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「マイコプラズマ陽性ですね」「フロモックスは効きませんか?」「効くのはミノマイかクラリスでしょうね」「母乳には?」「出ますので児にも効くでしょう」 母親の口に入ったものは、必ず母乳に出ますが、普通の病院で処方する抗生剤のなかでも一般的なペニシリン系(パセトシンなど)やセフエム系(フロモックスなど)の抗生物質は、母乳に出る量はごくわずかですので、授乳中でも比較的安全です。しかし、溶連菌などの普通の細菌には効果的ですが、マイコプラズマには無効なのが欠点です。 抗生剤の中で、血中濃度よりも母乳中濃度の高くなる可能性のあるものはマクロライド系(クラリスなど)の抗生剤です。広い範囲の病原体(細菌以外のマイコプラズマやクラミジアなど)にも効果的なのが特徴ですが、授乳中には使いにくいとも、児にも効くともいえます。必要最低限で、良くなったらさっさと中止でしょう。 ミノマイシンはマイコプラズマには最も有効ですが、母乳にある程度出るばかりでなく胎児や乳児の歯牙に沈着して歯を黄色くする(8歳未満)副作用があるのが難点です。また、胃の弱い人は胃が荒れます。 クラビットなどのニューキノロン系は母乳移行があるのと、乳幼児では副作用が出やすいといわれておりますので(関節異常?)、基本的に授乳婦には使用しません。 いずれにせよ、短期間必要なものを的確に使用すれば問題ありませんが、効かないもの、必要もないものをダラダラと使用するのが最も良くありません。 抗生剤以外では、コカイン(麻薬)、メソトレキセート(免疫抑制剤)、リチウム(躁病薬)、クロルプロマジン(向精神薬)、エルゴタミン(片頭痛薬)、アテノロール(降圧剤)、ブロモクリプチン(プロラクチン抑制・抗パーキンソン薬)、放射性医薬品、カフェインなどが授乳中に危険な薬剤(米国小児科学会ガイドライン)とされております。 えっ?、飲んでしまったらどうすればいいかって?、血中濃度・母乳中濃度のピークは内服後1~2時間くらいですから、少し時間をおいてから授乳するか(あるいは1回搾乳)、授乳してから内服すればよいでしょう。 もちろん、普通に処方される薬剤よりも、ふだん食べている添加物・農薬だらけのジャンクフードのほうがより危険であることは言うまでも有りません。
2007年11月30日
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「抗生剤内服してもいいですか?」「妊娠中でもセフエム系は大丈夫でしょう」「クラリスは?」「少し要注意です」「ミノマイシンは?」「さらに要注意です」 1979年、米国のFDA(食品医薬品局: Food and Drug Administration)は、医薬品の胎児に対するリスク分類(pregnancy category)を導入しました(スウェーデンで前年に導入されたものが基礎)。 その後各国で危険度分類が作成されておりますが、日本では(公的には)作成されておりません(なんでも遅いね)。 FDAの胎児危険度分類基準は・・・おおよそ、A:危険性なし、B:危険性の証拠はない、C:危険性を否定できない、D:危険性の証拠がある、X:禁止 パセトシン(などのペニシリン系抗生剤):B、ケフレックス(などのセフエム系抗生剤):B、エリスロシン(マクロライド系抗生剤):B、クラリス(マクロライド系抗生剤):C、ミノマイシン(テトラサイクリン系抗生剤):D、タリビッド(などのキノロン系):B、解熱鎮痛剤はほとんどB~D、抗ヒスタミン剤はほとんどB~C、片頭痛薬(カフェルゴット・ジヒデルゴット):X、総合感冒薬と喘息の気管支拡張剤はC、抗ウィルス剤はC(またはB)、胃腸薬はB(またはC)、安定剤はDが多いがハルシオンはX、カフェインはBでエタノールはD、抗てんかん薬はD、強心利尿剤はCが多い、高脂血症治療薬はX、抗甲状腺薬はD、女性ホルモン剤はX、ステロイド剤はCまたはD、ビタミンA誘導体X、以外のビタミン剤はA。 胎児の心臓などの原器が形成されるのは胎生期の5~8週あたりです。妊娠に気付いたあたりにはすでに胎児のおおよそは出来上がっております。 したがって、本当に良い児を産もうと思ったら、ふだんの食生活や薬剤使用には、できればかなり前から、注意する必要があります。
2007年11月29日
