吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2008.01.22
XML

「愛してるから心配なのさ。聞いてみれば?」
「誰に? 僕の父親? ヤだね。一人じゃムリ。」


「シザーハンズ」を観た時、これは来るぞと思った。
このセクシーな容姿は欧米のみならず、そのうち日本女性もとりこにするだろうなと、なんとなく感じ取ったのだ。
我ながら先見の明があったと思う(笑)
今やジョニー・デップと言えば、ハリウッド界きってのスーパースターなのだから。
パートナーを組んだティム・バートン監督の存在も大きい。
アートハウス系の作品に独自の存在感を確立できたのは、やはりこの二人の息の合った仕事ぶりが功を奏したのだと推測できる。


貧しい家の少年チャーリーを取り巻く物語だ。
世界的ヒット商品を次々と出荷するウォンカチョコレート工場。
そのウォンカのチョコレートを買うと、たった5枚だけゴールデン・チケットが入っているという。
そのゴールデン・チケットを手にした5人の子供とその保護者に対してのみ工場見学に招待するという企画。
選ばれたのは、食い意地の張った肥満少年、大金持ちのわがまま娘、賞を獲得することに執念を燃やす勝気な娘、ゲームおたく少年、そしてチャーリーの5人。
一方、工場の社長であり、工場見学の引率者でもあるウィリー・ウォンカには悲しい過去があった。
幼少時代、歯科医である父親から厳しい躾を受け、それがきっかけで親子の関係に確執があったのだ。

全ての童話には子供たちに訴えかけるテーマがある。
「チャーリーとチョコレート工場」も例外ではなく、お金や名声よりも大切なものがあり、それは「家族の絆」なのだというごくごくありふれたものだ。
しかし、社会がこれだけ複雑化して親子関係が希薄になった昨今、こんな単純なテーマを題材にした作品でも改めて思い知らされるというのは、なんとも皮肉な話だ。
作中、「2001年宇宙の旅」や「サイコ」など有名映画のパロディが見受けられ、とても楽しい。


2005年公開
【監督】ティム・バートン
【出演】ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ)

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.01.22 06:57:47 コメントを書く
[映画/冒険&ファンタジー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: