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「自由と繁栄の弧」・「母宮貞明皇后とその時代」の2冊を読了する。「自由と繁栄の弧」は総裁選に敗れた麻生太郎氏の考えを書いた本だった。国際問題(この本を出版した当時は外務大臣)が中心に書いてあったがまあ、こんなものだろう。最後に自分の「靖国論」もあったが真新しいこともなく普通の自論集だった。「母宮貞明皇后と…」は昭和天皇・秩父宮・高松宮・三笠宮の四皇子を産んだ大正天皇の皇后のことである。本書は三笠宮ご夫妻に長時間インタビューをしてそれを編集し出版したもので興味深く読む。幼少期~青年期(戦中)~貞明皇后薨去までの思いで集だった。大正天皇崩御後も皇室を守る為かたくなに生きた話だった。貞明皇后だけでなく、長兄・昭和天皇とのかかわりなども書いてあり、かなかおもしろかった。「華族・皇族オタ」の私にとっては非常に良い本だった。新たに「醒めて踊れ 鴻上尚史 扶桑社」のみ借りてくる。
September 30, 2007
「嫌オタク流」・「絆・山田浅右衛門斬日譚」・「決断のとき」の3冊を読了する。「嫌オタク流」はオタクに対する思いを著名人(中原昌也・高橋ヨシキ・海猫沢めろん・更級修一郎)が語る内容だった。オタク文化に詳しい(携わっている4人)彼らが、「そんなに愛されていないよ。オタクは…」というニュアンスで進みなかなかおもしろかった。確かに近年オタク文化は一般人に認知されつつあるが、どーだろう?やっぱり大勢の中でツバを飛ばしながら、早口カン高い声で自論を語るのは気持ち悪いような気がするが…。「絆」は試刀術と幕府公認の処刑人だった山田浅右衛門吉利の歴史小説だった。吉利を中心に処刑される人物に対する思いを中心に書いてあったが、なかなかおもしろかった。小説なので詳しく詳しい内容を書かないが坦々と物語が進み読みやすかった。こーいうマイナーな人物に光を当てたことろが非常によかったと思う。「決断のとき」は今年引退した元参議院議長で建設大臣→国土交通大臣を歴任した扇千景女史の議員時代の思い出集だった。特に難しいこともなく扇女史の思い出が書いてあった。女性初の建設大臣や参議院議長など「女性初の○○」になったことが書いてあり「へ~っそーなんか…」と思いつつ読了した。この本は議員引退記念に書かれた本だと思う。扇女史のファンにお薦めします。新たに「強いリベラル 加藤紘一 文芸春秋」・「露探 奥武則中央公論新社」の2冊を借りてくる。
September 29, 2007
「信長は本当に天才だったのか」・「万太郎松太郎正太郎」の2冊を読了する。「信長は本当に…」は最近よく言われている「信長流○○(経営や人事が入る)」という本が売れているそうな。この本は真っ向から反論する本だった。主に「戦略」を書いていたが鉄砲3000丁がウソだったり、実は戦争下手でイエスマンしか周辺においていなかったなど、事実に基づく信長像が書いてあった。この本には触れていなかったが信長の外交は小泉元首相に似た「土下座外交」だったそうな。武田信玄・今川義元・斉藤道三など強い国主がおり、なかなか上手くいかず「土下座外交」で渡りあるいたそうな。ただ信長は強運の持ち主で国主があいついで亡くなりたまたま上手くいったそうな。どーうりで小泉元首相は信長が好きだったのだろうか。「万太郎松太郎正太郎」は東京出身の作家を下町出身グループと山の手出身グループに分けた伝記集だった。東京出身の作家がこんなに多いとは…(明治~昭和初期生まれまで)やはり学校閥や新聞社出身者や師弟関係などバラエティーに富んでおりなかなかおもしろかった。やはり文化都市東京である。新たに「草の根の軍国主義 佐藤忠男 平凡社」・「歴史の中の遊女・被差別民 新人物往来社」を借りてくる。
September 28, 2007
