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1245 デイ・アフター/首都水没 [完全版/下巻]※オモテ面【スタッフ】・監 督 トニー・ミッチェル 「スーパーボルケーノ」・製 作 ジャスティン・ボドル ピーター・マッカリーズ「ジャケット」 「運命を分けたザイル」・脚 本 ジャスティン・ボドル マシュー・コープ・撮 影 ピエール・ジョドワン【キャスト】・ロバート・カーライル(てらそままさき) 「エラゴン/遺志を継ぐ者」 「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」・ジェサリン・ギルシグ(宮島衣里) 「プリズン・ブレイク」 「NIPTICK マイアミ整形外科医」・トム・コートネイ(大塚周夫)・デヴィッド・スーシェ(壌 晴彦) 「名探偵エルキュール・ポワロ」・ジョアンヌ・ウォーリー(一柳みる)※ウラ面【仕 様】・型 番 ASBX-4150・製作年度 2006年・製 作 国 イギリス・カナダ・南アフリカ合作・原 題 FLOOD・発 売 アミューズソフトエンタテインメント 株式会社・販 売 アミューズソフトエンタテインメント 株式会社・提 供 CKエンタテインメント テレビ朝日・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 約94分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.英 語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.日本語 吹替 5.1chサラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ロンドンを襲う洪水版“24”! 都市型災害を刻々と描く ドキュメンタリータッチ・ パニック・ムービー!ジャケットのオモテ面は、上巻と同じ。一番下の画像だけが、異なっている。ウラ面は、ロンドンを襲った洪水の様子を描いた画像が大きく用いられている。レイアウトは、やはり上巻と同じで、使われている画像だけが異なっている。雰囲気としては、こちらの方がいい。作品としては、もっと他に見せ場があるので、その画像を大きく使っても良いような気がする。その方が、作品のスケール感を伝えることが出来たのではないか。ちょっと、“ロンドンの街を襲う洪水”というところに、こだわり過ぎたかも知れない。(苦笑)【感 想】「テムズバリアは最終兵器」ロバート・カーライルも“いいオッサン”になってしまった。善くも悪くも生活感が滲んで来ている。もう『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(99)』のレナードのような役は無理だろう。どこか生真面目で幸薄そうなところが、普通の市民を演じるのに最適っぽい。(笑)本作品では、主人公のロブを演じている。海洋技師者の彼は、クライマックスで防潮水門“テムズバリア”を開く。元妻のサラを演じるのは、ジェサリン・ギルシグ。誰かに似ているような気がするが、誰なのか思い出せない。(苦笑)TVシリーズで何本もレギュラ出演しているが、やっぱり『Glee』のテリー役かな。『エアポート08(07)』で主演をはっていたが、TV畑の女優さん。顔立ちだけなら、もっとスクリーンで活躍しても良さそうだが、何かが足りないのだろう。本作品でも、ロブの後をくっついて回るだけで、あまり活躍しない。レナード博士を演じるのは、トム・コートネイ。『長距離ランナーの孤独(62)』で主人公を演じた60年代の名優。映画史に残る作品ばかりに出ていた。名優の顔を見られるだけでも、本作品を観る価値はあるかも知れない。ロンドンを襲った未曽有の危機に、レナード博士は、引き潮に合わせて水門を開こうと提案する。テムズ川を逆流する高潮に向かって、堰止められていた川の水を上流から放水して、押し戻そうと言うのだ。これがクライマックス。ちょっと荒唐無稽な展開もあるが、博士の見せ場である。(笑)副首相のキャンベルを演じるのは、デヴィッド・スーシェ。TVシリーズ『名探偵エルキュール・ポワロ』でエルキュール・ポワロ役を演じ、「原作に最も近い」と高い評価を得た。キャンベルは、上巻では自ら決断を下していたが、下巻では首相に指示をあおぐ場面が増えて、ちょっと興醒めだった。危機対策委員会COBRAの指揮を執るナッシュ警視庁長官を演じるのは、ジョアンヌ・ウォーリー。ヴァル・キルマーの元奥さん。『ウィロー(88)』や『スキャンダル(89)』が思い出されるが、『風と共に去りぬ(39)』の続編に当たるTVのミニシリーズ『スカーレット/続・風と共に去りぬ(94)』で演じたスカーレット・オハラ役が、最も彼女の気質を現していたのではないかと思う。本作品でも、最初から最後まで毅然とした姿勢を崩さず、状況を知らない首相に抗って、テムズバリアへの爆撃命令を撤回させようとする。監督は、トニー・ミッシェル。元々はドキュメンタリー畑の方なので、あざとい演出は苦手なのかも知れない。「イエローストーンが噴火したら?」というシミュレーション・ドラマ『スーパーボルケーノ(05)』も彼の作品。BBCの製作だったが、カタストロフを描いて来た経験をかわれての起用だろう。下巻は、ややスケール感が乏しく、ちょっと残念だった。製作には、ニール・マーシャル監督『ドゥームズデイ(08)』のピーター・マカリーズ、ジョン・ウィンダムの傑作SF『トリフィドの日』のTVドラマ化『ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド(09)』のジャスティン・ボドル。彼は、脚本にも携わっている。そして、『宇宙戦争ZERO(09)』のマイケル・プラパス、ダニエル・クレイグ主演の『フラッシュバック(08)』のジュヌヴィエーヴ・ホフマイア、『ブラッド・ダイヤモンド(06)』のフィリップ・キー。製作総指揮に当たったのは、TVM『パンデミック/20XX年人類消滅(08)』のエヴァ・ラドヴァンスカ。なかなかのメンバーが揃っている。リチャード・ドイルの小説をベースに、子供向けのアニメ番組等を書いていたマシュー・コープ、ニック・モーリーらが脚本に起こし、J.ボドルが仕上げたようだ。(彼は、この後、『デイ・アフター2020/首都大凍結』を監督することになる)編集には、TVM『メガ・パイソン(09)』のサイモン・ウェッブが当たっている。いかにもTVらしい編集ぶりに律儀さがうかがえる。音楽は、『月下の恋(95)』のデビー・ワイズマンが、地味ながらも効果的なスコアを寄せていた。こうして見ると、イギリス出身の方たちで制作されたことが、よく分かる。カナダも南アフリカも、資金提供だけだったらしい。まとめると、「力作だが、いまいち振り切れていない」という評価だろう。米国映画なら、確実にカタルシスが得られるような演出でクライマックスを盛り上げたに違いない。もっとも、そうならなかったところに、英国映画の英国映画たる由縁があるのかも知れない。じっくりと鑑賞出来るデザスター映画がお好きな方にだけオススメします! 「エメリッヒ監督サイコー!」と思っている方は、おひかえ下さい。(笑)
2018.08.31
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1244 デイ・アフター/首都水没 [完全版/上巻]※オモテ面【スタッフ】・監 督 トニー・ミッチェル 「スーパーボルケーノ」・製 作 ジャスティン・ボドル ピーター・マッカリーズ「ジャケット」 「運命を分けたザイル」・脚 本 ジャスティン・ボドル マシュー・コープ・撮 影 ピエール・ジョドワン【キャスト】・ロバート・カーライル(てらそままさき) 「エラゴン/遺志を継ぐ者」 「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」・ジェサリン・ギルシグ(宮島衣里) 「プリズン・ブレイク」 「NIPTICK マイアミ整形外科医」・トム・コートネイ(大塚周夫)・デヴィッド・スーシェ(壌 晴彦) 「名探偵エルキュール・ポワロ」・ジョアンヌ・ウォーリー(一柳みる)※ウラ面【仕 様】・型 番 ASBX-4149・製作年度 2006年・製 作 国 イギリス・カナダ・南アフリカ合作・原 題 FLOOD・発 売 アミューズソフトエンタテインメント 株式会社・販 売 アミューズソフトエンタテインメント 株式会社・提 供 CKエンタテインメント テレビ朝日・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 113分(本編 約93分)・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.英 語 オリジナル 5.1chサラウンド ドルビーデジタル 2.日本語 吹替 5.1chサラウンド ドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 1.インタビュー 2.オリジナル予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :ロンドンを襲う洪水版“24”! 都市型災害を刻々と描く ドキュメンタリータッチ・ パニック・ムービー!ヘンなイラストだ。手前は荒れ狂うテムズ河、その向こうに洪水にさらされるロンドン塔、その向こうにも水しぶきを上げる都市が何層にも描かれている。洪水が段階的に押し寄せて来ているところを表現しているのだろう。上空には分厚い黒い雲、その隙間から陽光が差し込んでいる。ヘリからは救助隊員がぶら下がっている。タイトルの下には、主要な登場人物の画像が並んでいる。70~80年代のパニック映画はオールスター・キャストだったから、ポスターのデザインは、こんなレイアウトだった。ちょっと懐かしい。(笑)ジャケットとしては、なかなかの力作だ。でも、やっぱりイラストとしては、スペクタクル・シーンの一瞬を描いて欲しかった。(苦笑)ウラ面は、テムズ河を遡る大波を上空から撮ったスチルが大きく用いられている。その下にストーリー、宣伝コピーを挟んで取り込み画像が並んでいる。デザスター映画らしい出来映えだ。でも、「~洪水版“24”!」なんで惹句はダサイ。(笑)【感 想】「“テムズバリア”は必殺技?」イギリス=南アフリカ=カナダ合作のデザスター・ムービー。おそらく、TVのミニシリーズなんだと思う。収録時間が 3時間を超えている。日本でのTV放送時は編集されて 110分だったらしい。それでもOKのような気もするが、完全版が上下巻でリリースされているなら、これを観るのが正解だろう。何しろ、『28週後…』のロバート・カーライル、『名探偵ポアロ』シリーズのデヴィッド・スーシェらがメインキャストで出演しているのだ。これが、ジェフ・フェイヒーやバリー・ボストウィックのアメリカ製だったら、迷わず 110分の編集版を選ぶけどね。(笑)――その日、イギリスの首都ロンドンは、いつもと変わらず穏やかだった。しかし、スコットランドではハリケーン並みの暴風雨が猛威を奮い、海辺の町ウィックに壊滅的な被害をおよぼしていた。外交中の首相に代わって指揮を執る副首相のキャンベルは、暴風雨は北海に抜けるとの気象局の報告を受け、記者会見を開く。国民を安心させたいの一心だった。けれど、彼自身、一抹の不安を拭い切れずにいた。その報道を見た環境学者のレナードは、危険を察知するが、老いた学者の言うことに耳を貸すものはいなかった。一方、点検のために防潮水門“テムズ・バリア”を訪れた海洋技師のロブは、バリアの責任者で元妻のサムと、父親のレナードと再会する。レナードは、危険を政府に伝えるために、サムの力を借りようとしていた。レナードによれば、テムズ・バリアは、上流に作り過ぎたが故に今回の暴風雨に耐えられないと言うのだ。もし、暴風雨が進路を変えたら、満潮と重なって6mを超える高波が襲う。それは、やすやすとテムズ・バリアを乗り越えてロンドン市街に甚大な被害をもたらす。キャンベル副首相は、その警告を受けて避難命令を発令する。しかし、それは 1,500万人の避難を意味していた。容易ではない。然も、時間は3時間しかないのだ。そして、暴風雨は進路を変えて、ロンドンを直撃する。……というお話し。かなり面白かった。映像面での分かり難さや唐突な場面もあるし、やや冗漫な感じも否めない。父親をほったらかしにして、未練の残る元妻と手を取り合ってテムズ川に飛び込むシーンなど、ツッコミどころ満載。でも、主要登場人物それぞれに“物語”が用意されていて、なかなか見応えがあった。パニック映画は、この“物語”こそ重要で、スペクタクル・シーンを盛り上げるスパイスになる。観客の共感を得るために、最大公約数のようなドラマになってしまうのは難点だが、本作品もこの例に漏れない。父と息子の確執や別れた妻への未練、父親に反発する娘や世間知らずの娘を心配する母親の姿などが描かれていて飽きさせない。どんな局面でも、家族優先なんだなぁと、しみじみ思った。でも、仲のいい老夫婦やイチャイチャするカップル、みんなで協力する大家族とかが出て来ないのは、何故だろ? 不思議だ。職務を全うしつつも、どこかで家族を優先するのだから、そんな登場人物がいてもいいような気がする。(苦笑)CGやVFXを駆使したスペクタクル・シーンは、ややクオリティが低い。でも、10年前の作品であることや、TV向けであることを考えると、そう悪くないかも知れない。それに、規模の大きいロケやセットの撮影は、なかなかの迫力だ。惜しむらくは、臨場感を得ようとした意識的な手ブレやフラッシュが、鬱遠しいこと。この規模の撮影なら、ヘタな小細工をせずに、じっくりと見せた方が良かったのではなかろうか。その方が、しっかりと状況が伝わってリアルになったのではないかと思う。上巻では、ロンドンの街が水没し、メインキャラは家族と再会を果たせないままエンドロールを迎える。街はどうなるのか、危機管理委員会COBRAはどう事態を収束させるのか、人々は愛する人たちと再会できるのか、「乞ご期待!」といった感じだった。オススメ!
2018.08.30
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1243 グランド・クロス/シード・オブ・ディストラクション※オモテ面【スタッフ】・監 督 ポール・ジラー 「グランド・クロス/レボルーション」 「アルマゲドン2009」・製作総指揮 リサ・ハンセン ポール・ハーツバーグ トム・ベリー・脚 本 ポール・ジラー マイク・マルドゥーン・撮 影 アンソニー・メッチー・音 楽 マイケル・ニールソン【キャスト】・エイドリアン・パスダー「HEROES」・ステファニー・フォン・フェッテン 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」・ジェームズ・モリソン「24 –TWENTY FOUR-」・ジェス・モス・ルイーザ・ド・オリベイラ・デビッド・リッチモンド・ペック※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0099・製作年度 2011年・製 作 国 カナダ・原 題 SEEDS OF DESTRUCTION・発 売 ----・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 プライムウェーブ・ネクシード株式会社・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 91分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 1.予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:《エデンの種子》が目覚めた時 世界は滅びる・ウラ面 :人類はエデンの園で生まれた そして終末の時が来るまたしても、素晴らしいイラスト!(笑) 巨大な根っコが、ニューヨークの摩天楼を飲み込もうとしている。相変わらず、描き込みがスゴイ。戦闘機が根っコを爆撃している。若干、サイズ感が合っていない感じもするが、そんなことは気にならないくらい迫力がある。黒い太陽は、本シリーズを象徴しているのだろう。いい出来映えだ。(♪)ウラ面は、イメージ・ショットと取り込み画像をキレイに配置して隙がない。宣伝コピーがイマイチだが、こちらも上出来な部類だろう。やっぱり、B級デザスター映画のジャケットほど、面白いものはない。(笑)【感 想】「絶滅危惧種のつぶやき」仰々しいサブタイトルが付いているが、中身はいつものB級デザスター。何となく、この辺りのギャップが愛おしい。(笑)昨夜、PCがクラッシュした。リプレイスしてまだ 3ヶ月なのに、何てコト。(溜息) ここ数年、良いPCに出会えずに悩んでいる。自作PCは様々なテストをするには便利でいいが、日常使いには向かない。だから、安定性重視で日本ブランドを購入したが、サポートで厭な思いをさせられた。それではと、ショップブランドも試してみたが、やっぱり脆弱で機能的にカタワが多く、半年で再起不能となった。昨年末頃には、米国ブランドに乗り換えたが、あたかも「お前の使い方が悪いんだよ!」とでも言いたげにピーピー鳴って落ちた。(泣)ノートPCは韓国製品が快調に働いているので、この際だからデスクトップも韓国製を導入しようか思案中。……でもなぁ、韓国人女性と同じで、綺麗だしスタイルもいいけど、どうも気を許せない。ベッドインしたはいいものの、翌朝、目が覚めたら身ぐるみはがされていた、――そんな感じがしてならない。デスクトップに韓国製品を入れたら、我が家のネットワークから情報がダダ漏れになりそうでコワイ。(笑)今回のクラッシュで、30年前とやっていることに変わりがないことに気付いた。パソコンほど不完全未完成なモノはない。タブレット全盛の時代に、アタフタしている自分を顧みると、どうも私自身、絶滅危惧種のような気がしてならない。(笑)さて、本作品は、ジョン・ウィンダムの小説『トリフィドの日』を思い起こさせるSFデザスター映画だった。古い映画だが、これを原作とした『人類SOS』は、私には忘れ得ぬ作品だ。――“エデンの園”からアダムが持ち出したと言う“種子”が見つかる。しかし、その発見は秘匿され、極秘研究に利用される。汚染を浄化する植物を開発しようと言うのだ。計画は順調なように思われたが、開発中の種子が盗み出されてしまう。種子は、閉鎖された鉱山で発芽。汚染された環境を浄化しようと爆発的な成長を始める。大地を揺るがし地表を割って巨大な根が山や町を覆い尽くす。政府は空爆を試みるが、失敗。更に巨大になって都市を飲み込み、太平洋を目指す。もし、“根”が海に到達したら、汚れた海を浄化するため、根は更に繁殖する。それは、現代文明の終焉を意味していた。……と言うお話し。物語としては、面白かった。環境汚染が続く現代文明への警鐘といった風情。奇をてらわずにサラリと描いている。秘密の政府機関や理想郷を目指す科学者、フィールドワーク中心の古代植物学者、環境保護活動に熱中する若者が絡み、物語はクライマックスへとなだれ込む。スピード感のある演出も好印象だ。CGの出来映えも、チープながら頑張っているカットも多かった。ミサイルで攻撃を仕掛けるシーンは、なかなかの迫力だった。とはいえ、街が破壊される様子を描けるほどには予算がつかなかったらしい。もっぱら地割れから根っこが顔を出すだけ。これは、この手の作品では仕方ないところ。伝えるべきところは伝えられているから善しとしなければ。(笑)研究所に簡単に侵入できたのには笑ったが、古い坑道など独自のセットを組んだ場面もあったし、製作サイドの熱意が感じ取れた。きっと真面目な方たちなのだろう。こういうところは、ポイントが高い。主演(?)は、エイドリアン・パスダー。TV『HEROES』に出ていた方らしいが、同シリーズはちゃんと見ていないので、なんとも……。本作品だけ観るとダイコン役者に見える。(笑)残念ながら、他の役者さんは、知らない方ばかりだった。『グランド・クロス』シリーズの中では佳作と言える1本でしょう。オススメ!
