田崎正巳のモンゴル徒然日記

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モンゴル2008

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2022.07.16
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カテゴリ: モンゴル国内旅行
2日目の夜は、前日寒くて眠れなかった反省から「靴下2枚重ね」「下半身はジーンズを履いた上にジャージのズボンを2枚重ね」「上半身は、下着、長袖シャツ、フード付き厚手トレーナー2枚重ね」で十分な寒さ対策をしたうえで、寝袋に潜り込んで寝ました。

この対策を見ると、とても真夏の旅行とは思えませんが、これがモンゴルです。結果は、よく眠れました。この辺は標高2000m程度なので、さすがに前日ほど寒冷でなかったのも良かったのでしょう。

朝、早めに起きて散歩しました。

  • IMG_2491.jpg

山の中の朝は気持ちが良いです。


私が泊まったゲルの向かい側のゲルです。
  • IMG_2489.jpg

ゲルの前に馬がつながれており、ロシアンジープも止まっていました。ゲルの中から人がこちらに向かってきました。私が声をかけると、人懐こい顔で「サエンバエノー」と言いながら来ました。

聞けばウランバートルから2つの家族で来たそうです。「え?あのロシアンジープで来たのか?」と聞くと「UBからはそれぞれの乗用車で来たが、その車はウルギー(県庁所在地)に置いて、ロシアンジープとドライバーをレンタルして、2家族合同で旅行している」と言いました。

モンゴル人は都会に住んでいても、遊牧民の血が騒ぐのか、皆休みになると郊外や草原に出たがります。私が日本人だと知ると「シンゾー、残念でしたね」と言いました。

安倍さんは、恐らくモンゴルで最も人気のある外国人政治家だと思いますが、どんな田舎に行っても、今回の事件のことは知っており、みな悲しんでいます。日本人の政治家で、こんなに外国人の「庶民」に人気があった人はまずいないでしょうね。

さて出発です。今日は県庁所在地のウルギーまで戻ります。うまくいけば、世界遺産を検索して今日か明日に行くことができるかもしれません。

途中、観光地っぽいところに寄りました。滝を見るんだそうです。

タバンボグドの高地とは違い、ここでは圧倒的にロシアンジープが多いのです。

  • IMG_2518.jpg

やはり観光地なのでしょう。ロシアンジープのほとんどは個人所有ではなく、旅行ツアー用と思われます。

滝のある所まで歩きます。が、思った以上に遠いのです。後でわかりましたが、万歩計で2万歩を超えるほどでした。しかもかなりの登り道で、私にはちょっときつかったです。その時、前を歩いているおばあちゃんを見て「おー、これは完全なグローバル化の象徴だ!」と思いました。

  • IMG_2509.jpg

このおばあちゃんが持っている水筒はなんとスタバの水筒です。しかもモンゴルにはスタバはないのです!

つまり、このおばあちゃんかその子供か孫が、外国でこの水筒を買って、それを首都から1200km以上も離れたインターネットもつながらないこの地で、水筒として持って歩いているのです!グローバルで平和な世界でないと、こんなことは起こりえませんから、素晴らしいことだと思いました。

数キロほど歩いて、ようやく近づいてきました。が、岩場でとても危険な状態です。

  • IMG_2510.jpg

日本であれば「立ち入り禁止」区域になっているでしょうね。四つん這いになりながら、岩の間を歩くのですが、狭く、険しい。しかも、この写真からほんの少し左側へ行っただけで、崖から落ちるような場所です。

更に通れる場所はかなり細いのに、行きも帰りも同じところを通ります。ウランバートル市内の渋滞を思い出しました。モンゴル人は「譲り合う」ということをほとんどしませんから、そりゃあ大変な渋滞になります。もちろん、ここも同じでした。


  • IMG_2513.jpg

滝は日本の感覚で言えば大きなものではありませんが、モンゴルではそもそも滝は少ないので、みんな近寄ろうと人気です。

それらの観光も終え、帰路に就こうとしましたが、その前にランチです。当然、食堂やドライブインなどはありません。ですが、いくつかの観光用ゲルで食事を提供するところがあります。外見だけでは普通のゲルと同じでわかりにくいですが、ドライバーのJさんにはもちろん見分けられます。

  • IMG_2519.jpg

私は羊の串焼き(このメニューでは一番上)を希望しましたが、その担当シェフが不在とのことで、結局みんなモンゴルうどんにしました。

  • IMG_2521.jpg

これだけ見ると、素うどんに見えますが、この中に羊の肉がたっぷり入っていました。

そして出発。ここで私がいけないことを言ってしまいました。モンゴルでは、先のことを言う、悪いことを口にするのは良くないとされています。特に旅の時には。

禁句はいろいろあります。「今日は何時ごろ着くのだろうか?」(先のことは口にしてはならない)。「雨が降らないといいけどね」(良くないことを口にしてはいけない)など、日本人の感覚では「え?なんでそこまで?」というのがあるのです。もちろん、私は十分承知していましたが、久しぶりのモンゴルで、その辺をすっかり油断していました。

私が口にしたのは「いやー、今回のドライバーさんいいねー。だって、あんな石ころばかりの道を走っていて、未だパンクもないんだから!」と。言った途端にUさんに「あ、そんなこと言っちゃだめですよ」と言われ、私もその失言にすぐに気づきました。「あ、ヤバいね、ごめんなさい。」

その2時間後です。

  • IMG_2526.jpg
  • パンク

ご覧の通りです。これは完全に私の責任です。ごめんなさい、ドライバーのTさん!

パンク修理も終えて、なんとか出発しました。

(続く)





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Last updated  2022.07.24 15:45:25
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