「ビッグイシュー突破する人びと」・「西郷隆盛伝説」の2冊を読了する。 「ビッグイシュー」はホームレスの人が路上販売する雑誌のプロジェクトXだった。この「ビッグイシュー日本版」が創刊されるまでのやり取りや販売員集め、創刊号発売日話などドキュメント風に書いてあったが、私は実物を見たことがないので何ともいえないが「本当に売れているの?」とギモンを持つ。ビッグイシューのHPを確認すると創刊から4年が経ち安定しつつ一応売れている(販売員が買取り)ようである。本自体はそんなにおもしろいモノではなかったが…。「西郷隆盛伝説」は西郷を敬愛する人々の記録集だった。西郷隆盛が話のメインではなく、庄内藩・会津藩・奥羽越列藩同盟などの東北の諸藩にありながら、なぜか西郷自身の人柄を気に入り「親西郷」の思いを持った藩士たちの記録だった。著者(佐高信)が丹念に調べ、当時の記録・末裔へのインタビューなどが記述してあった。佐高氏が酒田市(いわゆる庄内地方)なので西郷に興味を持ったそうな。感想としてはこんなものだろう。新たに「絆・山田浅右衛門斬日譚 鳥羽亮 幻冬舎」・「嫌オタク流 中原昌也 太田出版」・「自由と繁栄の弧 麻生太郎 幻冬舎」・「母宮貞明皇后とその時代 三笠宮崇仁 中央公論新社」・「決断のとき 扇千景 世界文化社」の5冊を借りてくる。
September 27, 2007
「江戸300藩殿様のその後」・「ニホンオオカミは生きている」・「古代技芸神の足跡と古社」の3冊を読了する。「殿様のその後」はなかなか興味深くおもしろかった。純粋に「殿様のその後」だけを調べ詳しく書いてあった。多くの殿様の直系末裔は絶えており、現代まで続いている一族の方が珍しい状況である。「家名」を守るため分家や他家から養子を貰うこともなく、家が絶え悲しい末路の殿様もおり「華族=幸せ」とは限らない様子がよくわかった。「華族オタ」の私にとってはとても良い新書だった。「オオカミは生きている」は2000年にニホンオオカミらしき動物が山中で発見されが、ニホンオオカミは明治期にすでに消滅しておりこのオオカミらしき動物がいったい何者?というドキュメント本だった。オオカミ学会なるところは「野生化した山犬」や「純血の四国犬」など否定的な意見が多い中、著者は頑なに「ニホンオオカミだ!」としているがどーなのだろうか?この本を読めば「そうかな~」と思うがそもそもニホンオオカミなるものを見たことがないので何ともいえないが、犬とオオカミはまったく違う動物らしい。なかなか興味深い内容だった。「古代技芸神」は正直「ふ~ん…」程度だった。特にこれというネタもなく、著者が興味を持った「技芸系の神を祭った神社」の歴史が書いてあったが神社のパンフを見たらすむような内容だった。私の感想は微妙だった。新たに「新ゴーマニズム宣言SPECIAL平成攘夷論 小林よしのり 小学館」・「万太郎松太郎正太郎 大村彦次郎 筑摩書房」・「信長は本当に天才だったのか 工藤健策 草思社」の3冊を借りてくる。
September 26, 2007
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」・「ポケットが一杯だった」の2冊を読了する。「2ちゃんねるは…」はひろゆきとインターネット関係者との対談集だった。いつものひろゆき節全開でまったりとした内容だった。今多く訴訟を抱えているのに出廷しないひろゆきの言い訳や法の解釈がおもしろく書いてあった。他にもニコニコ動画についての動画ネタも書いてあり、企画を立ち上げ箱を作り人を呼び込むということの大変が書いてあり「へ~っ…」という思いで読んだ。彼がいる限り2ちゃんねるは潰れないだろう。「ポケットが一杯だった」は故・中島らも氏の舞台作品の紹介や対談・エッセイ集だった。当然古い話が多いが知らないネタが多くじっくりと読む。1980年代のエッセイから始まり、対談集・自分で紹介する自書目録など資料集的な本だった。写真も豊富でよかった。
September 25, 2007
「空想科学生活読本」・「コミュニケーション不全症候群」の2冊を読了する。「空想科学生活読本」は傘・洗濯機・髭剃り・目覚まし時計など昔から形態が変わっていないモノを現代の最新科学を用いて新製の傘・洗濯機・髭剃り・目覚まし時計などを紹介する内容だった。なかなかおもしろかった。確かに必死でメーカーが新商品を開発しているが「傘は雨を避けるモノ」という最低の機能さえあれば満足だしこれが最終形なのだろう。「コミュニケーション不全症候群」はある書評のお薦めになっていたのでとりあえず読むが出版が1991年と16年前の内容なので内容も古かった。内容で「やおい同人誌は創造力がない人たちが作るもの」という記述があったがこれにはムリがある。現在同人誌マーケットの売り上げ増や大規模同人イベント開催など十分社会に認知されているし、有名漫画家も同人イベントに参加しているし、大手出版社も同人コミケ部門を立ち上げ業界は賑わっていることを考えると著者の意見は間違っていると思う。その他にダイエット・少年愛・おたくの話があったが正直「ふ~ん…」程度だった。新たに「西郷隆盛伝説 佐高信 角川学芸出版」・「突破する人びと 稗田和博 大月書店」の2冊を借りてくる。
