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2024.11.01
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カテゴリ: 映画
図書館で『ギャバンの帽子、アルヌールのコート』という本を、手にしたのです。
ヨーロッパ映画のアンソロジー集ってか・・・興味深いのである♪


【ギャバンの帽子、アルヌールのコート】

川本三郎著、春秋社、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
「追憶の名画座」へ、ようこそ。心にしみいる暗さと魅力にあふれた、いにしえのヨーロッパ映画。戦争映画から、詩情をたたえた悲恋物語、シニカルな喜劇まで、永遠の映画少年が50~60年代を中心に、今ひとたび酔いしれたい傑作をふりかえる。

<読む前の大使寸評>
追って記入

rakuten ギャバンの帽子、アルヌールのコート


「ドイツ映画」、「戦争映画」というツボが疼く『橋』という作品から、見てみましょう。
p191~197
<少年たちの戦いと死 『橋』>
 戦争末期、敗色濃いドイツでは、兵隊が足りなくなり、十代の少年たちを徴兵し、戦場に送るようになった。

 1959年に作られ翌60年に日本で公開されたドイツ映画『橋』は、七人の十代の少年たちが自分たちの住む小さな町の橋を守るため、アメリカの戦車隊と戦い、1人を残して無残に死んでゆく戦争映画。15、6歳で死んでいった少年たちへの静かな鎮魂歌になっている。

 高校一年生の時、ちょうど少年たちと同じ年齢で見たので、胸が痛くなる感動を覚えた。
 ナチスという絶対悪を生んだ国だけに、戦後のドイツ(旧西ドイツ)では、戦争を自分たちの側から描く映画は数少なかった。

 戦争の圧倒的な加害者だったから、自分たちも悲惨な目にあったとは語りにくかったのだろう。
 わずかにオーストリアとユーゴの合作映画で、ドイツ人のヘルムート・コイトナーが監督した『最後の橋』(54)が、戦争を内側から描いた作品として記憶に残るくらい。敵であるユーゴのパルティザンに捕らえられ、その負傷兵を診ることになったドイツの女医が、「祖国愛か人間愛か」の板挟みに苦しむ物語で、ヒロインを演じたマリア・シェルがカンヌ映画祭で女優演技賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得た。

 この『最後の橋』でパルティザンの隊長を演じたのがベルンハルト・ヴィッキで、のち監督に転じ作ったのが『橋』。ドイツ人と思われがちだがスイス国籍で戦争体験はないという。それだから冷静に少年たちの敗戦直前の死を描けたのかも知れない。
 少年たちはほとんどが素人。従って本稿では俳優名を記さず、役名だけにする。

 1945年4月。中部ドイツの小さな町。連合軍(主力はアメリカ)が刻々と迫っている。それでも町にはまだ日常生活が静かに営まれている。
 町の高校では普通に授業が行われている。日本と違って敵国の英語の授業もある。シェイクスピアを読む。前半は、七人の少年と、その親たちがスケッチされてゆく。
 戦争がそこまで迫っているとは思えないほど一見、平穏に見える。少年たちにとってはまだ戦争は身近に感じられていない。
 4月、米軍の飛行機がその町にはじめて爆弾を落としたが、たいした被害はなかったので少年たちは、「どうせ爆弾を落とすなら、学校に落としてくれればよかったのに」「嫌いな数学の授業の前にな」と笑い合う。「爆撃のあとを見に行こう」とピクニック気分もある。

 少年たちにとっては、戦争はまだリアルなものというより、どちらかといえば戦争ごっことしてしか理解されていない。だからみんな楽天的だし、勇ましい。後半の悲惨な戦闘をまったく予想していない。無邪気に「敵をやっつける」といいあう。
(中略) 

 七人の少年たちに召集令状が来る。
 まだ戦争の現実を知らない少年たちは喜ぶ。国のために戦うことに誇りを覚え、喜んで兵隊になる。戦争ごっこが戦争になる。

 前半、高校生だった彼らは、半ズボン姿。英語の恋愛詩を読んだり、恋をしたり、将来の夢を語ったりしている。恋をする者もいる。
 それが一転して招集されると、鉄かぶとをかぶり、銃を持つ。「少年」が「兵隊」になる。

 七人の少年の先生は、彼らのことを危惧し、以前、先生をしていたという大尉に、何とか危険の少ない部署につかせてくれと頼みに行く。善意からのこの行為が、結果として仇になってしまう。

 大尉は少年たちを町はずれの橋の護衛にあたらせる。どうせ、アメリカ軍が進軍してきたら爆破してしまう小さな、小さな橋。大尉としては、少年たちを安全なところに配置したつもりだったが、それが不幸なことになる。
 アメリカ軍が橋に近づいて来た時、少年たちは、本気で、橋を死守しようとする。そこから悲劇が始まる。

