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先日何となく見ていたテレビに、森山良子さんがでていた。その昔、「日本のジョーン・バエズ」と言われたんだけれども、私はああいうのとは違っていたので戸惑っていた。で、ラブソングばかりを歌っていたら、48歳のときに母君がおっしゃったのがこの言葉だそうだ。それからさとうきび畑とか涙そうそうを歌い始めたと言う。主張のある歌で、再び蘇り、息子さんとの共演もするようになったと言うことだ。実際、私は70年安保の時代の学生だが、大学紛争の頃からしたら、ずいぶん国民全体が権力者に従順になってしまったと思う。大学紛争がすべて肯定されるとは思わないが、物事を考えない人間作りは着々と進行し、とうとう改憲がささやかれるようになった。当時は「そんな馬鹿な」と思っていたことが現実になろうとしている。経費削減の声は高らかだが、軍事費、防衛費の削減はどこからも聞こえてこない。高速道路、新幹線も「いらんわ!」と言う声は滋賀県だけ。総論賛成、各論反対は昔と変わらない。道路公団は民営化されたが、看板が変わっただけで、「いるのか、いらないのか」の論議は結局おざなりなままではないか。ただ、こうやって書いているテキストが誰にでも見られる可能性があると言うのはすばらしいこと。反対者もあるだろうし、賛同者もあるだろう。「軍事費いらん!」と自由に書けるのはすばらしいことだ。アメリカに追従していくことは日本のためにならない。「住んでよかった」と言う思いこそ、愛国心だろう。残念ながら、今の日本はつまらない国だ。北朝鮮を非難できるだろうか?国民を飢えさせ、権力者の横暴を許している点では同じだ。「エロかっこいい」に拍手を送っている場合か?
2006年07月16日
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このところ夕立の話題が多いと自分でも思うが、今日はお昼過ぎにやってきた。朝、よく晴れていたので出していた洗濯物はずぶぬれ、ちょうど自閉君を連れて図書館に行っていた。すごい雨音だと思ったが、洗濯物のことは忘れていた。雨が上がったのでせめて脱水してから乾燥機に入れようと思ってやっていたら、その間にまた降ってきた。これもバケツをひっくり返したよう。2度ずぶぬれになったタオルを取り込んで、今乾燥中。ちなみに、乾燥機を1回使うと23円の電気代になるのだそうだ。熱にすると高くつく。(朝日新聞の記事から)
2006年07月16日
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昨日は「指定休」という、ある期間に自由にとっていい休みだった。朝は曇っていたので神社に散歩に出かけてみた。山の上にある、結構きつい登りだ。保育園のバスが止まっていて、どうやら遠足らしい。門のところでみんな座り込んでいる。通ろうとすると「こんにちは!」と一斉に声をかけてきてくれた。大きな声で「こんにちは」と返すのはちょっと気恥ずかしいところもある。保母さんは「みんな偉いねえ、よくご挨拶できたねえ」 う~ん、この頃は問題ないんだよ、3歳児とか4歳児とか、かわいいうちは。これが15年ほどたつと大いに問題になるのだが。(いや、なるのが出てくるだけだ)休憩所があって、簡単なテーブルがおいてある。そこにいると、どやどやとまた入ってきたが、今度はあいさつはなかった。園児の昼食は大変だ。保母さん達も自分のを食べ終わるが早いか、泣いている子をなだめたり、食べるのが遅い子の指導、いやはや大変だ。話しかけてくる子もいる。「おっちゃんなにしとん?それなに?」「はばタンの団扇や。しっとうか(知ってるか)?」「うん、ダンス踊ったんや」「これ、靴が反対やで!」しかしほほえましい光景だった。食べて出ていったあとは嵐のあとの静寂だった。先日とんでもない高校生親子のことを書いたが、そういえば「おもんばかる」と言う言葉があったよな、と思い出した。PCを叩いてみると「慮る」とでてきた。そう言えば、配慮とか遠慮とかはこれだ。そう、いつの間にか「これで満足だ」というラインが消えている、と思った。自分の座るスペースはお尻の分だけあればいいのに、隣も使おう、対面のシートも使おうと。昔は譲り合ってもっと狭いシートに腰掛けていたのだ。「足るを知る」ことを子供に教えていないのだろうか。足るを知ることは、実は資本主義に反し、いつかは負け組にはいるのだが、これ(自制)をしないと地球が壊れる。今の状態だ。アメリカは「今」しか考えていない。だから世界制覇を夢見ている。そして確実に地球を壊している。
2006年07月14日
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親ばかモード丸出しのタイトルだ。娘は大学4年生。視能訓練士を目指し勉強しているが、あと2日で病院実習を終わる。国家試験が10月だか11月だかで、その結果がでてから就職戦線開始だそうだ。だから2月頃になって就職がばたばたと決まる(決まらないかも)という。この間の視力測定の話をしたら、やはり目というのは矯正すると怠けるのだそうだ。眼鏡の度が進んでいくのはそれらしいが、裸眼視力が正常だと、年齢でほとんど矯正値は決まるのだそうだ。実際私が今使っているものの度数はぴたりと当てた。(しかし「お父さん今年何歳?」などと聞きおった)眼鏡屋で機械を使って眼鏡の度数を測るが、機械の誤差を知っている店員は実は少ないのだそうだ。そればかりか、あの機械を使うのに特別な資格は要らないのだそうだ。だから、必ず眼科で測ってもらい、その処方を眼鏡屋に渡せ、と言う。眼鏡屋で測りましょうといわれても、拒否するべきだという。へえ~ と感心した。もう一つは「利き目」右利き、 左利きがあるんだそうだ。5mばかり離れたものを両手の親指と人差し指で作る三角形を通して両目で見て、片方の目をつぶるとき、変わらずに見えている方が利き目なのだそうだ。私は右、女房は左だった。また、視力を測って右左違う値がでることはままあるが、いい数値と利き目は関係ないのだそうだ。などという話を聞いているとこいつも一端のプロっぽくなってきたかなと思う。裏の世界の話(これも色々あるらしい)を聞かせられると、特にその念を強くする。願わくはスムーズに就職を決めて欲しい。
2006年07月13日
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20分足らずの通勤電車だが、年のせいかほほえましい光景よりも眉をひそめるような光景の方が多いように感じる。通学の高校生、特に女子高生にそれが多くて、「こんな子達がいずれ人の親になっていくのかと思うとちょっと思いやられるようなことがある。薄っぺらいカバンと膨れあがった補助カバン。補助カバンには化粧品やら携帯電話、漫画、お茶とそのケース、だいたい相場ものが入っていて、そんなものが多い子ほどスカートも極端に短くしている。それでも、今日乗り合わせた親子にはちょっと驚いた。母と娘が並んで座っている。前が空いていたので対面で腰掛けた。私の隣は空いていたのだが、娘の方が足を引っ込めようとせず、伸ばしたままだ。母親の前に座る。娘がちょんちょんと母親の腕をつつくが、母親は眠ったふりで返事もしない。顔はそっくりなので親子とわかる。娘は今度は肩をたたく。面倒くさそうに目を開けた母親と少し口論。どうやら何かを娘がしでかして学校に呼び出しを喰ったらしい。この子も電車のシートに刷り込むように腰掛けてスペースをとり、前に人が来ても(私のことだが)腰を引こうともしない。この母親、どんな育て方をしたんだろう、と自分の娘と比べてしまった。そのうち親子とも寝てしまったようだ。何とも会話のない親子。何かこの親にしてこの子、と言う感じを持ったまま、電車は駅へ。コミュニケーション以前の問題のようだ。
2006年07月12日
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日曜日(隔週だが)は自閉君をプールに連れて行く日だ。昔若い頃は一緒に入ったが、既に年寄りの冷や水的状況なので指導員さんにお任せしている。知的障害を持つ子供(既に成人している人もあり、うちのもその一人)の指導を長らくやって下さっている。おかげでビート板を使ってだが25m泳ぎ切ることが出来るようになった。私の頃もあんな便利な道具があればもう少し泳げるようになっていたかも、とあれを見るたびに思う。帰りはこどもの館の図書室による。子供の本が好きで、それはいいのだが床にあぐらをかいて座り込むのでじゃまになる。まあ横になるよりはましかと思い、放っているが、ともかく嵩高い。1時間あまりここで過ごすが、私にとってもいい読書タイムだ。子供向けの本ばかりでなく、子供の教育について親向けに書かれたものもかなり置いてある。そんな中で少年探偵団を見つけた。子供の頃に胸ときめかせた明智小五郎と怪人二十面相の物語だ。テレビドラマの黎明期に森永製菓の提供で放送されていたのを知っている人はもう少数だろう。月光仮面と同時代だと思う。当時二十面相役で出ていた天知茂氏が後に明智小五郎役で出ているから、彼はよほどこの番組に縁があるのだろう。今、少年探偵団と言う言葉は「名探偵コナン」で出てくるが、こちらの方は時代を反映してか非常に血なまぐさいストーリーだ。必ず殺人事件が起きる。ところが、江戸川乱歩作の昔のものは、人が死ぬシーンは全く出てこない。誘拐とか監禁とか、束縛は頻繁に出てくるが、殺人はないのだ。盗むのは悪いことだが、子供の頃からアニメのテーマで殺人を見ていたらだんだん不感症になっていかないだろうか。この頃の親殺しはそんな感覚があるんじゃないかと思ってしまう。その昔、NHKがチャンバラシーンを放映しなかったが赤穂浪士でこのシーンを省くわけに行かなくて復活した、と言う話を聞いたことがあるが、事態はもっと深刻化して、ゲーム感覚みたいになっている。アニメだから実写よりはましかも知れないが、そう言うことが日常的に起きている、と思う感覚が出来てしまっているのではないか。ホームズにしても、ルパンにしても露骨な殺人現場は出てこない。乱歩作品もそうだ。それでいて十分に雰囲気を出している。ワクワクするものがある。ポーの作品は意外とおどろおどろしいものがあるのであまり好きではないが。殺人なしの推理小説というわけには行かないのだろうか。ともあれ、久々に江戸川乱歩の世界を楽しんだ。
