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休みがあっという間に終わるのは何故か?必殺必中仕事屋稼業 第16話「仕上げて勝負」エロティックで妖しい魅力を持つ女・おらん(嵯峨三智子)。指物職人の長次を誘惑してイカサマを仕込んでいた。長次にはおもとという彼女がいた。おもとはおらんと別れるよう説得するが、長次はすっかり洗脳されていた。「あの女はダメよ!あんたをきっとダメにするわ!ねえ別れて!あたしのためじゃない、あんたのために・・・」。おせいは半兵衛と政吉に人探しの仕事を依頼する。探す相手は長次。五日前からおらんと共に姿を消したが、おらんだけ戻っていた。お百度参りをしているおもとを見て二人は依頼を引き受ける。利助の調べで二日前の夜、鉄砲洲の中屋敷で開かれた百両の大博打の中におらんと長次がいたということが分かる。そこは国五郎親分の縄張りだった。政吉は鉄砲洲の賭場に潜り込むと中間に酒を飲ませておらんのことを聞き出そうとするが、国五郎軍団の邪魔が入る。一方、半兵衛はおらんの家の床下に潜入、捨三(スガカン)との会話を盗聴する。捨三はこんな仕事から手を引くことを提案、持ち金を元手に小さな店でも開いて一緒に暮らしていけたらそれだけで満足だと話すが、まともに取り合おうとしない。捨三もかつてはイカサマ賭博の壷振りだったが、右腕を失くしてからはおらんのヒモになっていた。その頃、お春と源五郎は蕎麦粉をこねながら半兵衛の帰りを待っていた。そこへ半兵衛が帰宅、二人に匂い袋をプレゼントするが源五郎のほうは「あら、小さいのね・・・」。翌朝、半兵衛と政吉はおせいに仕事の結果を報告。長次が生きている望みはほとんどない。一発こっきりの大勝負に駆り出されたものの失敗、用済みになったため殺されたに違いない。しかし仮に死人になったとしてもそれを探し出すのが仕事屋稼業だ。おもとはお百度参りを続けている。おせいは改めて長次が殺された証拠を見つけてくるよう命令、もし本当に長次が殺されていたらおらんを生かしておくわけには行かないとまで言い放つ。その後、政吉は国五郎が仕切る賭場に潜入、わざとイカサマだと吹っ掛けて大乱闘するが、おらんに気に入られて合体。イカサマテクニックを教えてくれた兄貴分がいると紹介するとおらんは興味津々。兄貴分こと半兵衛はおらんが言うとおり完璧に賽の目を出す。これにはおらんも驚いて半兵衛をスカウトする。おらんには何人か男がいてイカサマを仕込んでいるが、まだ使い物にはならない。そんなこんなで国五郎プレゼンツの賭場が開かれる。胴元は半兵衛、勝負するのはおせいと国五郎の代理で登板したおらん。結果おらんが勝つがシナリオ通り。今夜金を届ける際、半兵衛と政吉はおらんを始末するつもりでいたが「私たちの仕事はあくまで長次の行方を探すこと。そのことを忘れてもらっては困ります」とおせいに釘を刺される。長次が殺された証拠はない。「口封じのため殺したという証拠が無ければおらんを始末することはできません」。では半兵衛が殺されるようなことになったらどうするのか?「その時は黙って死んでいただくのが仕事屋稼業の掟」。その夜、半兵衛は捨三に命を狙われるが、捨三はむしろ逃げるよう訴える。「お前を見ていると昔の自分を思い出すんだ。だから、とてもお前を殺せねえ。頼む、逃げてくれ。おらんがいねえと俺は・・・」。しかしおらんは捨三にうんざりしていた。そこに捨三が現れる。「お前のために親分を裏切った。人も殺してきた。イカサマを覚えてお前のために片腕を落とされ挙句の果てに女も抱けねえ体にされちまった。六年間・・・六年の間もだぞ!俺はお前の言う通り犬のように生きてきたんだ。どんなにつらいことがあっても目を瞑って、歯を食いしばってお前のあとについて来たんだ。その俺を殺そうっていうのか?」。逃げ回るおらんを追いかけて殺そうとするが、国五郎に何度も匕首を突き立てられて絶命する。その国五郎を政吉が始末する。そして逃げるおりんを半兵衛が抱き止める。「会いたかったぜ。色財使ったのもイカサマしたのもみんなお前のためなんだ」「うれしいねえ。だからあたしだって捨三をキッパリ殺してきたんだよ」「知ってるよ。何もかも」。そう言っておらんの首を剃刀で切り裂く。おもとは今日もお百度参りを続けている。お・わ・り
2025年03月31日
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本日で今年度終了。必殺必中仕事屋稼業 第15話「大当たりで勝負」年に一度の富岡八幡宮の流鏑馬試合。誰に賭けるか話題沸騰、江戸中大興奮。半兵衛と政吉は出場選手を徹底リサーチしまくり。本命は作州浪人・岩岡鉄五郎(高山我夢の父親)、二番手は永倉左内。嶋屋でも従業員だけでなくおせいまで夢中になっているが利助だけ冷め切っている。「夢がある?何?たった一日で賭けた金が三倍にも四倍にもなる?ばかばかしい。お金ってのはね働いて手にするもん何ですよっ」。嶋屋には岩岡の妻・弥生(坂田アキ)が働いていた。流鏑馬に参加するだけでも相当な費用が掛かる。そのため二年間必死で働いたと言う。勝てば岩岡を召し抱えてくれる話もある。そんなこんなで半兵衛はリサーチしていなかった岩岡を訪ねるが、胴元の淀屋(戸浦六宏)軍団が二百両と引き換えに八百長を持ち掛けていた。岩岡はもちろん拒否。しかし弥生は「男の人は夢を追って生きて行けます。でも女の私には夢を追うことにはもう疲れました」と正直な思いを口にする。そして偶然立ち聞きしてしまった半兵衛は淀屋軍団に拉致&半殺しにされる。そんなことになっているとは知らずお春は一口買ってニコニコ。「びっくりするだろうなー。あたしが馬券買ってると知ったら。普段やるなやるな言ってんだから。しかし興奮するわねー」。淀屋は一番人気の岩岡が優勝すると大損してしまう。