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書籍の感想です。今回は「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いII」」です。【小説5巻】本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第二部「神殿の巫女見習いII」【電子書籍】[ 香月美夜 ]マインちゃんのお話もいよいよ進んできて、アニメの終わりまで追いついてきました。この次の巻からはアニメでは描かれていない部分ですね。楽しみ。とは言え、この間の話もアニメでは結構端折られていたりしたんだなぁと分かりました。今回、とうとう本が完成するのですが、アニメでは版画みたいな感じで木で原版を作っていた気がするのですが、小説では木だけでは細かい彫りが難しい(特に文字)ということで紙をカッターで切って原紙を作って作成していました。(まあ、細かい部分だし、本筋にはあまり関係ないので、問題ありませんが)どちらでも良いのですが、小説の方が試行錯誤している感が良く伝わってきて良いですね。側仕えの人の意識改革というか、心の変化というか、も細やかに描かれていてマインが主人公だとはわかっているのですが、ルッツにもギルにもデリアにもフランにも共感する部分があって楽しかったです。アニメの最終盤でもあった巨大トロンベ狩りで、平民を快く思わない騎士にあわやという事態に追い込まれ、危うく助けてもらった後、巫女見習いとしての実力を見せつけて荒れ果てた土地を再生するわけですが。神官長が一言「やりすぎた」荒廃した土地をあっという間に再生したその膨大な魔力は多くの貴族に注目されることになる、というのが神官長の心配でした。貴族が取り込もうとすればそれは貴族間の政争にマインちゃんが巻き込まれるということです。神官長は魔法具でマインちゃんの過去、つまり麗乃の記憶を視ることで、マインちゃん自身が危険な思想を持った存在ではないことを確認します。しかし、だからと言ってマインちゃんをどう守っていくことができるか・・・今後の展開が楽しみですね。
2021.04.30
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ゴールデンウイークですね。でもステイホーム推奨ということで何をやろうかと思ったのですが、久々にプラモ作り始めました。お題は「HGUC サザビー」です。バンダイ 1/144 HGUC-088 MSN-04 「サザビー」 5月27日再販予定なんでサザビーと思われた方もいるかもしれませんが、特に理由はありません。昔買ったプラモの中で一番取り出しやすい場所にあったのがこれだったのでwというわけで作り始めたのですが、昔よりだいぶ目が悪くなっていて細かいところが良く見えないです。情けない。ゲート跡もよく見えない時があったので、今後のガンプラ人生が心配・・・今日は、頭、胴体、武器、シールドを作りました。後2日くらいあれば完成させられるかな?
2021.04.29
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書籍の感想です。今回は「ギリシア神話」です。ギリシア神話 [ 石井 桃子 ]いやー、非常に良い本でした。日本の神話は前から興味があって、日本書紀を読み直したりしていたのですが、世界の神話は何となく知っている程度であんまり良く分かっていませんでした。最高神がゼウス、その兄弟としてポセイドンとハデスがいる。ゼウスの奥さんはヘラ。そんくらいですかね・・・そんな情けない私にこの本はやさしく優しく語りかけてくれました。小学4年生向けとのことですが、大人が読んでも十分楽しめます。アポロンやヘルメス、ヘリオス、ペルセウス、ヘラクレス、そしてトロイア戦争など神々が生き生きと描かれています。私が好きな話はデルメルとペルセポネの話です。デルメルは大地と農業の神様で、命の源と言える女神で、ペルセポネはその娘です。ちょっと話し外れますが、FateGrandOrderというゲームでデルメルは無限の再生力を持った存在として出てくるのですが、「命の源」という話を聞くと、納得の設定だなぁと思いました。さて、このペルセポネですが、ハデスの奥さんです。