2018.08.29
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1242 グランド・クロス/ドゥームズデイ・プロフェシー※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ジェイソン・ボルグ 「サイレント・ワールド2011」 「アート・オブ・ウォー2」・製作総指揮 リサ・ハンセン ポール・ハーツバーグ トム・ベリー・脚 本 ジョーン・リンデン・撮 影 キム・マイルズ・音 楽 マイケル・ニールソン・編 集 ジェイミー・アラン【キャスト】・A.J.バックリー(竹内良太)「CSI:ニューヨーク」・ジュエル・ステイト(杉山佳寿子) 「スターゲイト:アトランティス」・アラン・デイル(佐々木敬)・ブルース・ラムゼイ(三上 哲)・リック・ラヴァネロ(小川剛生)・ゴードン・トゥートゥーシス(北川勝博)※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0094・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・カナダ・原 題 DOOMSDAY PROPHECY・発 売 ----・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 プライムウェーブ・ネクシード株式会社・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 95分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 1.予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:運命の日 それは人類の勇気が試される時・ウラ面 :“太陽系と銀河系の赤道が直列した時 この世の終わりが来る”うーん、これもまた素晴らしいイラストだ。かなり精細に描き込まれている。大地に亀裂が走り、都市が飲み込まれようとしている。ストーリーから推して、これはニューヨークだろう。そして、上空には真っ黒な暗黒星。雰囲気がいい。ウラ面には、主人公2人を中央に、左側には崩壊する都市、右側には地球に近づく暗黒星。キャッチコピーの下には、取り込み画像が並び、その下にストーリーだ。そして、太陽を飲み込もうとする暗黒星、倒壊寸前の高層ビル群のイメージ画像。実に素晴らしい。これで、本編が同じくらい素晴らしかったら、良かったのに……。(苦笑)【感 想】「宇宙戦艦ヤマトがあったなら暗黒星なんてイチコロだぜ」『グランド・クロス』シリーズの第3弾。またもや大仰なサブ・タイトルが付いている。もっとも、『ドゥームズデイ・プロフェシー』が原題だから、『グランド・クロス』が余分なのだが……。そう考えると、『グランド~』が副題で、分類するために付けられたタグみたいな役割なのかも知れない。(笑)――出版社に勤めるエリックは、稀代の預言者ルパート・クレインの新作の原稿を受け取って来るように命じられる。ルパートは、9.11や戦争を予言した実績があり、リリースすれば大当たりすることは間違いなかった。指定されたダイナーに出向いたエリックだったが、そこにルパートの姿はなく、店員から一枚の地図を手渡される。何のことか解らなかったが、取り敢えず車を走らせる。同じ頃、考古学者のブルックもルパートから呼び出されて、此処の地を訪れていた。その頃、世界各地で大規模災害が頻発していた。黒海の海水が抜けて干上がり、ニューヨークが大地震で発生した地割れに街ごと飲み込まれていた。……というお話し。結構面白い作品で、カメラや演出、照明もB級デザスターにはあるまじき完成度だった。特にカメラは素晴らしく、CGが絡む場面以外は、一流と言っていいセンスがみられた。残念ながら、このシリーズは、だんだん荒唐無稽になって来ており、想定される事象の一つではなくなっていた。地球温暖化や火山の噴火で氷河期が訪れる、古代の種子が現代で発芽して異常成長する、――というのは、まだ許容範囲内だ。けれど、暗黒星が突然現れるのは、空想以外の何ものでもない。デザスター映画は、多少のリアリティがないとスペクタクル・シーンに説得力がなくなる。本作品は、そのギリギリの線を超えてしまったようだ。主人公エリックを演じるのは、A.J.バックリー。TVドラマ『スーパーナチュラル』に“ゴーストフェイサーズ”のリーダーとして数話に登場、人気を博した。また、『CSI:NY』ではアダム役でレギュラ出演しているので日本でも馴染み深い。相棒となる考古学者役は、ジュエル・ステイト。彼女も『スーパーナチュラル』にゲスト出演していた。体型は兎も角(笑)、いい女優さんなので、レギュラがあってもいいような気がする。きっと、どこか女優業に対して甘いんだろうなぁ。監督は、ジェイソン・ポルク。『サイレント・ワールド2011』も撮っている。『サイレント~』にしろ本作品にしろ、意外とちゃんと演出しているので、このグレードの作品としては見応えがある。随所で才も感じられるので、ちゃんと予算をつけてあげれば、いい作品をモノにするかも知れない。ところで、本作品の設定では、太陽系と銀河系の赤道が一直線に並ぶと“暗黒星”が発生するらしい。(笑) 周囲の星々を飲み込んでいるところを見ると、どうやら質量の大きな星=ブラックホールのようだ。この“暗黒星”という響きに、『宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち』を思い出してしまった。ヤマトがあれば、イチコロで地球を救えたんじゃないの? 日本人に任せなさいって。(笑)――てなわけで、少しだけオススメ!
2018.08.28
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1241 カリフォルニア・ディストラクション※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ジョン・バウムガートナー・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット・製作総指揮 デヴィッド・リマウィー・撮 影 ベン・デマレー・音 楽 クリストファー・カノ【キャスト】・モリー……ジェイ・キャッスルズ(林真里花) 「ポンペイ2014」・ニック……ジェイソン・ウッズ(江藤博樹)・アリ………グレイス・ヴァン・ディーン(下山田綾華) 「スリーピング・ビューティー」・エレイン・パートノウ・ハンク……レイン・タウンセンド(宮内敦士)・10代モリー…アリソン・アダムス(米倉希代子)※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-3990・製作年度 2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 SAN ANDREAS QUAKE・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 84分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo) 2.日本語 (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 1.予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:その日は、明日かも知れない。・ウラ面 :カリフォルニアが、消える。 超大作「カリフォルニア・ダウン」に続く ディザスター・パニック巨編!!実に素晴らしい仕上がりのイラストだ。海に崩れて行くカリフォルニアの都市、それを下に見るヘリ。ヘリの操縦席には父親の姿が描かれている。精細に描き込まれ、静謐感とともに迫力に満ちている。いかにもデザスター映画らしいジャケットだ。ウラ面もまた、B級デザスター映画らしいレイアウトだと思う。影の薄い父親と、継母と娘、炎に包まれる高層ビルとヘリ。興味をひく惹句も、いい。良い出来映えのジャケットだ。(笑)【感 想】「アサイラムお得意の“なんちゃって”お手軽デザスター・ムービー」『カリフォルニア・ダウン』に合わせた企画だろうなぁ。相変わらずのやっつけ仕事だが、比較的面白い作品に仕上がっていたと思う。(あくまでも、「アサイラム製の中では」のお話し。世間一般的な評価ではありませんので、あしからず)――カリフォルニアをM4の地震が襲う。微小な群発地震から、それを予知した地質学の大学教授のモリーは、研究の成果が実ったと喜ぶ。しかし、更に震度が大きくなって、最終的にはM10を超える大地震が予測されるに及んで、喜んでもいられなくなる。モリーは、義理の娘を助けるために、彼女が勤める古いホテルに向かう決意をする。そのホテルで、パイロットの夫にヘリでピックアップして貰う計画だった。けれど、地震で倒壊した電柱に押し潰されて車が使えない。仕方なく、学生のニックの車で向かうことになるが、このニックこそが、娘の恋人だった。……というお話し。本編の大半は、モリーとニックの珍道中(笑)である。モリーが向かうのは義理の娘のため、ニックが向かうのは恋人のため、理由は違えど目的は同じ。でも、授業の時もやたら“かみついて”来る、このアフリカ系アメリカ人の青年を、モリーは内心、心良く思っていない。彼の車は、そこで生活していたような有り様だったし、ゴムが散らばっているのを見たら、継母とはいえ、よくは思えない。そんな状況から始まった郊外から市内に向かう道行きは、マヌケな展開に呆れながらも、少しずつ明らかになるニックの人柄や考え方、生き方が視聴者の共感を呼ぶ。モリーに対する掘り下げが足りないが、このクラスの作品なら、片方だけでも十分だ。おかげで、父親の影がすっかり薄くて、既に誰が演じていたのか思い出せないくらい。(笑)お客さんをほったらかしにして、娘の救助に行こうとする場面には笑ってしまった。こんな自分勝手なヤツをパイロットにしちゃダメでしょ。お客さんから「このヘリは、私たちがチャーターしたんだ。まず私たちの子供を迎えに行く」と言われる始末。娘が見ていたら泣くぞ。なお、“私たちの子供”のオチは、ラストシーンで……。(笑)その娘は、ホテルウーマンとしての仕事を全うしている。特に見せ場もないのだが、その見た目とは裏腹に、マトモな行動を取る。駅のホームで目の不自由な人を気に掛けるのは、往々にしてこんな若者だったりする。おしゃべりに夢中のお母さんやサラリーマンは、気にもとめない。それが現実だろう。モリーを演じるのは、ジェイ・キャッスルズ。『ヘンゼルVSグレーテル/最強魔女ハンター最後の戦い(15)』にも主要キャストで出演している。ピリッとしないが、誰かに似ている。ニック役には、ジェイソン・ウッズ。これといった出演作は、ない。アマンダ・セイフライド主演の『TIME/タイム(11)』にノンクレジットで出演していたらしい。(ボディガード役とのことだが……)娘のアリ役を、グレイス・ヴァン・ディーンが演じる。やはり、これといった作品はないが、ネットフリックスのオリジナル作品『グリーンハウス・アカデミー(17)』シリーズにレギュラー出演している。父親ハンクには、レイン・タウンゼンド。やはり、アサイラムの『マーズ・オデッセイ(15)』で主演をつとめ、ここでレッテルが貼られたのか、2016年以降の活動は、パッとしない。余談だが、ホテル客で結婚40年を迎えた老夫婦が登場する。デザスター映画では定番のキャラクタで、温和しい旦那によく喋る妻というパターン。さしづめ、70年代ならシェリー・ウィンタースが演じるところ。本作品では、エレイン・パートノウが、この役どころを務めた。代表作に恵まれなかった女優さんだが、ライアン・オニール主演『ニッケルオデオン(76)』『おかしなおかしな大追跡(72)』に端役で出演している。当時、映画に浸りきっていた身としては、あの頃観た映画のどこかに出ていたんだなぁと思うと感慨深い。ちなみに、2017年のインディーズ映画『SLIPAWAY(17)』で幾つも賞を貰っている。是非、観てみたい。先にレビューをUPした『アーミー・オブ・ダークネス(13)』に較べたら、はるかに内容は充実している。それでも、アサイラム・ファン限定推奨作品かな。(笑)オススメ!
2018.08.27
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1240 プテラノドン※オモテ面【スタッフ】・監 督 マーク・L.レスター「コマンドー」・脚 本 マーク・セヴィ「アラクニッド」・製 作 マーク・L.レスター ダナ・デュボフスキー 「1,300万ドルの女 女誘拐事件」・編 集 ドン・アロン「ストリートファイター」・音 楽 ジョン・ディクソン「エイリアンX」【キャスト】・クーリオ(相沢正輝):「デアデビル」「バットマン& ロビン/Mr.フリーズの逆襲!!」・キャメロン・ダッド(小山力也):「バイオ・テロ」 「赤毛のアン/アンの結婚」・エイミー・スローン(魏 涼子):「アビエイター」 「デイ・アター・トゥモロー」・ジョージ・カリル(林田一高)※ウラ面【仕 様】・型 番 LBX-023・製作年度 2005年・製 作 国 アメリカ・原 題 PTERODACTYL・発 売 元 株式会社アートポート・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション・提 供 ----・価 格 オープン価格・字幕翻訳(本編) 雨宮 健・吹替翻訳 砺波紀子・吹替監修 ----・吹替演出 多部博之・日本公開 ----・リリース ----・収 録 92分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (2chステレオ) 2.日本語 (2.0chステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 セル専用・映像特典 1.オリジナル予告篇 2.日本版予告篇※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:人類絶滅の危機!! 米国特殊部隊 VS 翼手竜 VS テロリスト・ウラ面 :翼手竜の大襲来! 何もかも喰い尽くす、恐竜大々パニック!! 恐怖が空を覆いつくす・・・。遠くに大都会。空を覆うプテラノドン。――なかなか仕上がりの良いイラストで、個人的には大満足である。(笑)ウラ面もB級アクション映画らしく、端正な出来映え。(面白いB級映画ほど、ウラ面のレイアウトがしっかり出来ていると思う) カッチリしている。ストーリー上は、古生物学の教授と学生たちが主人公だが、そんなことはお構いなしに米国特殊部隊を中心に画像をチョイスしている。(その方がカッコイイもんね)うん、なかなか良い出来映えのジャケットだ。(笑)【感 想】「プテラノドンとプテロダクティルス」プテラノドンは、白亜紀に生息していた翼竜の一種。学名は、“Pteranodon”。原題になっている『Pterodacty』は一般的な翼竜を指す俗語である。プテロダクティルスは、ジュラ紀に生息していた翼竜のこと。“Pterodactylus”が学名となっている。つまり、邦題の『プテラノドン』は誤用だが、日本では“プテラノドン”が一般的に翼竜を指す単語となっていることを考えると、あながち間違いとは言い難い。(苦笑)――古生物学者のマイケル・ラブクラフト博士は、大学院生のケイトをはじめ、学生ら数名を伴ってティナラ山に向かう。地震で古い火山口が開いたからだ。ジュラ紀の化石が見つかるかも知れない。学者としては絶好のチャンスだった。けれど、ティナラ山に辿り着いた彼らが目にしたのは、大空を飛び交う太古の翼竜、プテラノドンだった。一方、テロリストを追ってティナラ山に入った米国特殊部隊は、ベンゲル大尉の指揮のもと、キャンプ地を急襲。リーダーのヨレンを捕まえることに成功する。しかし、その帰路、翼竜に襲われている学生たちを助けた彼らもまた、プテラノドンの大群に付け狙われることになる。……というお話し。ベンゲル大尉役を演じるのは、クーリオ。ラッパーだが、映画やTVシリーズに役者としての出演が多く、B級映画“御用達”ってポジションを得ている。『レッド・ウォーター/サメ地獄(03)』では好演していた。マイケル博士役を演じるのは、キャメロン・ダッド。TVシリーズへのゲスト出演がほとんどだが、TVM『シティ・オン・ファイヤー(08)』や『壊滅暴風圏2/カテゴリー7(05)』で主役の座を得ている。『ウィッチ・ハント/魔女の血族(99)』ではジャクリーン・ビセットと共演している。観てみたい。大学院生のケイト役を演じるのは、エイミー・スローン。父親が軍人でベンゲル大尉の上官だったと言う役どころで、クライマックスでは男勝りの活躍を見せてくれる。最近はTVの仕事ばかりだが、昔は『アビエイター(04)』でハワード・ヒューズの母親を演じたり、『ゴシカ(03)』や『タイムライン(03)』、『デイ・アフター・トゥモロー(04)』などの大作に端役で出演していた。この頃がキャリアのピークかも知れない。監督は、マーク・L.レスター。ファンの多い快作『コマンドー(85)』の監督さんである。いまやB級アクション映画専門になってしまったが、以前は『処刑教室(82)』から『リトルトウキョー殺人課(91)』までの10年間は、間違いなく人気の監督さんだった。(どれも、B級映画だな) 作家性は低く、兎に角、観客を沸かせることに力を注ぐ職人だった。本作品でも手堅い爆発シーンや戦闘シーンに、かつての片鱗を見せてくれる。見どころは、爆発シーンだけでなく、CGの出来映えも立派なもの。このクラスの作品としては及第点のクオリティだし、出し惜しみすることなくバンバン出て来るから満足感は高い。それに、まるで日本の怪獣映画のようなオープニングのシークエンスに、ゴジラだのガメラを観て育った世代としては、懐かしさもあって外せない1本である。怪獣映画ファンにだけ、こっそりオススメ!(大きな声で言うとバカにされそうだし……)
2018.08.26
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1239 フライトSOS/ロスト・イン・ザ・パシフィック※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・脚本 ヴィンセント・チョウ 『モンスター・フライト』・製 作 ジョン・チュウ・脚 本 ピーター・キャメロン 『モンスター・フライト』・撮 影 スコット・ウィニグ・VFXスーパーバイザー ブルース・ジョーンズ 『スタートレック』シリーズ・美 術 イアン・ベイリー『プライドと偏見』【キャスト】・ブランドン・ラウス『スーパーマン/リターンズ』・キティ・チャン『ミラクル7号』『少林少女』・ラッセル・ウォン 『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』・バーニー・リウ・サニー・ワン※ウラ面【仕 様】・型 番 TWAD-1384・製作年度 2015年・製 作 国 中国・原 題 ----・発 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・販 売 株式会社トランスワールドアソシエイツ・提 供 ----・価 格 4,700円+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx.90分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語・中国語) 2ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 セルorレンタル・映像特典 オリジナル予告編2種※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:高度4万5,000フィートから 空母へダイバートせよ!!・ウラ面 :太平洋上空で緊急事態発生! 巨大な嵐に遭遇した機体は、まさに 空中版タイタニック号! 史上最悪のスカイ・パニック・アクション!!空母に衝突するジャンボ旅客機のイラストがジャケットのオモテ面に使われている。B級デザスター映画では、このイラストに物語を凝縮されるが、本作品はイマイチの出来映えだ。構図的にも失敗だろう。ジャンボ旅客機の操縦席のある鼻づらを描かないと、それが旅客機なのかどうか腑に落ちない。それに甲板の上を主役級の2人が描かれているのは良いとしても、化け猫クンが描かれていないのはダメじゃないか?ウラ面もB級デザスター映画らしいデザインだが、徹底的に化け猫クンの存在を消している。売る側としては、化け猫クンの存在はマイナスだと判断したのかも知れないが、消費者に対しては不親切じゃないか?【感 想】「ピチピチ」どうレビューを書いたものか、暫く逡巡していた。どうしても、『モンスター・フライト』と同じ感想しか湧いて来ない。どちらもアメリカ=中国の合作で、ハリボテのような旅客機の中が主たる舞台。旅客機内でモンスター(化け猫?)が暴れ回り、客室乗務員のスカートの丈は短く、女性の副操縦士の制服はピチピチ。……ピチピチ!これがまた、ウルトラ警備隊の制服に酷似しており、大きめのお尻と大きめの胸から目が離せなくなる。彼女が登場した時点から、ストーリーはどうでもよくなった。(笑)旅客機がどこに着陸しようが、化け猫くんが誰を殺そうが、悪党の目的が何だろうが、カンケーない。何しろ、ピチピチなのだ。化け猫くんについて、何やら説明セリフもあったが、ピチピチに気を取られて、全く覚えていない。まぁ、これは、男のサガだから仕方ない。(苦笑)この化け猫くんは、『モンスター・フライト』に登場するモンスターと見た目は同じ。“大きな耳のクロネコ”にしか見えない。正直、「続編か?」と思ったくらい。(もしかしたら、本当に同じ物語世界かも知れない)でも、牙や爪に毒があるところは同じだが、特殊能力があるわけではなさそうだ。今回は、旅客機が着陸した無人島(?)で『エイリアン2』並みに大群で登場する。数で勝負と考えたのかも知れないが、ひきの映像しかないし、クオリティは低い。明らかに手抜きだよなぁ。海外にマーケットを求めるなら、もっと真面目に撮って貰わないと……。こんなんじゃ買い手がつかないぞ。(笑) たぶん、ピチピチの衣装をこしらえるのに忙しくて、CGをチェックする時間がなかったんだろうなぁ。監督さんは、『モンスター・フライト』と同じヴィンセント・チョウ。どちらの作品も、製作や脚本、監督を勤めている。よくもまぁ、こんなに同じような作品を撮ろうなんて考えたものだ。懲りない人だね、この方は。(笑)同じ素材を使い回して、同じような作品に仕上げて、何が楽しいんだ?……もしかしたら、ピチピチの衣装を着せたかっただけなんじゃないか?(笑)ピチピチの衣装を着て頑張っていたのは、キティ・チャン。『少林少女』や『ミラクル7』に出ていた女優さんだ。彼女だけが、本作品の見せ場だった。中国が、いかに大雑把な国であるかを証明するSFモンスター・航空機パニック・ちょっぴりデザスター・ピチピチ衣装がステキな映画だった。(たぶん……)オススメ!――するわけないじゃん! 良かったのは、ピチピチの衣装だけ。(しつこい!)
