全40件 (40件中 1-40件目)
1

赤羽自然観察園の入り口には、大きな桑の木がある。山梨はかっては養蚕を沢山していた。桑の実のことを「かみず」といい、紫色の実を学校帰りにとってスカートの中に入れたりすると赤紫の汁がつき、かみずを食べたことが親にも分かってしまう。この紫の汁は普通の洗濯のしかたではなかなか落ちず親を困らすことになった。桑の木を自然のままに育てると、こんなに大きくなるんですね。栽培用の桑の木しか知らなかったので最初、桑の木と分からず。園内にもこぶりの桑の木があった。この公園には田んぼもあり、田植えがされたばかりであった。ボランティアの方々が作業をされているらしい。春先に来たときはまだ新緑の森だったが、6月を前にもう青葉に変わっていた。(ジュラ2591さんが調べてくださってナンキンハゼと分かりました。7月の花、秋の紅葉、その後の実といちねんじゅうたのしめるきのようです。)この木の名前は分からないが、新芽が可愛かったので写真に収めた。ちょっとした気分転換に、自然観察公園に行くのは効果がある。緑の中にいると心が落ち着く。昨日も家にいてもなんとなく落ちすかず、思い切ってコンデジだけ持って散歩に出かけた。更紗空木の木が何十本とはなを咲かせていて気分転換になった。また行きたくなる公園である。8時からの開園なので、出勤前ちょいとよってみようと思う。
2010年05月31日
コメント(20)

午後になって咳もおさまり、お部屋暮らしにも飽きてきて洗濯機を回しながら歩いて5分の赤羽自然観察公園に出かけてきた。北側の入り口の階段の真ん中あたりから更紗空木の花盛り。あちらこちらに緑の中に白く輝いている。こんなに沢山の更紗空木をみたのは初めて。ジュラさんに教えていただくまでは、卯の花と思っていました。卯の花はただの空木のこと。ただの空木は八重ではありません。一番初めに空木をアップします。更紗空木と空木が混在しているようです。 更紗空木ではない「空木」(別名 卯の花?)よく見ると一重の可愛い花です。咲いてからしばらく経っているようでおしべとめしべが茶色。更紗空木:よく見るとピンク掛かっている。お花は皆下を向いているので、お花の全貌はなかなかつかまらない。ちょっと下からのぞくとこんな感じ。遠くから見ると白くボーっとしているが、近くで見ると豪華で鮮やか。ぴんくがかっているのが少し可愛い。更紗空木の下を見ると、ナニワイバラににた白い花。ノイバラににているが、地面を張っている。ツル茨?名前は正確にわからないけれど端正なお花。葉っぱがテカテカしていたらテリハノイバラ。テカテカしている?路を進んでも卯の花が続く。池の近くの木の端には桐の実が落ちている。上を見上げると桐の木が。橋をわたり緩やかな斜面を上っていくと山アジサイ。お花が長辺形というのがなんとなく律儀でゆかしい。園芸種に比べて小ぶりで清楚。来週になればもっと咲いているのだろうか。うわさに聞いていたマユミの花にも合えた。蟻が居座っている花ばかり。これがあのピンクの実に成るとはちょっと想像し難い。秋の実になるまでどんな変化をしていくか見て行きたい。イボタノキの花。とっても小さいが、マクロで何とか撮れた。少し甘い香りがした。初夏の花は白いものが多い。唯一ムラサキシキブが薄いピンクの花を咲かせていた。ここのイロハ紅葉は素晴らしい紅葉だという。真っ赤に燃えているような色とか。写真を撮っていたら近所に住んでいるという伯父様が話しかけてきた。一時間弱の散歩だったけど、初夏の花に出会えたのが嬉しい。開園時間が8時から5時というのが働いているものにとっては利用しにくい。せめて開園を7時にしてくれたら朝の散歩を楽しめるのに。
2010年05月30日
コメント(16)

風邪をひいたら特製スープ。母がつけてくれたふるい梅漬けとしょうが汁、ねぎの千切りを熱湯で薄めて飲む。しょうがとねぎのエキスが喉に気持ちよく体もホカホカして来る。風邪をひき始めたとき飲むと、体が楽になる。夕べもこのスープを飲み早めに寝る。今朝起きたら、喉のイガイガが少し良くなっている。お熱も平熱。だるさは少しだけ。なんとなく気分が良いので早朝散歩に出た。今日は西が丘コース。まず近所に公園によるとアケビの実が大きくなってきた。ハナミズキにも可愛い実が。秋になるまでどんな変化を遂げていくのだろう。シモツケソウも赤とシロが咲いていた。今日のコースでは知らない花もいっぱい咲いていた。一週間のご無沙汰なのに、季節は進んでいる。今週はもう6月になる。今年もあと一ヶ月で半年が終わる。自分の体調も結構良くなってきた。まだできないのは読書やケースのまとめなどの集中力が必要な活動。どうしても楽なTVなどに気がそれてしまう。体調の管理をしっかりしながら、精神面でも安定した状態に持っていけたらいいな。名前を知らないお花もいくつか。ご存知の方お知らせいただければ幸いです。 4弁の花。数箇所で咲いていた:バイカウツギすごく可愛い。始めてみる花です:ヒメオウギ葉っぱは下の写真、花はバレリーナーみたいな綺麗な花。不思議な形です:ホシザキゼラニウム・スターレット 紫の上品な花:ブルーハイビスカスとっても特徴があるお花:ツキヌキニンドウ 街で見かける花を調べるためには何か良い本はありますでしょうか。持っている本は野生の植物のものが多くお花の名前や生態を知りたいと思っています。どなたかご存知でしたらご教示お願いします。夏の花が咲き始めた。公園の街路樹に咲いていたビヨウヤナギ。いよいよ若葉の季節。まだまだバラが咲いている。※分からないお花の名前はジュラ2591さんから教えていただきました。いつもありがとうございます。
2010年05月30日
コメント(15)

昨日のこと。マンションの6階に住むHさん。慢性関節リウマチと乳癌でずっと長くご自宅で療養している。5年位前までは、関節が変形していても室内は伝い歩きで移動できていた。2、3年前からそれもできなくなり、寝付いてしまった。枕元にはラジオがあり、ニッポン放送をいつも聞いている。いわゆる「寝たきり」の状態だが、精神的にはしっかりしておられて、ケアの手順などをお話しすると了解してくださって協力してくださる。今この方が一番辛いのは「類天疱瘡」という皮膚疾患。水疱が全身に現われ強い痒みが伴う。一番ひどかったときは足の裏に隈なく水疱があり、皮膚がぼこぼこ状態であった。内服治療と副腎皮質ホルモンの軟膏の塗布で何とか落ち着いてきた。マンションの自転車置き場の近くに小さなお庭がある。あまりお手入れが行き届かないけれど植物が豊富でちょっと見るのが楽しみ。昨日も自転車を止め、お庭を見るとこんなチッチャなアジサイが一人前に蕾をつけていた。高さは10cmくらい。誰が植えたのだろう。アジサイの実生って聞いたことがないので、どうしてこんな小さなアジサイが生まれたのか不思議。周りにはアジサイはない。このアジサイがお花を咲かせるのが楽しみだ。小さな命にも花が咲く。通りがかりのお家のお庭にはもう枇杷の実が大きくなってきた。これから色々な実が観察できそう。お花も楽しみだけど、木や草の実も楽しみ。実家では夏サクざくろの花がもう咲いていた。石榴はお花が可愛い、オレンジがかった明るい赤。幼いころ祖母と一緒に縁側で石榴を食べたことを思い出した。
2010年05月29日
コメント(10)

先週から職場の同僚が次々と喉風邪をひいていた。まめに手を洗うし、うがいもしていると風邪をひかない自信があったのに、昨日仕事が終わるころになって妙に倦怠感が。早めに寝たのに明け方から咳が。喉も痛い。久し振りの風をひいてしまった。今朝はだるさで起きられず講習会はキャンセル。今日は一日横になっていた。それでも一日寝たくらいで喉の痛みも咳も良くならず、明日のハイキングも中止してもらうことに。欝でおきられずに休むことがあっても、風邪で休むとは久し振り。週後半少し頑張りすぎたのかもしれない。来週は父の法事で山梨に帰る。せっかく山梨に帰るので、土曜日休んで山に登ることにした。日本二百名山の一座乾徳山。山頂からは360度の大展望。学生時代、追い出し山行の山だった。今日、明日はまったり過ごすことにした。しょうがない、風邪だもの。明後日でで五月も終わり。街路樹の皐月も来月には見られなくなってしまう。小学校の近くの道路際でちょっと変わった皐月を見た。
2010年05月29日
コメント(18)

今日は4件の訪問。午前2件、午後2件。件数としては少ないのだけど、4人中3人が排便コントロール。浣腸や摘便を行う。気管切開をしている方もおられて、酸素飽和度を計らなければならないのに、午前の訪問したお宅に忘れてきてしまった。午後2件目の方は脳出血の後遺症で意識はなく、気管切開をして酸素吸入をしている。呼吸も不安定で、体温も低い。外気温が低下する冬には体温計で体温が測定できないほど低体温が続く。低体温が続くと全身の機能も低下するようで呼吸も不安定になり、痰も多く吸引回数も多くなる。酸素吸入もしているので酸素飽和度を測定しなければならないのに測定機械がない。はっ、大慌て。意識はないのだけれど、嫌なことがあると体が痙攣したりする。お嫌なことははっきり分かっておられるようなのだ。在宅療養が開始されて今年で7年目。ご主人がずっと殆どお一人で介護をされ来れれた。そのご主人が吐血して緊急入院された。訪問介護士の息子さんが仕事をやめ、今は介護をされている。介護の専門家だけあって、私たちの仕事の手順をよく理解してくださって細かいことを助けてくださる。訪問看護のスタートはまずバイタルサインのチェックを行うのだが、酸素飽和度を測定する器械がない。午前に訪問したお宅に忘れてきたようだ。幸いに呼吸は安定し、呼吸回数も多くなく呼吸音もきれい。ご家族にお詫びし、呼吸が安定していることをお伝えした。前回訪問したとき、訪問入浴の利点をお伝えした。体を拭くことを清拭というが、何度丁寧に清拭しても一回の入浴の効果にはおよばない。体を拭かないよりいいが、入浴に勝るものはない。そんなことをご家族にお話した。丁度在宅サービスと見直したいと思っておられたようで、なんと大胆に今週から訪問入浴を週3回に増やしたという。今までは浣腸してからすぐには排便が見られなかったのに、今日は浣腸後5分で排便。午前に入浴をしておられた。入浴ってすごく効果がある。床ずれも予防できるし、オムツをしている方特有の臭いもしない。便秘にも効果があるようだ。身体全体の代謝が促進されるのだろう。排便を促すためにお腹のマッサージを大腸の走行にそってのの字を書くようにマッサージする。これを100回を1クールとして3クール行う。不思議なことにただのの字を書くようなマッサージなのにマッサージをすると必ず便が出る。手のひらには力を入れず、体全体を使ってマッサージする。手のひらに腸の動きが伝わってきたりする。訪問看護に携わらなければ多分腹部マッサージなんて覚えなかったかもしれない。1時間なら1時間のうちに便を出さなければならないので、必死で覚えた。必要も発明の母とはよく言われるが、看護の場合もそうで特別な機械に頼らずに自分の両手と五感を使うだけで看護をしなければならないので勢い手業みたいなものにこだわってくる。ご家族によると必ず便が出るマッサージだという。3年経ってやっとそんなことを言われるようになったと思う。とりあえず今日はしっかり便が出てお仕事終了。事務所に帰り、忘れ物のありかを午前中訪問したお宅に電話して確認する。どうも2件目の方のお宅に忘れてきたようだ。自転車で15分かかるお宅。往復30分。ふーっ、自分がまいた種なのだけれど疲れる。マンションの自転車置き場の近くにお庭がある。ちょっと息抜きにお庭を眺めると苺が実っていた。 マンションの6階に上がると空が広がっている。明日からは天気が悪くなるようで曇り空。今日、午前に見た三次公園からのそれは晴れていた。なんか疲れてしまって夕食は近くの蕎麦屋で済ます事にした。和風冷やし中華。結構美味だった。明日は、リンパマッサージの講習会。一晩しっかり眠って明日はしっかり講習を受けてこよう。
2010年05月28日
コメント(24)

