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2011.08.23
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ラウンドアップ耐性とか、モンサントと聞けば、瞬時にヒートアップする大使である。



ラウンドアップとGM作物が生み出した新たな病原体
近年、遺伝子組み換えのラウンドアップ耐性(ラウンドアップレディ)ダイズとトウモロコシで病気が増加し、またこれを餌とする家畜で原因不明の自然流産や不妊の増加が見られる。

米国パーデュー大学の名誉教授で著名な土壌学者であるDon Huber(76歳)は41年間情報分析官として勤めた米国陸軍大佐を退職したあと、Purdue大学で研究を始め、2006年退職後中西部、フロリダ、ブラジル、カナダの他の研究者らと共同研究を続けている。

2011年1月17日、米国農務省(USDA)の長官Tom Vilsackに宛てに文書を送った。

この2年の間にダイズでは突然死症候群(SDS=sudden death syndrome)が、トウモロコシではゴス青枯病が、小さな穀物の立枯れ病も同様に生育に悪影響を与えた。そしてこれらを飼料にした牛、豚、馬、家禽の自然流産と不妊の原因不明の増加が見られた。

通常の種から育った穀物に比べてラウンドアップレディの種子から育ったダイズとトウモロコシには高い濃度でHuberが懸念する病原体が見つかっている。以前から知られている要因を消去法で調べたあと、新しい病原体が残った。新しい病原体は動物感染症の原因の探索でダイズ粕とコーン製品に豊富にいることがわかった。現在まで検査したすべての症例においてそれが存在することがわかった。病原体は微小であるため電子顕微鏡で38000倍に拡大しないとみることができない。

ダイズのSDSはフザリウムソラニ(Fusarium solani fsp glycines)とグラム陽性菌のClavibacter michiganensis の亜種によって引き起こされる。トウモロコシのゴス青枯病は、Nebraskensisが原因病原菌であり、その新しい病原体はこれらの病原菌との遺伝子互換性と相乗効果をもつという。

2008年の生産期から今日までにグリフォサート(除草剤「ラウンドアップ」の有効成分)で処理された米国の農地は1億5千5百万エーカーを超える。 Huberは、除草剤の植物と動物に対する毒性の証拠として以下を指摘する。グリフォサートは植物を枯らす。ラウンドアップ耐性のGM作物は枯れないが、グリフォサートはGM作物の防御機構を損ない、病気にかかりやすくする。作物の必須栄養素の可用性と取り込みを削減させ、病原菌の病原性を増加させるという。すべては査読付の学術誌に発表された100以上の論文による。その後新たに発見された病原体は自然界では新しくないが、科学的知見としては新しいものである。グリフォサートを撒いた土壌では明らかにこの病原体が増加する。そして作物に取り込まれ、飼料を通して動物に伝えられる。人間には作物や肉によってもたらされる。

Huberは米国の大豆とトウモロコシの輸出市場の崩壊と国内の食料、飼料供給の深刻なブレークダウンと混乱を引き起こすことになり、緊急事態として扱うよう主張した。しかしUSDAはHuberの警告を無視して、1月27日にはアルファルファを、2月には砂糖ダイコン(シュガービート)を、規制緩和し認可した。どちらもラウンドアップ耐性の遺伝子組み換えだ。

2千万エーカーにのぼるGMアルファルファの無規制の認可は、毎年除草剤グリホサートを2千3百万ポンドを散布する結果になるだろう。アルファルファはハチによって受粉し、ハチは数マイルも離れたところへ交雑をもたらす。GM作物は必然的に自然の、またオーガニックのアルファルファを汚染する。

Vilsack が1月27日にGMアルファルファを無規制で認可したとき、直ちに食品安全センター(Center for Food Safety )と Earthjustice はUSDA の規制緩和の承認は違法と提訴した。Huberは共同研究者たちの名前を伏せている、なぜなら激しい攻撃や不当な圧力を受けることになるからだ。Huberは嵐のような攻撃のなかに立っているが、まもなくHuberたちは病原体を特定し、名前をつけることができるだろう。

