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ASiairとEOS6Dとの組み合わせでの第2弾として、クラゲ星雲をモンキー星雲の同時撮影を行ってみました。フィルターはOptlongのL-eXtremeを使いましたが、少々赤強調が過ぎたようです。 ライブスタックの様子は下の動画にまとめています。 EOS6Dでのクラゲ星雲とモンキー星雲のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】 今回の使用機材は下のとおりです。 使用した機材 120秒露光で20回ライブスタックを実行して自動保存された画像が下の写真です。 自動保存されたモンキー星雲付近のライブスタック画像 撮影日:2023/3/19。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 + F3.9 レデューサー (ファイナル f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:EOS6D (天体改造、ISO6400)。ガイド鏡:SVBony D=30mm (f=120mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:2インチOptolong L-eXtreme。120秒露光、フラット、ダーク、バイアス有り、ASiairにて20回ライブスタック。画像処理:自動保存されたライブスタックFitsファイルをASiFitsViewにてレベル調整のみ。 自動保存された20枚のシングルフレームを以下の工程にて画像処理した。動画内の画像処理方法とは若干異なっています。1.フラット、ダーク補正後、ステライメージ9にてスタック。2.ASiFitsViewにてレベル調整3.FlatAideProでシェーディング補正。4.Topaz DeNoise AIでデノイズ処理。 少々強調した処理ですが、下の写真が最終画像です。 クラゲ星雲とモンキー星雲の最終画像 撮影日:2023/3/19。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 + F3.9 レデューサー (ファイナル f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:EOS6D (天体改造、ISO6400)。ガイド鏡:SVBony D=30mm (f=120mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Pro。フィルター:2インチOptolong L-eXtreme。120秒露光、フラット、ダーク、バイアス有りで、ASiairにて20回ライブスタック。画像処理:自動保存されたシングルライトフレーム20枚をステライメージ9でフラット、ダーク補正後、スタック。ASiFitsViewにてレベル調整。FlatAideProでシェーディング補正後、Topaz DeNoise AIにてデノイズ処理。 参考のために、上記画像処理各工程途中の画像を示します。a) 20枚のライトフレームをステライメージ9でスタック後、ASiFitsViewでレベル調整後 通常は、ステライメージ9を使ってフラット、ダーク補正し、スタックした後、保存FitsファイルをFlatAideProを使ってレベル調整を行っていますが、今回レベル調整をASiFitsViewで行いました。理由は、ASiFitsViewでのレベル調整の方がクラゲ星雲の足のあぶり出しがうまく進行したからです。 ASiFitsViewでレベル調整した後の画像 フラット補正を行っても、背景真ん中部分に明るさが出ていた。b) FlatAideProでシェーディング補正後 FlatAideProでシェーディング補正した画像 シェーディング補正によって、背景真ん中部分の明るさが消えた。c) Topaz DeNoise AIでデノイズ処理(最終画像) デノイズ処理により、背景の星が小さくなって星雲が見易くなる効果があった。 デノイズ処理後の最終画像
April 17, 2023
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1.BKMAK180を使ったカニ星雲のライブスタック カニ星雲を焦点距離2,700㎜のBKMAK180でライブスタックしてみました。検討項目は、一つ目がプレートソルビングが問題なく可能か否か。二つ目は、星がフレームで流れるか否かの2点です。撮影時のカニ星雲は、子午線反転直後の位置にあり、あまり良い条件ではありませんでした。 ライブスタックの様子は下の動画にまとめています。 BKMAK180を使ったM1のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】 今回の使用機材は下のとおりです。 ガイド鏡は、焦点距離を以下のようにして調整した。 焦点距離=240mm Evoguide50EDII 焦点距離=420mm Evoguide50EDII + 2Xバローレンズ 焦点距離=750mm Evostar72EDII + 2Xバローレンズ 使用した機材 ガイド鏡としてEvostar72EDIIを使用した撮影 BKMAK180を使ってライブスタックを実行した結果、次のことがわかりました。 1.FOVが小さくなったせいか、2秒露光でのプレートソルビングはうまくゆかなかった。5秒ないし10秒の露光が必要である。 2.オートガイドがうまく進行していても、撮影フレーム毎に星が一定方向に流れる。 3.ガイド鏡の焦点距離を240mm、420㎜、750㎜と伸ばしても、星は流れる。 4.極軸を合わせると、星の流れは小さくなる傾向にあるようにみえるが、ハッキリしない。少なくともDSSではスタックは全てうまくゆかなかった。 