今日も4時過ぎに眼が覚め、早朝散歩に出発。少し肌寒く、上着を着て出かける。まだ4時台は太陽が出ていず、三次公園はまだ暗かった。近くに長徳寺があり、箱根ウツギが咲いていた。名前の知らないウツギ?もあった。ご存知の方は教えてくださいませ。(イボタノキ) アジサイはどんどん蕾が開いてきた。木の花なのに紫の花が咲いていた。始めてみた花だった。 (ニオイバンマツリ)朝なのに昼顔が咲いていた。今日も約2時間弱の散歩だった。どこに行ってもお花が沢山。今日のコースは自転車では通ったことはあったが歩いたのは初めてだった。お散歩コースは何コースも作れそうだ。
2010年05月28日
コメント(12)

今日は久々に晴れた。中仙道の上は電線がないので広い空が見える。爽やかな空気に青空。帽子もかぶらずに光をいっぱい受ける。風も心地よい。交差点で空を見上げた。雲が流れている。桜の花と同じ頃に咲いていた花桃に実がなっていた。カエデも新緑に輝いている。午後、雲が増えてきて空が流れている。96歳のFさんのお宅ではミニバラが咲いていた。Fさんは娘さんと二人暮らし。30年前には変形性膝関節症や腰痛で整形外科にかかっていたというが90歳のときヘルペスにかかってからは痛いというところもなくなってお家で暮らしている。耳もさほど遠くなく普通の声量で会話もできる。娘さんの介護が行き届いており、オムツは使わずにトイレに通い、入浴も毎日している。昼間は1回の居間で過ごし、夕食後しばらくして入浴し、2階の寝室に行かれるとのこと。階段の上り下りもしている。お食事も昼はサンドイッチなどの軽食で済ますそうだが、朝食と夕食は娘さんと同じくらい食べているという。娘さんとも丁々発止で会話を交わし、娘さんに感謝をしつつも時折、「この子も時々口うるさいの」などど仰る。相撲が大好きで次の場所が楽しみだという。娘さんのお話も素敵だ。両親に大切に育てられ、母親は自分にとってかけがえの無い存在だという。幼いころ大事に育てられたことを思うと母親を大切にしたいとという。こんな親子もいらっしゃるんだととても温かい気持ちになった。介護は確かに大変なことも多いが、娘だからこそできる介護があるのだと思った。爽やかな五月の空にふさわしい親子だった。
2010年05月27日
コメント(18)

最近の体重増加は生半可ではない。入院中カロリー制限して、何とか11号が着れるまでになったのに、お正月以降めきめき体重が増加して、とうとう13号になってしまった。くちなしの花の蕾が膨らんできた。口無しになってみたい。女性用の登山用衣類のサイズ展開は、S・M・Lなので13号になってしまうと殆ど合うものがなくなってしまう。これからは暑くなる季節。吸汗速乾素材はやはり山用品の質は高いので、揃えたいのに自分が着れる物がない。主治医は薬が太らせるのではなく、精神状態が不安定だと食欲が亢進して体重増加してしまうというが、この冬以来の太り方は尋常ではない。何か変わったことはないかと、さがしてみても1月からのレメロン服用しか思いつかない。確かにレメロンを服用して睡眠の質が改善したと思うが、食欲も亢進していたようだ。自分から進んで服用を開始したのだが、こんなに体重が増えてしまうとは思いもしなかった。昨日、主治医かあらレメロンをしっかり飲むようにと指導され今夜から服用開始したが、流石のレメロン。9時過ぎに服用したのにしっかり眠れてしまった。食欲のコントロールができるようになりたい。欝がひどかったときよりもう15kgもオーバーしている。ジム通いしないとだめなのかなぁ。この体重ではクライミングなんて絶対ダメだろうし、山登りのときの登りもめちゃきついし。本当に困った。とりあえず2kgの減量がうまく行きますように。
2010年05月26日
コメント(20)

今日は所長が出張で不在。出張の前に30分の訪問をしてから行かなくっちゃいけない、と大変そうな雰囲気でつぶやくので、その分を引き受けることにしたが、実際午前中に4件訪問するのはしんどかった。同僚には勧められない働き方だと分かった。天気予報では雷とか大雨、強風とか言われていたので合羽を脱いだり着たりしながら訪問するにはしんどいなぁと思っていたが幸いにも雨は小降りで済んでほっとした。訪問中団地の空き地に可愛い花が咲いていた。忙しいのについコンデジを取り出して写真を撮った。赤紫の露草は珍しい。 アジサイもうっすらと色づき始めた。 ノバラだろうか、清楚な白いバラ。名前は分からないが、可愛いピンクの花。(アカバネユウゲショウ)山登りのときもそうだけど、ふと足元にサク花に心を洗われ元気をもらえる。仕事中も、お花に会えると、心が和み元気になる。明日はさわやかに晴れるそうだ。明日も元気に働こう。
2010年05月26日
コメント(6)

今日は、お昼前にJさんのお宅に訪問予定だった。経口摂取ができなくなってきているでお口の中が清潔か気になっていた。口腔ケアと足浴などしばらくできていなかった清潔ケアをしたいなぁと思いながら出勤した。週末からの携帯当番は所長。所長が出勤しての第一声が「Jさんが、夕べ8時15分になくなられた」という言葉だった。「最期は穏やかで安らかだった」と。先週の木曜日の夕方珍しく携帯で呼ばれた。担当は所長だった。血圧も低く声もかすれていたという。痰がご自分で出し切れず、吸引をしてほしいとの要望だった。ご家族の前では涙を流しておられたという。Jさんの無念さが胸に迫ってくる。 桜のまい散る午後、散歩に行きたいといっておられたJさん。あの時無理をしてでも桜を一緒に見に行けばよかったと思う。病院の車椅子を借りて、夜桜でも良かった。仕事の枠内で物を考えていると思い切ったことができない。これからは後悔しない様に、お一人お一人を尊重したケアができるようになりたい。朝から、ちょっとした倦怠感に襲われた。 夕方、2週間に一回のメンタルクリニックの受診があった。「どう、調子は?」「点数でつけると70点くらいです。これ以上太るのは嫌なのでレメロンも中止してしまいました。」と私。「太るのと、減薬することは別に考えようね。パキシルを減量しているので、レメロンは飲んでね。何が作用して症状が変化していくのか分からなくなっちゃうから。お薬が太らせるのではなく、精神的不安定さが食欲を亢進させてしまうんだと思うよ。 70点というのはどんな感じ?」と先生。「仕事は何とかしていますが、読書や調べ物とか集中力を必要とすることができません。気持ちは落ち着いています。鬱々とした気分はなくなってきました。ちょっと病気になる前の自分に戻っている感じがします。」「仕事ができればとりあえず良しと考えないとね。今はそれでいいんじゃないの。薬を減らしているところだから無理をしないでね。」と先生。 仕事が普通にできたって面白くもない、とは流石に先生の前では言えなかった。私の自分に対するイメージは、やっぱりガンガン山に登っていたころだろうか。仕事も趣味も全力投球していたころが懐かしい。あのころに戻れないことは自分でも承知しているが、ギアチエンジができない。散歩とか、ハイキングとか、休日寝たきり生活から少しばかり復活してきた。これで良しとしながら、ゆっくり無理をしないで行くしかないか。でも、年はとっていくんだよね。このままで終わってしまうことが何かむなしく思えてしまうのだけど。ちょっと焦っているんだろうか。最終的にはなるようにしかならないんだから、慌てても焦っても仕方ないんだけどね。マッ、ぼちぼち行くしかないんですよね。※ 今日はJさんの冥福を祈って白いお花をアップしました。
2010年05月25日
コメント(23)

今朝は未明から覚醒し、そのまま夜明けに。5時前には空が明るくなり、気持ちよいのでお散歩に出かけることにする。ヤマボウシが花盛りになっていた。今日はちょっとコースを変え、桐ヶ丘から西が丘、本蓮沼と足を進めることの。もう何回か歩いたコースなのでなんとなくあの辺にお花が咲いていそうと分かる。ポケットに入れても図れる歩数計はまだ手元にないのでどの位歩いたかちょっと分からないが、時間としては1時間半かかっているので、3kmくらいは歩いたかもしれない。 (アストロメリア)今の時期の朝がよい。日の出の前後が一番気持ちよいかもしれない。日の出は5時前なので、6時を過ぎるとちょっと日が高くなり、朝の新鮮さが少し薄れる。 (カルミア、アメリカ石楠花)私のダイエットも目標を今日決めてみた。早寝、早起き、早朝散歩で目指せ減量2kg。 (べにうつぎ)昨日昼休みDE部の打ち合わせがあった。目標達成しなかった人は他のメンバーにプリンをおごるというもの。目標達成した人にはご褒美のプリンだ。パステルのプリンだって。メンバーの中で最高値の私。減量達成できなかったら、超恥ずかしい。いよいよあと1ヶ月。夕食後の間食はやめて、毎日早朝散歩。日曜日にはハイキングもあるし、何とかしなくっちゃね。西が丘の住宅街にはこんな素敵な桜並木もある。来年の春が楽しみだ。
2010年05月25日
コメント(24)