ハデスは死の国を治めている神様ですが、ディズニーアニメなどのイメージで悪役のイメージがありますが、実際には「死んだ人を受け入れるだけ」なのでそれほど悪い存在ではありません。しかし、そんな彼がペルセポネに一目惚れしてしまい、ペルセポネを自分の国に連れ帰ってしまいました。この辺は詳しく書かれていませんが、ペルセポネもハデスを憎からず思っていたようで、そこまでひどい生活ではなかったです。ですが、デルメルは娘が死んでしまったと悲しみ働くことを止めてしまいます。そのせいで作物は育たないし、鳥もさなかもいなくなってしまうしで、人々は大変困ってしまいました。そこで、ゼウスの使者ヘルメスがペルセポネに戻ってくるよう伝えます。ペルセポネは戻ることになったのですが、戻る直前にザクロの汁を吸ってしまいます。地下の食べ物を食べてしまったものは地上に戻ることができないという決まりがあるのです。この本ではハデスがペルセポネを騙してザクロを食べさせたということになっていますが、一説にはペルセポネがハデスと離れたくなくてわざと食べたという話もあるそうです。で、いろいろ調整した結果、1年のうち、8カ月は地上で暮らし、残りの4カ月はハデスと暮らすことになりました。娘がハデスのところで戻るとデルメルは仕事を放棄して洞穴へ閉じこもってしまいます。この4カ月が冬ということなんですかね。デルメルが思った以上にモンペっぽいところが面白いなぁと思いました。その他の話も神様が人間臭くてとても良かったです。ちなみにゼウスの奥さんであるヘラが嫉妬して多くの事件が起きた、という印象を持っていたのですが、実際そういう話もいろいろあるのですが、ゼウスその人が騒動を巻き起こしている話も少なくなく、この辺は似たもの夫婦なのかもしれませんね。
2021.04.29
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書籍の感想です。今回は「東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。視えない子犬との暮らし方」です。東京税関調査部、西洋あやかし担当はこちらです。 視えない子犬との暮らし方 (アルファポリス文庫) [ 飛野猶 ]ひょんなことから税関調査部でお仕事ができることになった蛍。その「ひょんなこと」というのが海外旅行で「ケルベロスの憑いた手鏡」を手に入れたことでした。ケルベロスと言えば「地獄の門番」として首が3つあり、怖いイメージがありますが、この小説に出てくるケルベロスはまだ幼いようで、モフモフで顔も1つしかない子犬そのものです。名前も「コロ」だしw一応、ケルベロスらしくハチミツやらあまいものが大好きなのですが、カワエエことこの上ない。そんな蛍を待っていたのは気難しそうなイケメンあやかし担当の神崎とその相棒のユルグ。ユルグとは西アフリカのドゴン族の神話に登場する銀狐なのだそうです。知らんかった。その後、可愛いあやかしが次々と出てきます。ハギスにブラウニー、エンシェントドラゴン、ピクシー、セイレーンなどなど。ドラゴンが可愛くないという意見もあると思います、ここに出てくるドラゴンはもうずいぶん年を重ねたはずのドラゴンの割にはかわいい感じです。最後に悪魔が一人出てくるのですが・・・続編がありそうな感じですね。もし出たら是非読みたいです。ちなみに悪魔はソロモンの72柱の1柱なのですが、私は初めてお会いしたお名前でした。ネットで調べてみましたが、ふむふむ音楽が好きなのですね。だから、そういうことなのですね・・・とても面白かったです。
2021.04.25
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書籍の感想です。今回は「十年屋 時の魔法はいかがでしょう」です。児童版 十年屋 1時の魔法はいかがでしょう / 廣嶋玲子 【本】大切なものを10年間預かってくれる、そんなお店が十年屋です。10年間、預けたものは汚れることも劣化することもありません。どうしても捨てられないけど、でも、持っておくこともできないというものがあったときに便利そうですね。でも、この十年屋、十年魔法という魔法が得意な魔法使いが店主です。魔法には代償がつきもの、10年預かるのに、1年分の寿命が必要になります。で、10年預かったのち、受け取るか、もう不要だからお店に譲るかを選ぶことになります。そんな不思議なお店を舞台にした短編集です。銭天堂にちょっと似ているなと思ったら、それは当然ですね。銭天堂の作者と同じ方でした。なかなか面白かったですね。良い人には良い結末、傲慢な人には傲慢な報い。預けたものを返してもらう人、その時の想いの先に進むことを決意して、お店に譲る人、友人との友情を取り戻す人、色々な人生が垣間見えて面白かったです。
