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1976 デスノート/証言~Beginning of the Movie~※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 金子修介・原 作 大場つぐみ 小畑 健(週刊少年ジャンプ連載)・脚 本 大石哲也・音 楽 川井憲次・主 題 歌 RED HOT CHILI PEPPEERS 「Dani California」 (Warner Music Japan)【キャスト】・夜神 月……藤原竜也・L/竜崎……松山ケンイチ・南空ナオミ…瀬戸朝香・秋野詩織……香椎由宇・FBI捜査官レイ…細川茂樹・弥 海砂……戸田恵梨香・ワタリ………藤村俊二・夜神総一郎…鹿賀丈史・ナビゲータ…戸田恵梨香※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 VPBF17881・製作年度 2006年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 株式会社バップ・企画製作 日本テレビ・配 給 ワーナー・ブラザース映画・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.05・収 録 38分・サ イ ズ 4: 3 スタンダード・音 声 1.ドルビーデジタル・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :2006年は、[デスノート・イヤー]になる 6月[前編]、10月[後編]、 史上初の連続公開! 異例づくし、ビッグプロジェクトの 〈証言〉映像を先取り! The human whose name is written in this note shall die. デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ。 6.17公開『デスノート/前編』のポスターやジャケットと同じで、サブタイトル『/証言~Beginning of the Movie~』を見落とすと間違えてしまうのではなかろうか。まぁ、劇場公開前のリリースなので、これは正しいのだろうけど、もう少し工夫が必要だったのではなかろうか。(苦笑)【感 想】「デスノートの使い方」『デスノート/前編』の宣伝用DVD。劇場公開の前にリリースされたようだ。ダイジェストや撮影風景、インタビューなど、ナビゲートDVDとしては定番の内容。特筆すべきことは、デスノートの使い方、「How to use it」が収録されているところ。『/前編』を観れば分かることではあるが、あらためて説明されて、ちょっと感心してしまった。記入に時間制限があるところが面白い。(適性検査みたいだ)収録内容は、次の通り。■ 1.ナビゲートディスクの本編男性のナレーションと一緒に、戸田恵梨香さんがナビゲーターとして声をあてている。てっきり「弥 海砂(あまね みさ)」を演じているのかと思っていたら、突然「藤原竜也」の名前が出て来たりして、ちょっと「?」だった。「夜神 月(やがみ らいと)」に気持ちを寄せているところからすると、「弥海砂」のはずなのだが、「戸田恵梨香」になったりする。台本が整理されていなかったんだな。(こういうのは、白ける)■ 2.How to use itデスノートの使い方を静止画で説明するコーナー。ルールを知ることはゲームの基本なので、これは正しい。■ 3.trailer 1キー・ビジュアルで構成された予告編。初期の特報ではなかろうか。■ 4.trailer 2予告編。こちらは、本編映像が使われているので、劇場公開直前のものだろう。■ 5.interview・Tatsuya Fujiwara・Kenichi Matsuyama・Yuu Kashiインタビュー集。藤原竜也さんと松山ケンイチさんは分かるけれど、何故に香椎由宇さん? 映画オリジナルのキャラクタだからだろう。でも、[後編]のことを考えると、戸田恵梨香さんの方が適切だったと思うんだけどなぁ。■ 6.profile・夜神 月・L/竜崎・南空ナオミ・秋野詩織・FBI捜査官レイ・弥 海砂・ワタリ・夜神総一郎登場するキャラクタが紹介されている。昔のDVDって、こんな感じでスタッフ&キャストが紹介されていたが、最近は見掛けなくなった。個人的には、こういうのは好き。使い勝手は悪くなかった。変に凝った演出などはなく、スムーズに全編を見ることが出来る。ほとんどストレス・フリーだ。これって、こうした宣伝用のDVDとしては大事なことだと思う。あくまでも宣材なので、オススメつもりはありませんが、もう少し作品世界を理解したい方なら、観てもいいかも。(笑)
2020.08.31
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1975 恋空 [スタンダード・エディション]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・主 題 歌 Mr.Children「旅立ちの唄」 (トイズファクタトリー)・挿 入 歌 新垣結衣「heavenly days」 (ワーナーミュージック・ジャパン)・原 作 美嘉「恋空~切ナイ恋物語~」 Mika2006 魔法のiらんど・脚 本 渡邉睦月・音 楽 河野 伸(オリジナルサウンドトラック/ ハーバーレコード)・監 督 今井夏木・エグゼクティブプロデューサー 濱名一哉・企 画 三野正己・プロデューサー 森川真行 那須田淳・アソシエイトプロデューサー 渡邉義行 東 信弘 辻本珠子・撮 影 山本英夫・照 明 小野 晃・美 術 中澤克巳・録 音 湯脇房雄・編 集 穂垣順之助・助 監 督 船場氏哲男・ラインプロデューサー 竹山昌利・製 作 映画「恋空」製作委員会 TBS 魔法のiらんど レプロエンタテインメント 東宝 MBS TCエンタテインメント ファインエンターテイメント・制作プロダクション ファインエンターテイメント・配 給 東宝【キャスト】・新垣結衣・三浦春馬・香里奈・臼田あさ美・中村 蒼・波瑠・深田あき・山本龍二・麻生祐未・高橋ジョージ・浅野ゆう子・小出恵介※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TDV18173D・製作年度 2007年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 東宝・ビデオ企画 ----・価 格 3,800円(税抜)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2008.04.25・収 録 本編 129分+特典映像 15分・サ イ ズ 16: 9 LB 本編・音 声 1.日本語 5.1chサラウンド・ ドルビーデジタル 2.日本語 2.0chドルビーサラウンド・字 幕 1.日本語字幕(本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向け、 DVD、レンタル禁止・映像特典 1.特報 2.予告 3.TVスポット 4.プロモーション映像※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:きみは幸せでしたか?・ウラ面 :2000万人が涙した ケータイ小説最高のラブストーリー! 大切な人と一緒に泣いてほしい。やわらかい色合いのジャケットは、ターゲットが若い子たちだろからだろう。でも、なぜ夕景の画像が使われているんだろう? 青空の方が、さわやかで良いのに。(苦笑)でも、パッケージに騙されてはいけないな。本編は、なかなかヒドイので、DVDも追放した方がいいな。(苦笑)※ジャケット(ウラ面)【感 想】「悪書追放」映画『赤い糸』を観た時にも思ったが、刺激的な事件を興味本位で扱うことの危うさを、大人は子供たちに教えなくてよいのだろうか?興行収入が見込まれるからと言う安易な理由だけで、製作の是非を検討することもなく、イージーに映像化することは、無神経極まりないと思う。コンビニで少年誌の隣りの棚で、あられもない格好の女性が表紙の成人向け雑誌を売っていたのと同じだ。いやいや、それよりヒドいかも知れない。ケータイ小説が原作とのこと。高校生のセックス、レイプ、妊娠、流産、年上の男性との恋、不治の病、死別……。正直、根暗で内気な女子高生が書きそうな青臭いストーリーだった。ナルシシズムの果てと言うべきか。(溜息) 文集に勝手に書くのは構わない。ネットで公開しようと勝手だ。でも、それを映画にしようなんて、製作サイドの良識を疑ってしまう。(こんなことを書くと、なぶり殺しにされそうな気もするが、公開から月日も経っていることだし、おおよそ評価も定まっていることだから大丈夫だろうょ主人公を演じるのは、新垣結衣さん。個人的には、あまり好きな顔立ちの女の子ではない。“ポッキー”のCMで十分だと思っている。けれど、本作品に限って言えば、彼女の柔らかい雰囲気がなかったら、最後まで観ることは出来なかっただろう。彼女の演技にずいぶんと救われている。何故なら、この主人公、大人の男性から見たら、かなりイヤな女の子だからだ。(笑) 内気な女の子の夢想する理想像だから仕方ないにしても、こんな子が本当にいたら、親は心労がたえないな。それを知ってか知らずか、ひとりで愛だの恋だの言って周囲を振り回す。(原作者が根暗で内気な女の子かどうかは知りませんが、本作品から受けたイメージですので、何の根拠もありません。念のため) こういう幼さが、本作品の本質的な欠陥だと思う。一方、相手役の“金髪くん”を演じるのは、三浦春馬くん。『奈緒子』の時よりも、いい表情を見せていた。(先月、亡くなられたので、ビックリした)けれど、如何せん、訳の分からないキャラクタ設定なので、演じる役者さんが気の毒だった。心の変容を見せるカットがないため、テンションを上げるのに苦労したのではなかろうか。(主人公の一人称の映画であるため、仕方ないのだが……)その姉役に、香里奈さん。『海猿』の看護士役はケバくて違和感があったが、このヤンキー姉ちゃん役は、逆にハマっていた。(笑) ご本人がヤンキーなのかどうか知らないが、この手の顔立ちは、こういう役が似合うのだと発見した。主人公が2度目の恋をする大学生役には、小出恵介さん。『ルーキーズ』や『僕の彼女はサイボーグ』を思い出すが、何となく皆、似たようなキャラクタばかり。お芝居も似た感じだ。スキャンダルで消えてしまったが、このまま忘れ去られて行くんだろうなぁ。地方に行くと、“悪書追放”と書かれた白い箱を見掛ける。青少年の育成に害をなす成人向け雑誌などを回収する箱だ。本作品は、その箱に入れて破棄すべきだと思う。(溜息)それが大人の責任でしょう。
2020.08.30
