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「強酸性水使用禁止って」「しょっちゅう壊れます」「これが最後ですか・・・」「昔の器械でちまちま作りますので1本だけね」「e2Wも使ってみます」 院長は太っ腹ですので、クリニックの玄関脇で、水はお持ち帰り自由、汲み放題です。殺菌消毒の強酸性水、飲用のエリキサー水とSOD水が並んでます。 昨日から屋根裏部屋の強酸性水生成機が故障してしまいましたので、使用禁止となってしまいました。 しょうがないので、10年ほど前に以前の医療機関で院長が使用していた手作りマシンでちまちまと1本ずつ作り始めました。 原理は水道水+食塩を電気分解するだけです。つまり、強酸性水はほぼ希塩酸に他なりません。 竹酢はほぼ酢酸ですし、イソジンはポピドンヨード、マスキン水はクロルヘキシジン(歯磨きやオロナインにも入っている)です。 えっ?、強酸性水が手に入らないし長持ちしない?。そういうときには強酸電解ジェルのe2Wがお勧めです。
2007年07月31日
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「暑くて痒がります」「汗を落として殺菌消毒ですね」「暑くて軟膏を嫌がります」「清潔にして冷やしてください」「すっと冷やすんですか?」「Tubifast まだ売店に残ってます」 暑さと発汗により皮膚炎の悪化した児が毎日たくさんきます。 たいていは、暑さと発汗と日光と稲科の花粉ですが、皮膚感染症を起こすと一気に悪化します。 アトピー(1型アレルギー)は中からきれいにするほうが大切ですが、かぶれ(接触皮膚炎:4型アレルギー)は外側をきれいにすることが大切です。 皮膚感染症を起こすと一気に悪化しますので、表面についているアレルゲンを落とすばかりでなく、殺菌消毒が必要です。 強酸性水(またはe2W)、イソジン、マスキン水、竹酢、などの中から合うものを探しますが、たいていは、かなり改善します。 皮膚を冷やすことも有効です。冷えのぼせで皮膚が熱を持って痒い場合には英国生まれの包帯TubifastによるWet Wrap法が便利です。 Tubifastを2重に巻くと、内側は濡らして外側は乾いて、朝まで皮膚が冷えているという優れものです。夏場はお勧めです(冬は冷えすぎます)。
2007年07月30日
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「日本人の寿命がまた延びたね」「医療水準が低いのに不思議だね?」「昔の人は粗食だったからね」「これからは危ないね」「少子短命化だね」 2006年の日本人の平均寿命が発表されましたが、またまた延びて、女性85.81歳(世界第1位)、男性79.00歳(アイスランドの79.4歳に次いで第2位)となりました。 一方、日本の医師数は、人口1000人あたり2人(年平均増加率1.26%)で、OECD(経済協力開発機構)加盟30か国中27位とOECD平均の2.9人に遠く及びません。それどころか、2020年には日本より医師数の少ない韓国1.6人(年平均増加率5.5%)、メキシコ1.5人(3.2%)、トルコ1.4人(3.5%)に抜かれて、最下位転落が予想されます。 各国とも医療の高度化や高齢化に対応して医師数を増やしておりますが、日本は「医師が過剰」という何の根拠もない無能な国の政策により、医学部の定員数をまったく増やしておりません。 医療費(対GDP比)も30か国中21位の8.0%(米15.3%、独10.9%、仏10.6%、英8.3%、先進7か国中では最低)です。 OECDでは「医療費を低く抑えると、医療の質の低下を招き、人材確保も困難になる」と指摘しております。 政府は医療費を抑えるため、医師数を抑え続けてきておりますが、日本の医療は少数の医師のボランティアによって成り立っております。 どこの病院の勤務医も、耐え切れずに、続々と逃げ出しておりますが、毒多ぁも逃げ遅れないように、早めに引退する予定です。
2007年07月28日
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「こんなものが配られました」「ふ~ん」「電話したけど出ませんでした」 昨夜40℃発熱して、今朝受診した7才児。元気に駆け回っておりますが、母が4月頃家庭に配布されたものを持ってきて「電話が通じなかった」といっておりました。 保健所・高山市・医師会・から各家庭に配布されたプリントの内容は・・・ 『緊急』お子さんのいる保護者の皆さんへお願い! 最近、小児の時間外診療が多く、小児科を含めた医師の疲労感が強くなっています。このままでは、小児救急医療が困難になるかもしれません。本当に救急で受診する必要なお子さんは、10%未満ともいわれています。 夜間、休日の病院は、お子さんを含め、入院を必要とする重症患者さんの医療(2次救急)をおこなっています。医師の疲労が大きくなると、地域の重症患者さんの治療が十分にできなくなる恐れがあります。 お子さんのちょっとした体調の変化に対する保護者の方の判断は、大切です。保護者の方の適切な判断で小児救急の利用を減らし、本当に治療を必要とするお子さんが病院で、適切な治療を受けられるよう、ご理解とご協力をお願いします。もちろん、心配な症状の時は時間外でもすみやかに受診してください。 みんなのちからで、地域の小児救急医療を守っていきましょう!★休日・祝日・夜間にお子さんの体調が変と思われたときは、★ 電話相談も利用しましょう。058-240-4199「こどもの急病ガイドブック」高山市保健センター、支所の市民福祉課で配布中です。「HP こどもの救急 http://www.kodomo-qqjp/」も大変参考になります。 ・・・山奥の小児科医はみんな疲れきっているようです。
