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<各自の進捗状況>かなり個人差が出てきました。本日、授業内で社会の進捗状況を聞いてみましたが、最高で35個程度進めている子もいれば、少ない子は3個。社会だけで10倍以上の差です。これが「5科目分」「1年間」積み重なるのですから、埋められない差となって入試直前期に現れてくるでしょう。やる気のある子はドンドン進められるようにして良かったです。やる気のない子や部活が忙しい子に合わせる必要性は一切ないですから。先手必勝でいきましょう。<全然進めていない子達へ>さて、一方・・・。全然進められていない子達。「まだ3月だし、どうにかなるだろう・・・」と思っていますよね。1つだけ言っておきます。どうにもならないですよ。過去、塾に在籍していた卒塾生が周りにいれば聞いてみてください。本当にどうにもならないです。おどしではなく、どうにもなりません。直前期に私に頼ってきても、本当に無理ですから、今のうちに言っておきます。次の記事は以前書いたものです。内容は携帯電話に関するものですが、入試直前期に間に合わなくなる恐怖については同じことです。よく読んでおいてください。特に読んでいただきたいところを再掲しておきます。塾生同士で帰り道にメールアドレスを交換し、ずっとメールをしていた子達も数名いたようです。塾生同士でメールを回していた「全員が」「例外なく」夏までにやるべきノルマを終了できませんでした。でも、お互いに「私も課題終わってない」「私もやってない」「おれも」とメールを送り、励まし合う。しかし、これは励まし合いではなく、傷の舐め合いと言います。課題が終わってないのは自分だけではないという安心感を得ているだけです。そして、その安心感は入試が近づくにつれ、不安感に変化していきました(雨は夜更け過ぎに雪へと変わるように、安心感は入試直前に不安感に変わります)。もちろん、例外なく志望校を下げているか、不合格になっています。さぞ、後悔の念でいっぱいだったと思います。夏くらいに感じていた「まあ、入試まで時間もあるし、どうにかなるだろう」という根拠のない自信が、入試当日が迫るにつれ、「どうにもならない」ということにやっと気づき、焦り、不安、悲しみ、絶望の感情で中学生の心の中が満たされたことと思います。以上引用終わり繰り返します。本当にどうにもならないです。変な期待を掛けるのはいやなので、3月のうちに言っておきます。この春休みに進めておかないと、「普通の子」が自校作成校に合格するのはまず無理だと覚悟しておいてください。塾で言えることはここまでです。あとはご家庭で話し合ってください。皆さんの人生です。※なお、上記リンク先にあるブログですが、他の学年の方もお読みください。携帯(特にスマホ)は、子供に買い与えた瞬間、子供の学歴を2~3ランク、生涯賃金を1億円程度下げると考えてください。可愛いわが子にスマホを買い与えるなんて、本当に理解に苦しみます。けじめをつけられる子はごくごく少数です。<中3 数学総合テスト結果>◆合格者座席番号1,2,3,4,7,8,9◆イマイチ座席番号5,10,11,12,13,14,15,17◆問題外座席番号6,16合格者以外の10名は、各自(1)「何をやれば良いのか」を自分で考え、(2)「その内容」と「期限(自分で設定してください)」をメモに書いて提出し、(3)自分で設定した期限までにレポート提出。とにかく、今まで当塾は生徒を甘やかしすぎていました。全て私が段取りし、やる内容も指示し、無理矢理呼び出し、無理矢理再テストを行い、そして最低「豊多摩、井草、清瀬」に合格させる。これでは刑務所にいる受刑者と同じです。言葉は悪いですが、ペットと同じです。そこに能動性も創造性も何もない。みなさんも楽しくないでしょう。それに、豊多摩、清瀬、井草高校からだと、いわゆる「一流企業へ就職できる大学」へ進学する可能性がグンと減ってしまうのです。できれば、みなさんには自校作成校か武蔵野北、小金井北、調布北に行ってもらいたい。そこで変革中です。これは、「このまま行けば都立中堅校で終わりそうな子達」を、どうにか自校作成レベルか難関私立レベルにまで引き上げるための方策です。ただし、失敗に終われば、中間層の子達は都立中堅校以下になる危険性も秘めています。その危険性を十分頭に入れ、各自の努力を望みます。もう一度言いますが、皆さんの人生です。※保護者の方へ携帯電話に関する塾の考えです。お読みになってください。
2014年03月28日
<伝達事項>本日より新年度授業がスタートしました。冒頭、姉歯氏のカツラ疑惑の話を行い、その後、例年通り「分配法則」は飛ばして「乗法公式」へ。理由はさまざまですが、これが一番です。本日出した宿題は、英語・数学ともに「宿題ノート1」にやってください。来週(火)に回収します。<スピード不足>◆初日を終了し、課題がいくつか見つかりました。電子黒板を使いこなせていない塾長が一番の課題ですが(←)、みなさんに関して言えば「スピード不足」が最大の問題です。卒塾した昨年の中3クラスに比べスピードが圧倒的に不足しています。スピードが足りないと2つの問題が生じます。★(問題点1)本番で試験時間内に入りきらない。これは説明不要でしょう。スピードのない子は試験時間内で問題を解き終えることが出来ません。入試において、「時間があれば出来た」は、「出来なかった」と同じ意味です。★(問題点2)入試までに全カリキュラムを消化できない。みなさんが都立高校を受験する場合、入試日は平成27年2月23日となります。この日は動きません。皆さんの中に、めちゃくちゃ権力のある金 正●みたいな人がいて、歌とか銅像とかある人なら、もしかしたら東京都教育委員会に圧力をかけることも可能でしょうが、今日見た限り、みなさん普通の中学生でした。したがって、入試日は変わりません。変わるべきは皆さん自身となります。※ちなみに私は、金正●の歌を歌えます。「カラオケで歌ったら絶対ウケるやろーな!」と考え、10年前くらいにマスターしたのですが、残念ながら、どのカラオケボックスに行っても「金●日の歌が入ってない」という残念な結果に終わっています。確かに「各自のペースで進めたい」という気持ちもあるでしょう。本来勉強や研究とはそういうものかもしれません。これだけ個別指導塾が流行り、「一人一人のペースで」という言葉が慣用化している現状を見る限り、多くの生徒・保護者が「自分のペースでやりたい」という要望を持っているということは確実だと思います。しかし、そうした自分のペースで進める勉強というのは単なる「趣味の世界」です。趣味というのは、社会的に役立つとは言えません。そこで、勉強を「役に立つもの」に変えるためには、どうしても「スピード」という付加価値を与えなければならないのです。◆民主党政権時代、蓮舫議員が「二位じゃダメなんですか」という発言をしました。これはスパコン(スーパーコンピュータ)に対する発言なのですが、やはり二位じゃダメなんですね。多くの科学技術と同様、コンピューターというものは軍事上の必要性から生まれました。アメリカ陸軍の要請を受けたペンシルバニア大学の研究陣が、弾道の命中率を高める目的で開発したのが1946年完成のエニアックです。この軍事上不可欠なコンピューター。果たしてみなさんは「世界第2位の性能」のコンピューターを国家として採用するでしょうか。どうせなら世界第1位のものを採用したいですよね。コンピューターに限らないのですが、科学技術において2番はダメなのです。何より、「1番でない国」は、「1番の国」から「1番の商品」を買うために何十億ものお金を払わねばなりません。逆に、「1番の国」には世界中からお金が集まります。経済的にも1番と2番とでは雲泥の差です。このように、科学技術の分野においては、各国が1番を目指して日夜研究に励んでいます。その際、不可欠なのが「スピード」なのです。◆入試においても同様で、スピードは大変重要。各自のペースで勉強していると高校受験に間に合いません。「全ての単元をマスターしたら、すでに18歳になっていた」では、高校に不合格になってしまうのです。本日の授業では、一番速い子と一番遅い子との間に3倍近くもの開きがありました。たった2時間半でこれだけの差がつくのです。これが1年間積み重なったらどうなるか想像してみてください。問題集にすれば数冊分の差になり、当然受験する高校の差にも繋がります。その結果は3年後の大学受験にも影響し、さらにその後の就職先にも影響します。そして、それが将来の所得格差にまで繋がるのです。「何を大げさな・・・」と思うかもしれませんが、決してありえない話ではありません。中3の最初の単元である乗法公式。これを「たかが計算」と考えるか「されど計算」と考えるかは皆さん次第ですが、私は少々危機感を覚えています。今のスピードでは、みなさんは自校作成に届かない可能性があります。したがって、授業内でノルマが終わらなかった子は、宿題ノートに授業の続きをやっておくようにしてください。(SくんとMくん以外全員です)◆スピードに関連して、もう1つ。スピードがないと、大学受験ではもっと痛い目に遭います。そして、それは確実に就職活動に影響します。本日の授業でも話しましたが、大手企業への就職を考えるなら、一橋か東大に行った方がいい。最低でも慶応か早稲田でしょう。そして、東大、一橋、東工大、早稲田、慶応あたりを目指す場合、要求される勉強量は半端ではありません。みなさんが想像している以上の量を消化しなければならないのです。しかし、スピードのない人は、その膨大な量を高校3年間で消化しきれないのです。結果、浪人する人も出てきます。私の友人でも、最長「8浪」がいました。4浪も結構いましたし、2浪、3浪はザラでした。私の時代は、「現役偶然、一浪当然、二浪平然、三浪憮然、四浪唖然」と言われた時代です。浪人するのが当たり前でした。しかし、みなさんの時代は違います。現在は、「全国の高3人口」よりも「全国の大学定員」の方が多い時代です。こうした時代において、2浪以上は就職で厳しくなります。なぜでしょうか。よく考えれば当然です。たとえば、現役で合格する子なら3年間で学習し終わる量を、2浪している子は5年間かけてやっと勉強し終えていることになるからです。どう考えても、前者の子の方が能力的に上ですよね。つまり、2浪、3浪している人は、企業側から「能力面で重大な欠陥あり」とみなされる可能性があるのです。仮に東大を出ていたとしても、です。2浪、3浪している人って仕事遅そうですしね(私のように・・・)←反面教師にしてください。これも結局は「スピードの問題」なのです。みなさんの高校受験の締切は平成27年2月。大学受験は平成30年の2月。この締切日は決まっています。動きません。だから、動くのは皆さんの方です。とにかく、スピードを上げてください。そのためには、反復しかないのです。本日の宿題は最低限です。できれば、もう1セットくらいは増やしてください。※明後日の土曜日は「社会の勉強法」について大切な話をします。1名以外全員出席です。部活を休んで来てくれる子も多数です。今年1年は塾優先にした方がいいでしょう。この春の入試で、残念ながら不合格になってしまった子達も、実は土曜日の欠席が一番多かった子達なのです。部活が忙しすぎました。そして、1学期の遅れが、じわじわと入試直前に響いてきたのです。部活と高校受験、どちらが大切か、おうちでよく相談してください。※なお、水曜日の補習に出る場合は、時間の関係上、社会の勉強法の話は省きます。
2014年03月06日
日付変わって、土曜日・・・昨日は合格発表でした。 さて、昨日、早速都立高校の解き直しをした子がいます。既に終わった入試問題の解き直しです。そういうことです。 これについては、後日詳細を書きたいと思います。合否に浮かれていてはいけません。「通過点」という言い方は、高校に対して失礼ですし、私自身は好きな言葉ではありませんが、学歴という観点で見れば、大学受験の方が数倍大切であることは事実でしょう。 合格したと言っても、全員満点で合格したわけではありません。出来ていない問題を復習し、その上で英語の予習に入ってください。英語のテキストについては、昨年のブログを参照してください。既に購入し始めている子も4名います。さあ、また元気よくスタートを切ってください。 ※お問い合わせの方へ中1クラスも、昨日満席に達しました。教室の片付けを行うと、実はあと1席分は空いているのですが、とりあえずはこれでスタートします。※新中1~中3へ今年の中3クラスは中2段階では勉強が苦手な子も大勢いました。ただ、スピードがあり、反復回数の多いクラスでした。みなさんも各自の目標に向かって頑張ってください。※何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
2014年02月28日
受験者全員正解になったそうです。おそらく、ボーダーライン上の受験生で入れ替わりがあります。「合格だったはずの子が落ち、不合格だったはずの子が合格」ということもあるでしょう。発表は明日です。作問委員会のミスです。しっかりしてほしいものです。 作問委員会の方は頭の良い専門家の方ばかりだから問題なのです。だから、題意不明瞭であることに気づかない。理科の作問委員会に、一人だけ理科の素人である他教科の先生を混ぜ、題意不明瞭の部分があるのかないのか判断させるなどの対応が必要でしょう。素人から出てくる意外な一言も重要です。なぜなら、受験生は皆素人なのですから。
2014年02月27日
<自己採点の意味>私は皆さんの「自己採点という宿題」を最後に課しました。全員が提出してくれました。素晴らしいです。自己採点をお願いした理由の1つには、もちろん私自身の事情もあります。みなさんの自己採点結果が、この小さな塾においては、今後の進路指導の際の重要な財産になるからです。しかし、自己採点にはもっと重要な意味があります。それは自分自身へのけじめです。昨年、みなさんのために特別授業をしてくださった細川先生も同様のことをおっしゃっています。自己採点とは「けじめ」なのです。「けりをつける」という言葉があります。和歌や俳句などで、最後に「けり」を付けて終えることが多いことから生まれた言葉です。主に失敗に終わった時に使う言葉です。自己採点とは、まさしく「けり」をつける受験生最後の任務です。1年間入試当日のために頑張ってきた。歯を食いしばって先生の暴言にも耐えてきた。やりたいことも一生懸命我慢してきた。他塾の子に「何でそんなに勉強するの?」と不思議がられてきた。それでも頑張ってきた。それもこれも、全て入試当日のためです。その入試当日、自分自身が出した結果を自らの目できちんと確かめなければ先に進むことはできません。悪かった子も良かった子も、自分が出した結果をきちんと見つめる。それが今後の大学受験、就職、人生に結びつきます。私が見たかったのは、皆さんの得点や○×の結果ではありません。皆さんが自己採点という最も辛い作業に向き合う「姿勢」を見たかったのです。私は高校受験は結果が全てではないと常々言ってきました。高校受験とは「落ちたら負け、受かったら勝利」という単純な発想では語れない世界なのです。自分が1年間やってきた集大成を自らの目で確かめ、心に刻み、今後の糧にする。それが高校受験の最大の目標であり、自己採点の意義です。自己採点から目を背けていては先に進めないのです。自己採点を行わずに入試を終えるということは、フィギュアスケートでいえば、演技終了後、点数から目を背けるようなものです。「点数はどうでもいいから、金メダルかどうかだけ教えてくれ」なんて言う選手はいません。みな、自分が演技した点数を見つめ、その結果を踏まえ、次の日や次の大会に向け再スタートを切るのです。先ほど本田宗一郎氏の言葉を書きました。たいてい、努力は報われない。たいてい、正義は勝てやしない。たいてい、夢は叶わない。そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。けれど、それがどうした?スタートはそこからだ。自己採点なしに、昨日までの自分を超えることは出来ません。自己採点がスタートなのです。 <最後まで誇りを持ってやりきること>あともう1つ、みなさんには重大な任務が残されています。金曜日に自分自身の目で合否を確かめてくることです。残念ながら、既に不合格と思われる子もいます。しかし、それを自分自身の目で確かめ、そして生涯忘れないでください。その瞬間からスタートです。最後までやりきることの重要性は、最後の授業で話しました。入試当日、5科目中2科目程度は失敗する可能性は十分にある。そして、その2科目の失敗が、1時間目と2時間目に来てしまうことも確率的には十分にある。いや、むしろ最も失敗しやすい国語と数学という科目が1,2時間目に設定されているので、最初の2時間で失敗する可能性は大である。でも、気持ちを切り替えて最後まで努力してこい。仮にだが、1時間目から4時間目まで全て失敗してしまうことだってある。そしたら、ハッキリ言って受験は終わりだ。5時間目を待たずして、すでに4時間目の段階であなたは不合格になっている。でも、それでも最後まで頑張れ。5時間目に自分自身の瞬間最大風力を出してこい。負けると分かっている試合でも、それでも構わない。最後の最後までやりきって来い。20年後、30年後、あとから高校受験を振り返ったとき、きっと皆さんが思い出すのは、その最後の瞬間だ。不合格だと分かりきっているにもかかわらず、それでも必死で頑張っていた5時間目の時間を思い起こすはずだ。最後の瞬間を人は思い出す。これは部活でも同じ。大人になると、引退試合の最後の瞬間を思い出すことが多い。だから、入試でも最後まで諦めずに全力疾走してこい。それが後々君たちの財産になる。そんな話を最後にしました。かならず最後までやりきること。それが大切です。そして、不合格になった子は自分の番号が書かれていない掲示板を見たその瞬間からスタートを切ってください。深呼吸をし、胸を張り、努力したことを誇りに思い、校門を後にしてください。まだ何も終わっていません。始まったばかりです。みなさんの人生はまだまだこれからです。今後の人生の幸せを心から祈っています。では、お元気で。