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1974 女子十二楽坊/日本初プレミアム演奏会※ジャケット(オモテ面)【収 録 曲】 1.奇 跡 作曲:梁 剣峰/編曲:梁 剣峰 2.自 由 作曲:Santuri Ethem Efendi/編曲:梁 剣峰 3.五 拍(Take Five) 作曲:Paul Desmond/編曲:梁 剣峰 4.川の流れのように 作曲:見岳 章/編曲:梁 剣峰 5.新古典主義(組曲) 交響曲第40番第一楽章 作曲:モーツァルト/編曲:梁 剣峰 交響曲第5番「運命」第一楽章 作曲:ベートーベン/編曲:梁 剣峰 歌劇「セビリアの理髪師」序曲 作曲:ロッシーニ/編曲:梁 剣峰 6.阿拉木汗 作曲:王 洛寶/編曲:梁 剣峰 7.劉三姐 作曲:作者不詳/編曲:梁 剣峰 8.ラブストーリーは突然に 作曲:小田和正/編曲:梁 剣峰 9.七 拍 作曲:林 海/編曲:梁 剣峰10.紫禁城 作曲:梁 宇恒/編集:梁 宇恒、梁 剣峰11.世界に一つだけの花 作曲:槇原敬之/編曲:梁 剣峰、梁 宇恒12.地上の星 作曲:中島みゆき/編集:梁 剣峰※ジャケット(ウラ面)【奏 者】・イン・イエン 担当楽器:二胡/古琴・ジャン・ジン 担当楽器:二胡/京胡/高胡・スン・ティン 担当楽器:二胡/高胡・レイ・イン 担当楽器:二胡/独弦琴/ バーウー/フールース/馬骨胡・ジャン・シュアン 担当楽器:琵琶/中阮・チョン・パオ 担当楽器:琵琶/中阮・ジャン・クン 担当楽器:琵琶/中阮・リャオ・ビンチュイ 担当楽器:竹笛/巴鳥/ フールース/ショウ/エビ/吐良・スン・イエン 担当楽器:竹笛/巴鳥/フールー ス/ショウ/シュン/吐良・マー・ジンジン 担当楽器:古筝/楊琴/打楽器/ 木琴・ヤン・ソンメイ 担当楽器:楊琴/中阮・ジョウ・ジエンナン 担当楽器:古筝/古琴/中阮※ディスク【仕 様】・型 番 PYBE-1・製作年度 2002年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 プラティア・エンタテインメント株式会社・販 売 元 キングレコード株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 1.886円(TAX OUT)・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2003.12.26・収 録 60分・サ イ ズ 4: 3・音 声 1.リニアPCM (48KHZ/16bit)/ステレオ 2.ドルビーデジタル/5.1chサラウンド・字 幕 ----・そ の 他 COLOR、MPEG-2、複製不能、ALL NTSC、 DVD、レンタル禁止・映像特典 ----※帯【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :---※チラシ音楽モノとしては、オーソドックスな出来映えのジャケット。舞台の雰囲気を伝えるために、黒を基調に構成しており、シックな仕上がりには好感が持てる。ウラ面には、最低限度の情報しか載っていないが、その分、リーフレットが付属している。使われている画像にバリエーションがないのはザンネン。もう少し工夫が出来そうだが、これが“大人向け”ってことなんだろうなぁ。(苦笑)※リーフレット①※リーフレット②【感 想】「ウケた理由」この当時、女子十二楽坊は何故か年配の男性に人気があった。宴会の席で演歌しか歌わなさそうなオッサンに唐突に、然も熱く語られて面食らったことがある。「ジョシジュウニガクボー?」「いいんだよ、これが」「はぁ……」「大人の鑑賞に堪える音楽ってヤツだな。アイドルなんかとは全然違うぞ」「ああ、それは良いですね(苦笑)」流行モノには疎かったので、女子十二楽坊のことは知らなかった。ただ、胸板がぶ厚い柔道の有段者に睨まれては、他に道はない。(笑) それに、女性がたくさん出て来て楽器を演奏すると聞いて、俄に興味がわいて来たのも事実。で、買ってしまったのが、これ。(苦笑)でも、正直なところ、ガッカリした。演奏が上手いのかどうかは分からない。二胡なんて、一度しか生で聴いたことがない。でも、この選曲、この編曲はないんじゃないか? まるで文化祭で高校生が演奏しているような錯覚にとらわれてしまった。日本公演だから日本の曲を使うのは分かるけど、歌謡曲はないんじゃないかなぁ。広く親しまれているからだろうけど、企画者の下世話な性格が表れているようで、どうも不快だ。それに、中国の伝統的な古楽器を用いたグループに演奏させる意味がないほど、アレンジに面白みがなかった。それは、ジャズやクラシックの楽曲にも言えることで、普通に♪TAKE FIVE♪を演奏されても刺激されるところが全くない。それはそれで高い技術があってのことかも知れないが、私には分からない。でも、「ああ、これが中国の古楽器の音色なんだな」と思える場面がなかったことは、初公演であったことを考えると、やっぱり失敗だったんじゃないかと思う。まぁ、分かりやすいとは言えるが……。この分かりやすさが、ウケた理由かも知れない。途中でメンバー紹介があったりはするが、基本的に演奏のみである。何かパフォーマンスがあるわけでもないし、照明や舞台装置、映像演出があるわけでもない。衣装替えもないし、MCもない。うーん、これなら尚更に中国の伝統的な古楽器の音色を純粋に聴かせて欲しかった。ローティーンの女の子たちが歌ったり踊ったりするアイドルグループが主流(?)の日本の音楽シーンにあって、女子十二楽坊は、年齢が高め。浮わついた歌詞に左右されないインスツルメンタルってところも、年配者からの支持を得た理由かも知れない。メンバーの一人が挨拶した時、「オリコンNo.1!」とドヤ顔をした後、客席が静まり返ったところに、中国と日本の文化の違いを感じた。特にオススメ致しませんが、ファンで未見の方は観て下さい。
2020.08.29
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1973 インデペンデンス・デイ2018※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本・製作・VFX マイケル・ミラー・製 作 ダニエル・グリーンス クリス・マルシード・軍事アドバイザー ダニエル・ボッツ【キャスト】・ジェス・リチャードソン・エレン・ウィリアムズ・マイケル・トムソン 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」・ジェームズ・ストラー「カリフォルニア・ダウン」・リー・ウォーカー・ダレル・ブラムリッジ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4830・製作年度 2018年・製 作 国 オーストラリア・原 題 BATTALION・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 94分・サ イ ズ シネスコ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止・映像特典 予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:人類よ 最終決戦に備えよ・ウラ面 :米軍 vs エイリアン総力決戦!! 超大型SFバトル・アクション、 シリーズ最新作登場!!素晴らしいイラストのジャケット。『世界侵略/ロサンゼルス決戦』によく似た構図であることはさておき、精細の描き込まれたイラストは、程よく遠近感が表現されていて立体的に見える。まぁ、こういうデザインの巨大宇宙船が登場しないことはご愛嬌。これぞまさしく、B級映画のジャケットだ。(笑)ウラ面の出来映えも、いい。大作映画に見紛うばかりの緊張感がある。素晴らしい!(笑)【感 想】「ハイオクタン・ピクチャーズ」モックバスターで名を馳せたアサイラムではなく、最近よく見かけるようになったハイオクタン・ピクチャーズの作品。VODやビデオスルーばかりだが、過去のヒット作の続編をにおわせる作品(あくまでも、におわせるだけね)を次々とリリースしている。制作から配給まで行っている会社らしい。HPには映像関係の業務が羅列されているが、どれが本業なのかは、不明。でも、多様なスキルを持つスタッフが集まっていそうで、ちょっと面白そうな会社だ。今後の動きに注目したい、(苦笑)――20XX年、突如現れた宇宙船に日本からオーストラリアの太平洋沿岸の国々が攻撃されて壊滅的な打撃を受ける。やがて、その攻撃はアメリカにまで到達する。ロサンゼルスで自由気ままな生活を送っていたジョン・ブレイクは、この緊急事態に自分のミスで両親と兄の家族を死なせてしまう。決して彼のせいではなかったが、軍人の兄を追うように、彼はエイリアンと戦うことを決意して軍に入隊する。ジョンは、新兵訓練で一緒になった学者のトレイシーと親交を深める。彼女の説明によれば、エイリアンはパラレルワールドから来たに違いないと言う。訓練を終えた二人は、前線に送られ、凄惨な現実に直面することになる。……というお話し。(たぶん)時間軸が前後する上、クロスカッティングするものだから、物語が非常に分かり難くくなっている。(汗) 大胆な場面の省略なども含めて、戦争映画では定番とも言える手法が用いられているが、いかんせんスキルが低すぎた。それでも、監督さんが狙ったであろう独特な厭世感は醸し出されていた点は褒めておきたい。それに、クオリティは低かったけれど、CGの映像は迫力を求めていて面白かった。カメラが被写体をなめるように動くところは、まるでビデオゲームみたいだ。おそらくゲーム業界からスタッフを引っ張って来たのではあるまいか。そんな感じの映像が随所に見られた。アサイラムやカナダ製のTVMとは、明らかにアプローチの仕方が違っていた。予算が付けば、面白い映像を見せてくれるかも知れない。そんな可能性を思わせた。とは言え、『世界侵略/ロサンゼルス決戦』を想起させるエンディングはいただけないし、実写パートはかなりチープだ。真面目に撮っている分、余計にそう思える。ありあわせのもので済ませるにしても、「もうちょっと、それらしい部屋を用意しようよ」とか、「マズルフラッシュくらい描き込もうよ」とか思わざるを得ないシーンがあり過ぎだ。(笑)ハイオクタン・ピクチャーズに期待して、ほんのほんのほんのちょっぴり、本当に気持ちだけオススメってことにしておきます。(普通ならススメません)【 『インデペンデンス・デイ』シリーズ 】『1498 インデペンデンス・デイ [ブルーレイ]』『1499 インデペンデンス・デイ/リサージェンス』『1523 インデペンデンス・デイ2017』
2020.08.28