2007年07月27日
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「2週間前に39℃昨日も39℃です」「鼓膜赤いし扁桃腺化膿してますね」「昨日近くの病院でX線と血液検査問題ないって」「マイコプラズマ(+)です」 生後5ヵ月から1才までアトピー性皮膚炎で当科に通院していた3才の女の子(9ヵ月時:IgE:3、胡麻1、スクラッチテスト:卵白発赤15mm-膨疹5mm、牛乳10mm-3mm、枝豆12mm-5mm、小麦粉12mm-4mm、醤油15mm-6mm、ダニ8mm-4mm、杉12mm-5mm、犬6mm-3mm、対照液4mm-2mm)。 2週間前から、熱と咳と喘鳴を認め、近くの病院を受診したら、血液検査とX線で異常なしと言われ、納得できずに当科を受診しましたが、診察をしたら、鼓膜と鼻粘膜と扁桃腺が真っ赤でした。 血液検査ではイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でしたので、ミノマイシンの点滴をしたら症状が改善しました。 血液が余りましたので、アレルギー検査をしたら、IgE:118、杉3、ダニ2、HD2、稲科2、でした。 症状がこじれる、長引く、というのは、病原体が強力か、アレルギー体質があるかのどちらかです。 当科では、アレルギー既往歴のある児は、点滴をしたら、ついでにアレルギーの検査をしますが、たいていは何か陽性に出ます。 アトピー性皮膚炎が治っても、次は喘息や鼻炎が待っております(アレルギーマーチ)。 こじれる、長引く児は、何の病気でもアレルギーが隠れていることを考える必要があります。
2007年07月26日
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「インタールと抗ヒスタミン剤くらいは処方・・・」「エピペン持ってます!」「さすがアメリカですね!」 生後6ヵ月からアトピーがあり、1才半にピーナッツでアナフィラキシーを起こした3才の男の子(IgE:280、エビ4、ピーナッツ4、犬4、猫3、卵白3、オート麦3、HD2、ダニ2、イカ2、胡麻2、トマト2、杉2、ニンニク2、ヨモギ1、チーズ1、ソバ1、牛乳1、小麦1、ジャガイモ1、アーモンド1、鶏肉1、カビ1、大豆1)。 里帰りを機に血液検査をいたしましたが、たくさん反応が出ておりましたので、3才ですが、インタールをタップリお持ち帰りいただきました。 よくよく聞いたら、常に「エピペン」を携帯しているそうです(さすが米国)。 アメリカではピーナッツアレルギーが150万人と非常に多く(たくさん食べるもんね)、ピーナッツによるアナフィラキシーで毎年50~100人死亡しているようです。1年半前にはトロントでピーナッツを食べたカレとキスして死んだ女の子もいたし・・・恐い恐い。 米国ではアナフィラキシーショックを起こす児は昇圧剤(エピネフリン)の自己注射「エピペン」を携帯しているとは聞いておりましたが、実際に携帯している児は当科外来では初めてでした。 日本では、主に林業関係で蜂アレルギーの人が携帯しているようです。
2007年07月25日
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「ビタミン剤飲んでも口角炎が治りません」「たくましくなりましたね」「体長3mのピラルクーでも何でも食べてます」「口角炎はイソジンとラベンダーで十分です」 2年前に青年海外協力隊(JICA:Japan International Cooperation Agency)でアマゾンに行った「はるりんママ」のお嬢様(5才)。 生後1ヵ月からアトピー性皮膚炎と食物アレルギーがあって、除去食+インタールでかなり苦労しておりましたが(IgE:442、ダニ5、猫3、卵白3、ジャガイモ2、犬1)、今回里帰りで2年ぶりにお会いしたら、すっかりたくましくなって、体長3mのピラルクーでも、豆と豚の煮物(フェイジョダ)でもキャッサバでも何でも食べられるようになっておりました。 2ヵ月前から口内炎と口角炎を繰り返しておりましたが、口角炎・口内炎はたいていが感染症(単純ヘルペス、カビなどが免疫低下で出てくる)ですので、ビタミン剤内服では治りません。 たくさんある医学迷信のひとつが「口内炎にビタミン剤」です。確かに、ビタミン(B2など)の欠乏で口内炎になることもありますが(ビタミン欠乏 ⇒ 口内炎)、口内炎だからビタミン欠乏(口内炎 ⇒ ビタミン欠乏)とは言えません。 里帰りストレスの一時的なものということにして、口内炎でも何にでも便利なイソジン液と当科謹製ラベンダー軟膏を処方いたしました。 ところでアマゾンママのおみやげは、ブラジルコーヒー「Santa Clara」、キャンディー詰め合わせ「Garoto」、フェイジョンのレトルト食品「Swift」:Feijoda a Brasileira、キャッサバ粉(farofa, farinha de mandioca)、鰐と亀の彫り物、でした。 えっ?、ブラジルの郷土料理(フェイジョン豆+豚肉の煮物、キャッサバ粉)はわかるがなんでキャンディーなんだって? ブラジルは砂糖の生産・輸出が世界第1位(大豆・牛肉・コーヒー・タバコ・オレンジ濃縮果汁・バイオエタノールも世界第1位)、砂糖の消費量も世界第3位です。砂糖の消費量が多いためか、肥満と心臓病(虚血性心疾患)は米国以上です。ブラジルの心臓外科のレベルは世界でもトップクラスです(国土面積と人口は第5位)。
2007年07月24日
