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「憲法の力」のみ読了する。最近、憲法を変えようというとする動きが大きくなり、護憲派であるの著者・伊藤真塾長の思いが記述してあった。日本では一般人の政治参加意識が乏しく、欧米の人々のような議論をしないことを嘆いていたがそれは仕方ないと思う。ヨーロッパでは何代も王様を処刑しながら民主主義を構築し、その集大成国であるアメリカに戦争に負けなん民主主義を手に入れた日本ではなかなか政治参加意識は根付かないだろう。戦後まだ64年程度なのに…。憲法についてケース・スタディーでいろいろ書いてあったが、これを読みきるだけでもシンドイと思う。日本人は「政治は政治家がするもの」という意識が根底にあるのでは?と思う。もっと年代を重ねてやっと真の民主主義国になると思う。新たに「江戸人のこころ 山本博文 角川学芸出版」・「笑いの方程式 井山弘幸 化学同人」・「流浪の戦国貴族近衛前久 谷口研語 中央公論社」の3冊を借りてくる。
October 31, 2007
「黒沢明封印された十年」のみ読了する。黒沢明監督が一時期精神的な変調をきたし、ドタキャン連発や自殺未遂などを起こし映画界から干された時の話だったが特に隠された話ではなく、別の本には普通に書いてある記事だった。三船敏郎との確執や海外の映画会社との契約問題、自殺未遂など逆に有名なエピソードだと思う。若い頃の(白黒映画期)には良作が目白押しだが、カラー映画~晩年は不作と言われているし監督の評価は大きく分かれる。私も晩年の作品でおもしろと思った作品はない。分厚い本だったのでじっくり読むが、典型的な天才と○○は紙一重な人物だったような気がした。封印されていない周知の事実です。
October 30, 2007
「渥美清」・「江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた」の2冊を読了する。「渥美清」は 渥美清のファンだった著者が書いた本だった。著者は本物の渥美清さんには会ったことがないが、思い入れたっぷりの内容でなかなかおもしろかった。当然、過去に出版された本を参考に書いており、知っているエピソードが多々あった。私も俳優・渥美清が好きなので彼に関する本は多く読んでいるが、一番リアルなのは「おかしな男 渥美清 小林信彦 新潮社」である。この本にはまだ売れていない時代の渥美清と小林信彦の交流が詳細に書いておりお薦めである。「江戸三〇〇年…」は以前読んだ「大江戸歴史百科」と大分かぶっていたが、こっちの方がさらに突っ込んだ内容が書いてあった。新書なのでサクサク読めると思う。著者である八幡和郎氏は「江戸三〇〇藩」や「最後の藩主」など江戸時代モノの新書を多く書いているのでそっちもおもしろい。
October 29, 2007
「ヒッチハイクで日本一周」・「おまえら行くな。続」の2冊を読了する。「ヒッチハイクで…」はプロ・ヒッチハイカーである著者(山添勝志氏)が書いた日本一周の記録だったが…おもしろくなかった。ただの日記である。もう少しヒネリが欲しかった。そこそこ厚みのある本だったが読むのがシンドかった。有名無名の旅行記っておもしろい本が多いのにこうおもしろくない旅行記は久々である。「おまえら行くな。続」は北野誠の怪談集だった。関西で続いている「北野誠のサイキック青年団」の怪談特集のいい部分だけを書籍化したものだった。当然、知っている怪談もあったがじっくり読んでしまうがなかなかこわい感じがした。唯一怪談の醍醐味である語り手の味がない分、怖さが半減するが…。新たに「憲法の力 伊藤真 集英社」・「世にも不気味な日本史 闇にうごめいた謎の人物篇 歴史の謎を探る会/編 河出書房新社」の2冊を借りてくる。
October 28, 2007