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1972 デイライト [ブルーレイ]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ロブ・コーエン・製 作 ジョン・デイビス ジョゼフ・M.シンガー デイビッド・T.フレンドリー・脚 本 レスリー・ボーエン・製作総指揮 ラファエラ・デ・ラウレンティス【キャスト】・キット………ジルヴェスター・スタローン(玄田哲章)・マデリーン…エイミー・ブレネマン(佐藤しのぶ)・ジョージ……スタン・ショー(辻 親八)・ロイ…………ヴィゴ・モーテンセン(後藤 敦)・ロジャー……コリン・フォックス(塚田正昭)・エレノア……クレア・ブルーム(宮寺智子)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 GNXR-1136・製作年度 1996年・製 作 国 アメリカ・原 題 DAYLIGHT・発 売 元 ジェネオン・ユニバーサル・ エンターテイメント・販 売 元 ----・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 高山美香・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2011.08.24・収 録 本編約 114分・サ イ ズ 16: 9 ビスタサイズ(1080)・音 声 1.英 語 (5.1chサラウンド/ DTS-HD マスターオーディオ) 2.日本語 (5.1chサラウンド/DTS)・字 幕 1.英 語字幕 2.日本語字幕・そ の 他 2層、COLOR、dts-HD Master Audio、 dts-HD Digital、日本市場向、複製不能、 Blu-ray Disc、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:NO AIR. NO ESCAPE. NO TIME.・ウラ面 :未曾有卯の大火災を迫力のCGで再現! スタローン主演のパニック・アクション!最初のキー・ヴィジュアルが、そのままポスターになり、今度はそのままジャケットに転用されている。ハリウッド・スター、シルベスター・スタローン主演の作品にしては、その顔も出て来ないところは、ちょっと珍しい。まぁ、当時としては、オールスター・キャストってわけではなかったから、これも「あり」なんだろうなぁ。【感 想】「パネライ」本作品で、シルベスター・スタローンが右腕にしている腕時計が、オフィチーネ・パネライである。(以下、パネライ)パネライは、イタリアの高級時計メーカーで、創業から 160年以上の歴史を持っている。海軍向けの時計としてスタートし、民間への販売を始めたのは1990年代に入ってから。意外と日が浅い。とは言っても、今や“デカ厚”の代名詞である。本作品が公開された1996年当時は、まだあまり有名ではなかったパネライに映画用の時計をオーダーしたのが、S.スタローンだと言われている。(イタリア系だから?) 本作品のおかげでパネライの名前が広く知られるようになったのかどうかは定かでないが、『デイライト』の名前を冠したシリーズが、今も連綿とリリースされていることを考えると、本作品がエポックメイキングになったことは間違いないだろう。実は、私も休日用に 1本持っている。ケースはRGで手巻き、パワーリザーブは 8日もある。日曜日に巻き上げると、翌日曜日まで、ちゃんと動いている。何だか、健気なのだ。(笑)それに、デカくてゴツイくせに妙に付け心地がいい。手荒に扱っても壊れない安心感もある。多少のキズも愛着に変わる。ビジネスシーンにはむかないが、なかなか良い時計だと思う。さて、そんなパネライの腕時計がチラッと映る本作品は、スタローン主演のパニック映画である。ほとんどB級デザスター・ムービーのノリだが、トンネル火災のシーンだけは無闇に迫力がある。ちょっと『インデペンデンス・デイ』を意識してるかな。(笑) でも、ま、予算をかけた映像は見事だし、パニック映画ファンとしては、外せない1本であることは間違いない。(あまり記憶に残らないので、いつでも新鮮な気持ちで観ることが出来るのも、本作品のいいところ)――NY、マンハッタン。ニュージャージーと結ぶ海底トンネルで大規模な事故が発生。積荷が爆発してトンネルは崩落。大勢の死傷者が出た上、辛うじて生き延びた人たちもトンネル内に閉じ込められてしまう。タクシー運転手のキット・ラトゥーラは、寸でのところで難を逃れる。元緊急救助隊の隊長だったキットは、現場で負傷者の救助に当たるが、トンネル内の救助が遅々として進まないことに業を煮やす。かつて難しい決断から犠牲者を出してしまい、職を追われることになった彼にとって、目の前の生存者を放っておくことなど出来なかった。彼は単身、トンネル内への侵入を試みることになる。……というお話し。こうして、あらためて観ると、ツッコミどころ満載。それに、スタローンが、かなりウザイ。(笑) 当時はトップスターだったからヒーローを演じるのは当然だけど、ストーリー展開上、不自然な言動には苛々させられる。何となくだけど、彼のワガママが、ストーリーを歪ませてしまったような気がする。(それは、いまも変わらないか)最大の疑問は、主人公のキットが何しにトンネル内に入って行ったのか分からないところだろうなぁ。「生存者を助けたい」って気持ちは分かるにしても、片道切符じゃ意味ない。(苦笑)もし、救出計画があったとしても、生存者たちと合流したところで、すっかり忘れ去られている。然も、クライマックスのあのセリフは何? まんま『ポセイドン・アドベンチャー』じゃん。スタローンは、ジーン・ハックマンと同じ役回りを演じたかったんだろうなぁ。監督は、『ステルス』や『トリプルX』などのアクション映画に強いロブ・コーエン。クセのない作風は、万人向けだとは思うけど、どれもこれもイマイチ記憶に残らない。もう少し「これぞロブ・コーエン監督作品」と呼べるような個性を築き上げて欲しいと心から思う。(余計なお世話?)新しいパネライの腕時計が欲しいから、オススメ!(笑)【 『ロッキー』シリーズ 】『1097 ロッキー [ブルーレイ]』『1098 ロッキー2 [ブルーレイ]』『1099 ロッキー3 [ブルーレイ]』『1100 ロッキー4/炎の友情 [ブルーレイ]』『1101 ロッキー5/最後のドラマ [ブルーレイ]』『1102 ロッキー・ザ・ファイナル [ブルーレイ]』【 その他の出演作 】『0135 D-TOX』『0257 大脱出』『0309 ロックアップ』『0311 スペシャリスト』『1881 デッドフォール [ブルーレイ]』
2020.08.27
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1971 タイタンの戦い [ブルーレイ]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 デズモンド・デイビス・製 作 レイ・ハリーハウゼン チャールズ・H.シニア・撮 影 テッド・ムーア【キャスト】・ペルセウス…ハリー・ハムリン・アンドロメダ…ジュディ・バウカー・ゼウス…ローレンス・オリビエ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 CWBR-79651・製作年度 1981年・製 作 国 アメリカ・原 題 CLASH OF THE TITANS・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ・販 売 元 ----・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 飯嶋永昭・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 118分・サ イ ズ 1080p High Definition 16x 9 1.85: 1・音 声 1.2.0ch DTS-HD MasterAudio:英語・字 幕 1.英 語 2.日本語・そ の 他 複製不能、dts-HD Master Audio、 Blu-ray Disc、レンタル専用・映像特典 1.インタビュー:レイ・ハリーハウゼン 2.神話とクリーチャー※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :“レイ・ハリーハウゼンの最高傑作”として 名高い驚愕のアドベンチャー ついにハイビジョンで登場。レイ・ハリーハウゼンの遺作である。ブルーレイだけあって、クリアの映像が楽しめる。DVDのセル版に較べると、ジャケットの出来映えもいい感じだ。正直なところ、もう少しウラ面の情報を充実させて欲しいところだが、画像の選択が良いので、善しとしましょう。(笑) それに、ジャケットのオモテ面で主人公が大きく扱われているところも、レイ・ハリーハウゼン特撮監督作品としては珍しい。新鮮味があって、いいなぁ♪【感 想】「英雄と監督のアイデンティティの喪失」レイ・ハリーハウゼン最後の劇場作品となった本作品は、特撮の転換期に製作された。いまにして思うと、何か運命的なものを感じずにはおれない。以降、ダイナメーションに代表される特撮技術は廃れて行き、いまやホラー映画の血飛沫すらコンピュータで描く時代になってしまった。その方が、セットやロケ地、衣装を汚さず、撮り直しが容易で、時間とコストを節減できるのだそうだ。その反面、1カットに対する現場の集中力が低下したような気がする。「コイツを失敗したら、後がないゾ!」とブタの内臓をしこたま詰め込んだ胴体を用意して、ゾンビたちに生きたまま腹を割かれる大佐を上から撮った『死霊のえじき』は、それはそれは作り手の熱意が伝わる名作だった。(笑)そういう緊張感は、1コマづつ撮って行くダイナメーションを多用した本作品にも、伺える。そりゃあ、CGで作った映像の方が、スピード感も迫力もあるしキレイだ。前人未到の映像体験も日常茶飯事になってしまった。けれど、CGってヤツは、どうも観た感じが“軽い”。(笑) それは、そのカットに対する現場全体の緊張感が足りないからだろう。私は、そう思っている。本作品は、レイ・ハリーハウゼンのお家芸であるダイナメーションをはじめ、オプティカル合成や特殊メイクやミニチュア、アニメなど、実に様々な特撮技術が用いられている。一つの場面に複数の技術が使われていて、まるで見本市みたいだ。確かに未熟なところも多く、『スターウォーズ』等に較べるとスキルも低い。それが、子供向けと評される由縁だろう。ところが、本作品は意外と大人向けだったりする。メドューサの首をハネたり、沼地の怪物の手首を切り落としたり……。切り口からドクドクと“血”が流れ出したりしてグロテスクだ。神話は残酷な一面が多いから、これでもソフトな方だろう。それにエロティックなカットや場面も散見できる。女神たちが、どんな風にゼウスに言い寄られたか話す場面がある。女性の裸も出て来る。子供が夏休みに観に行くには、少々不適切な感じがしないでもない。(笑)正直なところ、ダイナメーションの出来映えは、『アルゴ探検隊の冒険』等と較べると、ザンネンな仕上がり。それでも、メドューサやペガサスの登場シーンには、得も言えぬ緊張感に溢れていて見応えがある。それは、監督さんや役者さんの演技によるものでは、決してない。特撮の映像が醸し出したものだ。或る意味、レイ・ハリーハウゼンが携わった映画に、有名な監督はいない。特撮監督の立場から彼がすべて掌握していたからだ。監督さんの出番は、他の映画と比較して極少だろう。アイデンティティの欠片もうかがえない。特異な現場だったに違いない。それは、主演俳優にも言えることで、英雄を演じながら、役者としてのアイデンティティは感じられない。これは、レイ・ハリーハウゼンが関わったどの作品にも言えることだ。彼ほどの強力なイマジネーションは、誰も持ち合わせていないってコトだろう。ゼウス役をローレンス・オリヴィエ、アフロディーテ役をウルスラ・アンドレス、ヘラ役はクレア・ブルームが演じている。オススメ!