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「喘息が治まりません」「マイコ抗体(+)なので点滴します」「内服と吸入は続ければ・・・」「ピークフローメーターは?」「どこかにしまいこんでます」「???」「遊ぶもので怒ったんです」「遊ぶのが治療ですよ」「???」 乳幼児期からアトピー喘息の9才の男の子(IgE:500、ダニ5、HD5、杉4、ソバ3、ヒノキ3、アスペルギルス3、カンジダ2、ピティロスポリウム2、胡麻2、カモガヤ1、卵白1、米1)。 1ヵ月前から喘鳴・呼吸困難がありましたが、自宅で内服と吸入をして耐えておりました(耐えなくてもいいのに)。 2週間ぶりに診察をしたら、喘鳴・ラ音とひどい陥没呼吸で、酸素飽和度(SaO2)は93%、軽いチアノーゼを認めました。 血液検査でマイコプラズマ抗体(+)でしたので、抗生剤(ミノマイシン)+ステロイド(デカドロン)の点滴をしてなんとか症状は改善しました。 2年程前にも呼吸困難があってピークフローメーターを購入したはずでしたので、最近の数値を聞いたら、遊んで真面目にやらないので怒って押入れにしまいこんでしまったそうです。 ピークフローメーターは、喘息治療(気道抵抗)のバロメーターになるばかりではありません。治療にもなります。 深呼吸は喘息の治療になります。声楽、吹奏楽、スポーツでは水泳が深呼吸です。遊びながらでもピークフローメーターを使っていると呼吸器の鍛錬になって、喘息が治ってきます。 えっ?、水泳で喘息が悪化したって?、それは冷え症の喘息だからです。冷え症を治してから水泳を始めてください。
2007年07月23日
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「ピークフローメーターしてる?」「やってます!」「夏休みの自由研究に使えるね」 3才頃からアトピー喘息?の10才の男の子(IgE:180、杉5、HD4、ヒノキ2)。 2ヵ月間くらい夜の咳が止まらなかったので(咳喘息)、5月末にピークフローメーター使用をお勧めいたしました。 ピークフローメーターを購入した当初は、うまく吹けませんでしたので、あまり期待はしておりませんでした。 久しぶりに受診したら、咳も喘鳴もだいぶ軽くなり、きちんとグラフまで書いておりました。 初めは200L/min程度だった数値が、400L/minまで上昇しておりました。こんなにきれいに記録を残していたら、夏休みの自由研究に使えそうです(^^)v
2007年07月21日
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「痔になりました」「まだ5ヵ月でしょう?」「他の医院で1才まで様子を見るようにって」「化膿してますよ」「!!!」 生後1ヵ月から頬にアトピーのある5ヵ月の男の子(IgE:2、RASTすべて0、兄は重症食物アレルギー)。 3週間前から肛門部に発赤腫脹を認めたため、他の小児科を受診したら「痔なので1才まで様子をみるように」と言われて、何もしてもらえなかったとのことです。 不安になって当科を受診しましたが、肛門部(9時の位置)に膿瘍を認めました。まだ熟していなかったので、フシジンレオ軟膏(皮膚の下までしみこんで効く抗生剤軟膏:内服が必要ないので便利)と抗生剤軟膏(念のため)を処方いたしました。 皮膚に炎症のある児は、腸粘膜も(中から)真っ赤です。乳児は食物アレルギー(腸管アレルギー)の時期ですので、腸粘膜が丈夫になる1才前後までは、食生活には注意が必要です。 もちろん、肛門は腸の続きですので、食物アレルギーが大きく影響します。食物アレルギーの負荷試験で、肛門も症状の目安となります。 生後5ヵ月の児に、痔は考えにくいことです。アトピー一家はまずアレルギーから考えるのがふつうです。
2007年07月20日
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「熱で痙攣起こしました」「夏カゼ・ヘルパンギーナですね」「脳波とMR検査は必要ですか?」「主治医との信頼関係ですね」「救急車呼んだら病院に・・・」「田舎クリニックは救急指定じゃないからね」 鼻炎と扁桃炎で時々受診する1才9ヵ月の男の子(アレルギー検査は希望されず)。 2日前から熱38.5℃があり、様子をみておりましたが、突然痙攣を起こしたために救急車を呼んだら(痙攣はすぐに治まりましたが)、救急車に乗せられてしまいました。 そのまま救急病院に連れて行かれ、症状が治まっていたので、薬も説明もなく「1週間後に脳波とMR検査ね」と言われて・・・説明が欲しくて、そのまま当科を受診しました。 熱は下がっており36.4℃、ノドも赤くありませんでしたが、ノドチンコの脇に口内炎(ヘルパンギーナ)がありましたので、夏風邪のエンテロウィルス感染症と思われました。 夏と冬のカゼは40℃出ますが、夏カゼはすぐに解熱します。40℃の児が毎日受診しますが、誰もこじれておりません。夏風邪の40℃は冬のインフルエンザ40℃の練習です。夏カゼが看病で乗り越えられれば冬のカゼも大丈夫です。 夏カゼはエンテロウィルス(エンテロ、コクサッキー、エコーなど)が約70種類、アデノウィルスが約50種類、あわせて120種類もおりますので、小学校までに全部かかるとしても毎年3回くらいはかかる必要があります(というよりも知らないうちにかかっている)。 アデノウィルスは咽頭結膜熱(俗称プール熱)や流行性角結膜炎、エンテロウィルスは口内炎(ヘルパンギーナ)や発赤疹を伴うもの(手足口病)などがありますが、時に痙攣や脳炎を起こす場合がありますので、注意が必要です。 子どもの手足口病をもらった超過労の父が脳炎で1ヵ月入院という経験もあります。夏バテと思っていたら子どもの夏カゼを貰っていたというのはよくあることです。 えっ?、結局痙攣の児はどうしたかって?、もう夏カゼも治りかけでしたので、薬も出さずに帰しました。脳波とMR検査については、検査に使う眠り薬とMR検査の電磁波に相当抵抗感があるようでしたので、メリット・デメリットについてご説明いたしました(毒多ぁならどうしますかと訊かれたので救急車も呼ばないし検査もしないと答えました)。