そこでわざと落馬させて怪我を負わせる。しかし岩岡の気持ちに変わらず。弥生も岩岡の子どもを産んで三人で静かに暮らしたいと願っていた。怪我にもかかわらず岩岡の人気はうなぎのぼり。そこで弥生をさらう強硬手段に打って出る。岩岡は淀屋から届いた脅迫状にショックを受けるが、試合には出場するつもりでいる。弥生が放り込まれた蔵にはぼこぼこにされた半兵衛がいた。淀屋は最後の一押しとして弥生の髪を切ろうとするが、弥生は抵抗した弾みで頭を打ってしまう。試合の前日、岩岡に弥生の髪の毛が届くが、ビビるどころか神主に今回の流鏑馬にはやくざが絡んでいると訴える。しかし外出禁止のルールを破る訳には行かず、そのまま一夜を過ごす。その頃、半兵衛は弥生と脱出を試みるが、弥生は岩岡が勝つことを願いながら息を引き取る。半兵衛は蠟燭の炎で腕を縛っている縄を焼き切ろうとするが届かない。そこで弥生を踏み台にする。両手が自由になると弥生が差していた櫛で髪をとかしてやり、おせいに簪と一緒に手渡す。「私が二人の・・・仇を取ってあげたいんです」。しかし「これは仕事じゃありませんから金は要りません」と仕事料を受け取らないまま流鏑馬会場へ向かう。会場ではすでに試合スタート、半兵衛に「岩岡さん!奥さん無事ですよ!」と励まされて岩岡が無事に優勝する。観客イエーイ。しかし半兵衛と政吉は浮かない。「金が入っても嬉しくない時があるんだ・・・」「なあ半兵衛さん、この当たり馬券、弥生さんの香典にするのはどうだろうか?」。フーリガン状態の観客たちを政吉が煽ってもみくちゃ。そのどさくさに淀屋たちを始末する。その後、岩岡は弥生の亡骸と対面する。自分の名誉のために犠牲になった弥生に号泣して詫びると神主から贈られた矢を何度も叩き折る。そして大負けして腐っているお春は半兵衛に慰められる。「博打ってのは負けるんだよ。分ったかい?」「はい」「よし、もうやっちゃいけねえぞ」。そこへ大勝ちした源五郎が乱入。「博打やろうよ!博打!」。呆気にとられる半兵衛とお春。お・わ・り
2025年03月31日
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本日で今年度終了。必殺必中仕事屋稼業 第14話「招かれて勝負」TBSからNET系列に移動後の第一回。『傷だらけの天使』を終えた工藤栄一が気合を入れて登板、演出はノリノリだが肝心のお話はパッとしない。視聴率が半分以下に落ちて半兵衛と政吉並みに超ピンチ。浜田屋は業界の皆さんたちに借金の返済に迫られていた。詰め寄られる浜田屋を庇ったのは板倉屋と上総屋。板倉屋は「もう少し待とうじゃありませんか」と言って皆さんを説得する。しかし二日後には借金のカタとして店のものを何から何まで全部持ち去ってしまう。「あまりにも酷い仕打ちだ・・・!」と泣き崩れる浜田屋と母親のおつね。半兵衛は賭場でイカサマサイコロに難癖をつけてぼこぼこにされる。その帰り道、浜田屋の前に人だかり。店の中では浜田屋が首を吊っていた。ある日、お春は火事で生き別れた幼馴染のおこまと八年ぶりに再会する。おこまは今何をしているのか話そうとしなかったが、実は板倉屋の妾になっていた。数日後、半兵衛の店を訪れるとお春に超豪華な着物をプレゼント。ついでに見送る半兵衛を呼び止めて櫛まで追加。おこまが自分に惚れてる?と勘違いした半兵衛はショックで質屋へ直行、櫛を金に換えるゲスっぷりを発揮する。そこに源五郎登場、おこまと一緒にいたことに嫉妬する。「あたしはこう見えても板倉屋に出入りして顔なんだから。半ちゃんがお妾さんに手をつけたって知ったら」「お妾さんを?」「あの女は板倉藤兵衛の囲い者よ。知らなかったの半ちゃん?可哀そう・・・騙されていたのね。女は魔物よー。真実はオトコの世界にだけしかないのよ」。そのことを知った半兵衛はお春に着物を叩き返せと激昂する。その頃、おせいはおつねから息子の恨みを晴らしてほしいと依頼される。蔵にはまだ三千両残っていたが、上総屋と共謀して潰されてしまった。一方、政吉は板倉屋で潰れた店から荷物を運び出すバイトに精を出していた。「よりによって板倉屋を手助けとすることは無いでしょ!」と利助ブチ切れ。そんなこんなで板倉屋の罠に嵌められ上総屋はお縄になる。これでライバルはいなくなった。ある日、おこまはお春から「どうしても受け取ることができない」と言われプレゼントした着物を返されてしょんぼりする。そこへ普段から出入りしている貸し本屋の三次郎(一宮教授ことガスダブラー)が姿を見せる。二人は何となく惚れ合うようになり所帯を持つことを決心する。それを知った板倉屋は猛烈に嫉妬、人でごった返す夜店の往来で堂々と暴漢に始末させる。数日後、花見を企画。おせいにも招待状を送りおびき出そうとする。役人や財界が大集結してにぎにぎ。板倉屋はおせいを接待しながら「表稼業でいまや私に敵はいない。全てこの手の内。公方様でも私を葬るにはそれなりの御決心が必要でしょう。表を制すれば裏が欲しくなる。あんたの裏稼業、私に譲ってほしい。あんたと手を組みたいんだ。如何ですか?」と迫るが、おせいは裏も表もないと牽制する。「腹を割って話がしたいんですけどね。あんたが受けてくれなければ私は大きな声を上げなければならん。あんたが仕事屋とかいう元締だと」。しかし「仕事屋は私利私欲ではできません」とおせいに突っぱねられると手下におせいを始末させようとするが、半兵衛と政吉に始末される。大勢の客で賑わう中、夜桜を鑑賞するおせい。お・わ・り
2025年03月31日