2020.08.26
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1970 祈りの幕が下りる時 [劇場版『新参者』]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 東野圭吾(講談社文庫)・監 督 福澤克雄 (「半沢直樹」「私は貝になりたい」)・主 題 歌 JUJU(ソニー?ミュージック アソシ エイテッドレコーズ)・脚 本 李 正美・音 楽 菅野祐悟・エグゼクティブプロデューサー 那須田淳 平野 隆・プロデューサー 伊與田英徳 藤井和史 川嶋龍太郎 露崎裕之・共同プロデューサー 岡田有正・音楽プロデューサー 志田博英・宣伝プロデューサー 小山田晶・撮 影 須田昌弘・照 明 鋤野雅彦・美 術 大西孝紀・録 音 松尾亮介・V E 塚田郁夫・編 集 朝原正志・記 録 古谷まどか・V F X 小嶋一徹・音響効果 谷口広紀・助 監 督 北川 学・制作隊長 山野寛道・特別協力 明治座・協 力 名橋「日本橋」保存会 三井不動産株式会社 人形街商店街協同組合 甘酒横丁商店街・製 作 映画『祈りの幕が下りる時』製作委員会・制作プロダクション マックロータス・配 給 東宝【キャスト】・阿部 寛・松嶋菜々子・溝端淳平・田中麗奈・キムラ緑子・烏丸せつこ・春風亭昇太・音尾琢真・飯豊まりえ・上杉祥三・中島ひろ子・桜田ひより・及川光博・伊藤 蘭・小日向文世・山崎 努※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBE-75936・製作年度 2018年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBSテレビ・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2012.07.27・収 録 本編 119分+映像特典・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ・音 声 1.オリジナル (日本語) ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.オリジナル (日本語) ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ 3.音声ガイド (日本語) ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ・字 幕 1.バリアフリー用 日本語字幕(本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 予告編集(特報・予告編・TVスポット集)※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :『新参者』シリーズ遂に完結!! 加賀恭一郎は、 なぜ「新参者」になったのか―― この事件は俺の過去と関わりが強すぎる 事件のカギは俺なのか…?まるで映画館の手書き看板のようなジャケット。これまでの『新参者』シリーズとしてのアイデンティティを受け継いでいないところは、ちょっとザンネンな気がする。でも、好みのジャケットだ。(笑)ウラ面の加賀恭一郎(阿部寛)のイラストは、DVDのメニュー画面にも使われていた。本編画像は少なめ。でも、中央の松嶋菜々子さんの背景の赤い壁面が、いいアクセントになっている。本編は、あまり好きではないが、このジャケットは好きだ♪【感 想】「二人で4人」東野圭吾さんのミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」の1本を原作にした劇場用映画2作品目。どうやら、これで打止めらしい。――東京の古いアパートで女性の腐乱死体が見つかる。身許は直ぐに判明、滋賀県の清掃会社で働く女性だった。警察は手掛りを求めて、彼女の営業先を聴き込みに回ったところ、学生時代の友人で、舞台演出家の浅居博美を訪ねて東京に行った可能性が浮上。早速、刑事の松宮が浅居に話しを聴きに行く。ところが、彼女の証言よりも、オフィスに飾られた一枚の写真に松宮は驚く。浅居と並んで写っていたのは、加賀恭一郎だった。……というお話し。東野圭吾さんのミステリー小説って、サクサク読めるので気づかないけど、人間関係やトリックがかなりアクロバティック。言い換えると、ちょっと無理矢理な感じ。(笑) ルーマニアやロシアの女子体操選手並みだ。ほとんど信じられないような動きを見せる。意外性を求めるからだろうけど、時々「何だよ」と思うことがある。本作品にしても、偶然が多すぎないか? その偶然を納得できるかどうかで本作品の評価が変わるだろう。私個人としては、東京の女性絞殺事件が加賀の母親の失踪と死に繋がって行く展開は、イマイチ納得できなかった。何だか誤魔化された気分。(加賀が16年間、遺品を保管していたのは分かる。でも、犯人が16年間、同じようなカレンダーに同じような位置に同じようなメモ書きを残していたなんて有り得ないだろ。人は成長し、老いて行く。それと伴に生活習慣も変化する。私自身、10年以上続いている習慣など、一つもない。そもそも、どうしてカレンダーに書き込むんだ?)それに、橋で会って、他人のフリして携帯電話で話すのって、変じゃない? 顔を見て話をしたり、抱き締めたり出来ないなら、わざわざ橋で落ち合う必要はないじゃん。それぞれが生活する場所で携帯電話で話しをすればいいんじゃないの? なぁんか、理解出来ないなぁ。最初は秘密めいていて楽しいかも知れないけれど、2回目くらいで「これ、バカみたい」と気づくんじゃないか? フツーは気づく。それが、「カレンダーに書き込まれた橋の名前」の謎の解答だと言われて、かなりガッカリした。本作品は、「加賀恭一郎」シリーズ最後の作品らしく、いろいろなことに決着がつく。母親の失踪理由、彼が日本橋署から異動しないワケ、父親への怒りが氷解し、事件も解決。盛り沢山の内容だが、コンパクトにまとまっている。そういう意味では上手な脚本だと思う。でもなぁ、『砂の器』に似せた構成は、ちょっと白ける。松本清張氏の作品は、根底に○○問題があるわけで、当事者には不可避の犯罪だった。でも、本作品は、不可避の状況になっていない。見ようによっては、自ら選んだ状況にしか思えない。それは、悲しいお話しでは、決してない。よく言うではないか、一度目は悲劇、二度目は喜劇、三度目は茶番劇。本作品の犯人たちは、都合4人殺している。米国では3人以上の殺すと「連続殺人鬼(シリアル・キラー)」と呼ばれる。つまり、殺人が目的の犯罪者になるわけだ。これは、もう悲劇ではない。金田一耕介シリーズを持ち出すまでもなく、3人目、4人目の時には、死体を切り刻み、人形焼きや甘辛煎餅で七夕祭りのように飾り付け、捜査陣の目を欺かなければならない。舞台劇のように演出してこそ、犯人の必死さが伝わるってもんだ。そうしてこそ、『新参者』シリーズの最後を飾るに相応しい。残念ながら本作品からは、それだけの気構え、心構えをうかがうことは出来なかった。うーん、人気があったシリーズだけど、どれもイマイチだったなぁ。(溜息)【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』『1965 新参者4』『1966 新参者5』『1967 赤い指』『1968 眠りの森』『1969 麒麟の翼/キリンノツバサ [劇場版『新参者』]』
2020.08.25
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1969 麒麟の翼/キリンノツバサ [劇場版『新参者』]※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 東野圭吾「麒麟の翼」(講談社刊)・監 督 土井裕泰(「いま、会いにゆきます」 「ハナミズキ」)・主 題 歌 JUJU「sign」(ソニーミュージック アソシエイテッドレコーズ)・脚 本 櫻井武晴・音 楽 菅野祐悟・エグゼクティブプロデューサー 濱名一哉・プロデューサー 那須田淳 伊與田英徳 進藤淳一【キャスト】・阿部 寛・新垣結衣・溝端淳平・松坂桃李・菅野将暉・山崎賢人・柄本時生・竹富聖花・聖也・黒木メイサ(友情出演)・山崎 努 (特別出演)・三浦貴大・劇団ひとり・秋山菜津子・鶴見辰吾・松重 豊・田中麗奈・中井貴一※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TDV22249R・製作年度 2012年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 東宝・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2012年 1月28日放送・リリース 2012.07.27・収 録 本編 129分+映像特典 4分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.ドルビーデジタル 2.0ch サラウンド・字 幕 1.日本語字幕(本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.特報 2.予告編 3.TVスポット集※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :原作者・東野圭吾が自ら認める [シリーズ最高傑作] “泣けるミステリー”『麒麟の翼』が映画化! この『謎』に泣く。日本橋の麒麟の像のたもとでうずくまる男。そして、阿部寛さんと新垣結衣さん、溝端淳平さん、中井貴一さんの画像。レンタル版としては、まずまず訴求力のあるデザインだと思う。TVシリーズ『新参者』のイメージを踏襲しているし、出演者のラインナップが分かる。ウラ面は、一転して明るいデザインになっている。小さい画像がたくさん使われており、劇場用映画としてのスケール感を伝えることに成功している。セル版の豪華な感じもいいが、レンタル版にもレンタル版ならではの趣向が凝らされていて興味深い。【感 想】「キリンのしっぽ」TVシリーズ『新参者』の好調を受けて作られた劇場版。加賀恭一郎シリーズの映像化3作品目。素晴らしいタイトルとは裏腹に、ストーリーはいただけなかった。「何だ、これ?」と思ったのは、私だけだろうか……。『赤い指』もそうだったが、東野圭吾さんのミステリーを原作にした映像化作品が、私はキライらしい。小説はかなり読んでいるが、それほど嫌悪感がなかったから、これは脚本と演出の問題だろう。もっとも、東野圭吾さんのミステリーは、奇をてらうせいか、アクロバティックだ。人物設定や背景が貧乏くさいのも好悪が分かれるところ。昔の大映ドラマみたいで、個人的には好きな方ではないが、語り口がなめらかなのでついつい読んでしまう。そう考えると、クレバーな演出を施さないと、泥臭い感情のしがらみだけが残ってしまう。(『容疑者Xの献身』は、その辺のバランスが良かった) 本作品は、映像化の悪い見本みたいな出来映えだった。――日本橋の“麒麟”像のたもとでサラリーマンの刺殺死体が発見される。また、そこから程近いところで警官に追われた青年が交通事故死する。一見、何の関係もない2つの事件が捜査の進捗とともに意外な結びつきをみせて行く。……というお話し。