 橋の上に、七人の少年がぽつんと立つ姿を俯瞰でとらえる。大人たちから取り残されたように見える。突然、爆音と共に敵機があらわれる。橋めがけて機上掃射する。少年たちはあわてて地に伏せる。静けさが戻る。少年たちが起き上がる。しかし、1人だけそのままの少年がいる。撃たれていた。最年少のジギー。少年たちは、はじめて戦場の恐怖を知る。
 完全に夜が明ける。向こうから米軍のせんしゃがあらわれる。戦闘が始まる。ヴィッキはそのむごいさまをリアルに、そして、感情をこめず、無表情にとらえていく。

 たたかわなくてもいい戦いに少年たちは入り込んでゆく。おざなりな軍事訓練を受けてだけの十代の少年たちが、アメリカの精鋭部隊と戦って勝てるわけがない。

 最年少のジギーをはじめ、ユルゲン、ワルターと、次々に死んでゆく。それまで戦争ごっこ気分だった少年たちが、戦場のすさまじさに恐怖し、銃声に怯える。小便をもらす。恐怖のあまり錯乱してしまう者もいる。「戦争は格好いい」「国のために命を捧げる」といっていた少年たちが現実の戦闘に直面し、幻想を吹き飛ばされてしまう。その姿が、非情に描かれてゆく。

 全編、白黒。音楽もほとんどない。時折り金属音が入るだけ。あとは銃声、戦車の音、叫び声、泣き声といった現実音。画面は墨絵のように黒っぽく、勇壮な戦争映画の雰囲気は微塵もない。

 七人の少年たちのうち五人までが死んでしまう。昨日まで元気だった仲間がいまはもういない。生き残ったリーダーのハンスとアルバートが疲れきり、とぼとぼ家へと帰る。そこにドイツ兵がやって来て二人にいう。「橋をこれから破壊する。もともと壊す予定にあったのに余計なことをした」。ドイツ軍はアメリカ軍の侵攻を防ぐためライン河をはじめいくつもの河にかかる橋を破壊した。この橋もそのひとつだった。少年たちに同情した大尉があえて危険の少ない橋の警備にあたらせたのだが、その温情がかえって仇になってしまった。

 自分たちの必死の戦いは無駄な戦いだった。仲間の死は無駄死にだった。それを知ってそれまで終始冷静だったハンスが激情にとらわれる。そして橋を破壊しようとするドイツ兵を撃ち、もう一人の兵に撃たれて死んでしまう。
 ハンスを助けようとドイツ兵を殺してしまったアルバートが一人、ハンスの死体を引きずりながら「家へ帰ろう、家へ帰ろう」と狂ったようにいうところで、映画は終わる。


ここで、くだんの映画鑑賞フォームでこの映画のデータを見てみましょう。

【橋】

ベルンハルト・ヴィッキ監督、1959年独制作、1960年頃観賞

<Movie Walker ストーリー>より
敗戦前夜の中部ドイツ。高等学校の最上級生は十六歳。それより上はすでに戦場に狩り出されていた。こんなある日、はじめての空襲警報が鳴った。連合軍の飛行機が町はずれの橋に爆弾を落したのだ。ここは生徒たちの遊び場であり集会所であった。最上級生--母ひとり子ひとりの洗濯屋の息子ジギー、理髪店の息子カール、代々軍人の地主の息子ユルゲン、ナチの地区指導者の息子ヴァルター。疎開して来たクラウス、父を戦場に送ったアルバートと彼の家に同居しているハンスそれとクラウスと仲のいい女生徒フランツィスカの八人は早速出かけていった。
橋は無事だった。翌日とぼしい材料を集めてボートを作っていた一同のところに召集令状が来た。親たちの心配をよそに少年たちは“祖国のために”雄々しく入隊していった。その夜突如として非常召集が発せられた。アメリカ軍が近接したのである。
少年たちは勇んで出陣した。彼らの守備位置は橋だった。少年たちを戦火にまき込みたくない--と願う隊長のせめてもの思いやりだった。ところが意外にもここに戦車が来た。やがて戦略的に破壊される橋とも知らず少年たちは勇敢に戦った。その反撃は一時的に敵を後退させるほどだった。しかしやがて橋はドイツ軍のため爆破されようとした。
生き残ったハンスとアルバートは呆然とするとともにはげしいいかりにかられた。アルバートの銃口がドイツ兵に向けられた。“橋”は残った。あとにはハンスの死体をひきずって町に向うアルバートの姿があった。

<大使寸評>
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Movie Walker





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Last updated  2024.11.01 00:46:00
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