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おかげさまで今日はお腹いっぱいになりました。必殺必中仕事屋稼業 第13話「度胸で勝負」超貧乏の朽木藩に日光東照宮改修工事の順番が回ってきた。工事には莫大な費用が掛かる。そこで城代家老の大原頼母は江戸屈指の札差・板倉屋藤兵衛(岡田英二)に借金を申し出るがあまりの貧乏っぷりに断られる。数日後、おせいは朽木藩江戸屋敷に招かれる。子どもたちが大名ごっこをして微笑ましいね。おせいを招いたのは大原頼母。密かに貯めた五百六十二両を三十日で五千両に増やしてほしいと依頼する。あまりのドデカい話におせいは断るが、頼母は江戸中の札差を回ったが全て断られ金策を尽きた。いずれ朽木藩は取り潰される。せめて三十日の間だけでも藩は救われるのだと夢を見ていたい。表から先ほどの子どもたちの声が聞こえてくる。おせいは半兵衛と政吉を呼び出すと「鼻血が出るほど思いっきりやって御覧なさい」と言って五百六十二両を渡す。二人で分けて「二百八十一両の元手を一人当たり二千五百両ずつ合わせて五千両にして下さい」。ドデカ過ぎる仕事にビビりながらも二人は依頼を引き受ける。板倉屋は朽木藩の留守居役・脇坂兵部(藤岡重慶)と内通していた。そして兵部を通じて頼母が何者かに依頼して御用金の五百両を五千両に増やそうとしていることを知る。頼母に一杯食わされてプライドを傷つけられた板倉屋は、兵部を雇い入れる見返りにスパイとして活用する。そんなこんなで政吉は不眠不休で三日間ギャンブルしまくって三千両をゲットする。しかしおせいはしょんぼり。「実は半兵衛さんが負けてしまったんです」。二百八十一両のうち二両だけ残して戻ってきたが、富くじにチャレンジすると言う。おばか過ぎるチャレンジ魂に呆れるおせいと利助。半兵衛が店に帰るとお春が行き倒れになっていた巡礼のじいさんの面倒を見ていた。半兵衛はあんな貧乏神は追い出せと怒り出す始末。そんなこんなで当選会場は熱気むんむん。様子を見に来た利助まで興奮。しかし一番違いで外れ。「半兵衛さんの運もこれまでですね」。がっくりして寝込んでしまうがお春から当選番号を聞いて「やったー!」。なんと一番富に当たっていたのだ。二千両ゲット。政吉の三千両と合わせてちょうど五千両。しかし政吉は三千両を元手に増やそうとして全部スッていた。利助激昂。期限はあと三日。そんなこんなで巡礼のじいさん死にかけ。半兵衛は冷たく当たったことを詫びる。じいさんは涙を流しながら自分の生い立ちを語り出す。ビッグになったものの女房と子供たちは離れ一人ぼっちになってしまった。自分の罪深さを反省し巡礼の旅に出て、今回お春に助けられたことで初めて自分が求めていた人情がこの世にあることを知り「これで極楽へ行けます」。そう言って世話になった礼として包みを手渡すと息を引き取る。包みに入っていたのは三千両の証文だった。つうことで期限内にミッションを達成する。まさかの五千両に頼母は大喜びするが、板倉屋は嶋屋のおせいの名である札差に五千両の小判が持ち込まれ、それを手形にして持ち帰っている情報を得ていた。五千両があれば朽木藩は取り潰されずに済んでしまう。そこで板倉屋は兵部に頼母を始末させる。おせいは朽木藩に出入りし藩の財政事情を把握していた板倉屋を疑う。五千両の手形は兵部を通じていた板倉屋の手に渡っていた。兵部は仕事屋の動向を気にするが、板倉屋は意にも介さない。自分に証拠が無いだけでなく闇の稼業の仕事屋は表立って何もできない、さらに嶋屋のおせいが元締だということまで握っている。しかしおせいから指令を受けた半兵衛と政吉は兵部を始末、おせいと利助は板倉屋を手に掛けようとする。「わざわざ私を殺しに来たんですか。本当にそんなことができるのですか?私を殺せば朽木藩は潰れますよ」。朽木藩は改修工事の費用を博打で得たと世間に公表される。公儀は朽木藩を取り潰す。既にその準備が整っている。「さあ殺せるものなら殺してみなさい。私は金儲けが仕事。お金儲けは人を泣かさなければできません。それのどこがいけないのか。まあ今度は私の負けだ。五千両は差し上げましょう。それが博打で稼いだ汚い金だなどと公表は致しません。仕事屋のことも黙っていてあげましょう。それで五分と五分」。おせいの脳裏に子どもたちの姿がよぎる。「貴方とはまたどこかでお目にかかるような気がします」。そう言って屋敷を後にするおせいに板倉屋の笑い声がこだまする。つ・づ・く今回を最後に関東地方ではTBSでの放送が終了、次回からNET系列に移動。TBSでは東映製作の必殺パクり時代劇『影同心』がスタートする。歴史の分岐点です。
2025年03月30日
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早くも休みが終わりそう。必殺必中仕事屋稼業 第12話「いろはで勝負」米問屋の伊呂波屋(市井商会のオヤジ)は裏で通称いろは通りを経営。それは飲む・打つ・買うを一度に楽しめるオトコのパラダイス。おかげさまでがっつり儲かってまっせ。しかしお下劣すぎるため二代目の太吉はいろは通りを閉店、クリーンな商売に方向転換することを宣言する。いろは通りを任されている仙一、金二、徳三(はっちゃくの父ちゃん)は困惑。その夜、太吉は何者かに殺され、おせいに仕事の依頼が舞い込む。下手人は三人の内の誰か。おせいは自らいろは通りを訪れて調査するが、あまりのゲスっぷりに怒りを覚える。何としてでもいろは通りを潰さなければならない。そのミッションを半兵衛と政吉に与える。つうことで政吉がいろは通りの賭場コーナーで遊んで担当の仙一に接触。続いて女郎屋コーナーでお泊り。担当は徳三。一方、半兵衛はお春に蕎麦の買い入れで四、五日以上留守にすると嘘をついていろは通りへ向かう。その夜、利助と一芝居打って金貸し担当の金二に接触する。利助が扮した暴漢に襲われたところを助けてくれたお礼にいろは通りの女郎屋コーナーへ招待される。仙一、金二、徳三は誰が跡目を継ぐのか気になって仕方がない。伊呂波屋は太吉殺しの下手人が見つからない限り三代目の襲名は無いと考えていた。