若者の犯罪とみせかけて部活のイジメが浮かび上がる構造になっている。こうしたミスリードは、松本サリン事件を持ち出すまでもなく、TVや新聞に躍らされる一般大衆の盲目的な攻撃行動を象徴している。映画は、そうした現象の表層だけを描く。深く掘り下げて、観客に問題提示するところまで至っていない。だから、観ていてフラストレーションがたまった。腰を据えてキチンと描かないと、興味本位のようで気分が悪い。無理矢理な感じだけが残った。物書きは、ひとつの事実から物語を紡ぎ上げる。本作品に何か事実があるとすれば、それは七福神に折り鶴を供えられていたことだけではないか、という気がする。あとは虚構だ。“派遣切り”だの“労災隠し”だの、時事ネタを扱ってはいるが、深く掘り下げていないので、時代とともに陳腐化するだろう。それは、作品が脆弱であることを意味している。残念なことである。主演は阿部寛さんが続投。当たり役だが、やや歳をとりすぎてないかという気がする。単なるイメージですので、根拠はありません。(笑)レギュラ陣は役者が変わらず、ちょっと物足りない感じが残った。きっとベストなキャスティングではないということだろう。田中麗奈さんがお節介な看護士役で再び登場している。好きな女優さんだが、ヘンな顔のカットが目立ったのが気になる。カメラマンか監督さんかメイクさんとの相性が悪そうだ。次は、ストーリーに絡んで来て欲しいものである。新垣結衣さんが出演しているが、凡庸な監督さんのせいで、何しに登場したのか分からない役をやらされていた。死んだ恋人の性格を証言するだけの役割りにしかなっていない。これなら誰でもいいようなものだ。むしろ、ド田舎から出て来た若者を演じるなら、もう少し鈍そうな女の子の方がいい。(失礼!) 笑顔がいい女の子なのに、一度もはじけるような笑顔を写さないなんて、センスがなさ過ぎると思う。待てよ、中井貴一さんが演じる父親役への演出も、明確でなかった。父親の気持ちが全く伝わって来なかった。やはり、監督さんに映画づくりのセンスも頭脳もなかった、ということだな。残念至極な出来映えの愚作だった。オススメ致しません!ちなみに、日本橋の麒麟像と言うと、『帝都物語』を思い出す。帝都"東京"を守るために設置された神獣の像についてのウンチクが語られていた。当時の人たちは様々な思いを託したことは確かだろう。いろいろな意味で、日本の起点であることの意味は大きい。もう少し、麒麟の像を大切に描いて欲しかった。【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』『1965 新参者4』『1966 新参者5』『1967 赤い指』『1968 眠りの森』
2020.08.24
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1968 眠りの森※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 東野圭吾「眠りの森」(講談社文庫刊)・脚 本 櫻井武晴・脚本協力 真野勝成・音楽プロデュース 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・バレエ監修・バレエ協力 K-BALLET COMPANY・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳・アソシエイトプロデューサー 高成麻畝子・演 出 土井裕泰・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・石原さとみ・音月 桂・木南晴夏・宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)・益子 倭 (Kバレエカンパニー)・竹財輝之助・加藤虎ノ助・内田朝陽・仲間由紀恵・トリンドル玲奈・映美くらら・松尾貴史・名高達男・平岳大・堀内敬子・草村礼子・柄本 明・山崎 努※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-2117・製作年度 2014年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2014年 1月 2日放送・リリース 2014.05.28・収 録 本編 127分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----TVシリーズ『新参者』の正月特番2作品目。これまでと違い、何だかヘンテコなデザインになっている。真ん中に阿部寛さんを配置するのは仕方ないとして、その下にはNYの街、そして、なぜか柄本明さんと山崎努さん。(巨大なゴジラかっ)ウラ面は、菱形にカットされた画像が並んでいる。これって、旅館とんに於いてある木製のパズルみたいだ。(苦笑) ムダに余白も出来ているし、うーん、このジャケットって失敗じゃない?【感 想】「自分勝手な人たち」オペラほどではないにしても、バレエの舞台装置も美しい。ダンサーが安全に踊る空間を維持しつつ華美にすぎず、物語世界を再現する。美しく神秘的で、造形や照明、装置の動きや移動等、その演出意図を読み解くことは刺激的だ。けれど、本作品では、少しだけ映る程度。まぁ、当然なんだけど、ガッカリした。ワガママなダンサーのお話しはつまらなかったし、原作が東野圭吾さんのミステリー小説なので、明かされる真相はアクロバティック。「そんなバカな」と思うこと頻り。説得力は、皆無だった。――高柳バレエ団の事務所で男の遺体が見つかる。近くにはダンサーの斎藤葉瑠子が気を失って倒れていた。警察は、襲われた彼女が正当防衛で殴り殺したものと見ていた。しかし、所轄の刑事の太田は、バレエ団のダンサーたちが何かを隠していると直感する。本庁から派遣された捜査一課の加賀もまた、「正当防衛ではない」と疑っていた。やがて、殺人の線が濃厚となり、石神井北警察署に捜査本部が設置される。死んだ男が画家の卵で、NYに旅立つ直前だったことから、同じNYで研修していたトップダンサーの高柳亜希子とライバルの森井靖子が捜査線上に浮かび上がる。バレエ団の絶対君主たる演出家も怪しい。特殊なバレエの世界が、太田と加賀の捜査で解き明かされて行く。しかし、『眠れる森の美女』の公演初日、開幕直前に第2の殺人事件が起きてしまう。……というお話し。肉体を極限まで研ぎ澄ますバレエ・ダンサーの世界は、これまでにも多くの作品で描かれて来た。それらに較べると、だいぶ甘い。浅岡美緒役を演じた石原さとみさんは、いい女優さんだし、最後のカットは見応えがあった。演技は文句のつくようがないが、逆立ちしてもダンサーには見えない。立ち姿からしてムリだ。ちなみに前述の[ストーリー]に名前の出て来ないキャラクタを彼女が演じていることからして、その役回りが分かってしまう。それ以上の役割りを与えるべきだったな。加賀と恋愛させるとか。(笑) 脚本が浅い。その点、プリマの高柳亜希子役を演じた音月桂さんの肉体は、まずまずと言ったところ。鍛えられていた。それでもジャンルの違いは明らかだったが……。本作品は、特殊な世界が舞台だから、端からTVドラマとして製作するのはムリだったのだ。企画の失敗だと思う。でも、ミステリーとしては無理矢理な真相なので、映画だとコメディになってしまうかも知れない。(苦笑)美緒に訪れた不幸は、想像するだけで足がすくむほど怖い。けれど、そこから始まるドタバタが、全てを台無しにしている。例えば、彼女の代わりに捕まった葉瑠子は、見つかるまで気絶のフリをしていたワケ?恋を諦め、間違いとはいえ恋人をナイフで刺した亜希子は、日本に逃げ帰り、ダンサーとして成功する。そんな女を忘れられず、いつまでもグズグズして病死する男って何だよって思う。また、そういう男を「先輩」と慕う男が、亜希子をNYに連れて行こうとして殺される。喚くばかりで話しにならない場面にはガッカリした。学生演劇並みの稚拙な脚本と演出と演技だ。そう言えば、加賀がNYで捜査する場面では、道端で刑事にヒアリングしていた。日本の警察は、こんなに軽くみられているのか? 正規の書類で確認することも許されないのか? 差別もいいところだ。いろいろ取り除いて見えて来るのは、自分勝手なダンサーたちの姿だった。結局、犯人がどう裁かれたのか判然としない。(溜息)事件後、石神井北警察署の廊下で、亜希子は普通に加賀と会話しているが、何のお咎めナシなんて信じられない。罪と罰をキチンと描かずに、お涙頂戴のエピソードだけをクローズアップするのは、ひどく公平さを欠いているようで気持ち悪い。もしかしたら、あれだけ自分勝手な人たちだったから、死んだ森井靖子に罪を着せたかなぁ。(笑)亜希子「いいよね、靖子ちゃん、死んじゃったし。梶田先生を殺したの、靖子ちゃんだし」美緒「そんな……」葉瑠子「美緒ちゃんは、アメリカで手術を受けるの。美緒ちゃんの耳は必ず治るわ」美緒「でも……」葉瑠子「そうすれば、また踊れるの。お願い、そうして」美緒「はぁ」亜希子「そうね。今から私たちは魔法にかかるの。美緒ちゃんの手術が成功して舞台に戻って来るまで、嘘をつきとおすの」美緒「そんなお金ありません」亜希子「スタジオを抵当に入れて、銀行からお金を借りるから大丈夫」美緒「バレます。加賀さん、捜査オタクだって言ってました」亜希子「平気よ。売れない画家二人は私が殺したようなもの。私は、男をダメにする女なんだから。あの刑事だって破滅させられるわ。今夜、誘惑しちゃう。任せて」――なぁんてね。(笑)なので、オススメ致しません!【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』『1965 新参者4』『1966 新参者5』『1967 赤い指』
2020.08.23