2007年07月19日
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「水イボあってプールに入れません」「硝酸銀の実験台になってくれますか?」「してください」 鼻炎で通院中の5才の男の子(IgE:2、RASTすべて0)。水イボ(伝染性軟属腫)があってプールに入れないとして受診いたしました。 いつもは、押さえつけてピンセットでちぎっておりましたが、昨日、頼んでいた硝酸銀粒25gが届いておりましたので、早速水イボ(伝染性軟属腫)の硝酸銀ペースト法を試してみました。 手順は・・・ 硝酸銀粒4gに蒸留水6mlを加えて、40%硝酸銀液を作る。 40%硝酸銀液0.2mlに0.05g(耳掻き1杯)の小麦粉を混ぜてペーストを作る。 竹串の先端にペーストを付け、水イボの頂点に1回のみ微量塗布する。 2~3分かけて完全に乾燥させる(動く児は無理だね)。 他の部分に付着しないように注意する・・・これを怠ったために毒多ぁの手も、N君の水イボ周囲の皮膚も硝酸銀で黒くなってしまいました(早めに生理食塩水でふき取るべきでした)。 10日か2週間くらいで脱落するので、これからどんどん試す予定です。
2007年07月18日
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「ブルタールなかったっけ」「フェリコンならあります」「ウシとサメで製造中止だったね」 脱水で点滴する児が鉄欠乏性貧血だったので、鉄剤でも点滴しようかと思って「ブルタール」と思いましたが、製造中止になっていたのを忘れておりました(小児科では鉄剤注射の習慣はまずない)。 ブルタール(コンドロイチン硫酸・鉄コロイド注射液)のコンドロイチン硫酸Naはウシ由来品であったために2005年11月からサメ由来品に変更になりました(BSEの影響)。 しかし、サメ由来品に変更になった後かえって薬疹が多発したために、製造中止(製品回収)になったようです。 当科では、現在、サメ由来コンドロイチン硫酸Naの含まれていない「フェリコン」を使用しております。 メーカーでは、なぜウシよりもサメのほうが薬疹が出るのかは不明といっております。 毒多ぁの実家の亀爺も膝が弱って、サメ軟骨の健康食品(コンドロイチン+グルコサミン)を飲んでいるようですが、アレルギーは起きてません(膝は良くなってます)。 えっ?、サメ(鮫)って何で魚偏に交って書くかって、それは魚類のくせに交尾(体内受精)をするからです(サメの交接器:クラスパーは2本ある!)。
2007年07月17日
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「猫飼ってるの?」「ダメなんですか?」「猫(+5)は無理でしょう」 8年前、以前勤務していた医療機関での話。 喘息が治らないとして富山の女性が受診しました(何軒か受診したが治らない)。 ひどい呼吸困難でしたが、話を聞いたら猫を飼っているそうです。問診だけでわかりそうなものですが、IgE:500、猫5、HD3、ダニ3、杉2、カビ1でした。 猫から離れてしばらく入院したらすぐに喘息は治まりましたが、自宅に帰ると発作を起こすため、猫除去をお勧めいたしました。 猫(モモちゃん♀)は捨てきれずに、富山の自宅の廃車の中に猫を隔離して、2年間、モモちゃんは夏は40℃冬は氷点下10℃の車の中で必死で耐えておりました。 6年前、毒多ぁが家を新築したら、新築祝いに富山からモモちゃんが届きました(新築祝いに猫!?)。 元飼い主の検査値が、IgE:168、猫3、に下がりましたので、昨年ためしに富山に里帰りしましたが、軽い喘息発作を起こして、また高山に戻ってきました(推定9才)。現在は「小梅♀1才」「さくら♀1才」姉妹と同居しております。 毒多ぁですか?、一家猫好きですが、次女がRAST猫2で抱っこするとクシャミが出ます。
2007年07月16日
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「3日前から蕁麻疹出てます」「鼻粘膜と鼓膜が赤いから感染性かも」「ワラビ餅とヨモギ餅たくさん食べたんですが」「脂っこいものは?」「毎日パンにマーガリンたっぷり塗ってます」「トランス脂肪酸って知らない?」「マックで顔が腫れたことあります」 全身蕁麻疹で受診した46歳の女性(皮膚テストでダニ・スギ花粉・ソバ・餅米・サバ・ナス・陽性)。 鼻粘膜と鼓膜が赤かったので、感染性の蕁麻疹を疑いましたが、ワラビ餅とヨモギ餅をたくさん食べたそうです(いつも少量ならば大丈夫)。 よくよく聞いたら、毎日パンにマーガリンをたっぷり塗って食べているそうです(植物性だから良いと思った・・・)。 以前マックをたくさん食べたら顔がパンパンに腫れあがったこともあったそうです(その後食べていない)。 ニューヨーク市では、7月1日に、外食産業で動脈硬化やアレルギーの原因になる「トランス脂肪酸」を事実上禁止する条例を施行しました。調理油などのトランス脂肪酸の量を1食あたり0.5g未満に抑えるように義務付けるものです。違反した店は200~2000ドルの罰金が科されます。 日本の食品安全委員会(Food Safety Commission)は、先月、「日本の油は大丈夫」という何の根拠もない決定を下しております。さすが「美しい国日本!」、見かけだけ!、中身なし!