2021.04.24
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書籍の感想です。今回は「お探し物は図書室まで」です。お探し物は図書室まで (一般書 304) [ 青山 美智子 ]ご存知かと思いますが、本屋大賞の第二位に選ばれた作品ですね。感想ですが、とてもやさしいお話でとても素敵でした。舞台は、図書館、ではなく、図書室なんですね。最近の小学校にコミュニティハウスというが併設されています。地域の人との交流を目的とした施設です。私が小学生の頃はなかったなぁ。で、そのコミュニティハウス内にある図書室のお話です。ちなみに我が家の家の近くにある小学校にもコミュニティハウスがあって、図書室ありますね。なので、図書室があるのは一般的なんだと思います。ですが、この小説の図書室がびっくりなのは司書さんがリファレンスしてくれるところ。リファレンスというのは探しているものの要望を聞いて、最適な本を紹介してくれるサービスのことを指し、図書館だと良くありますね。この図書室にいる小町さゆりさんは見た目は全体的に大きく、ひたすら羊毛フェルトをしているというちょっと変わった印象なのですが、リファレンスに来た人の今の悩みを聞き、適切なものを提案してくれるのです。その本のセレクションが面白くて、転職を考えてスキルをアップを考えていた女性の「エクセルの勉強ができる本」というリクエストに対して、エクセルの参考書の他に、「ぐりとぐら」をお勧め書籍として提案するのです。一瞬、なぜ「ぐりとぐら」?と思いつつ、つい借りてしまい(どうせ無料だしね)、ぐりとぐらを読むうちに、自分の本当に必要なもの、自分が何に焦っていて、どういう気持ちで働くべきかということに気付いていくのです。小町さんに感謝の気持ちを伝えようと図書室まで御礼に行くと「私は何も。あなたが自分で必要なものを受け取っただけ」と澄まして答えるのでした。そうなのです。この小説な5つの短編で構成されていて、どのお話も小町さんに選んでもらった本をきっかけに良い方向に進んでいくのですが、小町さんは別にその問題に対する真正面からの回答を本で出しているわけではないのです。その本を読んで、自分に重ねて、自分で自分に最も必要なものを受け取っているのです。小町さんがスーパーマンではなく、きっかけを作っただけ、というのがとても素敵なところで、自分で自分を変えようと思ったことで、変わっていった話が詰まっています。ちなみに私はニートの男性の話はちょっとウルっと来ました。とても良かったですよ~おススメ。
2021.04.24
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書籍の感想です。今回は「帝都モノノ怪ガタリ」です。帝都モノノ怪ガタリ (マイナビ出版ファン文庫) [ さとみ桜 ]医師の養父に育てられた幸四郎は医師を目指して帝都でがくぎゅおに勤しんでいた。しかし、学友に養父から受け取ったお金をすべて騙し取られてしまった。落ち込む幸四郎は大学も辞め、夜の帝都をうろつく。そんな夜の街に少女の首が空を飛んでいた。そして、それを追う軍人とその従者らしいメイド。行きがかりでその軍人、忍のモノノ怪退治を手伝うこととなってしまった。しかし、本当は幸四郎はむしろモノノ怪が嫌いではありませんでした。幼少時代、彼の田舎では拾われ子の彼には人間の友達はおらず、モノノ怪が友達だったのです。モノノ怪を退治するのではなく、救う(?)ため、忍と同行するのでした。いろいろあって分かったことは幸四郎はモノノ怪に深く関わっていること、そして、忍は「モノノ怪は全部斬る」と言っていたのに幸四郎と出会い、幸四郎に影響されたのか、「人間に良い人間悪い人間がいるように、モノノ怪にも良いモノノ怪、悪いモノノ怪がいる」という考え方に変わっていくのでした。忍と幸四郎の関係も深まったわけですが、続編が出てもおかしくない終わり方ですね。続き出たら是非読んでみたいです!