2006年07月09日
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何とも愚行としか言いようのないことだ。人民を飢えさせて、兵器の実験か?日本も追随しているようなものだけど。福祉関係を削り込み、軍事費はますます増やそうというのだから。仮に戦争状態になったとしよう。喰わせてもくれない国の為に誰が戦うか。いかに「愛国心」を植え付けたって、育たないものは育たない。育てるのは環境だ。奪うばかりの政府の為に誰が働くだろう。そして武力は権力を守る為に動く。もう人の戦う戦争ではない。ミサイルを撃ち合って、お互いが滅ぶ時代だ。それが認識できないほど、北朝鮮は病んでいる。まあ勝手な国だわ。
2006年07月06日
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不祥事と言うべきものか、一部の者の犯罪か。おそらくは後者だろう。ゴルフは紳士のスポーツ、というが、私はそうは思わない。およそ、「握る」とか「チョコ」などと言う隠語が使われて、それが常態化しているものは下衆のスポーツだ。スポーツだろうか。ゴルフをしないからその良さがわからないのだが、誘われて「何が良いんでしょうね」と聞くと「そりゃあ広いところを歩いて、気持ちいいですよ」私は山登りの真似事はするからあんなに山を切り開いて、二酸化炭素をどっさり出して、田舎にあるから自動車で行くというゴルフを「地球を壊しに行ってんな」と揶揄したものである。そりゃあ、あのボールをカップに規定の打数で入れるのは至難の業だろうと思うし、まあ的当てみたいに気分はいいのだろうと思う。かつては会員権が投機の対象になったり、スポーツとしてはずいぶんゆがんだ経歴ではないかと思うのだ。正直、「なんで世の中にあんなスポーツがあるの?」という思いがある。大衆化したから贅沢ではない、と過去の物品税もなくなったが、地球的に考えるとあんな環境負荷の高いものはないんじゃないだろうか。作るのにエネルギーを使い、管理に薬品を使い、使うのにもエネルギーを使う。何がよくてあんなもんやってんのか。 で、会長の選出に拉致をしただのというともうどうなんだろう。なんとか協会の資金運用の問題とか、横領とか、そんな話ばかりではないか。ただの圧力団体に成り下がっているのに金を集める。元選手の天下り先か?官僚ばかりを責められない。日本合唱連盟。私がかかわる唯一の「協会」的組織だ。「なぜ合唱って人気ないのかね。楽器を操ると人は集まるのに」と息子に問いかけたら「歌を歌うくらい誰でも出来ることだと思っているから”特別な存在”という意識が薄いんだよ」そうか、だから合唱連盟はどこもピーピー言ってて、好きだというそれだけで無償で動いているんだ。これこそ紳士でなけりゃ出来ないことじゃないかと思うけど、誰もそうは言わない。合唱で金を稼いでいる人はいないよなあ。(知らないだけ?)金がなくてやってる人はいくらでも知ってるけど。
2006年06月25日
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電車で20分弱。ところが、山陽本線というのは結構古い電車も走っている。115系というと、マニアの方ならあの大きな目玉かとおわかりだろうが、今は懐かしい湘南色の電車になることがある。大概は、京都色とか言う薄茶に青いラインの入った、私から言わせれば薄汚い電車なのだが、あれがいいのだというファンもいると言うから、世の中わからない。さて、その115系だが、背中合わせのクロスシート(進行方向に正対するシート)なのだが、今の電車に比べるとかなり狭く、足をちぢ込めて座っている状態だ。いつも途中で降りるおじさんがいる。いつも、大きなアタッシュケースを通路に置いてじゃまになっているのだが、今日は網棚にあった。思えば、20年ほど前の客車なんて、みんなが身を寄せ合いながらこうしてのっていたのだ。床に座り込むやつなんていなかった。しかも通路は相対的に狭くなっているのに。「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるが、日本の場合少々便利になりすぎたようだ。足りすぎても礼節を忘れる。
2006年06月20日
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サッカーを見るのをやめてから女房がつけたのが「カジテツ姫」親が十分な資産を持ち、働く事もなく学校卒業後もぶらぶらしている「家事手伝い」の女のことを言うのだそうだ。「年収1000万は欲しい。それ以下の生活なんて考えられない」テレビのことだから、台詞として言ってるのならお笑いものだが、マジで言ってるなら「アホか?大笑いだ」と切って捨てた。1日立って思い出してみると、そう言えば自分も失業して3ヶ月はカジテツおじさんだったなあ・・と思い直した。目玉商品中心の買い物。スーパーなんていつから行っていないか・・・女房のパートの方が早く見つかる。家事(炊事・洗濯 掃除はへたなのでやらせないほうがいい)はこっちに廻ってきた。その合間を見つけては職安へ。雇用保険もなかったから使うばっかりだ。面接に行っても年齢で切られる。年齢不問は本当に外交辞令だったなあ。考えて見りゃあ、断る理由なんて山ほどある。「他の人に決まりました」でチョンだもの。派遣でも何でも、とにかく稼ぐしかなかった。頭で稼ぐか、体で稼ぐかどちらかしかない。女房には心配をかけたが、子供達にはよかったかも知れない。派遣の通勤費なしはきつい。しかも時間給だから休みは無給。それを休んで面接に行った日には完全な赤字。運良く今の仕事に巡りあえたから助かったが、派遣なんて冗談じゃない。「あなたが気に入られたから仕事が延長になりましたよ」と言われるのと、「すみません、やめさせてください」が同時だった。月給と時間給じゃ、選択するのは言うまでもない。こんな父親を見たら、子供は「人生何があるかわからない」特に甘えん坊の長女は目の色が変わった。「とにかく卒業する!」あと1年。それが今は9ヶ月になった。「コンビニでバイトなら使ってくれるよ」は、「何が何でも就職!正社員!」に変わった。それは良いが、うちの姫、家事はしないなあ。暇があればバイトに行くか、寝ている。そう言えば、明後日はやつの誕生日だ。22才。
2006年06月13日
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防衛庁ではランクが低いので省に格上げするのが防衛庁の悲願なんだそうだ。今の日本にとって、一番問題なのはお金の問題を中心に将来の姿が示せない事ではないのか?防衛庁他ある意味、違憲の鬼っ子であることを十分に認識すべきと思う。警察予備隊から出発した時点で、アメリカは「押しつけた」憲法を自ら破らせるという矛盾に陥ったのである。防衛庁の目論見は目に見えている。「省に昇格したのだから予算をよこせ」しかし財務省もどこも、税金の目当てが出来ないのが現状。何よりも収入源となる労働総人口が減少しているのだ。なぜ減るか?子供を産めない環境だから。なぜ?北欧に生まれていたらもっと育てやすい環境だ。日本はそのような子育ての制度がなく、無駄遣いばかりしている。だいたい空港だろうがなんだろうが、今までの国民数を元にはじき出しているものばかり、これが減る想定はしていないのだから。人口が減れば総生産も総売上も落ちる。高速道路の使用頻度も下がる。運ぶものが減るから。その代わり、酸素の消費量も減るだろう。今よりはきれいな空が帰ってくるかも知れない。温暖化が緩和するかも知れない。 地球が壊れようかと言うときに、侵略でもあるまい。そんな考え方が出来るかどうかで国の進む方向も決まるだろう。戦闘機の100基やそこらで水爆に太刀打ちできるものか。それよりも戦争をしないために金を使うべき。人殺しの道具に金を使うのは間違っている。
2006年06月10日