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「犬にはチョコレートは毒なんだって?」「テオブロミン代謝できないから痙攣起こすよ」「女性の生理痛もチョコで悪化するよね」「それはフェニルエチルアミンじゃないの」 キサンチン誘導体の中でも、テオブロミン(Theobromine:Theo神の+broma食べ物)は、脳内ホルモン(特にセロトニン)に働きかけて、多幸感をもたらすのが特徴です。もちろん、カフェインやテオフィリンにも脳中枢刺激作用・覚醒作用がありますので、キサンチン誘導体を含む嗜好品には依存している人が多く見られます(チョコと珈琲の止められないオバサンは酒タバコを止められないオジサンを非難できない)。やっぱり悪いものほど欲しくなるのが人間です。 テオブロミンには、他にも咳止めや抗ヒスタミン作用などもありますが、問題は、テオブロミンだけの製剤はないということです。 テオブロミンを多く含むココアやチョコレートを食べると、テオブロミン以外の仮性アレルゲン(フェニルエチルアミン)や糖分、クロムなどの金属分を摂り過ぎるという問題点があります。 なお、人間はテオブロミンを代謝できますが、犬や猫のような動物はテオブロミンの代謝速度が遅いので、犬では体重1kgあたり88mgのテオブロミンを摂取すると中毒症状(痙攣など)が現れて危険だそうです(テオブロミンが含まれる量は、ミルクチョコレート100g:155~233mg、ダークチョコレート100g:1587mg、ビターチョコレート/ココアパウダー100g:529mg~2116mg)。テオブロミン フェニルエチルアミン
2007年11月28日
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「喘息のテオフィリンで痙攣が増えるんですって」「未熟児では興奮して無呼吸が減るよ」「じゃ妊婦さんがお茶断ちするのは当然ですね」「妊婦・授乳婦はコーヒーもココアもチョコもコーラも×だよ」 毒多ぁがS浜松病院未熟児センターに24時間勤務していたころ、超未熟児は呼吸中枢が未熟ですので、頻繁に呼吸を止めまくっておりました。 未熟児の無呼吸に対して、人工呼吸器をつけるか、テオフィリンを投与して呼吸中枢を刺激するか、Nsが児を直接刺激するか、方法はいろいろですが、特効薬のテオフィリンも過量に投与すると、痙攣を起こしたり不整脈が出ることがありました。 未熟児ではテオフィリンの代謝が未熟で一部がカフェインやテオブロミンに変換され、中枢興奮作用がさらに高まります。 未熟児ばかりでなく、妊婦でも、珈琲やお茶やチョコののカフェインやテオフィリンやテオブロミンは胎盤を通過して胎児の脳を刺激し、脳血管を収縮しますので、キサンチン誘導体は胎児にも良くありません。 もちろん乳汁に分泌され、新生児や乳児の脳にも影響が出ますので、妊婦・授乳婦には、珈琲、紅茶、ココア、チョコレートなどのキサンチン誘導体は最も好ましくない嗜好品と言えるでしょう。 えっ!、カフェインの入っていないお茶はないかって?、白湯、麦茶、羅漢果茶、ルイボスティー、杜仲茶、○○茶・・・マーケットに行けばいくらでも並んでます。
2007年11月27日
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☆テオフィリンもテオブロミンもカフェインの仲間です☆「最近御稽古サボってますね」「御抹茶も脳血管収縮するからね」「足が痺れるからでしょう?」「メタボだからね」 カフェインとテオフィリンとテオブロミンは同じキサンチン誘導体の仲間ですが、テオフィリンはお茶にのみ含まれ、テオブロミンはカカオに多く含まれます。 作用は似ており、中枢興奮作用(カフェイン>テオフィリン>テオブロミン)、気管支拡張作用・心筋興奮作用・利尿作用(テオフィリン>テオブロミン>カフェイン)があります。 また、肝臓で解毒されて尿中に排泄されるのも同様(メチルキサンチンやジメチル尿酸)です。 テオフィリン(テオドールなど)は薬物として喘息の治療に使われますが、緑茶に含まれるテオフィリンはごく微量であり喘息の治療にはほとんど無効なほどです。やはり問題となるのはカフェインです。 カフェインの含まれる量は、抹茶3.2%、玉露0.16%、紅茶0.05%、珈琲0.04%、煎茶0.02%、番茶0.01%です。 ただし、緑茶にはビタミンC(珈琲にはゼロ)やカテキン(珈琲にはゼロ)などの体に良いとされる成分もたくさん入っておりますので、珈琲よりはよほど身体に良いでしょう。テオフィリン テオブロミン
2007年11月26日
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「コーヒーは勘弁してください」「嫌いなんですか?」「脳血管が詰まると恐いからね」「メタボでしたね」 産業医の事業所訪問など、どこに行っても困るのが、善意で毒物コーヒーを出されることです。 豆や淹れ方にこだわった美味しい珈琲ならばともかく、インスタントコーヒーなんか客に出すようでは、その企業の見識が疑われます。 コーヒーそのものが発癌ランク2Bですが、薬効成分としてキサンチン系中枢興奮・強心・利尿剤である「劇薬指定のカフェイン」が含まれております。 カフェインには脳血管(細動脈)収縮作用がありますので、脳梗塞予備軍および脳梗塞後遺症オヤジには危険極まりない毒物です(逆に脳血管が拡張する片頭痛には有効)。 カフェインはコーヒー1杯に100~150 mg、お茶1杯に50~75 mg、コーラ1杯に30~50 mg、程度含まれます(そのほかにも、ココア、チョコレート、栄養ドリンクなどにも含有)。 