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「まだみたいね。ここで待つ!?」 いきなり前に座っていた老人から声をかけられて、ちょっと、ギョッとしたようですが、すぐに笑顔に戻って頷いてもらえました。
「あのー、ちょっと、話しかけてもいいですか?」
「はい、かまいませんよ(笑)」。 と、まあ、 厚かましい系老人力 を思いっきり発揮して、思いのほか和やかに返答してもらえたので、なんとなくうれしい気分で席に着きました。彼女たちは自由に席を選びなおしていたようですが、ぼくはいつものように、ほぼ最後列の隅っこに座りました。結局、最後まで 3人 でした。
「あのね、お二人は、警官の血をご覧になるんでしょ。ぼく、さっきチケット買ったんですけど、客は、たぶん、この三人なんです。先日はこの映画館で一人だったんだけど、今日は三人で、ホッとしてるんです。」
「ええー、そうなんですか。」
「そう、でね、この映画、たぶんバイオレンスだと思うのですが、お二人は、出ている俳優さんとかがお好きなのですか?」
「はい、私がファンなんです。」
「主役の人?」
「いえ、若い方のチェ・ウシクさん。」
「ああ、そうなんですね。すみません、突然、声をかけたりして。」
「いえ、いえ、大いに楽しみましょう。もう入れるようですよ。」
「あっ、ありがとう。」
「こちらこそ(笑)
主役の二人には、もちろん 拍手!
ですが、日本の作家の原作なのですが、いかにも、韓国の今を感じさせて、かつ、すっきりとした結末で仕上げた 監督イ・ギュマン
に拍手!でした。
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