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NHK総合で『ビジネス未来人』という番組を見ていたら、とてもユニークな企業が紹介されていました。富山県で「ミニカー」を製造・販売している自動車メーカーです。最初「ミニカー」と聞いて、玩具のミニカーだと思っていたんですが、50ccエンジンを積んだ本物のクルマでした。その人に合った仕様で全てオーダーメードで製作しているそうです。月に12台ほどしか製作できない少量生産です。元々、看板製作を行っていた会社ですが、取引先の自動車メーカーから足の不自由な方のためにスクーターの屋根を作ってほしいと依頼があったのが転機だったそうです。当初は、原付の免許で運転出来ましたが、法改正で自動車免許でなければ運転できなくなったため、一時は経営危機にさらされます。10社くらいあったメーカーは、どんどん撤退していき、今ではこの『タケオカ自動車工芸』だけが存続しているそうです。私が注視したのは、ものすごい小さなマーケットで、ビジネスを行っているところです。クルマだと大きすぎて運転しづらいと感じる高齢者、そして障害者の方たちが客層です。TVキャスターの方がこんな質問をしました。「少量生産では非効率でビジネスとして成り立たせるのは難しいのでは?」その質問に、社長は、「小さなマーケットだから、大手企業が参入できないんです!」*“参入障壁”という言葉がありますが、マーケットが小さいがゆえに、大手企業が参入するには非効率であるため、大手は参入できないわけです。このビジネスモデルは、もう一人勝ちだなと感じました。またお客様と常に接近戦を行っているため、そこから生まれるアイデアも多く、そんな中から低コストの電気自動車の開発が始まったそうです。“顧客満足”とか“お客様の為に”という言葉をよく耳にしますが、本当の意味でこれらのことを実行している企業はどれだけあるでしょうか?表向きは、そう表現していても、実際にはそれとは掛け離れていたりします。この事例は、私も含め弱者に取ってすごく学びのある事例だと感じアップさせて頂きました。一度取材でもさせて頂きたいと思ったほどです。*“参入障壁”… アントレプレナー・コーチング(株)中山 匡 氏が提唱したもの▼ビジネス未来人 http://www.nhk.or.jp/miraijin/index.html▼(有)タケオカ自動車工芸 http://www.takeoka-m.co.jp/
April 29, 2006
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私の大好きな書道家 武田双雲さんのメッセージ集『たのしか』が今月17日に発売されました。“たのしか”とは、九州弁で“たのしい”を意味するのだそうです。当初はネットで買おうかと思ったのですが、届くまでに数日かかると思い、リアル書店まで走りました。これほど購買意欲を駆られた本は珍しいです。書店に着き、せっかちな私は、すぐさま、“この本ありますか?と聞いたところ、店員さんがすぐ探してきてくれます。家に帰るまで待てない私は、近くにあるカフェへ入り、注文した珈琲に口もつけずに“たのしか”を取り出し、梱包されていたビニールをおもむろに破って、本を開きました。あまりのすばらしさに、食い入るように見てしまいました。多分その光景を周りの人が見たら、とても変に映っていたと思います。(笑) 著者がどのような想いでその『書』を書かれたのか、並んで書かれていた詩の意味をよくかみしめました。 これを見て“「書道」とは奥が深い!”と感じる反面、奥深さが決してわからずとも、素人の私が見て、とても優雅で和む気持ちにさせてくれる著者の「書」はすばらしいと感じました。 カフェ内で全部読んでしまったのですが、とても贅沢な時間を過ごしたように思えます。最後に「あとがき」が書かれていたのですが、これにはとても感銘を受けました。近頃、書道に興味を持ち始めた私ですが、初めて著者の書を見たときには衝撃が走りました。力強く、時には繊細に・・・著者には以前、ふで文字の名刺を創ってもらったことがありますが、とてもすばらしい創作が出来上がってきました。この本を読み終え、その時の素直な気持ちを、自分なりに書で表現してみました。そして、この書と共にとても感銘を受けたことを著者へメールしました。また素人である私の書を添付するという、ちょっと大それたことをしてしまいました。(笑)その書がどうであれ、著者からお礼のメールがあったので、とてもうれしく思います。 ▼武田双雲 公式サイト http://www.souun.net/ ▼ふで文字や http://www.fudemojiya.com/ ▼たのしか
April 23, 2006