Sさんは一人暮らし。数えで90歳。交通事故の後遺症があり、転倒し骨折したこともあり、外出はたまに病院にいく以外に全くしていない。慢性の頭痛と肩こり、食欲不振。笑顔を見たことがない。 週一回の訪問だが、訪問すると体の不調と頭痛、肩こりの辛さを訴え、挙句の果てはヘルパーさんや看護師の不手際を舌鋒鋭く批判する。ちょっといたたまれなくなる。元看護師。整形外科のクリニックに長く勤めたという。「大先輩ですね。」と声かけると「結構はやっていたのよ」と。二人の子供を大学まで進学させ、長男がある団体の事務局長をしているのが自慢のよう。 訪問看護の内容については、「皆さんにお任せよ」といいながら、マッサージだけを希望されている。一時間の訪問看護では、血圧などを測ってから45分ほど痛みのある首や肩のマッサージをする。今日もご希望通りマッサージをする。マッサージ後「楽になったわ」と仰るが笑顔はない。 ふとひらめいて「お花はすきですか?」と尋ねてみた。「お花は好きよ。仏壇のお花は切らしたことがないの。」とSさん。「お花見ます?」とコンデジの液晶画面で国バラから撮っていたお花の写真を見ていただく。「きれいね。」といいながら、眼をキラキラさせながら画面を見つめる。「ありがとう。」とも。 花の力は偉大だ。マッサージでも見せてくれなかった笑顔を、表情の輝きを、ちょっとした精神のきらめきを引き出してくれた。24時間、365日。自宅で過ごす毎日。週に数回のお子さんやお孫さんの訪れを待つほかは痛みや凝りに耐える毎日。生活の中に華やぎがない。かってはバリバリと仕事をしていただろうと想像できるSさん。お花が好きと聞いて、ちょっと扉が開かれた感じがした。次の訪問のときは何枚かお花の写真を印刷して届けようと思う。お花を見ながら昔話も伺ってみようと思う。アジサイの蕾がまた開いていた。
2010年05月24日
コメント(18)

普天間基地問題は辺野古に移設が決まってしまった。 沖縄に一度行ったことがあるが、住宅地の隣に基地があり、驚愕した。自分の無知を思い知った。辺野古への移設を総理が決定し、連立政権も危うくなった。 日本の首都東京にも米軍基地があり、首都東京の隣の神奈川には米軍の艦船が停留している。私の日常生活では基地も米軍も全く関係なく過ぎていっているように見えるがふと眼を凝らしてみると、日米安保という枠組みの中でとりあえずの平和な日常が過ぎているに過ぎない。現代史についても、日米問題についても深く学習してこなかったので、論及できないが、日本に違う道はないのだろうか。基地がない日本というのは夢物語なのだろうか。普段は仕事で精一杯の自分だが、しばらくやめていた新聞を読んでみたくなった。
2010年05月23日
コメント(25)

今日は一日雨だという天気予報。5時前に眼が覚めたらまだ雨は降っていなかった。気になっていたヤマボウシがどんな状態になっているのか見に行くことにした。今日にコースは桐ヶ丘。都営住宅前の歩道にお花がいっぱい植えてある。ちょっとした坂道はあるが往復30分コース。アジサイが2種類。もう蕾が開きかけていた。蕾でもアップにすると、ちょっと違う花みたいに見える。こちらは何アジサイ?蕾のつき方が少し違う。いつ頃に咲くのだろう。しばらく、どんな風に変わっていくか、見てみたい。こんな花も。お花だけ見ると、とても気品に満ちている。ちょっと、名前を忘れてしまったが、実家には嫌というほど生えてきて、臭いが臭いだけに嫌われている。気になっていたヤマボウシはこんなにも密集してお花が咲いていた。近所で一番立派なヤマボウシ。ミニバラも咲いていた。チッチャくても、しっかり咲いている。けなげに見えてしまう。 先週は精神的にちょっとハードだった。ハーッて感じ。今日は洗濯機を回しながらお昼寝をたっぷりした。これで、今週も頑張れそう。
2010年05月23日
コメント(14)

今日は5月22日。五月ももう下旬。さらっとした空気に若葉の緑。流石、4コマ連続のPCの練習は疲れた。週3回はアビバに通うようにカウンセリングされたのに仕事が終わってからはやっぱり疲れてしまいお家に直行。土曜日のお休みだったので思い切って朝からアビバ。ITの基本知識を学び、ホームページの作り方を練習し、タイピングの練習。ブラインドタッチも今一歩。今日から毎日、10分間だけでもタイピングの練習をしなくっちゃね。P検4給のタイピングの目安は五分間に300文字。実際は五分間に500文字くらい入力できないとダメみたい。今日に成績は350文字。1分間に100文字入力するにはまだまだスピードアップが必要だ。ホームページにアビバクラブというのがあってキータッチのコンテストがある。苦手なカギカッコや英数字の入力がある。頭の動きと手の動きのギャップがあり、誤ったキータッチも多く練習の余地は充分ある。授業が終わって今月のカウンセリングがあった。週3回ペースで通うこと、P検を8月初旬に受けることを前提に、6月、7月と頑張ることになった。やっぱり試験を受けることを決めるとちょっと心構えが違ってくる。今更のP検定だが将来もっとPCを使うことははっきりしているから今のうちにしっかり勉強していくのもいいのかもしれない。9月の末か10月には入院するので、それまでの4ヶ月で何とか卒業したい。入院中にもパソコンを使って作業を進めたい。幸いに欝は大分良くなって、サインバルタを夕食後服用するようになって気分が安定してきた。レメロンは体重増加作用が強いと知って服用を中止しているが睡眠のおは変わらない。食欲もあり、気分も平坦。だるさも頭痛もない。とりあえず合格かな。明日も一日お休み。衣替えをしたり、お部屋を片付けたり。来週は土日お出かけをするので、お家暮らしの日曜日をゆっくり過ごそう。
2010年05月22日
コメント(25)

昨日発足したばかりのDE部に入会しました。活動目標は健康な減量。一ヵ月後の給料日の前の日まで減量2kgが達成目標。一人では減量が難しいので、お互いの体重を尊重しながら運動をして筋肉量を増やし減量していく。発足は昨日。定期健康診断を受けた同僚3人が、職場の体重計をお互いに見ながら減量宣言をしたという。そんなこと知らない私に、「DE部にはいる」とお誘いの言葉。訪問が終わり記録をしている私に突然声が掛けられたので、てっきり「あなた、でぶ?」って言われたのかと誤解して、大いばりで「正真正銘のデブだよ。誰が見たってデブだよ」と返答。「そうじゃないの。ダイエットDIET 部活の略のDE部だよ。一ヶ月に2kg減量が目標だけど、はいる?」「体重が多い人のほうが減量しやすいから、入るよ。入りたいよ。」「そしたら、みんなで体重測定だよ」「ヒエーッ、今日は嫌だよ。明日ね。」ということで、入会しました。そこで考えた。今のところ私がBMIも実測体重も一番多い。今の体重(秘密だけど)なら一ヵ月後2kgは容易。明日から早朝散歩復活だ。日曜日の山行の疲れも取れた金曜日の朝。そう、今日の朝。4時前には眼が覚めた。そうだ、早朝散歩だ。コンデジを片手に西が丘に散歩。コンデジのバッテリーが切れていたのでコンビニによってから散歩に。今日は蒸し暑い朝だった。ゆっくり歩いているのに、汗ばんでくる。いつもと路を変えて住宅街に入っていく。太陽がまぶしい。あちこちでお花を見ながら1時間半の散歩終了。帰宅したら6時半。汗を流して目覚ましを掛けてちょいと朝寝。8時には眼が覚めて出勤。昼ごはんの後、入会記念の体重測定。これで同僚に自分の体重を知られてしまった。来月の25日まで、2kgの減量。頑張るぞ!
2010年05月21日
コメント(21)

今週のJさんは大分辛そうだ。痰を自力で出し切ることができず、喉元で痰がごろごろしている。二週間前からこんな状態になり、ご家族が「痰を取る装置はないの?」たずねられた。「吸引機はありますよ。診療所で無料で貸し出していますから、連絡を取ります」と話し、診療所に貸し出しの依頼をした。その日の夕方、吸引機が届けられた。喉元でごろごろしている痰は、吸引チューブを口から入れ喉もとの痰を充分ひくことができた。高齢の夫と右目も視力しかわずかにしかない長女には吸引は無理と判断したようでsその指導はせず帰ってきたとの報告だった。しばらく吸引機は使わなかったが、先週より痰の切れがさらに悪くなり、息苦しさも訴えられ、夜中に「痰をひいて!」と口にするようになったという。目の前で母親が苦しんでいるのを見たら、楽にさせてあげたいと思う。ぼんやりとしか見えない視力で、看護師の吸引する姿を見ていた長女は、吸引をして何とか母親を楽にしてあげることができた。喉元に上がってくる痰を出し切る力がなくなっていたのでこの処置は適切だった。そのお陰で、火曜日の胸の音からは異常呼吸音が聞こえたが、水曜日には正常呼吸音に戻っていた。「胸の音が綺麗になってますね、夜でも痰を引いていることがよかったんですね」と話すと家族も「夜中から騒いで大変だったの。ずっと吸引をしていたら明け方になってやっと寝付いたの。私たちも(夫と長女)も5時過ぎから9時半くらいまで眠れたのよ。」と。「夜中でも大変なときは携帯電話に連絡をくださいね。すぐ来ることができますから」と伝えても深夜には決して連絡はなかった。「看護婦さんは近くに住んでるの?Mさんは30分かかるといっていたわよ。」と。携帯当番も、日勤勤務を兼ねているので夜間は帰宅し、連絡があるときだけ出勤するといった方法をとっている。看護師の通勤時間まで心配されているようだった。点滴もだんだん入りずらくなり、日曜日には2時間かかってやっと左手に入れられたという。ベテランの看護師でもそうなってきたのだから、抹消から点滴をするのはもう無理かもしれない。点滴の不得意な私は今週は緊張する。火曜日は入ったが、水曜日は2回試すが入らず、皮下注射に変更した。痰や食事をもどしており、口腔内は大分汚れている。口腔ケアブラシを持参し、口の中を湿らしたあとそのブラシで口の中をぬぐうと汚れがブラシに沢山ついてきた。始めはあまり口をあけてくれなかったJさんだったが、そのうちにしっかり開けてくれた。もううがいができなくなっていた。今日はずっと眼を閉じていた。「お父ちゃんもやっと分かってきたみたいよ。そう長くはないわね」と長女。その話をきいていたJさんはかすかに涙を流す。「一昨日まではお腹すいた、といって食べると美味しいね、と言っていたのに昨日はなにも食べなかったわよ。看護婦さん、もうじきかしら」と娘さん。「お母さんは頑張っておられますよ。血圧も80台で続いているし、まだなんともいえません。金曜日往診があるのでそのときまた医師が説明しますよ」としか言えない。確かにそう長くはないかもしれない。血圧80台はここ2週間ずっと続いているし、脈拍も不整脈で心拍数も一分間に120は超えている。意識はしっかりしており、か細い声だが訴える力もある。手を静かに握り、「なにかしてほしいことはありませんか」と耳元でたずねると、か細い声で「体の向きを変えて」と返事がある。バスタオルなどを使い体位を整えると「ありがとう。」と。帰り際、玄関口で夫が「もう、疲れたよ。何も考えられなくなった。もしものことを考えて家の掃除もしなくてはならないし、大変だよ」と。「お母さんすごく頑張っていらっしゃいますよ。お父さんも頑張ってくださいね。だんだんおはなしもできなくなってくるとおもいますよ。」とお伝えして辞した。
2010年05月20日
コメント(14)