そして三日後。金二はまだ帰ろうとしない半兵衛にイラつく。そこで半兵衛は金二と徳三にエロアイディアを提供。「女郎屋と風呂屋を一緒にするんですヨ。女と男が一緒に風呂に入って身体を洗い合うんだ。例えば卵なんかでヌルヌルー」。こりゃ絶対当たる。つうことで金二と徳三が手を組む。その頃、政吉は賭場で仲良くなった遠州屋と連戦連勝で盛り上がるが、仙一にイカサマを見抜かれてしまう。そこで政吉は西洋式のギャンブルを紹介。こりゃ儲かるヨ。つうことで賭場コーナー大盛り上がり、遠州屋も大勝ちしてニコニコ。こうして半兵衛と政吉のアイディアでいろは通りは益々繁盛する。ある夜、仙一は半兵衛を殺して太一殺しの下手人に仕立て上げることを金二に持ち掛ける。半兵衛は今やエロコンサルとして就任、このままだと徳三の立場どころか跡目まで奪いかねない。つうことで仙一と金二が手を組む。金二は半兵衛を誘い出してブッ刺そうとするが、仙一の投げたドスが金二に命中する。仙一は危ないところを助けてやったと言うがホンマかいな。伊呂波屋は徳三を手代に戻すことを考えていた。さらに娘の篠に好きな人ができたら一緒になることを勧める。篠は徳三のことが気になっていた。そこへ仙一が現れ、太吉殺しの下手人は金二だったと報告する。そのことを受けて仙一は晴れて三代目に就くことになったが、女郎に売り飛ばした元カノにあっさり刺殺される。その後、徳三は手代に戻ることになり、篠もそのことを喜ぶ。ある夜、半兵衛に女郎を手引きした奴を捕まえてほしいと依頼する。「とにかく凶暴な奴ですから気を付けて下さい」。案内されて半兵衛が向かった先にいたのは政吉だった。徳三は同士討ちさせるつもりで走り去る。全ては徳三の企てだった。本性を現した徳三は伊呂波屋に殺し屋を雇ったのではないかと詰め寄ると蔵の鍵を要求する。「お前だな?太吉を殺したのは?」「そーだよ。冥途の土産に言ってやろう。太吉を殺したのはこの徳三だ。篠さんをあんな奴の嫁にさせてたまるか!」とブチ切れて伊呂波屋をぶっ殺すが、追いかけてきた半兵衛と政吉に始末される。翌日、半兵衛と政吉は篠に徳三のことを告げる。「根は優しく良い人だった。いろは通りに回されたばっかりにあの人の何かが狂ってしまったんだ。手代のままでいたら番頭、否それ以上に出世した人でしょうに」。しかし篠は予想外のことを口にする。「色々とお世話になりました。ありがとうございました。仕事屋さん」。依頼人は篠だった。その後、いろは通りはあっという間に全滅する。廃屋に残っているのは遠州屋だけ。「やらせてくれよー金はあるんだ・・・勝負させてくれよー!」。しかしいろは通りは代変わりして復活していた。賑わいを取り戻したいろは通りにおせいは憤る。「男がいなくならない限り、いつまでも残っていくのかしら。それを食い物にする奴らも・・・」。お・わ・り
2025年03月29日
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早くも休みが終わりそう。必殺必中仕事屋稼業 第11話「裏を表で勝負」『ウルトラセブン』「セブン暗殺計画」風にスタート。半兵衛と政吉は今日もお寺の賭場でノリノリ。ギャンブル最高っス。イエーイ。しかし帰り道に何者かに襲撃される。お春は嶋屋のイケメン飛脚・仙太のファン。サービスでお蕎麦盛り盛り。「妙に女に引っかかっちゃダメよ」とお春に忠告されるが、ひょんなことで魅惑の美女おつや(三船美佳の母親)と知り合う。その頃、嶋屋と同業者の山城屋の飛脚が次々と襲撃、お届け中の手紙や現金などが奪われる事件が発生する。さらに嶋屋の飛脚が殺害されてしまう。つうことで嶋屋と山城屋の信用がた落ち、北町奉行所の与力・宇佐美からも飛脚問屋の指定取り消しもあり得るとのお咎めを受ける。おせいはお客さんたちにお詫び行脚、行く先々でお詫び金を手渡すが、利助は嶋屋の蔵が空っぽにならないか心配する。それでもおせいはお詫び行脚を続ける。そのお客さんの一人がお寺で賭場を開いている道元和尚。道元は奪われた掛け軸の弁償として嶋屋の暖簾または千両を要求する。実は道元こそが今回の事件の黒幕であり、山城屋から五百両、嶋屋から千両を要求、さらに半兵衛と政吉を嶋屋に近づけないよう刺客を送り込んでいた張本人だった。利助は半兵衛と政吉に仕事を依頼して事件の解決を図るようおせいに進言するが、おせいはあくまで表の仕事として処理することに固執する。そんなこんなで山城屋と嶋屋を助けようと同業者たちが集まって緊急会議。そこで世話役の伏見屋(金田金男の父親)が全面バックアップを申し出る。一方、利助は政吉に嶋屋の危機を説明すると個人的に仕事を依頼する。近々大坂へ二千両を運ぶ大仕事を予定しているが、今度も襲撃されるようなことが起これば嶋屋はお終い。そこで飛脚の護衛を依頼するが、政吉もノーギャラで個人的に引き受ける。担当の飛脚は仙太。政吉は爆走する仙太を追いかけるだけで必至、ひょんなことで仙太を見失う。一方、仙太は政吉を巻くとつやと合流する。仙太はつやの指示で二千両を持ち逃げ、その代わりに所帯を持つ約束を取り交わしていた。もちろんそんなのはウソ。つやは仙太を始末しようとするが、仙太のピュアっぷりにいつしか「ホ」の字ダネ。しかし刺客によって始末される。政吉は仙太の首に突き刺さっていた簪がつやのものだとおせいに報告、おせいは嶋屋をたたむことを決意するが、山城屋が殺されたとの知らせが入る。山城屋は店を守るため伏見屋から借金をして宇佐美に賄賂を差し出すことにするが、伏見屋から店を譲るよう脅されていた。そこで儲けの半分ずつ分けることに合意する。その直後に溺死体で発見されたが、殺されたとしか考えられない。おせいはようやく半兵衛と政吉に仕事を依頼する。調査の結果、道元、つや、宇佐美がグルであり、全ては業界最大手の嶋屋を叩き潰す伏見屋の企てだったことが判明する。