2番目の撮影フレーム毎に星が一定方向に流れるという問題は、通常行っている自動スタックが出来なくなる課題を引き起こすことも明らかになりました。これまで、スタックはDeepSkyStacker (DSS)を使っていましたが、それが出来なくなるわけですから大きな痛手となります。 下の写真が、フレーム毎に星が一定方向に流れる写真です。 星が流れる様子(露光時間:180秒) 焦点距離が約2,000㎜のEdgeHD800の場合と今回のBKMAK180の場合の星の流れを比較してみます。最初がEdgeHD800の場合です。180秒露光で撮影して、5フレーム後のフレームを重ねて、星の流れ具合と見てみます。矢印は、動く方向を示しています。 EdgeHD800の場合の星が流れる様子(15分間の動き) EdgeHD800の場合は、15分間の星の動きは小さく、DSSによるスタックも問題なく実行できます。 次にBKMAK180の場合です。同じく15分後のフレームと重ね合わせて動きを見てみると下の写真になります。 BKMAK180の場合の星が流れる様子(15分間の動き) BKMAK180の場合は、15分間の星の動きは大きいことがわかります。オートガイドは問題ないにもかかわらず、なぜ星が流れるのでしょうか。DSSによるスタックも失敗します。 DSSによるスタック結果は下のようになります。 DSSによるスタック失敗の結果 2.ASiDeepStackを使ったスタック DSSでは自動スタックができないので、ZWO社のASiStudioの中にあるスタックアプリのASiDeepStackを使ってみました。結果は、スタックが出来たり出来なかったりでハッキリしません。失敗の原因は、ポップアップで次のように知らされます。 1.星が充分にありません。 2.トライアングルが組めません。 このエラーメッセージは、Windows系でのASiStudioによるライブスタックに失敗したときのものと同一です。ライブスタックはうまくいっているのに、画像のスタックではなぜ失敗するのでしょうか。何だかZWOは、自己矛盾を起こしているようです。 ASiDeepStackによるスタック失敗時のエラーメッセージ① ASiDeepStackによるスタック失敗時のエラーメッセージ② 3.ステライメージ9による基準点を用いるスタック これまで画像処理にステライメージを使ったことがありませんでした。理由は、画像処理後に保存したFitファイルが、常用しているASiFitsViewで読み込めない場合が頻繁にあるからです。しかし、ステライメージにはスタック基準点を指定することが可能なので、使って見ることにしました。1フレームに2点まで基準点を指定できるので、2点指定でスタックを行ってみました。すると全てのスタックがうまく実行できることがわかりました。基準点の指定はバッチ操作で簡略化できるので便利です。 ステライメージ9を使って、ダーク、フラット補正なし、有りで画像処理を行った結果が下の画像です。 ダーク、フラット補正なしでの画像 撮影日:2023/3/8。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:BKMAK180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (-10℃、Gain: 310)。ガイド鏡:EvoGuide50EDII+2xBarlow (f=420mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチOptolong L-eXtreme。180秒露光で、ダーク、フラット無しでASiairにて14回ライブスタック。画像処理:自動保存された14枚のライトフレームFitsファイルをステライメージ9にて基準点有りでスタック。FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoise AIにてデノイズ処理。 次が、フラット、ダーク補正有りの画像です。 ダーク、フラット補正有りの画像 撮影日:2023/3/8。撮影地:南関東市街地、自宅庭。鏡筒:BKMAK180 (f=2,700mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi294MC Pro (-10℃、Gain: 310)。ガイド鏡:EvoGuide50EDII+2xBarlow (f=420mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチOptolong L-eXtreme。180秒露光で、ダーク有りでASiairにて16回ライブスタック。画像処理:自動保存された16枚のライトフレームFitsファイルをステライメージ9にてダーク、フラット処理、基準点有りでスタック。FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoise AIにてデノイズ処理。 4.まとめ 1.焦点距離2,700mmのBKMAK180を使ってM1を撮影したが、ライトフレーム毎に星が一定方向に流れるトラブルに遭遇。オートガイドは常に0.5秒くらいを維持しているにもかかわらず星は流れる。結果としてDeepSkyStackerを使うスタックが失敗する。2.ガイド鏡の焦点距離を長くしても、極軸を正確に合わせてもフレーム毎の星の流れは見られる。極軸あわせで流れは少し小さくなる傾向にはあった。3.スタックの方法としてASiDeepStackを検討したが、スタックができたり出来なかったり。ステライメージの基準点を用いるスタックではうまくいった。4.これまで検討した結果を下の表にまとめてみました。 5.上の表のまとめの通り、フレーム毎の星の一定方向への流れは常に見られ、解決策は見つからなかった。どなたかからのアドバイスを期待しています。
April 15, 2023
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