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1.レムナント撮影、光量が不足している? Sh2-240 レムナントの撮影に苦戦中です。レムナントの全景が入る画角条件で、一番明るい手持ちの鏡筒は、レデューサーを付けたAskar FRA400(f=280mm)であり、フルサイズカメラでの撮影が必須となる。残念ながらフルサイズのCMOSカメラは持っていないので、古い天体改造の一眼カメラEOS 6Dを使ってのトライである。これらの天体改造一眼カメラの感度は、最新の冷却CMOSカメラの感度と比較してどのくらいの位置づけにあるかは全く不明である。 Webによれば、一眼カメラでの撮影は光害がある条件では、ISO 1600~3200とある。それを鵜呑みにしてEOS 6Dでのレムナント撮影は、ISO 3200で行なっていました。露光時間を10分にしても、下の写真の通りしっかりと映ってはくれません。 Askar FRA400とEOS 6DでのSh2-240 撮影日:2023/12/13, 12/17, 12/21。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:天体改造EOS 6D (ISO 3200)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。600秒露光で合計72ショット(総露光時間:12時間)。画像処理:自動保存された72コマのライトFitsファイルをホットスポット除去条件でDeepSkyStackerにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後シェーリング補正、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。 やはり旧式の一眼カメラでは最新の冷却カメラに比べて感度の点で劣るのか。それとも撮像素子が劣化しているのか。 一眼のISO 3200 という撮影条件は、もしかしたら光をロスしてるのではないか、という疑問が湧いてきました。ISO 6400、ISO 12800 で撮影したらどうなるのか。早速、ISOを変化させて試験撮りをしてみました。 2.ISO 条件を変化させた時の写りの違い 撮影対象として網状星雲を選び、レデューサー付きのFRA400とEOS 6Dを使い、ISOを1600~12800まで変化させて写りを比較してみた。撮って出しの画像が下の写真。 EOS 6DのISOを変化させて撮った網状星雲の撮って出し画像比較 撮影日:2023/12/26。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:EOS 6D (気温7℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド:ASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。180秒露光で5コマ撮影。そのうちの1コマをヒストグラム・Auto条件下でASiFitsViewに展開し、JPEG保存した撮って出し画像。 ISO 25600 での撮影も可能であったが、まともな画像は得られなかった。 上の写真より明らかなことは、ISO 3200 は、ISO 6400 よりも暗いということである。ISO 12800 になると背景が明るくなって光量のメリットがなくなる。このことより、淡い対象の場合、光害条件下においても ISO 6400 での撮影は「あり」だと示唆されました。このことを、さらに明確にするためにスタック、および簡易画像処理を進めてみた。 3.スタック画像での比較 それぞれの ISO で撮影した5コマのフレームを、ダーク、フラット、バイアス補正後スタックし、得られたFitsファイルをヒストグラム・Autoの条件下でASiFitsViewにて開き、JPEG形式で保存した画像が下の写真。 EOS 6DのISOを変化させて撮った網状星雲のスタック画像での比較 撮影日:2023/12/26。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:EOS 6D (気温7℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド:ASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。180秒露光で5コマ撮影。5コマをASiDeepStackでダーク、フラット、バイアス補正してスタック後、ASiFitsViewに展開し、JPEG保存した画像。 撮って出しの画像に比べて、光害の影響がバックグラウンドにはっきり見えて来ている。網状星雲の明瞭さは、ISO 6400 がベストのようである。 4.画像処理後の比較 スタック後のFitsファイルを簡易画像処理を行ったものが、下の画像です。 EOS 6DのISOを変化させて撮った網状星雲の最終画像での比較 撮影日:2023/12/26。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:EOS 6D (気温7℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド:ASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。180秒露光で5コマ撮影。5コマをASiDeepStackでダーク、フラット、バイアス補正してスタック後、FlatAideProにて調整、シェーリングフラット処理。 簡易処理画像においても、ISO 3200 では暗っぽく映り、ISO 6400 がベストのようである。トライアングル部分についても、ISO 6400 の方が、よりハッキリと写し出されているように見えます。 4.まとめ ・一眼レフをカメラにした場合の ISO 感度の設定は、ISO 3200が常識のようであるが、今回の実験では ISO 6400 の方が良い結果が得られた。今後、ISO 6400 にてSh2-240 に再挑戦してゆきたいと思います。・ASi2600MCにおいても、Gain設定値が 100 が常識値になっていますが、これについても検証してゆきたいと思っています。 5.あとがき 本日は、2023年の大晦日です。本年のまとめと、来年の抱負は、・本年の天文のまとめ、 1.赤道儀をAM5の2台体制にして、機動性を充実させた。 2.はじめての遠征による満天の星の下での撮影。 3.はじめてのニュートン反射鏡筒での撮影。 4.モノクロカメラのASi294MM Proの導入によるLRGB撮影の開始。 5.18cmマクストフ鏡筒の光軸調整と、オフアキシスガイドの確立完了。 6.念願のミラーレスカメラを手に入れることができたが、Sony星喰いにてこずる。 7.YouTubeへの動画もアップしてきたが、ポストADSL環境が課題。 Airターミナルを試運転したが、使えないことが明らかになった!・天文スキルはなかなかアップしませんが、来年は画像処理を進化させたいと願っています。