「大江戸歴史百科」・「被告人、前へ」の2冊を読了する。「大江戸歴史百科」は百科という通り江戸時代マニュアルな感じだった。歴史オタの私にとっては知っている事柄や人材も多かったが分厚い本だったのでじっくり読む。江戸260年(将軍15代)という長い時代に起こった事件・事故から一般江戸市民の生活など細かく分かりやすく書いており、高校・大学生など向けの本かな…と思う。「被告人、前へ」は自称インディーズ司法記者で大川興業所属の阿曽山大噴火という名前の芸人が書いた傍聴記だった。過去にも彼が書いた傍聴記を読んだがなかなかおもしろい。無名から有名事件まで傍聴しており事件の様相がわかる内容だった。元ドリカムメンバーや有栖川宮詐欺事件などの裁判の様子が詳細書いてあり、可笑しかった。裁判官や検察官も真面目面かと思いきや結構「人間臭い面」も赤裸々に書いてあり、裁判に興味のない方にも読める良い本だと思う。今後裁判員制度が始まるがいつか自分も裁判員になる可能性もあるので一読あれ。
October 27, 2007
「インターネットは誰のものか」を読了する。インターネットが誰でも安く使える環境となり便利なモノになっているがその裏でプロバイダーや回線やサーバーを貸している業者、グーグルなどのインターネットサービス業者間でトラブルが発生しているらしい。私たち利用者にとっては安い料金で大量の情報量を安定して供給してくれればいいので、なかなか裏側の事情がわからないがこの本を読んでインターネット業界が非常に脆弱な産業であるということ知った。確かにお客さんを集める手段にインターネット上で無料やお試し期間という言葉が踊っているが、いろいろ登録し半年ほどすると急に有料化のお知らせメールが来るということがある。もう、半年も利用しており今さら変更も邪魔臭いし安いのならいいか…と無理やり納得しお金を払うことになるが、無料でインターネットを利用できる時代は終わったらしい。確かに最近、良い環境を安定して使いたいならお金を払い有料会員になることを勧めるサービスも多い。料会員と区別化されているような気がする。なかなか奥の深い内容の本だった。新たに「黒沢明封印された十年 西村 雄一郎/著 新潮社」・「江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた 八幡和郎 ベストセラーズ」の2冊を借りてくる。
October 26, 2007
「吾輩は天皇なり」のみ読了する。「吾輩は天皇なり」は終戦後、突如現れた南朝系統を継承するという自称天皇・熊沢寛道の伝記だった。私はこの熊沢天皇の顛末に興味がありそれなりに本を読んでいるがどーみてもクロだと思う。この熊沢氏は宗教好きという癖があり若い時から古来からある宗教、新興宗教と転々としておりその一環で「自分は南朝の天皇である」というと都合のいい事が多く、それを利用したと思う。当然本人は真面目に真剣に「自分が天皇である」と主張しているが根拠となる資料も間違いや架空の人物、別の文書からの引用などボロボロでまったく態をなしておらずすぐにメッキが剥げていたそうな。でも、「南朝ゴロ」なる人々が彼を最大限に利用し、お金儲けのタネにしていたし、非常に貧しくなった彼は「猿回しの猿」になることを由としていたそうな。当然利用価値がなくなると南朝ゴロに捨てられ、寂しく亡くなった姿がなんとも哀れである。いつの時代も「後胤や元皇族・華族である」という話に簡単に群がる人々がいるもんだな~と感慨深いものがある。新たに「ヒッチハイクで日本一周 山添勝志 長崎出版」・「おまえら行くな。続 北野誠 マイクロマガジン」・「渥美清 堀切直人 晶文社」の3冊を借りてくる。
October 25, 2007