片頭痛などに処方する場合には1回100~300mg、1日2~3回ですので、胃の丈夫な人はコーヒー1日10杯くらいまではいけるかもしれませんが、動脈硬化のある人(高齢者)は危険ですし、胎盤を通過し、乳汁にも出ますので、妊産婦・授乳婦にも良くありません。 ちなみに、カフェインの半数致死量 (LD50) は約 200 mg/kg で、一般成人で、10~12 g 以上が危険(カフェイン中毒)とされております。 また、カフェインは代謝されて尿中にジメチルキサンチンやジメチル尿酸として排泄されますので、高尿酸血症・痛風オヤジにも好ましくありません。 えっ?、毒多ぁは珈琲は嫌いかって?、あまり好きとは言えませんが、マンデリンMandheling○、モカMokha, Mocha×かな?キサンチン誘導体の1つカフェイン
2007年11月25日
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「きれいになってむくみも取れたね」「コーヒー止めたんです」「毒だからね」「娘も一緒にジュース止めたら喘息が良くなりました」「毒だからね」「親子で羅漢果飲んでます」「毒多ぁも漢方とマコモに混ぜて飲んでます」 アトピー・喘息で通院中の45才の母(IgE:500、ダニ6、HD5、杉3、蛾2、犬1)と娘(IgE:1200、ダニ6、HD6、蛾2、杉2、ユスリカ2、ヤブカ2、犬2、稲科1)。 環境整備と食生活の改善で母娘ともにかなり良くなっておりましたが、母の手荒れがなかなか良くなりません。舌も浮腫んで歯型がついてギザギザ(水毒)です。 しばらくぶりに受診したら、むくみも取れて皮膚もきれいになっておりました。どうやら1日数杯も飲んでいたコーヒーを止めてみたそうです。 コーヒーおよびコーヒー酸は国際がん研究機関(IARC:International Agency for Research on Cancer)の発癌性リスクの分類で電磁波と同じグループ2B(発癌の可能性あり)にランクされておりますので「毒」です。 代わりに何を飲んでいるのか聞いたら母娘で羅漢果を飲んでいるそうです。ウリ科の羅漢果はノンカロリーで繊維質やミネラル・ビタミンもタップリ。活性酸素も除去するらしいので、毒多ぁも愛用しております(砂糖の400倍は甘すぎるけどね)。コーヒーのみ過ぎて浮腫んだ舌 コーヒー酸(発癌リスク2B)羅漢果と中の種 羅漢果顆粒
2007年11月24日
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「小建中湯が製造中止になります」「薬価が低すぎて儲からないからね」「マルツエキスが・・・」「バイオエタノールにまわるからね・・・」 ツムラよりも混ぜ物が少なくて溶けやすくて飲みやすい弱小漢方メーカーの「JPS製薬」がとうとう冷え症虚弱児の必須アイテム「小建中湯」(薬価4.3/g)の製造を中止してしまいました。 小建中湯は15g中に芍薬6g、桂皮4g、大棗4g、甘草2g、生姜1gの割合の乾燥エキス粉末3.75gに10gほどの粉末飴(マルツエキス=麦芽糖)を混ぜたものです(全体量の1/3が粉末飴)。 小建中湯は虚弱児の芯から温まるシナモンジンジャーティーで好評でしたが、原油高、バイオ燃料、穀物相場高騰で、麦芽糖がこれまでどおり手に入らなくなってしまったようです。 これからは薬価の高い大メーカーのツムラの小建中湯(薬価8.3/g)を使うしかなさそうです。 そうそう、中国製品の汚染問題で漢方薬の問合せが多いとかで、JPSのMR(Medical Representative:医療情報担当者)さんが漢方薬の農薬残留ゼロのデータをわざわざ持参してくださいました。 毒多ぁが「JPSさんも大変ですね」と言ったら、「メタボのお蔭でナイシトールが売れまくって何とかなってます」とのことでした。 メタボブームの到来で薬局で売れまくっている、小林製薬のナイシトールの中身は毒抜き(脂抜き)漢方の「防風通聖散」ですが、中身を製造しているのはJPSのようでした。
2007年11月23日
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「予防接種お願いします」「何も罹ってないの?」「検査で全部陰性でした」「CF法ですか・・・」 近くの内科の血液検査でムンプス(CF)4倍以下、麻疹(CF)4倍以下、水痘帯状ヘルペス(CF)64倍の30才の女性。 予防接種を全部打って欲しいということでしたので、全部打つことになりました。 ウィルス抗体価の検査には、補体結合反応(CF)、赤血球凝集反応(HI)、蛍光抗体法(FA)、中和反応(NT)、酵素免疫法(EIA)、受身赤血球凝集反応(PHA)、受身(粒子)凝集反応(PA)、ウエスタンブロット法(WB)があります。 CF法はここ最近の自然感染の指標であり、感染の既往の確認やワクチンの効果判定には意味ありません。 