訪問診察を専門にしている在宅支援診療所がある。Wさんは教師をしている娘さんと二人暮らし。脳梗塞のため誤嚥性肺炎を繰り返し今は胃に管を入れて経管栄養で食事をしている。要介護5でリクライニング車椅子に乗ってディサービスに行く日と訪問入浴の時間を除いてベッドで生活をしている。時代劇が好きで、有線TVに時代劇チャンネルをいつも見ている。穏やかでお茶目で、看護師がちょっと間違ったりすると大笑いをされたりする。娘さんはとても明るい方で、娘さんには色々とお話をしておられるようだ。普段は言語障害もあるために無口のことが多い。胃ろうの扱いは、今の所介護職には法的に許されていないので、朝、昼、夕と一日3回訪問看護で経管栄養から水分補給と栄養剤の注入をしている。一日3回一箇所の訪問看護ステーションでは派遣が無理なので2箇所を利用している。朝は9:30から30分未満で、胃ろうからスポーツドリンクを注入するのだが、その前にやるべきことがある。血圧や体温、脈拍、酸素飽和度を測定し、尿量をみて、便や尿漏れがないか確認し、呼吸音を聴取し、お腹の状態を見て、むくみがないか確認し、体位交換しながらパジャマやシーツのしわを直し、床ずれができていないかを観察し、口腔ケアをして。ここまで20分くらいはかかる。そしてベッドをギャッチアップしてから胃ろうのチューブと栄養チューブとをつなぎスポーツドリンクを注入する。夕方にも同じことをする。一昨日のこと。4時過ぎに伺うと、呼吸が乱れている。普段のWさんは呼吸音は正常で呼吸回数も16回くらい。それが、聴診器を当てなくてもヒューヒュー音がして、呼吸回数も28回。咳もしているし、お熱も37.7℃。呼吸音を聞くと異常呼吸音も聞こえる。「肺炎?」酸素飽和度が93%と低いのも気になる。アイスノンを頭の下に当て、痰を吸引する。痰を吸引してから、便が出ているのでお尻をきれいにしてから再度胸の音をきき吸引。痰を吸引しても胸も音は良くならない。水分補給もしなくては。ご本人は落ち着いておられ黙っておられる。水分補給を終えてから再度体温測定をすると、36.8℃に解熱している。でも、呼吸回数も酸素飽和度も呼吸音も改善していない。もう、5時。主治医に連絡したほうが良さそう。主治医が所属する在宅支援診療所に連絡。往診中ということですぐには主治医と話ができない。家族にも連絡をしなくては。勤務先に連絡して状態を報告するとすぐに帰ってきてくださるとのこと。直接ご家族に状態を説明したいのでご家族が戻るまでご自宅で待っていると伝える。5時半過ぎ、主治医から連絡が入る。状態を説明すると、「あなた、看護師?」だって。「こもり熱かもしれないから様子を見ていいんじゃない」と。呼吸状態が普段と違い不安定であること、酸素飽和度が低いことを再度説明すると、「臨床的にはどうなの?病院にいったほうがよいのか、在宅でも大丈夫なのか。その点はどうなの?」だって。「今のところ救急車で病院に行かなければならないほどの状態ではないと思います。でも普段の状態と比べて確かに状態が悪いので往診をしていただけませんか?」と私。「すぐには行けないけど。家族には連絡したの?」と主治医。「ご家族には連絡しました。6時過ぎには戻られるそうです。」と私。「看護師さんだからといってずっとお家にいなくてもいいんじゃないの。後は家族がすることだから。6時過ぎに帰ってくるのね。だったらまた家族の方に連絡をしてみるから」。本当に不愉快な主治医。臨床的判断は医師がすべきことで、主治医として往診をすると決断すればいいことだけなのに。私の声は甲高くって電話だと幼く聞こえてしまう。経験の浅い看護師と思われたようだ。同じ診療所でも、患者のお宅から状態変化の報告をすると、その日に往診してくれるところのほうが多い。在宅支援診療所って在宅医療の要であり、在宅医療についてはリーダーなのに。結局その日の19時過ぎ往診があったとのこと。まっ、いいか。その日のうちに往診をしてくれたんだから。
2010年05月19日
コメント(24)

Jさんは進行胃がんで発見されたため、手術や抗がん剤治療を受けた挙句、これ以上治療の手立てがないといって自宅療養を始めた。三月の時点では、お孫さんの入学式まで何とか持たしてほしい、というのがご家族の希望であった。本人はお花見にも行くつもりになっており、夫婦二人で散歩に行きたいといっていた。4月を迎え、お孫さんの入学式の日に晴れ姿の孫の姿を見ることができた。それから容態が少しずつ悪化し、ついに尿が出なくなる状態が起こり、膀胱留置カテーテルを入れる事態に。ご本人は床ずれを心配しご自分でも体を動かしていた。その上、下痢便が続き、とうとうオムツの生活になってしまった。胃を全摘し、食道と小腸を吻合しているがその吻合部位が狭窄しており、そのため通過障害がある。空腹感はあり、食べることは食べるのだが後から戻してしまう。水分も飲むともどしてしまうため、点滴が始まった。「食べたいのに食べると戻してしまう」ということが一番の苦痛のようだ。幸いに痛みはなく、経過している。最近は、眠りたいというご希望が強く睡眠導入剤を一晩に数回使うという。とにかく眠りたいのだと。大分衰弱が進みここ2,3日はお話をめっきりしなくなった。通過障害があるため、経口でお薬を飲んでもその効果は少なく、座薬で睡眠導入剤はなく、ご本人の眠りたいとのご希望に添えないでいる。今日は定期の訪問で12時過ぎに訪問する。ご家族も疲れている様子で、ご本人のベッドの隣に折りたたみのベッドを置き娘さんが横になっていた。血圧は82/触、脈は78回だが、不整脈。ずっと眼を閉じられていて、お顔をよくよく観察すると、お口の周りにもどした跡と思われる乾燥した吐物。今日は何も言わなかった。 新緑の緑が深い。明日も天気だという。
2010年05月18日
コメント(19)

山頂からの南方の眺望は晴れていれば富士山が見えるところだったが、残念ながら富士山は雲に隠れていた。五月の最後の日曜日には、この写真の左から1番目の御正体山に登る予定。山が山を呼ぶといったところ。山頂付近は芽吹きが始まったばかり。冬芽から芽吹く様は新鮮。ピンとはあってないが、ムシカリの花が芽吹きの森に白く輝く。標高1500m付近にはムシカリの花が多く、花の高さが地面より2m付近にあるのでなかなか綺麗な写真が撮れないことが残念。白く浮き上がる様は清楚で美しい。林床には登山口からずっとあった「カメバヒキオコシ」がずっと生育している。私のあねったら、「カメバヒキタオシ」と言いそうになってしまうなんて言う。ヒキタオシなんてちょっとね。カメの甲羅のような葉っぱが十字形に重なっている。シソの葉っぱみたいで面白い形だ。蝶の羽ばたく姿に似ている二頭三角形のコウモリソオ。葉っぱの形がユニークなので一度覚えたら二度と忘れそうもない。スミレの花も。春の山でスミレに出会うと春の使者に出会えたようで嬉しい。ブナの森が芽吹きが始まったばかり。山頂から下っていくと標高1300mくらいになり、ブナの若葉が。こんな逞しいブナの樹形。山頂から標高1000mくらいまでブナの森は続く。ここでもスミレが。スミレはどちらかというと陽だまりを好むようだ。小さなスミレ、ピンクがかった花びらが可愛い。標高が低くなると、ツガの林が。都民の森に戻ってくると、お団子が。白いもち持ちした食感で結構お腹いっぱいになった。私はビール、姉はコーラで乾杯。売店には朝取りの筍が一本300円で売られていた。最終バスは4時40分。武蔵五日市駅まで1時間半要した。バスの窓から、藤の花が見られた。山藤だ。杉の木全体にツリーの飾りのように山藤の紫色で染められている木も多く、感激。バスの中で今日撮った写真を画面で確認しながらみ続けた。三頭山は適度に整備されコースを選べば誰でも楽しめそうな山だ。森林館では毎週末の土日、自然観察や木工作業など色々な行事をされている。自然観察は手引き者がいると理解が深まり学習効果も高い。桧原村は都心からは遠いが何とか工面して参加したいものだ。
2010年05月18日
コメント(11)