出典:ISIS 科学者は嵐のような攻撃のなかで主張のために立ち上がった(訳:安田)


安田節子さんは2000年まで市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長をつとめ、日本消費者連盟のバリバリのオピニオン・リーダーのようですが・・・・モンサントと対抗するには、このような人について行きたいと思ったりします。
(冗談でんがな)


モンサント追撃のため、勉強を続けようではないか。

「バイオ燃料」天笠啓祐著、コモンズ社、2007年刊



 バイオエタノールの二大原料は、サトウキビとトウモロコシである。バイオディーゼルの三大原料は菜種、大豆、アブラヤシである。このうち、トウモロコシ、菜種、大豆で、遺伝子組み換え種子の割合が増え続けている。なかでも、その牽引役となっているのはトウモロコシだ。
 遺伝子組み換え技術とは、細菌などの遺伝子の一部を切り取って他の生物の遺伝子に組み入れる技術である。それによって、その生物が本来もっていない性質を加えたり、性質を変えたりする。従来の品種改良と異なる点は、人工的に遺伝子を組み替えるため、種の壁を越えて他の生物の遺伝子を導入できる点だ。その結果、改良の範囲が拡大し、改良期間も短縮される。
 しかし、次の三つの点が広く懸念されている。すなわち1.食べ物の安全性を脅かし、2.環境に大きな影響を与え、3.特定の企業によって種子が独占されることである。
 現在、おもな遺伝子組み換え作物は、大豆、トウモロコシ、綿、菜種だ。
 遺伝子組み換え作物の国別作付面積の割合には米国の食糧戦略が色濃く反映されている。
 米国の多国籍企業モンサント社が種子の90%以上を支配しているため、アメリカ大国で栽培面積が拡大し90%を超えているのだ。米国に加えて、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、パラグァイ、ウルグァイが多い。また、アジアでは中国とインドで、アフリカは南アフリカ共和国で拡大している。いずれも、モンサント社が地元の種子企業を買収するなどして、販売戦略を展開してきた。
 日本は食糧自給率が低く、米国への依存度が高い。したがって、世界でもっとも多くの遺伝子組み換え作物を輸入している。
(中略)
 遺伝子組み換え作物は現在、除草剤耐性作物と殺虫性作物に分かれる。除草剤をかけても枯れない除草剤耐性作物が6990万ha(69%)、作物自体に殺虫能力をもたせた殺虫性作物が1900万ha(19%)、両者の性質をあわせもった作物が1310万ha(13%)、栽培されている。目的は生産者の省力化とコストダウンだ。市場規模は04年には440億ドル(約5兆円)に達し、巨大な市場に発展しつつある。
 作付面積を作物別に見ると、06年にもっとも多く作付けされたのは大豆で、5860万ha(57%)。すべてモンサント社の除草剤耐性大豆である。世界的に同社の大豆支配が強まってきた。米国では、全大豆畑に占める遺伝子組み換え大豆の割合が約91%(07年の推定)まで増えている。
 大豆はもともと中国が原産国で、4000年の歴史をもつ。日本の歴史も古く、2000年に達する。稲作と同時に発達してきた、アジアの人びとの重要な食べ物だった。最近、それが大きく変わりつつある。
 米国の大豆栽培の歴史はまだ80年程度で、ブラジル・アルゼンチンにいたっては20年にもなっていない。ところが、現在の世界の三大生産国は、米国、ブラジル、アルゼンチン。この3ヶ国は、遺伝子組み換え作物の栽培面積のトップ3と一致している。ブラジルでは、サトウキビ畑に押し出される形で大豆畑が熱帯雨林を切り開いて拡大していることは、すでに述べたとおりである。
 2番目に多いのがトウモロコシで2520万ha(25%)、続いて綿が1340万ha(13%)、菜種が480万ha(5%)だ。米国では、全トウモロコシ畑に占める遺伝子組み換えトウモロコシの割合は約73%(07年の推定)で、その18~20%がバイオ燃料に用いられている。  









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Last updated  2011.08.23 10:47:11
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