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「助けてください」「明日10~12時ならば小児科外来に居ります」 昨夜自宅に帰ってブログの掲示板を見たら「こうちゃん母さん」から「助けてください」というカキコがありました。 どうせまた溶連菌かマイコの放置プレイだろうと思って「明日朝10時~12時なら外来に居ります」とカキコしたら、早速日曜朝外来にいらっしゃいました。 こうちゃんは生後1才の男の子(イトコがアトピー・食物アレルギー)。10日前から眼周囲の発赤あり、5日前に眼科で抗菌剤点眼処方。 4日前腹部に粟粒大の小発赤疹が多数出現し、小児科受診するも医師より「問題ない」と言われて(説明なし、検査なし、処方なし、何が問題ないの?)、そのまま別の眼科を受診しましたが、またまた抗菌剤点眼を処方されました(説明なし、検査なし)。 昨日土曜日に別の小児科を受診したら「該当する疾患がない」と言われてステロイド点眼と抗アレルギー剤内服を処方されましたが(説明なし、検査なし)、不安になって掲示板にカキコしたようです。 診察所見では、鼓膜発赤(+)、鼻粘膜腫脹充血(+)、咽頭扁桃発赤腫大(1度)、体部に粟粒大の小発赤疹を認めたために感染性の紅斑および蕁麻疹(溶連菌感染症)を疑い溶連菌迅速検査をしたら陽性でした。 抗生剤内服と抗ヒスタミン剤で症状は改善しているようです。めでたしめでたし「次はアレルギー検査しようね~」。
2007年09月30日
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「夜勤のNsが電話応対断りました」「個人情報だからね」「今朝電話があって他の病院の間違いだって」 熱(39℃)と脱水(ケトン+4)が続いて5日間で2回点滴したマイコプラズマ感染症(鼻炎・化膿性扁桃周囲炎)の3才の男の子(IgE:800、ダニ6、猫3、杉3、カンジダ2)。 その後受診されないので、良くなったのかと思っていたら、夜勤の病棟Nsに、父親を名乗る男性から「うちの子が入院していると聞いたが」と状態問合せの電話があったそうです。 個人情報の問題もありますので、スタッフは「そのような子は入院しておりません」とお断りしました。 翌日、父?から「他の病院に入院しておりました」との電話がありました。どこの家庭もいろいろと事情は複雑なようです。 毒多ぁも昔、研修医の時に「民生委員」に患者の情報を教えてひどい目にあったことがあります。 人は「信頼」しても「信用」しないことが大切です。
2007年09月29日
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「鼻粘膜真っ赤に腫れてますね」「家族も同じカゼひいてます」「受付で受付けしてください」「この子のカルテで薬出してもらえませんか?」「・・・」 発熱(39.4℃)して受診した鼻粘膜が真っ赤に腫れた2才の女の子(IgE:28、猫2、HD1)。 母より「家族も同じ症状なので、この子のカルテ(無料)で家族の分も処方して欲しい」とご希望がありました。 想定外のことでしたので、一瞬頭が真っ白になりましたが、丁重にお断りいたしました。 最近この手の輩(子供の薬私も使ってます~)が増えておりますが、露骨に、子どもの(それも2才児の)カルテで成人の薬を出してくれと、面と向かって言われたのは初めてです。 不況だからなの?、田舎では当たり前なの?、それともこの母だけ特別なの?、しばらく動悸が止まりませんでした( ̄□ ̄;)!!
2007年09月28日
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「月餅にもいろいろあるんだね」「卵そのまま入っているのは中秋限定だよ」「黒月餅じゃないよね」「黒芝麻は胡麻だよ」「ずっしり重たいね」「月娘娘も肥りそうだね」 K研究所のORTのMさんから出版祝いに華正樓の月餅が届きました(^^)v 日本の月見団子に当たるのが中国の月餅です(14世紀頃「嫦娥月に奔る」の故事)。 月餅の皮の作り方、小麦粉400g、砂糖200g、水飴60g、ラード140g、卵1個、カン水少々、なかなかカロリーたっぷり!、のところにずっしり入るアンは、各種またまたカロリーたっぷり!、箱の中身を見ると・・・ 仲秋五仁月餅(カシューナッツ、アーモンド、松の実、西瓜の種、クルミ、白胡麻、汾酒、ピーナッツ、ドライフルーツ、冬瓜、レーズン、オレンジピール、アプリコット、バター)、核桃月餅(小豆、練乳、バター、クルミ、卵)、黒芝麻(黒胡麻、松の実)、炸麻餅(ナツメジャム、白胡麻、白インゲン)、甘露酥(ココナッツ)、女乃油豆沙餅(白インゲン)、椰蓉月餅(ココナッツ)・・・食物アレルギーの児とダイエット中の人にはやや厳しいものがあります。 そうそう、賞味期限切れの昨年のアンを使った、違法月餅は、中国では「黒月餅」と呼ばれているそうです(日本ならば黒い恋人?)。恐い恐い。