日曜日、朝5時に起きて、都民の森「三頭山」にハイキング。新緑、芽吹き、スミレ、ムシカリ、カエデ、ブナ、滝。前日の不眠がたたってバテバテ。写真を撮りながら、たっぷり時間を掛けて、掛けすぎ?3時間のコースタイムのところを5時間も。その代わり自然を満喫。朝5時半に自宅を出て登山口に着いたのは9時過ぎ。帰りはバスに乗って1時間半、それから電車を乗り継いで自宅に戻ったのは20時前。15時間の自然満喫ハイキングでした。登山口は桧原村数馬にある都民の森。五月晴れの日曜日。青空と新緑がまぶしい。登山口から少しずつ森に入った付近にヤマシャクヤクの花が。新緑の森は輝いている。三頭大沢という沢沿いの道を登る。登山道は整備されており歩きやすい。歩いて1時間ほど、三頭大滝に出会う。沢登の方が滝の遡上にチャレンジしていた。滝見端から見下ろすので迫力がいまひとつだが、夏日とあって涼しさを感じた。森は深い、新緑が次から次へと続く。三頭山には自然のカエデが19種類もあり、梢を見上げるとカエデの若葉が。ブナの芽吹きに出会うことに。大きな木が倒れていて黄色い花が咲いている。始めてみる花だ。とりあえず写真を撮り、ハイキングの帰り都民の森、森林館で尋ねてみると「イタヤカエデの雄花」という。春の森を双眼鏡を持って梢を見上げるとこの花に出会えるという。5mmくらいの小さな花。芽吹きの森にふさわしく、スミレの花も咲いていた。ヒゴスミレが沢山見られた。山頂付近は、芽吹きの森だった。黄色く見えるのはイタヤカエデの花かもしれない。ムシカリ(オオカメノキ)も咲いていた。森の中に白く輝いている。山頂からは、GWに登った雲取山が見えた。三頭山山頂、西峰は、標高1527m。山に登る楽しみの一つに眺望がある。しかも自分が登った山が見えると俄然また行く気になる。都民の森登山口から、三頭大沢のコースは道が適度に整備され家族連れにももってこいのコースだ。明日は山頂から都民の森までをご報告します。
2010年05月17日
コメント(22)

朝まで起きていられたので、思い切って国際バラとガーディニングショウに行ってきた。西武ドームに着いたのは9時過ぎ。既に沢山の人々がいらしていて入場券を1800円で購入し開場を待つ。さわやかな五月晴れだ。9時半前に既に長蛇の列。どんなバラと出会えるかドキドキ。「バラに包まれる贅沢を・・・」というかバラと人に囲まれる。コンデジを手にゆっくり進みながらバシバシ写真を撮る。ゆっくり構えていられないので最初に見たバラはピントが合っていなかった。こんなに沢山のバラに出会ったのは人生初。4日目なのでちょっとお疲れのバラもあるけれどとにかく美しい。ケアフリーワンダー。やわらかいピンクの花が魅力的。 アクロポリスロマンチカ。こんな微妙な色を出してしまうなんて、絶句。ノックアウト。言われなくてもノックアウトされてしまっている。ダブルノックアウト。ただひたすら感嘆。ブランピエールドロンサール。フランス語は分からないが、美しい。スパニッシュビューティー。言われなくても美しい、よ。確かに。レインボウノックアウト。ただ、ため息。ローズソムリエ小山内健氏のフラワーアレンジメント(こんな表現でいいの?)圧倒的な美しさ。バラに包まれる贅沢とはこういうことを言うのかと思う。一度でいいからこんなに贅沢にバラに包まれた空間で生活をしてみたい。こんなお庭があったらお仕事になんかに行けなくなっちゃいそう。バラだけではなく様々なお花と組み合わせて配置することでバラがさらに輝いて見える。外国の方のフラワーアレンジメント。バラが惜しげもなく豪華に使われている。普段使いならバラは10本がせいぜいといったところこんなに沢山切花が飾られている。孔雀の羽とバラとはこれも豪華。白いバラが、さらに清楚に飾られている。 ナンジャモンジャノキもあった。西洋のナンジャモンジャの花。葉っぱが丸いのが特徴だという。ハンギングバスケット、というお花の飾り方に始めてであった。この飾り方も魅力的でふんだんに花やグリーンが使われている。これは壁掛けタイプのハンギングバスケット。吊るすタイプのハンギングバスケット。ハンギングバスケット部門の大賞を受賞した作品。これはもう、実際の作品を見るしかないでしょう。午後になって人がさらに増え、作品の前に行列が出るほどに。写真も撮るのを待つくらいになってきて、今日はこの辺にして記念写真を撮って帰ることにする。一枚1200円の写真を記念に買ってしまった。バラのジャムをほしかったので国産ではないけどブルガリア産のジャムとバラジュースを買う。ドームを出たのは2時近くだったがまだ次々と来場者が押し寄せてくる。帰りのドームはこんな感じ。昨日、一昨日とおうちで眠る代わりにこの会場に来ていたかったなぁ。一日では見切れないし、人出に疲れてしまうし。バラのことをもっと知りたくなった。公式ガイドブック、やっぱり買うべきだったかもしれない。都内のローズガーデンに行くのが楽しみになってきた。
2010年05月15日
コメント(27)

おととい、昨日と嫌になるほど眠った。気持ちよく眠れ、目覚めもさわやか。ところが、夕食後に薬をいつものように飲んだのに全く眠たくならない。生あくびは出るのに眠気が全くない。二日眠ったのだから起きていても大丈夫かもしれないと追加の眠剤を投与しないで様子を見ている。朝まで起きていられたら、国際バラとガーデニングショーに行ってこようかと思う。朝6時に家を出て西武球場に着くのは何時だろう。バラの名前と写真を沢山撮り、バラジャムとかばらの香りの製品を売っていたら買ってきたい。実家には真紅のバラとピンクのバラがある。でもその名前は知らない。バラは2万種類もあって、次々と新種が出てきているという。スミレも桜も梅も椿も園芸品種はとても多くて覚えられそうにもない。同じくバラもとても覚えられそうにない。それでも印象深いバラの名前を今年は覚えた。モッコウバラ、ナニワイバラ、紅小町など。 バラの名前を覚えたのは今年が始めて。私にとっては画期的なことだ。都内にはローズガーデンが色々ありそうということも分かった。ソロソロ4時。本当に今日は眠れず。このまま起きてコヒーでも飲んで支度をして出かけよう。どんなバラの花に出会えるかとても楽しみ。
2010年05月14日
コメント(18)

有休二日目。今日も朝起きられず、うとうととして過ごす。GW後半からのお仕事で疲れてしまったのか、サインバルタの性なのか。今までの経験でも二三日眠ったら元気になるので今回も同じことになるのではないかと思う。せっかくのお休みを無駄にしたような気分に襲われるがこれが自分だと思えば何とか受け入れられる。ちょっと調子がよい日が続いていたのでこんな日が来ても不思議はないけれど。秋冬物を片付けなくてはいけないが、また寒い日が来て躊躇している。母が作ってくれた丹前をしまうかどうか迷っている。30年前の母手縫いの丹前。ベッドに丹前は合わないが、記念にしまってあることを姉に話すと「誰がかたづけるの?」としかられて自分で使うことにして昨年の暮から使い始めた。一つ一つの縫い目が母の記憶を呼び戻して懐かしい。今にして思えば母が元気だったころ丹前や布団の作り方、煮物の味付けなど家事の様々を教えてもらっておけばよかったと悔いる。晩年、認知症になり家事ができなくなってしまったとき、「馬鹿になってしまった。何もできなくなってしまった。もう皆様のおせわになるしかない」と嘆いていた母。そんな母に美味しいものをいっぱい作ってもらったことを話しても、そのことができなくなったことを伝えるに過ぎず母の嘆きは変わらなかった。それからしばらくして帰郷の折、母の髪が雀の巣になっていたのでお風呂を介助し丁寧に櫛で髪の毛をとかしなおしたとき、母は素直に喜んでくれた。最晩年は骨折を繰り返し心臓病にもなり最後は腸間膜動脈の梗塞で命を落とした。親孝行らしいことは何もできず最後のときを迎えたとき、枕元で涙が止まらなかった。丹前に包まってうとうとしていたら、母が懐かしくなってしまった。
2010年05月14日
コメント(16)

先日、訪問中ウツギを見かけた。初夏の花ウツギ。お花好きの方は多いらしくって、東京でも色々なお花を見ることができて嬉しい。今日は4連休初日。本当なら9時には家を出て、研修に行く予定だったのに、早朝散歩から帰ってきてちょっと眠るつもりがお昼まで眠ってしまった。そのまま夕方まで眠り続けた。かっては眠剤を沢山飲んでも6時間がやっとだった。朝眼が覚めても体がだるくなかなか起き出せず。起きる前から肩こり、頭痛がひどくって朝から鎮痛剤を飲んだりしていた。食欲もなく朝からウィダーインゼリーを飲んでやり過ごしていた。とりあえず仕事はしなくてはいけないので、いやいやながら職場に行きやるべきことをとりあえずして、昼間は眠くなるので珈琲を10杯近く飲んでまた午後の仕事。残業をして帰るとただ薬を飲んで眠るだけ。こんな日々が数年続いていた。3年前比較的時間外労働が少ない日勤中心の職場に移動させていただいた。職責からもおろしていただいて責任が少なくなり気分が変わってきた。一日やるべきことを終えればすぐ帰れる職場になって自由な時間も増え、睡眠時間も長くなってきた。欝になったばかりの時は眠れればよいと思っていた。それが食欲がなくなり何も食べられないことになりやっと先生も私が結構な鬱病と受け止めていただいたようだ。そのときからパキシルの服用が始まり、お薬代が高いことから自立支援の制度を使うようになった。お薬代が健康保険の1割負担で済むようになった。欝になってから4年が経っていた。今でこそ分かるのだが、パキシルを飲み食欲が改善してきたと当時に体重がめきめき増え始め、欝になったときの体重より10kgも増えていた。パキシルとアモキサンの副作用で体重が増えたようだ。入院している欝の方がどちらかというと肥満傾向であったのを思い出した。食欲は日中は仕事で忙しいのであまりないが、帰宅して少しリラックスしてくると止め処もない食欲がわいてきて、ひどいときは深夜コンビニに行ってスウィーツを買ってきたこともあった。それも朝眼が覚めていたときは記憶に全くなかった。抗欝薬の中で体重増加作用があることを知り、自分の異常な食欲は薬の副作用可も知れないと知った。体重増加作用について主治医に尋ねると確かにあるということで、最近になってお薬を全面的に変更することになった。体重が増えたお陰で高血圧と脂質異常症の薬を飲む羽目にもなった。更年期という時期も災いしたと思う。生活のあり方を見つめなおすことが必要と自分でも思った。今でもこれが良いという生活の仕方になっていないが、かっての仕事中心の生活スタイルから少しは脱却できるようになってきた。お薬を飲まなくても元気にすごせるようになりたい。自信を持て毎日が暮らせるようになりたい。まだまだこれでいいと思う生活スタイルになっていないが、いつかこれでいいと思えるようになりたい。
2010年05月13日
コメント(24)