2018.08.25
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1238 デビルシャーク※オモテ面【スタッフ】・SFXメイク リック・ゴンザレス・音 楽 トニー・プロファー・撮影・編集 ジェミー・ニコルス・監督・脚本 ドナルド・ファーマー【キャスト】・アンジェラ・ケレック・ボビー・ケレック・チャニング・ドッドソン・マディソン・コーニー・アリーン・ハンティントン・ロニ・ジョナ・クリスティン・ヴァンフーザー※ウラ面【仕 様】・型 番 TSDR-71312・製作年度 2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 SHARK EXORCIST・発 売 元 アサルトワン株式会社・販 売 元 竹書房・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 71分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル (英語) [ドルビー・デジ タル・ステレオ]・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:ジョーズ対エクソシスト・ウラ面 :悪魔が憑依した巨大鮫 VS 祓魔師=エクソシスト! 今、史上最恐の戦いが始まる――。 「ジョーズ」VS「エクソシスト」! 斬新で見事な企画だ――Dread Central 「シャークネード」を凌ぐ、未体験の驚愕! 鮫パニック・アクションの決定版! ――Movie Web 「ジョーズ」と「エクソシスト」の 面白さが合体! ――ihorror.com何だか、やけっぱちのような迫力のあるジャケットだ。(笑)夕陽に赤く染まる海。海面からキバを剥きだして跳躍せんとすデビルシャーク。そして、それを迎え撃つ悪魔祓い師の後ろ姿。イラストの出来映えが決して良いわけではないが、妙な熱気を感じる。(笑)ウラ面は、フツーのレイアウト。中央にナナメに傾いだ十字架をあしらったところは工夫を認めるが、それ以上の何かは、ない。むしろ、ディスクの方に注目したい。デビルシャークと十字架のイラストが可愛らしい。いいセンスだ。本作品には勿体ないくらいだ。このイラストをジャケットに用いたら、もっと被害者……、いやレンタルショップの回転率を上げることが出来たんじゃないか?(笑)【感 想】「……。」まったくもって話しにならない。意味不明。……。どうしよう。(汗)こんなに意味不明のシーンを繋げた作品は、久しぶりだ。いつ以来ぶりだろ?いつだ?『エルトポ』?『サンタサングレ』?『悪魔のしたたり』?『死霊の盆踊り』かなぁ。いやいや、やっぱり『エルトポ』が一番近いか。ポドロフスキーの廉価劣化版って感じ。(それでも褒め過ぎだな)出て来る女性は、みんな太ってる。見事にケツがデカい。ブルンブルンさせながら走ったり、歩いたりしている。然も、二の腕が太くて、真っ直ぐ下に下ろせないのではなかろうか。オスモウさんみたい。それに、あちこちにタトゥーがある。それが、どうも汚らしい。メインキャラを演じる女性の右腕には“天使”って彫ってあるし、左の脇腹にも何やら文字列が見える。へそピアスもしてるし……。タトゥーはキライじゃないが、汚いのは、やっぱりイヤだなぁ。(溜息)出演しているのは、そんなデブの女性(あ、言っちゃった)と冴えない男ばかり。男なんか出て来なくても良いのに。(笑)たぶん、ストリップ・バーや酒場でナンパした女を「映画に出てみないか」と部屋に連れ込んで、「カメラテストしよう」と服を脱がして、「これは、オーディションだよ」と言いながらHしたまでは良かったものの、「ホントに出さなかったらタマを切るよ」と逆に脅されて、「本当だよホント。明日は、朝からロケだから、このまま一緒に行こ。だから、もういっかい……」という一幕があって、プロデューサーも監督もスタッフみんなで同じようなことをしちゃったもんだから収拾がつかなくなって、こんなんなっちゃったんじゃないかなぁ。(考え過ぎ!)たぶん、あの神父役を演じた男も、誰かの“好み”だったんだろうなぁ。(ゲイの権利を認めます)『ジュラシック・シャーク』や『ロスト・ジョーズ』が名作に思えるくらいのぶっ壊れようだった。オススメ致しません!待てよ、ここで“オススメ”しないと、バスタブにデビル・シャークが出て来るような気がする……。だから、オススメすることにしておこうかなぁ。犠牲者を増やすか、個人の安寧を優先するか、それが問題だ。(溜息)……間違いなく、個人だな。オススメ!(デビルが乗り移ったんだな。誰か悪魔祓いして下さい。年齢は25歳まで、身長 160cm未満、Fカップ以上、容姿端麗な女性でお願いします)
2018.08.24
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1237 ノロイ※オモテ面【スタッフ】・プロデューサー 一之瀬隆重・監 督 白石晃士・Entertainment Farm+オズ+ジォネオン エンタテイ ンメント+ザナドゥー+PPM作品・製作プロダクション:オズ【キャスト】・[怪奇実話作家]小林雅文・松本まりか・[超能力少女]矢野加奈・[霊能力者]堀 光男・アンガールズ・高樹マリア・ダンカン・飯島 愛・荒俣 宏※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-1165・製作年度 2005年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 ジェネオンエンタテインメント株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 2005年 8月20日(配給:ザナドゥー)・リリース 2006.01.25.・収 録 115分( 7巻3143m)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ(1:1.85)・音 声 1.日本語 (5.1chサラウンド/ ドルビーデジタル) 2.日本語 (5.1chサラウンド/DTS)・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DVD、PG-12、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:みんな死んだ・・・・ウラ面 :現代にも実在する呪いの恐怖 それは、あなたのすぐ身近にも… 無関係に見える〈謎〉を解き明かして 行くことで、 驚愕の真実が明らかになる!本編に登場する“カグタバ”のお面を中央に配置し、その周囲を本編からの取り込み画像が囲っている。謎の核心が、このお面にあるわけだから、ナルホド、よく考えられたデザインだと言える。でも、キタナイなぁ。(笑)ウラ面は、オーソドックスとも言えるレイアウトを使用している。中央に本編からの取り込み画像が並び、その上にストーリー、その下にはクレジットとスペックが並んでいる。正直、ウラ面に関しては、他の心霊系のオリジナル・ビデオのそれと大差ない。本作品がモキュメンタリーならば、それを補完するようなデザインを目指さないと、つまらない。デザイナーさんは、本編の流れをくんで“なりきって”デザインして欲しかった。まるで、超能力少女や霊能者、ダムに沈んだ村やカグタバの儀式が実在したかのように作り込んでくれないと、本作品のコンセプトにそぐわない。デザイナー失格だな。(溜息)【感 想】「志の低い映画は廃棄すべし!」ドキュメンタリーを装うほどのリアリティのない作りに笑ってしまった。(失笑)「この作品は残されたビデオテープを編集したもので、実録です。だからエンドロールはありません」なんてのは、キワモノの宣伝戦略に使われる手法だと分かっていても、人は見たがる。見せ物小屋のいかがわしさが、人は好きなのだ。古くからこうした作品は作られて来たが、大抵は出来の悪い作品を売り出すために映画会社が取った苦肉の策である場合が多い。『スナッフ/SNUFFF(76)』や『グレートハンティング(76)』なんかそうだ。しかし、この作品のように初めから確信的に似非ドキュメンタリーを作るのは、やはり『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(99)(BWP)』の影響だろう。だとしたら、映画会社は随分と履き違えたことをしたものだ。愚かな。『BWP』には、細部に渡って作り上げられた世界を、手持ちカメラで覗き見る快感のようなものがあった。それはやはり、見せ物小屋に惹かれる部分と同じだ。しかし、本作品にはそれがない。あらゆる手法を駆使して、本作品を補完する情報を露出させ、売り込むことをしなければ、盛り上がらないではないか。モキュメンタリーがキワモノである以上、“お祭り”或いはカーニバルのように独自の世界を現出せしめねばならない。本作品だけでは、製作側のマ○ターベーションに過ぎない。やはり、トップが幼稚だと、こういうことになるんだよなぁ。あまりに中途半端だ。(溜息)映画が持っているいかがわしさは、いまもある。スプラッタやホラーの系譜の中に脈々と息づいている。本作はその製作の意図において『BWP』よりも『食人族(80)』や『人喰族(84)』に近い。(出来は更に劣るけど……) 見せ物小屋の系譜の末席を汚すことになったわけだ。非常に残念だ。私がこの年に観た作品の中では、もっともレベルの低い、志の低い映画であった。映画が好きな人は観ない方がいいですよ!
2018.08.23
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1236 午前零時の恐怖劇場/呪い篇※オモテ面【スタッフ】・監 督 佐々木友紀 廣瀬 陽 犬童一利 曽根 剛・脚 本 河村匡哉・撮 影 曽根 剛・助 監 督 寺山絵里香 高橋基史・特殊メイク 土肥良成・キャスティング協力 エンディア・製 作 「午前零時の恐怖劇場」製作委員会 (LILY FILM,1+2FILM)【キャスト】・齋藤ヤスカ・香月・矢島康美・米澤成美・KAZUYA・黒田耕平・赤澤ムック・今野哲治・ナビゲーター:日野日出志(ホラー漫画家)※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-3810・製作年度 2014年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 80分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人皮のランドセル 傘を拾うな 狂気の映画監督 黒目が来る・ウラ面 :----『/絶叫篇』が青いトーンでまとめられていたが、本作品はグリーン系にまとめられている。前作と同じレイアウトである。シリーズものだから当然だが、もう少し工夫があっても良かったんじゃないか? 時計の文字盤を下に配置してみせるとか……。(苦笑) まぁ、本編そのものも何の考えていない構成だったから、ジャケットの出来映えにも、それが現れている。ウラ面は、収録エピソードが増えている分、細かく小さくなっている。おかげで、少し締まりのある出来映えになった。ちょっと違和感があるのは、左上の登場人物の顔が、左上の方に目線をやっていること。左上の顔が左上を見ているって、バランスが悪い。やっぱり、何も考えていないんだなぁ。(溜息)【感 想】「もういいや」オムニバス形式のホラー・オリジナルビデオ(OV)の第2弾。前作以上に苦痛(笑)を伴う作品だった。かなりの低予算で、少人数の撮影でロケ地も1箇所、たぶん1日で撮了したのではなかろうか。安いビデオカメラで撮られ、役者さんは皆、シロートさん。台詞は聞き取り辛いし、音声レベルも調整されていない。衣装も“手持ち”っぽい。然も、今回は5本の短編が収録されているのに、似たような作品ばかり。脚本の拙さもあるが、構成の失敗って印象だな。1.傘を拾ったら大雨の日、拾った赤い傘で帰宅したアケミ。その時から不気味な気配が、つきまとい始める。そして、その夜、ズブ濡れの赤い服の女が、彼女の前に現れる。……というお話し。何の捻りもない、ストレートなお話しだった。短編なのだから、最後は何か工夫が欲しかった。洗い髪をタオルで拭く演技くらい出来る女の子を使いなよ、というのが、素直な感想。2.マリナが出てきちゃうスタジオで歌と振り付けを見せるアイドルに、マネージャーは暴力を振るう。すると、一緒にいた女性が「やめて下さい。それ以上やると、マリナが出て来てしまいます」と呟いた。……というお話し。冒頭の女の子が歌って踊るシーンに身悶えしてしまった。(笑) それが演出されたものであれば笑えただろうが、そんなことは、あるまい。女の子が入れ替わり立ち替わり出て来て、このレベルの歌と踊りを見せ続けていたら、『死霊の盆踊り』に並ぶ“サイテー映画”として、映画史に残るカルト映画になったかも知れない。(笑)3.ワークショップ有名な映画監督のワークショップに参加することになった役者の卵たち。彼らは、メインの役を演じようと必死だった。しかし、次第に監督の態度に追い詰められて行く。……というお話し。最後の展開が突き抜けていたが、そこに至るまでが、あまりに長すぎた。観る人のことを何も考えていないんじゃないか?4.カエシテ転校生のレイコのランドセルは、人間の皮で出来ている、という噂があった。少年は、レイコからランドセルを奪おうとして、誤って穴に転落させてしまう。レイコは死んで、20年が経った。……というお話し。結局、ランドセルが人間の皮で出来ているかどうかなんか関係なかった。落語の“さげ”みたいなエンディングも、ホラーには不似合いだ。5.監督天才天才的な監督の作品に出演することになった3人の役者たち。彼らは、監督の意味不明な演出に辟易し、不満を募らせていた。しかし、そんなことはお構いなしに監督からの要求は次第にエスカレートして行く。……というお話し。使いっぱしりの女の子が、わりとキチンとしたお芝居をしていて、目を惹いた。特に気になるような作品もなければ、女優さんも出演していなかった。男としては、拷問のような時間だった。なんか、「もう、いいや」って感じ。たとえ、第3弾があったとしてもウンザリだから、観ないな。(溜息)オススメ致しません! 前作ともども廃業しましょ。
2018.08.22
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1235 午前零時の恐怖劇場/絶叫篇※オモテ面【スタッフ】・監 督 曽根 剛 佐々木友紀・脚 本 平谷悦郎 河村匡哉 能塚裕喜・撮 影 曽根 剛・助 監 督 寺山絵里香 高橋基史・キャスティング協力 エンディア・製 作 「午前零時の恐怖劇場」製作委員会 (LILY FILM,1+2FILM)【キャスト】・小松春香(元SND48)・水崎 綾・北川 舞・小宮一葉・伊藤さゆり・吹上タツヒロ・ナビゲーター:日野日出志(ホラー漫画家)※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBSD-1846・製作年度 2014年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 ----・販 売 元 アルバトロス株式会社・提 供 LILY FILM プライムウェーブ株式会社・価 格 4,800円(税抜)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 76分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:呪われた病棟 血塗られた姉妹 動く人形 戦慄の教室・ウラ面 :----まぁ、いかにもホラービデオっぽいジャケットだ。(笑)時計の文字盤にタイトルの“零”の文字が重なっている。その下には、各エピソードからの映像がコラージュされている。絵筆でなぞったような効果が入っているので、おどろおどろしい雰囲気をかもし出している。ややインパクトに欠けるが、この手の作品としては、上々の出来映えだろう。ウラ面は、各エピソードのストーリーと画像が並んでいる。ナビケーターのホラー漫画家、日野日出志の顔写真が右上に出ていて、キャプションも付いている。まぁ、凝ったところもあるし、悪くない仕上がり具合だと思う。【感 想】「いい商売」オムニバス形式のホラー・オリジナルビデオ(OV)。明らかに低予算で、出演者は少なく、撮影もほぼ1箇所。グレードの低いビデオカメラで撮影され、撮影日数も短かったに違いない。もしかしたら、数時間だったかも知れない。多少なりとも名前が売れた役者さんは雇えず、みんなシロートくずれ。音声も同時録音で、カメラに付いたマイクを使ったようだ。アフレコの予算もなかったのだろう、非常に台詞が聞き取り辛い。たぶん、照明もレフ板もなかったのではなかろうか。きっとロケ弁も出なかったんじゃないか? 衣装もAV並みに安っぽい。ラブホでレンタルしているコスチュームの方が上等そうだ。おそらく、DVDのプレスとジャケットの製作に一番コストが掛かったに違いない。こんなんでもリリースすれば、多少は売れて現金収入になるのだから、いい商売だ。1.虐待の恩返し勤務中の病院で、カオリは、同僚のサキが患者の女性を虐待しているところを目撃してしまう。程なくして女性が亡くなると、今度は、サキが交通事故で入院することになる。……というお話し。シャレたつもりかも知れないが、タイトルがネタバレになっているのは、どうかと思う。そう考えると、最後はもう一捻り欲しかった。“語り部”のカオリを演じた小原春香さんは甘い顔立ちで大変好みだったが、お芝居はシロートさん。サキ役は、水崎綾さん。(どっちもどっちってカンジ)2.人形アスカの家には、祖父が遺した古い人形があった。着物を着たおかっぱ頭の幼女だ。或る日のこと、その人形が動いているのをアスカは知ってしまう。……というお話し。後半の展開は無理矢理な感じ。ハートウォーミングなラストは本作品のコンセプトと合わないんじゃないか?アスカを演じた北川舞さんも魅力が薄かったし、恥ずかしげな悲鳴は大きなマイナスだ。(てっきり、AV女優かと思った) 妹を演じたのは、吉岡サラさん。3.鮫島先生高校生のマナブは、教室でアキホ先生に愛を告白する。人妻であることを理由に断られるが、諦め切れない彼は、さらに言い寄ろうとする。しかし、その様子を鮫島先生が見ていた。……というお話し。意味不明な作品。つまらなかった。アキホ先生を演じた伊藤さゆりさんの漫画みたいな顔立ちに、ちょっと惹かれるものがあった。4.しまいのけいやく義理の姉妹のミソギとシオリは、父親が単身赴任のため、2人暮らしだった。穏やかな日々は、何でも“半分んコ”することで支えられていた。しかし、シオリに恋人が出来たことから2人のバランスが崩れ始める。……というお話し。予算があったら、“半分んコ”にした映像を撮りたかったんだろうなぁ。ミソギを演じた小宮一葉さんは親しみのある美形タイプ。役柄と合っていて、本作品で一番の収穫だった。シオリ役は、大沢まりをさん。監督は、1と2を曽根剛、3と4を佐々木友紀がつとめている。曽根監督作品は演技指導不足が顕著だし、佐々木監督作品は自分本位過ぎるところがあってイマイチ。特に夢で場面を繋ぐのは、やめましょうよ。OVだと、“女優さん次第”ってトコもあるが、その面はまぁまぁだったと思う。けれど、そこを活かすことが出来なかったのはザンネン。もっといかがわしい監督さんを雇わないといけなかったんじゃないか? 『すんドめ』や『脱衣麻雀○○』のようなOVを手掛けて来たわりには純情だったのね。(苦笑)オススメ致しません!