2014年02月26日
<入試終了>受験お疲れ様でした。なかなか厳しい倍率の中、精神的にも肉体的にもさぞ疲れたことでしょう。例年、うちの塾生は1月の模試で「80%合格ライン(安全圏)」を達成してから入試に臨んできました。私自身も、1月の模試で「安全圏」まで到達させることを目標の1つとして1年間を組み立てています。なぜなら、1月の模試で「安全圏」を達成した子に対しては、最後に「ある言葉」を投げかけることが可能となるからです。すなわち、「いつも通りの力を出せば大丈夫だよ」と。ところが、今年の皆さんにはその言葉をかけることが出来ませんでした。みなさんの実力と志望校との距離を想像してみた結果、「いつも通りの力が出た場合は間違いなく不合格…」という子が残念ながら半数程度占めていたからです。そんな皆さんにとり、今回の入試は「いつも以上」の力を出さねばならない非常に過酷な戦いだったと言えます。「いつも通りの力を出せば大丈夫」・・・スポーツの世界においても受験においても、師匠が弟子に投げかける言葉の中で、これほどまでに安心感を与える言葉はありません。しかし、今年の塾生の実力、模試の結果、塾で行った過去問演習の結果、そして今までの勉強量を含めたトータルの仕上がり具合。こうした諸々の事情を考慮すると、厳しい戦いになることは明らかでした。あるいは、嘘をつくことも可能だったのかもしれません。最後の授業の、最後のシーンで、「いつも通りの力を出せば大丈夫」と俗耳に入りやすいような言葉を投げかけることは、今振り返ってみれば簡単なことだったような気もしています。しかし、私はその言葉を寸前で飲み込みました。嘘を言って励ましても仕方がない。頭の良い子達だ。どうせ嘘は伝わる。だから事実は事実として伝えよう。そして、最後に出た言葉が「いつも通りの力を出すと、残念ながら不合格になる子がいます」という言葉でした。受験生を送り出す塾長の言葉としては、最悪のものだったでしょう(笑)。しかし、私らしいと言えば私らしいとも言えます。いや、ここで白状すると、実は3名にのみ「いつも通りの力を出せば大丈夫だよ」と声を掛けたのです。最後の授業の帰り際、3名の生徒にだけは「普段通りやれば大丈夫だよ」と声かけをして送り出しました。逆に言えば、「私はそんな言葉をかけられなかった」という子は、残念ながら「いつも以上」の力を出す必要があったということです。もちろん、例年厳しい戦いを強いられる塾生はいます。しかし、今年の塾生に関して言えば、昨年までの塾生とは同日の談ではなく、120%、中には130%位の力を出さねば受からないという子がいたというのが実際のところです。さて、多くの塾生がそうした厳しい状態で臨んだ今回の入試。そういう意味では、今年は「落ちる覚悟」について書かなければなりません。皆さん自身にも観念の臍を固める必要性を感じてもらいたい。そんな風に思い、今こうしてパソコンの前に向かっている次第です。思えば、今年の中3クラスはひどい状態からのスタートでした。授業中に勝手に立ち上がってしまう、手遊びが止まらない、話を聞くことが出来ない、どこをやっているのか分からなくなる、無断遅刻はする、自習室でアイコンタクトをする、帰り道に騒いだり寄り道したりしてしまう、自分の家の住所が言えない・・・など、枚挙にいとまがないとは、まさにこのこと。このブログにおいても、中2時代からかなりの数の説教を書いてきました。そんな例の1つがこれです。実はこうした状態が完全に治ったかと言えば、口が裂けても「改善しました」とは言えないのが今年の中3クラスの残念なところです。・入試直前に無断遅刻をし、強制帰宅を命じられた子がいました。・せっかく私が添削した英作文や作文を全て廃棄していた子もいました。「最後に見直しておくように」と指示したら、「全て捨ててしまったのでありません」という驚くべき言葉が返ってきたのです。・最低限覚えておくべき英作文プリントを覚えずに受験に行った子もいました。本番では私が配付したプリントと同じテーマが出題されたのですが、その子は思い出すことができず、確実に得点できたはずの12点を落としてしまいました。こうした入試直前期の状態をみても、最後の模試で安全圏にまで達することが出来なかったのは、皆さんの普段の行動が然らしめているものであり、然り而して入試当日の信じられないような失点にも結びついてしまったというわけです。しかし一方で、「よくここまで頑張った」という気持ちが心の奥底にあることも事実です。繰り返しになりますが、行動面でも成績面でも本当にひどい状態からのスタートであったにもかかわらず、今年の中3クラスは2名をのぞき全員が偏差値65以上を達成しました。また、その2名も偏差値60は超えました。偏差値40台からスタートし、69や67まで上げた子もいますし、50台から70台にまで上げた子もいます。そういう点では「私の想像以上」に伸びてきたクラスだと思っています。少々「想定外」のクラスだったということです(※)。※そういう意味では、最後の1週間、想定外の伸びをしている子もいるかもしれません。そう振り返ってみると、「よく頑張った」「よくここまで耐えた」という気持ちもあります。実際、塾創設以来、中3の1年間で誰一人欠けることがなかったクラスは皆さんが初めてです。あれだけ怒り、厳しい説教をし、過酷なノルマを課したにもかかわらず、一人も退塾せずに付いてきたことは立派だと思います。<落ちる覚悟>閑話休題さて、「落ちる覚悟」について書くと言っておきながら、だいぶん話が逸れてしまいました。皆さんの中には残念ながら不合格になる子も出てきます。入試当日に行った自己採点の結果、合格点に達していないと思われる子が残念ながらいるからです。しかし、倍率が2倍近くに達している高校が多い以上、これは一面では仕方のないこととも言えます。勝つ人の裏には必ず負ける人がいます。これはスポーツでも受験でもビジネスでも同様です。勝者というのは、敗者がいてこそ成り立つものだからです。特に倍率2倍以上の高校では、受験生の半分は落ちます。受験生全体の中で「平均」にいると不合格になるということです。都立入試というのは、中学校での三者面談、模試の偏差値などの結果から入念に出願校を決定します。その結果、入試当日、試験会場には「ほぼ同じような実力、同じような内申、同じような偏差値」の子が集まります。その同じ実力を持った集団内で平均付近にいると不合格になるというのですから、考えてみるとなかなか厳しい入試です。そうした高倍率の中、そもそも「安全圏」や「合格圏」に達していない高校を受験した子もいるのですから、ある程度厳しい結果は「覚悟」しなければなりません。ところで「覚悟」とは何か。それは、「想定される最悪の状態」、「今後起こりうる事の中で最も悲劇的なこと」、こうしたことを受け入れる「心の準備」をしておくことです。合格発表時に起こりうる最悪の悲劇。それを全て想像してください。2/28だ。9時になった。いよいよ発表の瞬間である。掲示板を見る。自分の番号が近づいてくる。ふと、自分の番号より大きい番号が目に入る。おかしい。もう一度視線を戻す。何度も掲示板を確認する。しかし、自分の番号が飛ばされている。自分の番号がるはずの場所に何も書かれていない。自分の番号が書いてあるはずの場所にある数センチの空白。その1点を数秒間じっと見つめる…何秒程度経ったのだろうか。ふと周りを見ると泣いている子がいる。一体なぜ泣いているのだろう?受かって泣いているのか、落ちて泣いているのか…。いや、今はそんなことはどうでも良い。僕(私)は落ちたのだ。さて、報告をしなければ…家ではなんと言われるだろうか。普段ガミガミうるさかった親が急に優しく励ましてくれるのだろうか。それとも、私立高校の授業料について、深刻な家族会議でも開かれるのだろうか。塾の先生には何て伝えよう。いや、そんなことより、学校だ。みんな合格して自分だけ落ちていたらどうしよう。これから卒業式までどうやって過ごそう…とにかく、早くこの場から離れたい。早く電車に乗って帰ろう。よくよく考えてみれば、この高校に来るのはこれが最後になってしまった。まさか、合格発表・・・いや、不合格発表の日が、この高校に来る最後の日になるとは…いかがでしょう。受験に落ちるということはこういうことなのです。厳しいですが、こうしたことを含め全て受け入れる準備を心の中にしておくこと。それが覚悟というものです。しかし、そんなことで負けてはいけません。繰り返しますが、勝者がいるということは必ずそこに敗者もいるのです。高校野球だって、甲子園の優勝チーム以外は全て敗者です。「敗者の側に入る」ということは珍しいことでも不思議なことでもありません。合格可能性とかそういう複雑なことは置いておき、自分自身が敗者の側に入る確率は常に2分の1なのです。イチローも香川も浅田真央も敗者の経験があるはずです。ビルゲイツやスティーブジョブズにだって負けた経験はあるはずです。ここで有名なCMを見てください(音声が出ますので、会社でご覧になっている方はご注意ください)。頑張っていれば、いつか報われる。 持ち続ければ、夢は叶う。そんなのは幻想だ。たいてい、努力は報われない。たいてい、正義は勝てやしない。たいてい、夢は叶わない。そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ。けれど、それがどうした?スタートはそこからだ。新しいことをやれば、必ずしくじる。 腹が立つ。だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。さぁ、昨日までの自分を超えろ。 昨日までのHondaを超えろ。受験においても、こうした考えがとても重要だと思います。
2014年02月26日
木曜日は雪が降らない可能性が高まってきましたが、万が一のことも考え、本日最後の指示(心構え、最終盤にやること、出題予想)を伝えます。※もちろん、自宅で勉強したい子は、自宅でも構いません。各自、ご判断ください。ここまで来て、あたふたすることもありません。今までやってきた子は合格する可能性が高いですし、そうでない子は不合格になる可能性の方が高いです。ただし、入試の怖いところは当日とんでもないことが起こる場合があることです。最後まで諦めず、入試1分前まで勉強しましょう。
2014年02月18日
◆本日は「○○○○○○○○所(←ほぼ伏せ字)についての注意点」と「軽犯罪法とオフサイドの選択を迫られたらどうするか」について講義した後、最後に覚えておきたい数学の解法を整理しました。(←これがメイン)本日扱った問題は、ほとんどの子にとって「捨て問題」とされるものです。しかし、見方を工夫すれば、どれも一瞬で解決できます。これが数学の威力です。もうやり残したことも教え残したこともほとんどありません。みなさん以上に武器を持っている受験生はほとんどいないはずですから、自信を持って今までやったことの復習を行うことで最後の仕上げとしてください。あとは各自ミーティング通りに進めていきましょう。◆志望校についてまだ塾生の半分近くが志望校を決めていません。うちの塾の特徴でもあるのですが、ギリギリまで志望校を落とさせず、どうしても得点が上がってこない場合のみ、各自の事情を考慮し、挑戦するのか、あるいは玉砕受験するのか、あるいは合格圏まで下げるのか、あるいは安全圏まで下げるのか決めます。いよいよ今週都立の出願ですが、それでもまだ決まりません。多くの子が差し替えの可能性を残しています。学校の先生方には大変ご迷惑とお手数をおかけしてしまうのですが、大切な進路なのでギリギリまで粘り、1つでも偏差値の高い高校を目指しています。 ◆私信:武蔵合格Oさん届きました。ありがとうございました。
2014年02月04日
今回は、新宿高校の村上陽一郎の文章を使い、科学論、責任論、ダブルスタンダードについて最終確認を行いました。本来であれば推薦入試前に扱う予定でしたが、「今年度の都立推薦入試で、塾生が受験する都立高校においては、科学論は出題されない」という予測の結果、本日に回した次第です。STAP細胞における小保方晴子氏を初めとするグループの対応がまさにダブルスタンダードの典型であったこと、また、ワンピースや学生時代の友人の例などを挙げて、解説を行いました。村上氏は日比谷高校出身です。今年度のグループAを受験する生徒はとりわけ数回読み込んでおきましょう。今年度グループAでは哲学は出題されない可能性が大です。また、共通問題においても今年度は空間論は出題されないはずです。 そうして消去していくと、科学論は久しぶりにどこかで出題される可能性もないとは言えません。
2014年02月02日
本年もよろしくお願い申し上げます。<中3生へ>私は授業中、皆さんに話していた自分のノルマを今終えました。明日も明後日もノルマをこなします。みなさんも頑張ってください。
2013年12月31日
◆まだまだ、やるべきことをやっていない子が数名。前日課題として出しておいた国分寺高校の分析と作文をやってきていない生徒がいました。やはり偏差値の上がらない生徒は、例外なくやるべきことをやっていないですね。入試とは、かくも単純な世界なのかと今更ながら実感します。これだけ言われてやらない子が大勢いるのですから(おそらく他塾さんの子も含め、中学生とはこんなものなのでしょう)逆に言えば、やっている子の合格可能性はかなり上がるのでしょう。 ◆長考の結果、本日の中3クラスは国語特訓&ミーティング。各自、ピンクのリストを持ってくるように。
2013年12月28日
<改善求む> 今年の中3クラス。やはりなかなか手強く、塾史上最も「素直でない子」が集まっています。※「素直でない」というのは、勉強面です。伸びる子というのは、月並みですが素直です。 とにかく、指示通りにやらない子が多く、私が言った勉強法、取り組み方など見事なまでにスルー。自己流に勝手に変えて、低い点数を取っています。 本日も過去問のやり方と英語の取り組み方について再度時間をとって説明。昨年から通算で、10時間前後は話している内容を再び説明しました。このままだと多くの子が落ちる可能性ありです。 なぜ言ったとおりにやらない?なぜ指示された通りにやらない?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ? 本当に本当に不思議でならない。言っても言っても、すぐに元に戻る。強烈なバネのようです。 昨年からずいぶんと鍛えて来て、偏差値もそれなりに上がってはきましたが、今年の中3クラスに中1生のような素直さがあれば、本当に伸びるのに・・・もうのこり2ヶ月を切っています。1月に今日と同じような説教が入るようでは、今年の中3クラスの入試結果は惨憺(さんたん)たるものになるでしょう。至急改善を求む。 <メモ報告>冬期講習ご案内手紙の最後に書いてある「1文」は読みましたか?毎年この1文を入れています。今年度メモで報告してきた子は「1名」でした。(昨年、一昨年に比べると大幅減少) このメモを提出した子は必ず合格するとは限りません。また、このメモを提出しなかったといって、必ず不合格になるとも限りません。ただし、毎年1,2名出てしまう不合格者は、例外なくこのメモを提出しなかった人です。 ※なお、締切は本日です。明日以降は提出しなくて結構ですし、提出しても受け取りません。
2013年12月26日
・漢字テストの勉強をしてきていない子1名・忘れ物をして帰宅した子1名・寝坊をして来ていない子1名(電話の呼び出し音で起きたそうです) とういわけで、東京で最も緊張感のない冬期講習がスタートしました。今年の中3生はこんなもんです。まあ、落ちればいいと思いますよ。本当に。というより、これで受かったら他の頑張っている子に失礼でしょう。 私は「自塾の生徒だけは合格して欲しい」なんておめでたい考えは一切持っていません。他塾さんの生徒であろうが、自塾の生徒であろうが、努力してきた子が合格するのが一番良いと思っています。ただ、入試は必ずしも努力の量と結果が比例するわけではないのが辛いところですが・・・ というわけで、他塾さんに比べ緊張感ゼロでスタートしました。