目的別検査法の選択は・・・自然感染・・・・・・・・・・既往の有無・・・・・・・・ワクチン効果判定麻 疹・・・・・・・CF,HI,NT,EIA(IgM)(IgG)・・・・・・・HI,NT,・・・・・・・・・・・・・HI,NT,EIA(IgG)風 疹・・・・・・・HI, EIA(IgM)(IgG)・・・・・・・・・・・・・HI,EIA(IgG)・・・・・・・・HI,EIA(IgG)ム ン プ ス・・・・・・・CF,HI,NT, EIA(IgM)(IgG)・・・・・・・HI,NT,EIA(IgG)・・・・・NT,EIA(IgG)水 痘・・・・・・・CF,EIA(IgM)(IgG)・・・・・・・・・・・・・・EIA(IgG)・・・・・・・・・・・IAHA, EIA(IgG)ポ リ オ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・NT・・・・・・・・・・・・・・・・・NT日 本 脳 炎・・・・・HI,CF・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・HI・・・・・・・・・・・・・・・・・HIインフルエンザ・・・・・CF,HI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・HI・・・・・・・・・・・・・・・・・HI 毒多ぁも時々間違えますが、ワクチン効果判定及び既往の有無はEIA(IgG)で検査するのが確実なようです。 ちなみに、水痘ウィルスはインフルエンザウィルスと同様低温(25℃以下)で繁殖しやすいので、冬(12月~6月)に流行しやすいウィルスです。
2007年11月22日
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「卵白(+3)ですが打っても大丈夫ですか?」「打ってみないとわかりません」「卵アレルギーだと打てないんですよね?」「?昨年は卵白(+5)まで打ってます」「大丈夫なんですね!」「卵よりも問題は水銀かホルマリンでしょう」 卵アレルギーだとインフルエンザは打てないというのはウソです。当科では卵白(+5)まで打ってます。 インフルエンザの予防接種に入っている卵はナノグラム(10億分の1)単位のごく微量ですので、ほとんど問題になりません。どちらかというと含まれる水銀やホルマリンのほうが危険です。 卵アレルギーがなくても腫れたり倒れたりする人は居りますので、大丈夫かどうかは打ってみないとわかりません。 予防接種被害者の会の人は「危険だから打つな」と言います、インフルエンザ脳症親の会の人は「ぜひ打つべきだ」と言います。打ってみないとわかりません。 まず、親の気持ち、インフルエンザに罹っても看病で頑張りたいのか、看病に自信がないのでインフルエンザには罹りたくないのか、それがスタートラインです。 打ちたいという親の希望に対して、医師から、「とりあえず打って様子を見て何かあったら対処します」、「事前に皮内テストをして腫れ具合で決めます」、「分割接種をしてみます」、など、どんな接種の仕方があるのか、説明・提案があるのが普通です。 たいていは、よほどの化学物質過敏症か金属アレルギーがなければ、少し腫れる程度ですむのが普通です。
2007年11月21日
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「すごい混んでますね」「インフルエンザの予防接種だらけです」「した方がいいんですか?」「罹りたいか罹りたくないかです」 インフルエンザが流行し始めたというTV報道があってから、外来は予防接種だらけで激混みです。 他の医療機関ではあまりインフルエンザの予防接種はやりたがりません、同じ時間をかけるならば、保険診療のほうが儲かりますので、原価計算からすると4000~5000円貰わなければ(3000円でのインフルエンザの予防接種なんて)ボランティアのようなものです。 どこの病院でも不採算になりますので、インフルエンザ予防接種は人数限定です。 他ではもう締め切っておりますので、ふだんは他の小児科にかかっている児が、予防接種にだけ当科に押し寄せてきます。 忙しい時に「打ったほうがいいんでしょうか?」などと聞かれると若干切れつつも、「生後6ヵ月未満は予防も治療も有りません」、「生後6ヵ月から1才未満は予防は有るけれど治療は有りません」、「1才以上は予防も治療も有ります」とお答えします。 生後6ヵ月~11ヵ月はタミフルは使えないけれどインフルエンザの予防接種が打てますので、比較的接種をお勧めしております。
2007年11月20日