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「儲けるって悪い事ですか?」は今年の名言のひとつになるのじゃないだろうか。汗水たらして働き、お客さんにその労働価値を認めてもらい、対価を得る事にはなんの異論もない。しかし、今回のインサイダー取引をきっかけに「もうやめる」とのこと。やめるのはまあ勝手だ。しかし、今回のライブドアと言い、共通しているのは「理念のなさ」だと思うのだ。型破りの経営は構わないと思う。物言う株主も理解できる。自分の金を出資しているのだから、使い道に口を出すのは当然の事だ。ニッポン放送、フジテレビ、そして阪神電車の株買い占めで大きなお金が動いたが、阪神電車の時に私が違和感を感じたのは「企業価値を高める」という言葉だった。ニッポン放送やフジテレビ(個人的にはフジテレビの番組には嫌いなものが多い)の企業価値と言ったら民衆の為になる報道、と言うところだろうかと思うが、阪神電車の場合はもっとはっきりしている。鉄道会社の企業価値は「無事故」だ。「ワシが経営したら無事故になる」と合理的な説明をし、方針を示すならばまあよい。しかし彼が実際にやった事は、人がやってる事業の株券をかなり高い価格で買い、それ以上の値段で売る。あるいは株主への配当を高率にするよう経営陣に迫る。自分の取り分を増やす事、それだけのことだ。「僕は儲けたから嫌われている」との発言もあったが、なんたるおこちゃま的発想。人のふんどしで相撲を取ろうとしているから嫌いなのだ、私は。しかもその稼ぎが半端じゃない。理念のなさがインサイダー取引になったのだ。「聞いちゃったんですよ」反省の色なし。今も拘置所で株情報を得ていると言うから懲りていないようだ。灘中・高から東大、そして官僚を経て現在と言うが、理念の理の字もないような官僚を育ててどうするのだ?こんな変なのが育っているのは教育基本法の問題か?教育基本法の理念が生きた教育がなされてないからではないかと私は思う。フジテレビの番組が嫌いなのは「そこまで言うか?」という内容の多い事。しかし、同時に教えてくれるのは、「放送は視聴者の幸福を願ってなされているのではなく、企業の利潤を目的としている」「出演者はあらかじめ決められたせりふをさも自分の意見と聞こえるように読んでいる」ことだ。この意味では同社を尊敬している。
2006年06月08日
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自閉君に連れられて図書館へ行った。いつもはテーブルのある席で木工の本やらIT関係を読んでいるのだが、今日はそっちの席が満員だったので書架の真ん前のシートで本を読んでいた。目の前の書架に「BSE問題は・・・」という表紙が見えた。なんの本かな、と手に取ったら、それが週刊金曜日だった。BSEについては、前から書いているようにそこまで義理たててアメリカの肉を喰わなきゃならない理由はないだろう、と思うのだが、更にずさんな検査体制の事がかかれていた。私は自分の感覚だけで書いているが、本になったらそんなわけにはいくまいから何らかの取材の結果なんだろうけど、おおむね私の主張するものと同じだった。ぺらぺらとページを繰っていたら「買ってはいけない」というのもある。ポテトチップがうす塩だからと喜んではいけない・・と言う下りがある。内容的にはここに私が書いている事と大きな違いはないが、やはり関東の人間が書くせいか、ずいぶん食塩に敏感だなと思う。関西は元々食塩の摂取が少ない。出し味で食べてしまい、愛想程度の味付けなんだそうだ。確かに、名古屋のきしめんを食べたときにはその出汁のなさに驚いたものだ。うどんに醤油を薄めてかけたようなものだったから。それはさておき、今日の分についてはそうでもなかったが過去には塩化ナトリウムは塩素とナトリウムの劇物どうしの組み合わせだから危険だなどと書いた事も過去にはあったらしい。科学的に変な事を書くのはおかしいと思うが、今日の誌面は結構賛成できた。基本的に、アメリカが日本の健康を守るなんて意識はないに等しい。だから、安保だってそのレベルだと思う。
2006年06月04日
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法案とはこういうものだろうか。「中身はええから兎に角看板を揚げとかんかい」関西弁ならこうだ。そんなお粗末な法律がいるのだろうか。国会の会期末だから出来そうなものだけやっておけ、これでは一夜漬けの山張りの試験と同じではないか。対案を丸飲みしたら自分の意見などどうでもよかった、そんなことにならないか。数人で「いてもたろか」と言ったら共謀罪と傷害または殺人未遂になるのだろうか。漫才も出来ないじゃないか。与党が圧倒的多数を占めるや、次から次に訳のわからない法案を十分な説明もなく出してくる。イラクの引き揚げは決まらない。アメリカ軍の再編の為のやりくりの話も聞かない。自民党は舵取りをしていないのではないか。かつて責任を取った事もないが。
2006年06月01日
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公務員の不祥事ってよく報道されるけど、社会保険庁のそれって背任にならないのかしら、と思っていたが、考えてみたら政府そのものが背任的行為の固まりだよなあ、と気がついた。年金をこれだけ支給します。と約束しておきながら「出来なくなりました」「日の丸、君が代は強制しない」東京都は処分をしている。よくこんなのでやっていけてるよなあ。小さいながらも株主だぜ、我々国民は。税金の食い逃げじゃないか!部下がやったからって、転勤(更迭)で済むのかねえ。降格、懲戒の対象だと思うけど。
2006年05月30日
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この報道は聞いていてあきれる。未納率を下げる為に母数を変えたというのだからいかにも稚拙というのか、取り立てに回った事のない営業マンがしくんだトリックみたいだ。サラリーマンだから厚生年金に加入しているが、こんな役所に納めたくない。天引きでやられるから納付の自覚もないし、かといって退職後はいきなり裸で放り出されるようなものなんだから何らかの生産手段を身につけなきゃいけないが、当面どうにかしなくちゃいけない。が、そうやって納めた保険料がかくもでたらめに扱われているのがわかると、赤字だと言う事自体信用できないじゃないか。社会保険庁が悪い、しかし管理責任者の厚生省はどうなんだ、大同小異ではないのか?だいたい国は国民との約束は反故にするばかりじゃないか。年金のカット、支給開始の延長、医療費は値上げ(負担増)、しかも医師の報酬を下げるって、方向を間違ってると思う。一番有効なのは上級役人の総入れ替えと小選挙区廃止じゃないか?カクマンダーの遺産じゃないか。
2006年05月25日
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審議が始まったというが、なんでこんな法律が必要なのかという事が理解できない。刑法・刑事訴訟法もだが、起こった事象に対して適用されるから価値があるのであって、人を殴ったら正当防衛でない限り、傷害罪が適用される。しかし、「殴ってやりたい思い」をすることは一般的にいくらでもあるだろうし、「あいつ、いてもたろか」「ほんまやな」と言う会話で共謀罪が成り立つとしたらこれは実害はない。それで罪になるというならば公営競馬など「何人も賭博を行ってはならない」し、「東京にカジノを作る事を検討する」のも大罪だろう。こっちの方は人件費という公費に基づくものだから、よけいに罪は重い。国民レベルの合意がなされず、まさに自民党国家に成り下がっているではないか。医療費を引き上げ、医療報酬を減らす。これが何を意味するか。「医者は儲けすぎだ」という何となく納得できるような理由と、企業負担を増やしたくない経団連。そして企業は空前の利益。一方で「命は金で買えない」もっともらしく聞こえるが、金で命を買っているとも言えるのだ。医師は疲弊している。病人も疲弊している。企業は富んでいる。何故こんな矛盾が生じるのか。老人の数が増え、医療費がかさむ。一方でアメリカに供与する軍事関連費。今の日本は家庭でいえば老親を放置して医者にも見せずせっせと用心棒にみかじめ料を払っているのと同じではないか。アメリカ軍のやっている事はかつての暴力団と同じ行為だ。昔から思っている。「強いアメリカ、あんたの勝手。横暴アメリカご免被る」世界の警察官がしている事は暴力団と同じではないか。イラン侵攻しかり、牛肉しかり。
2006年05月20日