2018.08.21
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1234 アーミー・オブ・ダークネス※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 エマニュエル・イティエ・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット・製作総指揮 デヴィッド・リマウィー・脚 本 アンソニー・フェランテ・撮 影 ベン・デマリー・音 楽 ジョセフ・メトカルフェ【キャスト】・シーク・コンゴ(UFCファイター)・クリス・コンラッド「ベスト・キッド4」・シン・ミカイラ・キャンベル・スティーヴン・フェルティ・フィリップ・アンドレ・ボテロ※ウラ面【仕 様】・型 番 LBXC-112・製作年度 2013年・製 作 国 アメリカ・原 題 ATTILA・発 売 元 ジャスティ・販 売 元 ファインディスクコーポレーション・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 86分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:アメリカ VS 暗黒魔神軍団・ウラ面 :アクション&アドベンチャー&SF!! ジャンルの壁もブチ壊す 痛快エンタテインメント!!実に素晴らしいジャケットだ。(爆笑)炎に焼かれる摩天楼。瓦礫の山に立って、天高く剣を振り上げている半裸の戦士。部下と思しき2人の戦士を従えている。そこに、米国の兵士が銃を構えて狙っている姿が描かれている。精細で仕上がり具合も、いい。こんなイラストを見せられたら、誰だって「マーベルの新作か?!」と勘違いしてしまう。これ以上はないってくらい素晴らしいジャケットだと言えるだろう。(笑)でも、ウラ面は、いつものB級ヒロイック・ファンタジー映画風。でも、精一杯、頑張っている感じが伝わって来て、微笑ましい。正直、本編はヒドイ出来映えだが、ジャケットだけはオススメだな。(笑)【感 想】「スーパー・ウルトラ・メガ・ハイパー・山盛り超駄作デラックス・スペシャル(おかわり!)」えっと……。(汗)途中、ウトウトしていたので、いまいちストーリーが分からない。(笑)――西暦5世紀。フン族の王アッチラは、その力の象徴である“モーセの杖”を3つに分解して各地に隠した。富と栄華と不死をもたらすと言われるその杖を何者にも渡さないためだった。隠し場所はフン族によって守られた。そして、現代。東ヨーロッパで米軍の極秘作戦に従事するヴィト大尉は、洞窟から古代の遺物を見つけ、回収する。しかし、これまでも上官の命令で遺物を回収して来たが、その都度、大勢の部下が犠牲になった。ヴィトは、その重荷に耐えられなくなっていた。一方、回収した遺物を調べていた科学者は、一緒に発掘された遺体を分離することに成功。ところが、その遺体が蘇り、科学者も警備員も殺されてしまう。この遺体こそが、アッチラの息子だった。……というお話し。(たぶん……)正直、意味不明。“モーセの杖”にどんな力があるのか、最後まで解らなかった。スタッフもキャストも知らない方ばかり。でも、アサイラムの制作であることは分かった。何となく、それで十分な気もする。(笑)監督・脚本は、エマニュエル・イティエ。もともとはドキュメンタリー畑の方らしい。どんな内容かは分からないが、シャロン・ストーンがナレーションを務めた『The Invocation(10)』等をリリースしている。それが、どうして、こんなデタラメな作品のメガホンを取ったのか、不明。脚本には、アンソニー・C.フェランテの名前が見える。懐かしい雰囲気のホラー『ホスピタル(05)』の監督さんで、最近は『シャークネード』シリーズに勤しんでいる。アサイラムの“稼ぎ頭”だ。(笑)撮影のベン・デマリーは、『シャーク・アタック!!(11)』や『シャークネード(13)』等の撮影を担当した方。『ポンペイ2014(14)』で監督に昇格し、『ヘンゼルVSグレーテル/最強魔女ハンター最後の戦い(15)』等でメガホンを取っている。主人公のヴィトを演じたのは、クリス・コンラッド。『ベストキッド4(94)』でヒラリー・スワンクの恋人役でデビュー、若い頃は肉体派だった。日本映画の『Life/ライフ(06)』に端役で顔を出している。ちなみに、ベン・スティラーが監督した『LIFE!/ライフ(13)』や『ワンダー/君は太陽(17)』の脚本を書いたスティーヴ・コンラッドは実兄。そんなわけで、アサイラムの久しぶりの怪作だった。(どんなワケだ?)アサイラム・ファンには必見ですが、ノーマルな方は決して見ないで下さい。(笑)
2018.08.20
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1233 スケア・キャンペーン※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 コリン・ケアンズ& キャメロン・ケアンズ 『モーガン・ブラザーズ』【キャスト】・ミーガン・ワーナー・オリヴィア・デヨング『ヴィジット』・イアン・メドウズ※ウラ面【仕 様】・型 番 KWX-1888・製作年度 2016年・製 作 国 オーストラリア・原 題 SCARE CAMPAINE・発 売 クロック・ワークス・販 売 元 クロック・ワークス・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 町野健二・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 劇場公開作品・リリース 2017.04.05.・収 録 本編80分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 英語 ドルビーデジタル 5.1chサラウンド・字 幕 日本語字幕・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 1.日本版予告編 2.海外版予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:人気TV番組で仕掛けられた恐怖ドッキリ、 果たしてどこまでが“真実(リアル)”で、 どこからが“ヤラセ(フェイク)”なのか!?・ウラ面 :人気テレビ番組「スケア・キャンペーン」 レ ルール1:ターゲットは一般市民 レ ルール2:施設は“本物” レ ルール3:絶対に人は傷つけない ところが、そこに現れたのは“本物”の 殺人鬼!!!!!!!!!? 新たな才能が各国の映画祭を席巻! 予測不能な新感覚ツイステッド・ホラー が登場!少女の幽霊(笑)にかぶさるようにビデオカメラのモニターが描かれ、モニターの方には、少女の幽霊の背後に返り血を浴びた男が斧を振りかざしている。なかなか凝ったレイアウトだし、仕上がりもいい。個人的には好みのジャケットだ。ウラ面は、ちょっと散漫な印象を受ける。細かく盛り込み過ぎだ。使われている画像も小さく、イマイチだ。せめて、誰が主人公なのか、分かるようにデザインをして欲しかった。(溜息)【感 想】「軽薄短小」オーストラリアのホラー・スリラー映画だが、うーん、イマイチ。(溜息) もう少し掘り下げて欲しかったし、ラストはあと一捻り欲しかったところ。なかなか快調にストーリーを展開していたのに、この幕切れでは、誰も納得しないのではなかろうか。ドッキリ・バラエティ番組のクルーが、本物の殺人鬼集団のターゲットになってしまう、というお話し。『クライモリ』シリーズにも、そんなシチュエーションの1本がなかったか。番組の仕込みを丁寧に描いていた点は、面白かった。ただ、虚実の境がボンヤリとしていてインパクトが薄い。騙す方が騙されていたと分かった時の衝撃がキチンと描かれていない。スピード感を優先したのだろう。だから、その後の「実はホンモノの殺人鬼集団が紛れ込んでいた」と分かった時も、サラリと流されてしまう。そこに逡巡がないと、観ている方としては納得できない。「ホントか? またヤラセなんじゃないの?」という一瞬の躊躇いが、スリルを生む。命の危険に晒される緊迫感が演出できる。だから、キーになるポイントは、キチンと点を打つように描かれなければならない。そうでないと、スリルもヘッタクレもないではないか。本作品の脚本には、そういう致命的な欠陥がある。――心霊系のドッキリ・バラエティ番組『スケア・キャンペーン』は、マンネリ化から人気が落ちていた。番組のスタッフは、プロデューサーから最近話題の過激な動画を見せられ、発破をかけられる始末。確かに、スナッフフィルムのような動画にはインパクトがあった。ディレクターのマーカスは、廃病院を舞台に、これまで以上に過激な番組を作ろうと躍起になる。そんな彼の姿を見て、辞職するつもりでいたエマも、いま一度、番組作りに協力する決意をする。舞台となる病院は90年代に閉鎖されたが、新たに小児病院として再開することになった、という設定で、以前、働いていた庭師を雇う。今回は、庭師がターゲットだ。ところが、収録がスタートして早々に、庭師はパニックを起こし、目の前に現れた少女の幽霊をナイフでメッタ刺しにしてしまう。エマが怖れていたことが現実になってしまった。この時から、事態は思わぬ方向へと転がり始める。……というお話し。役者さんは、まずまず揃っていた方ではなかろうか。飛び抜けて上手い演技者や個性的な俳優さん、目立つスターが出演しているワケではないが、その分、うまくまとまっていたような気がする。前述した通り、脚本上の欠陥がある。だいたい80分にも満たないのでは、話しにならない。そもそも、殺人鬼集団がアップロードしている動画を、何と認識しているのか? 本物の殺人動画だと思ったのか? 自分たちと同じ“ヤラセ”か?本物だと思ったからこそ、彼らが目の前に現れた時、命の危険を感じたのではないか? でも、残虐でも“ヤラセ”だと思ったからこそ対抗意識を持ったのではないか?本物の殺人動画だと思ったら対抗しようなんて思わないだろう。それとも、それほど業界の倫理観は壊れていると言いたいのか……。どうも釈然としない脚本だ。スピーディな展開で軽い仕上がりなので、観ていてストレスは少ない。けれど、たった76分の尺しかないのは、それだけ肝心要の部分が欠落しているからだと言える。それに、あんな終わり方は拍子抜けだ。オススメなんて、とてもとても出来ません!
2018.08.19
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1232 ウィンターストーム/雪山の悪夢※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ロブ・コノリー・脚本・製作 カイル・マン・製作総指揮 ロン・モルナー・製 作 ジョナサン・ブロンフマン【キャスト】・ブラッドリー…トム・ホランド(榎木淳弥)・エリオット…ジョエル・キナマン(中尾一貴)・ケイレブ…パーシー・ハインズ・ホワイト(白石涼子)・カレン…レイチェル・レフィブレム(吉田麻実)※ウラ面【仕 様】・型 番 RDD-80925・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 EDGE OF WINTER・発 売 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 8,000円+税・字幕翻訳 田中和香子・吹替翻訳 久布白仁司・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 約88分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル(英語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド 日本語吹替・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・そ の 他 MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY AUDIO、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:山小屋にとじこめられた兄弟 狂気が暴走する、恐怖の2日間!・ウラ面 :家族に見捨てられた父親が牙を剥く 衝撃のサイコ・スリラー!宣伝コピーの内容が、微妙に本編内容と違っているような気がする……。(笑)ジャケットのオモテ面は、ジョエル・キナマンの顔がデカデカと描かれ、タイトルの下ではトム・ホランドがライフルで何かを狙っている。これも、どこか本編のストーリーとズレているような気がする……。(笑)でも、ウラ面のデザインは良い出来映えだ。難点は、ストーリーが伝わって来ないところかな。(苦笑)全体的に、良い仕上がりだとは思うが、本編の内容を伝えることには失敗している。残念だ。(溜息)【感 想】「中学生なみの脚本」「大人になり切れなかった父親が子供たちを奪われまいと常軌を逸して行く姿を描きたかった」というのは、よく解った。だからって、脚本まで“中学生”並みで良いってことには、ならないと思うぞ。(笑)何しろ、おそろしく物語が展開しない。父親が子供たちを軟禁する→子供逃げる→捕まる→言い訳→また軟禁する→また逃げる→また捕まる→また言い訳→またまた軟禁……。この繰り返し。こんなので面白いワケがない。大人は騙されないぞ。父親のエリオットは、林業に携わっていたらしい。資源保護を理由に会社は林業から撤退、彼はクビになってしまう。妻とも離婚し、子供たちとは時折り週末を一緒に過ごす程度。経済的にも困窮しており、だんだん狭くて小さなアパートへの引っ越しを余儀無くされている。コミュニケーション不全気味で友人もいない。外圧が高まっていることが、よく分かる。彼を取り巻く環境は、日を追うごとに悪化して来ている。このエリオット役を演じるのは、ジョエル・キナマン。TVシリーズ『THE KILLING/ザ・キリング』にレギュラ出演し、『スーサイド・スクワッド』等でも名前が売れている。本作品では熱演と言えるお芝居を披露してくれているが、もどかしさが残ってしまったのは残念。そんな状況下で、元妻が再婚相手の男と一緒に子供を連れて来る。父親にとっては、屈辱的だし、劣等感を募らせる。もっと殺伐とした部屋の様子を描写してくれていたら、先行きの不安定感を醸成することが出来たのに、そこまで気が回らなかったらしい。監督さんのミスだな。(苦笑)メガホンを取ったのは、ロブ・コノリー。カメラマンや撮影監督からキャリアをスタートさせ、本作品が長編デビュー作。そう考えると、悪くない出来映えだ。(社交辞令気味かな)子供らしいジャレ合い(ケンカ?)から車が事故を起こす場面が前半にある。それは、その後の出来事を連想させる。長男のブラッドリーを演じるのは、トム・ホランド。『スパイダーマン/ホームカミング(17)』等でスパイダーマンを演じた俳優さん。あまり出番がないし、本筋には絡まないので、ファンとしてはガッカリではあるまいか。次男のケイレブを演じるのは、パーシー・ヘインズ・ホワイト。まだ幼いのに、人気シリーズの3作品目『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密(14)』や『クリスマス・ホラー・ストーリー(15)』等、25本もの作品に出演している。可愛いってタイプではないので、演技力が評価されてのことだろう。父親が子供たちを軟禁するのだから、常識的にはあまり歓迎されない作品だ。敢えて、実力のある役者さんを揃えて撮ったわけだから、野心的な取り組みだと評価してあげたい。でも、前述した通り、脚本が拙い。発想力が低い。半世紀も前ならセンセーショナルな作品として耳目を集めたかも知れない。21世紀に入って既に17年。家庭内暴力や幼児虐待のニュースが朝食時のニュースで平気で流れてしまう時代になっている。いまさら、こんなのを観せられても感心しない。(溜息)オススメ出来ません!(苦笑)
2018.08.18
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1231 ハンティングパーク※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ミッキー・キーティング・製 作 ジェレミー・アイエロ 「シャッターアイランド」「ヴィレッジ」【キャスト】・アシュリー・ベル 「THE DAY/ザ・デイ」「ラスト・エクソシズム」・パット・ヒーリー 「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」・ジェームス・エイバート「L.A.ギャングストーリー」・ダービー・スタンチフィールド 「スキャンダル/託された秘密」※ウラ面【仕 様】・型 番 FMDR-9768・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 CARNAGE PARK・発 売 AMGエンタテインメント・販 売 AMGエンタテインメント・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 町野健二・吹替翻訳 高岡佑己子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 81分・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ・音 声 1.英 語 [ドルビーデジタル 5.1ch] 2.日本語吹替 [2.0chステレオ]・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:ようこそ、虐殺公園へ。 (SXSW映画祭)(サンダンス映画祭) 大ヒットTVシリーズ 「ウォーキング・デッド」の スタッフが仕掛ける新世紀ソリッド・ アトラクション・サバイバル!!・ウラ面 :その広大な公園は、 奴の狩場だった…。 「π」「ソウ」「メメント」など刺激的な 話題作を発信し続ける、 サンダンス映画祭で絶賛! 「ウォーキング・デッド」のスタッフが 仕掛ける《新世紀》ソリッド・ アトラクション・サバイバル!!ガスマスク男が、どうやら死体の上に腰掛けているイラストがジャケットのオモテ面に使われている。ダラリと下げた右手には拳銃。銃口からは硝煙が煙っている。背景には鉄条網。頭から袋をかぶせられた男たちが杭に縛りつけられている。本作品に相応しいかどうかは兎も角、なかなか迫力のある出来映えだと思う。ウラ面は、本編の印象に近いデザインになっている。主人公の女性をフィーチャーしており、雰囲気を上手く伝えられている。あまり好きなデザインではないが、力作だと思う。(でも、これでは誰も手に取らないと思うぞ)【感 想】「ひと見知りする監督」“実話”との触れ込みだが、該当する事件は見つからなかった。これだけの事件ならネットを検索すれば、何かしら引っ掛かりそうなものだが、カスリもしない。広告のための演出だろうか。まさしく70年代だ。(それが狙い?)――融資を頼みに銀行に遣って来たヴィヴィアンは、行員に「担保がない」と簡単に断られてしまう。一度は銀行を後にしたものの、腹の虫がおさまらず、とって返したのが運の尽き。強盗事件に巻き込まれてしまった。トランクに押し込まれ、人質として連れ去られた彼女は、見知らぬ荒野で1人になってしまう。強盗犯が何者かに殺されてしまったのだ。そして、ガスマスクをつけた男に狙われることになる。そこは、ガスマスク男が、人間を狩る“虐殺”パークだった。……というお話し。ビミョーな感じの作品だった。舞台設定は1978年。日本で『スターウォーズ』が封切りされた頃だ。映像は、セピア調に調整され、殺伐とした荒野の雰囲気を演出している。けれど、被害者が少なく、少々物足りない。銀行強盗犯2人(1人はDOA)、瀕死の女性、トラバサミの男性、保安官……。いまの時代、この設定なら、もっと被害者を増やして貰わないと、観客としては満足感を得られない。(サバイバルを中心に描くなら、これでもOKだが、ボディカウント・ムービーなら最低でも2ケタは虐殺して貰わないと……)確かに、全裸の女性が追いかけ回される『NAKED(07)』のようなマン・ハンティングものもあるので、一概には言えないが、こじんまりし過ぎていることは否めない。(服を着ているし……) 製作の基本的な方針が間違っていたんだろうなぁ。ちなみに、ガスマスク男を演じたパット・ヒーリーが製作者だ。(苦笑)ただ、プロダクション・デザインは雰囲気があって良かった。赤茶けた荒野に廃屋、朽ちて行く何台もの車。そして、地下道。それは、終末感を抱かせるし、個人的には好みだ。(笑)ヴィヴィアンを演じたのは、アシュリー・ベル。キャラとしてはイマイチだったが、“絶叫クィーン”の異名を取る彼女らしいお芝居だった。『ラスト・エクソシズム』シリーズに出演されていた女優さんなので、堂々たる絶叫ぶり。本作品が良い雰囲気だったのは、彼女のおかげと言えるだろう。監督は、ミッキー・キーティング。コンスタントに作品を発表しているが、日本では未紹介の作品ばかりだ。それに、ひと見知りをする監督さんなのか、同じ役者さんばかり使う傾向ある。(苦笑)トラバサミ男を演じたラリー・フェセンデンなんか全作品に出演している。『スイング・オブ・ザ・デッド(12)』や『アイス・トレマーズ(10)』等、B級映画が好きな方なら、1本や2本は必ず観ているはずだ。いい役者さんなのだろう。でも、だからって、毎回使わなくてもいいんじゃない?(笑)アシュリー・ベルも、本作品に続いて同監督の『Psychopaths(17)』に出演しているし、本作品より前は“ジャンル映画の新女王”と呼ばれたローレン・アシュリー・カーターを好んで起用していた。同じ役者、同じスタッフは、スタジオシステムが生きていた頃なら兎も角、いまの時代は進化を阻害する。「好きなジャンルの映画を、気の合った仲間たちで撮る」のは、傍目には微笑ましいが、結局は似たような作品ばかりフィルモグラフィに並んでしまう。市場への感度も鈍るし、時代から取り残される。思うに、本作品の監督さんは、既に時代遅れになりつつある。90分かけて見ても満足できるワケではないので、あまりオススメ出来ません!
2018.08.17
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1230 ザ・コントロール※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 アーロン・カウフマン 『シン・シティ/復讐の女神』(製作) 『マチェーテ・キルズ』(製作)・脚 本 ジェリー・スタール 『私が愛したヘミングウェイ』・製 作 ヨーラン・バルジライ 『ユニバーサル・ソルジャー/殺戮の黙示録』・撮 影 ライル・ヴィンセント 『ゾンビスクール』【キャスト】・ピアース・ブロスナン 『007/ダイ・アナザー・デイ』 『スパイ・レジェンド』・アシュリー・グリーン『トワイライト』シリーズ・アレクシス・ナップ『ビッチ・パーフェクト』シリーズ・ジャスティン・チャットウィン『宇宙戦争』・ダニー・マスターソン『セカンド・カミング』※ウラ面【仕 様】・型 番 FFEDR-00820・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 URGE・発 売 株式会社ファインフィルムズ・販 売 株式会社ファインフィルムズ・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 91分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル 英 語 5.1chドルビーデジタル・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:この男、《ドラッグ》で世界を制す!! 「マチェーテ・キルズ」 「シン・シティ/復讐の女神」 アーロン・カウフマンが放つ 驚愕の覚醒スリラー!・ウラ面 :謎の劇薬【アージ URGE】 欲望のコントロールを不能にし、 人格を破壊。 陸の孤島は暴動が乱交し、 カオス化していく。 全人類を巻き込む恐ろしい計画とは…ピアース・ブロスナンをフィーチャーしたデザインだが、彼は、ほんのチョイ役なんですけどね。(汗)それに、意味不明の煽り文句。このジャケットをデザインされた方は、頭が悪そうだ。おそらく、本編を観ても理解出来なかったのだろう。ウラ面に目を転じると、「陸の孤島は」とあるが、陸の孤島じゃなくて、まわりを海に囲まれた島なの。(笑)「暴動が乱交し」って、どういう意味だ。(笑)もっと勉強しようよ。(爆笑)【感 想】「現代版『ファウスト』」『ファウスト(1808・1833)』は、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが生涯をかけて取り組んだ2部構成の長編戯曲。後世に大きな影響を与えた。メフィストフェレス(悪魔)が、人間のファウストを悪の道に引きずり込めるかどうか“神”と賭けをするお話し。(端折り過ぎ?)本作品は、その『ファウスト』を下敷きにしたスリラー映画。ちょっと、オカルトのテイストで、アカデミックな仕上がりになっている。正直、ホラー映画としてはカチッと型にハマり過ぎていて面白味に欠ける。スリラーとしては超自然的な表現が多く、鼻白む。中途半端な出来映えだった。まさに、“優等生が撮った作品”といった感じ。(苦笑)――富豪のニールは、休暇を過ごすために、友人たちとイーストマン島に遣って来る。風光明媚なロケーションに瀟洒で豪華な別荘、完璧なバカンスになりそうだ。けれど、彼が支援する画家のジェイソンが加わり、少しだけ不穏な空気が流れる。資産家でも成功した企業人でもない、自由人の彼は、グループの中では異質だった。その夜、一行は、島に出来た唯一のクラブに繰り出す。そこは、明らかに何かが違っていた。誰も彼もが、少しだけ常軌を逸しているように見えた。それでも、彼らはテーブルに陣取り、夜を楽しみ始める。その時、ステージに道化師が現れ、ショーが始まった。前衛的でエロチックな踊りに、皆は快感を覚え、絶頂に達してしまう。その初めての経験に、ニールたちは興奮する。ところが、何故だか、道化師がジェイソンだけをVIPルームに案内する。そこで待ち受けていたのは、謎の男。男は、“アージ”という新しいドラッグをジェイソンに勧める。……というお話し。ジェイソンに“アージ”が利かなかったところがポイント。本来、常識から一番遠くにいるはずの彼が、アージの蔓延によって、もっとも倫理道徳を重んじる人間になってしまう。芸術家を気取ってはいても、彼の自由などタカがしれていれている、という皮肉。道化師は、“メフィストフェレス”だろう。挿し絵のように赤い衣装で登場する。ジェイソンがVIPルームで出会った謎の男は、“悪魔”か。この役をピアース・ブロスナンが演じる。重要な役どころではあるが、チョイ役。お小遣い稼ぎといったところか。(『エンゼル・ハート(87)』のロバート・デ・ニーロを思い出した)役者は知らない方ばかり。でも、女優陣が皆さん、キレイな方だったので、目の保養になった。(没個性だけど……。美人さんは往々にして、そうだな)キャラクタの相関関係がしっかりと描かれていたら、もう少し楽しめる作品になったと思う。残念だ。別荘での一夜は、さしづめ“ワルプルギスの夜”だろう。酒池肉林を期待するとスカされてしまうが、敢えて衝撃的な表現は避けたように思える。「ラリってるのか普通なのか分からない」という人もいたが、個人的には「その方が面白いじゃん」と思う。日常の中で出会う違和感や狂気にこそ、悦楽と恐怖がある。本作品は、そういう作品だと思う。劇場未公開とのことだが、全国公開は無理にしても、単館でのレイト・ショーくらいの価値はあると思う。(むしろ、世界が静まり返った深夜から明け方にかけての方が、本作品を観るのに相応しい時間帯かも知れない)ちょっぴりオススメ!
