2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全2件 (2件中 1-2件目)
1
私は真央ちゃんに、誤らなければならないと思う。これまでの私は、真央ちゃんがあれ程までに3Aに拘り続けるのが理解出来なかった。完璧な3Aを跳び続けておられたとしたなら話は全く別ですが、ほぼ毎回の様に回転不足を取られるジャンプを跳び続けるなんて、一体どういう了見なのだろう?回転不足になる事がほぼ確実な3Aを跳ぶ事に精根込めるよりもその分を、他のジャンプを質よく跳ぶ事に重点を置いた方が遥に良いだろうに、と思っていたのですね。3Aに殆ど全てを捧げておられる様な印象を受け、その分「表現する事」「演じる事」がおざなりになっているような、そんな印象さえ受けていました。浅田真央が今より一層素晴らしいスケーターにアップグレードする為には、3Aへの拘りを捨てなければならないだろう、3Aを跳びながら、芸術的表現力をアップさせる事は、流石に無理があり過ぎるだろう、そう思っていました。しかし、どうでしょうか。復帰を果たした真央ちゃんはこれまで3回、3Aを跳びましたが、3回とも回転不足の判定は受けませんでした。どころか3回目、先日の中国杯でのFSでは、息を呑むほど見事な、素晴らしい3Aを決めてみせたのです。私がこれまで見て来た彼女の3Aの中で、最も見事な3Aでした。浅田真央史上、最高の3Aであったと言っていい出来であったと思います。こんな見事な、華麗なる3Aを休養明けの復帰初戦で跳んでみせた真央ちゃん。凄いとしか言いようがないですし、同時に私は、色々な事を考えさせられました。先ず、回転不足を取られるから~、とか何とか言って、彼女が3Aを跳ぶことを諦めてしまっていたら、今回の、華麗なる3Aは見る事が出来なかったであろう、という事。回転不足になる事を恐れず、挑戦し続けたからこそ、今回の様な非の打ちどころのない3Aを跳ぶことが出来る様になったのだ、という事。つまり、「目先」の事だけ考えれば、確かに彼女が3Aに拘り続けた事は、それ程賢い選択とは言えなかったかも知れないけれど、遠くない「将来」の事まで視野に入れれば、回転不足だろうが何だろうが、3Aを跳び続けた彼女の判断は、間違ってはいなかった、正しかったのだ、という事。「結果論」かも知れませんが、そう思わせられました。また私は3Aか、表現力か、という風に、二者択一で真央ちゃんのスケートを考えていた、と思います。それも間違っていた事が明らかになりました。3Aを捨てなくても、彼女の芸術的表現力は以前とは比較にならない位、アップしたと感じますし、プログラムの完成度を高める、究める事へと彼女の意識がはっきり向けられている事も感じ取る事が出来ました。結果的に私は、全て間違っていたんですよね。というか、真央ちゃんを見くびっていた、のだと思います。甘く見過ぎていました。真央ちゃんのファンだと言いながら、何時の間にやら偉そうに、彼女の保護者か何かになったような気分でいたのだと思います。ご免なさい、真央ちゃん。あなたを信用していなかった。信じていなかった。心から反省しています。と同時に、真央ちゃんが私を「見返して」くれた事を心から嬉しく思います。「な・め・ん・な・よ」、もう5年も前のCMですが、あのCMの真央ちゃんが思い出されます。そう、「なめんなよ、浅田真央だぞ」、この意気です!3A以外のジャンプに関しては、やはり課題も見えました。というか以前と全く同じです・・単発ジャンプでは加点も貰える様になって来ましたし、いい感じ、なのですがやはりコンビネーションが・・そういう意味では彼女は正に埼玉ワールド時点のレベルにきっちり戻して来られたと言える訳ですね、良くも悪くも。SPでルッツというのは流石にどうなんだろう?リスクが高過ぎる、と思いますし、これから先どうされるのかは分かりませんが、個人的には真央ちゃんが、SPからルッツに挑戦、というのは応援したいのです。というのも3Aの例に見る通り、やはり試合で跳び続ける事によってしか、本物のルッツを跳べるようにはならないだろう、と思うからです。「e」を恐れていては、何時まで経っても試合本番でルッツを跳べるようにはならないだろう、と思うのですよね。これから先万が一、3Aを跳べなくなってしまったとしても、ルッツが跳べるのであれば世界のトップクラスで闘っていける筈ですから、ここは一つ、本腰を入れて正確なルッツを習得出来る様、「試合で」跳び続けて行って欲しいです。SPに組み込んで来るという事は、練習では殆ど完璧なルッツを跳んでおられるという事ですから、後は試合で跳び続けるしかない、と考えます。「目先」の勝利のみを考えるなら、これは不利な作戦かも知れません。