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ちょうど一週間前の土曜に静岡でセミナーに参加してきました。昨年からちょくちょく顔を出している「考動研究会」さん主催のセミナーです。今回の講師は「アクエリアス」の新井氏と田口氏の両名でした。アクエリアスさんは「いたずらマーケティング」というちょっと面白いネーミングの本を出していて名前は存じていました。社長の新井さんは、ほとんどセミナーを行うことがないそうなので、是非聴いておかなければと思い参加しました。会社を設立してから2年あまりなのですが、年商が1億を超えているそうです。第一部は社長の新井さんのお話でした。彼は21歳の時から仕事の現場で、“どうすれば売れるのか?”をいつも考えていたらしいです。講演で最初に言われたことは、「私の講演中はノートを取らないように!」ということでした。最初はビックリしました。講演内容をノートに一生懸命取っていると、ただ書くことに集中してしまうため、考えなくなってしまうからだそうです。聴いている時にアイデアが浮かんだら、その内容を書き込んでいくようにとの事。ノートした内容が、聴いた内容と全然違った状態になっていることが望ましいと言っていました。商売で大切なのは、「考えること」そして「工夫する」ということだそうです。当たり前といえば当たり前なのですが、これらのことをやっていないから売り上げを上げることが出来ないのだそうです。確かに、日々の業務の忙しさを理由に考えることを放棄しているかもしれません。やはりどうすればよいのかを常に考え、それをいかに実行に移していくかが大事です。よく他事のせいにし、出来ない理由を言う場面に遭遇することがありますが、出来ない理由を考えるより、出来る理由を考えた方がワクワクして楽しいですよね。今回、講師の方へ事前に質問をお出しするようになっていました。私の質問は“アクエリアスさんがこの2年あまりで、なぜ年商1億を築き上げることが出来たのか?”です。講演の中に答えがありました。これは月々の売り上げを前月より5%アップするためにはどうすれば良いかを考えるのだそうです。目標を1年単位とかで大きく捉えてしまうと、なかなか具体的なイメージがわかないため、目標を達成出来ないのだそうです。この思考法だったら着実に前へ進めそうな感じがします。私のような保険代理業は、前年度の数字から見込み数字が読みやすいので具体的な方策が浮かんできます。最後に、大切なことは「お客様の役にたっているか?」ということです。この辺は、仕事をする上でかなりキモだと感じました。第二部の田口氏は、WEB関連の中心としたお話でした。田口さんはWEB制作者向けのセミナーをよく行われているとのことで、セミナー慣れしていました。販促ツールを作成する場合、重要なことは制作者側に“自分の想いを伝えること”と言われていました。また“こだわり”を「わかりやすく」、「伝わりやすく」するよう追求するために、技術面の組み合わせを利用し、見せ方に工夫をしないといけないそうです。これはWEB上だけではなく、リアルの現場でも活用すると面白そうです。今回の学びは「常に考え、その考えをどう実践するか」でした。セミナー後、いつものように懇親会にも参加してきました。いつも顔を合わせる方もいらっしゃいますが、新たな方々とも色々とお話を伺うことができました。よく「自分の業種は特殊だから・・・」といわれる方がいますが、他業種から仕事のヒントを頂くことは多いと思います。これから先は私の私見ですが、セミナーは講師を務められる方がどういった方かは、そのセミナーの品質に関わることなので重要な部分ではありますが、忘れてはいけないことは、主催者側の設営あってのことです。よく見かける光景としては講師の方ばかりに注目して、主催者をおざなりにしている場面をみかけます。主催者の設えがあってのセミナーですので、労うことを忘れてはいけないと感じています。
April 22, 2006
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民主党のメール問題がやっと一段落したという感じがします。私はあまり政治には興味はないのですが、この問題にはちょっと腹立たしく思いながら見ていました。それは、この問題にかけた時間です。政治家の方々は国民の税金で年俸をもらっています。年俸は人それぞれだと思いますが、一年間に何日働いているのか、一日何時間働いているのかは知りませんが、それらがわかれば、単位時間当たりの給料、つまり時給が計算できます。この問題に関わった方々は、幹部クラスの方が多いと推測できますので、当然、時給もかなり高額となります。メール問題に関わった方々の時給の合計に、費やした時間をかければ、この問題にかけたお金が算出できます。私が腹立たしく感じたことは、この使った時間・費用が一秒、一円たりとも国民のために使われていなかったことです。もっと他にすべきことが山ほどあるはずです。議員職は有期です。限られた時間をこのようなことに費やしたこと自体、問題であると考えます。議員を蹴落とすための時間があったら、もっと国民のためになるようなことで議論を展開して欲しいと思います。皆さんは、どう思われますか?
April 2, 2006
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