September 24, 2007
「男はつらいらしい」・「面白いほどよくわかる世界の秘密結社」の2冊を読了する。「男はつらいらしい」は結婚できない男・更年期な男・相談する男にテーナを分けて現代負け犬男性の現状をレポートした新書だった。(正しくは読売ウィークリー内にて書き編集したもの)内容は紹介できないが、これを読む限り私も35歳の負け犬男性である。私は特に深刻には悩んでいないが、多くの男性が「結婚できない」ことに悩んでいるとは知らなかった。感想は「まあ、いいんじゃーないの」程度だった。書いている著者も独身女性(昭和41年生)というのに説得力がないが…。「世界の秘密結社」はフリーメーイソンリー・テンプル騎士団など有名ところを中心に世界各国に広がる秘密結社の解説本だった。図解入りなのでわかりやすく書いてありなかなか読みやすかった。新たに「古代技芸神の足跡と古社 菅田正昭 新人物往来社」1冊借りてくる。
September 23, 2007
「オタク女子研究」・「ニッポンの縁起食」の2冊を読了する。「オタク女子研究」はいわゆる「やおい・腐女子」のレポートである。男子のオタクとは違い、社会生活は普通にしているが実は腐女子という女性が多いというネタだった。女性は体面を気にして流行の髪型・化粧を最低しているが、同人誌を大人買いする腐女子が多く、ボーイズ・ラブものに人気があるそうな。オタク男子の生態本は自虐的に出版されているが、最近は腐女子モノが出版され「女の子も同じか…」感心した。「ニッポンの縁起食」はウンチク系の新書だった。日本の伝統的四季の行事(1~12月まで)と人間が生まれてきてからする成長の行事などを江戸懐石近茶流宗家夫妻が詳しく解説した内容だった。知らない伝統行事やしきたりなどいっぱい書いてあり、「へ~っ、そーなんか~」と思いつつ読む。新たに「ニホンオオカミは生きている 西田智 二見書房」のみ借りてくる。
September 22, 2007
「差別用語を見直す」・「新・UFO入門」の2冊を読了する。「差別用語を見直す」はTV放送で使用できない言葉を集め「なぜ、使えないのか?」ということの歴史を紐解き、解説してあった。ちなみに著者はすでに亡くなっており、彼の遺志を継いだ方が最後まで仕上げたそうな。知っている番組・タレントの発言がたくさん掲載されており興味深く読む。「新・UFO入門」は唐沢俊一氏のUFOに関するエッセイだった。トンデモUFOネタの歴史と現状が手短く書いてありサクサクと読む。新書なのでこ難しくなく、軽~い感じで書いてあるのでまさに入門者向けか。私はトンデモ本シリーズを読んでいるので大体知っていたネタがそのまま書いてあった。確かにUFO特番が減ったような気がするな~。新たに「コミュニケーション不全症候群 中島梓 筑摩書房」・「江戸300藩殿様のその後 中山良昭 朝日新聞社」の2冊を借りてくる。
September 21, 2007
「オタク女子研究」・「ニッポンの縁起食」の2冊を読了する。「オタク女子研究」はいわゆる「やおい・腐女子」のレポートである。男子のオタクとは違い、社会生活は普通にしているが実は腐女子という女性が多いというネタだった。女性は体面を気にして流行の髪型・化粧を最低しているが、同人誌を大人買いする腐女子が多く、ボーイズ・ラブものに人気があるそうな。オタク男子の生態本は自虐的に出版されているが、最近は腐女子モノが出版され「女の子も同じか…」と感心した。「ニッポンの縁起食」はウンチク系の新書だった。日本の伝統的四季の行事(1~12月まで)と人間が生まれてきてからする成長の行事などを江戸懐石近茶流宗家夫妻が詳しく解説した内容だった。知らない伝統行事やしきたりなどいっぱい書いてあり、「へ~っ、そーなんか~」と思いつつ読む。新たに「男はつらいらしい 奥田祥子 新潮社」・「 空想科学〈生活〉読本 柳田理科雄 扶桑社」・「面白いほどよくわかる世界の秘密結社 有沢玲 日本文芸社」の3冊を借りてくる。
