大声を出したり、自傷行為をしたりするといった日常は話せなかった。「弟の障害について理解しつつ、つらいこともある。でも、私が話すことによって障害のある人のイメージが悪くなってしまったら嫌だと、自分の中で押し殺していました」 教員になりたいと思っていたが、悩んだ末、弟とかかわる中で特別支援教育に興味を持ったことから、特別支援学校教諭の資格がとれる学部を選んだ。 大学1年の時、初めて家族の介護者の会に参加した。「自分は病気や障害のある当事者ではないから、悩みを聞いてもらう必要はないと思っていたけれど、思いを話せる場があるのはいいなと思いました」。その一方、社会人以上の世代が中心だと高齢の家族の介護や仕事、結婚に関する悩みなどが中心で、自身と合わないと感じることもあった。 「きょうだい児の本音を同じ世代で話せる場がほしい」。清崎さんは2019年、「かるがも 学生きょうだい児の会」を立ち上げた。参加者は知り合いの関西の大学生、専門学校生などが中心だったが、コロナ禍でSNSを通じて発信を始めると、全国から当事者が参加するようになった。月に1回、オンラインでつどいを開いている。 清崎さんは「私は大変と感じることがあっても、弟がいてよかったと思うけれど、家族のことが苦手な人もいる。それぞれの思いを語れる場でありたい」と話す。 ケアラーアクションネットワークのつどいの情報は同協会のホームページ(https://canjpn.jimdofree.com/)、かるがもの活動情報はツイッター(https://twitter.com/karugamo_kyodai)にそれぞれアップされている。[朝日デジタル]兄弟児こそ、本当の意味で向き合う必要がありますね。☄にほんブログ村にほんブログ村
2021.03.13
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