2013年12月26日
<ノルマをこなしていない子が多数>本日は、授業後に1時間近く生徒を残して説教していました。帰宅が遅くなり申し訳ございません。理由は、「リスニング練習」を指示通りに自宅でやっていた子が3名しかいなかったからです。 私が提示した勉強法を実践すれば、間違いなくリスニングは聴き取れるようになります。しかし、この勉強法には弱点が1つあり、それは「自宅でしかできない」ということです。 どうしても塾でやって欲しい場合は、「1回5000円で指導します」と伝えました。「私はただラジカセでCDを流すだけですが、その子のために1時間丸々個別指導するので、その価格になります」と伝えました。しかし、これはどう考えてももったいないですね。だったら、自宅でやってください。(なお、5000円という数字は学生時代アルバイトしていた時の私の最高時給です) <予想通り> ◆実は昨年も同様でした。リスニング練習を3人しかやっていませんでした。→昨年のブログ そして、「おそらく君たちも3、4名しかやらないはずだよ」と私は1ヶ月前に予測していました。予想通り、3名しかやっていませんでした。私はこうした「予想」は必ず事前に生徒達の前で宣言しています。◆例えば今年度は、女子を中心に「今のままでは、君たちの偏差値は徐々に下がっていくよ。」という予想を発表しています。当塾の女子の体力、記憶力、作業スピードを総合的に判断し、最終盤の追いこみが利かないことは明白だったからです。実際、回が進むごとに偏差値が下がってきている子も多いはずです。今回の模試結果を見ても女子生徒や作業スピードの遅い男子生徒は、前回よりもさらに偏差値を下げています。作業スピードが遅いために、やるべきノルマを消化することが出来ず、仮に消化しても作業的になってしまい、頭を使えないからです。やるべき量が膨大になると対応できないのです。これはマラソンで、距離が増えるごとに脱落者が増えて行くのと似ています。最初の5キロメートルくらいなら、誰でも付いていける。しかし、距離が10キロ、15キロと増えて行くにしたがって、徐々に付いていけない選手が増えていくのです。42.195キロの頃には、もうほとんどの選手が消えています。勉強も同様で、志望校のランクが上になればなるほど、最終盤の追いこみはきつくなり、偏差値を下げていく子が増えるのです。(これについては、どうにか歯止めをかけるつもりです) ◆他にも、授業中、私は「●●さんは、この答えが間違ってるでしょ?」と予想してから指名します。これもズバリ当たっていることは、お子さんに聞けばお分かりになるでしょう。塾生一人一人の思考回路が分かっていますから、「このタイプ問題の頭の使い方はできないだろうな・・・」というのが分かるからです。私も20年指導していますから、受験に関してはノストラダムス以上の予知能力を身に付けてしまったのです。 ◆ついでにもう1つ予想しておきます。今のままでは、多くの子は本当に不合格になります。どうやっても受かる要素がない。しかし、どうもそれが分かっていない。相変わらず認識の甘い子ばかり。いまだにノートの使い方を指導されている子もいれば、理社の教材を持ってきていない子もいます(そういう子は一切無視して授業を進めています)。どこかで「受かるのではないか」と軽く考えている子もいます。真剣になって毎回毎回吠えているのは私ばかり。それをボヤーっと聞き流して毎回帰宅してします。これでは合格は不可能に近いでしょう。偏差値の上がらない子は、例外なくやるべきことをやっていないのです。 <保護者の方へお願い> 繰り返します。リスニングの練習は毎朝やることになっています。10月の下旬に勉強法を説明し、11月から毎朝やることになっています。自宅でやっている様子はあるでしょうか。私は自宅の管理までできません。全員の家に行き、無理矢理起こすことはできません。どうか保護者の方の責任において「リスニング朝学習」の管理をしてください。毎朝15分早く起こして無理矢理やらせてください。この勉強法は「個人差」が大きいため、自宅でしか出来ないのです。しかし、効果は必ず出ます。 その上で、どうしても自宅でできないのなら、1回5000円で個別的に指導します。60日間で30万円です。講座名は「ぼったくりリスニング教室」です。 しかし、そんなアホなことをしなくても良い簡単な方法があります。お子さんを15分早く起こして、CDの再生ボタンを押すだけです。たったそれだけです。レンジでチンするよりも簡単です。どうか自宅での管理お願いします。たったの15分ですから、自転車で通塾している間に終わります。 <受験生へ> 今のままでは本当に不合格になります。やるべきことをやり尽くして不合格ならまだ救われるのですが、不完全燃焼で落ちることになります。そういう後悔だけは私はしたくありません。(みなさんはどう考えているか分かりませんが)時間がないのは分かります。やるべきことが多いのも分かっています。しかし、それでもやらねばならないのです。「やるべきことの多さ」というのは、今までの人生の「借金」を表しているのです。今までさぼってきたことのツケがここに回ってきているのです。ですから、もしそのノルマがこなせないのなら志望校を下げるしかありません。 1月の模試で結果が出なければ志望校を下げる子も数名いるはずです。つまり、あと1ヶ月で結果を出さないといけないのです。1月に志望校を下げるということは、仮に合格してもそれは「第一志望合格」とは言えません。第一志望については、受験する前に落ちてしまったことになります。試合前に試合終了してしまったということです。挑戦権すら得られなかったのです。そうなる前にどうかやるべきことは全てやり尽くしてください。「倒れるまでやる」というのはいけません。それはノルマが終わっていないということを意味します。「倒れるまでやる」のではなく、「やってから倒れてください」。やり尽くしたのならいくらでも倒れて構いません。ところが、みなさんは「倒れるまでやる派」が多いのです。「倒れるまでやる」というのは、要するにTO DOリストという敵に倒されてしまったということです。負けたのです。 冒頭で申し上げたように、本日は授業後に残して説教していました。各自やるべきことが多い中で、こうしたくだらない説教で時間を取らせないでください。
2013年12月18日
◆本日、模試の結果を受け、ブログに書こうと思った内容をプリントにして配付しました。各自、よく確認しておくこと。◆本日は情報化についてネタ2本。これも本日中に整理しておきましょう。◆志望校ですが、内申点から考えると、相当無謀な高校を希望している子が数名います。また、私から見ると、どうやっても合格が難しいと思われる子で都立推薦入試に挑戦する子もいます。(推薦入試の勉強に相当な時間を奪われます。相対的に一般入試の合格可能性が落ちるということも覚悟してください。二兎を追う者は・・・です。) どうも塾のアドバイスよりも学校の先生のアドバイスが優先されているようですが・・・ まず、志望校については、「かっこいいから」という基準で選ばないようにしましょう。無茶なものは無茶です。慎重に判断してください。 次に合格可能性ですが、一般入試の合格可能性の見極めが、中学校の先生の見積もりは相当甘いと思います。推薦入試に関しても同様。かなり甘いです。 と、ここで書いても信じてもらえないでしょう。百聞は一見にしかずです。 もしお近くにキャラベルの卒塾生がいたら(昨年と一昨年の在塾生)、ちょっと質問してみてください。「合格可能性については、学校の先生と塾の先生、どちらを信用したらいいですか」と。昨年も一昨年も、私と学校で意見が食い違った時は、ことごとく私の判断があたっています。一応、これで飯を食っているので、学校の先生よりはデータの読みは数倍優れていると自負しているのですが・・・ ちなみに、一昨年Y中学では、中3生99人中、都立高校を受験した子が約半数。そのうち38名が不合格になっています。また、昨年田無●中では、学年180名中、自校作成合格者が3名(20名近く受験しています)、武蔵野北と小金井北を受験した9名は全滅しています。中学校の進路指導はかなり危険ということです。 私は一人で全科目指導しています。塾生の内申点だけでなく、5科目の実力、作業スピード、知識量、文章力、国語力、話す力、記述力、弱点、仕草や語り口調、大人からの印象など「現時点の塾生の実力」を全てを把握しているつもりです。同時に、各校の合格ライン、どのくらいのレベルの子が受かっているのか、合格者と不合格者の答案など「ゴール地点のレベル」も把握しています。つまり、私は「塾生の力」と「ゴール地点までの距離」が分かっている世界で唯一の人間だと思っています。その私から見て、「推薦は厳しいのでは・・・」「この高校への挑戦は無謀だろう」と思う場合は、率直に生徒へ伝えています。客観的かつシビアに合格可能性を伝えています。その上で、ご家庭でゴーサインを出すのでしたら、それも1つだとは思いますが・・・
2013年12月13日
進路の最終決定を目前にし、中3塾生の各自がおのおのの「決断」をしています。 素晴らしいと思います。こうやって人は成長していくのでしょう。その決断が、私立単願であろうと、初志貫徹の都立であろうと、また、挑戦であろうと、回避・撤退であろうと、自分が出した結論が正しいと信じて進むしかありません。「どちらを選ぶべきか」ということに正解はなく、自分の選んだ道が正解と思いこむことです。大切なことは、自分が選んだ道に誇りを持ち、自分自身で認めてあげること。選んだ以上はもう振り返らず、前に前に進むことです。ただただ前進、突き進むのみです。 タイトルは忘れましたが、以前、読んだ本に書いてあった話です。アメリカのお年寄りにアンケート調査が行われました。その質問の中に「後悔していることは何ですか?」という項目があったそうなのですが、最も多かったのが「もっと挑戦しておけば良かった」だったそうです(確かそんな内容でした)。「挑戦」は生きている時にしかできません。しかし、だからといって、毎年毎年、1年中、いつでもどこでも出来るものでもありません。人生の中で「大きな挑戦」をできる機会は限られています。中学受験、高校受験、大学受験、就職活動、資格試験、留学、転職、独立、起業などごくごく僅かです。そんな人生の節目節目の貴重な機会に、「あえて難しい道を選択した」ということはきっと大きな財産となるでしょう。 生きていれば「失敗」はつきものです。しかし、絶対に失敗しない方法があります。それは、挑戦しないことです。挑戦しなければ、失敗は間違いなく起こりません。そのように考えると、「失敗が多い人」というのは、「たくさん挑戦している人」と言い換えることもできるかもしれません。そして、世の中で大成功を収めている多くの人は、例外なく、失敗もたくさんしているはずです。受験に不合格はつきものです。合格と不合格は表裏一体。誰かが合格すれば、その裏で必ず誰かが不合格になっています。そんな不確定要素の多い受験において、挑戦の道を選ぶ勇気に敬意を表します。 ※このブログは、何でもかんでも「挑戦すればいい」と言っているわけではありません。回避や撤退という選択も、ものすごく勇気がいるものです。ここで言いたいのは、そうした勇気ある決断(挑戦であろうと回避であろうと)を、15歳という中学生が自らしていることに価値があるということです。本当に素晴らしいと思います。(というわけで、本日はうちの塾らしくないブログを書いてみました。) ※追記今ネットで確認したところ、初めて偏差値60に達した子がいました。これで、今年度の中3塾生、全員が偏差値60以上を達成しました。おめでとうございます。なお、17名中15名が「偏差値65」を達成しています。どうにか全員偏差値65を達成したいところです。
2013年12月10日
<内申点確定> 中3生の内申がほぼ出揃いました。(1名を除く)予想通りと言いますか、全体を通して見るとなかなか厳しい内申です。平均は出していませんが、9科35程度でしょうか。昨年数名いたオール5も、現時点では1名のみ。ほとんどの子が9科30台です。 <複合的な結果>今年度の中3クラスは、昨年から修正しないとならない点がたくさんあり、それは昨年からこのブログを読んでいればお分かりだとは思います。たとえば、授業中にじっと座っているとか、提出物の期限を守るとか、文字を丁寧に書くとか、話を聞くときは黒板の方を向くとか、勝手に立ち上がらないとか、発言は大きい声でするとか、正しい姿勢で座るとか、手遊びをしないとか、忘れ物をしないとか、遅刻をしないとか、塾に来る日時を間違えないとか、とにかく「国立学園小学校」なら小2段階で身に付けているようなことを、中2になって初めて指摘された子が大勢いました。そうした中、本人達も必死のパッチで頑張ってきました。1年経ち、みなさんはどこに出しても恥ずかしくない生徒になったとは思います。先日いらっしゃった上江洲先生もその点は褒めてくださいました。しかし、最後の最後でやはり低い内申を付けられてしまった子が大勢いました。内申点はテストの点数だけでなく、その子の持つ様々な要素を複合した形で付けられます。塾でいくら厳しくトレーニングしても、公立中学校に存在する「ある種独特の引力」に引き寄せられ、どうしても学校では「私語」や「提出物の出し忘れ」や「自信の無さそうな挙動」などが出てしまう。その結果が、この内申点です。それと、今年の子は実技教科の成績が悪い子が多かったですね。特に体育が苦手な子が多い。また、音楽も美術も苦手。手先が不器用な子が、男子にも女子にも多かったようです。今回の内申点は、実技4教科に相当足を引っ張られました。しかし、もうこの内申点で勝負するしかありません。 <自校作成校を受験するかどうか>さて、塾生の多くは自校作成校や都立上位校を志望してきました。また、私自身も、「塾生を学歴社会のレールに戻す」ということを目標として塾運営しています。現在では、東大、一橋大、早慶大の約7割は私立中高一貫出身と言われています。そういう意味では、公立中学校に通っている段階で、すでに「学歴社会のレール」からは少し外れてしまっているのです。一方で、一部上場企業の多くは、有名大学の学生から採用していきます。したがって、将来一流と「世間的に」言われている企業に就職するためには、東大、一橋、東工大、早稲田、慶応のいずれかの大学に入っておくことが比較的安全です。公立中学校に通うみなさんを、どうにか「学歴社会のレール」に戻し、将来有名大学、一流企業に入るための礎(いしずえ)を築くことが私の目標であり、塾の目標です。うちの塾に通われている保護者の方の多くも、そうした考えに共感されて入塾されていると思います。(「お金なんてなくでも幸せだよ」という考えもあるのですが、話が複雑になるので、ここでは触れません。) さて、そのような将来像から逆算すると、できれば高校段階で、都立なら自校作成校に、私立なら偏差値の高い有名私立高校に入っておきたいところです。学附や筑附やお茶の水などの国立(こくりつ)大学付属でも良いと思います。とにかく、私立でも都立でも国立でも良いので、1つでも偏差値の高い高校に入ってほしい。なぜなら、そこには有名大学を目指す「空気」があるからです。もちろん、中堅レベルの高校からでも有名大学は目指せます。しかし、多くの子は周囲の空気に流され、勉強から遠ざかってしまいます。一方、私立名門校、国立(こくりつ)大学付属校、都立自校作成校や都立上位校には、難関大学を目指す空気が確実に存在します。みなさんをどうにかその環境に入れたい。私は常々そう思っています。 <苦しい戦い>そうした意味で、今回の内申結果は厳しいものでした。この結果、中には「9教科30台前半」で自校作成校に臨まねばならない子も大勢います。その場合、偏差値70は欲しいところですが、内申が足りない子は概して実力もないため、話はそんなにうまくいきません。したがって、内申の足りない子は、非常に厳しい戦いが予想されます。率直に申し上げれば、9教科内申オール4程度で、しかも偏差値が65に遠く達及ばない場合、自校作成校挑戦は無謀に近いと思います。それは挑戦とは言いません。玉砕する可能性が高い負け戦となります。太平洋戦争末期の日本と同じです。みなさんのお父さんお母さんの中には、「落ちたら私立でも良いから、自分が受けたい高校に挑戦しなさい」と言われる方も多いとは思います。ただ本音は分かりません。本当に私立で良いのならば、そもそも小6段階で私立中学受験をさせていたはずです。もしかしたら、「絶対に不合格になるのだったら、志望校を下げて欲しい」と思っている保護者の方もいるかもしれんません。ですから、そのあたり、よく家族で相談して決めてください。中3生なら親の事情も考えて、行動や決断をしてください。※このあたりは、塾が介入することではないと考えていますし、そもそも私は志望校決定に関しては、ほとんどノータッチです。ただ単に、「各自の学力」「志望校の偏差値」「本人の体力とやる気」を総合して、客観的に合格可能性を伝えるのみです。 一つの判断基準としては、まずは模試をたくさん受けてください。12月と1月の模試結果を見て、40%以下だとかなり厳しいと思います。大学受験と異なり、都立高校受験では大逆転は起こりにくいのです。その理由はさまざまです。内申点が加味されることもありますし、大学受験生と違い中学生は最後まで学校の授業に拘束されることも原因の1つです(つまり時間がない)。また、精神的、体力的に未熟であることも理由の1つです。ですから、偏差値65に届かない場合は、「勇気ある撤退」も必要かもしれません。あるいは、内申点が関係しない私立に挑戦するのも一つの手です。とにかく、3年後、東大、一橋、東工大、首都大、早稲田、慶応、上智、GMARCH、旧帝大のいずれかに合格するために、なるべくベターな選択肢を取ることが必要でしょう。 <最後に>内申点が足りていない子は、現状はかなり厳しいと思います。すでに私立高校受験に切り替えた子も今年は数名います。そうした中で、どうにか挑戦したい場合は、「覚悟」をしてください。覚悟の意味が分かりますか。まだまだみなさんは、その意味が分かっていないと思います。今度授業で話します。覚悟を決めたら、受験するのもありでしょう。どうにか合格可能性が上がるよう一緒に作戦を練っていきましょう。私も頭を悩ませます。いや、私「が」悩みます。みなさんは悩む時間のないくらい努力をしてください。私が考えた作戦だけを忠実に実行してください。