September 20, 2007
「大阪人の胸のうち」・「水木しげるのラバウル戦記」の2冊を読了する。「大阪人の胸のうち」は大阪出身の東京在住のイラストレーターが書いたエッセイ漫画。私も関西人なので「大阪弁」を使うが「あ~っ、わかるわかる」と思いつつ読む。「水木しげるのラバウル戦記は漫画家の水木しげる氏の戦記イラストと当時の思い出語りだった。最初のパートは出版予定なしで思いのままに終戦後書いた戦記漫画だった。鉛筆で適当に書いてあった真実味がヒシヒシ伝わってきた。後半は彩色付き・出版用の漫画が編集してあった。以前NHKでドラマ「水木しげるの玉砕せよ!」が放映されたので、この本を図書館で借りてきたのである。私は「戦記モノ」が好きなので興味深く読む。戦争で左腕を失ったが、厳しい軍隊内で生き、今も妖怪のように生きている水木氏から目が離せない。新たに「ポケットが一杯だった頃 中島らも 白夜書房」・「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?ひろゆき 扶桑社」の2冊を借りてくる。
September 19, 2007
「教科書が教えない歴史の〈その後〉」・「パリ砂糖漬けの日々」・「戦艦大和」の3冊を読了する。「教科書が教えない」は本当に教科書で教えない(教えるほど活躍していない人物)歴史上の人物ばかりだった。この本で出てくる人をたくさん知っている読者はかなりの歴史通だろう。私は知らない人物ばかりだったのでじっくり読む。「いや~歴史っておもしろですね~(水野晴男風に)」「砂糖漬けの日々」は朝日新聞に勤務していた30歳半ばでパリに「菓子作り留学」するエッセイだった。フランス語が話せないのに単身パリに渡り語学と菓子作りを同時に学ぶという内容だった。薄い本だったのでサクサク読めたが、超大手新聞社を辞め、パリに菓子作り留学するパワーはスゴイ。「戦艦大和」は当時の日本の工業技術の集大成の戦艦大和の最末期の新書だった。沖縄取香作戦に失敗し多くの将兵が戦死し、ごく少ない人数のみ救助され生き残った元将兵の記録集だった。有名な語り部も出ていたがしっかりと読む。新たに「ニッポンの縁起食 柳原一成 日本放送出版協会」・「オタク女子研究 杉浦由美子 原書房」・「新・UFO入門 唐沢俊一 幻冬舎」の3冊を借りてくる。
September 18, 2007
「流通する人体」・「石油もう一つの危機」・「人生というもの」の3冊を読了する。「流通する人体」は献体の歴史本だった。江戸時代末期~明治初頭に一般人から「医療技術向上の為」に献体する行為が流行り、「遺体から献体」に変わる手続きの歴史が細かく記述してあった。当初は無料だったのが、献体の数が足りなくなりはじめ遺族にお金を払い「遺体を買う」という行為が増えたので法制化し、今に至っているが近年再び「臓器移植問題」が大きくクローズアップされ、「遺体は移植用の部品取り用のモノ」と考えられるようになり、倫理的・宗教的な新たな問題が起こっていることも書いてあり、いろいろ考えさせらされた。私も一応「臓器移植カード」を持っているが、全部の移植項目を「移植しない」にしている。私は「臓器移植そのもの」に反対である。「石油もう一つの危機」はもう一つ理由がはっきりしない内容だった。結局、著者によると中国の急成長が原因ではなく、世界レベルの投資額高騰・中東諸国の政治不安…etcという理由らしいが私はどーも腑に落ちんな~と思う。明確な理由が結局なく、国際的ないろんな理由が絡み合い、こーなったという分かりきった内容だった。新聞・インターネットをこまめに読んでいたら普通にわかるレベルの内容だった。著者は石油業界の人らしいが「このレベルの内容じゃ…」ハズレである。「人生というもの」も夏目漱石の小説からの一文をテーマ別に抜書きした文庫だった。何の解説もなく、ただただ羅列だけでおもしろ味がまったくわからなかった。読んでいて眠たくなるくらいハズレだった。新たに「差別用語を見直す 江上茂 花伝社」・「大阪人の胸のうち 益田ミリ 光文社」・「水木しげるのラバウル戦記 水木しげる 筑摩書房」の3冊を借りてくる。
September 17, 2007
