愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2003.07.19
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クリント・イーストウッド主演・監督作品。

なぜかロシアの通信衛星に組み込まれた誘導装置を修理するために、現役を退いた元・パイロットのオジサマたちが宇宙へ向けて奮闘する物語。

笑い・対立・友情・トラブルといったエンターテイメントの要素を全て詰め込んだ娯楽映画である。ベタな展開もあるがなかなか楽しめた。『アルマゲドン』に似ているという向きもあるようだが、活躍するヒーロー4人がみんなおじいちゃんである、という設定が面白い。おじいちゃん達のキャラもそれぞれ立っていて、さすがベテランだと思わせる。

地上でのトレーニングシーンなどはかなりコミカルであるが、後半宇宙に旅立ってからはかなりシリアスな展開になる。ロシアの通信衛星の正体が明らかになったり、乗組員の1人が起こす自殺行為などとハラハラする状況が待っている。このあたりはフルCGであると思われるが、人間を描くための手段として使われているCGなので違和感なく観ることができた。目的のための手段としてのCGが効果的に働いているよい例である。

クリント・イーストウッドとトミー・リー・ジョーンズはやっぱりカッコイイ。日本でこんなカッコイイおじいちゃんが活躍する映画が作れるだろうか?「歳相応」という言葉が全く似合わないこの2人を見るだけでも価値があるだろう。ドナルド・サザーランドとジェームズ・ガーナーはコメディリリーフ的存在であるが、この2人がしっかりと脇を固めているから主役が活き、4人のバランスが絶妙なのであろう。

冒頭に流れる『Fly me to the moon』が映画のラストのオチとなる。「ああ、こういう風に繋がるのね」と納得。だがこのラストはちょっぴり残念。男の生き様として潔いといえば潔いのだが、せっかくだからもっとハッピーに終わらせて欲しかった気もする。

スケールは大きいが、決して華やかなだけでなくそこはかとなく渋さが漂う映画。私も歳を取ったら、こういう気の利いたことを言えるジジイになりたい。





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最終更新日  2003.07.20 04:08:40
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