2007年09月27日
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「昨日の中秋の名月見た?」「少し欠けてたね」「満月じゃないの?」「満月は明日だよ」 今年は雲ひとつなく澄み切った夜空で、思う存分名月を楽しむことが出来ました。 旧暦の中秋の名月が満月かというとそうではありません。旧暦(太陰暦)と現在の太陽暦のずれが生じますので、毎年少しずつ違ってきます。 2000年の中秋の名月9/12(満月9/14)、2001年名月10/1(満月10/2)、2002年9/21(9/21)、2003年9/11(9/11)、2004年9/28(9/28)、2005年9/18(9/18)、2006年10/6(10/7)、2007年中秋の名月9/25(満月9/27)、2008年9/14(9/15)、2009年10/3(10/4)・・・ なお、月の模様の見え方は、国によって違います。 日本:兎の餅つき、中国:兎が薬草をつく、ガマ、天女、カニ、蛙、EU:木につながれたロバ、キャベツ畑の泥棒、片手だけしかないカニ、かぼちゃを食べる男、(ローマ神話)本を読む人 、東欧:人の横顔、アメリカ:女性の横顔、アメリカ・インディアン:ワニ、トカゲ、南部アメリカ:ワニ、韓国:兎の餅つき、インドネシア:女の人が編み物をしている、ベトナム:大きな木とその下で休む男の人の姿、モンゴル:犬、うそをつくと月の犬は吠える、オーストリア:男の人が住んでいて、灯をつけたり消したりしている、ベラルーシ:月には死んだ先祖の霊が住んでいる、カンボジア:菩提樹の木の根元に杖を持ったおじいさんが座っている、ラオス:おばあさんが足で踏む米つきでお米を挽いている、インド:ワニ、アラビア:吠えている(立ち上がる)ライオン、ドイツ・オランダ・デンマーク:悪行の報いとして月に幽閉された男の姿・・・ 毒多ぁですか、若い頃は初恋の人、今は月餅に見えます(ウソです)。
2007年09月26日
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「トマトと胡瓜で口が痒くなります」「OASですね」「血液検査お願いします」「ファディアの新アレルゲン治験出してみます」 乳幼児期からアトピー・喘息・鼻炎だった11歳の口腔アレルギー症候群(OAS:Oral allergy syndrome)の女の子(IgE:200、杉4、稲科3、ヒノキ3、シラカンバ3、ハンノキ3、グレープフルーツ2、トマト2、雑草2、桃2、ジャガイモ2、ホウレンソウ2、ピーナッツ2、胡麻2、バナナ2、リンゴ2、オレンジ1、トウモロコシ1、小麦1、ソバ1、卵白1)。 トマトや果物で口が痒くなるので受診しましたが、ファディア株式会社の新アレルゲン導入の治験(無料)があったことを思い出しましたので、早速1本よけいに採血して提出してみました。 パパイヤ2.53(+2)、キュウリ1.48(+2)、ナス0.78(+2)、ブドウ・柿<0.35、でした。 面白そうなのでまた出してみようっと! えっ?、他の新イムノキャップ導入検討項目は?、カシューナッツ、クリ、ピスタチオ、マカデミアナッツ、アワビ、イセエビ、メカジキ、キャベツ、ハチミツ、フェレット上皮、などができるようです。
2007年09月25日
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「だるくてえらくて我慢できません」「小児科でもいいですか?」「何でもいいです」「マイコプラズマ(+)ですね」 5月頃から腰痛、6月頃から過換気や動悸・イライラ、7月頃に虫刺様の皮膚炎、8月頃から発熱・鼻汁・咳嗽のあった35才の女性(IgE:20、杉3、ヒノキ2)。 1週間前から熱が38・39度まで上昇し(我慢して運動会に出たら)頭痛と吐き気がひどくなって休日受診しました(院長は御家族と奄美大島でダイビングバカンス中らしい)。 鼻粘膜腫脹充血と鼓膜の発赤を認めましたので、イムノカードマイコプラズマ抗体検査をしたら、陽性でした。 抗生剤2日間点滴で改善しましたが、ここ1年以上マイコプラズマの勢いが衰えません。毎日点滴になるのはマイコプラズマ感染症(時々溶連菌)ばかりです。 肺炎マイコプラズマは肺炎ばかりでなく、中耳炎、肝炎、脳炎、関節炎、なんでも全身症状が現れます。どうやら、5月頃からずっと体調不良だったのは全部マイコプラズマのためだったようです。 中年女性を襲うマイコプラズマ恐るべし!