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今朝の朝日新聞に森元首相の話が掲載されていた。こんなに教育が荒廃したのは教職員組合の偏向教育の結果だ、だから改正が必要なのだと論を張っていた。朝日新聞の報道が正しいとしての感想だが、教育の荒廃が偏向教育で起こるとは思わない。むしろ、一貫性のない場当たり的でお粗末な教育が。そして子供の人権を軽視したのが荒廃の原因だと私は思う。一人一人を大切に、と言うスローガンはいい。しかしその裏付けの教師の指導の問題には触れず、なんと校長の言う事を聞け、では人の使い方の風上にも置けぬ論理だ。教師を人間と見なしていないではないか。何度も書くが、愛国心を持てなど、強制や指導を受けるようなものではない、国民を大事にしたら自然とできてくる。日本に生まれた故の不幸を感じる限り、愛国心など育つまい。自民党政府は、国民が暮らしよい日本を目指しているのではなく、自分が暮らしよい国造りをしている。だから国の大赤字にほおかむりし、増税だけを論じている。村社会の、また近隣の関係を破壊し、都会と僻地の格差を作り上げたのは他ならぬ自民党の政策の結果だ。都市に人口を集中させ、住民同士の関係の希薄化を推進したのである。山林の交配、農業の衰退による自給率の顕著な低下、そして大赤字の財政。何一つ国民の為になっていない。対米関係は盲従。数を頼んだ暴走。郵政選挙を旗印にしたのなら教育基本法も旗印にして再度選挙を行うのが筋というものだろう。教育基本法を云々する前に、自らのしてきた事を振り返るがよい。
2006年05月11日
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憲法記念日の過ぎたタイミングとしてはやや遅いものの、九条を守れ、と言う護憲派と自衛隊に合わせようとする改憲派との主張について、不思議に思う事がある。護憲派の非戦・不戦の主張は今まで良く聞いてきたが、それでは安全保障を守る具体論、戦略をどうするかと言う事についてはなかなか歯切れのいい回答が得られない。日本の意向と国外の意向は一致しないから無理はないのだが、戦力を持たない宣言をした国を攻める国がないとは言えないと思う。しかし、世論を無視して攻め込んでくるだけの不見識な国もあるかどうかはわからない。「専守防衛」という言葉があったが、「攻撃は最大の防御」でもあろう。それに集団的自衛権を掛け合わせると、よけいにややこしい事になる。この辺の歯止めが曖昧なのが改憲派の言い分。しかし、憲法は理想を語るものでもあるはずだ。現実に合うようにレベルを引き下げるのはいかがなものか。現実に迎合するのが憲法ではないだろう。また、軍事力を保持したとき、その目的は国民の利益よりは政権を守る方に動いてきたのは歴史の事実だ。国民を守るよりも政府を守る方が上位に来る。自衛隊・軍隊を国際救助隊とできないものか。これこそ国民を守る本当の姿と思うが。地震・津波・放射能汚染 自然災害・人為災害の区別なく、愚かしい戦争に使う資金をつぎ込めば人間はずいぶん豊かに暮らせるはずだ。領土・宗教を種にした戦いなど、全地球的に見れば全く意味のない事だ。不戦の理想を追う事をあきらめてはならないと思う。アメリカの覇権主義は非難されるべきだし、それにほぼ無条件で追従している日本の姿勢も問題だ。
2006年05月06日
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靖国の問題でアメリカも懸念しているという話。至極もっともな感じがする。アメリカは日本を、アジアの軍事的・外交的拠点と考えている。日本はアメリカの手下だが、それにしては中・韓両国とのつきあいが下手で、いわば営業成績の悪い支社の取締役の資質を疑問に思っていると言うところか。「心の問題」と靖国参拝を強行する事は「本当は戦争を反省していない」心と解釈できるだろうし、拡大解釈すればいずれはアメリカにも報復する意思がある、とも思えるのではないか。サンフランシスコ講和条約により、占領政策は一応終了したが、その後も日米安保でいろいろと甘い汁を吸っているし、憲法に違反する軍事力を持たせてもいる。経済発展したばかりに、一度ゆるめた思いやり予算はどんどんと拡大した。度重なる増税も国民はおとなしくしている。教育基本法の改定案がでて、戦前体制の復活が「心の中で」進行しているならば「訳がわからんことをしている」とアメリカが考えても不思議はないと思う。およそ今の政府がやっているのは「ものを考えない人づくり」に尽きるのではないか。それが衆議院の300議席と考えている。先の選挙を郵政民営化で行ったのなら、教育基本法をテーマに据えた解散を再度行うのが筋だろう。また、米軍再編の問題もある。それにしても国民は馬鹿にされたものだ。
2006年05月01日
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教育基本法の改正案が新聞に載っていた。落ち着いて読んでみると、憲法の本に制定する、と言う部分が省略されていたり、必要な法の制定が「必要ならば」できる、から、単に「できる」という表現に変わっている。うがって言うなら、必要でなくてもできる、ということか。気になるのは、この法律の推進者が、ほとんど戦前教育の申し子である事だ。「戦前には戦前の良さがあった」という人、その人たちは今以上の格差があったはずだが下層部分の生活が分かってそう言っているのだろうか。討ちてしやまむ等と乱暴な事、大和魂という空虚な神経、精神力等という目には見えないものに踊らされ、あるいは踊らせた時代。精神力というのはこの世代の好きな言葉だ。愛国という言葉に踊った末が、戦争による焦土、汚れた川と空気、そして海、荒廃した山ではなかったのか。伝統行事ができない状態に人口の移動を行ってきたのではなかったのか。教育の荒廃を招いた政治家が改正を叫ぶ法律って・・・という疑問がどうもすっきりしないのだ。不当な介入と言うのは自分たちがやった事ではないのか?未来の国家を作る能力のある人づくりと言うよりは自分の言う事を聞く人づくりのように読めてしまう。国と自治体がこの目的のために策を講じる事が義務づけてある。しかし金のでない事業がないとしたら、その言葉とは裏腹に「気持ちは分かりますが財源が・・」という現在の状況とどれだけ違うのだろう。例えば、合唱コンサートを「生涯教育」の中でやろうとするなら、まず認可を得るのに上申書を書き、実施計画案と予算書を書き、実施して報告書と決算書を書き・・・なのだろう。書く事だらけで、実際の運営側はそんな暇にはできないのだ。一般の合唱団の実体が分かっているのだろうか。現場の教師だって、えらく違わないのではと思う。手続き、手続きとやられて疲れてしまうなら、それは教育の支援といえるのだろうか。制度自体を作るばかりで、実体の伴わない、まさに法律のハコモノ行政になりはしないか、いや、なってしまったのに輪をかけているような気さえする。
2006年04月29日
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竹島の調査で日韓がにらみ合いのさなか、「みんなで参拝する会」の面々が靖国に参拝したという。神経を逆撫でするような事をどうしてやるのだろう。韓国の言う事を聞けと言うわけではないが、何か無神経な気がする。しかも「これは心の内面の問題である。人からとやかく言われる筋合いはない」とくる。ならばその一方で押しつけ愛国心を云々はどうするのだろう?「人からとやかく・・」言われたくないのなら言うのもおかしいだろう。「同じ日本人として・・・」という論理を持ち出すなら、それはナショナリズム、ファシズムへの道だと思うがそれはないと言う、何とも手前勝手な論理だ。戦死者を追悼する事の何が悪い?と言う論理もあるが、靖国でなければ追悼はできないのか?と言う内面の問題もあろう。「戦後は処理済み」という論理があるなら軍人恩給もなくすべきではないか。手前勝手は自民党の体質だろう。法令は解釈で曲げるし、赤字国家にした責任も取らない。公務員は減らすが、軍事費や自衛官、米軍への奉仕ぶりはどうだ。「これは郵政の改革の是非を問う選挙だ」と言いながら議席の多い今のうちに他の法案も通すという手前勝手。小選挙区の利用がうまかっただけではないか。何もかも白紙委任したわけじゃなかろう。
2006年04月22日
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阪神電鉄の過半の株を村上ファンドが買い取り、その株が阪急電車に売り渡されるという。阪神は大阪から海沿いに神戸まで、阪急は神戸線は山沿いを走り、京都線や千里線、宝塚線などより長い距離を持っている。ある人に言わせると「阪神は下品、阪急は上品」とか。もしそうなったら阪神タイガースはどうなるか・・・など、浪速っこならずとも興味を引かれる。しかし、この村上ファンドってなんなんだろう。株を買い占め、「だれか欲しいひとないか~?売ったるでぇ~」みたいなことなのだろうか。阪神電車もそれなりに苦労して作ってきた会社だろう。経営システムができあがっているところにのこのこやってきて、「株売ってくれ」と札びらを切り、経営権を握ってライバル会社に売り抜く。これって、金に物言わせたマネーゲームで、利ざやを稼ぐだけのこと。どんな経営の理念があるのか全く見えない。むしろ、阪神は阪急が株を持ってくれる方が安心できるのではないかと思う。ライバルではあるが、何をしているかが見えるから。「稼ぐんやったら」何してもええちゅうんかい?できあいのものを金に任せて持ち去り、相手に「売ったるがな」ブローカーだな。村上さんは社会にどう役だっているんだろう?