2013年12月06日
次回歴史のテストですが、皆さんに配付したプリントでは空欄になっていない部分も穴埋めとして出題します。この時期です。さすがに再テストはなしでお願いします。これで再テストになる子は、おそらく合格できません。今回のテストに限ったことではありませんが、塾のテストに一発で合格する子は、ほぼ例外なく志望校に合格していますし、再テストになってしまう子は不合格になるか志望校を下げるかで終わっています。常に本番モードで。
2013年12月03日
<理科>初めて都立過去問(平成20年)を解きました。大問5を利用し、理科問題の解き方の基本姿勢(特に化学分野)について説明しました。東大の化学も東工大の化学も大体「あのような感じで解く」と覚えておいてください。分かってくると、ちょっと他の問題で練習したくなりますね。黒問やセレクトで実践してみてください。 大問5,大問6ともに「超良問」でした。もちろん「勘」でやっても何となく解けるのですが、板書で説明したように解くのが正しい方法であり、東京都のねらいでしょう。全て理詰めでいけるようになっています。それにしても良い問題です。 大問4は「ブドウ糖」と書くとバツです。どんなときに「糖」と書き、どんな時に「ブドウ糖」と書くのか説明したので、整理しておいてください。(4年前のVもぎでもバツにされていました) <数学>本日は回転体の体積。高校で、定積分、不定積分、部分積分、置換積分、合成関数の微分などを学習すると回転体は簡単に出すことができます。本日は、その高校で習う公式を変形し、中学生でも出来る形にして指導しました。回転体が出たら得点源になります。必ずマスターを。めっちゃくちゃ簡単です。 <説教>◆上記に関連し、予習の仕方が甘い子に対し、厳しく改善を求めました。いまだに勉強の仕方が不十分。注意を受けた2名だけではないはずです。やるべきことをきちんとやってないから偏差値が伸びないのです。反対にどんどん偏差値が伸びて、ついに70に突入した子もいます。能力の問題ではなく、姿勢・意識の問題だと思います。 ◆この時期に忘れ物をする子が数名。前回過去問を忘れた子、今回プリントを忘れた子。二度を繰り返さないように。 ◆整理が出来ていない子が大勢います。プリントがサッと出てこない。整理法に関しては、授業を潰して何時間も指導しています。いい加減身に付けてください。私が言っている整理法が、おそらく、最も簡単で、最も素早い検索が可能で、最も実用度が高く、そして最もものがなくならない方法だと思っています。
2013年12月01日
昨日も私立高校から「単願だったらOKです。」という言葉をもらい、大きく心が揺れている子がいます。以下の記事を読んだ上で、各自ご判断ください。 私立高校からの誘惑 その1私立高校からの誘惑 その2私立高校からの誘惑 その3私立高校からの誘惑 その4
2013年12月01日
昨年「私立単願」についてブログを書きました。 私立高校からの誘惑 その1私立高校からの誘惑 その2私立高校からの誘惑 その3私立高校からの誘惑 その4 今年の中3生は内申点があまりにも低いため、早くも「私立にした方が・・・」という声が本人たちから聞こえ始めました。ただ、私立単願にすると、本当に驚くほど勉強しなくなります。そして、驚くほど模擬試験の偏差値も下がっていきます。 一応、私立単願が決まってから最初の半日はこう言うでしょう。「他の子も頑張っているので、僕も勉強頑張るよ」と。 しかし、宣言して机に向かった瞬間、すっかり「ふ抜け状態」になっている自分に気づくはずです。私立単願は絶対におすすめしません。(オール2とかオール1とかの子は別です。その場合は、私立単願しか道はありませんから) 自分の性格や今までの行動をよく考えてみれば分かると思います。やるわけないじゃないですか!?(←言葉が汚くてすみません) 私立単願に決めた瞬間、皆さんは真剣モードで勉強する「貴重な2ヶ月間」を失います。同時に、受験直前期の重圧を乗り越えることによって得られる「精神的成長」をも失います。ついでに、「大学受験で上位大学に合格する可能性」もほぼ100%近く失うことも付け加えておきます。(断言します) <Vもぎについて>当塾はWもぎ中心ですが、Vもぎも最低1回は受けておいた方が良いと思います。理由は授業内で。
2013年11月27日
<平均偏差値>「11/24Wもぎの結果」がネットで発表されていました(Vもぎはまだです)。今回の11/24Wもぎを受験した塾生は8名(それ以外の子はVもぎ)。その8名の平均偏差値は、「3科66」、「5科65」でした。これはなかなか素晴らしい結果です。実は今回の11/24の模擬試験。「自校作成を志望している塾生」および「偏差値70を超えている塾生」の多くは、「Vもぎ」の方を受験していました。一方、「Wもぎ」を受験した子の多くは「共通問題志望者」でした。その子達の平均偏差値が「65」を超えたというのは、なかなか素晴らしいことなのです。夏期講習初日から10/16にやってきた基礎訓練の成果が徐々に出てきた証でしょう。内申9科27(オール3)や29の子で、偏差値68や69を取っている子もいます。少しずつ基礎力が付いてきたのでしょう。(もちろん、今回は「マグレ」の可能性も十分にあり)ただし、何度も言っているように、VWの偏差値65というのは大したことありません。→参考資料 今回失敗してしまった子も一人いますし、それ以外の子も失敗した科目があります。ですから、残り2ヵ月間の勉強が大変重要です。特に今年度の中3生は内申点を持っていないので、偏差値70以上でも全く油断できません。最後の追い込みに全てかかっています。 <俺はまだ本気出していないだけ> (どこかの映画のパクリ)さて、塾生の平均偏差値は、自校作成志望者が70、共通問題志望者が65くらいに上がってきました。昨年の中2クラスの「惨状」からすると奇跡的な伸びだと思います。(昨年の6月~11月あたりの中2対象ブログを読めば、少しはその「マズさ」がお分かりになるかと・・・)しかし、皆さんもお分かりの通り、塾ではほとんど(というより「全く」)模擬試験の対策をやっていません。授業で模試の過去問は1度も解いたことがありませんし、配ったこともありません。実際の入試問題演習も最近やっと1年分ずつやっただけです。つまり、今までは基礎訓練のみ。武器を持たず「丸腰」で戦っていたようなものです。そういう点ではみなさんはまだまだ「伸びしろ」があるはず。私が目指していたのはこれです。過去問対策や実戦訓練を全くせず、「基礎トレーニングだけ」で、どうにか全員の偏差値を60以上まで持っていきたかったのです。基礎力があってこそ初めて「実戦訓練」が生きてきます。他塾さんのペースより過去問に入るのはだいぶ遅いのですが、「基礎が出来ていれば」全く問題ありません。残り期間で一気に伸びていきます。基礎が出来ていない状態で、テストテクニックだけを磨き偏差値を上げていく方法も確かにあります。しかし、基礎力がないのに偏差値が上がっていくほど危険なことはありません。これは、何度かブログで書いていますが、「バブル景気」と同じです。いつかはじけます(どういうわけは本番ではじけてしまうことが多いのですが)。まずは基本事項を完璧に近い状態にする。その後、実戦訓練を行えば「鬼に金棒」なのです。これは昔大ヒットした「ドラゴンボール」というアニメの修業シーンに似ています。主人公孫悟空とその友人クリリンの二人が、亀仙人という変態じいさんの下で修業をするのですが、亀仙人は一切実戦指導をしてくれません。武術や戦い方を全く教えてくれないのです。やることと言えば、毎日毎日、畑を耕かしたり、牛乳を配達したり、山に登ったりという基礎トレーニングばかり。そして、結局実戦訓練を一度も行わないまま、孫悟空とクリリンは「天下一武道会」に出場します。しかし、実は基礎トレーニングがめちゃくちゃ効いており、その武道会で、二人は強豪選手をドンドン倒していくというストーリーでした。みなさんが夏期講習からやってきたことも、まさにそんなイメージです。<本番モードへ>遅ればせながら、いよいよ、これから実戦訓練に入っていきます。その実戦訓練のやり方を本日説明しました。主な手順は、「初代タイガーマスク」「感謝タイム」「FB(フェイスブック?)」です。(こうやって書くと、一体何のことがわかりませんね)←閲覧注意ピンクの紙と白い紙を常に手元に置き、最終盤を駆け抜けてください。まだ、入試は終わっていません。我々はまだ何も成し遂げてはいませんし、同時に、まだ失敗もしていません。全てはこれからです。
2013年11月27日
◆定期試験期間中のため中断していたハイレベル演習が本日より再開されました。国立高校(H21)の英語を扱いました。この年の平均点は58点。大体6割取れていれば合格ラインでしょう。 ◆この平成21年度国立高校の英語は毎年扱っています。その理由がお分かりいただけたかと思います。同時に、先日、奈良県の上江洲先生が「特別授業」をやってくださった内容ともかなり重なることが分かったと思います。(それにしても、上江洲先生は日比谷高校をたった1年分解いただけで、いくつもの秘密を掴んでしまうのですから「さすが」の一言です。まさに関西圏でも指折りのスーパー講師ですね)この年度を(正しい理解の仕方で)やっておくことにより、当日点は5点、人によっては20点くらい変わってきます。そのくらい重要な問題ですし、自校作成問題を解く上で「大切な秘密」がたくさん隠されている問題です。 ◆大問2,大問3ともに、作問者の「ねらいと願い」がたくさん隠されています。それは国立高校や先日上江洲先生が解説された日比谷高校だけでなく、多くの自校作成校でもそうです。良問には「ねらいと願い」が息づいています。それを知っておくだけで、とりわけ大問2の(2)のような問題は一気に時間短縮可能です。また、問3以降は、英語の論理構造や文法内容を正確に理解できていれば正しく解答できるもの。非常に良い問題ばかりです。 ◆大問3は、問1から最後まで「良問続出」でした。問1も問2も問4も問5も、ここに下線を引いてくる国立高校の先生は最高ですね。天才でしょう。センス抜群です。もうこれ以上ないというところに下線を引いてくる。「オレ凄いだろ?」という国立高校の先生の声が聞こえてきそうです。(でも、国立高校の先生方は、私と違って人間的に出来ているので、決してそんことは言わないはずです) 特に問1の重要性については、中断前(前回授業)と中断後(本日の授業)で触れた通り。自校作成校の英語と言えば、「ただ長いだけ」→「だから長文に慣れて、処理時間を早くしろ」という指導に陥りがちです。確かに、そうした一面もあるにはあります。ただ、「それはちょっと違うだろ?」ということに気づくかどうかが大変重要なポイントであり、私の知っている力量のある先生方は皆さん気づいています。奈良県、広島県、福岡県。いろいろな県の先生方が、自校作成問題を見て賞賛されています。中学生が独学で勉強していては「絶対に」「100%」気づくことができない視点でしょう。だからこそ、本日の授業と上江洲先生の授業を何度も反復し、自分で過去問演習を進めていく際に活かしてください。長文プリントでスピードアップを図り、自校作成問題の仕組みをしれば、得点力は相当上がっていくはずです。 ◆自校作成校を受験する子は、日曜日に英作文を提出すること。間違ってもいいので書いてください。但し、絶対に入れないといけない言葉を落とさないこと。そうした点で、東京学参や声の教育社の解答例がイマイチな理由も本日お話しました。※しかし、自校作成問題がなくなってしまうのは本当に残念ですね。都立自校作成校の超優秀な先生方の作成する自校作成問題。その研究や分析をする塾講師。そして、それに向けて勉強する受験生。この3者がお互い切磋琢磨することで都立高校は復権したのですが・・・。こうした良問が消えていくのは本当に残念でなりません。 ◆では、土曜日、みなさん頑張ってください。ミッション通りです!
2013年11月22日
<重要伝達事項>(1)明日はハイレベル演習(英語)があります。しっかり予習してくるように。英国ともに「国立高校」です。 (2)11/23(Sat) は祝日のためお休みです。次回通常授業は、11/24(Sun) となります。※11/23に「重大なミッション」を与えました。 (3)11/24(Sun) は「中2の時に使用していた国語テキスト」を持ってくること。忘れた場合は帰宅してもらいます。※中3から入った2名にはプリントでお渡しします。※日曜日は、古文を基本レベルから一気に指導します。※都立を第一志望としている場合、古文にはそれほど注力しなくてもいいのですが、今年は私立を受験する子もいるので、最低限の基礎知識を入れていきます。古文については、基本的には私が授業で伝えたことだけで勝負してください。その上で、志望校の過去問がかなり難しい場合は、個別に補充していきます。 <定期テスト結果>2学期制の子達のテストが返却されたました。◆関中学の子は「3年間学年1位」を維持できそうです。都内でもレベルの高い中学校と言われていますから、素晴らしいですね。 ◆田無4中の子達もまずまずの結果のようです。 ◆前回一気に学年2位まで上げてきた柳沢中の子。今回も素晴らしい出来でした。前回よりもさらに20点程度上げてきたので、ものすごい高得点となっています。 これは他の学年の子にも聞いて欲しいのですが、「国語は私が伝えた通りの勉強法」、「社会は塾のテキストを完璧にしただけ」、「数学は学校のワーク以外やっていない」ということです。その上で勉強時間を大量に確保したとのこと。これが基本です。中1、中2クラスともに、私が授業時間を潰して指導している勉強法や計画の立て方をなかなか実行しない。それで点数が取れているのなら良いのですが全く取れていない子もいます。どの学年にも、何度言っても言われたとおりにやらない人がいますが、要するに問題意識が希薄なんでしょうね。点数が取れないことや成績が伸びないことを、本当に問題だとは思っていない。だから、いつまで経っても改善しない。なぜなら、現状の自分に全く問題点を感じていないのですから。最終的に痛い目に遭うのは自分です。私の言うとおりにやる。これがこの塾の大原則です。現状に問題があることを感じているのなら、他人のアドバイスを受け入れてください。◆今回の定期試験、失敗してしまった中3生もいます。聞けば、反復回数を減らしたそうです。なぜ?なぜ?なぜ?私の頭の中には、クエスチョンマークがたくさん出ています。なぜ、ここに来て自己流の勉強法に走ったのかサッパリ分かりません。もう当日点を取ることに切り替えるしかありませんね。残念ながら、内申点に関しては挽回のチャンスはなくなりました。今後の人生でもそういうことはたくさんあります。常に全力を尽くすということを忘れないでください。 <自校作成もぎ平均偏差値>先ほどネットで発表になっていました。今回の平均偏差値はご覧のように「3科69.1」「5科67.7」でした。最高偏差値は「79」でした。素晴らしいです。(←というより、Wもぎでは初めて見ました) ◆ところで、昨年の平均偏差値と比べ、理社が悪いのが分かります。昨年の子達と今年の子達を比較すると、学校内申は昨年の子の方が圧倒的に上。理社の偏差値も昨年の子の方が上。これらは「努力」がそのまま数字に表れるものです。つまり、英数国は昨年の子達に追いついてきたのですが、皆さんはコツコツやることや暗記することが苦手。その結果、内申点と理社で大きなハンデを背負っています。もう1つ。昨年のこと比べ皆さんが決定的に劣っていることがあります。それは体力。ちょっと体調管理が甘いです。風邪を引く子も多く、病欠や早退が目立ちます。キャラベル史上最も体が弱い学年です。この点を私はかなり心配している次第です。 なお、本日「作戦」(作戦名未定)を伝えました。各自土曜日に実行のこと!!!!!!