2021.04.21
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書籍の感想です。今回は「区民課浅草分室あやかし交渉係」です。区民課浅草分室あやかし交渉係【電子書籍】[ 紅原香 ]お仕事&あやかし小説♪とはいっても、お仕事要素は軽めです。区民課のお仕事について丹念に説明してくれたり・・・とかはないです。でも、主人公の蓮見茉莉華が自分の立ち位置、仕事への向き合い方に悩んだりする部分はあるのですけどね。でも、あやかし大好きの文化人類学者鴻野に言われた言葉で落ち込むわけですが。鴻野は事件を通じてあやかしにあえればハッピー。あやかしと話ができればハッピー。あやかしの悩みを解消できればハッピーです。なので、あやかしが去った後の人間がどうなるかは興味がありません。「そこは本人で何とかするでしょ」という感覚で、それはそれで間違いではない気もしますが、区民課のあんしん相談係である茉莉華は納得がいかず落ち込むわけです。この話を通じて、茉莉華は自分がどう区民と向き合うかを改めて再確認します。めでたしめでたし、と。あやかしはいろいろ出てきます。文車妖妃、百目鬼、塵塚怪王、ぬらりひょん。いずれも人間に迷惑をかけているのですが、全く話が通じない相手、というわけではなく、まざに「交渉係」の名にふさわしく、交渉の中で落としどころを見つけていきます。あやかしとバトルなどしません。この辺はなかなか面白いですね~全体的になかなか面白かったです。続きでないかな。
2021.04.19
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書籍の感想です。今回は「添乗員さん、気をつけて 耕介の秘境専門ツアー」です。添乗員さん、気をつけて 耕介の秘境専門ツアー (ハルキ文庫) [ 小前亮 ]いやー、面白かったです。フリーの添乗員である耕介が「訳アリ秘境ツアー」でいろいろな事情に振りまわされながら頑張るお仕事小説です。離婚問題に直面しているカップルが参加するウズベキスタンツアーに、名前の顔も明かしていない覆面作家が取材のために参加しているベリーズツアー、自殺志願者が混ざっているのではという疑惑を持ったまま始まるエチオピアツアー、そして、2つの宗旨が異なる宗教団体の方が参加するインド仏教遺跡ツアー。どれもこれも癖のあるものばかりですが、耕介の辛抱強い対応でなんとか乗り切っていくのです。起きる事件は些細な諍いなどで、耕介の対応も神対応、ではなく、冷静に何とか参加者が穏便にツアーを終えてもらおうという対応ではあるのですが、とっても地に足の着いたお話で逆に好感が持てました。あとこの小説の良い点としては、旅先の描写が非常に素敵で、どんな場所か頭に浮かんでくるうえに、行ってみたいな思わせるものでした。実際には秘境ツアーなので、不便な点なども限りなくあるんでしょうけど、でもでも、耕介さんが添乗員としてついてくれるなら、行ってみても良いな、なんて思ってしまいました。ちなみにこの小説の中で紹介されている秘境の1つに「ダロル火山」というのがあるのですが、その異次元の光景には圧倒されますね。ダロール火山|世界の穴場スポットまとめ (memorandums.jp)
2021.04.18
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シレン5の失敗日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス迷いの井戸に潜っていますが、18Fでねむり大根に睡眠草と毒草のコンボを延々と投げられるというハメ技を掛けられてました。相当強い防具だったので、1ダメしか受けません。だからさすがにそのうち起きるだろうと思ったのですが、起きたと思うと睡眠草を投げられ、毒草で鈍足にされ、しまいには2匹目のねむり大根にも囲まれ、ますます抜け出せなくなり、1ダメで200以上あるHPを削られていくのはかなりつらい経験でした・・・復活草で復活したんですが、私自身のテンションがさがってしまい、巻物で戻りました。あんなに高い頻度で睡眠草と毒草投げることってあるんですね・・・
2021.04.16
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書籍の感想です。今回は「あの日、君と Boys」です。【中古】 あの日、君と Boys / ナツイチ製作委員会 / 集英社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」が読みたくて辿り着いた本です。この本は8人の作家がそれぞれお話を描いています。・逆ソクラテス:伊坂幸太郎面白かったです。ソクラテスの名言の一つに「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」というものがあります。無知の知。自分が何でも知っていると思い上がってはいけない。