2006年04月18日
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これもあきれかえるような話だが、団塊の世代の大量退職で東京都の先生が大幅に不足する。で、新任の先生よりも他府県からの引き抜きを画策し、年齢制限を引き上げてまでやるのだそうだ。何ともまあ、泥縄的発想というか・・・多すぎる公務員をどうにかしようと言うのは賛成だ。いりもしない人員を抱えているのは無駄だ。で、何もかも一律にへらそうが、それも良いだろう。しかし教員の不足は今分かった事ではないだろう。団塊の世代の退職がいつ起きるかは想定のできる事だ。ベテランの先生引き抜きを新人よりも優先するという。新人は失敗する事も多かろうが、何よりエネルギーにあふれている。新人時代を経なければベテランにはなれないのだ。できあがったものを使おうとするこの発想は派遣社員のようなもっぱら体力にものを言わせようという企業と同じではないか。「ロボット教師」を求めるのと同じ、都教委は君が代を強制する路線を取るならば新人を採った方が話は早かろうと思うがどう考えているのだろう。「あなたは君が代を歌いますか、歌うなら採用しますけど」で気に入らない定年退職者と入れ替えればいいはずなのに・・・高校の進学率がやはり気になるのかな?結局あるもの、できたものを使う発想はあるが育てる発想がないのだろう。都にそのノウハウを得る意欲がなくてどうやって教育をするというのだろう。先生を育てる気がないと言う事は子供を育てる気がない、と同義ではないか。与えられたゲーム機でプログラムのトレースをしている子供と一緒ではないか。私たち大人が育てるべきは、従順な子供ではなく、明日を作る大人になれる子供であるはずだ。私たちが現代に生きてやっている事は大変な間違いなのかも知れない。例えば石油は掘りだしてはならないものだったかもしれない。そうやって地球を痛めつけてきている私たちは、大変な間違いを犯している可能性がある。今の大人がよいと思う事は歴史が将来あざ笑う事かも知れない。その時にはその過ちを修正できる人がいるのだ。しかも地球ぐるみでやれる人が。今の判断基準を特に教育界に持ち込む事は反動的といえるのではないか。
2006年04月17日
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消費者金融と言葉を換えても、「高利貸し」だったのだ。一昔前は、「裏の世界」だった。「真っ当な人間の商売じゃない」と言われたものだった。そこしか貸してくれないから仕方なく借りにいくのだった。今は「キャッシング」と言葉を換えているが借金だ。事業のためには借入金として起こす借金も、個人の生活の中でとなるとより慎重にならねばならないのに、「借りればいいさ」というお気軽イメージにしたのはやはりCMの力だろう。CMとは幻想を抱かせる麻薬みたいなものだ。強硬に取り立ててはならない、と言うのもいい加減なイメージなのだが、そもそも貸付残高が多いから儲かっているという論法はおかしく、回収がきちんと(手段は別にして)進んでいるから儲かるのだ。しかし、このことは銀行の論理と一緒だ。有り余る資金を無理に貸し付けてバブルが起きた。そして焦げ付きが起きるや、貸しはがしに躍起になり、何人の事業家が命を絶っただろう。それが、銀行と高利貸しの提携で金利ゼロと高利の橋渡しをして実働は高利貸しに。なんの事はない、銀行が間接的に支援していたのではないのか。高利貸しのノウハウはいかにして回収率を高くするかで、人を見る目もあったのだろうが、自動ローンではその目も育たない。かつて銀行が不動産の抵当さえあれば・・とバブルで失敗したのと何も変わりはないのだ。失業はしたが、ローンがないのが唯一の救いだった。無収入となったとき、月々の収支を0から計算できるのは最低限のラッキーだ。家や車でマイナスからの出発だったらと思うとのんびり求職というわけにも行かない。それにしても銀行はうまい事やるものだ。違法行為(取り立て)にはクッションをおき、危なくなったら政府に助けてもらう。商売人とは言えないのではないの?日本は金持ちのための政治をやっている。
2006年04月15日
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国を愛する心なんて、教え込むものではない。そう感じるかどうかが問題で、「国を愛さねばならぬ」と説くよりは「愛される国か?」を問う方がよほど真っ当だ。今の日本、愛される国でも尊敬される国でもない。場当たり政策、解釈の拡大で憲法を骨抜きにして、暮らしにくい事この上ない。治安が良いのは今までの教育がよかったからだろう。銃砲の所持を禁じるのも良い事だ。認めるのは野蛮な国の象徴だ。子供たちの学力を落として、落ちているからと教育基本法をいじくるなんて、姑息以外の何物でもない。価値観はアメリカにならえ、が今の日本の姿。鉄砲を持ちたがる野蛮人の国だ。ブッシュ政権にもほころびがみえはじめている。アメリカ軍の移転費など日本が負担すべきものではない。良いように蹂躙されていて、さながら小泉政権と国民の関係がそのままアメリカと日本の関係に見える。よくこんな政権に300もの議席を与えたものだと思う。「何かをしてくれそうだ」という期待感があったと言うが、彼がした事は居直りと討論の拒否だけだと思う。その点では小沢氏の「システムそのままで構造は変わらない」は正論だと思う。正論と言えば自分が正しいと思う事が正論なのであって、いやしくもこんな名前の雑誌を刊行して「これぞ正論」と押しつけるあたり、(批判的に読む人もあるはずだが)愛国心と本音は一緒だと思う。その裏ではファシズムが爪を研いでいるのが聞こえるようだ。「売国奴」「非国民」という言葉も復活しそうな気がする。「気に入らなきゃ日本をでていけ」とも言いそうだ。誰も好きこのんで日本に生まれた訳じゃない。生まれてみたらたまたま日本だったのだ。「あるべき姿」が過去論じられた事があるのだろうか。
2006年04月13日
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食べ合わせ(食い合わせの方が言葉としては慣れている)のことをたまたま某サイトでみた。トマトとキウリはよくないとか、シラスの上に大根おろしもよくないとか。少し科学的に書いてあるのでなるほどと思う人も少なくないのだろうと思うが、どう考えてもおかしいものもある。キウリにはアスコルビナーゼが含まれているのでトマトに含まれるアスコルビン酸(ビタミンC)を破壊する、ただし酢の物にしておいたら酵素は働かないのでそのほうがよい、と書いてあったらなるほどと思うかも知れない。でもキウリを食べたら胃の中は酢どころではない強酸だ。こんな中でアスコルビナーゼは働けない。従ってこの説はおかしい・・・と思う。食に関して関心を持つのは良い事だと思うが、テレビなど見ているととんでもない事がまことしやかに言われていて、「そこまで言うか?」と思う。最も、テレビ局は視聴者に健康になってもらう事を願っているのではなく、視聴率が稼げればいいのだからセンセーショナルな表現ができて、うそでなければ良い、位の意識なのだろう。ミノさんにしろ、サカイさんにしろ、栄養化学の専門家ではない。昨日の「よく噛んで食べましょう、さもないと膵臓がトラブルを起こして・・」という番組の中身はひどかった。よく噛んで食べないと酵素の固まりの膵臓が働きすぎてアミノ酸が足りなくなる、その結果膵炎を起こす・・・というのだ。よく噛んで食べる事に異論はないが。唾液のアミラーゼというのがよく作用して・・・となるとこれは変。唾液アミラーゼ(プチアリン)は小学校の理科実験にも使われるほど有名だが、実はアミラーゼとしての活性は弱い。むしろ食べ物と唾液のムチンをよく混ぜあわせ、食堂をスムースに通す役目の方が重要だ。機械的な破砕も 口でしかできない。内臓は揉むぐらいが関の山。破砕できるのは歯だけだ。膵臓の酵素は1200種類のアミノ酸からできている、と言っていたのは噴飯もの。アミノ酸の種類は20しかない。1200個からできているというならそうかな、と思うが。でも酵素蛋白、そんなに小さいかな?とは思う。この番組で何を取り上げたかで、明くる日の売れ筋が分かると言うが、そんなものに一喜一憂するよりは何でもバランスよく美味しく食べる方が遙かに重要だろう。ヒトは雑食動物なのだ。こういう話題を取り上げるたび、学生時代の栄養化学の講義を思い出す。授業の冒頭から「君たち、栄養化学ほどあてにならないものはない。こんなに恣意的に取り上げられてきた学問はない」で始まったのだ。脳にグルタミン酸が多いと言う事で「グルタミン酸を食べると頭がよくなる」となったそうだ。番組を見て食材に走る人たちは昔も今も変わらないと言うことだろうか。
2006年04月10日
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どこの誰がつけるのか知らないけど、アダルト系とおぼしき、しかも荒らし系とおもわれるやつがくっついてきます。こんなことやってて何が面白いのか分からない。無駄な抵抗かも知れないけど、気がつくたびに削除して、すぐくっついてくるの繰り返し。ちょっと空しくなる。ネット資源の無駄遣いだよ。
2006年04月09日