しかし仙太に本気で惚れてしまっていたつやは後悔、やけ酒を煽っていた。そこに政吉が姿を現す。場面変わっておまきのお店。「何よーこんな夜中にー」。政吉は酒が飲めないのに冷酒を注文する。「俺ヨ・・・俺、また・・・また一人やっちゃったよ」「おかしな人ねー」「へへへ」。翌朝、宇佐美を尾行する半兵衛の前に源五郎が現れる。「あら?半ちゃんじゃないの?」。めんどくせー。しかし一日中宇佐美にお供する源五郎を逆ナンして酒に誘う。「ダメよ半ちゃん!仕事中なんだから!」と抵抗しつつも泥酔した姿を確認すると一人になった宇佐美を始末する。続けて政吉と合流、道元と用心棒を始末。翌日おせいは伏見屋を野点に招待する。「命尽きる時、末後の水を飲む世の習いとか・・・」「おせいさん!」「全て分かりました。あなたの差し金で奉行所のお役人、浄蓮寺の和尚たちが動いたことを」。伏見屋は開き直って笑い始めるが、先端を鋭く削った柄杓で突き刺される。お・わ・り
2025年03月29日
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酒で疲れを取る。必殺必中仕事屋稼業 第10話「売られて勝負」最初から最後までどんよりしたエピソード。檜屋の一人娘おゆみはある理由で家を飛び出し勘当されていたが、父親には内緒で母親から金銭の提供を受けていた。金が無いと好いた男が殺されてしまう。半兵衛の店は大忙し、お春一人で切り盛りしている。半兵衛は風邪で寝込んでいた。「風邪なんか一発で吹っ飛ばせる上手い手があるんだけどなー」と独り言をいうとお春の懐から財布をくすねて賭場に向かう。しかし風邪は治ったが博打は負け。壺を振っていた仙次と気直しに酒を飲むことになる。その頃、お春が店をたたんでいると一人だけ残っていた若い女の客に包丁を向けられる。女はおゆみだった。おゆみは十両を要求するが失敗。怒り心頭のお春はおゆみを番屋に連れて行くが、気の毒になり逃がしてやることにする。店にはおゆみの簪と包丁が残っていた。おゆみは金を作るため盛り場で片っ端から男に声をかける。翌朝、お春から強盗の一件を聞いた半兵衛は珍しくイライラ。お春はおゆみが別れ際に言った「ありがとう」のひと言が忘れられないと言うが半兵衛は「お前は他人のことに関わりすぎるんだよ」と批判し、お春も人の気持ちが分からないろくでなしと言い返す。その後、半兵衛と政吉はおせいから人探しを依頼される。名前も年齢も分からない。分かっているのは若い娘だということと娘が残した包丁と簪だけ。強盗をしようとして失敗したが、依頼人によるととてもそんなことをするようには見えなかったという。「頼み人の身元を明かすわけには行きませんが、その御人はその娘がまたどこかで同じことをしなければいいがとそれだけが気がかりだそうです。そのためにも娘を探し出してほんの僅かで良い、力になってあげられたらと言っていました。本当に心の優しい御人です。きっとつらい思いをうんと耐えてきた御人だろうと思いますね」。おせいは半兵衛に頼み人のことを詮索しないよう釘を刺す。「ばかな頼み人だ。放っときゃいいものを」。身体を売って金を稼ぐ方法を覚えたおゆみは稼いだ金を全て男に貢いでいた。男は博打で作った借金を返さないと殺されてしまうと言う。しかもおゆみの実家が大店であることから「もう五十両は出してくれるだろう」とほくそ笑みながら五十両が手に入ったら博打はやめると約束する。ところがおゆみが工面した金が身体を売って稼いだものだと知って作戦を変更。そんなこんなで頼み人が探していた娘はおゆみだと判明する。おゆみは一年前、祝言を控えて家を飛び出したが相手は指折りの札差・叶屋で歳は五十。檜屋は叶屋から相当な借金を抱えていた。つまり祝言は借金の見返りだったのだ。なんとか店を続けているが内情は火の車。そしておゆみは惚れた男のもとに身を寄せているが、その男こそ仙次だった。叶屋はいつまで経っても金もおゆみも戻ってこないことにブチ切れて檜屋に援助の打ち切りを言い渡す。半兵衛と政吉の仕事もここまで。その夜、半兵衛はお春から仕事屋に頼んで娘のことを探してもらっていたと聞かされる。おゆみが惚れた男はばくち打ちでどうしようない。そんな話を聞かされて半兵衛はイライラしてくる。ある日、仙次は博打で百両の借金を作ってしまったとおゆみに泣きつく。そして岡場所に一ヶ月だけ年季奉公すれば借金を返せる。おゆみは母親に頼めば何とかなるかもしれないと思い店を尋ねるが、無理心中した父親と母親が運び出されていた。おゆみのことが気になりだしていた半兵衛はおゆみに仙次のもとに戻ってはいけないと説得する。「ばかな娘が根っからの女たらしにどういたぶられようがこっちはしったこっちゃない。だがどうしても黙っていられない人がいるんだ。たった一度しか会ったことがないのに。おせっかいな人がいたもんだ・・・」「あの・・・その人お蕎麦屋さん」「誰だっていい・・・お前さんのことを本気で心配してくれる人がいるってことが分かってくれりゃ」。それでもおゆみは仙次を庇う。両親を捨てた以上、仙次を信じるほか無かった。そこへやくざたちがおゆみを迎えに来る。仙次はおゆみを二十年の年季で岡場所へ売ったのだ。ところが仙次は借金どころかおゆみを売った金で三百両の大勝ちをしていた。半兵衛はおゆみを身請けするため政吉に十両を渡す。身請けには百両が必要だが「だからお前さんの力が借りたいんだ。十倍にしてくれ」とイカサマ博打を依頼する。そんなこんなで政吉のイカサマテクニックで百両ゲット。土壇場でイカサマがバレるが、半兵衛は百両を持って女郎屋へ向かう。しかしおゆみは舌を噛み切って死んでいた。愕然とする半兵衛。雪の中、おゆみの亡骸を背負って寺を訪ねると「この金で仏をねんごろに葬っておくんなさい」と百両を渡す。その頃、仙次は食い物にする女を物色。家出娘を見つけると「腹いっぱい飯を喰ってから心配事を聞いてやろう」と優しく声をかける。すっかり安心した娘は「お兄さん・・・ありがとう」と頭を下げる。その様子を見ていた半兵衛は駕籠を探しに行った仙次を追いかけると首筋を剃刀で叩き切る。娘は戻ってこない仙次を不安げに待っている。殺しを終えてとぼとぼ歩く半兵衛の耳元に娘の叫び声が聞こえる。「お兄さーん!」。おゆみに何もしてやれなかった半兵衛。お・わ・り
