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中国に通って研修をするようになって、15年目に突入しました。セミナーなどで「よく続きますね」とか言われます。中でも同業者からは「よく講師としてのモチベーションが続きますね」「本当にタフなんですね」と褒められ?ます(笑)。研修の内容が販売員や店長を対象としたものが多く、どんなカリキュラムであれほとんどに共通するのは「サービスマインド」という項目が入ります。だから、常にこちらのモチベーションが大事になるわけです。とは言っても私も普通のおじさん。特別タフガイでもありません。自分自身の体調や精神状態も上下することがあるし、時には、日中両国の政治問題が勃発したりで、正直言えば、ベストコンディションでベストな環境の中で研修ができる、、、という方が圧倒的に少ないのが実態です。日系企業の現地駐在員の方々と決定的に違うのは、私の場合は誰の命令も受けてないわけで、自分で選んで好き好んで通っていますから、何があっても他人にブーブー言えません。だからあれこれ工夫します。中でも14年間続けて来たのは、これです!あのチャン・ツィーの初のデビュー、主演映画です。2000年に初めて北京で研修することになった時、ちょうど渋谷で上映されていたので、観に行きました。その頃は中国に対して特別興味もなかったので、何しろ自分に良い興味を植え付けたいと思った次第です。それに十分に応えてくれる映画でした。シンプルでセリフも少なくて、チャンツィーも可愛い(笑)。何より、シンプルで美しいサウンドトラックが気に入りました。その場で買いました。それ以来14年間、中国に出張して研修をやる前日は必ずホテルで聞いています。たまには反日デモ期間に研修しなければならない時もあります。デモの映像を見れば誰でも凹みます。そんな時もネガティブなまま研修はできないので、このサントラを聞いて精神を落着けてます。少なくとも数日間は良いイメージを持って研修できるからです。(まぁ催眠術みたいなものかもしれませんが…:笑)かつて、出張の際にCDを忘れてテンションが下がりっ放しだったことがあります。以来、mp3に変換して、スマホ、パソコンに入れて、どれでも聞けるようにして、さらにPSPには映画を入れてます。=====たまに他の国から声をかけられる時があります。するとたいていは親日的で、研修しやすいことが多いです。(中国に比べて)それでも中国に通うのは、何だかんだ言っても「鍛えられるから」。サッカーで言えば、Jリーグで活躍するのもいいけど、たまには国際試合が必要、、、大げさに言えばそんな感じです。「アウェー」な場所でやると、、、いやー本当に鍛えられますよ、、、と。中国人は研修の内容に納得しない、できないがハッキリと出るし、時には抗議?してくる人もいるほど。日本だとそういうことはほぼ「0」です。年も重ねてキャリアもそれなにりある。それに私自身、ディズニーランド関連の本なんか書いてたりするから、それなりに気を使ってもらうことが多くて、持ち上げられてしまうわけです。極端な話、ダメ出ししてくれる人がどんどんいなくなります。その点、中国は良いもダメも評価がハッキリ出ます。分かりやすいのはリピートが来るか?どうか?です。それが続けば、「あいつやるなぁ」と評価が広がって行きます。(ダメなら市場から退場するしかないです)それにいつも日本のように整った環境があるわけではありません。以前、北京で研修会場に行くと、参加者らしき人たちが立ってました。「なぜ外で待っているのだろう?」と思っていると、担当者が来て、「先生、会場の予約、、、忘れちゃった。どうしよう?」と言われ、結局、屋外で一日研修をしたこともあります(汗)。尖閣問題勃発時に研修があって、会場の外で大規模な反日デモが始まったので、研修を中断して、参加者の人たちに「今から2時間中断するから、行きたい人はデモに行ってきて下さい」と対応したこともあります。もちろん全員がキョトンとしてました(笑)。デモ参加後に皆が戻って来て研修を再開しようとしたら、全員が起立して、「先生、どうもありがとう!」と言われました。またある時は、参加者は30名と聞いて準備して会場に行くと、150名に増えていた、、、とか(笑)。30名用に準備した実習は全て没(;O;)。昼休憩に近所のスーパーに行って、150名でできる実習を考えて道具を買って、、、午後に実習!実習をやろうと思ったら、漢民族と少数民族に分かれてしまって、交わろうとしない、、、。などなど、日本では絶対に体験できないようなトラブルが次から次に起きるわけです。ということで、元々タフだから中国にチャレンジした、、、のではなく、行ったからタブになった、、、というのが正しいと思います(笑)。15年目はどんなトラブルがあるのか?「初恋のきた道」を聴きながら淡々とやっていくつもりです。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2014/07/30
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昨日は研修系仕事3つ。 夕方は某ホテルの従業員さんの 外国人観光客対応研修でした。 『インバウンド マインド研修』 しかし研修場所は、あえて品川駅。 新幹線が通るし、 羽田空港&成田空港にも直通なので、 外国人観光客が多い。 しかし、どの電車でどこ行きに乗ればいいのか? わからない人が続出する名所?でもあります。 そこで、困っている外国人観光客に声をかけて 手助けしよう! というのが研修内容です。 実際にやってみると、 発見の連続です。 ある路線の切符の販売機では、 成田空港第二ターミナルの文字はあっても 第一ターミナルの文字がない、、、。 京急のホームで JRの特急券を持ってウロウロしている台湾人客。 中国人観光客に切符の買い方を教える職員。 しかし、良く観察してみると、 子供料金の説明は無し(汗)。 などなど、 約1時間でおよそ40件の『あらら』を発見することができました。 最初はブーブー言ってた参加者の皆さんも、 外国人観光客の苦労のほんの一部を垣間見ることで、 実務に役に立つヒントがあったと、 好評でした。
2014/07/23