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新聞の1/4くらいだろうか、そんな大きな広告は「障害者自立支援法」こんなに充実させました、というやつだ。しかしこれを見て障害者を抱える多くの家族は苦笑したか、私のようにあきれかえったかだろう。先にも指摘したが、地域で暮らす、仕事に参加するというのがいかに絵空事であるか。そして国の費用負担を1/2とするというのは天井づくりである事。身体障害、知的障害、精神障害の一本化の是非。まともな審議もしないでどさくさ紛れに通した法律だ。民主党のメールの真偽確認にまけないほどお粗末な法律だ。障害と言うが、大枠でくくれるようなものではない。個別対応が対障害の基本だ。精神障害が障害とされなかったのを改善(何、よくなった訳じゃない、まともになっただけだ)したというが、評価尺度を示していない。上意下達という封建社会の論理を通しているに過ぎない。地域で暮らすの問題。理念は結構だ。最も大切なのは住民の理解だ。これにお金をつぎ込んでいるとは思えない。私のような生まれたときからこの土地で育てているようなものはまだ良い方だろう。転勤などでやむなく住所を変える人は少なくないはずだし、どこに行っても充実した暮らしがあるわけではない。素っ裸で歩いている人を見て、ああ、障害者だな、と思う人よりも「なんてことを!」と思う人の方が絶対多い。身体障害は見て分かるし、本人の希望する要求も聞ける。しかし知的障害者はそう言うアピ-ルができない。本人が何をしてもらいたいかと言う事は誰も完全には理解できないのだ。就業の件に至っては半ばお笑いぐさ、単純労働をロボットで省力化して儲けた人を「勝ち組」として称え、仕事を障害者から奪い、なお「応分の負担をしてもらう」なのだ。しかも家族の収入を合計して本人の収入とするという何とも奇妙、珍妙な負担能力の評価。その上、「就業させるような努力をする事」を施設の役割としている。仕事ができると言う事は、企業が雇って金を支払って初めてできる事なのだ。かけ声だけであとは知らない、というのは慢性的殺人に等しい。そもそも全国紙にこんな広告を出す金があるなら、障害者が希望する予算に回せ!と言いたいが、おそらくこれを「住民啓蒙についての費用」とすることなんだろう。沖縄の基地問題も同じ。基地問題を解決しようと思ったら、安保廃棄しかないだろうと思うのだ。この国の為政者は、国民の方を向いていない。
2006年04月09日
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休みを取って朝から検査。10年ほど前から左腕が細かくふるえる事があるので一度医者にかかっていたのだが、「加齢によるものでしょう」「効く薬もない」ということで、まあ日常生活に不便をきたしたり、命に影響すると言うほどのものでもないのでほったらかしにしていた。キーボードの二重打ちがあったりしても訂正すればよいのでそのままきた。ところが、化学関係の会社に就職したもので、これは下手をすると劇薬を容器に入れ損なったり、手につけたりする、あるいはガラス器具を落として壊す事も考えられ、(実際にやったわけではない。実は不思議なほど何も壊していないのだ)ちょっと本気で対応しようと言う気になったのだ。医者の言うには「どうも体質的なものらしい」大ぐくりに言えば「手の貧乏揺すり」みたいなものらしい。「直す事はできないが押さえる事はできる」と言う事で投薬中だ。「念のためにMRIも取りましょう」ということで今日になった。まあうるさい機械だ。単調な音なので前に取ったときは眠ってしまったが、今回はそうでもない。30分ほどで取り終わり、現像して医師が見るまでたっぷりと待たされた。結局脳に異常はないが、蓄膿症の可能性がありますね、と言われてしまった。鼻腔の片方に水があり、白く写っている。自分の体をこうやってみると、実にリアルだ。断層撮影なので事細かに分かる。何年かに一度はこういう検査を受けておくべきなんだろうな・・それでも、検査料はやはり高かった。
2006年04月08日
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毎朝仏壇にお参りするのが我が家の日課だが、出勤前なのでそうそう時間はかけられない。とはいえ、ロウソクと線香ぐらいは供える。このロウソクというもの、よく見ると燃え方が非常に面白い。ロウソクに火をつけるとどうなるか。まず芯が燃えて短くなる。一旦炎は小さくなるが、熱で蝋が溶けだし、それがガス化して燃えるようになると芯が露出して長くなり、炎心が大きくなってガス化量が増え、炎は再び大きくなるのだ。そして蝋のある限りは燃え続ける。 ロウソクが短くなるにつれ、芯も燃えていくので炎の大きさは変わらない。実によくできている。ではどうにかして炎を大きくする事はできないか?たまたま見つけたのだが、ロウソクを縦に半分に切ったとする。芯が露出した状態で火をつけると、これはちょっと怖いくらい燃え上がる。無論、蝋はあっという間になくなる。ロウソクを消したとき。芯の火は先端に向かって消えていく。これはちょっとした発見だった。根本側に消えていくのではなかったのだ。芯を確実に残す事で、再点火時の火のつきやすさを確保しているのだろう。先人の生活の知恵というか、原始の火はよくできている。 そう言えばいつだったか夏休みの宿題として「ロウソクの科学」などと言う本を読まされた事を思い出した。
2006年04月06日
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少子化問題について、朝日新聞が取り上げ、論評している。教育への補助、労働環境の改善を軸に論評がなされていた。私は一言で言うなら、会社の利益追求と対米従属政策のために国民への分配額が低下しているからだと考えている。いわば「意図的でないストライキ」の状態だと思うのだ。会社が利益を上げようとすれば労務費の分配は少なくなる。家計が苦しくなると子供を産めない。産んでも教育費をかけられないので教育レベルは相対的に低下する。これは一昔前のアメリカの状況と同じだ。格差社会が形成される。そしてその格差が次第に増幅される。企業は儲けないと株主から突き上げられ、経営者は解職される。ほどほどの利益というのが今は否定される。笑いが止まらないほど儲けが出なければ失格とされるのだが、笑いが止まらない事の裏には、それだけ泣く人もいると言う事だ。政府は「努力した人が報われないのはおかしい」ともっともらしい理由をつけて高額所得者の税金をまけてやっているが、「努力しないと報われない」は真であっても「努力すれば報われる」は真ではない。時の時流に乗り、法の目をくぐる事で利益を上げるものもいる。(努力する方向が違うだろうが)ライブドアはその例だろう。又努力しても報われない例だって数多くある。社会環境にしろ、どのみち富の再配分はしなければならないのだ。貧しい者への配分を減らして負担を増やし、富める者からの徴収を減らせば格差拡大は目に見えている。政治の意味はこの再配分の機能にある。この機能が停止するなら、政治の意味はなくなる。今の政治が誤っているからこのような結果になるのだと思う。その意味で少子化問題は「非意図的スト」と位置づけられると思うのだ。被搾取階級がなければ搾取階級は成立しない。搾取できなくなったら共倒れだ。そうなると分配を被搾取階級にシフトせざるを得ない。でも、そんな状態になる前に話し合いや配慮がなされるのが世界のあるべき姿と思う。エネルギーの独占やら、諸悪の根元は誤った(アメリカ的)グローバリゼーションではないか。
2006年04月02日
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朝から聞き慣れない音がする。ジャッキを締めるような音。何事かと思えば合併で大きくなった我が市の市会議員の選挙だ。これが、前の行政区からの候補者がほとんど辞退しなくて、28の議席を60人で争うという。国会とか県会とか、知事なんかはせいぜい4人分あればすむ町だから、いいところベニア板が1枚あれば十分だ。ところが60人となるとこれは結構見もの。カメラのディストーションもあるが、写真のようなやたら長ったらしい掲示板になった。10mくらいありそうだが、おそらく今回だけだろう。それに、いつもは木の杭を打っているのでトンカンと音がするのだが、今回はパイプを組んでいる。そりゃあ風の強い日もあるから壊れると大変だよな。それにしても議員というのは1回やったらよほど魅力があるのか、立候補を繰り返す人が多い。むろん有能な人もいるが、首を傾げたくなるような人もいる。地縁の強い土地柄なので「おらが村の代表」みたいなもの。地方の政策だから限りはあるが、住民本位の活動をして欲しいのだが、相変わらず実績を述べるときには「橋を架けた、道路を造った」という土木関係が多い。他には「人物本位」を訴える人もいるが、知りすぎている人にはつい失笑。
2006年04月01日
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これが野党第一党かとちょっと情けないくらいのドタバタ劇だ。前原代表というのは会った事もないから人となりは分からないけれど、結局抱えきれなくなって投げ出したような印象だ。メールについての真偽もあらかじめ怪しい事が分かっているのならなぜあえて永田議員に質問させたのか、全く理解できない。現状ではたださえ人数の多い自民党を側面から支援しているようなものだ。小泉内閣が基本的に差別と選別を勧め、格差拡大で景気の回復(だとは思わないが)を計っていこうとするなら、「持てるもの」から取り上げて全体の経済的底上げを計るという対立軸を持っていればただの信号に過ぎないメール(いかにも週刊誌的ネタだ)などに興味は引かれなかったはずだ。むしろその意味では社共の方が軸は明快だ。富の分配だけの問題なのだ。また、下層庶民がどんな考えなのかさえ拾い上げないなら、基本的に自民と民主は同じスタンス。自民は「家柄」で動く集団だ。株主は財界。だから金持ちの気に入る法律がじゃんじゃんと通っていく。例外はアメリカ。これとて裏で財界と通じていても全く不思議はないが。応援している国会議員がたまたま民主党にいるので応援してきたが、これでは今後はとてもそんな気にならない。彼は小沢氏に薫陶を得たと言ってきたが、この際小沢さんの手腕を見てみたいものだ。
2006年04月01日
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はじめからおしまいまでわかりにくい事件だ。殺人を指示して、実行し、又第三者も被害に遭わせた。拘束されてからはやったともやらなかったともいわず、だんまり。心情的には死刑が相当だと思うけれど、司法をなめきっている奴だと思う。事件の真相を明らかにせず、殺してしまう暴挙だと弁護団はいう。でもこの事件はなぜ?が多すぎる。空中に浮くなどというあり得ない事を信じさせ(信じる方も信じる方だが)、いわれるままに動くようなロボット人間を作り、毒ガスを作らせる。この男がやった事は結局ファシズム、ナチスのやった事と同じで、そこから何を明らかにして何を学び、対策しようというのか、適切な回答が考えられないのだ。戦前の日本もこれと同じ側面を持っていたはずだ。赤軍派も似たようなものではなかったか。国外逃亡でメンバーの処分も曖昧なまま。被害者やその遺族はそれこそ「八つ裂きにしても飽き足らない」だろう。ここで裁判をやめ、死刑が確定してもあまり違和感はない。裁判をなめきった男の結末という気しかしないのだ。松本サリンの容疑者とされた人は「明らかにして欲しい」と言っているように報道されているが、それをして何になるのかもよく分からない。繰り返しになるが、本当に分からない事だらけの事件だ。
