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Deckelのニー部分を取外しましたので整備分解してみます。構造を確認しつつ各部を点検すると、このフライスが名機と言われる所以が少し理解できるように思えます。なんというか真っ当に作られています。手抜きがない。考えぬかれた配慮があちこちに見られ特にオイルラインは念入りに作られています。このクラスの小型国産フライスも精度的には良く出来ていますがこちらの設計理念が数段上ですね。往年の独逸製品・・なかなか大したものです。良い機械にはナルホドと教えられる事が数多くあります。このような感覚は古いベンツにも共通していると思います。写真はニーの裏蓋を外して自動送り部分を視ています。右側からの回転軸に2組のドッグクラッチが組み合わされ1レバーで上下左右にニーが動くという精巧な造りです。このフライスの謎の部分でしたので明けてみて成る程ナットクです。このマシンは以前、分解整備されています。その際に塗装されたものかと思えます。塗装も修理のやり方も少しラフです。恐らく専門業者ではなく所有していた会社の方が整備されたものと推測されます。マイナスネジを嘗めているのは最低です。自分的には出来うる限り修理した痕跡を残さないようにして行きたいと思います。
2009.05.31
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Deckelの周辺部分を大まかに取外したのでベース部分と本体も切り離しました。一番重いのは切削油のタンクを兼ねているベース部分かもしれません。それぞれ動かしやすいようにキャスター付の台車を作って載せています。
2009.05.30
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先週はヘッド部分を外したので、今回はテーブル基台(ニー)を吊り上げて取外しました。
2009.05.30
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今回のDeckelは取り扱った機械業者がいい加減なとこで置き場は青天井です。その為、雨にされされた形跡がありました。雨水がどこまで侵入しているか心配なのでヘッドを取外します。Vertical Milling Headは固定ネジを緩め、前にせり出すと上にスンナリ取外せます。やはり水が入っていたので少し錆びたところを磨きました。次に横フライス部をスライドさせて外そうとしたのですがはずれません.参考に見ているFP2の和文マニュアルとFP1は少し異なっているようです。どう考えても横主軸のギヤが邪魔しているとしか思えません。色々思考錯誤しましたが、どうも主軸を抜く必要があるようです。主軸の抜き方はマニュアル通りで予想外に簡単でした。主軸を外せばギヤも外れますので邪魔物はなくなります。これで横フライス部をスライドさせて取外しました。これを一人で支えたのですが、これが重い重い、限界一杯でした。結果、は写真のようにスライドヘッドに動力伝達する為の幅広のギヤが顔を出してくれます。このギヤの下にギヤボックスがありますが雨水はそこまで浸入していたのでギヤオイルとともに排出しました。各部の水分と錆びをある程度落とし次の本格的な整備に備えます。
2009.05.24
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今日は都内のDeckel先輩にお邪魔し機械についてレクチュアを受けました。先月下旬に訪問した際にも色々お聞きしていたのですが、このような高級機がおいそれと手に入るはずも無く良い機械だなぁと思っていた程度です。ところが一瞬、自分のガレージにDeckelが在る状態をイメージしてみたのですが不思議なことに、その脳内イメージに違和感は無かったんです。それから直ぐにDeckelが現れ、自分のガレージに納まる事になりました。先輩のマシンは理研で製造されたものでタイプも少し新しいので細かな仕様は異なるものの基本は同一です。作動させながら構造やメインテナンスについて教わりました。実際に使われている方のお話は値千金です。これで自分のリビルトが進めて行けそうです。
2009.05.24
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ふるきをたずねて・・なんとやら某大学にあるDeckelの初期型だそうです。今でもちゃんと動くとの事。良い機械は人より長生きしますね。
2009.05.18
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整備する前に現状の状態確認を進めて行きます。テーブルを固定する部分をDeckelではニーと呼んでいます。ニーの左右は動くのですが上下が動かず限界まで下に下げられていました。上下ハンドルを廻しても動きません。加えて自動送りレバー(上下左右とその合成方向への送り)もうまく動きません。良く見て行く内に上下ハンドルはキーが抜けており空回りしていました。恐らくは運搬時にハンドルを取外したものと推定されます。KEKEさんに電話でお聞きしたら上下方向は限界まで下がっても問題ないはずとの助言を頂きハンドルを押し気味に廻すとなんのためらいも無くニーは上下しました。キーが無いだけで別に故障ではないようです。自動送りのレバーの位置を観察すると少し傾いています。接続されているリンクロッドの長さを調整してニュートラルの位置出しをするとこちらも自動送りは動くようになりました。(モーター駆動ではなく手回しで様子を見ています。)切子カバーを外し切子を観察すると細かいアルミ、プラスチック、真鍮が見受けられます。元々、重切削するような機械ではありませんが大事に使われていたようで磨耗度は少ないようです。来週あたりにKEKEさんの工房を再訪させていただき動いているDeckelの感触を学んでこようと想っています。
2009.05.17
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矢倉を取外しDeckelを落ち着かせました。ゆっくり眺めてみると・・なかなか、佇まいの良い機械です。今日から、急がば回れ的なDeckel FP1 Rebuild Project を始動いたします。
2009.05.16
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コロに使用した単管パイプにに乗っかったパレット上にDeckelは鎮座していたのですが地上に降ろす準備です。手持ちのパイプを総動員して矢倉を組みました。4本の矢倉としましたが荷重が大きいので垂直のパイプにも負荷を分散させています。これでチェーンブロックで吊り上げる事ができます。吊り上げてからパレットを取外し2x4の端材の上に降ろしました。
2009.05.16
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トレーラからフライス盤を降ろした様子です。まずパレット後端に楔を打ち込み単管パイプが突っ込めるスペースを作りトレーラをスロープ状態としベルトでブレーキを掛けながら単管パイプを順次加えて転がして着地させました。現状、まだパレットは単管パイプに乗っかっています。
2009.05.15
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工作機械の世界も名品から今一マシンまで色々あるかと思います。最近の機械はCNCが普通ですがアナログの精度の良い機械は基本中の基本というか・・原点だと思います。今回、幾つかの偶然とご縁が重なり図らずも当ガレージに往年の名機であるDeckelのフライス盤が来る事になりました。古いカメラ趣味の方はデッケル・マウントというレンズマウント規格をご存知でしょうが、そのデッケルが造っていた巧妙なマシンです。引き取りにガレージの入り口の高さを考えてカワノさんのトレーラーをチャーターしたのは大正解でした。ギリギリでシャッターを潜り抜けました。これでドイツ製の工作機械とじっくりお付き合いできそうです。
2009.05.15
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本日は趣味の工作(といっても皆さん玄人裸足ですが)仲間のオフ会を当ガレージで行いました。天気に恵まれ遠方から15名も参加いただけました。マイコンやPICに強い方、CNC制御、工作機械、バイク、車などそれぞれ造詣が深く色々と教えていただけ大変おもしろいです。カロッツェリア・カワノさんもスクータ改造自動三輪で参加され、バイク好きの面々は試乗させてもらいました。着座位置が低く運転するとメチャおもしろいです。写真は足でバック中・・なのです。
2009.05.09
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先月末より帰省し山菜や椎茸取りを楽しんできました。行きの高速も混んでましたが帰りは今まで見た事がない位高速に車が列をなしており、中には追い越し車線をちんたら走るKYな車もいたり・・・と、料金千円の効果は覿面です。W126だと運転に余裕がでるのかイライラせずに帰ることができました。やはり500km以上を走破した場合、この古~いメルセデスでも比較的疲れが少ないように思われます。ですが・・思えば今月は自動車税が怖い月でした。
2009.05.04
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