田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2015.05.13
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カテゴリ: 新潟、佐渡
久しぶりに故郷新潟へ帰りました。年末年始以外で帰ることは少なく、今回もこの時期としては2年ぶりです。

今回も新幹線で新潟に向かいました。でも、2年前とは随分違います。新幹線の中が空いているのです。2年前と時期もほぼ同じで、平日の午前でした。何が違うのか?そう、北陸新幹線です。

2年前は、平日の新潟行きなんてガラガラだろうと高をくくっていたのですが、意外なほど混雑していました。そしてその多くの方が、湯沢駅で乗り換える北陸方面の方だったことは、ブログのコメントで教えていただきました。いわゆる「ほくほく線」ですね。

ですが、今年は北陸新幹線が開業しましたからその需要はほとんどなくなったのでしょう。純粋に新潟へ行く人だけでは・・・この時期の平日ですから、こんなものなんでしょう。

昼過ぎに新潟駅へ着くと兄が迎えに来てくれていました。あまり帰郷する機会が多いとは言えない私ですが、そのたびにいつも駅まで迎えに来てくれる兄には感謝しています。その足で昼食です。当然のように「蕎麦が食べたい」と言いました。

東京の蕎麦もおいしいところはもちろんおいしいですが、やはり私には新潟のへぎ蕎麦が一番です。

最近は東京にもたくさん「へぎ蕎麦」や「小千谷蕎麦」などを名乗る店がたくさんできましたが、残念ながらまともな店にはいまだに出会ったことはありません。ま、魚沼のコシヒカリみたいなもんで、東京にはそれっぽいまがいものが多いということです。

年末に来るとだいたい小嶋屋へ行くことが多いです。新潟市小針にある店は南魚沼郡川西町の小嶋屋総本店の直営店です。県庁の近くにある店は、十日町市にある小嶋屋本店の直営店です。更には、新潟駅ビルや新潟伊勢丹に出店しているのが長岡小嶋屋です。

このように、同じ小嶋屋でも3つの会社があって、しかもどこも店舗を新潟市内や長岡市内に出店しているので、はっきり言ってどこがどこなのかわからない人が多いでしょう。看板も似てるし。

しかも、平成の大合併により(?)川西町は今では十日町市になったのです。なので、以前は川西、十日町、長岡と本店の場所で明確に分かれていたのが、今では十日町市に2つある状態で、いよいよわかりにくくなってきました。

どこのが一番おいしい?人それぞれなんでしょうが、正直言って新潟市内の店で食べている限りではどこも同じで、違いはよくわかりません。

昔(学生時代から30歳くらいまで)はよく蕎麦を食べに現地まで行ってました。その時は小嶋屋3店の中では「川西の総本店が一番!」と明確に言えましたが、最近の新潟市内の店では違いはわかりません。もちろん、おいしいんですけどね。

但し、その頃「どこの小嶋屋が一番おいしい?」と聞かれたときは、正直な答えは「小嶋屋は小嶋屋、やっぱり一番はわたや!」と言ってました。

わたやというのは、小千谷にある老舗です。この店が私の蕎麦好きの原点ともいえる店です。で、今回は亀田にあるわたやの店に行くことにしました。結果は?もちろん、おいしかったです。

ですが、基本的にはもう小嶋屋との違いもほとんどわからないほどで、「へぎそばの標準品」という感じでした。実は、もう10年以上も前からそれは感じていました。

以前は帰郷するとき、クルマで行くときはいつも小千谷で高速道路を途中下車してわたやに寄っていました。が、ある頃から味が変わったのです。

正確には味そのものはたぶん変わってないでしょうし、もちろんレシピーも同じでしょう。ただ「締め方」が明らかに変わったのです。

これはおそらく代替わりで変化したんだと思います。蕎麦はそれほど複雑な食べ物ではありません。伝統的なへぎ蕎麦は、レシピーもそんなに変わらないでしょう。

「締め方」の違いがわかるというのは、スパゲティでいえばアルデンテがわかるかどうかということでしょう。粉も一緒、ソースも一緒、レシピーも全部一緒。

でも、アルデンテによる違いは、分かる人と分からない人がいます。アメリカ人はまず無理で、フランス人でさえもその違いはほとんどわからないということに驚いたことがあります。

当時、数ある名店の中でもわたやだけがぶっちぎりでおいしかったのは、この「締め方」だと思います。感動さえ覚える味でした。

それがある時から普通になったのです。最初はたまたまかなと思ったのですが、その後何度か行っても同じでした。そういう意味では、もうどこへ行っても先代のわたやの味はもうないのかもしれません。

なので、今の新潟市の小嶋屋やわたやは、どこへ行っても同じようにおいしく食べれますが、わたやや小嶋屋総本店の先代が作ったような感動的なものにはもう会えないってことでしょう。

もちろん、これらのすべての店は、東京に多く見られる「へぎ蕎麦」の店に比べれば、雲泥の差であるのは言うまでもありませんけど。


夜は、昔の同級生らと会いました。童心というほどではありませんが、昔に戻れる楽しい時間です。

海外の日本人学校の校長として3年間赴任していたTさんが、この春新潟市内の学校の校長先生で戻ってきました。3年ぶりの再会です。

彼は以前から「いつかはラオスかカンボジアに学校を作って、十分勉強できない子供たちに機会を与えるんだ」と言ってました。

私が「例のラオスの学校の話、全然気持ちは変わってないの?」と聞くと「もちろん!早く作りたいし、作るだけでなくどうやって作った後も継続的に運営していくかも考えている」と言ってました。

彼は本当の教育者というか、昔から常にどういう教育がいいのかをいつも考えていましたし、途上国の子供たちのことを真剣に憂慮していました。

「学校作るときは、資金当てにしてるからな」と今回も言われました。私もなんとか貢献したいと思わせるような彼の情熱は素晴らしいです。

新潟の田舎で学校の先生をやりながらでも、大いに国際貢献はできるんだという彼から学ぶべきことはとても多いと思いました。ラオスの夢、必ずかなえてくれると期待しています。

モンゴルもいろいろ問題はありますが、話を聞けばラオスなどに比べればずっといい状態だと言えるでしょう。





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Last updated  2023.03.13 21:59:03
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