2018.08.16
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1229 ドレッド[恐怖]※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 アンソニー・ディブラシ・原 作 クライヴ・バーカー (「血の本2/腐肉の晩餐」より)・製 作 クライヴ・バーカー ヨルグ・サラレッギ ジョー・デイリー ナイジェル・トーマス シャーロット・ウォールズ ラウリ・アベリアン・撮 影 サム・マッカーディ・音 楽 セオ・グリーン・編 集 セリア・ハイニング【キャスト】・ジャクソン・ラスボーン 「トワイラスト」「エアベンダー」・ショーン・エヴァンス・ハーネ・スティーン・ローラ・ドネリー・ジョナサン・リードウィン※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0066・製作年度 2009年・製 作 国 イギリス・アメリカ・原 題 DREAD・発 売 ----・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 プライムウェーブ・ネクシード株式会社・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 95分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 予告編収録※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:魂の叫びが聴きたい・ウラ面 :原作:モダンホラーの帝王 クライヴ・バーカー (「ヘル・レイザー」「血の本」) × 主演:ハリウッド最注目若手俳優 ジャクソン・ラスボーン (「トワイライト・サーガ」「エアベンダー」)端正な顔立ちの男にビデオカメラのモニター、そして鎖。モニターには叫び声を上げる女の姿が映っている。ぼんやりとだが、ジャケットからストーリーと物語世界が伝わって来る。それに、全体にガラスに入った亀裂のようなものが走っている。その物語世界が崩壊したことを意味している。なかなか考えられたデザインだ。ウラ面は、少々定番のレイアウトだし、クライマックスの映像まで用いるのは、行き過ぎじゃないか?(苦笑) ただ、本作品の印象的だったシーンの映像が散りばめられているところからすると、このジャケットのデザインした方は、本作品が好きなのかも知れない。或いは、ジャクソン・ラスボーンのファンとかね。全体的に、いい出来映えのジャケットだと思う。【感 想】「女性恐怖症」クライヴ・バーカーの『血の本』シリーズ第2弾。このクオリティが続くなら、この先も続けて欲しい。出来れば、全作の映像化を希望。『セルロイドの息子』は、スクリーミング・マッド・ジョージにSFXを担当して貰いたい。(気持ち悪そうだけど……)――大学生のスティーブは、知り合ったジョシュアの誘いで、心理実験に携わることになる。それは、“恐怖”の実体を探ることだった。モニターを募集し、恐怖体験をヒアリングすることから始まったが、あまりパッとしない。苛立つジョシュアに、実験の手伝いをしていたシェリルが、菜食主義となった理由を話し始めた。……というお話し。心理実験モノの映画は幾つもあるが、追い詰められて行く被験者の様子が“予定調和”すぎて、どの作品もいただけない。「ね、人間って、こんなにも残酷になれるんだよ」という監督さんのしたり顔が見えて来そうで興醒めである。(苦笑)でも、本作品は、至ってシンプル。恐れを抱く対象を現出させて、それにどう対応するか、ジョシュアは見極めようとする。つまり、残酷なサイコパスはジョシュア1人であって、仲間のスティーブやシェリルは、犠牲者に過ぎない。だから、或る意味、安心して観ていられる。とはいえ、シェリルにもたらされた課題は過酷だし、グロテスクだ。嫌悪感と飢えとの戦いは、どちらに転んでも救いがない。(でも、どうして脱出のために死力を尽くさないのか、疑問は残った)スティーブを演じるのは、ジャクソン・ラスボーン。『トワイライト』シリーズがヒットしていた頃はよく名前を見かけたが、ブームが去ってしまうと、とんと見掛けなくなった。役者さんとしても、イマイチな感じがするので、やがては消えて行くのかも知れない。(苦笑)シェリルを演じるのは、ハンネ・スティーン。美形。でも、気の毒な役柄だった。腐肉を食べるとお腹を壊すんじゃないか? 食中毒にならない? 無事でいられるワケがないし、ましてや人間をナマで食べたら、確実に病気になるな。(笑)半身にアザがあるアビーを演じるのは、ローラ・ドネリー。エキセントリックな雰囲気がいい。可哀想な最後を迎えるが、残酷な言い方をすると、これは“予定調和”だった。思うに、程度の差こそあれ、みんな似たようなことをしている。彼女が抱えるトラウマは、身体的なものであるだけに、最も普遍的であるような気がした。それにしても、“恐怖”の対象が即物的なのは、欧米人ならではという気がする。日本やアジアだったら、幽霊とかモノノケとか、何か得体の知れないものを選ぶのではなかろうか。もし、私がこの実験に参加させられたら、「女性恐怖症!」と言い張ろう。(笑)「女性がコワイ」とか「お○ぱいが苦手」とか「お尻にゾクゾクする」とか……。あながち嘘ではない。女性と狭い部屋で一緒にされたら恐怖で息が止まってしまうかも知れない。ベッドがあったら心臓がバクバクする。シースルーのネグリジェだったらもう大変、心筋梗塞寸前だ。誰か、そういう実験してくれないかなぁ。1人と言わず、女性2人なら更に良い……いや、ヒドイことになるから、是非ともそうして。(笑)ひと晩と言わず、ふた晩でも1週間でも、恐怖に耐えてみせます。(体力が保つかなぁ)オススメ致しません!(あー、オンナがコワイ)
2018.08.15
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1228 シークレット・ファミリー/ザ・トゥルーストーリー※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ギレルモ・アイヴァン・製作総指揮 ザイア・モンテス マーシャル・カルプ・脚 本 エイミー・アコスタ クリストファー・マルキーズ・撮 影 ジョシュア・ディクソン・音 楽 ダニエル・メディーナ【キャスト】・ギレルモ・アイヴァン・リーガン・ウォレス・ミリアム・ホルムランド・レイチェル・トゥルート・クリストファー・マルキーズ・エリン・フォーゲル※ウラ面【仕 様】・型 番 PWAD-4390・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 BLUE FAMILY・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 97分・サ イ ズ シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、R-15、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 予告編収録※ディスク【ジャケット】・オモテ面:監禁した3人の“妻”たちと “家族”になろうとした男 あなたは信じられますか? これが実話だということを・ウラ面 :鎖で繋がれた、世にも奇妙な“家族”の物語。 衝撃の実録クライム・スリラー!!首輪で繋がれた3人の女性。顔は見えない。煽情的な宣伝コピーが大きく記載され、その下にタイトル。そして、鎖でベッドに繋がれた女性に添い寝をする犯人の姿。――ジャケットのオモテ面は、本作品の内容を端的に表現できている。仕上がりもいい。ウラ面も、端正に仕上がっている。本編からの取り込み画像が規則正しく並んでおり、どの画像も本作品のキーポイントになっている場面から取られている。作品製作の姿勢に賛同は出来ないが、ジャケットの出来映えは、なかなか良い。(苦笑)【感 想】「不愉快な作品」女性 3人を誘拐して、10年間に渡って地下室に監禁し続けたクリーブランド監禁事件。つい数年前のことだ。犯人はヒスパニック系の男で、仮釈放なしの千年の実刑判決を受けているが、既に独房で首吊り自殺をしている。CNNだったか、ケーブルTVのニュース専門チャンネルで報道されていたのを、朝起き抜けに見て、犯人の相貌にビックリした記憶がある。あまりに“誘拐監禁しそうな顔”だったからだ。(苦笑)映画なら“神経質で完璧主義の痩せた男”、或いは“暴力で女性を支配する汚らしい大男”がイメージされる。でも、実際は、社会への不満を隠しきれない粗野な男だった。顔つきだけで人間を判断してはいけないことは知っているが、あまりにドンピシャ。たとえ犯人でなくても、「ヤツが犯人です」と指さしたくなる顔つきの男だった。どんなに凶悪に演じようと、役者は役者。本作品を観て、「虚構が現実を凌駕することは出来ないんだなぁ」という思いを強くした。(だからこそ、脚色や演出が必要なのだ)本作品は、クリーブランド監禁事件をベースにしたスリラー映画。主演俳優が監督を勤めている。熱心なことだが、本作品を観る限り、監督のギレルモ・イバンにそれだけの力量はなかったようだ。確かにソツなくまとまってはいるが、「何故、彼は女性を三人も拉致監禁したのか?」とか、「地域社会が、どうして気づかなかったのか?」とか、観客が納得できる理由や背景を掘り下げることが出来ていない。致命的な欠陥だろう。(「家族を持てた」という台詞はあるが、それは結果であって原因ではない)それに、事件発覚から1年に満たないところで製作されたことを考えると、明らかに話題性が優先だ。感心できる姿勢とは言えない。監督のG.イバンは、製作・脚本にも名を連ねている。よほどこの事件を映画化したかったらしい。キューバ出身の俳優さんで、米国やコロンビアの作品に顔を出している。『ディノシャーク』や『バンテージ・ポイント』等に端役で出演している。監督業もコンスタントに実績を重ねているが、知らない作品ばかりなので、腕前の方は分からない。ただ、本作品を観る限りでは、カタチは作れるが、内容に関してはイマイチだ。ジュリアを演じるのは、リーガン・ウォレス。TVシリーズでキャリアをスタートさせ、チャック・ノリスの『炎のテキサス・レンジャー』や『ER/緊急救命室』『CSI:科学捜査班』にゲスト出演した後、『エリア・オブ・ザ・デッド』に出演。『ヘルレイザー』の新作OVにも出ているようだ。ジェシカを演じるのは、ミリアム・ホルムルンド。本作品の後、イバン監督の『THE STRIKE』にも出演している。エリンを演じるのは、レイチェル・トゥルーイット。本作品で製作総指揮としてクレジットされている。現実の事件をモチーフにした作品は多い。けれど、キチンと取材した作品は、少ない。センセーショナルな事件ほど、その傾向にある。本作品にしても、タブロイド紙を眺めて分かるような情報ばかり。おそらく、リサーチはTVと新聞だけだろう。底が透けて見えている。もともと映画は“見せ物”だが、話題性だけで、中身のない作品は好きじゃない。(今回は茶化さないで最後までマジメだぜ)オススメ致しません! マジで破棄しましょ!
2018.08.14
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1227 インサイド※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 カーロ・ゴンザレス・製作・脚本 フランシスコ・コンデ・撮 影 アルベルト・ムニョス・音 楽 ルイス・ヘレーロ【キャスト】・フランシスコ・コンデ「カニバル」・アデリアナ・トレベジャーノ・クリスティーナ・カスターノ・カルロス・サントス・ジャビール・モラ・アントニオ・ヴェラ※ウラ面【仕 様】・型 番 NSD-6290・製作年度 2016年・製 作 国 スペイン・原 題 ----・発 売 ニューセレクト株式会社・販 売 ニューセレクト株式会社・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 103分・サ イ ズ シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、R-15、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 予告編収録※ディスク【ジャケット】・オモテ面:その壁の内側に 彼女がいることを 誰も知らない それは狂った《快楽》か? 究極の《愛》か? 衝撃の監禁サスペンス!!・ウラ面 :ベストセラー作家とアシスタント 狂気の男と囚われた女 蜘蛛の巣にかかった蝶のように 隠し部屋に監禁され 肉体と精神の内奥を犯される 地獄の日々がはじまるソリッド・シチューエーション・ホラーを謳うB級サスペンス・スリラーのようなジャケットだ。(苦笑) イラストの仕上がりが良いので悪い印象ではないが、ちょっと本作品の内容とは異なっている。ウラ面のレイアウトも良く出来ているとは思うが、宣伝コピーが、やっぱり間違っていると思う。煽情的なコピーで、レンタル店を訪れる男性客の気を惹こうとしているが、こんなAVまがいの作品ではない。もっと文芸風の作品だ。そんなことを思うと、ちょっとガッカリだなぁ。確かに、どんな風に売り込むか難しいところだが、もっと考えて欲しかった。【感 想】「窓」スペイン映画らしい丁寧な作りの作品だった。欧州の映画は全般的に“行間”がたっぷり取られていて、観客も頭を使わないと、置いてけぼりにされてしまう。不親切だ。(苦笑)そのため、しっかりと読み解くことが出来ると小品でも満足感が得られる。でも、ハリウッド映画を観る時のようにボケーっとしていると、「何コレ?」となってしまう。(本当に意味不明な時もあり、厄介だ)本作品は、妻を殺され、外出恐怖症になった作家のサエズの許に、出版社から助手の女性カテリーナが送り込まれるところから始まる。外出恐怖症というと、『コピーキャット』のシガニー・ウィーバーや『幸せの1ページ』のジョディ・フォスターを思い出す。本作品の主人公は、整然としたアパートの一室で暮らしており、時が止まったような印象を受ける。外部からの刺激は、双眼鏡で“窓”から外の様子を覗き見ることだったが、これも近所の住人に見つかって咎められてしまう。彼は完全に外部の刺激から遮断されたことになる。そんな時、カテリーナが現れ、自尊心をくすぐり、ケーキの差し入れで健気さを見せ、夕食に連れ出そうとする。カテリーナにとっては、単なる社交辞令でしかないが、サエズにとっては新たな“窓”の出現である。しかし、外出途中でパニックを起こし、醜態を晒した彼は、矜持を保つために彼女を監禁し、作家としての能力を見せつけようとする。彼女が書いていた短編小説『窓』を執拗なまでに書き直しを命じる。妻を凌辱され、殺される間、トランクに閉じ込められていた彼は、ようやく作家としての能力を取り戻して行く。とはいえ、女性を監禁していることに変わりはない。犯罪は犯罪である。当然のように、カテリーナは隙を突いて脱出を試み、助けを求めて外部と連絡を取ろうとする。サエズは、犯罪の発覚よりも、カテリーナを失うことを怖れる。二度とカテリーナと会うことは出来ないだろうし、作家としての地位も人としての普通の生活も、すべてを失う。それは一年前の事件の再現である。彼は、隣室の購入を決めて、そこにカテリーナを軟禁しようとする。居心地がいいように居室を整える一方、二重三重の施錠で自由を奪う。けれど、カテリーナの行方を追う警察の捜査網も次第に狭められ、調和を求める彼の世界は、少しずつ綻んで行く。観客は、カテリーナの解放と作家の逮捕、彼の世界の崩壊を望んでいる。それが普通の価値観だろう。確かに、本作品は、そういうカタチで終息する。しかし、本作品がコワいのは、ラストシーンだと思う。カテリーナは、走る電車の中で書き上げた小説『隠れ家』を読み返している。電車は、彼女が作家としてのレールの上に乗ったことを意味している。異常な状況で鍛錬された筆力が、彼女を作家へと導いたわけだが、面白くも感慨深い。しかし、スランプに陥った時、彼女はサエズの許を訪れるだろうか? 監禁されていた時の緊張感と抑圧を再び求めるだろうか? 創造力は無限ではない。何か触媒が必要なのだ。いや、待てよ。すべては、小説『隠れ家』のストーリーではないのか? 彼女の頭の中で繰り広げられたものなのか? 観客は欺かれたのか?考えは尽きない。(笑)オススメ!
2018.08.13
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1226 ライト/オフ※オモテ面【スタッフ】・監 督 デビッド・F.サンドバーグ・製 作 ジェームズ・ワン・脚 本 エリック・ハイセラー【キャスト】・レベッカ:テリーサ・パーマー(潘めぐみ)・マーティン:ガブリエル・ベイトマン(高橋玲生)・ポール:ビリー・パーク(志賀麻登佳)※ウラ面【仕 様】・型 番 1000634124・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 LIGHTS OUT・発 売 元 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 小寺陽子・吹替翻訳 小寺陽子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 81分+映像特典 13分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ・音 声 1.オリジナル(英語)(5.1chサラウンド) 2.日本語(5.1サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本国内向 輸出禁止商品、 レンタル専用・映像特典 未公開シーン集※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:全世界【1億5,000万回】再生! 実在の恐怖動画が映画化 電気を消したら、“それ”は来る ジェームズ・ワン★★★絶叫ホラー!・ウラ面 :“珠玉のホラー映画”- SCOTT MENDELSON,FORBES.COMなかなか味のあるジャケットだと思う。オモテ面は、端的に本作品のストーリーを現している。ウラ面も、シンプルだが緊迫感が伝わって来る。「電気を消すと、何者かの影が見える」というワン・アイデアを膨らませた本作品の生い立ちをキチンと表現している。いいジャケットだ。【感 想】「就寝スタイル」寝る時は、ビデオを流しっ放しにしている。当然、リピートに設定。音量は絞るので、ホラー映画でもアクション映画でもタイトルは何でも良い。でも、作品そのものが持つリズムが睡眠に適しているものと、そうでないものがあるようだ。スプラッタだから寝覚めが悪いということはなく、サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』なんかはグッスリ眠れる。(笑)ジャンルや作品の完成度とは関係なく、セリフや音楽、音響効果、場面の明暗などが、睡眠時の意識下に影響を与えるのではないかと思っている。本作品は、デビッド・F.サンドバーグ監督が、自身の短編動画を劇場公開用にリメイクした作品。オリジナルのテイストを損なわず、上手く長編化できている。製作を務めたジェームズ・ワンの影響もあるだろうが、この監督さん、いい腕前だ。――レベッカは実家を離れ、一人暮らしをしていた。彼氏は一緒に暮らしたがるが、まだそこまで踏ん切れない。そんな或る日、弟のマーティンが通っている小学校から呼び出しを受ける。マーティンが授業中に居眠りをしていると言う。心当たりがあるレベッカは、マーティンを引き取ると、実家に直行する。案の定、母親は憔悴し切っており、抗うつ剤を飲んでいなかった。マーティンは、「母親が“見えない人”と話しをしている」「電気を消すと“何か”が現れる」と言う。マーティンを無理矢理連れ帰ったレベッカは、その夜、暗闇に潜む“何か”を見てしまう。……というお話し。不気味な影の正体や因縁については、この手の作品では、ミステリー要素として必要不可欠だ。ただ、どれだけおぞましい過去を描いたとしても、これだけオカルト系ホラー映画が氾濫していると、観客は飽いている。本作品に登場する“ダイアナ”にしても、その造形だけなら百点満点だが、『ザ・リング』もどきの因縁を語られてしまうと一気に陳腐化してしまう。その辺りは残念だった。ショック・シーンの演出は、手慣れた感じで冴えていた。それまでショートフィルムで鍛えて来た監督さんの演出力が活かされている。全体的には、もう少し抑揚が欲しかったところだが、長編初監督作品としては、観客に鮮やかな印象を残したと思う。撮影は、職人カメラマンのマーク・スパイサー。『デイライト』や『ディープ・ブルー』等の多くのヒット作にオペレーターとして参加して来た方。本作品では暗闇に“何か”を描き込まなければならず、CGの助けがあるとはいえ、長い経験が生きていたと思う。レベッカを演じるのは、テリーサ・パーマー。ディズニー映画『ベッドタイム・ストーリー』にセレブ役で出演していた。そう言えば、『ハートブルー』のリメイク『Xミッション』にも出ていたっけ。主役は初めてではなかろうか。マーティンを演じるのは、ガブリエル・ベイトマン。やはりジェームズ・ワン製作の『アナベル/死霊館の人形』にも出演している。この年で2ケタの出演作があるなんて、よほど演技への評価が高くて素行が良いのだろう。母親ソフィを演じるのは、マリア・ベロ。『ペイバック』や『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』など出演作は多いが、いまいち華やかさに欠けている。例えば、山田洋次監督のヒット作『幸福の黄色いハンカチ』の米国リメイク版『イエロー・ハンカチーフ』で夫の帰りを待つ妻役を演じているが、そういう地味さだ。(苦笑)本作品が、睡眠導入剤として有効かどうか、今夜試してみようっと。(笑)オススメ!