2007年07月15日
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「スイカ食べたら顔と眼が腫れました」「とりあえず冷やすか抗ヒスタミン剤だね」「以前スイカでげらげら笑ったことがあります」「脳アレルギー良くなってきてるね」 発達障害で有名な大阪のクリニックに通院している5才の男の子(IgE:140、ダニ4、猫2、トマト1、犬1)。 化学物質過敏症を持っているらしく、ビタミン剤の色素(赤色102号)や脳波測定で眠らせるための薬剤(トリクロリール)などで興奮します。 昨年保育園でスイカを食べたあとにげらげら笑い出したことがあったそうですが、今年は、保育園でスイカを食べた後に、眼瞼浮腫・顔の浮腫(蕁麻疹)が出現しました。 痙攣や行動異常は脳味噌1個蕁麻疹のようなものです。昨年は脳神経症状(中)で出たものが、今年は表面に出たので、かなりの進歩です。 子どものアレルギーはどんどん変化します(アレルギーマーチ)。 2才くらいまでは食物アレルゲンの時期ですので、食物除去(食べさせない・症状を出さない)が目的ですが、2才を過ぎると、間違って食べたときの症状を比較するのも大事な治療です。 内側→外側、上→下、症状軽減・時間短縮など、良い変化に変わっていれば症状が出てもOKです。「外に出るようになったね」「下に下がったね」「復活が早くなったね」シツケで看病で教育です。会話が治療です。 えっ?、大阪のY先生が開業したら無愛想になったって?、開業医に3分以上説明を求めてはいけません。20分も話してくるのは反則(迷惑)です。
2007年07月14日
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「ファディア株式会社?」「アレルゲン検査項目新規に増やす予定です」「増えると嬉しいです」 大手臨床検査会社の株式会社ビー・エム・エル(BML:Bio Medical Laboratories)様とファディア(旧ファルマシア)株式会社様の(お弁当付き)勉強会がありました(^^)v 当クリニックの2006年度のアレルギー検査以来数と陽性率のデータが示されましたが、他院に比して胡麻、バナナ、トマト、ジャガイモ、トウモロコシの陽性率が高いことと、魚類(鮭・鱈・鰈などの白身魚)の陽性率が高いことが際立っているとの説明でした。 当科のIgE最高値は10万です!と言ったら、全国ではIgE:30万!が最高値とのことでした(すごい!)。 ファディア株式会社ではエビイムノキャップの改良(陽性率の低いエビ試薬の種類の変更)、小麦ω-5イムノキャップの検討(運動誘発性アナフィラキシー)、新イムノキャップ項目の導入(カシューナッツ、クリ、ピスタチオ、マカデミアナッツ、アワビ、イセエビ、メカジキ、キュウリ、ナス、キャベツ、パパイヤ、ブドウ、柿、ハチミツ、フェレット上皮)を検討しているようです。 新イムノキャップの項目の検査は、発売前にサービスで行ってくださるそうですので、当科でも強い食物アレルギーの児を対象にお試しで行ってみる予定です(ただし1項目ごとに血清0.2mlと調査票の記入が必要)。
2007年07月13日
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「麻疹の予防接種してください」「麻疹もMRも9月まで在庫有りません」「抗体検査は?」「出来るようになりました」 麻疹流行の噂によるパニックで、麻疹がまったく来ない飛騨の田舎でも、とうとうお子様たちのMRワクチンの在庫がなくなってしまいました。 鶏胚初代細胞を使用して製造しますので、時間がかかります。9月以降からの再開になる予定です。 5月末から1ヵ月ほど検査の中断・遅れが目立った麻疹抗体検査は数日で出来るようになりました。 なお、麻疹などの抗体検査は原則として保険は利きませんので御了承ください(自費です)。 ちなみに、医学用語でMRと言った場合に、Measles-Rubella vaccine:麻疹風疹ワクチン、Mental Retardation:精神発達遅滞、Magnetic Resonance:核磁気共鳴、Mitral Regurgitation:僧房弁閉鎖不全、Medical Representatives:医薬情報担当者、などの略語として使われますので(分野によってまったく違う)、注意が必要です。
2007年07月12日
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「まじめな歯科の先生ですね」「パッチテストできますか?」「腕のこの辺ならば出来そうですね」「この金属を使うって言われました」「無理でしょうね」 生後2ヵ月から全身アトピーの4才の男の子(IgE:2300、ダニ6、卵白4、胡麻4、オボムコイド4、卵黄4、杉3、カビ3、牛乳3、大豆3、小麦3、ソバ2、米2、ブドウ球菌2)。 3才までは強いステロイドを塗っておりましたが、ここ1年半ほどは当科で除去食・インタール・脱ステロイドに励んでおります。 今回、隣町のまともな歯科医院から、歯科治療に先立って、パッチテストの依頼が来ました(使用予定:銀70%、インジウム23%、亜鉛5.3%、パラジウム0.7%、その他1%)。 パッチテストの結果は、銀(-)、インジウム(+)、亜鉛(-)、パラジウム(+)、クロム(+)、ニッケル(?+)、アルミニウム(?+)、ホルマリン(?+)、スズ(?+)、コバルト(+)でした。 その後、お返事はありませんでしたが、きっとレジンを使ったんでしょうね。
2007年07月11日