2013年11月21日
<3流受験生> 将棋棋士の羽生善治氏は、「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する。」と言っています。 また、「電通 鬼十則」の著者である植田正也氏は、「一流は言われなくても実行する人。二流は言われて初めてやり出す人。三流はいくら言われてもやらない人」と書いてます。こうした一流、二流、三流の定義は受験生にも当てはまります。今年の当塾の中3生は、まだまだ三流が多いようです。◆本日、ファイルやプリントの整理が全く出来ていない子が数名。整理の基本を再度クドクドクドクドと説明する羽目となりました。前列に座っている男子は英語のプリントも社会のプリントも出てこない。後部座席に座っている女子2名は、社会のプリントが出てこない・・・。この時期の受験生としてはどうしようもない状態です。◆また、本日確認テストの勉強をしてきておらず、さらにメモも取れていない子がいました。その上、自宅課題もやっていない様子。お母様が「帰宅させてください。」ということでしたので、途中で帰宅させました。◆まだあります。本日やった英語のテスト。満点はごく一部の子のみ。このテストは2回目ですが、9月に行った復習をいかに適当にやっているかがよく分かりました。◆他にも社会の年号が全く出てこない子が数名。聞けば、以前テストした時は、上から順に数字を覚えたのだとか。 もう呆れてしまって言葉が出てきません(と言いながらガンガン説教しまくりましたが)。みなさんは受験生としてはまだまだ三流です。言われたことすらできていない。受験生としての自覚もない。 <自校作成もぎの結果>こうした勉強姿勢がやはり学校の内申や偏差値にも現れます。先日行われた「Wもぎ主催の自校作成模擬」の結果がネットで発表されていました。ご覧のように塾生の平均偏差値は「68.4」。昨年の子達の平均偏差値が70なので、1.5以上も下回っています。(実は1月の模試はもう少し上でした)みなさんは昨年の子と決定的に違う点があります。それは内申が低いことです。今回自校作成もぎを受験した子は8名だけですが(1名は受験し忘れという情けない状況)、9教科27(つまりオール3)とか29とか30の子が結構います。偏差値70を取れている子も、内申点が低いために合格可能性は1%~40%。この数値から分かるように、もはや受験する前の段階で記念受験に近い状態になっています。「受験するだけ無駄」ということになってしまうのです。すべては普段の勉強姿勢です。「ささやかだけど大切なこと」をきちんと実行していないから、こうした内申&偏差値になるのです。Wもぎは偏差値70を取って当たり前。学校内申も9教科40を取って当たり前です。そうした気持ちで臨んでください。※WもぎやVもぎの偏差値65というのは「基礎」が出来ていれば届きます。また、偏差値65という数字はちょっとした偶然でも取れてしまうのです。「今回偏差値65でも、次は50台まで落ちる」ということも頻繁にあります。つまり、偏差値65というのは、「実力がある」とはとても言えない数字なのです。 今年の中3クラスは、昨年中2の頃から色々と改善すべき問題が山積みで、そうした面では良くなってはきました。しかし、受験生としてはまだまだです。もう少し受験生としての自覚を持ち、今からでも本気になって取り組みなさい。そうすれば、もしかしたら大学受験には間に合うかもしれません。※今回偏差値77を取っている子がいます。その子はOKです。それ以外の子はもっと努力すること。
2013年11月01日
Wもぎ、Vもぎの受験回数ですが、少ない子と多い子でかなりの差があります。模擬試験は、最低でも月に1度は受験するようにしてください。また、自校作成志望者は「自校作成もぎ」は必ず受験するようお願いします。 普段、私一人が5科目指導しているため、各自の実力、作業スピード、記憶力、論理的思考力、国語力などは全て把握しているつもりですが、それでもやはり客観的データは不可欠です。その客観的データにあたるものが模擬試験です。 写真で言えば、私が指導中に見ている姿は「スナップ写真」です。「日常、目の前で起こっている現象や様子」と「私の経験」とを照らし合わせて生徒の実力を判断しているものです。ただ、それだけでは判断出来ない部分もどうしても出てきます。そこで、模試の登場です。模試というのは、病気に喩えれば、いわば「レントゲン写真」にあたるものです。模試の結果を見て、思っていた以上に得点力のある子が判明する場合もありますし、その逆もあります。そして、そうして得た模試データから、最終盤の各自の作戦を考えていくのです。模試の結果がない状態で指導をするというのは、「レントゲン写真なしに手術しろ」と言っているようなものです。レントゲン写真がなければ、開腹しても何をすればいいのか分かりません。もしかしたら、開腹する必要がないかもしれないですし、腹腔鏡手術の方が適している場合もあるかもしれません。また、レントゲン写真を実際に見なければ、「重大な見逃し」をする可能性もあります。受験指導においても、指導者の主観による判断は、大切な部分を見逃す可能性があるのです。 確かに、WもぎとVもぎともに、1回1回の料金は決して安くはありません。しかし、それらがないと、本人達も計画が立てられませんし、私も作戦を練ることが出来ません。したがって、11月以降は最低でも月に1回の受験をお願い申し上げます。 ※私立高校から「模試結果を持ってきてください」と言われるケースも多々あります。実際、今年の中3クラスも、模試結果により併願優遇(都内の私立高校)や併願確約(埼玉県の私立高校)を受けた子が既に3分の1程度に達しています。そうした理由からも、模試はなるべく受けておいて損はないと思います。※西武文理の東大エリートコースからは既に●名が確約を受けています。内申が全く足りていない子が某私立高校の併願優遇をもらってきたケースも3件。とにかく、模試はなるべく多く受験してください。もちろん、復習は必ず行うことが必要です。
2013年10月29日
なかなかブログの更新が出来ませんが、本日は中3向けに少々。kamiesu先生がいらっしゃった時のことは、もう少しお待ちください。本日の授業は3本柱。「重要伝達事項」「小論文の注意点」「国分寺高校の問題演習」でした。 <1 伝達事項>◆伝達事項その1;ハイレベル演習(数学)の試験範囲はP1~P8です。◆伝達事項その2;台風27、28号の接近に伴い、今後の授業の有無は当ブログにて発表します。授業を行う場合は、特に更新しません。出かける前にチェックしてください。◆伝達事項その3;過去問に入るタイミングについての注意点。 <2 本日の授業前半;小論文と作文について>本日は小論文と作文についての注意点をいくつか挙げました。◆アドミッションポリシーと自校作成の作文について授業でも説明したとおり、「アドミッションポリシー」とは、その学校の「入学者受け入れ方針」のことです。それぞれの学校が、入学希望者対して送るメッセージです。つまり、高校側からの「こんな人物が欲しい」という願いでもあり、希望です。そのアドミッションポリシーを考慮した場合、メッセージ性の強い文章が出題された場合は要注意です。そんな話をしました。◆上記のことに関連して、6つほどエビソードをお話しました。その1「塾長の大学時代の話」私が学生の頃の話です。政治学の前期テストで全く勉強していない範囲が出題されました。その試験問題とは「大衆デモクラシーについて述べよ」というもの。大衆デモクラシーについて全く勉強していなかった私は、「大衆デモクラシー」ではなく、「大正デモクラシー」について延々と述べました。B4の解答用紙両面ぎっしりと・・・ その2「半沢直樹とリーガルハイ」「やられたらやり返す。倍返しだ!」という流行語で大ヒットしたドラマ「半沢直樹」。主演は堺雅人さんでした。舞台は大手都市銀行。その銀行で、主人公半沢直樹が、内外の権力者やさまざまな敵と戦う姿を描いた作品です。ところで、その堺雅人さん主演のドラマが、この10月からフジテレビでも始まりました。「リーガルハイ2」です。これは堺雅人さんが「古美門(こみかど)」という弁護士となって活躍するドラマです。どちらも堺雅人さん主演ですが、「半沢直樹の世界」と「リーガルハイの世界」は全くの別世界であり、異次元です。パラレルワールドです。ところが、リーガルハイ第1話で、堺雅人さん演じる古美門弁護士が、「やられてなくてもやり返す。八つ当たりだ!」と半沢直樹をもじるシーンがありました。本来全くのパラレルワールドである2つの世界が繋がった瞬間です。 その3「アニメワンピース 道化のバギーとねずっち」日曜日の朝9:30からフジテレビで放送されているアニメ「ワンピース」。この中に登場する道化のバギーと言われる人物が、実在するお笑いタレントねずっちの真似をするシーンがあります。参考動画→ここ(音が出ます。会社でご覧になっていらっしゃる方はご注意ください)ワンピースという架空のマンガ世界と現実世界のねずっちが繋がった瞬間です。その4「国立高校入試問題より」前回のハイレベル演習で国立高校の小説問題を解きました。この小説の途中で、ふと作者が本文中に舞い降りてくる瞬間がありました。小説とは、作者が作り出した虚構(フィクション)の世界です。そのフィクションの世界の中に、現実世界にいる作者がふと顔を出した瞬間です。 その5「リング、らせん、ループ」20年近く前、「リング」というホラー映画が大ヒットしました。松嶋菜々子さん主演で映画化されました。竹内結子さんも出ていました。他にTOKIOの長瀬さん主演でドラマ化もされましたし、高橋克典さん主演でVシネマ化もされました。関連する小説やマンガもたくさん出され、まさにリングは「ウイルス」のように空前の大ヒット作品となりました。ところで、このリングの原作には続きがあります。「らせん」と「ループ」です。本日は、「リング」「らせん」「ループ」のあらすじを簡単に説明しました。3作目の「ループ」を読めば分かりますが、実は「リング」と「らせん」は仮想世界での話です。しかし、その仮想世界と現実世界を行き来出来る人物が一人います。それが「リング」で最後に死んだ高山竜司です。その6「日本語文法を日本語で説明する」ということの不思議みなさんは学校の国語の授業で文法を勉強しています。主述の関係とか補助の関係とか。五段活用とか下一段活用とか・・・ところで、この「日本語文法を日本語で説明する」ということを不思議に思ったことはないでしょうか。日本語文法を「日本語」で説明するのです。では、後半の「日本語」は一体どこから出てきたのでしょうか。まさに「鶏が先か卵が先か」の理論や「宇宙空間の外側には何があるの?」と言った疑問に近い不思議さを感じ取れるでしょうか。 本日の授業前半では、以上6つの話をしました。実は、この6つの話は全て「ある1つのテーマ」で繋がっています。 <3 本日の授業後半;国分寺高校入試演習>授業後半では、国分寺高校の入試問題を使用し、日本語の最終チェックおよび読解の最終チェックを行いました。最終チェックとは言っても、今年の中3生は国語が大の苦手。偏差値50以下の子も大勢います。当初国語の偏差値が20台、30台だった子達も、ここに来てやっと40台後半に上がってきたところです。とにかく、今年の中3生(だけでなく中1、中2生も)は、国語力が非常に弱い。しかし、本日の授業中の様子を見ていると、(それは読み方だったり、線の引き方だったり、私の発問に対する返答だったりなのですが)、非常に力が付いてきた感があります。段落ごとの要点では、的確に重要文を指摘出来ていましたし、それら重要文を1つの名詞で表している部分にも気づけていました。みなさんの国語力が着実に上がってきたこと、正しい文章の読み方が着実に付いてきたことをビンビン感じます。もちろん偏差値はまだまだです。今回の模試でも、国語偏差値40台の子や50台前半の子は多く、塾の平均偏差値も、国語は55を切ります。かなり足を引っ張っています。しかし、確実に力は付いているでしょう。それも「受験にしか通用しない力」ではなく、先々本当に役立つ真の国語力が付いていることを実感しています。偏差値というのは、きちんとした土台があれば確実に上がっていきます。逆に、「土台がないはずなのに、偏差値だけ上がっていく」という状態は、むしろおかしなことであり、危険です。それは経済で言えば、「バブル経済」のようなものであり、実態や中身が全く伴っていない上昇です。したがって私は、この1年間、「国語の偏差値が上がらないように上がらないように」注意して指導してきました。(あ~言ってしまった・・・)こちらもプロですから、みなさんの国語力が弱いということは、普段の会話や授業中の返答や英数の実力を見ていれば分かります。そんなことは中2時代から織り込み済みです。こうした状態で国語の偏差値だけぐんぐん上がっていく方がむしろおかしなことであり、そうした「バブル的偏差値上昇」は必ずや崩壊します。泡はいつかはじけてしまうのです。そして、受験においては、どういうわけか、バブルは入試当日にはじけることが多いのです。だから、今年は国語の基礎力、もっと正確に言えば、みなさんがみずみずしい日本語の文章と向き合い、立ち向かい、格闘するためのスタミナを付けてきたのです。いよいよ土台が出来上がってきました。機は熟しました!あとは偏差値を上げていくのみです。そのための秋作戦であり、今月の作戦なのです。「秋期」アンド「国語の伝票」各自必ず実行してください。
2013年10月23日
各科目とも予習不備が目立ちます。次回以降、授業前に予習してきた解答を確認し、予習不備の場合は入室自体を禁止することもありますので、必ず予習をしてくるように。解答が出ない場合も、せめて試行錯誤した跡は見せてください。なお、ほとんどの問題に関して全く手が出ないようであれば、ハイレベル演習を受講するレベルに達していないと見なし、受講停止を勧める場合もあります。(一応例年10月までは様子を見ています)
2013年09月23日
柳沢中、田無4中、練馬区のテストが返却されはじめました。学年1位と思われる子、過去最高点を取った子など、全体的には良い結果が多かったようです。1科目だけではありますが学年1位を取った子も数名います。頑張った成果は大いに誇ってください。さて、今回国語の点数を大幅に上げた子達が大勢いました。中でも、9●点に上げた子は、言われた通りのやり方できちんと勉強した成果が出たようです。 ここからは授業で話した内容です。その子は塾のワークを丁寧に勉強したのですが、実はそのワークの問題と同じ問題は「たったの1問」しか出題されませんでした。つまり、それ以外に解いた大量の問題は、今回の期末試験だけを見れば「無駄だった」ということになります。しかし、こんなものです。勉強に限らず、多くの物事は無駄なものによって成立しています。たとえば、数学のテキストに1000題の問題が収録されているとします。その1000題のうち、どの問題が入試や定期試験に出題されるか分かりません。もしかしたら1題も出題されない可能性だってあります。しかし、それでも全ての問題をやらねばならないのです。1000題の問題を全てマスターし、実際にその中から入試に出題されたのは1題だけだったとしましょう。結果だけ見れば、その出題された1題以外の「999題」は無駄だったのかもしれません。しかし、我々は「その1題」だけを選んで勉強することは不可能なのです。たった1題を正解するために、無駄になるのを承知で残りの999題もマスターしないといけない。それが入試であり、勉強です。そうした無駄を無駄とは思わず、真っ正面から取り組む。そうやって、やっと1問だけもぎ取れるのです。勉強とは本当にそんなものです。辛く、忍耐力のいる作業ですが、だからこそ「勉強が出来る」ということは社会的に大きな評価を得られるのです。忍耐力のない子は学歴を手に入れられません。企業が「学歴の高い学生」から採用していく理由はここにあります。 「現代は学歴社会ではない」と言う人も確かにいます。しかし、その言葉を文字通り「学歴がなくても就職できる」と勝手に解釈してはいけません。「現代は学歴社会ではない」とは、「学歴がなくても大企業に入れる」という意味ではありません。「高学歴だからと言って大企業に入れるとは限らない時代になった」「学歴があるだけでは、今の時代企業に就職できない世の中になった」「高学歴だからと言って、必ずしも仕事能力が高いとは限らない」という意味です。つまり、学歴というものは、最低限持っていないといけないパスポートです。その上で、学歴以外の能力が必要とされています。すなわち、現代は「一定以上の学歴を持っている人の中での実力主義」の社会と言えるでしょう。いくら「実力」があっても、その前段階として「学歴」を持ってないと、その実力を発揮する場すら与えてもらえないのです。※以上のことは4年ほど前、塾通信で書いた内容です。 勉強していることのほとんどはテストに出題されません。みなさんが解いた大量の問題の中から、「ほんの一部分だけ」が出題されます。その一部分のために、私たちは日々努力を積み重ねます。その努力を厭わない人だけが高得点を得られるのです。
2013年09月19日
台風が接近しています。私は完全に帰宅するタイミングを逸しておりますさて、本日9月15日(日)の中3クラスですが、 ○車での送迎の有無○公共交通機関の遅延等○行き帰り時の安全確保 など「各々の通塾事情」に十分留意の上、出席のご判断はご家庭にお任せいたします。 授業は進めません。 <重要> なお、本日お休みする場合(自宅学習する場合)は、特例として(本日に限り)、塾への電話連絡は不要とさせていただきます。※大勢の方が電話してくると、逆に電話対応で業務が停止してしまいますので、ご協力お願い申し上げます。
2013年09月15日