「オーパーツ大全」・「侵略の世界史」の2冊を読了する。「オーパーツ大全」はそのままオーパーツとはOut Of Place ARTifactS、場違いな加工品という意味で世界中でいろんなモノが発掘されており、それを解説した本だった。分厚い本だったので読むのに時間がかかった。いや~世界中にたくさんオーパーツがあるとは驚きである。この本に出ていたオーパーツが別の本では実は発見者がおもしろ半分ででっち上げたモノやなんらオーパーツではなく縦を横に変えただけで別のモノに見えるなど「トンデモ扱い」されていたオーパーツもあったが…まあ、こんなこともあるだろう。興味深い内容だった。「侵略の世界史」は白人が世界中でしてきた悪事を赤裸々に書いてあった。確かに大航海時代の領土拡大やアフリカ・南米・アジアの植民地化など白人たちのやりたい放題をしてきた歴史が詳細に書いてあった。宗教と最新兵器(鉄砲)の2本柱で何ら罪のない人々を虐殺し、今になって「クジラを殺すな!」と平気で言えるところがいかにも白人らしい。今年のノーベル賞の白人受賞者が「黒人は能力が劣っている。知能テストをすればわかる…」と発言していたが、先日読んだ「IQってホントは何なんだ」では意味のないテストと記述してあったがやっぱり白人はどこかおかしいような気がする。新たに「被告人、前へ。 阿蘇山大噴火 河出書房新社」のみ借りてくる。
October 24, 2007
「正義を測れ」のみ読了する。「正義を測れ」は土地家屋調査士が主人公という珍しいサスペンス小説だった。小説だったので解説とかはしないが、著者である小杉健治氏の本を初めて読んだがなかなかおもしろかった。弁護士が主人公という小説は多々あるが地味な土地家屋調査士の男と補助者の女性が「ある殺人事件」を解決する話だったがうまくまとまっており引き込まれるように読んでしまった。こーいう法律関係者の小説はおもしろい。新たに「インターネットは誰のものか 谷脇康彦 日経BP社」・「大江戸歴史百科 河出書房新社」・「吾輩は天皇なり 藤巻一保 学研」の3冊を借りてくる。
October 23, 2007
「IQってホントは何なんだ」を読了する。「IQってホントは・・・」は知能(IQ)指数テストはまったくの間違えという本だった。私も小学低学年時の時知能テストを受けた記憶があり、まったく問題の意味がわからずほとんど白紙の状態で出して親が呼びだされ、当時あった「なかよし学級」に行かされそうになった思いである。私の子どもの頃、TVで「IQ150の天才!」とかいうフレーズで子どもが世界の国旗やJR駅全暗記などやっていたが、今考えるとオタクなら当たり前の行為でたいした事ないと思う。この本のスタンスは知能テストが役立たないという立場で書いてあり、興味深く読む。確かにこーいうテストは外国(特に米・英国)で発展し主に「区別目的」で作られて歴史があり、「また白人の区別目的か…」と納得できた。このテストで白人→いい得点→安定した仕事に就ける→その子弟も高い教育が受けられる→支配階級→白人マンセーで移民や黒人→悪い点→いい職に就けない→子どもがグレる→社会の底辺→有色人種はバカという結果をつくる目的で当初できたそうな。これではいけないと一部の白人学者が改定を繰り替えし今の形にできたそうな。私もこんな1回の知能テストごときでIQを決められるなんてナンセンスだと思う。この本はとてもしっかり書いてありとてもよい1冊である。
October 22, 2007
「幻の漂泊民・サンカ」1冊読了する。「幻の漂泊民…」は戦前まで日本の山部で竹細工や木地師となり、国内を移動しながら生活していた人たちの記録本だった。(サンカという表記されているが山窩と書かれるのが一般的のようです)私は前からサンカという人々に興味があり、図書館で関連本をいくつか借りたがこの本が非常に詳しく書いてありとても参考になった。過去サンカに興味を持った柳田國男・三角寛らによる「山窩論」を総括し、山窩の真の姿が記述してあった。詳しい内容は書かないが戦前の日本までそーいう人々がいたということを知って欲しい1冊だった。新たに「IQってホントは何なんだ? 村上宣寛 日経BP社」・「侵略の世界史 清水馨八郎 祥伝社」・「オーパーツ大全 クラウス・ドナ 学研」・「正義を測れ 小杉健治 光文社」の4冊を借りてくる。