「フェルマーの最終定理」・「持丸長者 幕末・維新篇」の2冊を読了する。「フェルマーの最終定理」は以前読んだ「暗号解読」と同じ著者が書いた本で、これまでのフェルマーの最終定理についての歴史と最終的に証明できたという内容だった。クイズや他の書籍などによく出てくるネタなので興味深く読むが、文系の私にはこ難しい内容だった。証明によってフェルマーの最終定理は解説できるらしいが、読んでいてもよくわからなかった。頭の良い「中学生程度」の力量があればフェルマーの最終定理は証明できると知りさらに驚く。私にはまったく数学的素養がないのでもう、「へ~っ…」としか言いようがない。本自体は難しくなくおもしろい内容だった。この「持丸長者」も以前読んだ「持丸長者」のシリーズ・パート1である。(「持丸長者・国家狂乱篇」はパート2)主に幕末後の「お金持ち閨閥」が図解入りで書いてあり、分厚い本なのでじっくりと読む。主な内容は金取引き・米価と成り上がった商人たちの閨閥表だった。この時代に「格差社会」が始まっていたようである。とてもおもしろかった。新たに「パリ砂糖漬けの日々 多田千香子 文芸春秋」・「戦艦大和 栗原俊雄 岩波書店」の2冊を借りてくる。
September 16, 2007
「ドロップ」と「二十世紀のパリ」の2冊を読了する。著者は漫才師・品川ヒロシ氏である。自分の中学時代の話でゲッツ板谷氏の「ワルボロ」とほぼ同じ内容だった。関東の人は中学時代の「ケンカ・友情・死(別れ)」という話が好きなのだろうか?この本は自伝的小説らしく荒れ狂った中学時代の「懐かしさ回帰」なのだろうか。35歳なので20年前の一番輝いていた時代はそら懐かしき思い出だろう。文章も非常にしっかり書いてあり非常におもしろかった。続編があればぜひ読みたい1冊である。「二十世紀のパリ」はヴェルヌの空想力を生かした未来予想小説だった。小説なので内容は割愛するが文化的な活動が抹殺され、工業・金融業がもてはやされ「便利な世の中だが、経済至上主義という時代」が描かれていた。少なからず当たっているだろう。なかなかおもしろかった。新たに「流通する「人体」 香西豊子 勁草書房」・「石油もう一つの危機 石井彰 日経BP社」の2冊を借りてくる。
September 15, 2007
「らも」・「八十日間世界一周」の2冊を読了する。「らも」は階段から転落死した作家・中島らも氏の奥さんが書いた思い出のエッセイ集だった。短大生と高校生のらもが付き合う話から、らも氏が亡くなるのを見守る話までキチンと書いてありじっくり読む。らも氏が亡くなった後、関係者がらも氏との交流を語った本が多数出版されているがこの「らも」が一番良かった。確かに奥さんが書いているだけに赤裸々な内容だった。わかぎえゑ嬢との確執まで書いてありある意味好感がもてる。らも氏が周りの人達に愛されていたのがよくわかった。もう少し長生きして欲しい作家だった。「八十日間世界一周」は題その通り八十日間で世界一周する話だった。ちなみにこの本は1870代の話でありながら、今でも十分現代人にも読めるすばらしい小説だった。当時は航空機がないだけで国際旅客船・鉄道が開通しており、これら文明の利器を使い実際に「世界一周」がブームになったそうな。その手の専門雑誌も出版され、この「八十日間世界一周」もそれらを参考にし書いたことがあとがきに書いたあった。日本(横浜)と日本人のことも書いてあり、当時の横浜がわかるような感じだった。結果は八十日で世界一周はできたが、あまりに調子が良かった。(詳しい内容はぜひ、読んでお確かめください。)英国は当時、経済至上主義だったらしくその概念もこの「八十日間世界一周」の盛り込まれており、ただの冒険小説ではないようです。新たに「持丸長者 幕末・維新篇 広瀬隆 ダイヤモンド社」・「フェルマーの最終定理 サイモン・シン 新潮社」の2冊を借りてくる。
September 14, 2007
「トンデモ超常レポート傑作選」・「ゆく都市くる都市」の2冊を読了する。「トンデモ超常レポート傑作選」はトンデモ本といわれる本の集大成だった。偽書・UFO・オカルトなどの分野に分けいろいろ考察してありなかなかおもしろかった。私もこのトンデモ本シリーズが好きなので初期から読んでいるのでだいぶん知っている本や有名人が出ていたが楽しく最後まで読めた。ノストラダムスの地球滅亡予想がハズレこの手の本があまり出版されなくなり残念に思う。「ゆく都市くる都市」はシム・シティー好きな私が好むような都市計画史の本だった。主に関西圏の都市計画の歴史や未来像が書いてあり、「へ~っ…」と思いつつ読む。ただマニュアル通りの都市計画が過剰に進むと、どこの地方都市にいっても画一的な街になってしまうので行き過ぎるとおもしろくなくなるが…。新たに「オタク論! 唐沢俊一 創出版」・「世界石油戦争 広瀬隆 日本放送出版協会」の2冊を借りてくる。