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「本物を追及しているコミックじゃないんだね」「まさかポカリ平気で出してくるとはね」「美味しんぼとは大違いだね」 最近は、新聞や雑誌でも食を追及している記事が多くなっておりますが、毒多ぁは頭が壊れているのでコミック誌が愛読書です。 食を追及しているコミックでは小学館(ビッグコミック・スピリッツ)の「美味しんぼ」雁屋哲作が有名ですが(先週からは食の安全)、講談社(イブニング)の「おせん」きくち正太作も和食・今回はかつお節の本質(本枯れ節)を追求して、なかなかです。 しかし、イブニングの今週号(No.23,P257)の「おせん」はひどいオチでした。味覚の本質を追求している一升庵の女将(半田仙)が「ポカリスエット一気飲み!」( ̄□ ̄;)!!、とうとう題名は「汚染」に改名か! あきれて物も言えません。ポカリスエットには1L中に砂糖60g(角砂糖20個分)、味の素(グルタミン酸Na)が50mgも含まれております。あの不気味な澄まし汁のような味が化学調味料(味の素)の味です。本枯れ節を追求して鹿児島まで行って、最後のオチはポカリですか・・・ 毒多ぁの外来では、「子供の味覚がまだ大丈夫かどうか知りたければポカリを飲ませてみれば」と言ってます。 不味くて飲めなければ「味覚は正常です」。ポカリが飲めたら「危険!」。美味しいと言ったら「もうオシマイ」です。 えっ?他のメーカーは大丈夫かって?、味の素を入れるようなバカなメーカーはポカリ(大塚製薬)だけです。他のまともなメーカーのものにはほとんど入っておりません(他のメーカーは砂糖も控えているしね)。 ちなみに、アミノ酸飲料(アミノサプリなど)は初めからアミノ酸を摂ることが目的ですので、グルタミン酸Naが100mg/L入っていても問題はありません。 しかし、ガソリンが高い高いと言っておりますが(150円/L)、原価が10円もしないスポーツドリンク(100~200円/L)を飲む人の気が知れません。バカです。
2007年11月19日
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「主治医居ないの」「暴れたらラボナール静注の指示です」「ちょっとゆっくり静注してみるね」「えっ・・・」 以前勤務していた医療機関で入院していた寝たきりの40才の女性(精神疾患・病名不明)。時々暴れるので、主治医が「暴れたらラボナール静注」という指示が出ておりました。 夜勤のNsから「主治医が不在で血管が細いので手伝って」と言われましたので、「ゆっくり静注しないの?」と聞いたら「暴れたら眠らせてとしか言われてません」とのことでした。 ラボナール(チオペンタールNa)はバルビツール酸系の麻酔薬(導入薬)ですが、ゆっくり静注すると、精神神経科では「麻酔インタビュー」ということが可能です。 30分ほどかけてゆっくり静脈注射しながら、うとうとしかけたところに質問してみました。 幼い頃母親が胃痙攣を起こして、夜中に近くの薬屋に走らされたことなど、幼い頃の母親に対する葛藤を話す話す・・・たまたまベッドサイドに付き添っていた母親は「初めて聞いた・・・」驚いておりました。 ラボナールは上位中枢の抑制(理性)を麻痺させて、心の奥底にあるものを引き出すことがあります。一時、カルト教団での自白剤騒ぎや製造中止問題がありましたが、大変有用な薬剤です。 良い子は自白剤に悪用しないでね。チオペンタール
2007年11月17日
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「これは麻薬だけど麻薬ではありません」「???」 学生の時の臨床薬理の講義で、緊急の時には「麻薬処方箋」なんか書いているヒマが無いのでこれは麻薬ではないことになってます・・・というようなことを聴いた覚えがあります。 ケシの実から採った、アヘン(Opium)は10%程度のモルヒネを含んでおりますが、麻薬(アヘン)と同様の効果を示す物質をオピオイド(Opioid:オピウム類似物質)と呼びます。 脳内にはオピオイドが作用する部位(オピオイド受容体ミュー、カッパ、デルタ、シグマ、イプシロンの5つ)がありますが、オピオイド受容体に作用する麻薬にはモルヒネやコデインの他に合成麻薬のフェンタニル、非麻薬性鎮痛剤のペンタゾシンなどの薬物があります。 また、これらの外因性のオピオイドばかりでなく、脳内にも内因性のオピオイドが存在します。 内因性オピオイド(エンドルフィン類ミュー受容体、エンケファリン類デルタ受容体、ダイノルフィン類カッパ受容体)のなかでも、ベータエンドルフィンはモルヒネの6.5倍の鎮痛作用があり、多幸感をもたらします(ランナーズハイ)ので、「脳内麻薬」とも呼ばれております。 麻薬ではないことになっているペンタゾシン(ペンタジン、ソセゴン)も、実は麻薬の仲間で、気持ち良くて病みつきになりますので、最近は病院での盗難が増え、管理も厳しくなっております。モルヒネ ペンタジン エンドルフィン
2007年11月16日