自分に知らないことがあることを知っている人間は謙虚になれ、結果賢い、ということですかね。物語は野球のシーンから始まり、中学時代の回想となり、その回想シーンもカンニング大作戦のシーンです。どういう話なのかと思っていたら、思い込みの強いある先生の常識を覆すための作戦だったのです。彼が優秀と思った生徒は上げ、そうでないと思った生徒のことはさりげなく落とす。主人公たちはその先生のことを「逆ソクラテス」と呼び、先入観による思い込みを打ち破るための作成をいくつか決行するのでした。先生自身が変わったかどうかまでは描かれていませんが、その作戦を考えた彼のおかげで救われたクラスメートもいるわけで、なかなか良い話でした。「僕はそうは思いません」相手の思い込みを打ち破る、魔法の言葉なんだそうだ。確かに何も言わないと肯定しているようなものだもんね。残りの話は軽めに。・骨:井上荒野うーん、あんまり良く分からなかったです。・夏のアルバム:奥野英明ひと夏の出来事を描いた作品。楽しい思い出もあったが、親戚の叔母さんが亡くなるというショッキングな出来事もあり、従妹と楽しそうに遊んでいたがあることをきっかけに姉も主人公も泣き出してしまう。ちょっと切ない。・四本のラケット:佐川光晴四本のラケットは家族が仲が良かった象徴。結局今でもプレーしているのは主人公だけ。部活でもテニスをしていたが、ちょっとしたズルに加担したことで部内にもやもやが立ち込める。しかし、それを誰の手も借りずに解決し、和解する。新たな絆を手に入れた主人公は家族四人でまたテニスをしたいと思うのでした。なかなか良いお話。・さよなら、ミネオ:中村航ミネオは誰にも見えない不思議な存在。彼の想像の産物であろうことは途中で気が付くわけですが、ラストでさらにひっくり返されます。なかなかミステリーっぽいのは良いのですが・・・・ちょうどいい木切れ:西加奈子良く分からなかった。・すーぱー・すたじあむ:柳広司小学生のころからの友達である竜次が補導された。小学校の頃はエースでスターだった竜次だが、中学で伸び悩み、高校でひじを痛め、野球部を退部していた。破天荒な竜次に振り回されつつも竜次の本当に気持ちに気付く話。まあまあ。・マニアの受難:山本幸久ほとんど映画の紹介のような話。内容はイマイチ。逆ソクラテスが面白かったら、良かった。
2021.04.16
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書籍の感想です。今回は「額を紡ぐひと」です。額を紡ぐひと/谷瑞恵【3000円以上送料無料】お仕事小説大好きなフラットです。しかも職人とかチョー好き。デパートのフェアで寄木細工の職人さんが来ていたことがあって、ずっと見ていたら、職人さんが子供にしてくれない寄木の端切れを私にくれました。職人さんがびっくりするくらい熱心に見ていたみたいですwさて、この作品。額装師、簡単に言うと額縁屋さんのお話です。額装師の夏樹(女性です)はオーダーメイトで、なんでも額装してくれます。普通額縁と言えば絵とか平面的なものの周りを彩る存在だと思いますが、「何でも」なので、立体的なものでも額装します。しかも、その額装しようとしているものの本当の意味を理解しないと、ぴったりなものが作れないので、本人の生い立ちや抱えている悩み、額装しようとしているものの意味をとことん掘り進めます。例えば第一話の「宿り木」。これは本当は父親との絆を示しています。しかし、あることをきっかけに依頼主は父親を家から追い出すこととなってしまい、その後、音信は途絶えていました。父親は依頼主の前に顔を出すことはしないものの節目に宿り木を置いていったのです。その父の遺品の中にあった宿り木。しかし、依頼主と父との関係はある理由から秘密です。なので、額装は父親の娘への隠れた愛、そして、父を思う娘の気持ちが込められたものとなったのです・・・という感じで結構好きな展開なのですが、全体的にちょっと重いです。主人公である夏樹自身がある理由で婚約者を亡くし、その婚約者が額装師であったこともあり、もしかしたら婚約者のことが分かるかもしれないというすがるような気持ちで額装師を努めているのです。彼女の中で時は婚約者が亡くなった5年前から動いていません。しかも、婚約者が亡くなったことに関係があるかもしれない人物に出会ってしまい、現在はカレー店を営んでいる彼を日々観察する毎日です。婚約者の何かが得られないかともがいてもがいて苦しむ姿が随所に出てきて、読んでいて苦しかったです。カレー店を営んでいる彼も悩んでいて、夏樹が気になっている純という表具店の息子もひょうひょうとしつつも大きな悩みを抱えているのです。額装がすべてを解決、などといった魔法のような調子の良いことはありません。もがいた先に、「先に進んでも良いんだ」というある種の割り切り、諦観、理解、納得、みたいなものが得られ、物語は終わります。額装がいくつも出てくるのですが、それぞれのバックグラウンドまで理解して作る姿はとても素敵で、「夏樹の額装は祭壇のようだ」という表現はとても神聖なものに感じました。