September 13, 2007
「暗号解読 上・下」を読了する。「暗号解読」は難しい話かと思いきや文系の私でも興味深く読むことができた。まず「暗号」の歴史からはじまり、通信の手段としてヨーロッパを中心に瞬く間に広がり軍事・政治上利用されたそうな。上・下巻の2冊だったがおもしろくサクサク読んでしまった。途中、ケース・スタディー別の暗号解読法の解説がされておりこーいうところも親切である。読み物として非常に良かった。新たに「八十日間世界一周 J・ヴェルヌ 岩波書店」・「二十世紀のパリ J・ヴェルヌ 集英社」・「らも 中島美代子 集英社」・「ドロップ 品川ヒロシ リトルモア」の4冊を借りてくる。
September 12, 2007
「持丸長者・国家狂乱篇」・「ハリウッド警察25時」の2冊を読了する。「持丸長者」は明治維新以降の日本産業史だった。詳しい図解入りで当時の会社の合併の流れが書いてあり、理解しやすい内容だった。明治維新後の「お金持ちランキング」も掲載されており、日本産業史としての資料価値も高いと思う。最後まで興味深く読む。「ハリウッド警察」はTVで時々放送する「警察24時」の本版だった。著者自身が警察官で、現職当時から「警察モノ小説」を書いておりアメリカではかなりの有名な警官作家だったようだ。内容はTVと同じで1日を警官・悪人・ホームレス目線で描いた内容だったが、当然名前がカタカナ表記なので覚えられない。何度も読み返し読了する。まあ、TVと同じような内容だった…。新たに「ゆく都市くる都市 橋爪紳也 毎日新聞社」のみ借りてくる。
September 11, 2007
「蟻の兵隊」・「女王陛下の影法師」の2冊を読了する。「蟻の兵隊」は中国の山西省に終戦直後「山西省内の警備」という名の下、日本軍将兵2600名がそのまま現地に強制的に残され、戦後強制労働や思想教育を施され昭和30年以降に暫時帰国をした日本軍人の話だった。当時高級将校はこの事実を知っていたが末端の兵士はこの残留決定を知らされておらずやっとのことで日本に帰国しても、軍人恩給を貰えず多くの老人が「訴訟」を起こしている事実が書いてあった。本書もこの「訴訟」の流れを中心に書いてあったが日本国(厚生労働省)のそっけない態度が腹立たしい。詳しい内容はこの本を読んで欲しい。歳も80歳を超え、身体に障害を持ちながら国を相手に訴訟活動を繰り返す姿は痛々しい。どうにかしてやって欲しい限りである。「女王陛下の影法師」は秘書官の話。イギリス王室では王族個々に専属秘書官を持っており、私的・公的に王族をフォローしているそうな。この本は主にエリザベス女王の秘書官と王室秘書官の歴史本でもあった。日本の皇族にはこのような制度がなく、宮内庁職員が秘書的役割をするそうな。しかし国家公務員なので長年付くことができず、秘書官と腹を割った交流ができず皇太子ご家族が右往左往していると指摘していたが多分その通りだろう。私は「華族オタ」なので書くが、明治期こーいう華族たちが皇室(各皇族)に子供の頃からつかえ、共に学友と成長しその皇族が亡くなるまでつかえたのである。皇族もたまたま採用になった一般出身の国家公務員より、旧華族出身の人の方が話し易いと思うが…。日本も秘書官制度を導入してみたらどうだろう。
September 10, 2007
「ちっちゃい矢口真里のでっかいあなたに会いに行くのだ!」・「「兵士」になれなかった三島由紀夫」の2冊を読了する。「ちっちゃい矢口…」は元・モーニング娘。の矢口真里嬢でモー娘脱退前後にはじめた対談集。男性有名人(芸能人・スポーツ選手など)とウダウダ語り合う内容だった。特に難しい対談もなく「お互いを持ち上げあう」不思議な内容だった。もう少し矢口嬢の突っ込みが欲しかったな~と思う。「兵士になれなかった…」は三島由紀夫氏による自衛隊体験入隊時の教官たちとの交流記だった。自衛隊を退官し悠々自適の元教官たちが当時の三島由紀夫隊員(本名:平岡公威)を叱りながら、自衛隊式の訓練を施した思い出を楽しそうに語っていた。「平岡隊員は貧弱だった…あっ、ごめんなさいね。」と語った元教官の胸のうちは一体なにを意味しているのだろうか。著者がここでもおなじみの「兵士に告ぐ」シリーズの杉山隆男氏だっので先入観なく読めた。この自衛隊訓練時代の三島由紀夫隊員の思い出はなかなか他にないので貴重な証言だと思う。新たに「暗号解読 下 サイモン・シン 新潮社」・「トンデモ超常レポート傑作選 志水一夫 楽工社」の2冊を借りてくる。
