愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2004.06.21
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いま再びさとう珠緒が注目の的である。


しかしさとう珠緒という人の芸能活動のスタンスも、よく考えれば型破りである。
特撮物のヒロインで注目を集め、「ギルガメッシュないと」や「スーパー競馬」で一部の男性から支持を得て、気づいたらお茶の間に浸透していた。
昔脱いでいたことがある、という事実もモノともしない破竹の勢いでスターダムを駆け上った感がある。

世間が若干さとう珠緒のキャラにも興味を持たなくなった頃になって、再び「女に嫌われる女」というキャラでブーム再燃。
これってかなり離れ業である。

さとう珠緒がそういうイメージで語られるようになったのは週刊文春の「女が嫌いな女ランキング」でトップ1に輝いたことである。
輝いてないか。


バッシングの理由はよく覚えていないが、おそらく「その男に媚びるような目が気に食わない」といったような、本人にとっちゃどーにもならないような理由だったような気がする。

しかし裕木奈江は「職業・女優」であったために、バラエティ番組のような素のキャラ(バラエティ番組に出ている人間が皆素を出しているとは限らないが)を発揮する場も無くフェイドアウトしてしまった。

そこでもし裕木奈江が「ああ男に媚びてますよ」と開き直っていたらこれまたバッシングの嵐だっただろうし、「男に媚びてなんかいません!」と激怒したりなんかしたらそれこそ袋叩きだったであろう。

つまり女性のバッシングというのは、いったん毒牙にかかってしまったらどーにもこーにもしようがない袋小路なのである。
マッキーが言うところの、ハングリースパイダーの巣にかかったビューティフルバタフライなわけである。

そこでさとう珠緒の凄いところは、そういったブリっ子キャラをいったん自分に落とし込んで、また世間に還元しているところである。
さとう珠緒マッチポンプ状態なわけだ。
そしてそこから成長スパイラルを駆け上っているというところは並外れた神経ではできないことである。

かつてはブリッ子キャラが愛されていた時代もあった。
しかし現在、女性が自立する時代において、男に媚びた目をするブリッ子キャラは忌み嫌われる風潮がある。

「女が嫌いな女」とは裏を返せば「男が愛玩したくなる女」ということでもある。あくまで一般的なイメージの話であるが。


何かの雑誌で読んだが、女は同性に求めるレベルが高いのだそうだ。
だから圧倒的に整った顔をしている柴咲コウなどは女性にも人気があるし、スタイルが良いモデルなんかも崇め奉られる存在にあるわけである。

その点、さとう珠緒や井上和香などは「大したこと無いのにチヤホヤされている」という目で見られ、非難の対象になっている。
女にとっては、さとう珠緒の潤んだ目や、井上和香の不必要なまでに尖ったペットボトルの口のような唇が「手練手管で男を堕とそうとしている」という目で見られるのであろう。

しかしさとう珠緒は実に潔い。

たとえ「男に媚びてるよね」と面と向かって言われても、目を潤ませ眉毛を8時20分にし小首をかしげて「そんなことないですぅ~」とのたまうあたり、バリバリ媚びてんじゃねえかとツッコミを入れたくなる。

しかしそんなツッコミをすること自体が野暮な話であり、そしてまたそんなツッコミが彼女の生きる糧となるのである。

逆境をモノにする女・さとう珠緒。
ハムスターのような風貌でありながらハイエナのような獰猛さを秘めている。

そんな珠緒を私は嫌いじゃない。
むしろ好きかも。





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最終更新日  2004.06.22 00:39:26
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