2021.04.14
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書籍の感想です。今回は「翼の帰る処 下」です。翼の帰る処(下) [ 妹尾ゆふ子 ]いきなりですが、ヤエトは帝都行きを命じられます。北嶺太守である皇女との関係を築き、これからはゆっくりと半隠居生活に突入か、と思ったところでの下命です。一応病弱なヤエトを養生させるという名目です。寒い北嶺ではなく、帝都でゆっくりせよと。しかも、皇女の実の兄である第三皇子の庇護下です。皇女としては配慮したつもりでしょうが、一般臣民であるヤエトは当然第三皇子のもとでなぞ落ち着けるわけもなく・・・しかも、最近、王の体調が悪いのかも、という噂がたったことで皇子たちの暗躍が加速していました。そんな時に皇女の副官を送り込まれた第三皇子は疑心に捉われます。しかも、そもそも皇女をある目的に利用しようとしてたのです。ヤエトの過去視の力が強まり、仲間であった伝達官が殺され、皇女に危機が迫り、ヤエト自身も危険であることを知ったヤエトは皇女を救い出すために雪に閉ざされた北嶺に戻ることを決意します。上巻で撒かれていた伏線が回収されていき、なかなか面白かったです。例えば、鳥。北嶺では鳥はかなり大切にされていて、飛鳥の伝説も残っているのですが、現在の鳥は滑空はできるものの飛ぶことはできません。ヤエトは過去を探り、飛べなくなった理由を探り当て、皇女の力を借りてついに鳥たちの翼を取り戻すことが成功するのです。これにより北嶺のさらに北の部族の侵攻を阻止することができました。皇女は遠からずどこかに嫁ぐことになるという運命が待っています。皇女はそれをよしとせず、なんとか北嶺太守として留まりたいと思っています。物語はこれで終わるのですが、あとがきを読むと続編があるようですね。皇女がこのまま自立できるのか、ヤエトとの関係は?、どんどん病弱になるヤエトは生き残れるのか・・・続編読んでみたくなりました。
2021.04.10
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シレン5です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス今回は失敗日記ではなく、まあ、成功日記ですかね。商人の隠れ家を99Fまでクリアしました。持ち込みありのダンジョンなので、良い武器を持ち込めばクリアできるとはいえ、良い武器を持ち込めば持ち込むほど消失の恐怖もあるわけで・・・何度か挑戦の末、クリアしました。攻略サイトには「持ち込みなしでもクリアできる」と書いてあったのですが、90Fを超えたあたりから出てくるイッテツ戦車2が本当にうざい。倍速で2回攻撃で、固定ダメの砲撃をしてきます。炎ダメ半減の印をつけていても1回40ダメ、2回で80ダメ、これは強烈です。(印が付いていなかったら毎ターン160ダメ ><)冷えびえ香の壺を持っていたので、なんとかなったけど、固定ダメージは本当に怖いですね。いま、攻略サイトを見てみたら、「ねだやし候補の代表格」と書いてありました。それほど危険な敵ってことですね。さて、そもそもなんで商人の隠れ家に潜ったかというと、武器防具を育てるためでした。なので、97Fあたりで防具を育てたいものに変更して、敵を倒しまくっていると敵が強いせいかあっという間にマックスまで成長しました。やはり強い敵の方が早く成長するんですね。今回は99Fまでクリアできたし、持ち込んだ4つの武具を全部マックスまで成長させられて満足いく結果となりました。
2021.04.10
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シレン5の失敗日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイス商人の隠れ家に武器防具を成長させようと思って潜る。もし強敵に出会っても大丈夫なように99まで成長させた武器を保存の壺に入れておく。結構良い感じで武器も成長し、順調だったのですが、24Fで開幕爆炎ハウスに遭遇。オヤジ戦車系の固定ダメにガンガン削られ、しかし、巻物等の打開道具がなかったため、秘蔵の武器を取り出す。秘蔵の武器は回復がついているため、攻撃すればするほど回復でき、この状況を打開できるはず。だったのですが、保存の壺から出そうとして、焦って投げちゃいました。正面にいた敵を倒したのですが、見事武器を消失。「あーーーー」家族がびっくりするくらい大きな声を出しちゃいました。すぐに脱出の巻物で帰り、仙人の庵に行ったところ、落とし物として武器が届いていました。タグのおかげで助かりました。落とし物を返してもらい、すぐにもう一度タグを付与しました。ピンチの時でも焦っちゃダメですね・・・
2021.04.06