塾生で北辰テストを受験した子がいまいた。 数学の偏差値が75,英語の偏差値は73と素晴らしい結果でした。夏の成果です。中2の秋に入塾する前は、偏差値30台を取ったこともあったそうなので、大幅に伸びています。5科偏差値も65をオーバーしていますが、今回はあまりにも個人情報になりすぎるので隠しておきます。(本人の了承は得ていますが・・・。)北辰テストは東京で言えばWもぎやVもぎにあたります。埼玉県のほぼ全ての中3生が受験する全国でも最大規模の模試です。埼玉県では、公立中学校の先生と私立高校の先生が生徒の進路に関して相談する「事前相談」が禁止されています。つまり、中学校で三者面談を行って、そこで私立高校の志望校を決めるということがありません。ここが東京都の大きな違いです。では、どうするのかと言うと、埼玉県内の中3生は、保護者と生徒本人が直接私立高校と交渉して、単願や併願の推薦を決めていきます。埼玉県ではこれを「確約」「併願確約」(※)などと言います。その際に資料として利用されるのが北辰テストなのです。したがって、埼玉県で高校受験をする生徒のほとんどが受験する大変大規模な模試となっています。大学入試でいえば、センター試験的な意味合いも持っているテストです。※ちなみに東京都でも同様の事前相談は広く行われています。ただし、東京の生徒に対しては「確約」という言葉は使ってはいけないことになっていますので、「併願優遇」「加点措置」「大丈夫です」「お受け致します」「ぜひ受験してください」などの表現が使われます。しかし、そのあたりの事情を知らない方もいるため、一部「確約」という言葉も混ざり気味です。 このように、北辰テストというのは埼玉県内のほぼ全ての中3生が受験するテストですから、WもぎやVもぎ以上に正確な実力判定が可能です。当然、あの「天下の浦和高校」を志望する生徒も大勢受験しています。浦和高校といえば、全国の公立高校でナンバーワン。愛知県の岡崎、群馬県の高崎、茨城県の土浦第一、宮城県の仙台二高、山形県の山形東、栃木県の宇都宮、奈良県の奈良、畝傍、神奈川の湘南、広島の尾道北、大阪の北野、茨木、岐阜県の岐阜、千葉県の県立千葉、福岡県の筑紫丘、滋賀県の膳所などなど全国的に有名な公立高校のトップに君臨する存在です。以前は、都立西、日比谷、国立の3校の東大合格者数を合計しても、浦和高校に敵わないほどのレベルでした。そうした浦和高校、あるいは大宮高校、川越、川女、浦和一女も受験する子達もいる中での偏差値75や73。素晴らしいです。おめでとうございます。これから偏差値が伸びる子と伸び悩む子が必ず出てきます。前者は「5つのポイント」をある程度忠実に実行しているタイプ。後者は、上手に勉強できていないタイプです。 具体的に言えば、偏差値の伸びない子は、量が足りていないか、足りていても頭を使っていないかのいずれかです。本日、質問の仕方の悪い子に注意を与えました。質問内容が「思考停止している子の典型的な質問の仕方」だったからです。では、具体的にどのように質問すれば良いのかは授業終了時に話したとおりです。徐々に受験生らしい勉強に切り替えてください。 本日、就職状況の現実についてお話しました。驚きましたね。ですが、あれが事実の一つなのでしょう。旧財閥系や総合商社、広告代理店上位(電通、博報堂、アサツー)、メガバンクなどは、GMARCHからだとかなり厳しくなっているのでしょうね。みなさんが目指すのは、まずは都立上位校。その次は、東大、一橋、東工大、早慶上智、理科大あたりになるのでしょうか。まだまだチャンスはあるので頑張ってください。
2013年09月12日
某中学校の定期試験が終了しました。この中学の問題は、定期試験としてはちょっと難しすぎるのではないでしょうか。点稼ぎ問題がほとんどなく、塾に行っていないと0点を取ってしまうようなテスト問題です。<生徒から受けた質問1>17乗と15乗の組み合わせから何かあるのでは...と考えねばなりません。これは工夫次第ですが、普段基礎トレーニングばかりやっている子には厳しいかもしれません。 <生徒から受けた質問2> 約束記号と整数問題・平方根問題を絡めるのは、慶應義塾高校が好きな問題です。本日は、西東京市内の多くの塾で、生徒からこの問題に関する質問が出たと思います。数学の専任講師やトップ講師が在籍している校舎なら問題ないのですが、そうでないと結構時間が取られるかもしれません。そうした意味で、塾泣かせの定期試験問題です。学校側から解答が発表されていないので、文系の先生や学生スタッフには難しいでしょう。 ただ、この問題に関してはちょっと説明不足だと思います。(1)に入る前に、「たとえば<20>の場合は・・・」などの例がほしいところです。例がないと、問題文の意味すら理解できない中学生が大勢出てきそうです。問題文の意味さえ理解できれば(1)は簡単な問題です。 (2)は、70X=5×□×□とおいて、計算してしまうのが手っ取り早いです。素因数分解と約分の結果、14の倍数であることに気づけばあっという間です。 全体的に見て、基本問題が少なく、数学が苦手な子は厳しいかもしれません。この中学から来ている塾生は2名だけですが、1人の子は(1)、(2)ともに正解出来たようです。すばらしい。※なお、この先生。元大手進学塾ワ○○カの講師だったとか。過去のテストも見てきましたが、はっきり言って、近隣の塾講師への挑戦状としか思えない問題が多いです。建前上は「生徒の数学的思考力をうんちゃらかんちゃら・・・」と言っているようですが、明らかに目線は我々塾側に向いてますね。 勝負したいなら直接かかってこい。 <これが中学校間の格差です>学校の定期試験。簡単な中学校と難しい中学校で、ここまで差があるのです。このあたりで一番難しい問題を出すのが、この中学校の数学の先生。逆に簡単なのはH中とM中。塾には、このような「学校間格差を埋める役割」もあるということを改めて実感しました。自校作成や私立上位の高校に進むには、塾は不可欠な存在になっています。
2013年09月10日
◆遅刻について本日無断で遅刻した子がいたので帰宅してもらいました。3月から何度もお話ししているルールです。それどころか、中3生に対しては先日も「遅刻する場合のマナー」についてお話したばかりです。私の話を「話半分」で聞いているか聞き流しているかという子がほとんどだと思いますが、それにしてもひどすぎます。寝坊した場合、踏切が開かない場合、部活で遅れる場合、私立高校の説明会で遅れる場合、その他さまざまな事情での遅刻が想定されますが、いずれの場合でも、遅刻すると判明した段階で速やかに電話で先方に連絡するのがマナーです。これについては、おそらく今後の日本社会では変わりません。(完全フレックスの特殊な企業やSOHOを認めてくれる企業が今後増えれば別ですが)人を待たせるというのは大変罪なことです。人はいつまでも待ちます。「走れメロス」でもセリヌンティウスはメロスを待ち続けました。「忠犬ハチ公」でもハチはずっとご主人を待ち続けました。犬だろうが人間だろうが、約束をしたら相手は待つものです。 そうした律儀に待っている人(たまに犬)に対して、連絡もよこさずに遅刻するというのは大変まずい。もう一度繰り返す場合は退塾もあり得ますので、以後気をつけてください。 ◆2020年のオリンピックとパラリンピックの開催決定みなさん(現中3生)はラッキーです。生でオリンピックを見られる、それも自国開催のオリンピックを見られるという機会は滅多にありません。しかも、もしこのまま順調に人生が進めば、すなわち留年も浪人もせずに現役で大学に合格し、就職活動でも夏前に無事内定をもらえたとしたら・・・です。みなさんは大学4年生の夏を完全フリーの状態で迎えます。何も予定がない状態で2020年のオリンピックを迎えることになるのです。(但し今後の就職活動は数ヶ月遅らせることになる可能性も高いです) しかも、開催地は東京です。電車ですぐの場所で開かれ、世界中から何十万人の人が集まってきます。選手、VIPの方々、観客などなど。映画評論家で元東大総長の蓮實重彦氏が「東京に生まれることも才能のうち」と言ったそうです。言い得て妙。まさにその通りだと思います。東京は日本の首都であるばかりではなく、世界中の政治、経済、情報の中心地であり、世界最先端の都市です。みなさんは、その東京に生まれ過ごしていけます。そもそも人間に生まれること自体が奇跡です。もしかしたら、みなさんは虫として生まれた可能性もありますし、花として生まれた可能性もあります。動物として生まれた可能性もあれば、コリン星に生まれた可能性だってあるのです。ところが、みなさんは人間として生まれた。人間と他の動物との違いは、自分の意思で未来を選択できるということです。植物の種子であれば、将来植物になることしかできませんし、生える場所を自分で選ぶことなんてできません。セミとして生まれれば、7日間ミーンミーンかツクツクホーシかジージーと鳴くだけの人生です。しかし、人間は自分が思い描いた未来に向けて進むことが出来ます。そんな人間として生まれるだけでもラッキーなのに、世界一平和で、しかも世界中の情報が集まる東京に生まれるということは、進学においても就職においても有利です。その上、みなさんが大学4年生の夏休みに東京オリンピック・パラリンピックがやってきます。たとえば、パラリンピックには大量のボランティアが必要とされます。そうした活動に自分自身が参加することもできます。これは中学校で強制されたわけでもなく、内申点や就職のためでもない、「文字通りのボランティア(自由意思で行い、利益を求めない)」になります。長い人生で、何の見返りも求めず、ただ単に他者のために働くという機会はそんなにありません。 また、五輪運営に携わる中で何かのコネを手に入れることも出来るかもしれません。(汚い話で大変申し訳ないのですが、コネとカネは大切です。)さらに外国人も大勢来ます。2002年ワールドカップの時以上にたくさんの国から来ます。そうした方と直に交流できるチャンスでもあります。そして、世の中で一番動きやすいのが就活を終えた大学4年生。そうした点で素晴らしいタイミングで東京オリンピックがやってきます。これはみなさんの運です。幸運です。ただし、幸運なのはここまで。それを活かせるかどうかはこれからの努力次第でしょう。というわけで、49日頑張ってください。←では
2013年09月08日
先日、テスト勉強中の子以外とは、個別にミーティングを行いました。各自の勉強のやり方をみていると、順調に進んでいる子とそうでない子がはっきり分かれます。そして、それがそのまま「将来、仕事が出来るようになる人とそうでない人」に繋がるように思えてなりません。そこで、クラス全体に、いくつか具体的なアドバイスをしました。 やるべきことが大量にあるときは、まず優先順位を決めることが重要です。今回はどれも重要なものになるので、優先順位は決めづらいですが、「どれから着手すべきか」は決められます。私が大量にたまった仕事を片づけるときの基準をお伝えしておきます。(1)まず、3分以内に終わる仕事があれば、それらを先に片づけていきます。(2)次に1時間単位でかかる仕事にとりかかります。集中して、途中で中断しないようにします。(3)4時間を超える仕事は、1日では終えられません。なぜなら、1日の中で、丸々4時間1つの仕事に集中できるということはないからです。私の場合であれば、来客の方がいらっしゃったり、電話がかかってきたり、その結果、「気づけば授業開始時間・・・」ということもしばしばです。ですから、最初から細分化しておきます。具体的には、4時間以上かかる仕事に関しては、その仕事内容を細かく分けておき、「月曜日は全体の10%、今週末までに全体の40%を仕上げる。来週中に全体の70%まで仕上げ、再来週までに一通り終える。その次の週は、予備や確認(修正)のためにとっておく」という風に予定を組みます。 以上参考にしてください。 みなさんであれば、(1)30分~60分以内に終わるものは先に片づける(2)次に、長い時間かかる課題にじっくり取り組む。その際、締切日までの日数を確認し、きちんと終わるように課題全体をわり算しておくことが重要。→そうすれば、今週中にどこまで仕上げればいいのか分かりますし、その結果本日やっておくべき量も分かります。
2013年09月04日
本日、就職や企業幹部のランキングの話をしました。その上で、そこから逆算した場合の9月の過ごし方について話をしました。<self-fulfiling prophecy> 9月にやるべきこと、9月の課題については、夏期講習の最後に説明したとおりです。「これをやらなければ落ちる」というネガティブな考え方ではなく、「このノルマをやりきれば必ず合格する(偏差値が上がる)」というポジティブな考え方で臨むことが大切です。これを社会学では self-fulfiling prophecy「願望成就の予言」「予言の自己成就」などと言います。(最近ではドラゴン桜で紹介された影響で「予言の自己成就」と訳すケースが多いようです。)さて、9月の特訓課題に取り組むにあたり、この特訓の目的をきちんと把握しておかねばなりません。<目的その1>1つめの目標は「過去の借金の清算」です。すでに偏差値70に達している子もいます。先日返却された模試でも、4つの高校で「志望校別順位1位」を取った子達がいます。(Wもぎでは、志望校別の順位が出ます)一方で、今回の模試で偏差値65に達していない子もまだまだいます。こうした子達は例外なく消化し切れていない単元があります。その「借金」を精算する期間がこの9月です。私の立てた作戦、計画通りに実行してください。<目的その2>2つめの目的・目標は「未来への投資」です。本日はピストルの例で話しました。あまり適切な例ではありませんが(なお当塾は中学生にとって適切でない例ばかり話していますので、よい子のみなさんはチャンネルを変えてください)、みなさんがもし戦場に向かうとき、あるいは暴○団の抗争に巻き込まれたとき、6発入りのピストルと50発入りのピストルのどちらを持っていくでしょうか。ピストルの威力や性能は全く変わらないと仮定します。両者の違いは、あくまでも「入る弾丸の数」だけです。当然、だれもが50発入りのピストルを選択するはずです。理由は簡単で「便利だから」です。いちいち弾丸を入れ替えなくても50発も打つことが可能です。逆に6発入りのピストルでは、すぐに弾丸を補給しなければならず、戦場において不利です。勉強も同じです。入試問題演習に入ったとき、知識不足のためにいちいち該当単元や昔のテキストにさかのぼるようでは、大変効率の悪い勉強になります。そうした時間的ロスをなくすための準備期間がこの9月というわけです。<早めに仕上げること>授業の最後に「早めに仕上げること」という話をしました。ビジネス業界でよく引用されるパーキンソンの第一法則「仕事量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という話をし、みなさんのペースでは間に合わないことを伝えました。テスト勉強も受験勉強もどちらも同じです。早めに仕上げることを意識してください。やることはいくらでもあります。その他、具体的なアドバイスや意義、そしてやるべきことについては、今後も授業内で補足していきます。
2013年09月01日
夏期講習お疲れ様でした。<Wもぎ>本日、ネットでダウンロードしたWもぎの結果を配りました。多くの子が偏差値65前後という状態です。今年の中3クラスは学校内申が低く、「オール3に4がちょこっと」という子がほとんどですが、今回のように偏差値65は出るものです。ただし、私の要求している水準はまだまだ上にあります。できれば、全員65以上。塾生平均偏差値70を目指したいところです。そのための・・・ <49日>・・・そのためのこの企画です。 いよいよ始まりました。必ず指示通り勉強すること。そして、「私が教えた入試本番の日」に合わせて勉強すること。そうすれば、「合格の世界」に戻ってこられます。 今回の模試結果を見て「自分でも偏差値65前後になるんだ!」と思った子も多いでしょう。しかし、みなさんの目指すべきところはさらに上です。実際、偏差値65と言っても、結構基本問題をボロボロ落としいることに気が付きますよね?つまり、本当に基礎力があるのならば、偏差値70に届くはずなのです。したがって、偏差値70,できれば75を目指し、上記49日を走り抜けること。 ※ハイレベル演習の参加者が1名増えて14名になりました。本当に勉強量が大変になるので、みなさん覚悟しておいてください。 では、みなさんはお勉強頑張ってください。先生は録画してある半沢直樹を見ます。(←みんなはダメ)
2013年08月28日
◆先週からお伝えしていたものを作り終えました。本日月曜日の授業でお配りし、説明します。この通りに進めていきましょう。 ◆ハイレベル演習が9月から始まります。勉強量はさらに増えますが、どうか最後まで付いてきてほしいと思います。 ※13名の子が申し込んでくれました。したがって残席が4名あります。自校作成校を受験しない子も自身のレベルアップのため大勢受講しています。ぜひ頑張ってください。 ◆ハイレベル演習の教材は、お盆休みと本日で作成し終えました。教材は、過去の自校作成問題と私立高校の問題の中から、私が「良問」と判断した問題を厳選して収録してあります。良問とは、様々な考え方が含まれているという「網羅性の高さ」と、初見問題に対応できる考え方が身に付くという「一般性の高さ」の2つを兼ね備えている問題のことです。なるべく、みなさんが自習で解く問題と重ならないよう配慮したつもりです。全体として難しめの問題がそろっているので、毎回丁寧に予習し、入試まで繰り返し繰り返し解き直すこと。ハイレベル演習の教材がこなせれば、実際の入試では「何が出ても大丈夫」と自信を持って良いでしょう。入試で必要とされる重要テーマに漏れなくぶつかることができるよう、量の多さは覚悟して作成してあります。つまり、入試に必要な全ての要素がこの教材に詰まっていると言えます。とりわけ数学はこの1冊に賭けて勉強することが、自校作成校(グループABC)合格への最短距離になるでしょう。そのためには、早く自分の生活スタイルの中に「ハイレベル演習の予習と復習」のリズムを作り出すことが重要です。秋が深まり、気づけばあっという間に冬の足音を感じる季節になります。残されている時間はあまりにも短く、忍び寄る「審判の日」に猛烈なプレッシャーを感じることもあるでしょう。しかし、知識をいれることを楽しみ、怒濤のごとく2学期を走り抜けてほしいと思います。残されている日数は確かに短いのですが、やるべきことをこなすための時間はまだ確実に残っています。