December 31, 2023
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1.天文カフェ ぽうざマスターに触発されて(続) 今回も「カフェぽうざ」の80インチスクリーンに映し出された迫力の北アメリカ星雲を撮ってみました。フィルターは前回のハート星雲と同じ L-eXtremeを使いました。 ライブスタック動画と画像処理後の映像と画像は、下の動画にもまとめています。 北アメリカ星雲とバラ星雲のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】 2.NGC7000: 北アメリカ星雲の撮影 使用した撮影機材は、下の写真のとおり。 使用した機材 北アメリカ星雲の最終画像は下の写真のようになりました。 Askar FRA400とASi2600MC Proで撮影した北アメリカ星雲 撮影日:2023/11/21。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100、冷却:0℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて18回ライブスタック。画像処理:自動保存された18コマのライトFitsファイルをAsiDeepStackにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。 3.NGC2244: バラ星雲の撮影 バラ星雲の最終画像が下の写真。この星雲は、Hαの赤色が最高です。 Askar FRA400とASi2600MC Proで撮影したバラ星雲 撮影日:2023/11/21。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400 +専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100、冷却:0℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて9回ライブスタック。画像処理:自動保存された9コマのライトFitsファイルをAsiDeepStackにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。 4.あとがき ・最近の撮影は、もっぱらAM5赤道儀を使っています。本体重量も軽いし、バランスも取る必要がないので、楽して設定ができます。ASIAirでの極軸合わせとオートガイドも慣れてきて、設定開始から撮影開始まで10分くらいになりました。粗製乱造にならぬよう気を付けようとは思っています。・来年の1月の新月期、天文カフェ「ぽうざ」の予約ができました。楽しみにしています。食事メニューは決めましたが、天文メニューは何にしようかと思案中です。
December 24, 2023
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1.天文カフェ ぽうざマスターに触発されて Samさんのブログと星ナビで紹介されていた「カフェぽうざ」に行って80インチスクリーンに映し出された迫力のハート星雲に感激し、ハート星雲を撮ってみました。フィルターは過激フィルターの L-eXtremeを使いましたので赤っぽくなりました。 天文仲間と語り合うことがないので、あれこれと質問攻めをしてしまい、ぽうざマスターには迷惑をかけてしまいました。特に印象に残ったことは、日本の電信柱と電線の見苦しさで意見が一致したことです。ぽうざマスターは日本の途上国性、わたくしは日本の後進国性を示すものだと表現。天文者にとっては、すごっく邪魔なものです。 ライブスタック動画と画像処理後の映像と画像は、下の動画にもまとめています。 ハート星雲とソウル星雲のライブスタック動画【写真クリックで動画へ】 2.IC1805: ハート星雲の撮影 使用した撮影機材は、下の写真のとおり。 使用した機材 ハート星雲の最終画像は下の写真のようになりました。 Askar FRA400とASi2600MC Proで撮影したハート星雲 撮影日:2023/11/20。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400+専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100、冷却:0℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて12回ライブスタック。画像処理:自動保存された12コマのライトFitsファイルをAsiDeepStackにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。 3.IC1848: ソウル星雲の撮影 ソウル星雲の最終画像が下の写真。この星雲の日本語名は良くないと思いますので英語名とします。 Askar FRA400とASi2600MC Proで撮影したソウル星雲 撮影日:2023/11/20。撮影地:南関東、自宅庭。鏡筒:Askar FRA400+専用レデューサー (最終 f=280mm)。マウント:ZWO AM5。カメラ:ASi2600MC Pro (Gain: 100、冷却:0℃)。ガイド鏡:EVOGuide 50ED(f=240mm)。ガイドカメラ:ASi120MM Mini。オートガイド、ライブスタック共にASiair Plus。フィルター:2インチ オプトロン L-eXtreme。300秒露光で、フラット、ダーク、バイアスありでASiairにて12回ライブスタック。画像処理:自動保存された12コマのライトFitsファイルをAsiDeepStackにてフラット、ダーク、バイアス補正後スタック、FlatAideProにてレベル調整後、Topaz DeNoiseAIにてデノイズ処理。
December 6, 2023
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