2018.08.12
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1225 ゾディアック※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 アレクサンダー・バークレー・脚 本 ケリー・バークレー・製 作 コリー・カナポドニコ・撮 影 デニス・マロニー・美 術 ジャック・G.テイラー Jr.【キャスト】・ジャスティン・チャンバース 「ウェディング・プランナー」 「レオポルド・ブルームへの手紙」・ロビン・タネイ 「プリズン・ブレイク」「バーティカル・リミット」・ロリー・カルキン 「サイン」「ダウン・イン・ザ・バレー」・フィリップ・ベイカー・ホール 「マグノリア」「トータル・フィアーズ」・ウィリアム・メイボーザー 「THE JUON/呪怨」「LOST」シリーズ※ウラ面【仕 様】・型 番 GNBR-1447・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ZODIAC・発 売 元 ジェネオン エンタテインメント株式会社・販 売 ----・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 未公開作品・リリース 2007.06.08.・収 録 96分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ・音 声 1.英 語 (2.0ch ステレオ) 2.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:お前は、誰だ!?・ウラ面 :伝説となった連続殺人犯ゾディアック 今その真実が明かされる!! 犯行声明、殺人予告、暗号、 死刑執行人の衣装…。 アメリカ犯罪史上、最大の謎に満ちた 未解決事件! ゾディアックは、今も捕まっていない!!ウーリー・ロメロのチープで悪趣味な犯罪映画を思わせるジャケットのデザインだ。(最初は、てっきり彼の作品だと思った) 本編は生真面目な作品なのだから、もっとキチンとデザインして欲しかった。地味でも、その方が、良かったんじゃないかと思う。ウラ面も同じ。正直、エロやグロを売る作品ではないのだから、ムリヤリそんな雰囲気を出そうとしない方がいい。広告なのだから、多少の誤謬はあると知っている。でも、方向性を間違っているのは、キライだ。不愉快になる。本作品のジャケットは、そんな感じ。不愉快な出来映えのジャケットだ。(溜息)【感 想】「またもや地味」1968年から数年の間にサンフランシスコで発生した連続殺人事件は、犯人が“ゾディアック”を名乗り、マスコミや警察当局に犯行声明文を送りつけたことからゾディアック事件と呼ばれる。いまなお未解決で、いわゆる劇場型犯罪として名高い。ドン・シーゲル監督の『ダーティハリー(71)』は、この事件をモチーフにしているので、映画ファンには昔からよく知られた事件である。本作品では、最初のカップルを射殺した事件から翌年のタクシー運転手の殺害までが描かれている。しかし、事件を担当した刑事の焦燥感と、その妻の苦悩、そして幼い子供の健気な姿が中心で、謎解きやサスペンス、或いはスリラー映画にはなっていない。もともと、遺体をいじったり損壊させたりする猟奇殺人ではないので、ホラー映画にはなりにくい。ましてや、ゾディアックを名乗って犯行声明文を送っているだけで、事件そのものは単なる連続殺人事件である。(ヒドい言い方だ) ――1968年12月20日、サンフランシスコ近郊の湖の畔で、未成年のカップルが射殺される。事件を担当することになった刑事のバリッシュは、強盗事件として片付けようとする署の方針に反対する。正確な射撃の腕前から軍や警察関係者ではないかと疑ったのだ。そして、2つ目の事件が起きる。然も、犯人からの犯行声明文が署と新聞社に送られて来るに及んで、バリッシュに対する圧力が高まって行く。……というお話し。実録ドキュメンタリーの再現VTRと言った趣の仕上がりだった。暗号の解読や犯人のゾディアックが映画館で『猟奇島(32)』を観るシーン、そこで被害者を物色しているらしい描写など、事実に則した脚本となっている。それはそれで興味深いが、劇映画としての演出には欠けているので、退屈である。現実の事件を題材にした映画は難しい。リサーチ能力が問われるし、事実をベースにストーリーを紡ぎ、クライマックスに向けて盛り上げて行くには、並々ならぬ力が必要だ。だから、弱小独立系が取り組むと、チープでキワモノのホラー映画にしかならない。そうするしかないのだ。本作品は、力量がないにも関わらず真っ向から事件に取り組んでしまったものだから、平板でつまらない作品になってしまった。(溜息)どうせなら、もっとフィクションを加えて欲しかった。実はゾディアックはマンソン・ファミリーだったとか、担当刑事こそゾディアックだったとか、それを知った妻が苦悩の末に人知れず夫を殺害してしまうとか。そして、遺体を隠し、ゾディアックのフリをして声明文をマスコミに送り続けていたとか……。何か捻りの効いた展開を見せて欲しかった。そういう展開だったら、ロビン・タニーが出演しているのも納得できる。だいたい、事件を追う刑事の妻役で、特に見せ場があるわけではない。何で、出たんだろ? “駆け出しの女優”ってワケでもあるまいし、理解出来ない。意味不明なのは、本編内容も同じかな。実録風だからか、演出にメリハリがなく、ただ出来事を並べただけって感じ。何を描こうとしていたのか、私には全く理解出来なかった。主人公である事件の担当刑事が活躍するわけではないし、妻に感情移入できるようなエピソードも用意されていない。一体、どこが面白いんだ?オススメ致しません!
2018.08.11
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1224 デス・ルーム※オモテ面【スタッフ】《オープニング&エンディング》・ジョー・ダンテ「グレムリン」「インナー・スペース」《豊胸死術の女》・ケン・ラッセル「アルタード・ステーツ」「ゴシック」《日本の縛霊》・ショーン・カニンガム「13日の金曜日/PART 1」《キューブリックの恋人》・モンテ・ヘルマン 「断絶」「レザボア・ドックス」(プロデュース)《私の双子害虫》・ジョン・ゲイタ「マトリックス」シリーズ(VFX)・音楽監督 川井憲次 「リング」「イノセンス」「スカイクロラ」・V F X:ロバート・スコタック 「タイタニック」「エイリアン2」・撮影監督 ゾーラン・ポポヴィッチ・LAパート撮影監督 渡辺 眞 「らせん」「西の魔女が死んだ」・脚 本 デニス・バルトーク・プロデューサー 細谷佳史 吉川優子 デニス・バルトーク【キャスト】・ガイド:ヘンリー・ギブソン(浦山 迅)・アンディ:ジェイス・パルトーク(佐藤せつじ)・フィービー:レイチェル・ヴェルトリ(世戸さおり)・ジュリア:ララ・ハリス(五十嵐麗)・ヘンリー:スコット・ローウェル(大滝 寛)・住職:石橋 凌・巡査:杉本 彩・レオ:ジョン・サクソン(石塚運昇)・ニーナ:アメリア・クック(木下紗華)・若きレオ:ターモー・ピニケット(喜山茂雄)・ビンセント:ルーク・マクファーレン(小松史法)・ナタリー/マルティーヌ: ミッシェル=バーバラ・ペレティア(東條加那子)※ウラ面【仕 様】・型 番 ACBG-10671・製作年度 2006年・製 作 国 日米・原 題 TRAPPED ASHES・発 売 アスミツク・販 売 角川エンタテインメント・提 供 CINV TBSインターナショナル アスミック・エース エンタテインメント・価 格 ----・字幕翻訳 斎藤敦子・吹替翻訳 小寺陽子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 105分・サ イ ズ 16: 9 スクイーズ・音 声 1.英 語 Dolby Digital 5.1ch 2.日本語 Dolby Digital 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 2層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:そこは死とエロスの充満する 〈八角形〉の部屋・ウラ面 :『ソウ・シリーズ』に続く ソリッド・エロティック・スリラー!! 豊胸手術で生まれた人食い乳首 日本画にまつわる呪怨 フィルムに残っていた不老不死の吸精鬼 双子の片割れは寄生虫 何故、 彼らはその部屋に集められたのだろうか? そこは生死の境界線 8人の男女が閉じ込められたオクタゴン 《八角形》ルーム、驚愕の秘密とは!? カンヌ国際映画祭 アウト・オブ・コンペ出品作品 『マトリックス』『アビス』『イノセンス』 などに参加した豪華クリエイターが集結!!血を吸う乳首が出て来る第1話からインスパイアされたイラストが、ジャケットのオモテ面に使われている。悪くはないが、いかにもB級シチュエーション・スリラーみたいな雰囲気だ。これは、いただけない。(溜息)ケン・ラッセルやモンテ・ヘルマンがメガホンを取った作品を売るのに相応しいとは思えない。むしろ、もっとおちゃらけたデザインにしたら良かったんじゃないか? 何と言うか、マジメにオムニバス・ホラーとして売り出すよりも、もっと遊び心のあるところを見せて貰わないと、陰気なホラー・ヲタクしか観ないと思うぞ。(苦笑)オモテ面が白を基調にして、ウラ面は赤を基調にすることで、ジャケットにメリハリのあるところを見せている。そのセンスは好きだな。まずまず良いデザインと言えるだろう。【感 想】作品の価値オムニバス・ホラーとしては、凡庸な作品だった。全体的に拙い感じも受ける。でも、話題性は高いし、エロチックな方向に舵をきっていて、飽きさせない。(男のスケベ心を巧みに刺激する)――スタジオの見学ツアーに参加した6人の男女が、伝説のホラー映画『ヒステリア』を撮影した屋敷に遣って来る。勿論、撮影用に建てられたセットだが、6人は勝手に中に入って出られなくなってしまう。ツアーガイドは言う、「映画と同じように、順番に怖い話をして行きましょう。そうすれば出られるかも……」初めは牽制し合っていたが、やがて1人、また1人と、怖い話しをし始める。1.豊胸死術の女売れない女優のフィービーは、最先端の豊胸手術を受ける。以来、役に恵まれるようになるが、乳首が相手に噛みついて血を吸うようになる。……というお話し。『ゴシック(86)』のケン・ラッセル監督作品。ポップでシュールなテイストに監督らしさを感じる。当然、本人もご出演。2.日本の縛霊日本に観光に遣って来たヘンリーとジュリア夫婦。しかし、相変わらず夫は仕事のことばかり。そんな折り、見学に訪れた寺で遺体を見つけてしまう。その寺で勉強している僧侶だったが、以来、彼の悪霊が夜な夜なジュリアのもとにやって来ては、Hをするようになる。……というお話し。『13日の金曜日(80)』のショーン・S.カニンガム監督作品。日本でロケをして日本人俳優を使い、本格的。日本の空気、湿度、光って「他の国と違うんだなぁ」とつくづく思った。3.キューブリックの恋人脚本家を目指してハリウッドにやって来たレオは、新人監督のスタンリーと知り合う。2人は意気投合して親友となるが、或る日、ニーナという女性が現れる。スタンリーは、彼女に夢中だった。レオとスタンリーは疎遠になるが、ひと月も経った頃、連絡があって彼の家を訪れると、彼は仕事で出掛けており、ニーナだけだった。抗いがたい誘惑にレオは彼女と関係を持ってしまう。……というお話し。『ヘルブレイン/悪魔のサンタクロース3(89)』のモンテ・ヘルマン監督作品。スタンリー・キューブリック監督がモデルになっている。4.私の双子害虫ブドウ農園の1人娘として生まれたナタリーは、母の胎内にいる時、サナダ虫と一緒に成長した。妊娠が分かった時、流産の可能性があるため、虫くだしを服用出来なかったのだ。そのため、彼女は、その回虫を双子の兄弟のように思っていた。……というお話し。『マトリックス』シリーズのヴィジュアル・エフェクトを担当し、オスカーも受賞したジョン・ゲイターの監督作品。特に凝ったエフェクトが使われたように感じられなかった。話し終えた4人に、ツアーガイドが言う。「本当の結末を隠してるでしょ。ちゃんと話さないといけません」血を吸う乳首になったフィービーは彼氏を殺して“乳首”を育て、悪霊とHしていたジュリアは地獄から抜け出ておらず、真相を知ったレオは拳銃自殺し、サナダ虫の姉は殺した継母の隣りでお菓子を食べていた。業の深い彼らは、救われていなかったのだ。だから、屋敷から出ることが出来ず、無限のループに閉じ込められてしまう。……というお話し。オープニングとエンディングは、『ハウリング(81)』等のジョー・ダンテ監督作品。ツアーガイドが、実は『ヒステリア』の監督デスモンド・ハッカーだった、というオチ。彼は、スタジオのツアー客を屋敷に連れ込んでは、怖い話しをさせて映画を作り続けていたわけだ。何となく分かり難い。(オチにもなっていないような…)本作品で特筆すべきことは、ケン・ラッセル、モンテ・ヘルマンを呼んだところ。一般ウケはしないが、マニアックな方には、たまらない。特に、70~80年代に映画を観て育った方なら、この希少性と豪華さは理解できるはずだ。作品の出来映えは兎も角、たとえオムニバスの1本でも、その作品に触れることが出来るなら、無情の喜びを感じるに違いない。オススメ!(いいのかぁ。知らないよ)
2018.08.10
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1223 ツールボックス・マーダー※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 トニー・ディディオ 「女彫刻家」「恋人たちの選択」・製 作 テレンス・ポッター&ジャッキー・ クエラ「パルティック・ストーム」・監 督 トビー・フーパー 「悪魔のいけにえ」「ポルターガイスト」・脚 本 ジェイス・アンダーソン&アダム・ ギーラッシュ「クロコダイル2」 「ディレイルド」「レフティリア」・音 楽 ジョセフ・コンラン「チェーンヒート」・撮 影 スティーヴ・イェドリン「May」・スペシャルエフェクト&メーキャップ ディーン・ジョーンズ&スター・ジョーンズ 「スタートレック」「アビス」【キャスト】・アンジェラ・ベティス 「17歳のカルテ」「尼僧の恋/マリアの涙」「May」・ブレント・ローム「トレマーズ4」「ディープ・ブルー」・ジュリエット・ランドー「T-REX」・グレッグ・トラヴィス・マルコ・ロドリゲス「ルーキー」※ウラ面【仕 様】・型 番 FMDR-9072・製作年度 2003年・製 作 国 ----・原 題 TOOLBOX MURDERS・発 売 株式会社フルメディア・販 売 元 株式会社フルメディア・Distributed by:GAGA 株式会社ギャガコミュニケーションズ・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 92分・サ イ ズ 16: 9 LB ヴィスタ・サイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 2.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 1.メイキング映像 2.オリジナル予告 3.日本語予告※チャプターリスト【ジャケット】・オモテ面:おまえの皮をくれ・ウラ面 :巨匠復活!「悪魔のいけにえ」 「ポルターガスト」のトビー・フーパー監督 入魂の最新作! 巨大ペンチ、釘打ち銃、電動ノコギリ、 電気ドリル、全ての道具が血に染まる!間違っちゃいないけど、このジャケットは何? ジェイソンやフレディに続くモンスターとして売り出したくてたまらないって雰囲気がありありだ。(笑) それに「おまえの皮をくれ」つて何? そんなホラー映画じゃないンだけどなぁ。ウラ面も節操がない。モザイクで隠して「過激なシーンが含まれておりますので、ご了承の上、御視聴下さい」って何だよ。まるで、80~90年代のモンド映画みたいなノリだな。キライじゃないけど、トビー・フーパー監督作品で、それをやることないんじゃない?(怒)※ピクチャディスク【感 想】「悪魔のいけにえ」1978年の『Toolbox Murder』を『悪魔のいけにえ(73)』シリーズのトビー・フーパー監督がリメイク。撮影当時は、60歳。さすがに演出に“硬直”が見られるものの、悪くない出来映えだと思う。昨年亡くなられたのが、惜しまれる。もう一花咲かせて欲しかった。とはいえ、個人的にはアパートメントの雰囲気が好みだ。セットや照明、カメラのアングルや動きが作り出す空間には、何も起こらずとも、既にしてホラーとなっている。何もしてくれなくても、ただ立っているだけでHな雰囲気の女の子っているが、あれと同じだ。(おいおい、そんな例えかい!)――ネルとERで働くスティーブンは、古びたアパートメントに引っ越して来る。もとはラスマンズ・ホテルという由緒ある建物らしいが、いまはシャワーからお湯は出ないし、水道の水も濁っている。壁も薄く、隣室の声が丸聞こえだ。売れない役者がセリフの稽古をしているのを間違って通報してしまったり、ネルは引っ越して来たことを後悔する。それでも、昔は俳優だったと言う老人と知り合いになったり、ジョギングを日課とするジュリアと友達になったりと、少しずつだが、新居での生活に慣れつつあった。けれど、ジュリアがジョギングの時間に現れず、姿を消してしまった。然も、誰も彼女のことを心配しない。ネルは1人で、隠されて来たアパートメントの過去について調べ始める。……というお話し。出だしは『ローズマリーの赤ちゃん(68)』のような展開を期待したが、中盤以降はオカルト・ミステリーからスラッシャ映画にシフト。私たちがよく知っているホラー映画になってしまった。確かに、“トビー・フーパー”の名前が冠してあると、どうしても特別なモノを求めてしまう。ハードルが高くなる。でも、無名の監督さんが撮ったホラー映画だと思うと、なかなかどうして、面白い作品ではなかろうか。撮影は、『MAY/メイ(02)』や『えじき(04)』のスティーヴ・イェドリン。ホラー映画のイメージが強いが、最近は『カリフォルニア・ダウン(15)』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(17)』と大作に携わっている。道理で映像面の満足度が高いわけだ。脚本は、ジョイス・アンダーソンとアダム・ギーラッシュ。この2人、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア・テルザ/最後の魔女(07)』や『ホーンテッド・グラウド(11)』等を書いて来た方たち。飛び抜けて怖い作品はないが、端正な本を書くコンビだと思う。ジャケットや宣伝コピーでは、ゴア・シーンを“売り”にしているようだが、それほど残酷でもない。丁寧な作り込みがなされているものの、どのショットも短い。ほんの少し短いような気がする。変態的なファンなら『もっと見せてくれよ』と思うだろう。幸いなことに私はノーマルなので、不満は言わない。たぶんレーティングの問題だろう。特殊メイクには、90年代の劇場版『スタートレック』シリーズに携わったディーン・ジョーンズ、『ゾンビ3D(06)』や『デイ・オブ・ザ・デッド(08)』等のスター・ジョーンズ。『ニューヨーク1997(81)』や『キングコング(76)』のエディ・サーキン等、なかなかマニアックな名前が並んでいる。主人公のネルを演じるのは、アンジェラ・ベティス。『MAY/メイ』のメイ役で強烈な印象を残した。『ABC・オブ・デス(12)』の短編で監督デビューもしている。ちなみに最初に殺される女性役で、シェリ・ムーンが出演。ロブ・ゾンビの奥様だ。ホラー映画の交友関係が見受けられて、面白いスタッフとキャストだった。思えば、黒魔術にハマったラスマンが、モンスターとなって、夜な夜なアパートメントの住民を“いけにえ”にして殺しまわるなんて、タイトルを『悪魔のいけにえ』に変えた方がいいんじゃないか?(笑)え? もうある?(笑)わりとオススメ!