October 21, 2007
「かけ出し裁判官の事件簿」のみ読了する。「かけ出し裁判官…」は人気ブログの再編集→書籍化という形をとっていたが、正直なんらおもしろ味のないただの文章だった。法律家の書籍には2種類ありその1としていわゆる学者本である。○○大・○○大学院教授の書く「○○法解説」という専門書と法律業界で生きている弁護士などの「士業」の方が書いたブログや仕事上体験したおもしろエピソードなどを織り込んだ本がある。この本はその2の方に入るが、「どこがおもしろいの?」と聞きたくなるような内容が微妙な本だった。もう少しおもしろ味を加えないと「やっぱり裁判官は一般人とは違う…」というイメージをもたれるだろう。著者にはユーモアとサービス精神が必要である。
October 20, 2007
「国家と謝罪」・「奇想遺産」・「「狂い」の構造」の3冊を読了する。「国家と謝罪」は西尾幹二氏のエッセイ本。内容は2006年当時のネタで「教科書をつくる会」の退会事件の嫌言やY教授への反論などがいっぱい書いてあった。本文の後半に小泉政権(当時)に対することが少し書いてあった。感想は特にないが多く読まれる本に「内輪もめ」を堂々と書くのはどーかと思う。「奇想遺産」は世界中のおもしろい所にある建物(公園や遺構)を紹介した図鑑だった。まあ、おしゃれなモノが多く少し不満が残る感じだった。もっときわどい変なおっさんが手作りで作ったような変な建物が欲しかったな~。「「狂い」の構造」は春日武彦先生と平山夢明氏との対談集。「人はどう狂って行くのか?」ということをメイン・テーマに語り合った新書でなかなか興味深かった。有名な事件を事例に人が狂って行く様子が書いてあったがおもしろかった。キーワードは「面倒くさい」ということだった。とてもおもしろく興味深い内容だった。
October 19, 2007
「鉄砲伝来の日本史」・「プリンセス・マサコ」の2冊を読了する。「鉄砲伝来の日本史」は鉄砲研究者が一堂に会し発表したものを書籍化したモノだった。かなり専門的な内容だったので読書という意味では難しい部類に入る本だろう。鉄砲の伝来以降、日本各地で新たな工夫を施し新兵器として発展した歴史がメインテーマのようだった。(一部明治時代の鉄砲開発話もあり) 「プリンセス・マサコ」は少し前、日本で出版できるかできないか問題になった本である。とりあえずドンドン読み進むが「この本のどこが問題?」というくらい普通の本だった。これなら女性週刊誌やインターネットサイトの方がえげつない内容だと思うが…。 宮内庁は何をあせっているのだろうか? 皇室に興味がある方が読んでも「ふ~ん…で?」というレベルです。
October 18, 2007
「日本橋バビロン」・「虐殺の歴史」の2冊を読了する。「日本橋バビロン」は小林信彦氏の祖父・父と両国界隈の思い出本だった。祖父・父ともに若くして亡くなっており、情報が少ない中で書いた本ながら充分内容が濃かった。小林家は9代続く老舗の和菓子屋「立花家(屋)」で戦前は多くの従業員を雇い大店だったが、東京大空襲や父の死で店をたたみ廃業するまでの話が中心だった。その他にも旧区内の歴史も書いてあり、「地名オタ」の私も興味深く読むことができた。小林氏の本は内容がいつもしっかりしているのでじっくり読める1冊である。「虐殺の歴史」は知っているネタが多かった。ヨーロッパ諸国は「神の名の下において…」という文言で南米・アジア・アフリカを植民地化し原住民を虐殺・奴隷貿易を続けた歴史がそのまま書いてあった。いかに白人が暴虐の限りを尽くしてきたという歴史だった。それに比べ日本人の大人しいこと…。西洋人(肉食)、日本人(昔は非肉食)という文化の違いあり西洋人が凶暴かということである。純粋な空想的平和主義に読んでいただきたい1冊である。新たに「かけ出し裁判官の事件簿 八橋一樹 ビジネス社」・「「狂い」の構造 春日武彦 扶桑社社」・「奇想遺産 鈴木博之 新潮社」・「幻の漂泊民・サンカ 沖浦和光 文芸春秋」の4冊を借りてくる。