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「初診扱いになります」「何回も来てるじゃないの!」「しばらくいらしていないので」「なんで初診料取るのよ!」 半年ぶりに受診した患者様。今年初めて受診したら初診料(270点:3割保険で810円)をとられてしまいました。 慢性疾患(アトピー、アレルギー性鼻炎、高血圧、糖尿病、など)で毎月かかっている人は、再診料+外来管理加算+(71+52点:3割保険で370円)と処方箋料(68点:3割保険で200円)ですみます。 しかし、レセプト(診療報酬請求)の病名の審査はなかなか細かいチェックが入りますので、急性疾患(カゼなど)の病名を翌月まで残しておくと(きちんと治療していないとみなされ)叱られます。したがって、カゼでしかかからない人は、毎回初診料ということがありえます。 慢性疾患の人は、毎回再診料+外来管理加算だけかというと、突然、「何の指導もないのに」、特定疾患療養管理料(225点:3割保険で675円)や、栄養食事指導料(130点:3割保険で390円)を請求される場合があります。 毎回同じことをしているのに、料金が違う場合には、受付事務や医師に確かめましょう。 えっ?、毒多ぁが無愛想で聞きづらい?、明日から午後は18時までの診療に戻りますので、さらに無愛想になるでしょう。
2007年07月10日
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「妊娠したらアトピーが悪化しました」「生理止まるからね」「ステロイド塗ってても良いんでしょうか?」「とりあえず殺菌消毒してみましょう」「おなかの子は?」「当然アトピーでしょうね」 中学生の頃からアトピー性皮膚炎で顔・首・乳部がガサガサしていた27才の女性(IgE:500、杉6、ダニ2、ブドウ球菌1)。 妊娠したら乳輪がただれてきたので当科を受診しました(何年もステロイドを塗っているのが怖くなった)。 皮膚テストをしたら、食物アレルゲンも環境アレルゲンもすべて強陽性で判定できないほど腕が腫れました。 皮膚の毒素(お血)は肝臓で解毒して便で出るか、子宮から経血で出るかどちらかです。妊娠すると生理が止まりますので、毒素の出口が減って皮膚炎は悪化します。また、胎児に毒素が行かないように母親の体で引き受ける(つわり)ということもあります。 妊娠してからのアトピー治療は困難ですので、とりあえず、便秘の改善(ビオスリー+マグラックス)と殺菌消毒をすることにしました。 もちろん、毒多ぁは小児科ですので、母のアトピーよりも生まれてくる児のアトピーを防がなければなりませんので、きっちり食事指導をさせていただきました。 アトピッ子(毒)を産んで母がきれいになるか?、母に毒が行って悪化するかわりにきれいな児が生まれるか?、どっちに毒が行くかは、産んでみなければわかりません。
2007年07月09日
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「解熱剤処方しましょうか?」「坐薬なら持ってます」「粉とシロップもありますよ」「坐薬だけかと思った・・・」 7才の女の子。夏カゼ40℃で受診しましたが、元気に駆け回っております。 聞いたら、38.5℃になると、「かかりつけ医の言うとおり」、元気に駆け回っている児を押さえつけて、パンツを脱がせて無理やり坐剤をお尻に突っ込んでいたそうです。 これは「虐待」です。嫌がるのを無理やりも大変ですが、坐剤を入れられるのが好きになったら将来もっと変大です。 解熱剤は「解熱鎮痛剤」です。子どもの解熱剤は大人の鎮痛剤(頭痛・歯痛・生理痛の薬)と同じものです(冷やして痛みを止める)。 大人は痛みを楽にするために使うので問題ありませんが(治ってはいない)、子どもは数値を下げるために使うから問題がおきるのです。 39℃・40℃あっても元気に駆け回っていれば使う必要はありません。 元気がなくなってもクーリングや汗を拭いたり衣服の調節でも十分です。もちろん、嫌がったら冷やす必要すらありません(嫌がることをするのは看病ではなく嫌がらせ)。 当科では「解熱剤は良くないよ」と説明しながらも解熱剤は処方します。 母は理解しても家族が騒ぎます。持っているだけで、見せただけで家族は安心します(親の精神安定剤?水戸黄門の印籠?)。 その場合、もっとも安全な解熱剤のアセトアミノフェンにも坐剤(アルピニー、アンヒバ)と散剤(カロナール細粒)と錠剤(カロナール錠)と水薬(カロナールシロップ)がありますので、使い分けることが必要です。 えっ?、講演会で「坐薬は親の精神安定剤だから子どものお尻に突っ込んでもうるさいばあちゃんの口に突っ込んでもどっちでもいい」って言ったって? 毒多ぁが、そんなお下品なことは、言うわけがありません。「同じ1個使っても、絶対使わないつもりが1個坐薬を使ってしまった!(ゼロ個を基準にするマイナス思考)よりも、本来3個使うところが2個減ってよかった!(減らせた分を感謝するプラス思考)で看病しましょう」というお上品な講演会です。
2007年07月08日
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「歯医者に行ったらすごくひどくなりました」「すぐにパッチテストしましょう」「抜いたほうが?」「まともな歯科医を探しましょう」 妊娠出産を契機に手荒れが悪化した掌蹠角化症の30才の女性。近医でも血液検査ではすべて陰性、当科でのスクラッチテストでもほとんど目立った反応なし。 ユベラ軟膏(ビタミンE・A)、オキサロール軟膏(ビタミンD3)、ラベンダー軟膏(当科謹製)、マコモ軟膏(当科謹製)、桂枝茯苓丸などで何とかしのいでおりましたが・・・ いつもと違うM歯科医院を受診したら一気に皮膚症状が悪化し、腕まで真っ赤にただれてしまいました(掌蹠膿疱症あるいは乾癬の状態)。鼻炎中耳炎も悪化して頭痛倦怠もありました。 パッチテストをしたら、金(+)、水銀(+)、クロム(+)、ニッケル(+++)、アルミニウム(?