September 9, 2007
「フラット革命」のみ読了する。いや~この「フラット革命」は良書だった。インターネットと既存メディアのとかかわり方や一般人によるブログやSNSの急激な普及でプロと素人の境目がなくなり、言いたい事がインターネットを介して言える時代になり、旧メディア(新聞社)が苦戦していると内容だった。他にも「匿名と記名」の問題や素人によるネットジャーナリストやブロガーなどの出現で既存マスコミの意義も問うというネタもあり、非常に読み応えがあった。インターネットを介して自由な発言ができる反面、間違った記事がそのまま訂正されることなく延々と流布されてしまうことの危険性もあり、インターネットが「魔法の杖」でないこと知ることができて良かった。ぜひ、この「フラット革命」を読んでいただきたい。新たに「持丸長者・国家狂乱篇 広瀬隆 ダイヤモンド社」・「ハリウッド警察25時 ジョセフ・ヴォンボー 早川書房」・「暗号解読 上 サイモン・シン 新潮社」の3冊を借りてくる。
September 8, 2007
「グラント船長の子供たち上・下」を読了する。J・ベルヌの作品でなかなかおもしろかった。毎回書いているがベルヌの知識量と想像力はスゴイ。パリで生活をしながら冒険小説を書き続ける力は見に余るものである。今回の「グラント船長…」は後半少し「だれた」ところがあったが最後まで楽しく読めた。J・ベルヌの作品はいつもハッピーエンドで終わるところが良いところである。こんなに現代人を魅了する作家は少ないと思う。新たに「ちっちゃい矢口真里のでっかいあなたに会いに行くのだ!!矢口真里 集英社」・「「兵士」になれなかった三島由紀夫 杉山隆男 小学館」の2冊を借りてくる。
September 7, 2007
「悪党の戦旗」のみ読了する。「悪党の戦旗」は私の地元である播磨地域の物語だった。「嘉吉の乱」の赤松一族の歴史小説なのでじっくりと読む。「嘉吉の乱」は1441年に播磨国守護の赤松満祐が、六代将軍足利義教を暗殺し、領国播磨で幕府の討伐軍に敗れて討たれるまでの一連の騒乱。この「嘉吉の乱」以降の生き残った赤松一族の残党が再び表舞台にのし上ろうとする内容で「播磨でこんな騒乱があったのか…」と思いを馳せる。読みやすく書いてあるのでぜひ読んで欲しい本である。歴史小説といえば戦国時代というイメージがあるが、この時代(室町時代)も実に戦乱の時代でおもしろい歴史小説も多いので読んで欲しい。新たに「女王陛下の影法師 君塚直隆 筑摩書房」を借りてくる。
September 6, 2007
「北京大学てなもんや留学記」・「わしズム」の2冊を読了する。「てなもんや留学記」は元OLの著者・谷崎光さんが北京大学に短期留学を経験したドタバタエッセイ。いまだ中華思想・反日思想丸出しの先生や生徒とのやり取りおもしろい。共産主義体制の国ならではの「ホンネとタテマエと賄賂」がいまだに横行し、国際的にまだ遅れているのがありありと分かる。私の感想は「中国はまだまだやな~」と感じた。それとインド・中国にハマル日本人はなぜこんなに多いのだろうか?「わしズム」は最新の夏版で思いっきり「戦争ネタ」だった。まあ、雑誌なので特に感想は書かないが小林よしのりの漫画が1本だったのが残念だった。新たに「フラット革命 佐々木俊尚 講談社」のみ借りてくる。
September 5, 2007