火曜日は、メンタルクリニックの定期診察の日だった。最近は主治医とも率直に話ができるようになった。抗欝剤を服用しながらずっと仕事をしてきたが晴れ晴れとした日は少なかったように思う。今年になってレメロンを服用するようになって睡眠の質が改善し、昼食後昼寝をしなくても済むようになって来た。エビリファイを服用してからは次第に日中のけだるさや眠気がなくなり早朝散歩もできるようになった。さらにサインバルタを服用し始めた。一日目が朝服用したので午後まで眠気が強くなりこの薬は飲めないのかもしれないとガッカリしたが、眠気が強くなるなら就寝全に服用してみたらどうかと思い、試してみた。レメロンと併用しているからだとも思うが、睡眠の質がさらに改善し、眼が覚めたらすぐに起きられるようになった。主治医に「どう?」と聞かれたので、「一年前とは全然別になりました。怪我で休んでいてからだんだん良くなってきたように思うのですが、レメロンで睡眠の質が改善し、エビリファイで日中の活動性がまし、サインバルタでさらにその傾向が強化されたって感じです。眠剤もアモバンだけでだいじょうぶになりました」と答えた。「そうだね、本当に変わったね。サインバルタはふやす?」と先生。「体重がふえる抗うつ剤は減らして行きたいんです。パキシルをへらせませんか?」と私。「エビリファイも体重を落とす作用はあるんだよ。複雑な処方になっちゃったけど、パキシルを減らして、サインバルタを増やす?サインバルタは治験のとき朝服用でしたので保険では朝食後しか認められないけどよるのんでもいいよ。どうする?」と先生。「体重を減らしたいのでパキシルを飲まなくてもいいようにしたいんです」と私。「じゃぁ、パキシルを減らしていこうね。アモキサンも飲まなくてもいいようになろうね。サインバルタはいつでも飲んでいいからね。」と先生。というわけで、夕べから新処方になった。昨日も睡眠導入財はアモバンだけにしてみた。それでも熟睡でき目覚めもさわやか。ごみ出しのついでに早朝散歩をしてきた。今日もバラに出会えた。すがすがしい朝にバラの花も輝く。今日と、明日は「訪問看護ターミナルケア集中講座」の2回目、疼痛管理と症状コントロールについて学ぶ。今朝の調子では、今回は居眠りをしないですみそう。職場をめ守ってくれる仲間のためにもしっかり勉強してこよう。
2010年05月13日
コメント(18)

今日の午前中は雨。お昼過ぎに雨が上がった。街には若葉が際立つ。玄関脇にはクレマチスが。 今日の4件目の方は88歳の女性。東北の出身で中学校を卒業してすぐに上京。40代で焼き鳥屋さんを開業し、つい5年前まで女将さんをなさっていた。私が就職した頃は、いつも髪の毛を結い着物姿で外来にいらしていた。いつも身奇麗にされていたので印象深い。その方が年をとり自分の飲む薬も分からずお風呂にも入らなくなっていた。腰椎圧迫骨折をされ始めて介護保険の申請に踏み切った。お店のお客さんの勧めであったらしい。お風呂に入らなくても美容院に行って髪は綺麗にカットしているので一見何の問題もないように見える。担当のケアマネージャーさんも当初は困惑され、主治医に相談をされていた。足のむくみがひどく、どうもお薬を飲んでいないことが分かってきた。それで訪問看護が始まった。外来の主治医にはもう数十年通っていて信頼が厚い。訪問看護を受け入れてくださるか不安だったが、主治医に頼まれてきたと話すとドアを開けてくれた。血圧を測ったりするので看護師だと分かるようだ。この頃は少し世間話をしてくれるようになった。今日も両足を洗面器に入れながら、手の爪切りをし、足をマッサージしながら洗っていると「気持ちいいね。私は幸せだね。パパさんがいるからね。、、、。昔は焼夷弾から逃げながら暮らしていたからね。今はいいね。」とぽつぽつ話してくださる。詳しい話は分からないがご主人に守られて生活していることに一定満足していられるのかと思う。ただ足を洗う、それだけのことをとても喜んで下さる。同じ年をとるなら、今の自分に満足をしながら年をとって行きたい。この方のように、ささやかなことにも感謝を持ちながら生きていけるものだろうか。そして、思う。戦争のない世の中が続いていくことを。
2010年05月12日
コメント(6)

一週間前位から、自転車に乗っているとはるかかなた昔の懐かしい香りが漂ってくる。ジャスミンだ。昨日は住宅の壁一面に咲き誇っているのを見た。20代のころ失恋の記念にジャスミンの鉢を買ってバスに乗った。この香りは決して忘れないとその頃思った。20年も経てばきっと忘れられると思ったが本当にそのとおりになった。若すぎた自分が今は懐かしい。今日は午前中学生さんと一緒に訪問した。ご家族が「若い看護師さんがきてくれたよ」と嬉しそうに患者様に声を掛けていた。患者様も嬉しそうににっこりしている。土曜日には「あんた、なにしにきたの」なんて怒っていたのに別人のよう。学生さんが初回の訪問の時には給湯器の使い方やゴミの処理の仕方、物品のありか、使い方などを説明する。必要物品の用意の仕方、看護師の立ち位置、患者様とその後家族への紹介、ケアは看護師の指導のもとさせていただくことの確認などやるべきことが沢山あって頭が痛い。次回からの訪問のときできるだけ自立してケアができるように、初回の印象は学生さんにとっても重要。患者様が不機嫌になったらきっとその後のケアに響くはず。今日は機嫌が良い日で安心した。多発脳梗塞で手足が不自由になり、しかもその後に大腸がんが併発し人工肛門を作った。下肢は拘縮し寝返りも自力ではできない。介助で右を向いたり、左を向いたり。勢いを付けずできるだけ自然な体の動き方を促し体位交換する。その手技を細かく説明する時間はないので実際の手技を見ていただくほうが早い。介護服も始めてみたようで、病棟で使うと拘束扱いになるので、なかなか一般病棟では見ないかもしれない。身体の痒みがあり、ご自分でストーマの装具を外してしまったりしたことが続いていたのでやむなく介護服を着用することになった。今日は説明をすれば聞き入れてくださる余裕があったようで静かにケアを受け入れてくださった。股関節も膝関節も拘縮しているのでおむつ交換も丁寧にしなければならない。痛みを誘発しないように静かにゆっくり体の動きを促していく。これを言葉にするといちいち面倒で改めて自分が言語化を怠っていたことを思い知る。患者様も若い看護学生を大事に思ってくださるようで、学生さんに身を任せてくださる。流石、伊達に患者を長くしていないよ、ね。学生さんが不安そうに患者さんの表情を伺うとにっこり笑っておられる。これで次回は自信をもってケアができるのに違いない。笑顔はOKのしるし。やったね、学生さん。雨の中、2件目のお宅に。ここでも、患者様、ご家族が大歓迎。私の不安をよそに患者様やご家族が助けてくれる。12時過ぎに訪問が終了し今日の学生さんの訪問は終了。ここで私一人で午後1件目の訪問。ゼリー飲料でビタミンとエネルギーをチャージし、さらに自転車に乗り3件目に。枕元には母の日のお祝いに自宅の庭で咲く蘭の花が飾られていた。この方はガンの終末期で経口摂取はほぼ困難。点滴も抹消の静脈から入らなくなってきて今日は皮下注に切り換えた。それでもご本人は生きたいという願いを持ち、「今年は花見に行きたい。」などど仰る。家族も「来年も花見はできるから」と答えている。帰り際ご主人が玄関まで見送ってくださり「生き抜くこともたいへんだね」とポツリ。生きることを支えていくのも覚悟がいる。午後の訪問の途上、薄紫の薔薇に出会った。梅も実っていた。先日紹介したカエデのプロペラはこんなに大きくなっていた。葉っぱも緑が濃くなっている。 今週のお仕事はあしたで終了。木、金と研修。土曜日は薔薇を観にお出かけをして、日曜日は奥多摩の三頭山にハイキング。こんなにスケジュールを一杯にしたのは久し振り。乗り切ってみたい。
2010年05月11日
コメント(27)

携帯当番最終日。今日は午前中、3年生の看護学生さんと一緒に2件の方の訪問をする。流石、学生さんと一緒なのでコンデジは取り出せず。薔薇の花を気にかけるようになったら、薔薇のほうから眼に入ってくるような錯覚。薔薇が私をよんでいる!?同じ赤い薔薇でもよくよく見ると違っている。薔薇は気品があって、豪華で、遠くから見ても薔薇とすぐ分かる。私の好きな薔薇。蕾が開き始めたときはこんな感じ。花の館のピンクの薔薇も満開。遠くから見るとピンクのカーテンみたい。アジサイも蕾がだんだん大きくなってきた。午後始めに訪問した方はかっては社交ダンスも得意だったのに、交通事故や転倒により再三再四骨折を繰り返し、今は寝たきりになってしまった。95歳の一人暮らしの女性。左肩も骨折し、診察が遅れたため変形して治癒。今は頭痛と肩こりで悩ませている。「今困っていることはなんですか」と問うと、「すべてでこまっている、、、。」と力ない返事。娘さんからは一緒にすまないか、と言われているらしいが、やはり住み慣れた我が家が良いらしい。何もできないが、首、肩のマッサージをしていると、「少し楽になってきた」と仰った。マッサージって両手を使うだけで済むケア。自分が肩こりさんなのでマッサージを受けることはあっても、マッサージの手技は古い昔学校で習ったのが最後。アロママッサージとかスウェディッシュマッサージとか色々あるらしい。余裕が出たら本格的にマッサージを習ってみたい。まだまだ先のことだけどね。アロマでなじみのあるラベンダーを先日購入した。よくよく見るとこんなに可愛いお花。あしたも学生さんと一緒。楽しい一日にしたい。
2010年05月10日
コメント(26)