+)、フェノール(?+)、ホルマリン(++)、白金(+)、銅(+)、スズ(++)、コバルト(+++)、パラジウム(++)に反応を認めました。 非常に強い金属アレルギーと化学物質過敏症が疑われましたので、まともな(金属アレルギーの理解可能な)歯科医院を受診するように説明いたしましたら、同じ隣町のH歯科医院から紹介状を持参いたしました・・・「金属(金属パラジウム合金および水銀)を除去してレジン(プラスチック)に替える予定ですが、レジンアレルギーについても調べていただきたい」・・・ 当科にはレジン置いてありませんでしたので、パッチテスターを持ち帰って自分で貼付して調べるようにお話いたしました。 歯冠用硬質レジン(セラマージュ)の作業工程はソリディライト照射で、プレオペーク重合60秒、オペーク重合180秒、歯冠用コンポジットレジン予備重合60秒、フローアブルコンポジットレジン予備重合60秒、ポンティック部重合180秒、最終重合180秒、となっております。 セラマージュの構成成分はプレオペーク(ペースト:UDMA、アルミニウムシリケート、2-HEMA、ガラス粉、着色剤、その他)、モデリングリキッド(液:UDMA、トリメチロールプロパン、トリメタクリレート、その他)、オペーク(ペースト:UDMA、アルミニウムシリケート、2-HEMA、ガラス粉、着色剤、その他)、歯冠用コンポジットレジン(ペースト:UDMA、ウレタンジアクリレート、ジルコニウムシリケート、着色剤、その他) 、フローアブルコンポジットレジン(ペースト:UDMA、ウレタンジアクリレート、ジルコニウムシリケート、着色剤、その他) セラマージュの使用禁忌は、本剤又はメタクリレート系モノマーに対して、発疹、皮膚炎などの過敏症の既往のあるもの、です。 えっ?、接着剤は?、ハイボンドレジングラスです(粉:フルオロアルミノシリケートガラス、添加剤、着色剤、その他、液:ポリアクリル酸、精製水、2-HEMA、その他)。硬化時間は3分50秒。使用禁忌は、本剤又はグラスアイオノマーセメント、メタクリレート系モノマーに対して、発疹、皮膚炎などの過敏症の既往のあるもの、です。 毒多ぁは歯科は全くわからないので質問はしないでください。
2007年07月07日
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「苦しがってます」「尿ケトン(4+)です」「点滴してください」「溶連菌とマイコプラズマ(+)です」 咽頭痛・腹痛・嘔吐を訴えて受診した5才の男の子(IgE:380、小麦0.37)。 尿ケトン(4+)で鼻粘膜と扁桃腺が真っ赤に腫れて、顔色不良でしたので、検査をしたら、溶連菌迅速(+)、マイコプラズマイムノカード(+)でした。 どうやら、イネ科花粉症に溶連菌とマイコプラズマのトリプルパンチでアセトン血性嘔吐症(自家中毒)の状態になったようです。 抗生剤点滴をして良くなりましたが、食生活を聞いたら、パンも好きだけど毎日朝から餅ばかり食べているとのことでした。 たいてい、稲科花粉症の家系はパンが大好きですが(悪いものほど欲しくなる)、飛騨では餅が大好きというのも結構多いです。 全体のIgE:380のうち、小麦(+1)0.37しかわかっておりませんので(残り379.63は不明)、隠れ型のアレルギーと思われました(陽性率3割程度)。皮膚テスト(陽性率7割程度)をさせてもらおうと思いましたが、今回は逃げられました。 いずれ、イネ科花粉症と稲科の共通抗原(餅・とうもろこし・筍など)の確認は、スクラッチテストをさせてもらう予定です。
2007年07月06日
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「腹痛が治まりません」「虫垂炎かもしれませんね」「毎年夏ダウンするんです」「夏バテかイネ科花粉でしょう」 生後1ヵ月からアトピー性皮膚炎(今は臀部のみガサガサ)の13才の男の子(ダニ発赤20mm-膨疹4mm、杉25mm-5mm、カモガヤ18mm-4mm、ブタクサ8mm-4mm、ヨモギ10mm-3mm、IgE:190、杉5、ヒノキ3、イネ科2、雑草2、HD1)。 炎症反応(CRP)が1.6と少し上昇し、右下腹部に圧痛と筋性防御を認めましたので、念のために抗生剤点滴をしました(2日点滴で改善)。 皮膚テストと血液検査ではダニ・ホコリと花粉に反応を認めました。よくよく聞いたら、夏場は毎年調子が悪いことが多いとのことでした。 冷え+汚染が疑われましたので、稲科の共通抗原で好きなもの(パンとポテトチップス)を控えて、環境整備・花粉対策をしてもらうことにしました。 夏バテ(暑がり)も冷え症です(頭寒足熱の逆の冷えのぼせ)。症状が長引くようならば夏バテ漢方(黄耆建中湯か補中益気湯)を試す予定です。
2007年07月05日
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「ここ何ヵ月か蕁麻疹が治まりません」「溶連菌(+)なので点滴します」「それでも良くなりません」「膠原病かもしれません」「ステロイドも効きません」「金属アレルギーが強いようです」 16才頃からアトピー性皮膚炎が出ていた23才の女性(IgE:190、ヒノキ2、杉2)。 以前受診したときに、血液検査(IgE) をしても症状のわりに数値が低かったので、隠れ型としてスクラッチテストをしましたが、あまり強い反応は出ませんでした。 その後蕁麻疹を繰り返していたようですが(ほとんど皮膚科通院)、良くならないとして、4年ぶりに受診いたしました。 鼓膜と鼻粘膜と咽頭の発赤を認めましたので、感染性の蕁麻疹を疑い検査をしたら、溶連菌(+)、マイコプラズマ(±)でした。抗生剤点滴をしたら、かなり改善しました。 しかし、完全には消失せず、しばらくするとまた蕁麻疹が出てくるとのことでした。 再受診では蕁麻疹というよりは紅斑、それも頬部にも蝶形紅斑がありましたので、念のために血液検査をしたら抗核抗体が640倍でした。 膠原病の体質を持っている人はたくさん居りますし、640倍程度では発病し難いので、念のためにパッチテストをしたら、水銀(+)、クロム(+)、ニッケル(++)、ホルマリン(+)、白金(?+)、銅(+)、亜鉛(?+)、スズ(++)、コバルト(++)、パラジウム(+)に反応をみとめました。 家族の希望で膠原病は総合病院にかかるとのことでしたので、紹介状を書くとともに、今回の症状は、金属アレルギーによるところが大なので、歯科受診がより重要であることを申し添えました。