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書籍の感想です。今回は「翼の帰る処 上」です。翼の帰る処 上あらすじを読むと「「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。 病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。」という出だしで始まります。実際、物語の最初から暗殺を目論まれた王が犯人を見つけるために虜囚となった男に過去を見させるシーンから始まります。この時、幼い王子も一緒だったのですが、この中の誰がヤエトで、しかもこのシーンが過去の話なのか、未来の話なのかも不明です。そのシーンの正体は後半で明らかになるのですが、過去視の能力をヤエトはひたすらに隠しています。未来ならともかく、過去を見る能力のどこがすごいのでしょうか?答えは「事象の事実を知ることができる」ということです。例えば、ある事件が起きた。その犯人は?過去視の能力があれば、その事件現場から少しずつ過去に遡っていくことで実行犯だけでなく、黒幕の存在まで確認することができるのです。半日や数時間前の過去視であれば誰かの密談を覗き見るなんていう用途にも使えるかもしれません。しかし、過去視の能力で得た情報は証拠としては役に立ちません。他の人にはそれが真実か分かりようもないからです。これは王のように「事実であることさえわかればいくらでも裁定できる」権限を持った人にも恐ろしく有用な能力なわけです。そういうこともあるのだと思いますが、ヤエトは田舎での隠居暮らしを望んでいたわけですが、持ち前に真面目さでつい議論に口を出し、赴任してきた皇女に諫言し、信頼され、どんどん忙しくなっていきます。赴任した北嶺は辺境で土地も痩せ、平地も少なく、ほとんど放置された土地だったのですが、北嶺のことを知るにつれ、ヤエトは北嶺の人々は皇族と何らかの関係があるのではないかと考えるようになります。北嶺の人は北嶺にのみ住む大型の鳥を乗りこなします。鳥が人を選ぶため、よそ者は乗ることすらできないのですが、よそ者でも一部の者は鳥から許され、乗りこなすことができます。そして・・・その乗りこなすことができるのは皇族の血を引く者ばかりだったのです。皇族も竜種と呼ばれ、圧倒的な威圧感を放つ存在です。北嶺の人々にはそんな威圧感はなく、非常に粗野で野蛮な印象であるため、共通点に気付いたものはまだいませんが、ヤエトはこれが火種になるのではと危惧するのでした・・・下巻が気になります。
2021.04.06
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シレン5の失敗日記です。不思議のダンジョン 風来のシレン5plus フォーチュンタワーと運命のダイスマゼルン合成をしようとして武器を投げつけたんですが、マゼルンが寝ていたため呑み込んでくれず武器消滅・・・ウワーンこれ、前にもやったことあって、状態異常の時はダメってわかっていたつもりだったのですが、つい「シメシメ、寝ているから遠くから投げられるぜ」なんて思っちゃいました。矢などで攻撃して起こす=>合成・・・ですね ><
2021.04.05
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書籍の感想です。今回は「86-エイティシックス- EP.7ミスト」です。86-エイティシックスーEp.7 -ミストー(7) (電撃文庫) [ 安里 アサト ]いつも戦場の血なまぐさい、いや、機械相手なので、血なまぐさくはないけど、ハードな展開が多い、エイティシックスですが、今回はラブコメか、という展開で、戦場のシーンはなし。ついに、シンとレーナが自分の正直な気持ちを自分自身で認め、相手に言う決意をします。果たして、うまく告白できるかどうか・・・ほぼそのような話で展開し、街中デートとか、枕投げとかw、舞踏会でのダンスとか花火とかいろいろにぎやかな展開なのですが、一つだけ今後の展開に大きくかかわる話が出てきます。前巻で、無慈悲な女王と冠されたレギオン上位指揮官機の捕獲に成功していたのですが、その彼女から重要な情報を聞き出すことに成功するのですが。曰く、全レギオンを停止する方法。旧ギアーテ帝国の皇族の血を有するものであれば、管理コンソールから管理者の変更ができる、というものでした。しかし、ギアーテ帝国は帝国の支配を打ち破り、今は連邦へと移行しています。当然その際に皇族はすべて粛清されており、せっかくの情報でしたが、実現のめどは立たない、ように思えました。しかし、シンは知っていました。自分の近くにいる部隊のマスコット「フレデリカ」が実はギアーテ帝国の末裔であることを。もちろんそれを知っているのはシンだけではありませんが、ごくわずかな人だけの秘密です。しかし、もしその事実が広まってしまったら・・・フレデリカには危機が訪れるかもしれません。この情報の扱いをどうするかは8巻以降の重要なキーとなりそうですね。
2021.04.03
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