田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2012.10.26
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昨日、出張中の新幹線の中で新幹線用の雑誌「WEDGE」を読みました。(もちろん、一般の書店でも買えます)

新聞広告や地下鉄の中吊り広告で「資源に沸くモンゴルの”中国ジレンマ”」というタイトルが大きく出ていたので、日本にいるモンゴルサポーターの方の多くは、この広告に気づいたのではないでしょか?

私も数日前の新聞広告を見て「今度の出張の時に新幹線で読もう」と思って出かけました。

こんなに目立つ感じでモンゴルの記事が広告になったのは初めてなんじゃないでしょうか?朝青龍とかの関連ではなく、純粋にモンゴルという国、ビジネスの対象の国と言う意味では。


で、読みました。結論から言えば、10ページにも渡るモンゴル関連の記事が載っており、良い印象を持ちました。

日本においては、新興国と言えば一に中国、その次は東南アジア、インドへと関心が行ってしまうので、兎にも角にもモンゴルの今を伝えてくれるメディアは大切なことだと思います。

執筆者は北海道交流・協力総合センター研究員で、フリージャーナリストの吉村慎司さんという方です。

内容的には、このブログの読者の多くの方からすると「Nothing new」ではありますが、一般の日本の読者向けとしては丁寧に書かれており、わかりやすい構成となっていると思います。


中身は、モンゴル国の紹介、OT・TTのこと、それに伴って外資が流入していることなどがまず書かれています。

その上で、これらの発展は「現実には中国の景気に支えられてきた」と、輸出先の94%が中国である旨と書かれています。

また輸入についても、ガソリンはロシアに頼っているが、それ以外の食料品・日用品のほとんどを中国に頼っているとあります。

そうした中で昨年成立した、主として中国資本排除を意識した「外資規制法」について触れています。

中国は嫌いだけど、中国なしでは発展がないよ、というここ最近の成長の基本的な悩みも書いています。

一方、モンゴル人の富裕層についてもザイサン周辺のマンションやルイヴィトンなどとともに紹介され、新興国に良く見られる格差社会が急速に広がっている点にも触れています。

日本との関係としては、ハーン銀行の澤田さんのこと、商社は鉱山権益に入りたいけど、なかなか簡単ではなさそうなことなどと合わせて、あまり日本の大企業が入ってきてないことも書かれています。

他方、スモールビジネスで活躍する日本人ということで、このブログの読者お馴染のさくらベーカリーのまさるさんやMYKのお二人の共同経営者などのが紹介されています。


という流れなわけで、最初に申し上げた通り、何か新しい事実への取材があったわけではなさそうです。

要すれば「モンゴルは資源で成長すごいけど、中国次第。日本企業は大企業は及び腰だけど、小規模で頑張っている人がいますよ」ということです。

当たり前ですが、こういう現状もほとんど日本には伝わっていないわけで、私も含め、モンゴルに関係している日本人はもっとモンゴルの存在感をアップさせるために頑張らにゃあならんと思った次第です。


前回のブログにも書きましたが、中国がくしゃみしているようなので、モンゴルの風邪の具合が気になります。ちょっと寝れば治るくらいなら良いのですが、肺炎とかになると困りますね。

どうやらそろそろウランバートルも「最高気温」がマイナスになる時期になってきたようです。モンゴル人は寒さに強いから心配ないけど、経済の風邪はちょっと心配です。





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Last updated  2013.09.22 12:55:59
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