2007年07月04日
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「咳き込みがひどくて吐きます」「マイコプラズマ肺炎です」「アイスクリームで咳が止まるんです」「陰極まって陽ですね」 生後7ヵ月頃から喘鳴・肺炎(MRSA)を繰り返している1才の男の子(IgE:6、RASTすべて0)。 1週間前から咳と喘鳴があって(熱36.4℃~37.2℃)、抗生剤(クラリス)や去痰剤など(ムコダイン、ザジテン、ゼスラン、アスベリン)内服、気管支拡張剤(ホクナリンテープ)貼付、吸入(インタール+メプチン)をしても良くなりません。 激しく咳き込んで吐いて眠れなくなって再受診しましたが、お茶を飲んでも良くならないけれど「アイスクリームを食べると咳が止まる」とのことでした。 胸部X線検査では肺炎(+)、咽頭培養では肺炎球菌(2+)、イムノカードマイコプラズマ抗体(EIA)陽性でした。2日連続外来点滴(ミノマイシン+クラフォラン、ミノマイシン+ダラシン)して良くなりました。 病原体が感染したら、熱を出して、抗体を作って、一気に治ってしまうのが普通です。 熱の出せない(戦う力のない)児は、抗体が作られませんので、自力で治ることは不可能です。熱を出せれば肺炎はすぐに治ります(というよりも熱の出せる児は肺炎にならない)。 熱すら出せない無熱肺炎は、相当筋金入りの冷え症といえます。 アイスクリームで冷やしたら、咳が止まったというのは、医学的にいえば自律神経反射が考えられますが、東洋医学的には「陰きわまって陽」という考え方になります。 陰(-)がマイナス無限大(-∞)に行き着くと、ころっとプラス無限大(+∞)に変わるという考え方です。 甲状腺の病気は冷え症ですが、甲状腺機能低下症は冷えてむくんでいかにも陰(-)です。 甲状腺機能亢進症はドキドキイライラして一見陽ですが、実は陰極まって陽です。甲状腺の病気は火照っていても実はすべて冷え症です。 リウマチも冷え症の病気ですが、リウマチの治療法に冷凍療法というのがありますが、冷え症のリウマチを思いっきり冷やすと(-50℃)症状が改善するというものです。これも陰極まって陽です。 冷えとのぼせは表裏一体ですので、よく見極める必要があります。
2007年07月03日
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「クリニックも今月から全面禁煙だね」「タバコ吸ってる患者さんは退院したね」「イギリスだったら罰金だものね」「日本の政治家は無能だから罰金だね」 英国は世界一タバコの値段の高い国(1箱800円)ですが、イングランドでは7月1日から公共の場所や職場での禁煙法が発効しました。 英国では、すでに、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで同様の措置が取られております(さすが紳士の国!)。 公共の場所や企業の職場および企業の車の中などでの喫煙が禁止され、違反した個人には最高200ポンド(約5万)、企業には同2500ポンド(約62万円)の罰金が科せらます。 英保健省は、この措置の導入で間接喫煙の減少などにより、国の健康保険の負担が年間14億ポンドから17億ポンド減少すると予測しております。 欧州では、2004年3月にアイルランドが初の禁煙法を施行、その後、ノルウェー、イタリア、マルタ、スウェーデン、ラトビア、リトアニア、フランス、フィンランド、アイスランドで何らかの形で禁煙法が導入されております(知的レベルが高い!)。 毒多ぁの勤務する田舎クリニックですら今月から全面禁煙です。 環境問題後進国の日本も欧米に追いつく努力が必要です。
2007年07月02日
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「荷物届いてますよ」「ニーム?マンジスタ?」 冷え症で化学物質過敏症の「湘南寒ガール」様から退院祝いが届きました(^^)v 開けてびっくり「アーユルベーダ!」 ニームパウダー、ニームマルゴサ、ニームバスソルト、(シカカイ+アムラ+ソタ)、マンジスタ軟膏、ローズウォーター(アークグラブ)・・・脳梗塞で壊れた頭がくらくらしてきました。 説明書きが付いておりましたが「ニーム」はどうやらインドの植物のようです(Neem, Melia azadiracta indica, Nimba)。効能にはたくさんの病名が書いてありました(皮膚病、寄生虫、マラリア、咳、口渇、吐き気、糖尿病、腫瘍、肥満、関節炎、黄疸)。 ニームティーは血液浄化に有効と書いてありますので、毒多ぁにはうってつけ、でも「強いヴァタ体質の人は体を衰弱させてしまう」と書いてありました。「ヴァタ体質」ってなに? どうやらインド5000年の智慧を自分の体で体験することになりそうです。 ちなみに、サンスクリット語でアーユルは「生命」、ベーダは「科学・智慧」です。
2007年07月01日
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