2025年03月17日
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7連勤はふつうに疲れる。必殺必中仕事屋稼業 第9話「からくり勝負」いなせな魚屋さんの太助たちが今日も元気いっぱいでお魚を売りますよ。そこへ御膳奉行の古田玄蕃(山城新伍)が現れ指差しチェックを開始。玄蕃が指差ししたお魚は将軍に献上するという理由でタダで持って行かれる謎のルールが横行。しかも大量に。魚は人が育てたものではなく、海で勝手に育ったから元手が掛かっていない。だからタダで持って行っても問題なし。そんなジャイアンみたいな屁理屈で魚河岸の魚屋さんたちは商売にならず店をたたむ者まで出て毎朝戦々恐々。そんな中お魚を隠していたことがバレた魚留(古川ロック)が「将軍一人でそんなにアホほど魚食わんやろー!」と思わずブチ切れ、玄蕃逆ギレして一刀両断にする。魚留の女房おつねはなけなしの金をかき集め、おせいに夫の恨みを晴らしてほしいと仕事を依頼する。その頃、半兵衛と政吉は賭場でノリノリ。そこには太助の姿があり、彼女のおみよにやけを起こさないよう咎められていた。そんなこんなで政吉は太助と意気投合、玄蕃に対抗するため新鮮なお魚にお湯をぶっかける作戦を提案。みるみる魚の目の色が変わり鮮度ゼロ。玄蕃の指差しチェックを免れる。「やっぱり俺って天才だなあーガハハハ」。しかしお客さんたちから腐っていると誤解されて売り上げゼロ。その頃、半兵衛の店では玄蕃の部下たちが蕎麦をタダ食い。一銭も払おうとしないどころか自分たちが宣伝すれば客が殺到すると適当なことを言われてお春ブチ切れ。そこへ半兵衛が間に入ってひたすら頭を下げる。情けない姿にお春さらにブチ切れ。そんなこんなで利助の調べで玄蕃が持ち帰ったお魚を売り払って私腹を肥やしていたことが分かる。玄蕃のバックには上役の納戸頭・諸角が控えていた。諸角は幕閣入り間近、玄蕃は納戸頭のポストを自分に回してちょうだいとすり寄っていた。つうことでおせいは半兵衛と政吉に仕事を依頼。その夜、二人は早速玄蕃を襲撃するが、寒さのため手がかじかんでミスを連発、仕損じてしまう。そんなこんなで玄蕃のやり口はエスカレートし魚屋さんたちの我慢も限界に達する。魚河岸の世話人・善兵衛は相手が悪いと及び腰だったが、太助ほか魚屋たちの陳情を受けて諸角に直訴する。しかし盗人呼ばわりしたとして無礼討ちにされる。半兵衛と政吉が玄蕃を仕損じたことでまた被害者が出てしまった。おせいは諸角も始末するよう二人に新たなミッションを与える。玄蕃を始末していたら今頃諸角は予定通り出世、自分たちの手の届かない所へ行っていたかもしれない。結果的に好都合となったが、玄蕃と諸角を同じ場所で同時に仕留めなければならなくなった。半兵衛と政吉は利助に玄蕃たちを呼び出せと無茶ぶり。「もし出てこなかったらどうします?」「お前博打と一緒でさーやってみなきゃ分かんねーよ」「もし失敗したらどうするんですか?」「サイコロふり直せ!」と全然嚙み合わない。つうことで半兵衛と政吉は玄蕃の屋敷に侵入。即席博打で半兵衛が屋根裏、政吉が床下に潜伏することになる。政吉は「せんぱーい」と半兵衛を呼び掛け手袋を渡す。半兵衛は「お返し」とおにぎりを渡す。緒形拳と林隆三のアドリブっぽいなあ。そんなこんなで二人は玄蕃と諸角を仕留めるためイメトレしたり、筋トレしたり殺る気満々。利助は諸角を玄蕃の屋敷へ誘き出すが、諸角は尾行されていることに気づいていた。そこで玄蕃と合流するが厳重警戒する。さらに屋根裏に何者かが潜んでいることに気づく。諸角はそっと部屋から出るが、床板が外れて落下、床下の政吉に羽交い絞めにされてブッ刺され。一方、玄蕃は天井を槍で刺しまくり。半兵衛は天井に突き刺さった槍を掴みながら真っ逆さまに滑り降りて玄蕃の首を切り裂く。仕事を終えて帰宅、お湯を汲むと両手を浸す。帰りを待っていたお春に「また負けたんでしょ」と言われるが何も答えずに顔を洗う。お・わ・り
2025年03月17日
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男はいくつになっても夢見るしゃかりきコロンブス。必殺必中仕事屋稼業 第8話「寝取られ勝負」百年続く超老舗の三州屋。跡取り息子の忠太郎(林ゆたか)の女房おきぬ(二代目白鳥さゆり)はDVに耐えかねて鎌倉の駆け込み寺・東慶寺へ避難する。おきぬを諦め切れない忠太郎は鎌倉に居座り続ける。母親のおうめとおじの藤左衛門(いも安)は忠太郎に離縁状を書かせてほしいとおせいに依頼する。おきぬは水茶屋に勤めていたが、忠太郎が見初め周囲の反対を押し切って迎え入れたもののDVが絶えず。おせいは夫婦の問題に他人が介入することに難色を示すが、同じ母親であるおうめの気持ちに共感し引き受けることにする。つうことで半兵衛と政吉は忠太郎に離縁状を書かせることになる。その頃、忠太郎は手持ちの金が底をついたためいったん江戸に戻っていた。そこへしれっと半兵衛が接触、博打に誘って仲良しになったところで酒を飲ませまくり、博打の借用書と見せかけて離縁状を書かせようとするが寸でのところでバレてしまう。続いて政吉がチャレンジ。ピュアな忠太郎はおきぬへの操を破ることがあればおきぬと別れると口にする。