October 17, 2007
「物語タイの歴史」・「歴史の中の聖地・悪所・被差別民」の2冊を読了する。 「タイの歴史」は題そのものタイの歴史本だった。過去の王朝の歴史と有名な王様の話が中心で興味深く読む。戦前より独立国で日本とも交流が深く親日的な国というのがわかった。今も「日本の工場」となっており外食・冷凍食品の製造・軽工業用品などを輸入している。感想はまあこんなものだろう。「歴史の中の聖地」は以前読んだ本の続編で関東の悪所が書いてあった。今回も聖地・悪所・被差別民を学術的に調べ記述しており、なかなか難しい内容だった。いろんな歴史上の事実が書いてあり参考資料に良い1冊だった。
October 16, 2007
「品川ブログ」・「ニッポン最古巡礼」の2冊を読了する。「品川ブログ」は吉本芸人の品川佑氏のブログを書籍した本だった。2006年からの分だったけれど有名人ブログなのでなかなかおもしろかった。品川氏目線の素の芸人たち・思い・旅などがいっぱい書いてあり興味深く読む。こーいうブログに感想を…というのも難しいが、「おもしろかったです」というほかない。「ニッポン最古巡礼」は昔普通に使われていた現存する最古な道具や建物(ダム・公共施設・商店)などを探訪した記録集だった。この本は厚みはないがおもしろい道具や建物をチョイスしているところが良くサッと読める本だった。新たに「残虐の歴史 小滝透 飛鳥新社」・「国家と謝罪 西尾幹二 徳間書店」・「プリンセス・マサコ ベン・ヒルズ 第三書館」・「鉄砲伝来の日本史 宇田川武久 吉川弘文館」の4冊を借りてくる。
October 15, 2007
「外国人犯罪者」1冊読了する。日本における外国人犯罪がかなり増加しており「なぜ、増えたのか?」というこのを基本に外国人受刑者にアンケート調査を実施しこの新書を書いていた。詳しい内容は書かないが来日する犯罪を起こす外国人多くは最初から犯罪目的で来日しており、罪の意識や刑務所に入ることを何とも思っておらず、残酷な殺し方や強引な犯罪方法が横行するそうな。おまけに彼らか見ると刑務所も「住み心地のいい別荘感覚」で本国でどん底生活をするよりマシらしい。まだまだ日本は「ジパング」なのである。外国時犯罪を減らす方法として刑務所を最低の生活環境にして、さらに厳罰化し「ニホンはコリゴリだ~」と印象付ける必要があるだろう。新たに「品川ブログ 品川ヒロシ ワニブックス」・「日本橋バビロン 小林信彦 文芸春秋」・「ニッポン最古巡礼 高田京子 新潮社」・「物語タイの歴史 柿崎一郎 中央公論新社」・「歴史の中の聖地・悪所・被差別民 新人物往来社」の5冊を借りてくる。
October 14, 2007
「シャクルトンに消された男たち」のみ読了する。「シャクルトンに…」はまだまだ南極が未開の地時代に欧米列強の国々が覇を競いあっていた時の話。この話は大英帝国南極横断隊(シャクルトン隊長)が物資不足で立ち往生してしまい彼らを救助しに行くロス海支援隊(マッキントッシュ隊長)の話だったが、急遽間に合わせの人員で構成したため隊の意思統一も出来ない上、英国人とオーストラリア人間の人種差別(オーストラリアは英国の植民地)などゴタゴタがあり救助隊自体に死亡者を出しボロボロだったそうな。そーいうことがこの本に赤裸々に書いてあった。本隊は救助隊にまったく気づかずいたそうな…。まるで日本の「八甲田山の彷徨」のようだ。隊内でのトップとナンバー2の確執や中途半端な知識しかないのにしゃしゃり出てくるバカ隊員がいるなどそっくりである。いかに隊長が「強い信念と勇気」が必要であることがわかった。なかなか興味深い内容だった。
October 13, 2007