2013年08月25日
本日の「理科の宿題」ですが「×1」で構いません。 <既にやってしまった人へ>ごめんなさい。ただ、決して無駄にはなりませんからご安心を。 ※夏期講習中のため、ほとんどブログを更新できずにいます。申し訳ございません。
2013年07月24日
やるべきことをやっている子とそうでない子で差が開いてきました。毎年のことですし、普段の授業態度とノートを見ていれば、どの子がついていけなくなるかはある程度の予測も付いてますので、それほど驚きはありません。が、それにしても随分な差です。偏差値にすると、一番上の子と下の子とでは、27の開き。学校の5科目の点数では150点の開き。学校でも塾でも同じ教材を使用し、同じ問題を解き、同じ解説を聞き、同じように理解していながら、1週間すると差が開いてしまう。その一番の要因は記憶力でしょう(もっと端的に言えば努力不足です)。ですから、せっかく理解し覚えたことを忘れないように、「記憶力保持の為のさまざまなアイデア・アドバイス」を授業中に指示するのですが、残念ながら記憶力のない子は、そうしたアドバイスすら忘れてしまうという・・・。本当に落語やギャグの世界です。 たとえば、これ。この日に4つのアドバイスをしました。「4つのアドバイスの詳細は覚えていないのは仕方ないとして、4つのアドバイスをしたこと自体は覚えていますか?」と聞いたところ、成績中位から下位の子達は「4つのアドバイス」を受けた記憶さえ、すっかり忘れていました。ただ、そんな中でも一応メモをとっている子もいたので、試しにその4つを読み上げてもらいました。すると、残念なことに、人によって4つの内容がバラバラ。やはり、普段話を聞けていない子や国語が苦手な子は、箇条書きで話した4ポイントを正確にメモすることすらできません。今年の中3生。なかなか大変です。高校に上がるまで、あるいは社会に出るまでに、どうにかこのあたりだけは改善しておきたいところです。(高校入学後は誰も注意してくれなくなります) ところで、数学の採点が終了しました。授業内で指定した問題。そっくりそのまま、数字も変えずに4題出しました。採点の結果ですが、なんと0点の子もいます。連休中何をやっていたのでしょうか。不合格者は、次回の数学の授業は自習していてください。これ以上進めても意味がないからです。少々残酷ですが、今回のテストで合格できない子は、次の単元は理解できないと思います。仮に理解できても本番では解けないでしょう。つまり、時間をかけるだけ無駄。残酷なようですが、次回数学で扱う単元は「捨てて」ください。残念ですが、そろそろ「そういう時期」なのです。志望校の選択肢が徐々に狭まってくる頃です。春先の志望校は死亡校という名前に変わります。それが夏です。(反対に努力している人は、志望校の選択肢がどんどん広がっていきます) さて、次回もう一度チャンスを与えましょう。木曜日の数学のテストと英語のテストで合格できれば、次回の数学の授業に参加することを許可します。数学は、指定されたページから同一問題を出題します。数字も変えません。英語は、2回行ったテスト(接続詞)からミックスして出題します。同一問題です。単語も変えません。 数学は再テスト。英語は再々テスト。どちらも新しい問題はありませんから満点合格でいいですね?そして、このチャンスを逃したら、もう「終わり」でいいですね?そもそも入試は一発勝負です。
2013年07月17日
前回の授業で英語「接続詞」のテストを行いました。初見の問題を使った目的は、普段いかに丸暗記に頼っている子が多いのかを判断するためと英語の構造が頭に入っているのかを判断するためです。結果を言えば、学校の定期試験通りの結果です。学校の定期試験で90点未満の子は、要するに全員例外なく基礎力不足。中1段階で覚えておくべき英語構造が全く頭に入っていません。あるいは、頭では理解しているが実際の場面で使えこなせないということです。野球に喩えれば、練習段階でのキャッチボールは出来るようになったけれども、試合になるととんでもない投げ方になってしまう(普段練習したとおりにできない)という現象です。一方で、中1から塾で勉強している子達は、「頭の使い方」がきちんと出来ているため、こうしたテストで高得点を挙げています。柳沢中の中間テストで満点を取った子は、今回も良い点数でした。中1の最初は苦しんでいましたが、塾で教える文構造を常に念頭に置きながら勉強してきたので、初見の問題にも応用が利くのです。それに対し、やはり入塾時期が遅くなればなるほど、今回のテスト結果は悪くなります。特に柳沢中(中1から在籍している子を除く)や田無1中メンバーがひどい。おそらく、学校の授業で文法用語をあまり使わない先生にあたってしまったのでしょう。あるいは、学校の先生が自由気ままに英会話ばかりしているケースも、生徒側は被害者になります。上記2つの中学の生徒は、暗記している問題なら解けますが、初めて見る問題には全く対応できないのです。(まあ、他の中学校の子にも出来ていない子はいますが)日本の高校入試と大学入試は筆記試験です。文法力がないと解けません。これに対する批判は様々ですが、現状入学試験が文法力重視になっているのですから、それにあわせて勉強するしかありません。だから、とにかく指示された通りに勉強をしてください。授業で指導している考え方で理解しておかないと、初めて見る問題に対応できないのです。<時間・スピードについて>ところで、テストの様子をみていて気が付いたことがもう1つあります。それはスピードです。学校の定期試験が終わって「時間が足りませんでした」という生徒がいますが、残念ながらこのタイプの子は入試で受かりません。時間無制限だったら誰でも出来るのです。スローモーションだったら誰でもできるのです。もし、スピードがめちゃくちゃゆっくりだったら、私だってメッシのドリブルを止められます。しかし、入試は違います。入試やテストは制限時間のあるゲームです。制限時間内でやることに価値があります。スピードが不可欠なのです。今回テスト中の様子を見ていましたが、普段「時間が足りませんでした」と言い訳をする子は、例外なく遅い。一番速い子が3分で終了したのに10分経ってもチンタラチンタラやっている。(中には最後まで終わってない子も2名)ということで、以後「時間が足りませんでした」という言い訳はしないでください。足りていないのは、「時間」ではなく「あなたのスピード」です。今後は「練習が足りませんでした」「自分のスピードが足りませんでした」と言い訳してください。そして、いつまでもいつまでも言い訳しててください。 悔しかったら人の何倍も勉強しなさい。 <Wもぎ>今回の模試は10名しか受験していませんが、塾生の平均偏差値は64.5。イマイチの結果でした(前回6月が62)。最低65は取らないといけません。全生徒が65以上とること。(最低ですよ)なるべくなら70以上取ってください。偏差値65以下の子は全員基礎力不足です。この連休中に言われたとおりに復習をすること。 <次回数学>次回テストで必ず満点を取ること。中3の授業はドンドン進みますが、次のテストで満点が取れない子は、先には進めません。(これ以上進めても意味がないので)
2013年07月13日
<中3>中3生のテスト結果がほぼ出揃いました。昨年からなかなか言われたとおりに出来ない子が多く、大変が学年でしたが、未だに改善されない子もいるようです。たとえば、試験前日に大量に質問を抱えて持ってくる子(質問というより、「10枚以上ものプリントの答えを教えてください」という内容でした。当然お断りしました。)、指示された回数反復できていない子、社会のテストで勝手に「ここは出ないだろう」と自己判断してしまって勉強しなかった子、塾のテキストでやった問題ばかりなのに「やったことがない問題がたくさん出ました」と平然と述べた子・・・etcいろいろな子がいますが、要するに「指示されたようにやっていない」「完成する前にやめてしまっている」「勉強のスタートが遅い」のですね。その他、授業中の様子を見ていても、いまだに「文字を丁寧に書きなさい」と注意される男子が3名。ちょっと中学生としてはひどすぎるレベルの文字です。芸能人のサインみたいないびつな形の文字を、薄く小さくさらさらっと書きます。これはいくら勉強しても、入試で点数にならないのではないでしょうか。ある子に聞いたところ、「小学校の先生にも、中学校の先生にも、前の塾でも、親にも一度も文字の汚さを指摘されたことがない」と言っていました。ちょっと驚きです。こうしたことで注意される状態を早く脱してください。 個別に課題を出した子も数名います。「頑張りたい」ということだったので問題集もあげました。しかし、進捗状況を聞くと、「期限までに終わらなそう・・・」ということでした。その段階で、もう受験は終了です。 もうちょっと気合いを入れてください。(半数以上の子)明らかに変わってきた子もいますが、まだのんびりしている子も大勢います。(よく考えてみると、なぜ君たちの人生なのに、私ひとりで本気になっているのか不思議になってきました) なお、それ以外の子達は順調です。自校作成や上位校に挑戦できるよう、塾のカリキュラムを1つ1つ消化してください。 <5科目450点未満の子(改善すべき箇所がたくさんある子)>(1)とにかく指示されたとおりに勉強をすること。まず椅子に座って、テキストを開いて、利き手で鉛筆かシャープペンシルをを持ってください。それで問題を解き始めてください。(そうすれば勉強が開始されます。知ってました?)(2)TO DOリストの作成(キャンパスノートでOK)をやっておくこと。5科目450点超えていない子は必ず作ること。 (3)定期試験の分析(昨日の授業内で教えた方法)をやっておくこと。 <中1クラス>中1クラスの子達は、指示されたことをきちんと覚えられる子が増えてきました。小学7年生という状態から少しずつ脱皮してきているようです。 ただ、まだまだ再テストの多い子もいます。全体的にみると、2学期制の柳沢中、田無4中、大泉中の子達は再テストが減ってきています。一方、3学期制の中学の子達は再テストが多いですね。(気づいてました?)もうちょっと自宅で完璧にやってくるように。練習段階で適当にやっているから本番で出来ないのです。自宅での練習も全て「テスト本番」だと思って勉強すること。
2013年07月07日
◆本日夏期講習出欠票の締切日でした。 夏期講習は普段以上に高額です。125時間で80000円。1時間あたり650円前後もの費用がかかっています。親御さんが一生懸命働いて夏期講習に通わせてくれているのです。その思いを無駄にしないようにしてください。そして授業料の何倍もの成果が出るよう最後まで緊張感を持って取り組んでください。長丁場ですから、途中で緊張感が切れてしまう子も例年いますが、ここで頑張った子は偏差値65に達するはずです。自分自身の成長に期待して過ごしてください。※例年、夏期になると服装が派手になる子やお洒落になる子がいますが、そういう子は偏差値が伸び悩む傾向にあります(特に女子)。お洒落は、良い高校に入って、良い大学に入って、お給料の良い企業に就職出来れば、後からいつでも出来るようになります。受験生におしゃれは禁物。スーパーの2階で買ってきたような3枚数百円のシャツでOK!大丈夫です。授業中、誰も君のことは見てないから。※まじめな話、お洒落に意識と時間が向いている分、相対的に勉強への意識と時間は減ります。中3受験生がファッションに興味を持ち始めたら、それは入試への黄色信号だと考えて間違いないでしょう。塾に来る服装をみれば、「あ~、この子、成績は伸びないだろうな~」と分かります。中3クラスにも3名います。やはり全員が今回のテストで点数を下げてしまいました。一見因果関係がないようですが、経験上、ファッションと勉強との因果関係は大きいです。ただし、このことが抱える問題点は、何も「ファッション」「服装」だけではありません。そうではなくて、「勉強」というものが生活全般の中で第一優先になっていないこと自体が問題なのです。「ファッションに興味がある子の成績が下がる」と書きましたが、「ファッション」の部分を「音楽」「ギター」「異性」「テレビ」「ゲーム」「メール」などに置き換えても構いません。いずれにせよ、勉強が第一優先になっていない子は上位校には合格できません。上位校とは武蔵野北以上です。そして、西東京市内の中学校から武蔵野北以上に合格するためには、学年上位5%以内(クラスで1位~3位)に入っている必要があります。これら勉強以外の生活全般については、保護者の方が強権を発動するしかないと考えています。何より本人達に自覚してほしい問題です。この夏を逃したら、さすがに都立清瀬・豊多摩・井草より上は難しくなります。同時に、大学受験でGMARCHより上の大学に行く可能性はほぼゼロになるとお考えください。つまり、この夏である程度、みなさんの「人生における最終学歴」は決定されてしまうのです。それだけの認識と覚悟をし、その上でファッション・その他を優先するなら、もう私からは何も言いません。 ◆本日の授業は国語:小説読解英語:接続詞数学:二次関数でした。特に二次関数の解法については、必ずノートまとめをしておくこと。重要な解法です。また、授業内で急遽配った類題プリント(こちらの方が良い問題でしたね)も合わせて復習しておくように。いろいろな問題に応用が利く良問です。※本日解説した問題を宿題用ノートに書いている子がいました。宿題ノートは回収してしまうのですから、自宅で復習できません。次回以降、必ず授業用ノートにメモするように。 ◆本日は、英語(接続詞)と数学(二次関数)で質問がある子を対象に延長授業30分ほど行いました。また、to do リストや手帳の作り方を質問して帰宅した子もいました。次のテストで良い結果が出ることを祈るばかりです。 ※塾生で5科目490点台が2名。素晴らしいと思います。失敗した子は何かを変えないといけません。さて、何を変えればいいのでしょうか。
2013年07月04日
遅くなりましたが、二次方程式再テストの採点が終了しました。ほとんどの子が100点でした。すばらしい。 その中でかなりマズイ子も数名いました。その子達は、各自課題に取り組んでくること。 <かなりマズイ子↓>保谷中女子(1名しかいないので分かるでしょう)柳沢中男子(←2名とも。これも分かるでしょう。)明保中男子(一番最後に入塾した子)以上4名は、自分で何をやるべきか考え、その課題に取り組み、提出すること。4名のうち3名は、「ホントにやる気あるのかな~」と私は思っています。(一人の子は、まあやる気は感じられます。) 次に少々マズイ子です。<少々マズイ子↓>田無1中女子(2名とも)田無4中男子(のうちの1名) 以上3名は、8割は超えていますが、ミスが多いです。 その他の子はほぼOKです。 <文字が汚い子>本日の漢字テスト。文字があまりにも汚いために、授業後に残って書き取り(清書)をしてもらった子が5名いました。今回の二次方程式再テストでもやはり汚いです。 さて・・・あなた達は、このまま大人になりますか。重要な書類も、冠婚葬祭の時に受付で書く文字も、就職試験も、婚姻届も、すべてこの文字で書くつもりなのですか? 一つだけ言っておきましょう。君たちが今後出会う大人の中で、君たちに対し「文字が汚い!」と言ってくれる大人は、おそらく私が最後になるでしょう。今後、誰もみなさんに「字が汚い」とは言ってくれません。口には出さず、心の中で思っているだけです。 もう1つ。中学生の今ですから、恥をかくのは自分だけです。しかし、将来結婚し、子供が生まれ、みなさんが学校の先生や塾の先生にお手紙を書くとき、みなさんの子供が恥をかきますよ。 さあ、今すぐ直してください。こんな文字で大人の世界に旅立ってしまったら、いろいろな場面で損をします。(「上手な字を書け」と言っているのではありません。「丁寧な文字」を書きなさいと言っているのです。)
2013年06月05日
本日は伝達事項のみです。<5/28までの宿題>テキストの地歴を終了させておくこと。※5月末でいったん締切とし、中間チェックを行います。終了していない子は、上位校(小金井北・武蔵野北以上)で黄色信号が点滅します。 <5/28までのテスト>次回は二次方程式の総合テスト第2弾です。章末問題のページを各自十分に練習しておきましょう。 <次回、土曜日の授業について>5/25(土)と6/1(土)は、多くの中学校の修学旅行、運動会が重なります。そのため、この両日は全く同じ授業を行います。いずれか都合の良い方にご出席ください。なお、両方とも出席できる場合は、当然ですが、どちらも出席してください。やる内容は指示します。
2013年05月23日