2007年09月23日
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「海外旅行はアトピーの特効薬ですよね」「日本は汚染が強いからね」「最もひどい10ヵ所と候補35ヵ所は日本以外ですよね」「・・・」 いつも「日本は汚いからアトピーが多い」と言っている毒多ぁのウソが暴かれました。・・・非営利の環境団体ブラックスミス研究所は12日、世界で最も汚染された地域10ヵ所のうち、4カ所がロシアと旧ソ連圏に集中しているとの報告を発表した。1986年に大規模な原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリなどが含まれる。 ニューヨークを拠点とする同研究所の報告によると、このほか2ヵ所が中国、2ヵ所がインドにあるという。 報告では、これら10の地域は、合計1200万人前後に喘息などの呼吸器疾患や出生異常、早死になどの健康問題を引き起こす可能性があると指摘。 同研究所のリチャード・フラー創設者兼所長は、簡単な土木計画などによってこれら多くの地域を安全にできるにもかかわらず、資金や政治的意思、技術力が欠落しているのが現状だと述べた。 10ヵ所は、チェルノブイリ(核汚染:ウクライナ)、セルジンスク(化学兵器汚染:サリン・VX:ロシア)、バホス・デ・ハイナ(鉛汚染:ドミニカ)、カブウェ(銅鉱山:金属汚染:ザンビア)、ラ・オローヤ(鉱山・鉛:硫黄汚染:ペルー)、臨汾(石炭・電力・大気汚染:中国)、マイルースー(ウラニウム鉱山:核汚染:キルギス)、ノリリスク(鉱山・コンビナート:銅・ニッケル・硫黄汚染:ロシア)、ラニペット(製革工場:クロム汚染:インド)、ルドナヤプリスタニとダリネゴルスク(鉛汚染:ロシア)。 特に悪いものとして以上の10ヵ所が挙げられていますが、候補は全部で35あります。恐い恐い。
2007年09月22日
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「あれっ?携帯復活したの?」「炎天下の車の中に置いたら復活しました」「かけちゃんお友達陽性です」「また居たんですか?」「抗生剤変更してください」 乳児期から気管喉頭軟弱症・感染性の喘息を繰り返している、冷え症虚弱児の2才の男の子(IgE:80、ダニ3、HD3)。補中益気湯内服開始したらずいぶん丈夫になりました。 これまでに、ブドウ球菌・インフルエンザ桿菌・溶連菌・エンテロバクター・肺炎球菌・肺炎桿菌・ロタウィルス・マイコプラズマ・アシネトバクター・などの感染を繰り返しております。 毎月咽頭培養でお友達を確認しておりますが、先日はアシネトバクターさんがいらっしゃいました。 エンテロバクターやアシネトバクターは弱毒菌・日和見感染といわれるものです。漫然と抗生剤を使用したり、弱った児に現れます。普通の児には病原性を発揮しません。 抗生剤連用に多いため、耐性菌が多いのも特徴です。いつも交互に使用していたフロモックス(セフエム系)とリカマイシン(マクロライド系)ふたつとも耐性でしたので、今回はバクシダール(ニューキノロン系)に変更してやっとゼーゼーが良くなりました。 えっ?バイキンの話でなんで携帯が関係するかって?、かけちゃんのお姉ちゃんが先日川で溺れたところをお母さん自ら救出しましたが、そのときに携帯を水につけてしまいました。 インターネットで調べたら、炎天下の車内(あるいはドライヤー)で乾燥させれば復活するというのを見つけてやってみたそうです(^^)v 毒多ぁも幼稚園の頃に海で(中学生のときは川で)溺れたことがあります。毒多ぁの同居人のこどもは昔4人とも自宅のお風呂で1回ずつ溺れて救出されております。怖い怖い。
2007年09月21日
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「なにこのCD?」「越智啓子先生のCDよ」「重くて飛べないよ」「想いで飛ぶのよ」「肩甲骨の下は脂肪だよ」「・・・」 幸先生が「天使になって飛べるから聞いてみて」というので、昼寝をしながらCDを聞いてみましたが、体重80kgの毒多ぁでも天使になってどこまでも飛べるという内容でしたので、スピリチュアルの苦手な毒多ぁは思わず吹き出してしまいました。 物欲毒多ぁの「インナーチャイルド」は内臓脂肪に埋まって行方不明です。肩甲骨にあるらしい天使の翼も皮下脂肪に埋まって使用不能です。 大天使「ワラエル」よりは、上田喜三郎を霊界に迎えに来た天狗「小松林命」のほうがしっくり来る若干右よりの毒多ぁでした。
2007年09月20日
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「まだ20週なのに生かすんですか?」「20週で練習しなければ24週は救えない!」「・・・」 今から25年前、関東以北に周産期センターがなかった頃、毒多ぁは未熟児の勉強をしたくて(教授に無断で)、日本初の未熟児センターを持つ聖隷浜松病院のN院長に直接電話して、勉強しに行ったら、ビックリでした。 24週未満は流産のはずなのに、200gくらいの未熟児にすらなっていない児に(Portexの25.Fr挿管チューブではなく)10Frの多用途チューブで挿管して、何日か生かしてしまうのです。 おかげで、24w400gの児がとても大きく見えました。 医学の進歩なんて、そんなもんさ。
2007年09月19日