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「咳がひどくて咳きあげして眠れません」「感染性の咳喘息のようですね」「何でもいいから止めてください」「レントゲンと吸入・・・」「もっと強い咳止めください!」 咳は病原体(痰)を出そうとする生体防御反応ですので、止めれば良いというものではありません。なぜ出ているのかが大切です。たいていは、ひどい咳は、感染が強いか、アレルギーが隠れているか、どちらかです。 普通の病院では、去痰剤(ムコダインなど)+中枢性鎮咳剤(アスベリンなど)+抗ヒスタミン剤(ペリアクチンなど)を混ぜて「かぜ薬」として処方されます。 アスベリン、メジコン、レスプレン、フスタゾ-ル、アストミン、などの「非麻薬性」鎮咳剤と違って、燐酸コデインや燐酸ジヒドロコデインは「麻薬性」鎮咳剤ですので、強力に咳中枢を抑制します。 子供の咳止めシロップの「セキコデ」は燐酸ジヒドロコデイン(麻薬の仲間)に塩酸エフェドリン(覚醒剤の仲間)が加わっておりますので、気持ちよくピタッと咳が止まります。 かなり昔、不良高校生が咳止めシロップを飲んでラリって問題になったのがこれです。強力ですが、ひどい時だけ使えば、それほど問題にはなりません。 ラリってしまうので、良い子はたくさん飲まないでねヽ(^o^)丿モルヒネ コデイン ジヒドロコデイン
2007年11月15日
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「覚醒剤が欲しいです」「葛根湯処方します」「???」 2004年から米国では覚醒剤の成分を含むエフェドラ(麻黄)のサプリメントが販売禁止になりましたが、日本では、漢方薬として手軽に手に入ります。 漢方薬(エキス製剤:煎じ薬のフリーズドライ:1日3包7.5g中)の麻黄(生薬として)の量は、葛根湯3.0g、麻黄湯5.0g、越婢加朮湯6.0g、小青竜湯3.0g、麻黄附子細辛湯4.0g、麻杏甘石湯4.0g、神秘湯5.0g、五積散1.0g、です。 植物としての麻黄は3種類ありますが(Ephedra sinica, Ephedra intermedia, Ephedra equisetina Bunge)、漢方の生薬としては、Ephedra sinica系の蒙古原産フタマタマオウ(マンシュウマオウ)(Ephedra distachya Linn)が栽培されているようです。 麻黄のエフェドラアルカロイドにはエフェドリン(ephedrine)の他にpseudoephedrine, norephedrine, norpseudoephedrine, N-methylephedrine, N-methylpseudoephedrine, などが含まれます。 子供にも葛根湯や麻黄湯は処方しますが、時々興奮する児もいるようです。 毒多ぁは葛根湯か麻黄湯が好きですが、良い子のみんなは漢方でラリったりしないでねヽ(^o^)丿
2007年11月14日
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「リタリンが使えないのは残念だね」「悪徳医者が乱発するからね」「コンサータが承認されたらしいよ」 リタリン覚醒剤騒ぎの新聞を見ていたら・・・ 乱用が広がっている向精神薬「リタリン」について、厚生労働省は26日、適応症からうつ病を削除することを正式に承認した。これでリタリンはナルコレプシー(睡眠障害)のみに使われることになる。また、小児期の「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の国内初の治療薬「コンサータ」の発売も承認された。 今回の承認で2剤は製薬会社が登録した医療機関や調剤薬局しか取り扱えなくなる。同省は同日、2剤の流通管理を徹底するよう改めて都道府県に通知した。 一方、今月に入り、九州で20代の女性がリタリンを服用できなくなることを不安に感じて自殺を図ったとの情報が製薬会社から寄せられた。このため同省は26日、リタリンを服用中の患者に十分説明し、他の薬剤に切り替えるなど医師や薬局が適切に対応するよう求める文書も出した。 リタリンは覚醒剤ですので、当分騒ぎは収まらないでしょう。 えっ?コンサータって何かって?、コンサータはリタリンと同じメチルフェニデートの徐放性製剤です。やっとADHDに使えるようになったので、めでたしめでたし。
2007年11月13日
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「落ち着きが無くて学習障害があります」「リタリン試してみましょうか?」「すごく調子がいいです」「連用はしないでね」 1才頃からアトピー、保育園頃から喘息の13歳の男の子(IgE:1600、ダニ6、ダニ3、ヒノキ3、カモガヤ2、カビ2、ブドウ球菌2、小麦1、ソバ1)。 学習障害(LD)と注意欠陥多動障害(ADHD)を認めましたので、試しにリタリン(塩酸メチルフェニデート)を内服したら、症状が改善しましたので、継続することにしましたが、リタリンは覚醒剤ですので、症状が強まって必要なときだけの内服としました(ADHDでは保険が通らないので病名はうつ病)。 LDやADHDは脳みそ1個蕁麻疹のようなものですので、アレルギーの児に多く、アレルゲンを摂取・接触・吸入したり、冷えと疲れとイライラで悪化します。また、アレルギー対策によりある程度改善します。したがって、リタリンが効いても、連用の必要はなく、いずれ中止が可能です。 その後、食生活と環境整備注意しながら、リタリンを3年間ほど断続的に使用して、無事高校に入学いたしました(IgEは4000まで上昇したけどね)。 リタリンはヒロポンやベタナミンとともに処方箋で出せる覚醒剤ですが、LDやADHDに効果があるので、今回のリタリン不正使用騒ぎで処方しにくくなるのは大変残念です。 毒多ぁは28年間でADHDに対してたった3人しか処方しておりませんが、1人劇的に改善、1人かなり改善(本日の日誌)、1人やや改善でした。 リタリン(メチルフェニデート) ヒロポン(メタンフェタミン) エフェドリン