2006年03月29日
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朝日新聞の「教育には金がかかる」という解説の最後。「お金がなくて塾に行けないから希望の高校に行けない。私立はお金がかかるのでいけない。お金持ちの子は落ちても私立に行けるから思い切って挑戦できる。先生、これって差別じゃない?」と言う内容だった。末っ子が大学4年になる。今年は就職活動、実習、国家試験とたいそう忙しいようだ。医療関係で国家試験合格が条件らしいので就職活動は2月頃だそうな。だからきょういくのやまはこえたが、この言葉は結構重いと思う。私が学生の頃、国立大学の授業料は月額1000円だった。それでも免除を願い出るものがいた。あるいは親からの仕送りなしで2年よけいにかけて金を稼ぎ、卒業したものもいた。何とかすれば金がなくても大学に行けたのだ。私の2年下から月額3000円になった。それからはあれよあれよと授業料が上がり、6つ下の弟が大学にはいるときには確か月額12000円くらいだったように思う。国立大学の授業料は安すぎる、と言う議論が当時あった。私立との格差を少なくするために国立の分を上げよう、と言う乱暴な議論。自民党の強行採決で押し切られ、ストをやったと思う。本当に今は金がないと何もさせてもらえない世だ。金がないと、まともなスタートラインにたてないのだ。これが規制緩和か?規制強化ではないか。規制緩和は差別を確実に助長している。
2006年03月23日
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牛肉BSE問題でライス国務長官が「日本の輸入全面禁止はやりすぎ」と言ったのに対して麻生外相は「アメリカのシステムが機能していない」と答えたという。(朝日新聞)あのライス国務長官、英会話ができない私はその表情から見て取るしかないのだが、およそ私の趣味(?)とは対極にある。アメリカの顔のような、超大国覇権主義に見えてしまうのだ。「ワシがやれいうたらやらんかい!」という顔に見えてしまうのだ。これに対して、どんな口調で言ったか知らないが、「入ってはならないものを排除するシステムがなってない」と答えたというのは快哉である。まあこの人もタカ派だから額面通りに受け取って良いのか、「システムがきちんとしさえしたらなんぼでも買いまんがな」と言ったのかは分からないが。中・韓にむけて無神経と思われる発言の多い麻生氏だが、この際アメリカにも歯に衣着せずもの申して欲しいものだ。移転費の削減も要求するならファンになっても言い。
2006年03月19日
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この間「汚いんじゃないの?」と書いたらアメリカは準決勝に残れなかったという。ざまを見ろ、と言う気持もないではないが、なにやら日本の大相撲や柔道と似たようになってきたのではないだろうか。アメリカが野球の発祥の地でも、もっと強いところがでてくる事を認めなきゃならない時代になったのだ。勝つために小細工をしても結局はなんにもならないという事だろう。アメリカの中でやるのになんでワールドシリーズなの?と言う素朴な疑問もこれからはかなりの勢力になるのではないだろうか。と言って、やはりアメリカが本気になったらこれは強いと思う。メジャーの予定を繰り下げてでもやるときはやるだろう。今回は真剣さが足りなかった?「アメリカこそが世界だ」という論法の好きなアメリカ人も多いだろう。産業が停滞するよりも酸素の減る方を選んではばからない国である。尊大は勝手だが、今のアメリカのやり方は孤立と隣り合わせでもある。強い強いと思っていたらいつの間にかそうじゃなくなっていた。軍備は間違いなく最強だろうが、これとてイラクにもてあそばれたというのか、ちょっと勇み足でしっぺ返しを受けた感が強い。そして今、太平洋艦隊の日本への負担強要。もう一度足元を見て欲しい。
2006年03月17日
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「住民投票で反対派が過半数」と昨日の夜にニュース速報が流れたが小泉首相のコメントがまたおかしい。「そりゃ誰だっていやでしょうね」よくこうしゃあしゃあと傍観者的発言ができるものだと思う。本当に人ごとみたいに。今国会は民主党のメール騒ぎで半分飛んでった感じだが、アメリカ軍の肩代わり、そして日米軍備の再編成という、憲法を形骸化する計画があるのだ。いったいどっちを向いて誰のための政治をやってるのかと思うが、(アメリカの方を向いてアメリカと財界のための政治?といわれればまさにその通りなんだが)先の大戦で「もう戦争はしない」と決めたのではなかったのか。賛成派の人は地元の振興を強調する。沖縄は基地だらけだが、そんなに振興しているだろうか?失業率がそのことを語っていると思う。反対派の人は、基地がくる事に反対なのか、軍事に反対なのか。あるいはごっちゃになっているかも知れない。しかし、評価すべきは自分の意志を明確に表明した事だと思う。根回しのねもせずに受け入れを決める。物事が形骸化してくると倫理はもっと形骸化するようだ。
2006年03月13日
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食事中にテレビをいじくっていて「!」と思ったBS2.「風と共に去りぬ」の放送を見つけてしまったのだ。女房も動かなくなってしまい、夜の事が何もできず食い込んでしまった。その前に息子が買ってきたワインを少し飲んでいたので、それが輪をかけた。高校生の時だからほぼ40年前に映画を見たのが最初で、今まで何度見たか覚えていないが、見るごとに新しい発見がある。こう言うのを名作というのだろうか。今回は、特に財産をすべて失うところからはい上がるスカーレットの生き様に共感というか、身のつまされる思いだった。「家族を守る」ということがこれからもできていくのだろうかと。ラストシーンの「明日考えよう」は見るたびに名言だと思う。
2006年03月12日
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穴の遺構から見て、立派な壁であったはずがない、と言う記事に、日本という国の為政者は1000年たっても変わらないんだろうかと思ってしまった。平城宮と言うから奈良時代。中国からやってきた客の見えるところだけ、いわば張りぼての壁を作ったわけだ。見かけ倒しの城壁だという。見かけ倒しの構造計算、見かけ倒しの国会、見かけ倒しの内閣・・・建て前と本音の関係はしっかりと根付いているではないか。これが日本文化だ、と言われても否定のしようがあるまい。怖いと思うのは、見かけ倒しという言葉と、形骸化・空洞化が並行して進んでいる事だ。例えば憲法。例えば電気製品の安全基準。それは国民のためになっている事だろうか。例えば靖国の問題。戦争責任を曖昧にする事が「国際社会で名誉ある地位を得る」事だろうか。心の問題に口を出すなと言うならばガス田が日本領に繋がっているというのは日本の思いこみだと反論されて和解の余地があるだろうか。「地球共有の財産」と位置づける思考が必要だと思う。しかしながら、小泉内閣はそうでなく、話し合いの場を壊してきた。「自民党をぶっ壊す」とは、そういうことだったのか?
2006年03月11日
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60年代に少年時代を過ごした人にとって、この言葉は一種独特の響きがあるのではないだろうか。当時の、と言うかロケットの出現までは人間の乗る最高速の移動手段だったのだ。もちろん、軍がバックにいたからこんな気違いじみたものができたのだろうが、音速の6倍以上の速さ、上昇記録8万メートルは既に宇宙と言っていいだろう。弾道飛行でもなかったが、この乗り物で、多分ガガーリンとほぼおなじ時期に宇宙をかいま見たはずだ。こんな本を息子が手に入れてきた。本人そっちのけで私が読んでいる。当時は科学の粋を集めたように思っていたが、やはり失敗の繰り返しだったようだ。それにしても、おそらく手回し計算機とか計算尺が主流の時代に良くこんなものをとばせるシステムができたのだな、と感心する。このプロジェクトには、なんと技術者の社長と、会計士がコンビを組んでいたのだそうだ。やはり「どこから金を持ってくるか」というのはいつの時代にも非常に重要な事だ。もう一つ驚いたのは、月に初めて降り立ったニール・アームストロング氏が一次テストパイロットであったそうだが、アポロ計画のパイロットに応募し、合格したのですぐにやめたそうである。結局X15はNASAの計画に組み込まれて終わったのだそうだが、氏には先見の明があったのだろうか。
2006年03月03日
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慌てて書いたブログは読者数も伸びない。寝ぼけ眼で書いているから支離滅裂。わずか5件のアクセス。おそらく最低記録ではないか。携帯の文庫本が面白くなってきて、誰の本があるのかと探してみた。蔵書が少ない(多分著作権の関係だろう。既に消滅したものばかりを集めているそうだから)中から、鈴木三重吉を選んだ。確か赤い鳥運動の中心的人物ではなかったか。蔵書は1冊だ。題は「大震火災記」関東大震災の記録が非常にコンパクトにまとめてある。それを読んでいくと、阪神大震災と全く同じパターンなのだと言う事に気がついた。繰り返す余震。迫りくる炎。混雑して動けない道。壊れた水道管。消火もできず、ただ鎮火するのを待つしかない市民。その間にも家財道具は焼き尽くされる。11年前と全く変わらない光景。こんなにも人間は天災に対して無力なのに、全く意識が変わらないのだ。地震に対する備えは、本当に地味で、お金もかかる。ならば、くるものはくるものとして、少しでも被害を少なくするか、あとの復興をスムーズなように考えられないものか。兵庫県では共済制度を始めたが、なかなか加入者は伸びないそうだ。年に5000円だからそう大きな負担ではないと思うが、見えないものに対する備えというのは実感がわかないのかな。
2006年02月28日