◆本日は不定詞の発展演習でした。基本となる概念は前回までに講義した通りですが、それを応用問題に結びつけられるかどうかで、上位校に行けるかどうかが分かれます。応用問題が解けない子は、次のような子です。1)基本が身に付いていない子要するに勉強不足の子です。この段階でストップしている子が、学校のテストで80点以下を取ってしまいます。偏差値にすると、55を割ります。対策は「勉強すること」しかありません。※なお、今回の1中と明保中のテスト結果を見ても、普段塾でやっている漢字テストの結果がそのまま出ているようです。毎回2問、3問とミスをしている子は、やはり学校でも点数を落としています。毎回満点を目指すことを習慣化していない子は、その点数が癖となり、学校の点数も90点を割ります。点数というのは、癖となり、やがて習慣化されてしまうものなのです。塾の小テストを舐めている人は、学校の点数で痛い目に遭います。今回の1中と明保中のテスト結果で、それが証明されてしまいました。QED!学校の定期テストなんて、根性とやる気の問題です。450点を割るのは、根性がないか、やる気がないかのいずれかです。つまり、このラインにいる子は、勉強面の基礎が出来ていないだけでなく、「心構えの面」でも基礎が出来ていないのです。意識が受験生になりきっていない。おぼっちゃま、お嬢様の勉強になっている。根性がない。意欲がない。野心がない。将来成功してやるという意気込みがない。「おままごと」みたいな勉強をいつまでもやっていてはいけません!(なお、5科目400点は全員超えています。5科目400点は、当塾では最低ライン) 2)「基本は身に付いている」と本人が思いこんでいる子具体的に言えば、基本ページの問題が「解けるだけ」の状態の子です。実は、この状態では、基本が身に付いているとは言えません。いつも授業で言っているように、解説ページを白い紙に再現したり、他人に説明できたりして初めて「基礎が身に付いた」と言えます。対策は、授業で習ったことを、次の授業までに他人に解説できるようにしておくこと。また、解説ページの事柄は全て覚えること。 3)確かに基本は身に付いているのだが、抽象的・一般的な概念を具体的・個別的事例に応用できない子公立中学校に通う大多数の生徒がこのタイプに当てはまります。物事を抽象化したり、具体化したり出来ないのです。こうしたタイプの子は、100の問題を解くために100通りの解法を暗記しなければなりません。非常に辛い状況です。勉強も面白くないでしょう。本当に不毛な時間を過ごすことになります。一方、頭の中で抽象化・具体化できるようになってくると、「1つの知識を覚えておけば、その知識を100通りの問題に応用できる」という理想的な状態が訪れます。対策としては、暗記作業型の勉強を脱却することと、普段黒板で解説している理屈を理解すること。あとは演習作業が終わった後で、「まとめ作業」を毎回行うことです。(他にもいろいろありますが、それは授業内で指示していきます。) 中学生の内に、この能力を身に付けておかないと、大学受験で苦労します。東大や一橋を初めとした「国立大学」には、まず合格できないと思ってください。(3浪、4浪すれば分かりませんが、高校3年間で国立大学に必要とされる知識を全て丸暗記するのは物理的に不可能です。覚える知識を最小限にまとめ、それを応用していく力がどうしても必要となるのです。)塾では、このような具体化・抽象化する力を身に付けることを最優先課題としています。どの学年でも、理由付けを行うように指導していますが、これは後々、みなさんの可能性を拡げるために大変重要なことです。 ◆歴史後藤武士先生の「読むだけですっきり分かる日本史」を課題図書として提示しておきました。夏休み前までに読んでおくと良いでしょう。
2013年05月21日
本日は英文解釈の1回目。一文ずつ分析する、いわゆる「精読」と呼ばれるものを行いました。本日冒頭でお話したように、実際の都立入試では「精読」は出来ません。共通問題も自校作成問題も長文中心の構成になっており、制限時間は中学生にとってかなり厳しいものとなっているからです。特に自校作成問題は、指導要領との絡みから、文章を長くすることでしか難度を上げづらいという事情もあります。そのため、トップ校は超長文とも言える分量が出題されます。 しかし、だからといって、いきなりスピードを追求しても意味がありません。スポーツでもそうですが、最初からスピードを上げた練習をしてもフォームが滅茶苦茶になるだけです。したがって、まずはゆっくりと「正しい型」を身に付けることが重要です。その後、正しい型(フォーム)を崩さないように、徐々にスピードアップを図っていくのです。英文読解において、正しい型とは「精読」ということになります。本日のように、1文1文じっくり分析して読んでいく。そうすると対応している部分や省略されている部分にも気づきます。内容も十分理解できるはずです。その後は、自宅で音読を繰り返すことによりスピードアップを図ります。音読の効用、音読により訪れる認知の仕方の変化、音読の回数、音読の方法については授業で話した通りです。これが長文読解の最適な勉強法です。(もちろん黙読することも必要ですし、頭から読み下すトレーニングも必要です。それは今後指導するので安心してください) 都立入試を第一志望とするみなさんにとって長文問題は避けては通れません。また、4年後の大学入試においても同じことが言えます。私が受験した時代に比べ、たとえば早稲田の政経学部も早稲田の法学部も、長文の量は格段に増えています。大量にある情報を素早く処理する力が現在の入試では試されているのです。情報処理能力は、社会に出てから必要とされる力でもあります。高校受験の勉強を通じ、そうした能力を養成していくことが大切です。 <伝達事項>◆試験前の1中、明保中、保谷中→テスト勉強を進めておくこと◆その他の中学→本日の長文を音読した後は、社会の課題を進めておくこと◆次回土曜日理科を少し進めます。あとは本日授業後に伝えたものを持ってくること。
2013年05月09日
大型連休を終え、本日から授業再開です。本日は(1)二次方程式と関数の融合問題(2)階差数列の問題(3)整数部分・小数部分の応用問題について解説を行いました。どれも後々のために整理しておく問題ばかりです。テスト前の田無1中生や明保中生も、復習の時間を30分~1時間程度は確保し、ノート整理しておくようにしましょう。(1)二次方程式と関数の融合問題については、オーソドックスな解法とパラメータの使い方について指導しましたが、今後、何度も何度も使う大変重要な考え方がたくさんつまっています。よく復習しておきましょう。反復する際の注意事項は授業で言ったとおりです。ごくごく当たり前のことなのに、意外とやっていない子が多数。模試で偏差値が上がらない子が例外なくやっている勉強法です。至急改善を。 (2)階差数列問題については、問題文で与えられた図をちょこっと変形することにより、簡単に解ける方法を紹介しました。また、そこから導き出される公式は、中学受験でも高校受験でも頻繁に登場する有名な公式です。次回、英語の長文問題を使って、この数学問題を復習する予定です。よく復習しておくと次回の英語長文の理解が深まります。 (3)整数部分・小数部分中学生が苦手とする単元ですが、本日のような図を書いて考えると分かりやすくなります。必ず図を書き、ミスのないように処理してください。また、解説の補助プリントを最大限に利用すること。そして、出来た問題についても必ず解説を確認することが重要です。 <重要:その勉強法は落ちる勉強法です>本日の授業終了時に指摘しましたが、途中2度のミス(勘違い)をしたために、たまたま正解しているケースもあります。みなさん中学生の独学が危険な点はここです。「答えだけ確認して正解していればOK」という姿勢を早めに改善してください。こうした適当な姿勢が入試で命取りになります。これは今回の問題に限りません。どの教科、どの問題でも、答えだけでなく必ず解説も見るようにしてください。それが出来る人が上位校に入れます。中学生の中には答えだけ見て終わりにする子が大勢いますが、そうした姿勢が本番で初見の問題に対応できない弱さに繋がります。実力のある人(偏差値70以上の人)というのは、正解した問題についても、必ず解説を参考にします。そして、「自分の解き方が解説のやり方と異なっているのに、なぜか正解している場合」は、不安に思い質問にきます。こうした積み重ねが本番での得点力に繋がるのです。本日、「途中で2回ミスしているにもかかわらず、答えが合っているというだけでマルをした人」は反省が必要です。その子達は「成績が伸びない要素」を持っています。みなさんが思っている以上に危険なタイプなのです。
2013年05月07日
昨夜、明保中のサッカー部の子から欠席連絡が相次いでありましたが、一人だけ連絡が入っていません。欠席する場合は必ず前日夜までに連絡すること。ということで、その子は、本日の授業は部活を休み、出席するものと判断します。その他の中学校の子達も同様です。休む場合は前日夜には連絡するようにしてください。
2013年04月26日
◆本日は中3授業でした。次回の国語の宿題ですが、問5の作文はやらないで結構です。授業で本文解説を行いますので、十二分に内容が理解できたら希望者は提出してください。添削します。 ◆本日は、It ~ to ・・・構文の補足説明。「意味上の主語」について解説を行いました。○「It ~ to ・・・構文 」において、不定詞の意味上の主語を明記する場合は、不定詞の直前に「for 人」を割り込ませて下さい。(原則) ○発展内容その1そもそも、不定詞というものは、もともとは「動詞」です。動詞にtoが付くことによって、名詞や形容詞や副詞という別の品詞に変化しているのです。このような「元動詞」のグループのことを「準動詞」と呼びます。みさんが知っている準動詞は、不定詞と動名詞です。不定詞は、「動詞が名詞、副詞、形容詞に変化したもの」、動名詞は「動詞が名詞に変化したもの」です。どちらも「元動詞」ですね。さて、準「動詞」と言うくらいですから、不定詞にも必ず「主語」が存在します。「動詞」があれば「主語」も存在するはず、というのは英語の原則だからです。そして、その「不定詞の主語」は、不定詞の直前に入れます。これが本日指導したルールです。ところで、ここで疑問がわいてきます。中2の時にも「不定詞」を習いました。I like to play tennis.のような文です。この文では、不定詞to playの直前に主語がありません。なぜでしょうか。理由は、「文全体の主語(この場合は I )と不定詞の主語が一致している場合は、不定詞の主語は明記しない」という決まりがあるからです。上の文でいえば、文全体の主語は I です。また、「to play tennis.(テニスをする)」という行動主も I です。どちらも I です。このように、文全体の主語と不定詞の主語が同じ場合は、わざわざ不定詞の意味上の主語は書かないのです。つまり、中2の時に勉強した不定詞は、実は例外だったわけです。本当は、原則、不定詞には主語が存在します。このルールは、後々英作文をする際に重要な意味を持ってきます。よく覚えておきましょう。○発展内容その2さて、本題。「It ~ to ・・・構文 」において、不定詞の意味上の主語を明記する場合、不定詞の直前に「for 人」を割り込ませる場合と、「of 人」を割り込ませる場合があります。この区別はどうすればいいのでしょうか。参考書を読むと、「~の部分が、人の性格・性質を表す形容詞の場合は、for ではなくて、of を使う」と書いてあります。 そして、kind , good , wise , careless・・・ などを暗記するように書いてあります。果たしてそれですべての問題に対応できるのでしょうか。みなさんは、将来TOEFLやTOEIC を受検することになると思います。安倍内閣が大学受験にTOEFLを導入するなんて案も出しています。こうした上級試験では、たとえばwrongという形容詞が問われます。このwrong(よくないことだ)は、なんと「 It ~ for 人 to ・・・」の場合と 「 It ~ of 人 to ・・・」の場合の2通りがあります。そうした際に丸暗記では対応できません。やはり、正確な理解をしておく必要があります。A文)It is important for me to study math.(私にとって数学を勉強することが大切です。)B文)It is kind of you to help me.(手伝ってくれるなんて親切ね→手伝ってくれてありがとう。) A文では for を使い、B文では of を使っています。B文の場合は「kindは、人の性質だからof」という覚え方でも確かに良いのですが、ここでは別の区別の仕方を教えておきます。結論から言うと、 「 It ~ of 人 to ・・・」 の文は2通りの意味を持っていますが、 「 It ~ for 人 to ・・・」の文は1つの意味しか持っていません。B文から説明します。B文は2通りの意味で理解可能です。どういうことかと言うと、B文の不定詞to help me(私を手伝ってくれること)と形容詞kind(親切だ)をつなげて、・「手伝ってくれるなんて親切だ」という意味でも理解できますし、意味上の主語(of you)と形容詞kind(親切だ)をつなげて、・「あなたは親切だ」という意味でも通じます。このように「It ~ to ・・・構文」が2通りの意味で理解ができる場合は、意味上の主語に「of」を使います。 一方、A文を見てください。A文は2通りの意味で理解できません。A文の不定詞to study math(数学を勉強すること)と形容詞 important (重要だ)をつなげて、「数学を勉強することは重要だ」という意味は通じますが、意味上の主語(for me) と形容詞 important (重要だ)をつなげて、「私は重要だ」という意味は通じません。このように「It ~ to ・・・構文」が2通りの意味で理解ができない場合は、意味上の主語に「for」を使います。ここまで理解しておくと、wrongのような形容詞の際、ofを使うのか、forを使うのか区別できるはずです。本日はそんな話をしました。 参考文献江川泰一朗著「英文法解説」(金子書房)安藤貞夫著「現代英文法講義」(開拓社)安藤貞夫著「基礎と完成 新英文法」(数研出版)マークピーターセン「表現のためのロイヤル英文法」(旺文社)綿貫陽著「ロイヤル英文法」(旺文社)タグ:都立高校入試 自校作成入試 西東京市 塾 難関校 トップ 校 自校作成校 西武柳沢 田無 東伏見 ひばりヶ丘 保谷 進学塾 東京都立 英文法 不定詞の意味上の主語
2013年04月05日
◆整理の基本昨年の6月、「整理の基本」と題して全5回でブログをアップしました。新入生は読んでおいてください。さて、本日の中3生。宿題の場所を間違っている子がいたため、その子には退出してもらい、授業を進めました。その後、その子の机の上を見ると、私が「捨てるように!」と初回の授業で指示しておいた国語の教材が乗っています。今年度から国語の副教材を改定したので、「昨年までのものは廃棄するように」と伝えたのですが、それを守らないとこのような事態になります。さて、ここから大切なお話。授業でも説明しましたが、古いもの(使わないもの)と新しいもの(これから使うもの)を混ぜることは絶対にしてはいけません。これは仕事の基本です。古いフォーマットと新しいフォーマットを混ぜてしまう社員・事務スタッフは、どの会社にも必ずいます。これは仕事能力の問題なのですが、これをやってしまうスタッフや会社は、例外なく「仕事偏差値」が低い。こうした会社に仕事を依頼すると、間違いなくミスが多発しますし、そもそも締切や支払期限なども守られません。来年消費税が上がります。また、再来年の年度途中にも消費税が上がります。これにより、事務能力の低い会社はミスを多発します。みなさんの中にも、きっと被害を受ける人が出てくるでしょう。たとえば、飲食店で旧来の消費税5%のメニューがそのまま出てきたり、旅行会社で古い料金表が渡されたり・・・。こうしたことが日本中で多発するはずです。(とりわけ中小企業において)これをやると信用を失います。一瞬です。(私も注意しなければ・・・) 「いらないものは捨てる」あるいは「別の場所に保管しておき、絶対に新しいものと混ぜない」という大原則を守っておかないといけません。よく覚えておきましょう。この程度のことは会社に入る前にマスターしておくこと。 ◆偏差値の高い高校を目指す理由中3クラスの宿題・テストは、かなり負荷をかけています。頑張って付いてきてください。理由は様々ですが、要するに一言で言えば、みなさんになるべく上の学校に行ってもらいたいからです。偏差値で学校を選ぶことは、おそらく中学校の先生は否定するでしょう。社会の中でも否定する人は多いと思います。しかし、私は断言します。なるべく偏差値の高い高校に行けと。偏差値の高い高校には凄い友人達が大勢います。学校の先生の教務レベルも抜群に高いです。都立自校作成の問題を見れば分かりますが、自校作成校の先生方の力量は半端ないです。こうした意識の高い友人や力のある先生から得るものは、きっとたくさんあります。どうか少しでも偏差値の高い高校に入ってください。必ず将来プラスになるはずです。 そもそも、偏差値の高い高校にハズレはありません。偏差値が高いということは、偏差値の高い受験生とその保護者の方が集まっているということです。そうした方々は、物事を慎重に選びます。そうした方が「良い!」と判断した高校だからこそ、その偏差値を維持できているわけです。しかも何年間も。意識の高い生徒は、知的好奇心も旺盛です。先生を見る目も厳しいです。その要求を満たし、今の偏差値を維持しているというのは、やはりその高校の先生は凄いのです。意識の高い生徒や親を満足させるには、高校側にも多大なエネルギーが必要とされます。反対に、ダメな学校ならドンドン偏差値が下がるはずです。(例:●谷高校のように。要するにここは意識の高い親と生徒から「ダメ!」と烙印を押されたのです。) ですから、私はみなさんに偏差値の高い高校に入ってほしい。そして、「上の世界」でしか体験できないものを手に入れてほしい。そこからしか見えない世界がきっとあります。そうしたところから逆算した結果のあの宿題量です。各自丁寧にこなしてください。(皆さんに可能性がないと思っているのなら、私もここまでの負荷はかけません) ↓1つ下に、都立自校作成校の変更点があります。今年の中3から実施ですね。楽しみです。
2013年04月03日
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