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ワールドカップの決勝戦は、、、無事、自宅で見ました。本当は上海にいる予定だったけど、急遽帰国しました。理由は、、、ホテルのテレビの画質が「SD画質」だったからです(笑)。ドイツvsブラジルの試合を見た時に、普段見慣れた地デジハイビジョン画質との差に驚きました。普段、中国出張中はほとんどテレビは見ないし、見てもニュース番組や天気予報程度だったので、大して気にならなかったわけですが、ことサッカーの試合をみれば画質の違いは一目瞭然です。ボールの行方を追うのによく見えないわけです。今やテレビは日本とほぼ同じ物が売っているし手に入ります。しかし、やはり肝心の放送画質のレベルがまだ追いついてません。(ハードの性能にソフトが追いついていない、、、)まぁこれは何も中国に限ったことではなくて、日本や韓国など一部の国を除けば、同じような状況のようです。何しろ4年に一回のワールドカップの決勝戦は高画質で見たい、、、それで帰国した次第です(笑)。一方で、日本に来ていた中国人観光客(知人)がホテルのテレビでワールドカップを見て、あまりの画質の素晴らしさに大いに感激していました。(DVDよりもきれいだなんて、、、驚いた!と)上海のホテルでワールドカップ関連の番組を見ていて面白かったのは、スポーツダイジェストみたいな番組のアナウンサー。スポーツ番組なのに、いつもドレス風の衣裳で、さらに手元をよく見るとスマホを持ったままオンエアで話してました。こうした「ユルさ」には毎回驚かされます(笑)。あとは、カンペや百歩譲って原稿を読み上げるのではなくて、メモ帳をそのまま堂々と読み上げている、、、(汗)。ただ、毎日見てそれに慣れてくると、別にそれでムカつくことも弊害もないので、それはそれでいいのかな?、、、という気になって来ます。日本と違ってTV局のアナウンサーの訓練はそれほど厳しくない、、、(聞いた話ですが、、、)というのがわかるシーンでした(笑)。ただ、、、いつか4K放送になったらさすがにこれではまずいのでは?と思います。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2014/07/21
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先週一週間は上海出張でした。現地アパレル企業のトレーナー研修の他に、国営旅行会社の経営者やガイドの方々、MICE最大手の経営者家具チェーンの経営者武漢最大手の不動産会社の経営者など、夜は全て経営者の方々との会食でした。こういことは珍しくはないですが、最近変わったと実感するのはその話しの内容です。中国もいわゆるイケイケバブル経済は終焉を迎え、緩やかな経済発展にシフトしようともがいている状態に突入しています。かつて中国の経営者との会食は、こちらの業務内容を知ると、「あなたと私がこういう提携をして、こういう事業をすれば儲かる!」というような話ばかりでした(笑)。しかし、現在は?というと、そのほとんどが「お悩み相談室化」してます。これは以前はなかったことです。かつては極端な話、政府にコネがあって資金があれば、誰でも儲かる、、、そんな時代でした。しかし現在は違います。アホでは儲からない。経済が失速すると、当然売上や利益もそれなりになります。すると毎年倍々で上昇した給料も「それなりの上昇」に。そうなると従業員の不満が募ります。かつてなら「嫌なやつは辞めろ!代わりはいくらでもいる!」ということでOKでしたが、今はそうは行きません。地方人も地元を離れないでも仕事があるようになって来たので、良い人材を獲得するのは難しいのです。それでようやく人事制度や人材育成に対して真剣に興味を持つようになってきた、、、そんな流れです。会食の最初は「あなたは中国でどんな研修の実績があるのか?」から始まります。それを答えていくと、「それなら、こういう場合はどうしたらいい?」と具体的な悩みをぶつけてきます。さらに、「実は、我社の財務部の部長が、、、先生ならどうしますか?」と完全に悩み相談モードになります。少なくとも上海万博の直後までは、こうしたサービスには目もくれない経営者が多かったわけですが、現在は逆でそういうサービスに飢えているというのが現状です。ある経営者曰く、「3年前までは、悩みの80%は今後の事業展開の根回しだったが、今は社内人材の悩みが80%になってしまった」と語ってくれました。そんなこともあって、人事コンサルや人材育成に関するサービスを提供する企業は大忙しの様子。私たちも上記の企業からの依頼だけで、年内の予定(中国での活動)分が埋まってしまいました。最近、中国から撤退する企業が増加しているというニュースが目立ちますが、一方でこのようなサービス業で日本から進出してくる企業もあります。見方によっては、現地でのニーズが変わってきて新陳代謝が始まっている、、、という側面も見逃せません。★レジャーサービス研究所のホームページ★
2014/07/15
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今月もアパレル企業の研修仕事で 上海にやって来ました。 毎月10-20店舗のペースで出店しているため 社内トレーナーを育成して欲しい というオーダーです。 なのでトレーナー研修も毎月二回、、、 というようなわけにはいかず、 普段は東京と上海でSkypeを使って研修してます。 そして、今月から各自が中国の各地域の 出店に合わせて出張して新人研修を開始しました。 果たしてどうなるのか? 多少の心配もなんのその。 『最後まで全員が寝ないで参加してくれました』 『途中で感動して泣き出し人がいました。 以前なら有り得ないことです!』 と結果は上々の様子でホッとしたしだいです。 中国でも日本でも やりがいを持つとどんどん成長しますね。 手抜きしないしサボらない。 やればやっただけ成果が出る、、、 いいサイクルが回り出したようです。 デビュー研修が上手くいったトレーナーが 『北京の出張のお土産です!』 とお菓子をくれました。 じっくり味わって頂こうと思います。 明日からは、レッスン2がスタートです(o^-')b。
2014/07/09
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