2018.08.09
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1222 ゾンビ・バスターズ※オモテ面【スタッフ】・監 督 ダニエル・マルドナド・脚 本 アレン・グリーン ダニエル・マルドナド・製 作 カンディ・マスコーロ・音 楽 クリストファー・キング マーカス・ズフル・編 集 ロン・ジマーマン【キャスト】・ウィリー・ボーウェン・デニス・カバス・リック・カリロ・ニーナ・レオン・T・J・クリス・E・J・クローウェル・ウィリアム・ブライアン・ポッツ※ウラ面【仕 様】・型 番 ALBTS0096・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE KILLING STRAIN・発 売 ----・販 売 アルバトロス株式会社・提 供 ニューセレクト株式会社・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 106分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:ヤツらを地獄に送り返せ・ウラ面 :ゾンビ・バスターズ《退治人》 VS 《走るゾンビ》の大群!! 恐怖と興奮が疾走する 傑作アクション・ホラー!!どことなくマヌケなデザインのジャケットだ。主演クラスの 3人が銃を構えているが、緊迫感が伝わって来ない。その下には『ゾンビ・バスターズ』とタイトル。そして、その下には、ゾンビが蔓延して崩壊した都市を描いたイラストが用いられている。まぁ、取り立てて仕上げの良いイラストではないので、この辺りに“マヌケ”に思える原因があるのかも知れない。ウラ面も、汚いだけで、ピリッとしない。そもそも、“バスターズ”なんて邦題に引きずられた宣伝コピーが不適切だ。どうせなら、もっと嘘っぱちのジャケットに仕上げればよかったのに……。(笑)【感 想】「この世界のゾンビ映画」『ゴースト・バスターズ(84)』、『デビル・バスターズ(16)』と来たからには、やっぱり『ゾンビ・バスターズ(10)』でしょう。(どこが?)そう、どこが“バスターズ”なのか、さっぱり分からない作品だった。威勢のいい陽気な邦題からは想像もつかないほど地味で、リチャード・バックマン(スティーブン・キング)の『ランニングマン』かと思っていたら、太宰治の『走れメロス』だった、――みたいな作品だった。(分かり難いか……)――デヴィッドは、妻を連れて休暇旅行に出掛ける。ところが、田舎道で車がパンクして立ち往生。然も、あろうことか、スペアタイヤに交換している間に、妻が何者かに襲われてゾンビと化してしまう。辛くもゾンビから逃げおおせたデヴィッドだったが、一体何が起きているのか理解出来なかった。そうして辿り着いた一軒家には、生存者がいた。お婆さんと保安官の娘、巨漢のバイカーとその彼女、そして温和しい草食系男子。均衡が保たれているように見えた小さなコミュニティは、わずかな時間の間に崩壊して行く。……というお話し。ジョージ・A.ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と、ほぼ同じストーリー展開。でも、“薄味”。よく言えば、リスペクトだが、そんな意図はうかがえない。単なるアイデア不足と表現力不足と言った印象だ。映像的には時々、いいショットはあるが、インパクトに欠ける。おそらく、作り手はマジメなのだろうが、映画作りの適性に欠けていたってことだろう。エンターテイメントって“脱日常”に価値があるから、フツーの展開では何の意味もない。ゾンビが蔓延した世界で、交差点の赤信号で止まるようなものだ。ここはやはり、お婆ちゃんがゾンビを調理して皆に食べさせてしまうとか、ヒロインが萌え系アイドルで、ピッチリしたレオタードにヒラヒラのフリルを付けた衣装で登場し、「お仕置きよ!」とゾンビをバッタバッタと切り倒すとか……。(笑)はたまた、主人公をヤリたい盛りの高校生にして、女子高生ゾンビを追っかけ回すとか、“体でっかち”のバイカーは、実はお人形さん好きのヘンタイで、ゾンビを捕まえてオママゴトの相手をさせるなんてのも良いな。或いは、草食系男子は、そんな仲間に愛想を尽かし、1人で文明を守ろうとするけど次第にブッ壊れて、最後はヒロインを凌辱しようとしておち○ちんを噛み切られて“おちん○んゾンビ”が登場するとか。“おちん○んゾンビ”は、バイカーのカノジョに襲いかかって“出て来れなくなってしまう”とか……。(どこから?)それくらい飛び抜けてくれないと、この世界でゾンビ映画として生き残ることは出来ないと思うな。(私も相当、病んでいるな)役者さんは皆、知らない方ばかり。フィルモグラフィを見る限り、役者さんであることは間違いなさそうだ。そういう点では、仲間を集めた自主制作ではなく、ちゃんとした映画作りだったようだ。でも、オススメするほどではありませんけどね。(苦笑)
2018.08.08
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1221 ブレイド3 UNRATED COLLECTOR’S EDITION※オモテ面【スタッフ】・監 督 デヴィッド・S.ゴイヤー・脚 本 デヴィッド・S.ゴイヤー 「バットマン/ビギンズ」・製 作 ピーター・フランクフルト ウェズリー・スナイプス デヴィッド・S.ゴイヤー リン・ハリス・製作総指揮 トビー・エメリッヒ・製作総指揮 スタン・リー アヴィ・アラッド・撮 影 ガブリエル・ベリスタイン,ASC/BSC・美 術 クリス・ゴラック・編 集 ハワード・E.スミス,A.C.E. コンラッド・スマート・衣 装 ローラン・ジーン・シャノン・音 楽 ラミン・ドジャワディ The RZA※ウラ面【キャスト】・ブレイド:ウェズリー・スナイプス(菅原正志) 「ブレイド」シリーズ、「ザ・ファン」・ウィスラー:クリス・クリストファーソン(山野史人) 「天国の門」・アビゲイル:ジェシカ・ビール(魏 涼子) 「テキサス・チェーンソー」「ステルス」・ハンニバル・キング:ライアン・レイノルズ (寺杣昌紀)「セイブ・ザ・ワールド」・ダニカ・タロス:パーカー・ポージー(五十嵐麗) 「ユー・ガット・メール」「スクリーム3」・ドレイク:ドミニク・パーセル(谷口 節) 「M:I-2」「リベリオン」・グリムウッド:トリプルH(蝶野正洋) (米国プロレス団体WWEの頂点に君臨する男)※リーフレット1【仕 様】・型 番 PCBH-50168・製作年度 2004年・製 作 国 アメリカ・原 題 BLADE:TRINITY・発 売 株式会社角川ヘラルド・ピクチャーズ・販 売 株式会社ポニーキャニオン・提 供 角川ヘラルド・ピクチャーズ ポニーキャニオン・価 格 4,700円(税抜)・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 平田勝茂・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2005.12.22.・収 録 本編 123分、特典 約 128分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.ドルビーデジタル 6.1chサラウンドEX オリジナル (英語) 2.DTS-ES 6.1chサラウンド オリジナル (英語) 3.ドルビーデジタル 6.1chサラウンドEX 日本語吹替版・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 1.スタッフ&キャストコメンタリー 2.オリジナル・ティーザー& オリジナル予告篇&日本版予告篇・特典ディスク 1.デイ・ウォーカーズ、ナイト・ストー カーズ&奴隷-ブレイド3の舞台裏- 2.別エンディング 3.監督VS脚本家-デヴィッド・S.ゴ イヤー同士の対談- 4.NGシーン 5.ギャラリー※リーフレット2【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :これが、最後の戦い。 宿命の存在、不滅の起源者、 ドラキュラ立ちはだかる――。 すべてを凌駕! スーパーエンタテインメント ライブアクション! 常識を塗り替える壮絶なファイナルバトル!! キャスト、映像、音楽ともにシリーズ 集大成を飾るにふさわしい次世代の 才能が集結した!※チャプタリスタジャケットの基本的なレイアウトは、前作と同じ。3作品ともイメージの統一がはかれている。武器を持ったブレイドの背景には、ジェシカ・ビールとライアン・レイノルズ。黒の階調を利用して、なかなかアートっぽい仕上がりになっている。シリーズの中では本作品のジャケットが、一番雰囲気がある。ウラ面も、ほぼ同じレイアウトだ。モノトーンに仕上げ、イントロダクションだけ赤い文字で記載されている。うん、なかなか良いジャケットだ。※ピクチャディスク【感 想】「へたくそな映画!」映像はキレイだし、とても凝ってはいるけど、それだけ。映画としては、かなり退屈な作品だった。監督はCMかPVあがりかな?――え? 何、脚本家? その割りには、物語を綴るセンスがないなぁ。この10年、こういうレベルの映画をよく見掛けるようになったけど、“映像を撮る”ことと“映画を撮る”ことは、全く別次元のことだと、なぜ気付かないのだろう。不思議だ。不満を言えばキリがないが、まず物語りが陳腐だ。“始祖”? ――おいおい、冗談だろ? しかもクライマックスに出て来るのは、仮面ライダーの怪人みたいなヤツだ。“着ぐるみ”にしか見えない。かなり大勢の観客がズッコケたはずだ。映画館で観ていたら、スクリーンに向かってポップコーンを投げつけていたことだろう。(苦笑)登場人物はやたらと増えたが、まるきり魅力がない。ほとんど主人公ブレイドと絡まないしね。感情移入なんか出来やしない。だから仲間がミナゴロシになったって、ちっとも心が痛まない。敵役として女ボスも登場するが、場面ごとに凄むだけで何もしないのも失笑ものだ。物語の中盤、ブレイドが人間につかまる展開になっている。意図は解るが、前述の通り演出に力がないため、焦燥感もわかない。(つまり、映画としてのカタルシスが味わえない)あ~あ、いい機械も普及しているし、美しい映像を撮るセンスを持った人材も出て来た。けれど、基本的な映画づくりに長けた監督が出て来ないのは、どうしたわけだろう。嘆かわしいことだ。残念ながら本作はボツです!※特典ディスク
2018.08.07
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1220 ブレイド2 COLLECTOR’S EDITION※オモテ面【スタッフ】・監 督 ギレルモ・デル・トロ・脚 本 デヴィッド・S.ゴイヤー・製 作 ピーター・フランクフルト ウェズリー・スナイプス パトリック・パルマー・製作総指揮 スタン・リー アヴィ・アラド リン・ハリス マイケル・デ・ルカ デヴィッド・S.ゴイヤー トビー・エメリッヒ・撮 影 ガブリエル・ベリスタイン,B.S.C.・プロダクション・デザイナー キャロル・スピアー・編 集 ピーター・アマンド・追加音楽 ダニー・セイバー・音 楽 マルコ・ベルトラミ・音楽監修 ハッピー・ウォルタース・衣装デザイン ウェンディ・バートリッジ※ウラ面【キャスト】・ブレイド:ウェズリー・スナイプス(菅原正志)・ウィスラー:クリス・クリストファーソン(山野史人)・ラインハルト:ロン・パールマン(仲野 裕)・ニッサ:レオノア・ヴァレラ(渡辺美佐)・スカッド:ノーマン・リーダス(藤原啓治)・ダマスキノス:トーマス・クレッチュマン(宝亀克寿)・ノーマック:ルーク・ゴス(森田順平)・スノウマン:ドニー・イェン(三宅健太)※チャプターリスト【仕 様】・型 番 PCBH-50047・製作年度 2002年・製 作 国 アメリカ・原 題 BLADE2・発 売 日本ヘラルド映画株式会社・販 売 株式会社ポニーキャニオン・提 供 日本ヘラルド映画、ポニーキャニオン・価 格 4,700円(税抜)・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 鈴木 導・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース 2003.01.16.・収 録 本編 1170分、特典 約 190分・サ イ ズ 16: 9 LB ヴィスタ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンドEX オリジナル (英語) 2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンドEX 日本語吹替版・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.吹替用字幕・そ の 他 片面 2層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 1.オーディオ・コメンタリー:脚本デ ヴィッド・S.ゴイヤー&ウェズリ ー・スナイプス・特典ディスク 1.未公開シーン・コレクション(監督 ギレルモ・デル・トロ コメンタリー 付き) 2.ブレイド2 メイキングクリップ (ブラッド・パクト~血の掟) (ハイパーVFXの全貌) 3.オリジナル予告篇 4.ミュージック・ビデオ(Cypress Hill and Roni Size “Child of the Wild West”)※プロダクションノート【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :とにかく凄い、誰も見たことのない ハイブリッドアクション誕生。 この格好良さに言葉はいらない。 アクションで表現する男、 ブレイド再見参!※ピクチャディスクジャケットの基本的なレイアウトは、前作と同じ。どアップのリーパーズを背景にして、ブレイドが刀(というより“剣”か?)を振り上げようとしているイラストがカッコイイ。動きがあって、いい感じだ。(笑)ウラ面は、かなり大胆なデザイン。銃で狙いをつけているブレイド、その背景にはリーパーズ。小さい字でクレジットが記載されている。情報量も多く、満足感が高い。細部の仕上げもいい。いいジャケットだ。※特典ディスク【感 想】「愛が足りない~」ギレルモ・デル・トロ監督らしい要素は残らず盛り込まれているのだけど、イマイチ乗り切れない。解剖シーンはあるし、廃棄された地下鉄の代わりに下水溝が舞台にもなっている。それにメロドラマだし……。(笑)にもかかわらず、面白くない。察するに、デル・トロ監督は、このブレイドというキャラクタがあまり好きじゃないんじゃないかな。ブレイドは、異端者であり異能者でもあるのだけれど、姿かたちがヒーロー的過ぎる。黒づくめのコスチュームに、日本刀でバッタバッタと敵を斬り倒し、縦横無尽に銃を操る。つまり、ノーマルなのだ。決して異形の者ではない。そんなところが、我々も感情移入出来ない原因かも知れない。ウェズリー・スナイプスにも、やる気が見えない。(監督と対立でもしてたかな?) 格闘シーンで不必要なCGがあるのは、スナイプスが駄々をこねて撮影出来なかったからではないかと、うがった見方をしてしまうくらい、気のない演じ方だった。本作を観る限り、W.スナイプスである必要はないように思える。マッチョである必要もない。個人的には“すねたガキ”みたいな目つきのスナイプスは好きじゃない。「誰もオレのことを解かってくれない」って、フテくされているようにしか見えない。ああ、そうか! デル・トロ監督は、プレイドではなく、スナイプスが好きじゃないのかも知れない!(納得)残念なことに、ロン・パールマンも活きてません。あの怪演ぶりをもっと面白く撮ってほしかったなぁ。キャラクタとしては、敵役リーパーズの方が、監督の趣味嗜好に合っていて、かなり雰囲気があってゾクゾクした。貴種だしね。(やっぱりブレイドは不要?)好きな監督の作品だけど、出来はいまひとつ。原因はやっぱり、主人公(主演俳優?)に対する監督の愛情不足だろうなぁ。ま、一度くらいは観てもいいかも。
2018.08.06
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1219 ブレイド※オモテ面【スタッフ】・監 督 スティーブン・ノリントン・脚 本 デヴィッド・S.ゴイヤー・製作総指揮 スタン・リー アヴィ・アラド ジョセフ・カラマーリ リン・ハリス・製 作 ピーター・フランクフルト ウェズリー・スナイプス ロバート・エンゲルマン・撮影監督 テオ・ヴァン・デ・サンド,A.S.C.・編 集 ポール・ルーベン,A.C.E.・衣 装 サンジャ・ミルコヴィック・ヘイズ・プロダクション・デザイナー カーク・M.ベトルッチェリ・音 楽 マーク・アイシャム※ウラ面【キャスト】・ブレイド:ウェズリー・スナイプス(菅原正志)・ディーコン・フロスト: スティーブン・ドーフ(平田広明)・ウィスラー:クリス・クリストファーソン(池田 勝)・カレン:アンブッシュ・ライト(山像かおり)・クイン:ドナル・ローグ(斎藤志郎)・ドラゴネッティ(ガエタノ):ウド・キア(仲野 裕)※背面【仕 様】・型 番 PCBH-00021・製作年度 1998年・製 作 国 アメリカ・原 題 BLADE・発 売 日本ヘラルド映画株式会社 株式会社ポニーキャニオン・販 売 元 ----・販売協力 ----・価 格 5,300円(税抜)・字幕翻訳 林 完治・吹替翻訳 柴田香代子・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 APPROX. 120分・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド オリジナル (英語) 2.ドルビーデジタル ステレオ 日本語吹替版・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 2層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 1.コメンタリー1:ウェズリー・スナイ プス、スティーブン・ドーフ、デヴィ ッド・ゴイヤー(脚本)、テオ・ヴァ ン・デ・サント(撮影監督)、カーク ・M.ベトルッチェリ(プロダクシ ョン・デザイナー)、ピーター・フラ ンクフルト(製作) 2.コメンタリー2:マーク・アイシャム (音楽)※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----リリースが古いので、CDサイズである。正直、このサイズの方が、情報量が多いので、個人的には好みだ。収容にも便利だしね。(笑)ジャケットは2つ折りになっていて、オモテ面には、ブレイドの後ろ姿。バストショット。刀を抜こうとしている構図になっている。グラフィック・ノベルが原作なだけあって、仕上がりの良いイラストだ。ジャケットの背面も良い出来映えだと思う。おそらく、カレンの瞳を背景に、ブレイドが仁王立ちしている。その周囲を本編画像が囲っており、作品の雰囲気が伝わって来る。かなり正確に伝わって来る。満足のいくジャケットだと思う。【感 想】「エポック・メイキング」さて、本作品である。1998年の米国映画。もう20年になるんだなぁ。(しみじみ……)正直、今回、再鑑賞するまで、マーベル・コミックのグラフィック・ノベルが原作だったとは夢にも思っていなかった。(汗) マーベル・スタジオが独自に制作した『アイアンマン(08)』のヒットから始まる“マーベル・シネマティック・ユニバース”以前の作品である。個人的には、“以前の作品”の方が面白いと思っている。『アベンジャーズ(12)』なんか、何が何やらサッパリ分からない。意味不明だし……。(苦笑)この頃、マーベルは、コミックの映画化には、あまり乗り気ではなかったようだ。DCコミックのティム・バートン監督『バットマン(89)』から続くシリーズの迷走を冷ややかに見ていたように見える。実際、当時はB級映画の企画ばかりだった。『キャプテン・アメリカ/卍帝国の野望(90)』はオリジナルビデオだったし、『ザ・ファンタスティック・フォー(94)』はロジャー・コーマンを担ぎ出したにも関わらず結局未公開となる始末。『ドクター・ストレンジ』の映画化権を持っていたチャールズ・バンドは『サイキック・ウォリアーズ/超時空大戦(92)』なんてポンコツ映画をリリースするし、傍から見たら“踏んだり蹴ったり”みたいな状況だった。それが、いまやメジャースタジオばかりが製作配給したがるビッグ・コンテンツとなった。おそらく、その契機となったのは、本作品だろう。――ヴァンパイアと人間が密かに共存している現代。人間とヴァンパイアの混血“ブレイド”は、陽の光を浴びても灰にならなかった。仲間のウィスラーと共にヴァンパイア・ハンターとして生きる彼は、“デイ・ウォーカー”と呼ばれ、恐れられていた。或る日、ヴァンパイアの一匹を殺し損ねたが故に検視官たちが、犠牲になってしまう。ヴァンパイアに咬まれたものの、寸でのところでブレイドに助けられたカレンは、“変身”するまでの時間に怯えながらも、彼に協力する決意をする。一方、ヴァンパイアの異端児フロストは、評議院のメンバーたちを裏切り、古文書“マグラの書”に記されていた儀式を執り行おうとしていた。目的は、ヴァンパイアによる世界の征服だった。……というお話し。アクション俳優ウェズリー・スナイプスの最大の当たり役。黒づくめのコート姿に刀を振り回し、超絶的なアクションを披露し、銃を撃ちまくるヴィジュアルは、ウォシャウスキー監督の『マトリックス(99)』を思わせる。大きな影響を与えたことは想像に難くない。スティーブン・ノリントン監督の才能とセンスが遺憾なく発揮された1本だった。ところが、何を血迷ったのか、S.ノリントン監督は、『ブレイド2』を蹴って、『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(03)』のメガホンを取ることになる。この辺りの経緯は、よく分からないが、客観的には大失敗だ。実際、プロデューサーでもあったショーン・コネリーと揉めたりとトラブル続きだったらしい。これに懲りたのか、以来、彼は製作に回ってしまった。『デスマシーン(95)』からファンを自認していた私としては、ザンネンこの上ない。結局、代表作と呼べるのは、本作品だけとなってしまった。同じ年、ジョン・カーペンター監督の『ヴァンパイア/最期の聖戦(89)』も封切られている。こちらは西部劇テイストのホラー映画で、ヴァンパイアが殺されると“燃える”シーンが、新鮮だった。けれど、一般にイメージとして定着したのは、やはり本作品だろう。『アンダーワールド(03)』に与えた影響も大きい。エポック・メイキングであったことは確かだろう。オススメ!