「滝山コミューン1974」・「サムライとヤクザ」の2冊を読了する。著者の原武史氏の小学校時代の思い出話だった。50歳の著者は名古屋から東久留米市の滝山団地に移住し、そこで体験した話や新住民が作った「滝山コミューン」なる団体のことがいっぱい書いてあった。感想として、「そんな時の事よく覚えているな~」の一言である。「滝山コミューン」に所属していた仲間といまだに交流を持っているのはスゴイ。そーいう「良き思い出」を読み爽やかな気分になった。こーいう大規模団地や団地のコミューンの本はなかなかないと思うのでぜひ読んで欲しい1冊である。「サムライとヤクザ」は江戸時代後期の「歌舞伎者」を調べた新書だった。「歌舞伎者」にも前期・後期があり前期は今風にいうとチーマーやギャングで自らのグループ(当時は組といったそうな)第一主義で、後期は弱者救済を中心に活動する今で言いうところのNPO法人に近いという違いがわかりやすく書いてありなかなかおもしろかった。ただ同時の資料が少なく同じ本からの引用がありまだまだ深く調べる必要があるのだな~と感じた。
October 12, 2007
「愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎」・「鍋釜と愛国心」の2冊を読了する。「ヴンダーカンマーの謎」は16~18世紀にかけてヨーロッパの王族・貴族諸侯間で流行った「けったいな物収集」の事である。ヴンダーカンマーとはドイツ語で「不思議の部屋」という意味である。ヒマなお金持ちたちがヨーロッパ以外の地域からけったいな物(動物の剥製・楽器・陶器・武具など)を一つの部屋に集め「私立けったいな物博物室」を所有していたそうな。当然、日本からも武具・焼き物・人魚のニセモノ剥製などを輸出しており極東から来たけったいな物として人気があったそうな。私はこーいうけったいな物博物誌が好きなので興味深く読む。いつの時代にもこーいう変な物を収集する奇人がいるのが何とも言えずおもしろい。※近年こーいうヴンダーカンマー自体が消滅して、博物館に集められているそうです)「鍋釜と愛国心」は元日本財団の理事長だった曽野綾子さんの理事長時代のスピーチや雑文を集め再編集した本だった。内容はスピーチ中心なので感想とかないが「ふ~ん…」という感じだった。新たに「「世界征服」は可能か? 岡田斗司夫 筑摩書房」・「外国人犯罪者 岩男寿美子 中央公論新社」の2冊を借りてくる。
October 11, 2007
「悲望」のみ読了する。もてないを売りにしている小谷野敦氏(東大卒)の自伝的告白小説。小説なので詳しくかけないが、もてない男がある女性を一方的に好きになり手紙攻撃・付きまといを繰り返す話だった。この話は事実に近いらしいが、まあおもしろく読めるだろう。共感とかはできないが{好きだ!」という念力は充分感じた作品だった。新たに「鍋釜と愛国心 曾野綾子 河出書房新社」・「滝山コミューン1974 原武史 講談社」・「愉悦の蒐集ヴンダーカンマーの謎 小宮正安 集英社」・「シャクルトンに消された男たち ケリー・テイラー 文芸春秋」・「サムライとヤクザ 氏家幹人 筑摩書房」の5冊を借りてくる。
October 10, 2007
「松岡利勝と美しい日本」のみ読了する。この本は雑誌「アエラ」に連載していたモノで松岡農水大臣(当時)が自殺した後に書籍された本だった。「西のムネオ」と言われており、古巣の農水省に恫喝まがいの行為をして公共施設を誘致していたそうな。(そのこともこの本に書いてあります)その他にハンナングループや暴力団との繋がりなど黒い部分が書いてあり興味深く読んだ。ちゃんと(松岡氏に)取材や関係者の証言を基に書いてあり多分事実だろう。結局、多くの疑惑を抱えたまま自殺してしまったが、検察・警察・マスコミが黙ってしまったのはなぜだろうか。叩けばバンバンほこりが出る政治家だったのに…。
October 9, 2007