「大正天皇」の1冊のみ読了する。この「大正天皇」は以前読んだ原武史著の「大正天皇」と若干違うニュアンスで記述してあった。原先生の大正天皇像は「身体は弱いが良い人物」という感じだったが古川先生の大正天皇像は「虚弱体質で開放的且つイタズラ好きの影の薄い人物」という微妙な感じだった。著者は原先生の説をチクリと批判してるし、どちらが正しい天皇像が分からないが私は大正天皇を敬愛しているので原先生の説を取りたい。偉大な父親(明治天皇)の意向と強い国家を目指す官僚たちに振り回され、自由な行動を好む大正天皇はシンドかったのだろう。生来虚弱体質の天皇には「天皇という仕事」は激務だっただと思う。当時の平均寿命より短命だったそうな。明治天皇や昭和天皇の映画・ドラマが多数あるのに大正天皇の映画・ドラマがないのが残念である。主人公に山本益博(料理評論家)でやって欲しいものである。新たに「蟻の兵隊 池谷薫 新潮社」1冊のみ借りてくる。
September 4, 2007
「三島由紀夫「残された手帳」」・「華族歴史大事典」・「インドの神々」の3冊を読了する。「三島由紀夫「残された手帳」」は陸自の調査学校に勤務していた山本舜勝(きよかつ)陸将補との交流と三島本人が考えた「憲法草案」などが記述してあった。この著者以外にも似たような「三島由紀夫との交流本」が出版されているが、「三島憲法草案」は初めて読んだ。三島氏は自衛隊と共にクーデターを起こすことを考えていたが、山本氏をはじめとする現役自衛隊幹部が尻込みした為、あの三島事件になったそうな。確か山本舜勝氏本人が書いた「三島本」があったはずである。こっちの本に三島事件の事について書いていたと思う。「華族歴史大事典」は事典なので特に感想は書かないがまあ、こんな程度だろう。私は「華族オタ」なのでその手の本を前から結構読んでいるので知っているネタが多かった。今だに「私は旧華族(元皇族でも可)です」という名乗り詐欺があり、肩書きにすぐ信用してしまうところが不思議である。「インドの神々」はヒンズー教・仏教・ジャイナ教・イスラム教・ゾロアスター教の神様紹介本だった。仏教以外の神々はほとんど知らなかったので非常に参考になった。インドも多神教的な面を持っており多くの神様が紹介されていた。オウム真理教が信仰していた神々が何体か出ていたのが何とも言えなかった。新たに「わしズムvol.23 小林よしのり 小学館」・「グラント船長の子供たち 上・下 J・ヴェルヌ ブッキング」の3冊を借りてくる。
September 3, 2007
「独学でよかった」・「稀代の軍師黒田如水と一族」・「悲劇の発動機「誉」」の3冊を読了する。「独学でよかった」は日本映画学校の佐藤忠男氏の読書をテーマにしたエッセイ集。佐藤氏が少年時代から読んできた本の紹介が主な内容だった。専門教育を受けず職を転々とした挙句に映画批評家になった佐藤氏の「考え」がよくわかった。「黒田如水」はムックなので特に感想はないが、黒田考高(如水)の大河ドラマをいつか作って欲しいと思う。「悲劇の発動機・誉」は小難しい内容だった。機械やエンジンに詳しい人にとってはおもしろい本だと思うが、文科系には少しツライと思う。戦闘機のエンジン(性能)について重きを置いているので正直私は「ふ~ん…」程度だった。もう少し戦争話を加える方がよかったのではと思う。新たに「大正天皇 古川隆久 吉川弘文館」・「北京大学てなもんや留学記 谷崎光 文藝春秋」・「悪党の戦旗 岩井三四二 新人物往来社」の3冊を借りてくる。
September 2, 2007
「芥川竜之介の夢」・「こっそり教える世界の非常識」・「業界別肩書きの辞典」の3冊を読了する。「芥川竜之介の夢」は海軍機関学校教官時代の話だった。教官当時「日本は負けるね」と発言するなど異質な教官だったそうな。ただ著者が芥川竜之介のことが好きで好きでたまらない人らしく、「芥川竜之介オタ」丸出しのネタばかりで少し食傷気味になる。著者経歴の生年月日だけの怪しさいっぱいだった。書く対象が好きで好きでたまらない人の場合はどーも内容が甘くなる感じが見受けられる。「世界の非常識」は知っているネタが多く、「へ~っ…」程度だった。内容薄し。「業界別肩書きの辞典」は「○○と××どっちが偉い?」という一般的な解説と実際の職種別の解説だった。仕事もメジャーな仕事ばかりでこれも「へ~っ…」程度だった。こーいう本は読書に値するのか?とギモンを持つが読了したので記録する。新たに「華族歴史大事典」・「三島由紀夫「残された手帳」・「インドの神々 斉藤昭俊 吉川弘文館」の3冊を借りてくる。
September 1, 2007
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