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「30年研究して今年初めて患者に出会えたよ」「すごいですね」 今から20年以上前、毒多ぁが東北大学の医局の会合で、偶然教授の隣の席に座ってしまいました(T教授はネルソン小児科学の教科書に載るほど高グリシン血症の世界的権威)。 緊張のあまり何を喋ったかよく覚えてませんが、少しアルコールの入った席のため、教授はご機嫌で若造の毒多ぁにお話をしてくださいました(高グリシン血症は極々まれな病気のため、世界中から送られてくる血液や尿を分析して30年、初めて実際の患者に出会えたそうです)。 先天性アミノ代謝異常症(常染色体劣性遺伝)のうち、フェニルケトン尿症、メープルシロップ尿症、ホモシスチン尿症は、生後のガスリー検査で早期発見して(アミノ酸代謝異常以外にガラクトース血症、クレチン症、副腎過形成もスクリーニングする)、ある程度防ぐことが可能ですが、治療不能なものもあります。なかでも、高グリシン血症(10万人に1人)は生まれつきグリシンを代謝する酵素がないために、中枢神経にグリシンが蓄積して死に至ります。 研究とはそういうものです。毒多ぁは東北大に入学してすぐに「世の中にはこんなに頭の良い人がいるのか」「研究は無理!」「口先でごまかす臨床しかない」早々と悟ったのでした。 えっ?、なんで山奥に移ったのかって?、都会はレベルが高くて無理!、低レベル毒多ぁでも田舎ならばなんとかやっていけそうです(もっと山奥もいいかも)。
2007年09月18日
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「医者の言ってることは全部ウソだ!」「・・・」「医者がいたら出て来い!」「・・・」 他人の講演会は聞かない毒多ぁですが、幸先生の運転手を兼ねて、産婦人科医の吉村正先生の講演会「母という神秘『宇宙の力に手を添える』」を聴かせていただきました。 毒多ぁの講演会も一般医学常識とはかけ離れておりますので、たいていの人は驚きますが、もっとすごい講演会でした・・・ 「産婦人科医の言うことは全部ウソ」「一番バカなのは産婦人科の教授」 「少子化の原因は産婦人科医」「産婦人科医療は虐待」「流早産の原因は安静とウテメリン」 「どんどん動けば流産はない」「妊娠したら死ぬことを考えろ」 「俺は病気をしても絶対に医者には行かない」「洋服を着て洋食を食べている日本は植民地」 「給料貰って喜ぶサラリーマンはバカ」「年金貰うヤツはバカ」「働けなくなったら死ね」 「年金は辞退して死ね」「江戸時代の生活をしろ」「農耕をしろ」「医者なんか辞めろ」・・・ 書ききれない程の現代医学や制度に対する悪口罵詈雑言、非常識な発言は、毒多ぁなど(なんて穏やか)足元にも及びません。 吉村正先生は、現代医学のお産に疑念を抱き、愛知県岡崎市の産院の裏に300年前のかやぶき屋根の古屋を移築して、まき割り、雑巾がけ、井戸の水汲みをしたり、医学的な介入はせずに、自然に任せてじっと待つ、昔ながらのお産一筋50年(2万例以上)、その実践経験にはゆるぎないものがあります。 毒多ぁはまだまだ小者だと自覚させられましたが、ご挨拶をしたら、さっさと病院なんか辞めろと言われました。毒多ぁもそろそろ余生の送り方を考えようかしら。
2007年09月17日
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「本日が最終講演会です」「えーっ?!」「お約束した分は終わりです」「しんどそうですもんね」 1987年の仙台長町保育園での講演会から、20年間にわたって、北は札幌、西は岩国まで、約300回ほど「冷え」と「汚染」をテーマにアトピー講演会をさせていただきましたが、体力の限界がきましたので、本日の明和町みいと会館で最終講演会とさせていただきました。 これまでのお客様数は、最多が名古屋市熱田婦人会館800名~最少2名(仙台長町保育園)。原則交通費のみの交通費は10万円~0円(隣県まで行って交通費すらなしはちょっと悲しい)。 4月・5月頃の講演会は体調不良で浮腫んで汗すらかけませんでしたが、前回あたりからやっと汗をかけるようになりました。 最終講演会ということで、尼崎から「光母マコモ」御一行様も、10名ほど、豊橋講演会に続いて御来場いただきましたので、42名のお客様の前で気合を入れて2時間しゃべりまくりましたが、さすがに汗はダクダク、ところどころ息切れしてしまいました。幸母乳育児相談室の幸先生も「やっぱり無理だね・・・」。 えっ?、本当にもう講演会はしないのかって?、来月10月3日の午前中日赤脳外再受診結果と、午後大腸ファイバー検査結果、それと、来年夏までのダイエットによる健康回復の状態によるでしょう。 今のメタボ毒多ぁのままでは無理でしょうね。
2007年09月16日
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「本が出版されたという噂を聞きましたが・・・」「?何の本のことですか?」「小児科日誌は出版されたのですか?」「この間の日誌しか出してませんが」「入手することは可能でしょうか?」「笹氣社長から100冊送ってませんか?」 10日ほど前に、ブログの掲示板に「のりのりさん」という方から、「新しく出た本を1200円で買いました」という書き込みがありましたが、「『毒多ぁ亀山の小児科日誌』は2年遅れでまだ計画段階です。何かの勘違いです」とお返事をしたら、「しつこいようですが、先日買ったのは『毒多ぁ亀山の小児科日誌』平成19年7月19日 第一刷発行ですよ」とのことです。 びっくりして、フジコさんにメールしたら、「何で知らないの?」。 出版記念パーティーはしなくてもいいから、著者には教えて欲しかった(>_
2007年09月15日