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民主党がチョンボをやったというメール問題。メールというのがあるのかないのか、特に「ない」と言う事の証明は非常に難しい。メールというものができて以来、筆跡情報がなくなったので「誰が書いたか」という特定が非常に難しくなってしまったのだ。あちこち塗りつぶされたメールのハードコピーだったが、あのコピーがあるからと言ってメールが存在する事と等価ではない。引用かも知れないし、メールソフトのフォームで作ったワープロかも知れない。どこかのサーバにある生データを頼ってその履歴から発信元を調べることで初めてわかるのだ。一人でいくつもアドレスを持つ事は珍しくもないし、又自分のアドレスから届くメールを受け取る事だってある。古ければ古いほど良くある事だ。今回の騒ぎがどこから始まったかは全く報道されないが、メールというものを永田議員がどの程度理解していたのか、疑問に思う。電子データは複製が簡単でいくつでも全く同じものができてしまうからいろいろと問題が出てくるのだ。また、このことは電子計算機の根本機能でもあり、これができないとコンピュータとは言えないのだ。永田議員は若いが、ここらの押さえができていなかったのではないかと思う。別に民主党に肩入れする気はないが、この問題の原点はそんなところにありそうな気がする。
2006年02月25日
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荒川静香の金メダルの話で持ちきりだが、昼の食事時まで知らなかった。夕方になってTVを見てみたら、コーエンもスルツカヤも転倒していたのだ。だからといって荒川の演技がレベルが低かったわけではないが、今回のトリノオリンピックでは氷の質がちがっていたようだ。長野の時は。水滴を垂らして固めるという手法で、非常に高速のリンクを目指したらしいが、今回は氷が柔らかかったのではないかと思う事がしばしばあった。私自身は氷の専門家でもなんでもないのだが、今日のフィギュアを見ていても、氷をよく削る大会だなあと思うのだ。朝日新聞に「スタミナを要求される低速リンク」というような記事があったが、まさに氷の質を読み違えたのが今回番狂わせの多かった原因ではないかと思う。練習の成否はともかく、荒川は氷を読むのに成功したのではないか。「3回転を2回する予定だったがとっさに2回目を2回転にした」と言う事だが、これが功を奏してミスなしの演技をできたのではないか。アメリカ追随の得意な日本だから、高速リンクは世界の潮流と思っていたのだろうが、イタリアはそうではなかったようだ。グロ-バルスタンダードと称してアメリカに追随しているばかりが能ではない事を自覚すべきだろう。イタリアの氷があるように、日本の氷の特性まで変えればよいと言うものではないだろう。それにしても、「初の金」をとると総理大臣顕彰というのはもうやめたらどうか。政府の人気売りでしかないだろう。
2006年02月24日
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もういい加減にしてくれと言いたいような事件が又起きた。今度は当番で引率していた親の犯行だという。言葉の壁もあってか、コミュニケーションが十分にとれない状態だったのかも知れないが、幼児の殺害については絶対に許されない。PTAといえば一応同じ学校に通う児童の親の親睦やら共通の目的みたいなものがあって、緩やかな仲間意識があると考えるのが普通だろう。児童の通学の安全にはまずお声のかかる団体だ。その中から犯人が出たとなるとどう対応して良いのか、誰も答は出せない。保護者が児童と学校に通うのは、実はあまり珍しい事ではない。障害児を抱える親は、地域の学校に通わせようと思ったら、自分がついていくしかないのだ。教育委員会が予算を出して子供の安全を守るなどと言う考えはない。自閉症の子供を抱える(既に小学校は過去形だが)我が家も、それこそ1日も休まずに小学校に同行し、迎えに行った。「(親が)ついて下さい」「普通でない子が普通の小学校に通うのですから」ほとんど命令であった。長浜は一度しか行った事はないが、のどかな田園都市だ。そんなところでこんな事件が・・と思うと、子供殺しが本当に全国区になってしまったのだという気がする。究極は親しか安全を守ってやれないのか。イヤな日本だ。いや、親の中にも虐待というのがあった。「障害を持っている事が不幸なのではない。日本に生まれた事が不幸なのだ」と喝破した人がいる。それが一般論になったら、やっぱり今の政治は間違っている。経済も間違っているかも知れない。
2006年02月18日
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今回は「メダルとるの?オリンピック」みたいだが、日本勢の不振の一方で転倒や打撲、衝突など事故の目立つ大会のような気がする。スノーボードのクロスカントリーはまるで障害物競走だ。優勝目前にしてパフォーマンスに失敗し、スイスに優勝を持って行かれたアメリカ選手は、最もオリンピックをわかせた選手として表彰されるべきだ。コースが異なるからタイムによる世界記録なんて無意味だし、今回限りの事なのだから。スケートで日本の選手が転倒した。画面を見る限り、なぜ転んだのか分からないが、それも意外性の一つか。それにしては転倒が今回多いように思う。ハーフパイプで脳しんとうを起こしたり、着地に失敗して救急車で運ばれたり。アクロバティックな演技の裏返しが危険だと言う事をよく教えてくれる大会だと思う。だから、失敗したって笑い飛ばせばいいと思うのだ。「世界一」はもちろん価値のある事だが、下があるから上がある。
2006年02月18日
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夕べのテレビでDNAに刷り込まれた強い免疫を持つ個体を生むために男と女が引かれ合うという唐沢寿明(ちがっているかも)と、今朝の朝日新聞での「求めるものが同じものである者どうしのフェロモン」というのがなかなか面白かった。「どうしてお父さんとお母さんは結婚したの?」という質問は必ずと言っていいほど子供から聞かれるものだが、その都度適当にごまかしかでまかせかで答えているのでなんと言ったか覚えていないものだ。朝日によれば、白馬の王子様を夢見る女の子よりも逆玉?を意識する男の方が多いんだそうだ。不相応の女子を得ようとする意識が女のそれよりも高いのだという。要するに男の方が身の程知らず?片や、女の要求は「三高から二高」に変わったそうだ。減ったのは身長で、要するに「安定収入さえあれば容姿には目をつぶる」現実的なものらしい。というか、これが本来の選択基準ではないかとも思う。生活できてナンボ、の世界である。学歴が遺伝するかどうか分からないが、あとは女のポジションがどの辺にあるかなのだろう。そして別れを切り出すのも女の方が高率なのだという。女の手のひらの上で・・と昔から言うが、これは変わっていないものらしい。男が考えるよりも女の方がずっと現実的だと言う事だろう。子供を産み、育てていく性だから、当然とも言えるが、男からすると???の部分もある。結論「女はわからん!」
2006年02月12日
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東横インの本社の入っているビルを解体するという。無届け改造がその理由らしいが、こんな情けない事をしてまで稼ごうとするのか、企業をそんな体質にしてしまった小泉政権の責任は重い。「小さな政府」といえば、無駄を省いて身軽にし、よけいな経費を使わない、と言うようなイメージがあるが、今の状態では、「税金は集めるが何もしない」と言う事のように見える。この方がよほど始末が悪い。加えて、地方の時代とも言った。しかし、国の予算は相変わらず手放さない。地方自治体への委譲などまるで進んでいないのが現状だ。今日市の建設課がやってきて、前から道路拡張のために土地の一部を譲って欲しいという提案があったので譲る事にした。ほんの50cmほど広がるだけなのだが、これでずいぶんちがうと私も思う。信号機をつける運動やら、その先に橋を架ける計画やらがあるように聞いていたので、実際のところを尋ねてみると、こんどの合併で国から費用の3分の2が起債できるのだそうだ。どこが金を出して橋を架けるのか知らないが、地方公務員を減らし、効率的な運用、と言えば聞こえは良いが、ただの労働強化で、地方に負担を押しつけているだけ、と言う方がすっきり見えてしまう。今回の合併で、山間部の過疎地が加わった。そんなところでスクールバスが運行されている。私の家の周辺ではみんな小学校は歩いて通っている。そんな中で暮らしていて、スクールバスの児童の生活って理解できるだろうか?改革、改革のかけ声は、規格外を排除した十把一絡げの手抜き政策ではなかったかと思うのだ。
2006年02月10日
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朝日新聞大阪本社版の1面の特集記事だ。東京の高島台とやら言うところの話題なので全国共通の記事かもしれない。50歳を過ぎて会社から見放され(追い出され、かもしれない)家族を失い、職にも就けない人の事が書いてある。今朝起きて、「50社目の不合格通知」という小さな文字に引かれてしまった。失職半年だそうだ。記事に出てくる人には失業保険があるらしいが、私にはそれもなかった。4ヶ月で私はなんとか仕事にありついたが、心理的に追いつめられ、眠れない日が続いた。私には特技(特殊技能と言うべきか)があったので今の分析職が見つかったが、劇薬を次々に扱う仕事は誰にでもできるものではない。わがままを聞いてくれた親に感謝せねばならない。職安で紹介状を頼んだとき、「他にエントリありますか」と聞くと、「こういう特殊な仕事ですから、まだ誰もありませんよ」と答えられ、ちょっとほっとしたのを覚えている。このごろ、人生で何が大切か、を考えるとどうも「品よく生きたか」ではないかという気がする。国会議員の年金問題、構造と決算の偽装、不正改造、贈収賄、下品な行為が蔓延している。「金で買えないものはない」「俺は寝ていないんだ」「郵政民営化の是非を問う選挙なのだ」「稼いだ事をうらやむ輩がいるのは遺憾」ため息が出るほど下品な行為に事欠かぬ日本。こんな日本にしたのは誰だ?
2006年02月09日
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