そこでべろべろに酔った忠太郎を女郎屋に連れ込むが、忠太郎は超人的な意思で泥酔状態と女郎屋から脱出する。二人とも作戦失敗。そこへ利助が現れ、おうめが世間に顔向けできないと首を括ったと告げる。忠太郎は通夜の席で藤左衛門からおうめの遺書を読み上げられるといたたまれなくなり店を飛び出してしまう。半兵衛と政吉が盛り場で忠太郎を探していると源五郎親分登場。蒼ざめる半兵衛「源ちゃん・・・」。源五郎は政吉に嫉妬の炎を燃やす。「半ちゃんまたあいつと一緒ね・・・俺嫌いだよ半ちゃん!」。そんなこんなで翌朝、先祖代々の墓の前で泥酔&ぶっ倒れている忠太郎を見つける。半兵衛はあまりの親不孝ぶりに忠太郎をぼこぼこにするが、忠太郎はおきぬを諦める決心がつき離縁状を書く。ところがその後おきぬと一緒に死ぬと言って再び鎌倉へ向かってしまう。一方、東慶寺では忠太郎が離縁状を書いたことが伝わり、避難女子たちの間でうらやましーとキャッキャッ盛り上がり。その頃、近くの宿では藤左衛門が「三ヶ月は長かった・・・」と謎のつぶやき。忠太郎は東慶寺が見える丘の上で自害しようとするが、駆け付けた半兵衛と政吉が止めに入る。そんなこんなでおきぬは晴れて東慶寺から出てくるが、向かった宿で待っていたのは藤左衛門だった。そして久しぶりのビッグラブ。半兵衛と政吉が忠太郎を慰めているとおせいと利助が現れ、今回の仕事のミスを詫びる。三州屋の身代は藤左衛門のものに書き換えられていた。さらに三州屋の女中から藤左衛門がおうめの首を絞めて殺すところを目撃したとの情報を得る。藤左衛門とおきぬは以前から男女の関係で全ては三州屋を乗っ取るための企てだったのだ。立ち聞きした忠太郎が激昂。「手前エたちもそう思ってんだろ!それじゃあおきぬがあんまりかわいそうじゃねえか!」。忠太郎はおきぬを信じていた。そして泣きながら「こうなったら世間が何と言おうと俺だけがおきぬを守ってやるんだ!」と言い放つが、おせいに案内されて密会&合体中のおきぬと藤左衛門の姿を見てしまう。初めて騙されていたことに気づき号泣する。「殺してやりたい・・・おきぬ・・・藤左衛門・・・殺してやりたい・・・」。おせいは忠太郎におうめが悲しむことをしてはいけない、三州屋の暖簾を守って行かなければならないと諭すが「じゃ俺は・・・俺の悔しさはどうなるんだ?」「そんなにあの二人が憎いのですか?」「殺してやりたいほど・・・憎い」「分かりました。きっと誰かがあなたに代わって恨みを晴らしてくれます。私が約束します」。おせいは黙って半兵衛と政吉を見つめる。いい塩梅で歩いている藤左衛門とおきぬの前に酔ったふりをした政吉が乱入して大騒ぎ。二人は路地裏に逃げ込むが、そこに剃刀を口に咥えた半兵衛が接近、藤左衛門の首筋を一気に切り裂く。続いて逃げるおきぬの背後に回り羽交い絞めにすると「お前は罪深い女だ」と言って首筋を手拭いで押さえながら切り裂く。手拭いから大量の血が滴る。仕事を終えた政吉はおまきの店で一杯やっている。「まったく女ってのはなー・・・」「誰かにフラれたの?」「ハハまあな。お前も同じ女なのに違うもんだね」「何か焼こうか」「お前、商売っ気ないけどと、ここで何が楽しみで生きてんだよ?」「別に―何も楽しかないけどさ。あくせく生きるのも嫌だしね。空なんか見ててさボーッとしてるのが一番いいんだ」「そうだな」。お茶漬けを啜りながら「旨い」と言ってニコニコ。お・わ・り
2025年03月13日
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激務。そして名古屋土産の味噌まんを食べる。必殺必中仕事屋稼業 第7話「人質勝負」松前藩の御用船が泊まってますよ。しかし中では博打が行われていた。ただしイカサマ。そうとは知らず油屋永三郎(織本順吉)はチャレンジしまくるが負けまくり。もう金ないよ。店も借金のかたに入っている。そこで油屋は女房のおしんを賭ける。しかし負ける。その場にいた全員引きます。半兵衛も「明日は我が身か」と他人事ではない。油屋が呆然自失で帰宅すると先に戻っていたおしんが首を括っていた。心配して後をつけていた半兵衛と政吉は油屋に代わっておしんの葬儀を手配する。そこへ胴元の松五郎(高倉長官)が現れ、いつ店を明け渡すのか迫ってくる。そこで油屋は香典を賭けてラスト勝負。マジかよ。。。しかし負ける。全員引きまくり。油屋は見ず知らずの自分の面倒を見てくれた半兵衛と政吉に礼を言う。政吉は博打に使われていた独楽が気になって仕方がない。その頃、油屋は表で首を括っていた。今回はさすがの半兵衛もどんより。そんな中、おせいに呼び出されて仕事を依頼される。仕事の内容は半兵衛と政吉に例の御用船で博打をしまくって、負けまくって、最後はお春を借金のカタにすること。ただしお春だけ危険な目に会わせる訳には行かないので自分も政吉の姉として借金のカタになると話す。半兵衛は元手として百両を要求、おせいが蔵から大金を取り出すところを目撃する。すかさず利助が半兵衛を襲撃するが、おせいに止められる。おせいは芸者でとある旗本に見初められて子ども(政吉)を儲けるが、ある事情で手放すことになり自暴自棄になる。そんなおせいを慰めてくれたのが先代の嶋屋・清衛門であり、清衛門は大盗賊だった。清衛門は息を引き取る時、財産の全てをおせいに託す。おせいは人の役に立つことに使おうと考え、仕事屋を始める。そのため仕事屋は貧しい人から依頼には仕事料を受け取らなかった。それでも今まで通り仕事の依頼を引き受けるか?半兵衛はおせいに自分の命を預けると言う。「だいぶくたびれてきましたが、多少はお役に立つかもしれませんのでね」。政吉も「今まで通りお願いします」。つうことで二人は例の御用船に向かう。ノリノリで威勢よく勝負しまくり。二人に目を付けた松五郎は全額賭けないかと勝負を持ち掛ける。そして例の独楽で勝負。松五郎の勝ち。