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「ハワイに行ったんですか?」「行ってません!」「ハワイに行くんですか?」「行きません!三重で最終講演会です」 院長ご一家が五月の連休にハワイ旅行をされてから、院長の頭の中は『ハワイ 本来のあなたを思い出すためのツアー』でいっぱいです。 今回は、スタッフやお友達を誘いまくっているようですが、毒多ぁにはまったくお声はかかりません(海外旅行は嫌いです)。 外来患者さんと会うと「ハワイに行ったんですか?」「ハワイに行くんですか?」。まったく迷惑なことです。説明するのもバカバカしいので、日程表を載せました・・・2007.9.15. コンチネンタルCS904 中部国際空港発 18:30 7:15 ホノルル到着 乗り換え ハワイ島 ヒロ空港到着 タラヨガセンターに移動(http://www.tarayogacenter.com) 毎朝整体のエクササイズ瞑想 オポノポノは毎日眠前2007.9.16. 午前 ヒロ 案内(ファーマーズマーケット・レインボーフォール) 夕方 オポノポノ 海岸散歩 ロミロミは毎日2名ずつ2007.9.17. ホットポンドで入浴 レイを作る 夕方からフラを勉強2007.9.18. 午前中植物園 昼食は人気のシェイク(スムーディーズ)で昼食 昼食後マウナケア登山(4000M)出発 夕日を見て 星空を見て瞑想2007.9.19. 早朝コナヘ出発 野生のイルカとのドルフィンツアー 船や泳ぎの苦手な人は野生のカメと遊ぶ 昼食後 ハワイアン遺跡公園 夕方 海辺のレストランでハワイアンフラを見ながら2007.9.20. キラウエア ハレマウマウ火口 ペレへの祈り ヒーラー パパケイに会う どこかでマナカード 古代のフラチャンテイングを感じる2007.9.21. 朝 ヒロ空港に移動 ホノルル乗り換え ホノルル発コンチネンタルCS9042007.9.22. 17:00 名古屋空港到着 ・・・今回は院長は行かずに、スタッフ(セラピスト)が行ったようですが、毒多ぁはハワイにはご縁が有りません(名前だけ似ている?カメハメハ?亀は眼は?)。
2007年09月14日
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「冷え症虚弱児の漢方を送ります」「大人用のほうが美味しいって言ってます」「近くで処方してもらってください」「同じ名前なのに不味いです」「それはツムラですね」 1才半から喘息、2才から鼻炎の7才の男の子(6才IgE:500、ダニ6、卵白3、蛾2、牛乳1、穀物1)、冷え症虚弱児のようでしたので、お試しで補剤(温める漢方薬)を送りました(お子様用ツムラ黄耆建中湯、成人用JPS補中益気湯)。 補中益気湯のほうが飲めるとのことでしたので、近くの小児科で頼み込んでツムラ補中益気湯を処方してもらいましたが、まずくて飲めないので受診したいとのことでした。 富山から受診した「たっちょん」は目の下にクマが出ておりました。目の下のクマは「デニーズサイン」と言って、食物アレルギーの児に見られます。東洋医学的には「冷え症・お血」体質の児に見られます。 皮膚テストでは、卵白発赤7mm-膨疹5mm,牛乳7mm-4mm,枝豆10mm-5mm,小麦粉15mm-5mm,ソバ粉10mm-6mm,モチ米10mm-5mm,トウモロコシ12mm-5mm,落花生12mm-5mm,サバ15mm-5mm,エビ10mm-5mm,タケノコ15mm-5mm,トマト15mm-6mm,ホウレン草18mm-6mm,醤油12mm-5mm,ダニ25mm-7mm,タバコ煙10mm-5mm,杉花粉12mm-5mm,カモガヤ花粉12mm-5mm,ブタクサ花粉18mm-6mm,ヨモギ花粉18mm-6mm,カンジダ5mm-3mm,犬毛7mm-4mm,対照液0mm-0mm。たくさん反応が出ておりました(隠れ型)。 喘息は冷え症のアレルギー体質ですので、「冷え」と「汚染」対策が必要です。 汚染対策は母にお任せすることとして、冷え症の改善には「漢方のバイアグラ」補中益気湯を継続していただくこととしました。 えっ?、なんで富山の補中益気湯はダメだったのかって?、それは「ツムラ」だからです。 もともと漢方のエキス剤は煎じ薬の「フリーズドライ」です。お湯に溶かせば元の煎じ薬に戻るはずですが、メーカーによっては、飲みやすくするために?、糖やでんぷんが混ぜてあります。「ツムラ」は混ぜ物が多いのでアレルギーや化学物質過敏症の人には「まずい」と不評ですが、「JPS」は混ぜ物が少ないので、好評です。 当科では、JPS(質は良いけれど弱小メーカー)で製造販売しているものは「JPS」を採用し、JPSで出していない種類の漢方は何でも出している味覚音痴の大メーカー「ツムラ」を採用しております。 たいていの、漢方なんか飲み比べたこともない、普通の医者は平気でツムラを処方します。
2007年09月13日
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「今朝から口唇が腫れてます」「溶連菌(+)です」「食べ物じゃないんですか」「食べ物のこともあります」 1年前から鼻炎・扁桃炎・中耳炎で受診している7才の女の子(アレルギー検査なし、母は花粉症)。 今朝突然上口唇が腫れたので、驚いて受診いたしました。 鼻粘膜と扁桃腺と鼓膜が赤かったので、溶連菌迅速検査をしたら陽性でしたので、抗生剤と抗ヒスタミン剤を処方いたしました「少し冷やしてね」。 クインケの浮腫は、原因不明に突然口や唇、目などの周りの局所性浮腫(血管浮腫)がおこる状態で、結局は蕁麻疹です。普通の病院に行けば、蕁麻疹の薬(抗ヒスタミン剤など)を処方されて「様子を見るように」で終わりです。原因を調べてもらえることは、まず有りません。「クインケの浮腫」などという怪しい病名をつけられて煙に巻かれておしまいです。 クインケ浮腫は、経験的には、溶連菌感染症が最も多く、果物などの食物アレルギーによる口腔アレルギー症候群(OAS:Oral allergy syndrome)が隠れている場合もありますので、注意が必要です。 食べ物の場合はわかります。生まれて初めて食べた、いつも1個しか食べないのを10個食べた。昨夜の○○が腐っていた・・・あれだ!とわかります。わからなければ感染症のことが多いです。 わからない場合には、アレルギーの検査が必要です。 この児も、いつかは検査(スクラッチテストor血液検査)をしようと思っておりましたが、今回もアレルギー検査は逃げられてしまいました。残念!