今日はさわやかな五月晴れ。先週の日曜日は山歩きをしていたのに帰ってきて仕事を始めてみると、さっぱり山のことは忘れて日常生活にどっぷり。いよいよムラサキツユクサがあちらこちらでも見かけるようになった。せっかくに日曜日だけど、朝からアビバ。VISTAを買ってからもう2年になるが、仕事では簡単なワードができれば何とかなるのですっかりパソコンのことを忘れてしまった。山登りを再開したことを機にリハビリ山行についてホームページを立ち上げることに決めた。この際PCのことを学びなおしたいと思い、せっかくだからアビバに通うことにした。今日は教科書を必死に読んで3コマが終わった。デスクトップを購入できるくらいの金額を払っての講座だけにちょっと判断を間違ったのかとも思う。なんでも手っ取り早く学ぶにはまとまった講義を聞くのが早い。2年間も使っているPCなのに殆ど機能を使っていなかったことが分かる。せめて葉書くらい作れるようにならないとね。年末には年賀状をPCで作れるようになりたい。それとHPはちょっと違うが。帰りに城北地域では一番大きい書店によりP検について問題集を購入。内容をざっとみると2級は難しく3級から始めることにした。HPもホームページビルダーというソフトを使えばできそうなこともわかった。自分で本を読めばできるくらいに実力を付けたい。街はもう夏。半そで姿の人も多い。あちらこちらにツツジが目立つ。この季節はツツジの季節でもあったのだ。喫茶店には薄紫の花が飾ってあった。あしたから、職場に看護学生が実習に来る。今回は看護学生さん担当になった。自分だけでも大変なのに学生さんと一緒なのは緊張する。せめて学生さんが学びやすいようなサポートができるように努めたい。
2010年05月09日
コメント(24)

今日は午前に4件の訪問。9時前から訪問スタート。2件目の方が11時前に終わり、3件目の方は大腸がんで人工肛門を創っている方。このところ訪問時機嫌が悪い。今日も訪問すると後主人が寝ていらして「起きて!看護婦さんが来たよ」と仰るのに、血圧を測ろうとすると「そんなことしなくても良い!」と怒り出す。「○○先生に頼まれてきたのよ。血圧を測らして」と答えると「そぉお」と静かになる。寝たきりの生活がもう1年も経つ。脳梗塞にもかかっているために足が不自由になり寝たきりの生活になってしまった。おへそのちょっと上に人工肛門がある。おへその上なのでご自分でケアできないし、手先に力が入らないご主人にはケアが無理ということもあり、訪問看護を週3回、火・木・土に行っている。おむつ交換をし、人工肛門につけているフランジとパウチを交換する。「お腹のウンチの袋を交換しないと便で汚れてしまうので交換させて」とお願いすると「いいよ」と納得してくださる。フランジから便漏れしてしまうと人工肛門の周囲が便で汚れ、パジャマやシーツまで汚れてしまう。最近はないが便まみれになっているところに訪問をししばし途方にくれたこともあった。どういうわけか土日に便漏れがすることが多く、携帯当番になると必ず土日に呼ばれることが続いた。連絡を下さるのはヘルパーさん。ヘルパーさんと一緒に汚れを落とし処置をする。そんなことが続いていたので週3回看護師が訪問し、処置をすることになった。食事摂取量が少なくなっていることもあり最近は一日おきの処置で便漏れをすることは少なくなった。おむつ交換やストーマの処置が終わると、ご本人もすっきりするらしく、「ありがとうね」などど行ってくださる。「また、きますね。今日はありがとうございました。」と声を掛けると「こちらこそありがとうね」とも。12時過ぎにこの方の訪問が終わり、坂を上がってきたところに自販機があり、ちょっと喉を潤す。自販機の上の木を仰ぎ見るとホップに似た実?が下がっている。この木は何の木?4件目のお宅を訪問していると、携帯電話が鳴った。「○子です。おなかが雷のようになっているの。お腹がいたいの。看護婦さん来て」と。お仕事とはいえお昼を食べずに午後の仕事をやっているってちょっと辛い。またまた自販機でちょっと喉を潤し5件目に。仕事が終わったのが2時半。事務所に戻りPC入力済ませ、記録を書き本日の仕事終了。2件目のお宅の近くでヤマボウシの花が咲いていた。仕事の帰りにこのあたりで一番の大きいヤマボウシの木を見に行くとやっぱり咲いていた。まだオチビサンだが、来週にはきっと大きな白い花になるに違いない。今日の〆はお食事。時間が時間だけに行きつけの蕎麦屋さんは準備中。ちょっと足を伸ばして別の蕎麦屋さんに。サラダうどんを食べた。初夏の季節になるとどういうわけか冷やし中華が食べたくなる。そばやさんなので冷やし中華はないがこのサラダうどん、お汁がカツオ味のベースに醤油と酢。さっぱりとした味わいでトマトの味がしみた。美味しいものを食べられるだけで幸せ。
2010年05月08日
コメント(18)

GW後半の4日から携帯当番が始まった。今回は11日までの8日間。GW中は連携している在宅支援診療所も休診のところが多いので、ちょっと緊張して過ごしていたけれど、無事過ごせた。後四日間、何事もなく過ぎてほしい。6日からはどの診療所も往診が再開したのでちょっと安心していた。それでも、携帯電話が鳴ると緊張が走る。今日は午前2件、午後2件の訪問。午後4時前、訪問中排便を促すために腹部マッサージをしている最中に携帯電話が鳴った。携帯電話を看護師が持っていることを患者様やその後家族もご存知なので、私が気がつく前にご家族が気がつかれ、電話の応対の内容に注意を向けてくださるのが分かる。午前中、訪問したからの電話だった。「○子です。今吐いちゃって、胸もいたいの。往診を頼んでくれない?」と。吐いて胸が痛む?狭心症だったらどうしよう。往診を頼むしかない。○子さんは要介護5で一人暮らし。一日2回、朝、晩に訪問介護を受け暮らしている。3年前までトイレまで手すりを使い歩いていけたが少しずつ歩けなくなり、最近は自分でおきることもできず、朝の訪問介護で和布団から座椅子に移動し、夕方までそのままの姿勢で過ごす。夕方5時過ぎ、再度訪問介護で座椅子から布団に映る。おむつ交換も一日2回だけ。それでも住み慣れた自宅で暮らしたいとの気持ちが強い。一人で過ごしている時に嘔吐をしたりするとどんなにか不安だろうと思う。診療所の緊急連絡用の携帯電話に連絡すると、すぐに往診してくれるとのこと。折り返し、○子さんにすぐに医師が訪問することをお伝えする。電話の向こうで、少し安心したような声が聞こえてきた。電話を切ると、その内容を聞いていたご家族が「行かなくてもいいんですか?」とたずねてくださる。急変時の不安は在宅患者様やご家族がどなたもお持ちで、24時間訪問診察が対応してくださることを期待しておられる。看護師が緊急時の訪問や電話相談をすることにも理解があり、とても協力的なことがありがたい。訪問から帰ってきたら、診療所の看護師が事務所に来て○子さんのその後の状態を報告してくださった。診察の結果、風邪のようだと。ちょっと安心。訪問中、カエデの花と実を見た。まるで線香花火のよう。今年はカエデの実を見る機会が多い。新緑の緑の赤い花と実。本当に美しい。明日は雨も上がり、五月晴れになるとの天気予報。午前中仕事を終えたら、近くの公園まで散歩に出かけよう。
2010年05月07日
コメント(23)

5月3日、4時半前、山小屋の方が「4時半から朝食が始まります」と廊下を歩きながらアナウンスしている。アイゼンを忘れたので山荘から雲取山頂、三条の湯、後山林道のコースを変更。鴨沢に下ることにする。夕べ小屋の方が「朝はアイゼンがないと危ない」と話していた。山頂を踏まず巻道で雪を避けることにする。4時45分頃にはまたアナウンス「4時48分には日の出です」と。「親切だねぇ」と姉に促され起きだす。小屋の入り口には鯉幟。姉のアイゼンを右足にはき巻き道を選択する。昼間に緩んだ雪も凍っている。アイゼンがバシッと雪に刺さる。アイゼンがないばっかりに怖い思いをしている。こんな風に雪が積もっている。傾斜がない道なので写真を撮れたがアイスバーンになっているところもあり慎重に足を運ぶ。コースタイム30分のところを1時間15分もかかる。雪がない道になって二人ともほっとする。氷に滑って転落すれば即怪我につながる道。今回の山行で一番緊張した道であった。落葉松はこんなにも逞しい。右手はるか遠くに富士山を眺めながら尾根道を下る。雪がないだけで気持ちが違う。富士山を見ながらの山歩きは心地よい。できればこの場所にずっと居たい。七つ石山とブナ沢との分岐では迷わずブナ沢を選ぶ。こんな面白い形の木も。日当たりの良い道ではなんとスミレが咲いていた。ブナ沢だけあってブナの木が多く、まだ芽は固かった。もう、富士山は見えない。七つ石山分岐を過ぎると後は下るだけ。次第に緑が見え始め三つ葉ツツジも咲いている。大きなブナの下で朝食を食べた後、ひたすら下る。登山口の駐車場に着いたのは12時。桜の花が咲いていた。楓の芽吹きも可愛い。鴨沢のバス停までの30分。チゴゆり、十二単、スミレなど里山らしいお花が咲いている。バス停には12時30分。なんとバスは14時32分。12時前からバスを待っているという登山者が大きなザックを傍らに座り込んでいる。このバス停にはトイレはあるが売店も食堂も自販機もない。山の四方山話をしながらのんびりと待つ。12時を過ぎたためかお腹もすいてきた。私は足が痛むので靴下を脱いで足を点検。特に異常はないが筋肉痛がある部位にペタペタとシップ薬を貼り付ける。そんなこんなしてるうちに次々と登山者が下りてくる。7歳の坊やを連れた父親も。時間通りバスが到着するが、丹波山から既に登山者が乗っており坊やと12時前から待っていた方を含め私たち二人が乗るのが精一杯でドアが閉まる。埼京線並みの混雑様。発車してからバス停も振り返るとなんと長蛇の列。ざっと数えても100人ほど。流石の奥多摩、ゴールデンウィークをしていた。奥多摩駅に着くと空は晴れ渡っており、臨時便も3台でたようだ。駅前で「奥多摩の山女」とビールを買い求め、今回の山行の乾杯をする。久し振りの山行。とりあえず無事帰れてよかった。姉が言うのには「普通の歩けるのを知って良かった」と。ご心配お掛けしました。(ずっと心配掛けているのかもしれない、が)
2010年05月06日
コメント(25)

早朝眼が覚めると、お花の魅力に誘われて散歩に出かけるようになった。先日ご紹介したアケビは身になろうとしていた。アジサイの葉っぱの間にそっと守られているようなアジサイの花芽。何か大きなお花になるような予感が。薔薇の花にも出会えた。ピンクの薔薇の兵のお方に行くと玄関の掃除をされていた奥様に薔薇の写真を撮らせていただいてよいか、伺うと「遠慮なく、どうぞ」といっていただけた。黙ってとるのは少し気がひけていたから安心して撮れるだけで気持ちがらくだ。薔薇は本当に美しい。名前が分かったらもっと楽しめそう。今日は図書館に行って薔薇の本があったらかりて来ようと思う。お花を探して歩いていると結構目に付き、すんでいる方々が花を楽しんで生活している様子が伺ええる。
2010年05月06日
コメント(16)