「雨宮処凛のオールニートニッポン」・「スナップ写真のルールとマナー」の2冊を読了する。「 オールニートニッポン」はネットラジオでニートや(元)引きこもりや低所得者がDJとなりいろいろ語った内容の書き起こし本でサクサク読めた。主に体験談が中心でなかなかおもしろかった。ただ、「なりたくてニートや(元)引きこもりをやっていない。社会や政治が悪いんだ~」とそこばかりを主張するのはどーかと思う。権利を主張するなら義務を果たさないと…と思う。「ルールとマナー」は最近街中で自由に写真を撮るのが難しく、それに対して写真家がどう言い訳をするか書いてあった。写真家が声を掛け、相手(被写体)が微笑めば「暗黙の了解」が成立すると書いてあったが、これで大丈夫か?何か可笑しい解答である。相手が怒れば、こっちの意見を主張し理解してもらいフィルムや名刺を渡さないとあった。う~ん、これも何か可笑しかった。プロの写真家ってこんなものなの?と不思議に思った。後、「Q&A方式」で撮影に関わる話が書いてあった。
October 8, 2007
「法律の世界地図」1冊読了する。最近読みたい本が「予約待ち○人」という表示が多く、なかなか借りることができない。で、1冊1冊丁寧に読んでいく。「法律の世界地図」は題そのままで世界の法律の歴史・運用方法・トンデモ法などを網羅していた。特筆するのはアメリカのトンデモ法である。アメリカは訴訟大国で言いがかり的な訴訟も実際多く企業が「数百億支払う」ということがあり、商品(物)に非常に細かい注意書き(ここがトンデモ)が書いてあるそうな。ネタバレするとおもしろくないので内容は書かないが「アメリカ人ってバカばっかりか?」と疑いたくなる。新たに「松岡利勝と「美しい日本」 長谷川煕 朝日新聞社」・「悲望 小谷野敦 幻冬舎」・「スナップ写真のルールとマナー 日本写真家協会 朝日新聞社」の3冊を借りてくる。
October 7, 2007
「アメリカに問う大東亜戦争の責任」・「靖国戦後秘史」の2冊を読了する。「アメリカに問う…」は戦中派の元朝日新聞社勤務の方が書いた新書だったが単に戦後史をなぞっただけのおもしろ味のない本だった。著者自体が戦争当時疎開したような子供だったので、直接戦争に行ったわけではないので伝聞や資料・新聞から抽出などで真実味がない。「当時の政府や軍部が…」という記述があっても、「当時あんた子供やん!」と突っ込みを入れたくなる感じだった。特にに感想もなし。「靖国戦後秘史」は靖国神社の内部対立(主に人事)が赤裸々に書いてあった。元皇族の筑波氏(A級戦犯合祀留保)時代とバリバリの元軍人出身の松平永芳氏(積極的にA級戦犯合祀)の考え方の違いが時系列ごとにまとめてあり非常に興味深くじっくり読む。いっぱい書きたいことがあるがなかなかまとまらないので是非、手にとって読んでください。
October 6, 2007
「ソ満国境1945」・「派遣のリアル」の2冊を読了する。「ソ満国境1945」は中国東北部(旧満州地域)に住んでいたり、スパイとしてソ連領に進入した軍人などの記録を編集した本だった。各々の話にはつながりがなく淡々と書いてあった。特におもしろい話もなく読了した。「派遣のリアル」も時事ネタの新書だったが、内容が非常に薄かった。というのは新聞・インターネットやニュース番組の派遣ドキュメントモノを見ていたら普通にわかるようなレベルだった。もう少し取材や内容を濃くして欲しかった。今回は2冊とも微妙…だった。新たに「法律の世界地図 21世紀研究会 文芸春秋」・「アメリカに問う大東亜戦争の責任 長谷川煕 朝日新聞社」・「雨宮処凛の「オールニートニッポン」雨宮処凛 祥伝社」の3冊を借りてくる。
October 5, 2007