2007年09月12日
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「何を塗っても良くなりません」「溶連菌迅速(+)です」「抗生剤内服したら一晩で良くなりました」「感染症だからね」「この2ヵ月はなんだったの・・・」 10年前からニキビと脂漏性湿疹があった20才の女性(IgE:150、RASTすべて0)。 以前受診したときに隠れ型のアトピーとしてスクラッチテストをしましたが、ほとんど陰性、どうやら化学物質過敏症と金属アレルギーのようでした(パッチテスト:亜鉛++、金+、クロム+、銅+、パラジウム+、水銀?+、ニッケル?+、アルミニウム?+、ホルマリン?+、コールタール?+、白金?+、スズ?+、コバルト?+)。 駆お血剤と殺菌消毒で皮膚症状はかなり改善。その後はしばらく調子が良かったようで、受診されませんでした。 2ヵ月前から全身に蕁麻疹が出て、右手指がガサガサジクジク膿だらけになってしまい、近医でステロイドを塗っておりましたが、良くならないので久しぶりに受診しました。 溶連菌迅速検査(+)でしたので、抗生剤(フロモックス)を処方したら、劇的に症状が改善しました。 溶連菌は菌毒素(streptococcal pyrogenic exotoxin)を出します。スーパー抗原(super antigen)として強力に作用しますので、アレルギー体質の児にとっては大変危険です。 春と秋は溶連菌の季節です。しばらく夏カゼが来ておりましたが、秋風とともに、またまた溶連菌が増えてきました。
2007年09月11日
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「吐き気と胸焼けがひどくて・・・」「バイキン3つ出てますよ」「実は腐った弁当食べたんです・・・」 お盆に古くなった弁当を食べた70歳の女性。近くの内科で点滴しても良くならないとして2週間我慢してから当科を受診しました(以前黒色真菌症で受診歴あり)。 便培養をしたら、病原性大腸菌O-18とO-74とセレウス菌、食中毒の菌が3つも出ました。 今年は暑いためか、例年になく食中毒がたくさん来ます。 当科外来だけでも、ここ1ヵ月で、病原性大腸菌14名(O-1,O-6,O-15, O-18×3名,O-25,O-74×3名,O-128,O-157×2名,O-166)、黄色ブドウ球菌11名、カンピロバクター3名、セレウス菌2名、サルモネラ菌O4(B群)1名、受診してます。 ラニーニャ恐るべし!、地球温暖化恐るべし!
2007年09月10日
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「しょっちゅうおなかを痛がるんです」「便培養させてください」「今は便出ませんけど」「肛門から綿棒を突っ込みます」 しばしば腹痛を訴える過敏性腸症候群の14才の女の子(IgE:800、食物アレルゲンほとんど全部陽性)。便培養をしたら病原性大腸菌O-6と黄色ブドウ球菌を検出しました。 しばしば腹痛を訴える児の便を検査すると、病原性大腸菌やブドウ球菌を検出することがあります。また、いったん消えたふりをして、何回も繰り返す児も居りますので、注意が必要です。 別の女の子(潰瘍性大腸炎)も久しぶりにおなかが痛くなったので検査をしたら、黄色ブドウ球菌陽性でした。 潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群というような病名のついている児でも、油断できません。 地球温暖化恐るべし!