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1967 赤い指※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「赤い指」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 櫻井武晴 牧野圭祐・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・演 出 土井裕泰・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・溝端淳平・杉本哲太・西田尚美・富田靖子・松重 豊・佐々木すみ江・田中麗奈・山崎 努※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-1084・製作年度 2011年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2011年 1月 3日放送・リリース 2011.03.30・収 録 本編 123分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----TVシリーズ『新参者』の正月特番なので、ジャケットは、ほぼ同じ印象に仕上がっている。タイトルが『赤い指』なので、随所に赤色が使われているところは、ご愛嬌。ディスクも赤だしね。(笑)阿部寛さん、黒木メイサさん、溝端淳平さんの背景に、薄っすらと建売住宅の画像が使われている。同じ様式の住宅が並んでいるところに、デザインした方の意図が読み取れる。「どの家庭に起きてもおかしくない事件」だと言いたいのだろう。ウラ面も、まずまずの出来映え。カッチリしている。個人的な嗜好から言わせて貰うと、こういうジャケットは好きだ。(笑)【感 想】「正月には観たくないドラマ」ドラマ『新参者』の好調を受けて作られた特別番組。加賀恭一郎シリーズの 2作品目になる。正月(2011年)に放送されたと聞いて、「こんな心のない作品を、おめでたいお正月に流すなんて……」と愕然としてしまった。優れた作品でもなし、正直なところ、私には腹立たしくて仕方なかった。(怒)幼女殺害事件を隠蔽しようとする家族のお話しである。現代のキーワード“引きこもり”や“痴呆症”“家庭内介護”を用いている。けれど、まるで出来の悪い噺家がひねり出した三題噺のように、事件の真相はかなり無理矢理だ。アクロバットと言っていい。最後は“お涙頂戴”でまとめてヒューマニズムを気取っているが、誤魔化されてはいけない。解き明かされた真相は、説得力が皆無である。ドンデン返しをしたいがために辻褄を合わせたようにしか見えなかった。事件は、郊外の一軒家で起きる。留守中に見つかった幼女の絞殺遺体を巡り、一家の主は犯罪の隠蔽を画策する。犯人は明らかなので、本作品の主軸は、誰に罪を着せるかにある。夫婦が下した結論は、幼稚としか思えないものだった。一応、ミステリーなので詳しくは記さないが、この幼稚さは、社会病質者と同等だ。子供は11歳くらいまで善悪の区別が曖昧だ。少しづつ倫理観が形成されて大人になって行く。そういう意味では、この夫婦の倫理観は、10歳以下だ。尤も、こういう夫婦だからこそ、倫理観の欠如した子供が育ってしまったのかも知れない。この家庭の有り様は、すべてママゴトのようで、あっけに取られる。コメディではない、杉本哲太さんと西田尚美さんがマジメに演じている。「でも、それって違うんじゃない?」と思うことしきり。欠陥のある夫婦だ、ストレートに描くと誤解を招くおそれがある。案の定、キャッチコピーは“最愛の人が殺人を犯したら!? 加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは”だ。大間違いでしょ。原作は読んでいないので大きなことは言えないが、加害者に対してドラマと同じようなアプローチをするならば、とんだ愚作である。この一家の倫理観に欠けた姿を“狂気”として描いてくれていたなら納得できる。テーマは親子の愛ではない。現代の家庭が内包する反社会的な狂気だ。『新参者』から遡ること 2年前という設定。お馴染みの登場人物を同じキャストが演じている。加賀刑事の父親との軋轢なども描かれて、ドラマとしては冗漫な出来映えだった。いくら正月の特別番組とはいえ、 2時間オーバーは長すぎでしょ。加賀刑事の父親役に山崎努さん、看護士役に田中麗奈さんが登場している。本作品に本当のことがあるとすれば、母親が息子が子供の頃に作った名札を大事に持っていた、ということだけである。後はニセモノだ。あと味の悪い作品だった。現代社会の問題を興味本位で扱ったようで腹が立つ。オススメ致しません!(溜息)こういうレビューを書くと自分が悪人になったような気がして、イヤだなぁ。A-_-;【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』『1965 新参者4』『1966 新参者5』
2020.08.22
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1966 新参者5※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「新参者」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 牧野圭祐 真野勝成・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・協 力 人形町商店街協同組合 甘酒横丁商店会・演 出 山室大輔 平野俊一 韓哲 石井康晴・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳 中井芳彦・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・向井 理・溝端淳平・木村祐一・泉谷しげる・笹野高史・原田美枝子・三浦友和■.第九章「刑事の息子」・速水もこみち■.最終章「人形町の刑事」----※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-0891・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送・リリース 2010.10.06・収 録 本編 106分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----映像特典がない代わりに、字幕の設定が出来るようになっている。聴覚障害者にも作品を楽しんで貰うための工夫だろう。こういうのは、もっと普及して欲しいし、出来れば義務化すべきだと思う。それに、これがなかなか良いい。昨今の役者さんは滑舌が悪いので、私も補助的に使ったりしている。(苦笑)【感 想】「日本のドラマに鮮やかなエンディングは望めないのか?」海外ドラマが好きだ。『CSI:科学捜査班』シリーズは勿論のこと、『BONES/骨は語る』や『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』など、犯罪サスペンスはアメリカ製の方が私の好みには合っている。『NCIS』シリーズの完走にも、いつかはトライしてみたいものである。(笑)日本も、刑事ドラマ『太陽にほえろ!』や『大都会』の呪縛を解かれ、ようやく独自の視点で描く作品が定着して来たようだ。80年代にスタートした“火曜サスペンス劇場”が土壌を作ったと思う。あのコンテンツがなければ、数多の2時間ドラマが生まれることはなかっただろう。■.第 9章「民芸品店の客」清瀬と秘書の関係が実は親子だったことが分かる。三井峰子殺害事件の疑いは晴れたかのように思われたが、新たな証言から再び清瀬に捜査の目が向けられる。清瀬が経営する清掃会社の顧問税理士の息子が、三井峰子が殺害された時刻に電話を入れたが「誰も出なかった」と言うのだ。清瀬は、倉庫で掃除をしていたと証言するが、それを証明する人物はいなかった。……というお話し。第 7話からこっちは連続ドラマのスタイルになっている。そのため、作りに締まりがなくなり凡庸な出来映えである。言ってみれば、短編の面白さがなくなってしまった、ということである。論理の妙味も味わえない。単なる刑事ドラマなら、観る価値はない。(苦笑)■.最終章「人形町の刑事」顧問税理士の息子の克哉が、清瀬からお金を受け取っていたことが分かる。捜査本部は、清瀬と共犯ではないかと疑い、調べを進めて行くと、三井峰子殺害当日、息子のオモチャを買いに行っていたという証言も嘘だったことが判る。清掃会社の社長夫婦と家族ぐるみの付き合いをしていた顧問税理士の一家。嘘の証言が、ひとつ一つ暴かれて行く。……というお話し。最終話だが、結局、日本橋という街を活かすことが出来なかった恨みが残った。犯人が判った後、「何だよ、コレじゃ余韻もへったくれもないな」と思った。新参者が日本橋に現れたことで必然的に起きた殺人事件ではなかった。これなら日本橋でなくても、松戸でも川越でも小田原でもいいようなものである。心に響く物語でなかったがために、本作品はムリヤリ後日談を加えて余韻を作りだそうとしている。清瀬が三井峰子の部屋を清掃する場面や、たい焼き屋の場面は、明らかに蛇足だろう。『水戸黄門』に代表されるようなエンディングは、悪しき習慣だと思う。(TBSだから?) 精緻に作り込まれた物語と鮮やかなエンディングを期待していたが、残念な結果に終わってしまった。ちょっとだけオススメ!――ということにしておきましょう。(泣)【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』『1965 新参者4』
2020.08.21
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1965 新参者4※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「新参者」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 牧野圭祐 真野勝成・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・協 力 人形町商店街協同組合 甘酒横丁商店会・演 出 山室大輔 平野俊一 韓哲 石井康晴・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳 中井芳彦・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・向井 理・溝端淳平・木村祐一・泉谷しげる・笹野高史・原田美枝子・三浦友和■.第七章「刑事の息子」・マイコ■.第八章「清掃会社の社長」----※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-0890・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送・リリース 2010.10.06・収 録 本編 93分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----白地にタイトルが記されただけのシンプルなデザイン。レタリングされたタイトルは、本シリーズのアイデンティティになっている。このシリーズ、わりと細部に凝っていて好ましい。【感 想】「倫理観と親近感」いつの頃からだろうか、警察に親しみがわかなくなった。(笑) 誤解のないように始めに断っておくが、警察官ひとり一人は、今も昔も変わらない。交番や交差点に立つ方々は、茹だるような真夏の午後でも凍えるような真冬の暮れ方でも、市区町村民の安全のために立ち続けている。残念なことは、公務員が民間企業との交流を制限されてから、警察との付き合いがトンとなくなってしまったことである。年に何回か労をねぎらったり労われたりしていた頃は、互いにの仕事を尊重していた。けれど、昨今は、どうも機械的な感じがしてよろしくない。交通事故撲滅のため、振り込め詐欺撲滅のために日夜努力されている姿には感銘を受けるが、怒ったり笑ったり泣いたりする人間としての姿を見せて欲しいと思うのだ。■.第 7章「刑事の息子」被害者の三井峰子が離婚の際の財産分与に不満を持っていた、という情報が飛び込んで来る。証言したのは、翻訳家の友人だった。然も、峰子の夫だった清瀬は、自分の会社の秘書と浮気をしているらしいとの専らの噂だ。捜査本部も、浮気がバレるのを恐れて峰子を殺害した、と推測する。しかし、その証拠はなかった。その頃、加賀刑事は、清掃会社を営む清瀬の性格を知るため、息子のもとを訪ねていた。「仕事ばかりの親父に浮気なんてあり得ない」と息子は証言するが、浮気をほのめかす噂と同じように、何の確証もなかった。……というお話し。