2018.08.05
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1218 スウィング・オブ・ザ・デッド※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ジェレミー・ガードナー【キャスト】・ジェレミー・ガードナー・アダム・クロンハイム・アラーナ・オブライアン・ラリー・フェセンデン※ウラ面【仕 様】・型 番 LBXC-004・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 The Battery・発 売 ----・販 売 元 株式会社ファインディスクコーポレーション・販売協力 有限会社ページワン・価 格 オープン価格・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 100分+特典 2分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英語・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 セル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:オランダ アムステルダムファンタスティッ ク映画祭 最優秀作品賞 スペイン マラガファンタスティック国際 映画祭 最優秀作品賞 カナダ トロントアフターダーク映画祭 観客賞/脚本賞/音楽賞/美術賞 スペイン シッチェス・カタロニアン国際映 画祭最優秀作品賞 デッド・ゲーム、開幕。・ウラ面 :インディーズゾンビ映画史上、最高傑作!!! ゾンビが蔓延する終末世界を 旅する凸凹コンビの末行く先を描いた 異色のホラー・ヒューマンドラマ・ ロードムービー邦題もダサいが、ジャケットもダサい。間が抜けている。こんなので、よくリリースしようという気になったもんだ。(笑)オモテ面は、主人公2人の姿が描かれているが、ミッキーはバックパックを背負い、いつもの通りヘッドフォンで音楽を聴いている。左手にはグローブだ。でも、所在ない感じで立っているところがマヌケだ。ベンは、右手でバットをぶら下げて、左手で拳銃を突き出して撃鉄を上げようとしているところかな。その背景には青空とゾンビが描かれている。なるほど、作品内容には、沿っているな。(苦笑)ウラ面は、デカデカと過剰な売り文句が……。全体の20%くらいを占めている。そのせいか、スタッフ&キャストは、最低限しか記載されていない。もっとも、それ以上のことを知りたいとは思いませんけどね。まぁ、これを見る限り、主人公は、ベンの方だな。……どうでもいいけど。(笑)【感 想】「映画祭のレベル」どこが面白いのかサッパリ解らない作品だった。一応、ゾンビ映画のようだが、これほどゾンビ映画らしくない作品も珍しい。(苦笑)――ゾンビが蔓延した世界。生き延びたベンとミッキーは、安息の地を求めて旅を続けていた。バックパックを担ぎ、或る時は徒歩で、或る時は車で移動し、時々、民家に立ち寄っては物資を補給する。ゾンビが姿を現すこともあったが、ベンがバットで叩き殺す。彼は、この状況にも適応していたが、ミッキーはゾンビを殺すことも出来ず、音楽に逃避する毎日だ。或る時、トランシーバーに見知らぬ男女の会話が入って来る。応答を試みたミッキーの耳に聞こえて来たのは、女性の冷たい言葉だった。「私たちに関わらないで!」けれど、久しぶりに耳にした他人の声、然も女性の声だ。ミッキーは次第に声の主、アニーに執着するようになる。……というお話し。ジャケットやイントロダクションでは“ロードムービー”を謳っているが、間違いではないが、正しくもない。そもそも、ロードムービーを謳うには、行動半径が狭すぎないか? 前半で立ち寄った家は、ミッキーのカノジョの家のようだが、そうすると、彼らは何ヶ月も地元周辺をウロウロしていたことになる。車で移動することもあったのに、自分たちのテリトリーを離れることが出来ないなんて、何て臆病な男たちだ。(苦笑)それに、トランシーバーの受信距離を「10キロくらいじゃないか」と言っていたが、そのトランシーバーに応答したアニーと何日も経ってから出会うなんて、辻褄が合わない。彼らは、車で移動しているのに、数日かけて10キロも移動していないことになる。大きく景観が変わるでなし、ロードムービーと言われても、納得出来ない。(溜息)それに、やたら1カットが長いのも、いただけない。何か意味があるのなら兎も角、下らない場面ばかり、じっくり見せられる。男2人の歯磨きを延々と見せられた時は、監督に対して殺意を抱いてしまった。TVドラマだったら、確実にチャンネルを変えられるな。(苦笑)インディーズだからって、何でも赦されるワケじゃない。観客を無視して、自己満足のために映画を撮られては、いい迷惑だ。どんな仕事でも、「独り善がりはよくない」「ほどよい客観性が必要だな」と、つくづく思った。(溜息)驚いたことに本作品は、海外の映画祭等で評価されたようだ。理由は不明。でも、最近、映画祭そのもののレベルを疑っている。上映作品が集まらない映画祭もあると聞く。“町おこし”のために手っ取り早く映画祭を企画するケースもあるようで、単館での企画上映の人気投票にすら“映画祭”の名を冠したりするらしい。こうなって来ると、ワケが分からない。確かなことは、“○○○映画祭正式出品”とか“○○○映画祭観客賞受賞”なんて宣伝はアテにならないってことだな。オススメ致しません! 欲しい人に差し上げます!(冗談です)
2018.08.04
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1217 ゾンビーバー※オモテ面【スタッフ】・製 作 クリス・ベンダー『ハングオーバー!/ 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 『ハングオーバー!!/史上最悪の二日 酔い、国境を越える』『バタフライ・エ フェクト』 J.C.スピンク『ハングオーバー!/ 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 『ハングオーバー!!/史上最悪の二日 酔い、国境を越える』『ハングオーバー !!!/最後の反省会』『アイ・アム・ナ ンバー4』 エヴァン・アストロフスキー 『キャビン・フィーバー』・エグゼクティヴ・プロデューサー セオドール・ミラー・監 督 ジョーダン・ルービン・脚 本 ジョーダン・ルービン ジョン・カプラン&アル・カプラン・撮 影 ジョナサン・ホール・編 集 エド・マークス 『ジーパーズ・クリーパーズ』・音 楽 ジョン・カプラン&アル・カプラン【キャスト】・レイチェル・メルヴィン『HEROES』・コートニー・パーム『SUSHI GIRL』・レクシー・アトキンス『テッド2』・ハッチ・ダーノ・ジェイク・ウィアリー『パニック・スカイ』・ピーター・ギルロイ『最凶トワイライト』・レックス・リン『ジャンゴ/繋がれざる者』※ウラ面【仕 様】・型 番 IF16-0794・製作年度 2014年・製 作 国 アメリカ・原 題 ZOMBEAVERS・発 売 インターフィルム・販 売 元 インターフィルム・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 劇場公開作品・リリース ----・収 録 本編 77分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1chドルビーデジタル) 2.吹 替 (5.1chドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 15歳未満鑑賞不可、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:『ハングオーバー』シリーズの製作陣が贈る 前代未聞のラブリー・パニック襲来!! 人間いじめるのちょ~楽し~!!・ウラ面 :かわいい森の大工さん、 ビーバーちゃんが突然変異! 時代の真逆をいくマペット映像! 怖くて可愛い “モフモフ”ホラー・コメディ! 満員立ち見、奇跡の大ヒット! 日本とは思えない熱狂が劇場を包んだ!!半水面の構図で、水中にはゾンビーバー、水上には浮き台の上にビキニ姿の女性が 3人。遠くにロッジと針葉樹の樹林。映画の舞台とストーリーが伝わって来るデザインは、よく出来ている。ゾンビーバーの“動き”が、リアルな感じだ。いいジャケットだが、何でタイトルが星条旗柄になっているのだろ? 不思議だ。(ディスクも“コミック”柄だし……)ウラ面は、文字が中心。宣伝コピーにイントロダクション、ストーリーとクレジット、スペックが記載されている。画像もあるにはあるが、サイズが小さい。デザイナーさんは、言葉で伝えたいことが、たくさんあったんだな。(笑)いいジャケットだ。【感 想】「保護者の配慮って何?」悪ノリで撮ってしまったようなゾンビもの(?)のブラック・コメディ。やっぱり、ゾンビとコメディは相性がいいらしい。バカバカしいけど、面白い作品だった。(笑)医療廃棄物のタンクが誤って川に落ちてしまったことから、ビーバーがゾンビ化するお話し。当然のごとく若者たちが休暇を過ごしに来ていて、ゾンビ化したビーバー“ゾンビーバー”に襲われる。ゾンビーバーは、若者たちよりも賢いので電話線を噛み切って通信を遮断。木を倒して道路も封鎖。もとより携帯電話は圏外で、彼らを孤立させる。お決まりの段取りがスラスラと描かれて澱みがない。正味70分未満の作品だから、グズグズしてもいられないんだけどね。最初は1匹だったゾンビーバーも、瞬く間に数が増えて、若者たちを圧倒する。(ぬいぐるみ仕様のゾンビーバーが可愛らしい。でも、どこに、こんなにビーバーがいたんだ? “つがい”で生活する動物じゃなかったっけ?)こうなると、もうHをしているヒマはない。(ちっ) 若者たちは山小屋に立てこもっていたが、ケガをした仲間を病院に連れて行こうと、無謀にも脱出を図ろうとする。(ケガしたヤツを囮にすれば逃げられたんじゃないか? 出血多量で死ぬか、ゾンビになるか、どのみち彼は助からないんだし、生きている人間を優先しようよ。……ダメ?)もちろん、何か事情を知っていそうな胡散臭い老人も登場する。このジジイは、必ずと言っていいほど物語の序盤で、若者たちと出会っている。(笑)そして、唐突に現れて若者たちを救い、必ず途中で力尽き、殺されてしまう。「だったら、出て来んなよ」と思わないでもないが、状況説明をする役割を担ったキャラだから、外せないか。(苦笑)終盤に差し掛かって来ると、噛まれた仲間が、ゾンビ化するのも、お約束。本作品で唯一、光るアイデアだったのは、単なるゾンビではなく、ゾンビーバー化するところ。(笑) 大きな前歯とシッポが生えて来る。女子大生のお尻から巨大なシッポ=平たくてデカい杓文字みたいなのが生えて、バタバタと床を叩くシーンには笑いました。(ゾンビ映画史に残る名シーンだ)ゾンビ映画では、カワイイ女の子が最後まで生き残る。顔立ちが不器用な子や自己管理出来ない女の子は、生き残れない。そういう過酷な世界なのだ。本作品でも、最も顔立ちが整った女の子が、最後の最後まで頑張る。でも、一瞬だったなぁ。(笑)この幕切れは、ゾンビ映画と言うよりもコメディ映画のお約束だな。エンドロールの後のオチも定番だ。人間がゾンビーバー化したわけだから、あらゆる生き物がゾンビーバー化する可能性がある。ゾンビに襲われることよりも、生き物が次々とゾンビ化する方が、コワイ。(『バイオハザード3』では、ゾンビ化したカラスの大群に襲われる)本作品のオチは、黙示録的な怖さを狙ったんだろうなぁ。素朴な疑問だが、どうしてビーバーなんだ? 湖や川の生き物が真っ先にゾンビ化してもおかしくないんじゃないか?マスとかイワナ等の魚類、ゲンゴロウやヤゴなどの昆虫とか、タニシとか……。タニシがゾンビ化しても、あまり怖くないか。(笑)コワくないから、みんなにオススメ!おいおい、いいのかよ。(汗)青少年には教育上よくないシーンがありますので、鑑賞に当たっては、保護者の配慮が必要です。(笑)
2018.08.03
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1216 28時間後...※オモテ面【スタッフ】・製 作 マイケル・ジョーゲンソン ジム・ヴァン・ヴァンダーレン・音 楽 ブラッド・アルトハウス・S F X FOUR FINGER EFFECTS・監督・撮影・脚本 ジェームス・プロネス【キャスト】・ケヴィン・カイザー・リズ・リバーチェック・カイル・バーグ・アンバー・レイ・ハラマ・レックス・サイクス※ウラ面【仕 様】・型 番 ZVC-0164・製作年度 2011年・製 作 国 アメリカ・原 題 HORRID・発 売 元 アサルトワン株式会社・販 売 元 株式会社ゼイリブ・提 供 ----・価 格 12,000円(本体価格)+税・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 92分・サ イ ズ 16: 9 LB ヴィスタサイズ・音 声 1.オリジナル:英語 (ドルビーデジタルステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本市場向、 レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :HAUNTCOM ベスト映画賞受賞! 「28日後...」+「13日の金曜日」と 絶賛されたゾンビ系サバイバル・ アクション・ホラー最新作! 「血塗れ!巨乳!銃撃戦! この映画には全てがある。」 ――Rue Morgue Magazine 「ゾンビ映画の新機軸!」 ――Horrornews.net 「完璧なゾンビ映画!」 ――The Deadly Indie Drive Inダニー・ボイル監督の『28日後...』のポスターと、素晴らしく良く似たジャケットのデザインが、笑いを誘う。(笑)防毒マスクをした女性の顔。中央にはバイオハザードのマークにタイトル、その上に邦題が重ねられている。下地処理は、地図だ。このチープさが、いいなぁ。ウラ面は、軽い印象の出来映えだ。画像がランダムに散らばっているが、どの画像もゾンビ映画であることを主張している。潔いデザインだ。本編の出来映えは良くないが、このパクリのジャケットは、なかなかセンスがいいと思う。(ホントかよ)【感 想】「NASAに訊いて♪」ダニー・ボイル監督の『28日後…』と、素晴らしく良く似たジャケットが目をひく。(笑)邦題を考えた方は非難を承知の上でのことだろうが、これくらい図々しくないと、B級未満の作品を売ることは出来ないだろう。その図々しさは高く評価したい。(楽しいしね)バイオハザードにみまわれた田舎町を舞台にしたスリラー。ホラー映画と呼べるほどヌタヌタグチョグチョのシーンは、ない。勿論、ショックシーンもない。(苦笑) ゾンビ映画としては閉塞感が足りないし、楽しい“お食事”シーンもない。(笑)特殊メイクは頑張っていたようだが、コスト面でそれが限界だったのか、それ以上の描写はなかった。そこを頑張ってくれていたら、明確に“ゾンビ映画”と呼ぶことが出来かも知れない。ちょっと中途半端だった。――ガブリエラとの結婚を間近に控えたジョンは、友人のクレイグとマットに引きずり出されるように旅行に出掛けることになる。浴びるほど酒を飲み、ストリップバーを放り出され、グレッグの叔父がいる北部へと車を走らせる。景観のいい山間の小さな町だ。ところが、叔父の姿はなく、家には家財すらなかった。何かあったのかも知れない。3人は、町なかのバーに戻り、叔父の所在を確認しようとするが、そこに現れたのはバレリー、ジェニー、マリアの女性3人組。すっかり意気投合して“独身お別れパーティ”とばかりに盛り上がる。ところが、マリアを心配する兄のマークが現れて、パーティは“お開き”になってしまう。……というのが、長い長い序盤の展開。(笑)実は、軍の実験施設があって、ゾンビウィルス(?)を開発中。お馴染みの設定だが、面白いのは、逃げ出した被験者を追って来た軍人の1人(軍人2)が、民間人を殺すことが出来ず、仲間の軍人(軍人1)を殺し、挙げ句の果てに自分も感染してしまうマヌケぶりを見せてくれるところ。(笑)然も、開発者のロバーツ博士を拉致監禁。強制的に感染させて「死にたくなかったらワクチンを作れ」と迫る。バカじゃないの、と思ってしまった。(苦笑) 中学の理科の実験じゃないんだから、試験管と顕微鏡だけで「はい、出来ました」と作れるわけがない。この辺りのくだりが幼稚すぎて、一気にシラケてしまった。(私なら28時間あれば、シャトルに乗って壊れた人工衛星を修理して帰って来れるな。ホントだよ、NASAに訊いて♪)――クレイグの叔父の家に血液サンプルを取りに来た軍人2を介して、バレリーやマットも感染してしまう。次第に感染者が増える中、ジョンとクレイグは逃げ回る。けれど、だんだん行き場がなくなり、ガブリエラがこの町に遣って来る段取りになっていることが判明する。一方、軍人2もゾンビとなり、血液サンプルはロバーツ博士に届くことにはなかった。結局、ワクチン開発を試みていたロバーツ博士も発症、軍に殺されてしまう。……という展開。出演している役者さんは、知らない人ばかり。IMDBに掲載されている情報も少ない。ほとんどの方が、本作品がデビュー作だったようだ。最後のシーンに登場する木こり役にドン・ケネディ。『イーブルノート』や『デス・バレー/ブラッディ・ビルの復讐』にチョイ役で出演していた方。『パブリック・エネミーズ』で端役を貰ったジョー・ダーリング。ロバーツ博士を演じたレックス・サイクスは、TVM『エンテベの勝利』に出演されていた俳優さん、『処刑教室/ハイスクール・パニック』なんてのもある。それなりにキャリアを積んでいる。監督さんも、これが長編初監督作品の新人で、これといったキャリアの記載もなかった。スキルはありそうだが、バランス感覚は悪いかも知れない。特にオススメしたい作品ではないが、毒にも薬にもならない出来映えなので、退屈な時や電車での長時間移動の時に観るには、お手頃かも知れない。(笑)
2018.08.02
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1215 ブラック・オプス/超極秘任務※オモテ面【スタッフ】・監督・製作・撮影・編集 ロディ・クロード 『THE DEADTIME/ザ・デッドタイム』・脚本・製作 カイリー・クロード 『THE DEADTIME/ザ・デッドタイム』・音 楽 ローリー・チェノウェス【キャスト】・アダム・T.パーキンス(大塚智則)・ジェイソン・ブリッツァ(西垣俊作)・キラ・リー・ケイン(野々山恵梨)・コルム・エリス(板東明道)・ポール・バウチャー(庄司然)※ウラ面【仕 様】・型 番 LDRD-00106・製作年度 2015年・製 作 国 オーストラリア・原 題 ZOMBIE NINJA VS BLACK OPS・発 売 元 株式会社トランスワールドアソシエイツ 株式会社エルディ・販 売 元 株式会社エルディ・提 供 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編approx.92分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英 語) ステレオ 2.日本語吹替 ステレオ・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面 1層、MPEG-2、COLOR、DVD、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 セル専用・映像特典 オリジナル予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:ヤツらの暴走は止まらない!・ウラ面 :生きるか死ぬか戦い抜け! 元特殊部隊の不屈の男が 壮絶な死闘を繰り広げる 超ド級バトル・アクション!!本編の内容は兎も角として、ジャケットのイラストは、なかなか素晴らしい。いい出来映えだ。精細に描き込まれている。ただ、主人公らしい男に“動き”がないのは、難点。この男は、一体誰だ?(笑)柱の向こうに刀を構えたゾンビ・ニンジャも描かれているし、タイトルの下の画像は、本編からの取り込みだろう。ちょっとゾンビ映画っぽい雰囲気を醸している。ウラ面に使われた画像などからも、少なくともモンスターが登場するだろうことは察しが付く。比較的マジメなデザインのジャケットだ。惜しむらくは、ゾンビ映画であることを隠し、戦闘アクション風のタイトルと宣伝コピーにしたこと。宣伝の方向性が間違っているよ。(溜息)【感 想】「失われた存在理由」存在理由が不明確な作品。原題は『ZOMBIE NINJAS VS BLACK OPS』にも関わらず、邦題は『ブラック・オプス』で、“ゾンビ忍者”は抹殺されてしまった。これでは、Z級のゾンビ映画ファンの食指は動かない。(笑)マーク・ポロニア監督の超絶ポンコツ映画ですら『ビッグフット vs.ゾンビ』と、タイトルで存在理由を明らかにしている。「これはゾンビが出て来る映画なんですよ~」と……。(笑)然も、本編に登場するゾンビは、全身タイツ姿。やたらバカヂカラで格闘するし、刀を振り回すし、「どこがゾンビなんだよ」とツッコミを禁じ得なかった。(顔を白く塗っているところだけが、ゾンビであることを主張している)脳ミソを求めて誰彼かまわず噛みついたり、誰かのお腹を素手で切り開いて内臓をビロビロ~っと引っ張り出して“お食事”をしたりもしない。噛みつかないからゾンビ仲間は増えない。ウィルス感染が広がって、ゾンビ禍の危険性があるわけでもない。こんなことで、ゾンビと言えるのか?ゾンビがゾンビたるには理由がある。そんじょそこらのモンスターもどきが、ゾンビを名乗ってはいけないのだ。(苦笑)――“再生セキュリティ”社に再就職の面接に来たディロンは、社内で発生した事件に巻き込まれてしまう。(傭兵の仕事は、低学歴低収入らしい)死者を蘇らせ、最強の部隊を作ろうとする会社の方針に反対したマリ博士は、機密情報を持ち出そうとして見つかってしまったのだ。博士と情報を取り返そうとする会社は、傭兵チームを派遣する。社内には、実験に失敗して凶暴になったゾンビ忍者が、片端から殺戮を繰り返していた。……というストーリー。誰が主人公なのか、さっぱり判らない出来映えだった。実験データ等の情報を盗んだマリが主人公なのか、元傭兵でリクルート活動中の中年男のディロンがそうなのか、はたまた傭兵部隊の隊長か……。ひたすら格闘シーンが続くので、誰が主人公でもOKなのだが、ゾンビ忍者も識別できないのは、どうかと思う。(溜息)監督は、ロディ・クロード。『THE DEADTIME/ザ・デッドタイム』を撮った方で、今回も製作・監督・撮影・編集と、独りで何役もこなしている。さすがに役者として出演することは、ひかえたらしい。いい心掛けだが、それぞれの分野でプロフェッショナルがいるのだから、そちらに任せるようにしないと、作品としてのクオリティは上がらない。予算的な都合もあるのかも知れないが、彼はいま一度、映画は総合芸術であることを考え直すべきだ。ま、存在理由が失われた作品だから、1ミリもオススメしませんけどね。(笑)
2018.08.01
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