2007年09月08日
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「インタール内服したら血便が出ました」「便培養で黄色ブドウ球菌が出てます」 生後1ヵ月から全身にアトピーが出ている3ヵ月の男の子(スクラッチテスト:卵白発赤15mm-膨疹7mm、牛乳8mm-5mm、枝豆12mm-6mm、小麦粉10mm-6mm、醤油15mm-7mm、ダニ12mm-6mm、杉花粉10mm-5mm、対照液7mm-3mm)。 インタール(食物アレルギー専用の抗アレルギー剤)を内服開始したら血便が出たとの電話でしたので、すぐに来てもらいましたが、便培養で黄色ブドウ球菌を認めました。 抗生剤(ホスミシン)内服で血便はすぐに良くなりましたが、アトピーの乳児は皮膚感染症(トビヒ)のところからバイキンが入って細菌性の腸炎を起こすことがありますので、注意が必要です。 先月受診した別の3ヵ月のアトピー男の子もブドウ球菌性の腸炎を起こしましたが、なかなかブドウ球菌が消えず、1ヵ月間ほど水様便が続き、アトピーがすっかりきれいになりました。 皮膚の毒素は肝臓で解毒して、便で出ますので、便秘の人はなかなかアトピーが下がってきませんが、便通の良い人ほど皮膚はきれいで、激しい下痢の後にアトピーが良くなることはしばしば経験します。 重い下痢でなければ、あまり止めないほうが良い場合もあるようです。
2007年09月07日
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「テディベア ミュージアム?」「オーラ チャクラ?」 知人がテディベア ミュージアムに行きたいというので、先日行ってきましたが、「飛騨高山テディベア エコビレッジ」という名称でした。http://www.teddyeco.jp/ 毒多ぁは熊が苦手なので、帰ろうと思いましたが、入り口に「オーラ・チャクラ」というコーナーがありましたので、撮影してもらいました(その後パソコンで処理, www.aura.net)。 オーラカラータイプは緑がかった青色、オーラサイズは90、基礎チャクラは20(背骨の終わり、生命エネルギー、肉体的活動、情緒的な強さ、自制心、性的関心)、臍チャクラは60(臍以下、生命エネルギー、想像的、生産的、情熱的な表現)、鳩尾チャクラ40(鳩尾、個人の力、創造的、知的)、心臓チャクラ50(心臓、コミュニケーション、スピーチ、社会能力)、咽喉チャクラ60(喉、コミュニケーション、スピーチ、情熱的な表現)、第3の目チャクラ90(目の間、直感、先見の明、芸術、創造)、トップチャクラ20(上頭部、直感、精神性、啓蒙)、全面的なオーラチャクラバランス50。 相当ストレスがあって頭と♂はかなりダメージを受けているようです。 オーラは変化するらしいので、体調が回復したら、また撮影してみようかな?
2007年09月06日
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「製造工場だけじゃなかったね」「やっぱり食べても危険だね」 またまた、ジアセチルで呼吸器障害が報道されました・・・ 米国で電子レンジ用ポップコーンを毎日食べ続けた男性が、重い肺の病気「閉塞性細気管支炎」(BO:Bronchiolitis obliterans)にかかっていたことが専門医の調査で4日わかった。 男性はバター風味の香料「ジアセチル」を吸い込んでいるとみられ、報告を受けた米食品医薬品局(FDA)が安全性について検討に入る一方、米香料抽出物製造者協会は同日、ポップコーンへのジアセチル含有量をできるだけ減らすよう、加盟企業に通知した。 ジアセチルは日本でも広く使われている。欧米で食品や香料の工場からBOの患者が出たのを受け、厚生労働省が国内業界について情報収集を始めているが、消費者の発病が明らかになったのは初めて。 今回の事例は、肺の病気の治療で全米一とされる国立ユダヤ医学研究センターの専門医がFDAに報告した。患者は男性で、バター風味の電子レンジ用ポップコーンを毎日数袋、数年間にわたって食べ続けていたが、せきや息切れなどの症状が次第に悪化。検査の結果、BOと分かった。 食品や香料の工場ではかねて、BO患者の報告が相次いでおり、製品を加熱する過程で蒸発したジアセチルを吸い込んだことが原因とみられている。今回の男性患者の自宅で調理中の空気を調べた結果、ポップコーン工場と同水準のジアセチルが検出された。 ・・・いや~まいったまいった、お菓子は全部危険!、香料恐るべし!
2007年09月05日
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「日本香料工業会ってあるんだね」「早速通達が出ていたよ」 香料ジアセチルの安全性について 香料工業会発070903006 号 会員各位 2007 年9 月1 日付けの読売新聞朝刊でジアセチルに関する報道がなされました。 今回の報道は、香料を取り扱う作業環境に関する問題提起です。 ジアセチルは、もともとさまざまな食品に広く存在している物質です。JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会)で食品香料としての使用に問題なしと評価され、日本でも食品添加物香料としての使用が認められています。食品からの摂取で健康に問題は生じません。香料を取り扱う作業環境について、日本香料工業会は従来よりジアセチルを含むかどうかに関係なく、保護具の使用や十分な換気等による環境の整備を推奨してきております。個々の香料製品の取り扱いに関しては、各企業からMSDS により得意先に情報を提供いただいているところですが、今回の報道を機に自社の作業環境やお得意先への情報提供の内容などを再度点検いただくようお願いします。(別紙)1. ジアセチルとは:ジアセチル[diacetyl 又は 2,3-butanedione (CAS: 431-03-8)]は、酒類、フルーツ、乳製品、肉製品など、また、発酵食品にも広く微量に存在しています1)。国内では、食品香料としての使用が認められており、天然界での存在状況を反映してさまざまな用途に用いられています。通常付香率としては、米国の例として食品に0.38~28ppm 程度とされています2)。最近の調査では、国民一日一人あたりの推定摂取量は、米国で8,000 マイクログラム、欧州では3,300 マイクログラム、そして日本では480 マイクログラムと報告されています3)。JECFA 等において、食品香料としての安全性は評価されており、現在の使用状況において安全性に懸念は無いと結論付けられています。1)食品に含まれるジアセチルの濃度(例)食品名 濃度、紅茶 0.2(ppm)、ラズベリー (Rubus idaeus L.) 0.07キャベツ (生) 0.1、バター 1.25、ヨーグルト 17.3、コニャック 1.3、ブランデー(Weinbrand) 1、ラム(総揮発成分 1100-3600 ppm) 4.4、バーボン・ウイスキー 1、ポート・ワイン 1、白ワイン 1.2、赤ワイン 4.1TNO Volatile Compounds in Food 1996 より引用*このほか日本では、納豆、日本酒、酢、しょうゆ、みそ、漬物などに存在が報告されている。またジアセチルは、ビールやコーヒーの香り成分としても知られている。2)食品への添加量(米国の例)、FOOD Technology より引用 (21-Jul-88 更新、PADI 8.38)3)ジアセチルの使用量・推定摂取量の各国比較、年間生産量(トン/年) 一人一日あたりの推定摂取量(マイクログラム)、米国 96.2 8,000、欧州 17.5 3,300、日本 1.6 480、製品名 平均的使用量、アルコール飲料 6.33(ppm)、焼き菓子 28.17、チーズ 3.68、チューインガム 0.69、油脂 6.01、乳製氷菓 11.17、プリン 13.45、肉汁 7.19、飴 10.65、人工乳製品 10.5、肉製品 27.81、乳製品 4.7、ソフトドリンク 10.35、スナック菓子 0.38ソフト・キャンディー 17.13・・・ん~っ、何にでも入っている!、香料恐るべし!