完敗した半兵衛と政吉はシナリオ通りお春とおせいを賭けることになる。松五郎軍団は証文をチラつかせておせいを連れ出し、お春も駕籠に押し込まれる。「お春、ごめんよ」と呟きながら半兵衛が後をつけるが、オカマの源五郎親分が出現。「これからさー二人でコタツに入ってさー」と半兵衛を誘うが顔面殴打。しかし源五郎親分ウットリ。「イイ男ねえ半ちゃんて」。そんなこんなで平戸屋に到着、蔵には女たちが監禁されてされていた。実はおせいの許に借金のカタに異国へ売られてしまう女たちから恨みを晴らしてほしいとの依頼が届いていた。つうことで蔵を破ろうとすると利助登場。利助は清衛門軍団のメンバー、自分に破れない蔵は無いと男気発揮。そんなこんなで御用船は女たちを乗せて異国へ出航しようとする。半兵衛は平戸屋を始末、松五郎は政吉によって海中へ転落、船内で爆発音が響き渡り博打どころではない。その後、半兵衛はお春に蕎麦を作る。「食えよ」とお春に箸とどんぶりを持たせるが「ろくでなし」とお春は怒っている。「いい加減にしてよ」。半兵衛は反省しながらも独楽のからくりが気になって仕方がない。「あんた!」「はい・・・」。お春は半兵衛を呼びつけると隣に座らせる。「お邪魔します」。その頃、政吉も独楽のからくりが気になっていた。「ありゃ絶対イカサマだ。どうなってんのかなー?」。どうやら独楽の中に鉛が入っている。重くなった鉛が寄る。するとサイコロの目の向かいの数字が出るようになっていることが分かり、突然「分かったー!」と叫んで大喜び。お・わ・り
2025年03月10日
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激務。過労死レベルに達してます。そんな中、名古屋へ。。。西川貴清『現場から社会を動かす政策入門』英知出版政策決定の仕組みを理解することができた。平易な文章は良かったが、ゴリゴリしたものを期待していたのでやや肩透かし。国の仕組みはわかったが、都道府県や基礎自治体はどうなのか?そちらも知りたかったが残念。松田美智子『飢餓俳優 菅原文太』新潮社面白かった。晩年、政治活動に傾倒したはっきりした理由は分からなかったが、何となく流れ着いたような感じ。『獅子の時代』の平沼銑次そのもの。『仁義なき戦い』はやたら詳しく記述されている一方で、『太陽を盗んだ男』『炎のごとく』に全く触れていないのどうなんだ?戸田真理『からだがやぶれる 希少難病 表皮水泡症』生活書院良い本だった。電車の中で読んでいて涙が出そうになった。まだまだ知らないことが多い。研究ってこういうことをしないといけないんだなあと。
2025年03月10日
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何処に?今村昌平監督『神々の深き欲望』観るの三度目。沖縄風の島が舞台。沖縄が舞台ではないが、かの金城哲夫は本作を観てショックを受けたとのこと。面白かったが、めちゃくちゃ怖かった。こんな映画正月から観たらダメだよ。相米慎二監督『ラブホテル』久しぶりの鑑賞。暗すぎるがぐいぐい引き付けられる。山口百恵の歌がまた暗さ倍増。こんな映画正月から観たらダメだよ。山田洋次監督『男はつらいよ ぼくの叔父さん』満男シリーズ第一弾。シリーズの中でも傑作の部類に入る。ハードなバイオレンスキャラだった寅さんが物わかりの良いおじさんに変貌したのは時代の流れです。岡本喜八監督『座頭市と用心棒』何度か観ているが、今回もあまり面白いとは思わなかった。勝新、ミフネ、岡本喜八、大映スタッフがそれぞれ遠慮し合っているような感じで。あややは美人だった。昔の女優は貫禄あり過ぎ。山本薩夫監督『座頭市 牢破り』勝プロ第一回作品。レビューとか見るとあまり評価が良くないが面白い。よく出来ている。山本薩夫を第一回作品の監督に指名した勝新のセンス。その狙いは本作を観るとよく分かる。勝新はああいう世界を描きたかったんだなと勝手に解釈。山本薩夫監督『あゝ野麦峠』とんでもない映画を観てしまった。大竹しのぶ始め女優さんたちが全員可愛い。そして力強い。しかしラストが悲しすぎる。とんでもないすごい映画。山本薩夫監督『あゝ野麦峠 新緑篇』前作の続編。また泣けた。しかしコケたらしい。話の大筋は前作と変わらないので悲惨なお話を二度も観たいない気持ちも分かります。湯浅憲明監督『宇宙怪獣ガメラ』めちゃくちゃ評判悪いが、普通に楽しめた。面白かった。昭和50年代は再編集映画が大流行したが、ほとんどがただ繋げただけ。しかし本作は過去7作を再編集した完全新作。かなり凝っている。再評価されるべき傑作。三隅研次監督『座頭市 あばれ火祭り』なんでこんな散漫な内容になったんだ?田中喜次監督『かぐや姫』円谷英二が撮影を担当。長らく行方不明だったが、イギリスで短縮版のフィルムが発見ってどういうこと?本多猪四郎監督『怪獣大戦争』エンタメ怪獣映画。『ゴジラ』(1954)から10年。変わり過ぎだよ(笑)。本多猪四郎監督『こだまは呼んでいる』すごく良い映画。ほのぼのして良かった。人物をしっかり描くとはこういうとなのだな。一本前に撮影した『大怪獣バラン』との落差がものすごい。渡辺祐介監督『ツンツン節だよ全員集合!!』狂った松竹ドリフ映画。本作から本格的に狂い始める。若き志村青年も本名で出演。渡辺祐介監督『春だドリフだ全員集合!!』前作から作風がやや大人しくなったもののラストでゾッとさせる。渡辺祐介監督『祭りだお化けだ全員集合!!』そして最狂の作品が本作。いかりやと加トちゃんたちがひたすら殺し合うだけ。こんな下品で狂った映画が『男はつらいよ』と同時上映。そういえば初期の『男はつらいよ』も相当バイオレンスだった。
2025年03月10日
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