この辺りに来ると、物語も佳境に入り、やや1話完結のスタイルが崩れ始める。三井峰子殺害事件の核心に迫る必要があるから仕方ないことではあるが、個人的には連続ドラマのような作り方は好きじゃない。上杉刑事が陸橋に花を供える場面から本話は始まる。事故で亡くなった息子に手向けたものだ。加賀刑事は、上杉から真相を聞かされる。このエピソードが、三井峰子殺害事件解決に一役買うことになる。■.第 8章「清掃会社の社長」清瀬が重要参考人として出頭させられる。秘書との浮気がバレて元妻を殺害したと捜査本部は睨んでいた。清瀬のアリバイも秘書のアリバイも、いまひとつ曖昧だった。結局、清瀬を泳がせ、尻尾を出すのを待つことになる。けれど、加賀刑事は、捜査本部の方針をよそに、清瀬に直接接触する。……というお話し。第 7話と第 8話は、何だか混沌としていて歯切れが悪い。簡単に言うと、何ら進展がないのだ。三井峰子殺害事件の真相に迫る必要もあるし、各話に盛り込まれているエピソードも完結させなければならない。シリーズの構成上、伏線をちりばめることも、ままならない。連作短編の映像化作品として、一番難しいところをクリア出来ていないような気がした。やはり人間だから、親しくなると緩みが生じる。それは、付き合いを円滑にするための潤滑剤でもあるのだが、必ずしも良い方に向かうとは限らない。時に馴れ合いや癒着を生み出したりする。そういう意味では、一線をひくことは大切だ。本作品で、上杉刑事が息子の違反をもみ消したことを後悔して警察を辞めようとする。けれど、息子の本当の姿を知って、「すべてを公表した上で職務を全うする」道を選ぶ。非常に難しくてデリケートな問題だが、物語の中で刑事が示した意思は、個人的に納得できるものだった。上杉刑事が上司に頭を下げるカットは、『新参者』というお話しの中で、最も真実に近づいた瞬間だったと思う。毎年2回、交通安全運動が行われる。警察をはじめ町内会や関係団体が総力をあげて取り組む全国規模の作戦だ。その最前線に立つ警察官のご苦労に少しでも寄与できるように交通法規を守りたいものである。そうすれば、倫理観を共有しながら親近感を抱くことが出来るかも知れない。ちょっとだけオススメ!【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』『1964 新参者3』
2020.08.20
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1964 新参者3※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「新参者」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 牧野圭祐 真野勝成・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・協 力 人形町商店街協同組合 甘酒横丁商店会・演 出 山室大輔 平野俊一 韓哲 石井康晴・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳 中井芳彦・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・向井 理・溝端淳平・木村祐一・泉谷しげる・笹野高史・原田美枝子・三浦友和■.第五章「洋菓子屋の店員」・綾戸智恵・紺野まひる■.第六章「翻訳家の友」・草刈民代・谷原章介※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-0889・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送・リリース 2010.10.06・収 録 本編 93分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----ジャケットのウラ面は、各話の[ストーリー]を中心に構成されている。然も、かなり細かい文字で[ストーリー]が詳細に記載されている。使われている画像の選択も、なかなかだ。作り手の情熱がうかがえる良いジャケットだ。【感 想】「今日も売り切れ!」たい焼き屋の列に並んでいる加賀刑事に「今日も売り切れ!」と言う店員さんが、カワイイ。沢木ルカという女優さんとのこと。まだ16歳。男の子のような容姿だが、歴とした女の子。少ないセリフを歯切れ良く発声していた。彼女の出番は、本作品では、いいアクセントになっていた。■.第 5章「洋菓子店の店員」パソコンのメールの履歴から、被害者の三井峰子は足繁く通っていた店があることが判った。加賀刑事は、メールを宛てた友人から情報を引き出す。彼女は、峰子の息子と恋人らしい女性を町で見掛け、ある店に入ったことを峰子に教えていた。その店は、小伝馬町の洋菓子店だった。……というお話し。実は、峰子は店を間違っていて、洋菓子店の店員が妊娠していたことから“息子の恋人に赤ちゃんが出来た”と勘違いしてしまう。(笑) だから、なおのこと、頻繁に店を訪れていたのだ。然も、安産の御守りを渡したりしている。うーん、これがコントだったら、笑うポイントなんだけどね。理解出来なかったのは、加賀刑事が関係者の前で謎解きをする場面である。「その御守りは、君のために買ったんだ」と息子の恋人に向かって加賀刑事は言う。勿論、そこには洋菓子店の店員もいて、彼女にしてみれば「実は君のためじゃなかったんだよねぇー、ザンネンでした」と言われているようなもんだよね。(苦笑) たとえ、どうして親しそうに微笑みかけて来るのか、なぜプレゼントされたのか、プレゼントにどんな意味があるのか解らなかったとしても、「間違ってた。あんたのためじゃないんだ」と言われたら、いい気はしない。ましてや、本人からではない。見ず知らずの第三者だ。配慮の足りない発言は、とても腕利きの刑事の発言とは思えなかった。■.第 6章「翻訳家の友」三井峰子の遺体を発見した翻訳家の友人は、この日、会う約束を土壇場で変更していた。だから、「もし、最初の約束通りに会っていたら峰子は殺されなかったかも知れない」と気に病んでいた。その約束を変更させたのは、彼女の恋人の一本の電話だった。……というお話し。こちらもまた、登場人物の言動に納得できない一編だった。なぜ、翻訳家の友人は、時間をズラした恋人にアタったりしないのだろう? 恋人の映像作家も、彼女から友人の遺体を発見した事実を聞いて、その心情を思いはかったりしないのだろうか? 2人で事件について話しをしないなんて、信じられない。それでよく結婚をしようなんて考えられるな、と呆れてしまった。然も、加賀刑事に時間をズラした理由を聞かされて、彼女は婚約指輪を嵌めたりする。バカじゃないの? ――と思ったのは、私だけではあるまい。もともとワンアイデアを広げて来た作品なだけに、話数を重ねてムリが出て来たのかも知れない。(笑)ボーイッシュな女の子と言えば、『少女たちの羅針盤』に出演していた森田彩華さんも、中性的なキャラクタを演じていた。また、『1999年の夏休み』で、宮島依里さんと水原里絵さん(現在、深津絵里さん)と中野みゆきさんと大寶智子さんが、少年役を演じていたのが印象深い。萩尾望都さんの名作『トーマの心臓』を下敷きにした作品なので、透明感をどう表現するかがカギだった。日本人にはムリだろうと思っていた。けれど、少年役を女の子 4人に演じさせることで、金子修介監督は難題をクリアさせていた。高間賢治さんのカメラによるところも大きいが、やはりこのキャスティングだろう。然も、台詞はアフレコ。イメージがあわなかったのだそうだ。そうして仕上げられた作品は、私の中では大好きな作品の一本となっている。(ちなみに、宮島さんは、今は声優さんとして活躍されている。『CSI:マイアミ』のカリー役が馴染み深い)さて、本作品の沢木ルカさん。ルックスだけでなく、元気な少年のような話し方をする。なかなか得難いイメージだった。いい作品に出会って貰いたいものである。今日も売り切れ!(笑)【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』『1963 新参者2』
2020.08.19
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1963 新参者2※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「新参者」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 牧野圭祐 真野勝成・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・協 力 人形町商店街協同組合 甘酒横丁商店会・演 出 山室大輔 平野俊一 韓哲 石井康晴・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳 中井芳彦・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・向井 理・溝端淳平・木村祐一・泉谷しげる・笹野高史・原田美枝子・三浦友和■.第三章「瀬戸物の嫁」・柴本 幸・倍賞美津子・大倉孝二■.第四章「時計屋の犬」・原田芳雄・恵 俊彰※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-0888・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送・リリース 2010.10.06・収 録 本編 93分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----ジャケットのオモテ面は、主人公の加賀恭一郎(阿部寛)を中心に主要な登場人物が周りを固めている。シンプルで汎用性が高いデザインだと思う。余白がたっぷりあって、ポスターや中吊りに転用できそうだ。【感 想】「たったひとつの殺人事件と10のウソと誤解」よくよく考えれば、ヘンなドラマだ。三井峰子の殺害事件は起きるが、毎回、主人公が取り組むのは、家庭問題だ。(笑) 勿論、捜査の過程で浮上した証拠や証言の裏取りだったりするのだが、ミステリーなんだからもう少し賢く事件の真相に迫ろうよ、なんて思わないでもない。お行儀よく順番に証拠が上がって来るのだから、のんびりしたものである。けれど、実際の捜査は、こんなものかも知れない。電話の通話記録ひとつを取ってみても、各方面の許可を取らなければ正式に開示はされないだろうし、開示されたとしても解析をするのに、またひと苦労だ。法によって個人情報はますますがっちりガードされ、手続きは煩雑になるばかり。担当される警察の方々の御苦労がしのばれる。■.第 3章「瀬戸物屋の嫁」殺された三井峰子の携帯メールの履歴から、彼女が瀬戸物屋の嫁の麻紀と連絡を取り合っていたことが分かる。メールの内容は、現場に残されていたキッチンばさみのことらしい。しかし、事情を聴きに来た加賀刑事に対して、麻紀は何も知らないと答える。明らかに何かを隠している風情だ。加賀は、姑との仲が悪い彼女の行動を追い始める。……というお話し。姑役の倍賞美津子さんがいい。この方、女性の色気と可愛いらしさと老いをバランスよく体現していると思う。厚化粧でヘンに若作りせず、さりとて女性としての艶っぽさは失わず、子供も孫もいる年配者の稚気も残している。