2007年09月04日
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「バター風味の香料で閉塞性気管支炎だって」「ジアセチルなんて知らなかった・・・」 新聞を見ていたら、恐ろしい記事がありました・・・ バター風味の食品用香料「ジアセチル」が、製造工場の従業員に重い肺の病気「閉塞性細気管支炎」(BOS:Bronchiolitis obliterans syndrome)を引き起こしていることを、ユトレヒト大(オランダ)などの研究チームが突き止めた。 米国では、バター風味の香料を使う食品工場などで、BOS患者が多発している。ジアセチルは日本でも多用されており、厚生労働省は「情報を集めた上で対応を検討したい」と話している。 研究チームは、2003年に閉鎖したオランダ国内のジアセチル製造工場の元従業員を追跡調査。生存者176人の中から、本来はまれな病気であるBOSの患者が4人も見つかった。米胸部学会の専門誌「呼吸器・クリティカルケア医学」9月号に発表される。 BOSは、細気管支に慢性的な炎症が起き、肺機能が低下する病気。重症化すると肺移植が必要になる。米国では2000年以降、電子レンジ用ポップコーンやその香料などを製造する工場から40人以上の患者が報告されている。 日本香料工業会によると、国内では42社が年間計1.6トン(2005年)のジアセチルを使って香料を製造。防護マスク装着や換気などの自主対策を講じている。ただ、米国立労働安全衛生研究所は2003年末、香料を扱う事業所に対する勧告で、「防護マスクは、対策として(有効性が限られ)最も好ましくない」と指摘。設備の密閉による揮発防止などに重点を置くよう求めている。。。 えっ?、ジアセチルってなにかって?、アセチル基を2個つなげた構造で(CH3COCOCH3)、高濃度では塩素臭、低濃度ではチーズやバターの臭気があります。人間の汗をバクテリアが分解しても生成する物質です。 香料恐るべし!
2007年09月03日
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「最近連絡なかったね」「ひどい目にあったよ」「またクリーンルームに何か来たの?」「ファブリーズで倒れちゃった・・・」「あんなもの撒かれたらぶっ倒れるよね」 K研究所臨床環境医学センター化学物質過敏症外来のORT(視能訓練士)のMさんは自分もバリバリの化学物質過敏症(CS:Chemical sensitivity)です。 CSはアレルギーよりも更に極微量の化学物質によって症状が起きますので、診断は大変困難です。 K研究所臨床環境医学センターでは、眼球運動検査、瞳孔検査、重心動揺検査などによってCSの状態を把握しておりますが、検査はクリーンルームで行われます(一般家屋の化学物質は300~500ppb、臨床環境医学センターは30ppb以下!)。 したがって、極微量でも化学物質を持ち込むと検査値に影響が出ますので、受診前には、厳しいチェックが入ります・・・○入室前に汗を流すような激しい運動はしない○前日は入浴して清潔にする(石鹸・シャンプー・リンス・は香料の入っていないもの使用)○当日は化粧品(化粧水・乳液・日焼け止め・マニキュア・香水・ヘアスプレー・ムース・ポマード)や 制汗剤はすべて禁止○日焼けや皮膚の剥離は落ち着いてから受診○軟膏は当日中止した状態で受診○感染症の受診は禁止○センター内での飲食は禁止、食後30分以上経過してから入室○喫煙・飲酒は前日から禁止・・・ところが、先日受診した(自宅の臭いで具合が悪くなる)男性の奥様が気を利かして「ファブリーズ」をシュッシュしてから来たのでさあ大変、CSのMさんは検査のときにぶっ倒れてしまいました。 点滴(解毒剤+ビタミン剤)で回復しましたが、しばらく調子が悪かったようです。 CSでファブリーズまで苦手な人はそれほど多くはありませんが、何が入っているかもわからないものをTVCMを信じて家の中に撒きまくる人が多いことには驚かされます。 化学物資過敏症外来の受診前禁止項目に「ファブリーズ」が入る日はそう遠くないでしょう。
2007年09月01日
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