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そしてモンゴルは1-0で勝ちました!おめでとうございます。 2
次予選グループ F
では日本がトップ通過ですが、その他の国々は成績に大きな差はなく、最下位とされるモンゴルも 2
勝をあげ、勝ち数ではキルギスやミヤンマーと並びました。
モンゴルは FIFA
ランキング 192
位と実質的に世界最下位クラスですが、 97
位のキルギスを破りました。素晴らしいことですが、それには理由があります。それはキルギスの選手の中にコロナ陽性の人が出て、その濃厚接触者とみられる選手 5
人が出場できなくなったのです。
5
人中、 3
人がゴールキーパーとのことで、出場できる選手の中に正式な GK
はゼロになってしまったそうです。そうしたハンディをもらった上での勝利ですが、まずは良かったです。
そして今回モンゴル代表を率いたのはなんと日本人監督だというのです。モンゴル代表の監督が日本人だというのは全然聞いたことないと思ったら、なんとこの 4
月からだそうです。
それは JFA
(日本サッカー協会)のアジア貢献事業の一環とのことです。要するに、モンゴルとしては外国人監督を迎えるような資金もないけど、モンゴルサッカーを強化するために日本側がお金を出して日本人監督をアサインしたということでしょう。
その監督は、間瀬秀一という方で、元日本代表監督のオシム氏の通訳を務めた方だそうです。間瀬氏の経歴を見ると、アメリカ、メキシコ、グアテマラ、エルサルバドルなどの北米大陸諸国でプロ選手生活を経験して、クロアチアで3チームも経験されたということです。このクロアチアでの経験が旧ユーゴスラビア出身のオシム監督の通訳になったきっかけかもしれません。あるいは、英語経験が豊富だからかもしれませんが。
この 4
月からの就任で、コロナという事情なんでしょうが、なんと間瀬氏は日本にいたままリモートでモンゴル代表監督になったそうです。その様子については、間瀬氏は
「 モンゴル国内でモンゴルの選手たちがものすごくコミュニケーションを取って一体となってやってくれました。練習もミーティングも自身のパソコンをつないで、全ての選手たちを見ていましたが、画面を通して彼らの気迫がとても伝わってきました」
と述べています。
モンゴルを良く知る日本人から見ると「モンゴルあるある」のような話もしています。
「過去のモンゴルを見てきて思うことは、サッカーのピッチ上ではモンゴル人の持つ力を発揮できていない、相撲では発揮できている。 11
人で力を合わせるサッカーにおいてはモンゴル人の力が全く発揮されていない。まずはそれを生かせるように、自分が代表監督をやらせていただいているという考えです」
と間瀬氏が言ってます。
私はモンゴルでモンゴルのプロチームを指導していた日本人から似たような話を聞きました。それを基にこの談話を解釈するとこうなるでしょう。
「モンゴル人は個々の力は日本人とは比べ物にならないくらい素晴らしいものがある。それは相撲を見ればわかる。しかしモンゴル人にはチームプレー、チームワークという概念がない。全員が同じように FW
のごとくゴールを狙いに行くだけで、組織としては全くㇷ゚レーできていない」ということです。
「 ピッチ上で力を発揮するには、サッカーの原理を理解する必要があります。
」とも間瀬氏は言ってます。要するにチームや組織としてのサッカーの原理原則が全く分かっていないということなのでしょう。そうでなければ「個々人の運動能力が高い」「モンゴルでは人気のスポーツ」という条件がそろっているのに、いくらなんでも世界最下位レベルというはずがありません。
間瀬監督の任期は2023年 1
月30日までだそうです。いずれコロナが収まって、監督もモンゴルの現地へ行ってくれるでしょう。あと 2
年弱でどこまでモンゴルサッカーが強くなれるか楽しみです。
間瀬監督は以前はオシム監督の通訳をされていました。通訳にはサッカー経験が絶対条件でしょう。そうなると、間瀬監督のモンゴル語の通訳は一体誰なんでしょうか?ちょっと気になります。
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