2007年11月12日
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「冷え症でお腹にカイロ貼ってます」「仙骨のところに貼ってごらん」「あっ!ぜんぜん温まり方が違う!」「冷え症は自律神経失調だからね」 行きつけのカフェの20才の女性、冷え症で便秘で生理痛があります。 漢方の話でもしようかと思ったら、お腹にカイロを貼っているとのことでしたので、お尻の裏に貼るように言ったら、その場でもぞもぞと貼りなおしました・・・ 貼りなおしたら、1・2分で、足先までぽかぽか温まってきましたのでビックリ(^^)v 冷え症は自律神経失調症です。お腹を直接温めるよりも、お腹に行っている自律神経を温めた方が、より冷え症(生理痛・便秘)は改善します。 お腹に行っている自律神経は主に骨盤神経叢から発しますので、骨盤神経叢の真裏の仙骨(お尻の後ろの平坦な部分)を温めるのが効果的です。 えっ?、何でそんなことを知っているかって?、毒多ぁも冷え症(燃えない粗大ゴミ)ですので、すでに、背骨(仙骨と胸椎)に2枚カイロを貼って、遠赤パッチをはいて、完全武装してます(飛騨の冬は寒さが厳しいからね)。お腹よりも背骨に貼るほうがずっと温まり方が違います!
2007年11月10日
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(13)譲り合いのススメ いつもバラバラでケンカの絶えない家庭は「善人」ばかり居る家庭です。「悪人」ばかり居る家庭は幸せです。 「善人」ばかり居る家庭は争いが絶えません。「私は悪くない」「いや私も悪くない」「おまえが悪い」と皆が言い張っていつもケンカです。 「正義感」は対立の元凶です。「正義感」とは自分の尺度で相手を裁くという「自己愛」のことです。「正義感の強い人」はいつも争いの種をまいております。 「悪人」ばかり居ると家庭は平穏です。「私が悪い」「いや私の方が悪い」と譲り合っていればケンカなど起こるはずもありません。 仲の良い夫婦の姿を見て育てば、子供が不良になるはずはありません。 父親からは強い自立心を、母親からは優しさを学んで、子供は育って行くのです。
2007年11月09日
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(12)唯物から唯心へ 物質(物と金)を生活の中心(目的)にしてしまうと、子供は次第に、相手の心や人間性を考えない自己中心的な人間に育ってしまいます。 ふだんから、家庭での話題では必ず「心」に関する事を優先するようにすると、相手の人格や心を尊重する思いやりのある子供に育ちます。 もちろん、お金や物に対する感謝の想いを口にしていれば、物やお金の話題をしても、何の問題もありません。 お金に感謝する場合でも、欲しい欲しいと祈ったり、貰ったときに感謝するよりも、使うときに感謝すると、お金に恵まれる人になります。
2007年11月08日
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(11)聞き上手のススメ 子供の話は必ず聞いてあげることが大切です。穏やかで忍耐力のある子供に育てるためには、まず親が「忍耐力」をつけなければなりません。最も良くない事は家庭内での対話がなく相手の話を途中でさえぎってしまう事です。 親子の会話は「キャッチボール」に例えられます。子供がゆるいボールで話しかけて来たら、ゆるいボールで応える必要があります。顔面にボールをぶつけるような会話をしてはいけません。 1 子供よりもしゃべり過ぎる親 2 すぐに暴力に訴える親 3 すぐに泣く親 男の「暴力」と女の「涙」は、理性的な話し合いを中断させてしまいます。
2007年11月07日
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(10)中心確立のススメ 病気が長引いたり非行に走る子供の家庭は、決まって、両親の意見が分かれます。そればかりか、たいていは母親のインテリジェンスが高く、父親を立てずに軽んじすらします。 母親が父親よりも優位に立つのは家庭のあるべき姿ではありません。父親を立て、父親を中心に物事を進めて行くことが愛和の家庭の基本です(母子家庭の場合は母親や祖父など、協調が基本)。