今日は初夏から真夏の陽気。花の館のナニワノイバラはさらに盛んに咲いていた。 何層にもなって咲き誇っていて圧倒的なボリュームがある。薔薇がこんなにも迫力があるとは。とにもかくにもすごい!名前は分からないが、ピンクの薔薇も美しく咲いていた。数年前からフェンスに薔薇が盛んに咲いている。薔薇の木は相当太くなっている。今日、通りかかったら薔薇が咲いていた。これがまた美しい。蕾はこんな感じでちょっとポチャッとして可愛い。早朝散歩をするようになって散歩道のお花に眼が止まるようになった。そして、薔薇の季節になり、薔薇の花が随分気になってしかたがない。訪問看護の途中でもちょっと会いたくなる。アジサイの季節になったらきっとアジサイが気になって仕方がなくなるだろう。お花屋さんにも足しげく通うようになると思う、多分。
2010年05月05日
コメント(12)

七つ石山からは風雪に耐えた唐松の向こうに富士山が見える。山梨生まれの私は富士山が見えるだけで幸せになる(超、単純?!)。七つ石山山頂からは遠く、南アルプスが見える。肉眼では捉えられたがコンデジでは遠くにうっすらと。空は澄み切って美しい。気持ちの良い広い道を下っていくとブナ坂との分岐点。ここから七つ石山を振り返ると気持ちよいくだりに見える。雲取山は今回4回目だがブナ坂しか通らなかったのでいつの日か七つ石山に行きたいと思っていた。七ヶ月ぶりの山行だったのか、かってはあんなに大得意だった下りが、恐怖心のせいもあってスピードが出ない。勢い良く下ると足首に体重が襲い掛かる。静かにそっと足を大地に置くしかない。体力をつけるしかないな、本当に。 さて、ここから雲取山まで1時間ちょっと。気持ちの良い広い道が続く。唐松の自然林が多い。唐松は芽吹きが始まったばかり。 唐松の芽吹きをじっくり見たのは今回が初めて。顔を出したばかりの芽の緑。厳しい冬を乗り越えてまた今年も芽を出した。雲取までは、伸びやかな道が続く。一昨年のGWに歩いた雲取から飛龍、前飛龍への道が見える。山に登るとまた山に登りたくなるのが、この展望。はるかな山並みを眺めていると、憧れが強くなる。小雲取には4月27日に降った雪がまだ残っている。雲取山山頂付近にも雪が見える。山頂から雲取山荘までは日陰の道。アイスバーンなんてことになっていたらどうしよう。アイゼンを忘れた。最後の一登りと思っているとまた登りがある。標高が2017mと2000を超えるためかちょっと息苦しい。出発から7時間、雲取山頂にたどりつけた。コースタイムが5時間なので、骨折後のリハビリハイキングとしてはまぁまぁかな。朝はあんなに晴れ上がっていたのに、天気予報のとおり雲が見え始めた。山頂付近に雪が見えたように、雲取山荘への道は雪が積もっており凍っていた。アイゼンを忘れた私は姉のアイゼンを一足貸してもらい、雪がなければ30分の道のりを1時間掛けて山荘に到着した。山荘には例年のように鯉幟が飾られてあった。今回の山行で一番緊張した道のりであった。アイゼンをはいている登山者はスイスイ降りていく。雪道になれた登山者もスイスイ。今回こんなことを経験したので雪がありそうな春山に登るときには絶対にアイゼンは忘れないと思う。雲取山荘はGWの中日だけあって予約者だけでも280名。この山域で泊まれる山小屋といったらここだけなので予約外の登山者も受け入れているという。山小屋に泊まれないとなると命に関わることなので小屋の存在意義が問われるところだろう。夜の9時前にも到着した登山者がいたというので、山小屋はありがたい。350mlの缶ビールが500円。雨が降り出したのでお部屋で乾杯を済ませてコタツで一眠り。食堂は80名が定員。今夜は4回戦まであるという。小屋番の方々はこの混雑が楽しいかのように陽気に客を捌いている。流石はプロ。忙しくてもイライラしないでこの調子でないとね。お茶と味噌汁がとても美味しかった。歯磨き、トイレを済ませ眠剤を飲んで就寝。姉の話では20時前には眠りついていたという。眠たくなるようなお薬ばかり飲んでいるから当たり前だ。でも、標高が高いところでは気をつけないとね。眠剤は呼吸抑制の作用があるから3000mを越える山では要注意かもしれない。今度主治医に確認してみよう。
2010年05月05日
コメント(8)

今日は四日。今日から九日までお仕事。来週はまたターミナルケア研修があるので約9日連続勤務になる。久し振りのお仕事。山登りのためか下肢筋肉痛が。約七ヶ月ぶりの山行だったので当然と言えば当然。左足首が痛まないだけでよしとしよう。三日ぶりにみる花の館のナニワノイバラは遠くから見ると白一色に見えるほど咲き誇っている。そして、お庭の右側にはピンクの薔薇が咲いている。三日見ないうちに薔薇は成長していた。さて、雲取山第二日。雲取山を目指して七つ石山までをご報告します。鴨沢の山はこんな感じ。「山笑う」といった風情。4時半になると薄明るくヘッドランプなくても大丈夫。山際にはお月様が。空には雲ひとつなく、天気が良さそう。登山口付近は若葉が美しい。登山口から登っていくと芽吹きの広葉樹林が次から次と続く。朝の光を通して明るい緑が輝く。実際はもっと、もっと美しい。森の写真は難しい。が、、。何度も美しさに感嘆しシャッターをおしたが、肉眼で見た素晴らしさを写し取れず残念。標高が高くなるにしたがって次第に芽吹きの森に。広葉樹林は明るくて太陽の光が隅々までいきわたっているようで好きだ。そしてこんな可愛い双葉が。命の芽吹きがずしんとひびいてくる。杉林も美しい。 間伐されていて、杉が大事にされているのが嬉しい。こんな道もあるが、総じて足に優しく歩きやすい。 緩やかな登り道を坦々と歩いていくと少しずつ、歩行距離が伸びていく。一歩一歩ずつ歩き続ける。写真を撮りながらゆっくり歩いているため、何人もの人に追い越されるが、せっかくの山の時間。ゆったりと過ごしたい。ただ歩くだけでは物足りない。この自然の環境にいるだけでの幸せをしみじみと思う。そして自然に対する理解を深めたい。ブナ坂(七つ石山の巻き道)と七つ石山との分岐を超えると遠くに富士山が明るく輝く。登山口から4時間半、七つ石小屋に到着。富士が見える山小屋として名高い。ここではビールを売っているが、小屋のご主人がボッカで担ぎ上げている。電気はないので、水でビールを冷やしている。二日は晴れ渡って暑いくらいであったので、ビールの売れ行きは良いようだ。私たちは体力がないので山行中のアルコール摂取は控えている。一度ここで一泊し、夕日と朝日をみてみたい。小屋は水が豊富で、布団の用意もあるとの事。素泊まり3500円。ここまでくると芽吹きはまだで緑は見えない。山頂から、雲取山が右後方に見えてくる。眺望も良く、冬に晴れた日には南アルプスの眺めが良いらしい。今日はここまで、明日は雲取山荘までご報告します。
2010年05月04日
コメント(24)

五月一日。ともに行く姉が午前中仕事のため、午後から出発する。赤羽行き埼京線ホームから見た東口。もう緑は濃い。北朝霞で姉と待ち合わせ立川から青梅線。午後のこの時間にこの電車に乗るのははじめで、車窓から見える景色は張るそのもの。新緑がまぶしい。奥多摩に着気、日帰り温泉のよもぎの湯に行く予定であったが待ち時間30分の混みよう。近くの旅館玉翠館に日帰り入浴に入ることに。日帰り入浴は750円。丁度すいていてすぐ入れることに。女性用浴室は地下4階。川原が見下ろせる清潔で気持ちの良い浴室。脱衣所の外には紫木蓮の花が。この日は何をしたわけでもないが、一風呂浴びてすっかり気分爽快に。駅前のスーパーで夕食と朝食の買出しをして、奥多摩駅から丹波山行きバスに乗る。車窓から見える風景がこれまた美しく目が開きはじめた山は様々な翠で彩られ山桜も咲いている。「美しいねぇ」「まぁ、素敵」と行っているうちに鴨沢に到着。鴨沢は雲取山の登山口。骨折後初めてのお泊まり登山のため、脚の調子に不安がある私は前泊し、ゆっくり山頂を目指すためにこのお宿を選んだ。自炊ための調理道具も差縄ってあり、トイレもあり、電気もガスもある。窓の外にはお山がすぐそこに見える。写真ではうまく切り取れなかったが、これがまた美しい。広葉樹の芽吹きと桜の花。静かで清潔なお宿。またお母さんが優しく、素泊まりなのにジャガイモの煮っ転がしと蕨のおひたしを持ってきてくださった。夕食の準備はお湯を沸かしカップラーメンに缶詰の焼き鳥とミニトマト。普段カップラーメンなんか食べたことがない姉は珍しがって喜んでいた。翌朝は3時半に起床し、4時半に出発することを確認して早々と就寝する。私はすぐ寝付いてしまったが、姉は9時過ぎまで起きていたそうでお客様が一組いらしたという。朝になったら玄関に山靴が2足置いてあった。3時半に起床。朝食はカップヌードルと味噌汁。山の食事はこんなもの。4時半に外に出るともう薄明るい。山の際にお月様が沈みかけていた。今回はここまで。次回は二日目、雲取山頂までをご報告します。
2010年05月03日
コメント(18)

今日から、三連休。今日は午後から奥多摩まで行き、明日早朝3時半から山に登る。天気は晴れが続くようだ。ヤマの朝は気持ちよいので今日奥多摩で温泉に入り、鴨沢に泊まり、明日朝4時には出発する予定。写真を撮りながらゆっくり歩いて夕方までに雲取小屋に到着すればいいと思っている。コースタイムは5時間なので、本当にゆっくり歩いて大丈夫そう。明後日は、やはり小屋を早く出て三条の湯に下りて林道を下る。渓谷沿いの道なのでこれも楽しみ。今朝、ごみ出し後近所を散歩した。名前はわからないがこんな花が。ツートンカラーの皐月。コデマリの花。楓にはもう可愛いプロペラ型の実がついていた。ゴールデンウィーク、健康に気をつけ楽しんできたい。
2010年05月01日
コメント(32)
全40件 (40件中 1-40件目)
1