「危ない!共同出版」・「事件の真相!」の2冊を読了する。「危ない!共同出版」は一般人が本を自費出版(最近は共同出版という)をする際、出版社を間違うと「詐欺」に遭うという話だった。本書では共同出版で急成長したS舎が実名入りで書いてあったがここは以前から「怪しい」ということで有名だったと思う。内容が内容だけに詳しく書けないが、こう一般人で共同出版がしたい人が多いなんて驚きである。内容がどうであれこのS舎では出版してくれるが書店に本が並ばないという不可思議なことがあり揉めているのである。弁護士も介入し被害者の会も結成され訴訟も起こすようだがなかなか見ものである。出版不況の中簡単に素人が出版できるということにそもそもギモンを持たないのも危ういと私は思うが…。「事件の真相!」は評論家・宮崎哲弥氏と元「噂の真相」副編集長の方との怪談集だったが内容が少し古かった。2005~6年の期間の政治や時事ネタをイジル内容だったが特におもしろコメントもなく、淡々と読むことができた。あまりおもしろ味ない本だった。新たに「ソ満国境1945 土井全二郎 光人社」・「派遣のリアル 門倉貴史 宝島社」・「靖国戦後秘史 靖国取材班 毎日新聞社」の3冊を借りてくる。
October 4, 2007
「醒めて踊れ」のみを読了する。「醒めて踊れ」は演出家の鴻上尚史のエッセイ集。内容もゆるく1時間のかからずサクサク読める本だった。主に演劇に関わる内容だがあっちこっち話が飛びなかなかおもしろかった。私は鴻上氏の作品をちゃんと見たことはないがエッセイ本は好きなので多く読んでいると思う。鴻上氏のトークもおもしろく私は彼の隠れファンです。新たに「危ない!共同出版 尾崎浩一 彩図社」・「事件の真相! 宮崎哲弥 ソフトバンク」の2冊を借りてくる。
October 3, 2007
「強いリベラル」・「露探」の2冊を読了する。「強いリベラル」は自民党元幹事長の加藤紘一氏の思いが書いてあった。最近は自民党内では影が薄い状態であるが、よく本を出している。時間があるようで有権者と語り合い「国民の声や目線」にたって考える政治(家)を目指しているそうな。それと加藤氏の「保守・リベラル」に対し強い思いがあるようで、小泉政権の格差社会を否定し日本の昔ながらの地域ネットワークの再活性化を考えているらしい。他にも社会問題となっている就職難・教育格差・少子化など加藤氏の自論が読める1冊だった。「露探」とは日露戦争前に中国東北地域(旧満州地方)で活動した対ロシア専門の軍事探偵のことを言う。この本はある軍事探偵の人生を描いた小説だった。で、その露探は秋山定輔という人物だった。私はまったくこの秋山定輔氏は知らなかったので興味深く読むがほぼ無名の人物だろう。当時の高官たちが「恐露病(大国であるロシアが何か怖いという妄想)」に罹っており、彼のような露探を満洲に派遣しロシアの様子を探っていたのである。私が思う露探とは横川省三・沖禎介の両氏であろう。この本には両氏のことがまったく触れておらず「アレッ?」と思った。彼らも露探でロシア軍に対し爆破活動や対ロシア情報収集をしていたのに…。気になる方は名作「203高地」のオープニングを見て欲しい。彼らがハルピンの荒野で処刑されるシーンがあります。
October 2, 2007
「歴史の中の遊女」・「草の根の軍国主義」の2冊を読了する。「歴史の中の遊女」はそのまま遊女の歴史を各研究者が書いた本だった。飛田新地への訪問記もありなかなか興味深い内容だった。ただ成り立ちの話が多く、江戸後期以降の話が少ない感じがした。それ以外にも遊男もいたらしく、「へ~っ」と感心した。「草の根の…」は映画評論家の佐藤忠男氏の戦中当時(14才で海軍に出征)の思い出エッセイ本だった。旧制中学校の受験に失敗し、大東亜戦争真っ只中だったので予科練に志願し4ヶ月で終戦になったそうな。終戦後戦争を指揮した東条英機への思いやアジア映画を日本に紹介する話など多岐に渡りなかなかおもしろかった。
October 1, 2007
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