2007年11月06日
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(9)プラス+思考のススメ 物事には何でも良い側面と悪い側面があります。良い面を強調すると積極的で明るい性格の子供に育ちますが、悪い面ばかり強調していると消極的で暗い性格の子供に育ちます。 たとえば「薬」はもともと「毒」ですので、合わなければ副作用(悪い面)が出ます。しかし、必要な時にきちんと使えば命を救う働き(良い面)があります。 本当に必要な時には「薬は毒だ」という悪い面を強調(マイナス-思考)するよりも「この薬があるから働ける、ありがたい」というような「感謝の想い」(プラス+思考)で使っていると意外によく効いて(プラセボ効果)副作用もあまり出ないものです。 何事につけ、否定的で暗い言葉よりも肯定的で明るい言葉を使っている家庭の方が明るい子供に育ちます。子供の前では「忙しい」「疲れた」は禁句です。
2007年11月05日
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(8)無対立・協調のススメ アトピーの子供に食事制限を厳重に行っていてぶつかる「壁」は幼稚園と学校の「給食」です。 もともとアレルギー体質というのは、全体の平均(体格)が大きくなれば少数の合わない(体質)人間はどうなっても良いという(唯物)政策の犠牲者ですから、なかなか学校側(平均・偏差値重視)は理解してくれません。 学校側と、ある程度の交渉は必要ですが、あまり強硬に批判をしていると、子供は毎日「親」を見て育ちますので、協調性のない、他人や社会を批判する人間に育ってしまいます。 薬(毒)づけ医療や行政の無策など、世の中には明らかな間違いはたくさんあります。しかし、善悪を教えることは大切ですが、個人によって、あるいは集団によって善悪の価値基準が違う事を教えることも必要です。 よく「自由平等」と言う人が居りますが、あり得ない事です。「自由」と「平等」は両立しません。皆が自由を主張すれば平等ではなくなりますし、皆が平等になれば自由はなくなります。 個人と集団はある程度妥協する必要がありますので、ある程度の主張をしたらどこかで妥協することが必要です。
2007年11月04日
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(7)ほめ生かしのススメ 人と人の能力をくらべるということは、劣っている方の人を批判することになります。 したがって、いつも「この人はこうだ」「あの人はこうだ」と比較する話題を家庭内で出していると、他人の陰口を言って批判する子供に育ってしまいます。 仮に他人の話題を出す場合でも、比較するような言い方はあまりしない方が得策です。 言葉(言霊)には不思議な効果(エネルギー)があります。心の中で祈るよりも、言葉に出して言うと実現する可能性が高くなるのです。「お前はバカだ」を連発するとバカな子に育ってしまいますが、「お利口さんだね」と言うと利口な子に育つのです。 ほめて生かす「ほめ生かし」がヒケツです。 病人の看病も同じで、昔から「重病人には身内はつけるな」と言われております。「死ぬんじゃないかしら」というマイナス(-)の気を出していると早く死んでしまいますが、赤の他人だと「大丈夫よ」というプラス(+)の気を出しますので、生命力が出てくるのです。看病もシツケも秘訣は心配すること(-)ではなく励ますこと(+)です。
2007年11月03日
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(6)近所づきあいのススメ 最近「○○オタク」というのが増えています。アニメやゲームに夢中になって、外界との対話ができないタイプです。 これおは「近所づきあい」の欠除と「テレビ育児」の弊害です。 テレビをつけっぱなにしておくと、情報は一方通行です。対話形式ではありません。だんだん外界から閉ざされた対話のできない(無関心・無表情な)子供になってしまいます。 できるだけ近所どうしの「グループ育児」が必要です。同年代の親子数人でグループを作り、遊びもケンカも覚えることが大切です。
2007年11月02日
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(5)生涯教育のススメ 子供は親を見て育ちます。ほとんどの非行少年少女は、親が嫌いだからあるいは親のまねをしてグレるのです。子供には勉強をして良い人間に育ってほしいと願いながら、親は勉強をして良い人間になろうという努力はなかなかしないものです。そのような親を見ていれば子供がやる気をなくすのは当然です。 まず親が勉強して自己研鑽、自己改革に励むことが大切です。毎日生きているのが楽しいという親を見ていて、子供が不良になるはずはありません。
2007年11月01日
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