しかし将来の大きな成果を得る為には、これがベストではないか?と思うのですよね。唯、3F-3Loは・・これは流石に無理ではないかと思います・・一度3F-3Tを跳んでみて欲しいのですが・・ジャンプといえば、男子シングルのボーヤン・ジン選手!4Lz-3Tなどという、あり得ないとしか言いようのないジャンプを見事に(これが重要)決めておられましたね。ビックリし過ぎて、腰を抜かしそうになりました。余りにあっさり、綺麗に決めてしまわれたので、一瞬3Lzか?と思ってしまった程でした。いや~、凄すぎます。身体全体がピンと張ったバネのようで、強靭な筋力の持主であろうことがよく分かります。キビキビとした動作が小気味よいですね。スピンも上手いので、スケーティングスキルを向上させられれば、とてつもないスケーターに成れそうです。中国が、シングル競技でも本気を出して来たら恐いぞ、と思ってはいましたが、いやこれは、想定外、規格外の選手が現れたと言っていいのではないでしょうか?眼が離せませんね。
2015年11月09日
コメント(28)
いや~、凄かったですね、羽生選手とパトリック。私はこのお二人がとりわけ好きなので、またソチ五輪シーズンの様な、火花飛び散る闘いが見られるのかと思うと、本当に嬉しくてワクワクします。今回、特にフリーは、このお二人のそれぞれ真骨頂!と言える演技を見る事出来たのではないでしょうか?特に羽生選手。何だか久々に「羽生結弦」を見たような気がして、懐かしいような気分にさせられました。「SEIMEI」はこれ完全にプログラム名「羽生結弦」、でしたよね(笑)。あの射る様な眼!ギラギラした羽生選手が大好きな私としては、あんな羽生選手を久々に見る事出来て、本当に嬉しかったです。安倍晴明、だったかと言われれば恐らく全然違うのだろう、と思いますが、羽生選手がもう一つの意味を込めたと仰っていた「生命」そのもの、ではありました。羽生選手の生命の迸る姿は本当に魅力的だ。そして狂おしいまでに「自分」を表現出来る羽生選手を羨ましい、とさえ思ってしまう。今回の彼を見ていて思ったのだけど、というか前からずっと思っていた事ではあるのだけど、羽生選手も決して「演技力」に秀でた選手ではない、という事。演技力を、自分を殺して別の誰かを演じる事、別の人物に成り切る事、だと定義すれば、むしろ全く演技力など無いのではないか?とさえ思ってしまう。彼の演技にはいつもいつも「自分」というものが隠しようも無く出てしまって、けどそれは否定されるべき事では全然無く、むしろそんな時、自分を全開にして勝負してくる時ほど、彼の魅力は弥増さるように思える。無理して「自分」を抑えようとしている時の彼は全然魅力的じゃない。自分という存在が剥き出しになればなる程、曝け出せば曝け出す程魅力的になる、それが羽生結弦だと私は感じます。そういう意味では、彼は生まれついての「スター」だと、そう言えるのかも知れないですね。「スター」の多くがそうである様に、彼もある意味もの凄くアクの強い人だから、受け付けない人は絶対受け付けないだろうな、って思う。好き嫌いがはっきり分かれるタイプ。ファンも、アンチも、両方多いというのはだから私にはとてもよく分かる。好きであれ嫌いであれ、あの存在感はちょっと無視出来ないものだもの。羽生結弦?ど~だっていい、好きでも嫌いでもない、興味ない、というフィギュアスケートファンは少ないんじゃないかな?羽生選手について考えていると、私は本当に止まらなくなり、どんどん深みに嵌って行きそうになります。ので、この辺りで止めておきます(笑)。前から散々書いていますし。けど、とにかく「観察」していてこんな面白い人は滅多にいないです。色んな意味で目が離せません。本当に面白い人だと思います。「SEIMEI」が果たして、プログラム名「羽生結弦」、ではなくなる時が来るのか?「SEIMEI」が「SEIMEI」になった時、それはどんな衝撃を私たちに与えてくれるのだろう?楽しみに待つ事にします。それにしても次はNHK杯か・・重圧が半端じゃないだろうな・・ふてぶてしいようでいて繊細なのが羽生選手なので、かなり心配です。SPから良い演技を見たいのですが・・パトリックの演技も鳥肌ものでした。彼はジャンプさえ決まれば無敵だろう、と思います。相変わらず異次元の「滑り」でした。私は彼の、あのリンクのギリギリ、本当に壁にぶつかりそうなスレスレの所を超高速で滑って行くあの技術が、本当に凄いと感嘆します。彼の演技はいつもそうですが、これぞ「フィギュアスケート」というものだと思います。余計なものは要らないのです、彼の場合は。唯純粋に美しいスケートがある、それだけでいいのがパトリック・チャンです。
2015年11月01日
コメント(3)
全2件 (2件中 1-2件目)
1