歳を取るなら、こういう歳の取り方をしたいものである。(どうも私は上手に歳を取れない)キティラー(死語だな)の嫁役に柴本幸さん。二世俳優。随分前に舞台で観たが、ドラマや映画よりも舞台の方が映える方だと思う。■.第 4章「時計屋の犬」殺害される当日、三井峰子が書いたメールに、小舟町の時計屋が出て来たことから、加賀刑事は時計屋の主人から事情を聴く。主人は愛犬と散歩をしている途中で被害者と会ったことがあると証言する。しかし、会ったとされる水天宮では目撃証言は得られなかった。何かを隠している。そう感じた加賀は、犬の散歩に同行して新たな発見をする。……というお話し。時計好きとしては、面白い一編だった。(笑) 時計は 200以上のパーツで構成されている。人間の骨とほぼ同じ。それが、あの小さな筐体の中で役割りを果たす。ネジ1本なくても正しく動かない。動力と制御が均衡した小さな世界は、私たち庶民が手に入れることの出来る唯一、正真正銘の芸術品だと思う。時計屋の主人公で原田芳雄さんが好演。好きだなぁ、この方。老いてますますカッコよくなっている。地道な裏づけ作業の過程で、加賀刑事は家庭の事情に踏み込んで行く。嫌なヤツだなぁ。(笑) まぁ、それくらいじゃないとドラマが面白くないのは確かだ。コロンボも古畑任三郎も、相当に嫌なヤツだもんね。各話で提示される謎は、ウソや誤解が原因であったりするのだが、そこから被害者である三井峰子のプライベートが浮かび上がって行く。面白い構成だと思う。ワンアイデアを作品に仕上げて行く腕は、原作者の東野圭吾さんならではだと思う。これに対して、映像作品としてのオリジナリティは、どれくらい実現できているのか、疑問が残る。タイトルロゴや音楽に、その意気込みを見いだすことが出来るが、全話を通した構成や演出は従来のドラマの枠をうち破るには至っていない。製作の早い段階から手応えは感じられただろうに、大きく跳躍出来なかったことは、残念に思う。たぶん、本作品の最大のウソは、既成の枠を超えられなかったことである。ちょっとだけオススメ!【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』【 『新参者』シリーズ 】『1962 新参者1』
2020.08.18
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1962 新参者1※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 「新参者」東野圭吾(講談社刊)・脚 本 牧野圭祐 真野勝成・音 楽 菅野祐悟・音楽プロデューサー 志田博英・主 題 歌 「街物語(まちものがたり)山下達郎 (ワーナーミュージック・ジャパン)・協 力 人形町商店街協同組合 甘酒横丁商店会・演 出 山室大輔 平野俊一 韓哲 石井康晴・企 画 那須田淳・プロデューサー 伊與田英徳 中井芳彦・製作著作 TBS【キャスト】・阿部 寛・黒木メイサ・向井 理・溝端淳平・木村祐一・泉谷しげる・笹野高史・原田美枝子・三浦友和■.第一章「煎餅屋の娘」・香川照之・市原悦子・小林 隆・杏■.第二章「料亭の小僧」・石黒英雄・寺島 進・夏川結衣※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-0887・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 TBS系列にて2010年 4月から 6月まで放送・リリース 2010.10.06・収 録 本編 111分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 1.日本語 (2.0ch ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----TVシリーズ『新参者』のDVD、全 5巻。各ディスクに 2話ずつ収録されている。映像特典などは一切なく、レンタル版とはいえ、少々さみしい。もう少し何か工夫が欲しかった。(盛り上がりに欠けるのは、TBSだから?)【感 想】「ミステリー仕立てのお茶の間ドラマ」原作は、友人が東野圭吾さんのミステリー小説にハマっていた時期に勧められて読んだ。正直、内容は覚えていない。面白かったような気もするし、そうでなかったような印象も脳裡に残っている。口当たりが良いので、作者の意図するところを汲み取れぬまま読み終えてしまうこともしばしば。通勤途上に本を読むと、だいたいそんなもんだな。(笑) だから、面白そうな本は、出来るだけ家で読むようにしている。なかなかその時間がとれないのが悩みだが……。■.第 1章「煎餅屋の娘」日本橋人形町のとあるマンションの一室で、独り暮らしの女性、三井峰子が殺された。捜査に当たることになったのは警察署の面々。その中には赴任して来たばかりの加賀恭一郎がいた。新参者の彼は、町に来たばかりの女性の殺人事件を解き明かして行く。現場には、生命保険会社の営業マンである田倉の名刺が落ちていた。然も、田倉の犯行時刻のアリバイは曖昧だった。加賀は、田倉の行動を追って煎餅屋を聞き込みに訪れる。……というお話し。煎餅屋のおばあさんに市原悦子さん。田倉を香川照之さんが演じる。展開にムリがあるものの下町の雰囲気とそこで暮らす人々のきっぷが描かれていて、存外、脚本も演出も優れているなぁと思った。■.第 2章「料亭の小僧」被害者の部屋にあった人形焼きの容器から店員でも被害者でもない第三者の指紋が見つかる。店員の証言で、人形焼きは料亭の小僧が買ったと判明する。しかし、彼は、自分で全部食べたと証言。指紋も一致しなかった。しかし、店の主人が密かに通っているマンションは、被害者三井峰子が殺されたマンションだった。……というお話し。夏川結衣さんが女主人を好演。艶っぽくなられたなぁ。こういう方に三つ指つかれて「いらっしゃいませ」なんて迎えられたら、頻繁に通ってしまうな。“餡なし”の人形焼きなんて、旨いんだろうか? 男のバカさ加減をついた一編だった。一話ごとに謎解きがあって40分で解決する。けれど、それが三井峰子殺人事件の真相に近づく一助になっているかと言うと、それはシーズン後半まで待たなければならない。いまのところは主人公の加賀恭一郎という人物像を模索している感じだ。正直、ホームドラマのミステリー仕立てだから、海外のクライム・サスペンスを見慣れた人には、つまらない。科学捜査があるわけでなし、派手な銃撃戦もカーチェイスもない。強烈な個性を持った登場人物がエゴをむき出しにしてぶつかり合うこともない。食事をしながら、或いはオコタでミカンを食べながら、家族でゆるゆる観る作品である。是非はともかく、日本のドラマの基調は、きっとこういうやつなんだろうなぁと思った。ちょっとだけオススメ!【 東野圭吾原作作品 】『0783 手紙 [ブルーレイ]』『0313 容疑者Xの献身』『0301 真夏の方程式』
2020.08.17
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1961 華麗なる相続人※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 テレンス・ヤング・製 作 デビッド・V.ピッカー シドニー・ベッカーマン・脚 色 レアード・コーニッグ・原 作 シドニー・シェルダン・撮影監督 フレディ・ヤング・音 楽 エンニオ・モリコーネ【キャスト】・エリザベス・ロフ…オードリー・ヘプバーン・リース・ウィリアムズ………ベン・ギャザラ・アレック………………ジェームズ・メイソン・エレーヌ………………ロミー・シュナイダー・イーボ………………………オマー・シャリフ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PDSV 100337・製作年度 1979年・製 作 国 アメリカ・原 題 SIDNEY SHELDON'S BLOODLINE・発 売 元 パラマウント ジャパン株式会社・販 売 元 ----・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 高瀬鎮夫・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 1980年 1月・リリース 2008.・収 録 本編 117分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.オリジナル (英語) ドルビーデジタル モノラル・字 幕 1.英語字幕 2.日本語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :一族の秘密が死を招く。酷いジャケットだなぁ。(溜息)どうして劇場公開時のポスターを使わなかったのだろう。確かに、本作品のテイストからは若干外れるような気もするが、悪くないと思うぞ。ウラ面は、メジャー作品らしくシンプルなデザイン。個人的には物足りないと思っているが、これがスタジオの矜持なのだろう。【感 想】「1980年」本作品が日本で公開された1980年は、映画ファンにとっては当たり年の1年だった。本作品が 1月に公開されると、『地獄の黙示録』が 2月、 3月には『悪魔の棲む家』、 4月は黒澤明監督の『影武者』が公開され、翌月は『サンゲリア』、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』が 6月。そして、 7月にはロバート・ワイズ監督の『スター・トレック』、 8月は『13日の金曜日』である。 9月は『未知との遭遇《特別編》』、10月は第1回ラジー賞の主要3部門にノミネートされたSF『スペース・サタン』。11月は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ルードヴィヒ/神々の黄昏』、12月はスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』が目玉だった。他にも、スティーブ・マックィーンが賞金稼ぎを演じた西部劇『トム・ホーン』が公開され、同年11月 7日に逝去されると12月には遺作『ハンター』が封切られた。ファンとしては忘れ得ぬ年である。第52回アカデミー賞作品賞を受賞した『クレイマー、クレイマー』、TVMながら名作の誉れ高い『失われた航海』や同じタイタニック号を扱った『レイズ・ザ・タイタニック』は年末年始の話題作だった。ほとんど毎週末、封切館で新作を観た後、二番館あたりで旧作3本立てを観る日々を送っていた。(まだまだ紹介し足りないなぁ)そうした作品群の中で、本作品は明らかに時代遅れだった。60年代後半から70年代初頭の雰囲気だ。映像のトーンや演出、編集、音楽の入れ方に懐かしいものを感じる。ヒッチコックを思わせるテイストは、個人的には好きだが、あまり一般ウケはしなかっただろうなぁ。とはいえ、いわゆる今で言うところのセレブの世界が舞台なので、映像面の満足度が高い。車やワードローブ、家屋や室内装飾、持ち道具に至るまで、オシャレな一流品が揃っている。それらを見ているだけでも癒やされる。ホンモノ志向は、50~60年代にヒットを飛ばして来たテレンス・ヤング監督ならではと言う気がするな。(フィアットの車がカワイイなぁ)――大手製薬会社の社長サム・ロフが登山中に滑落死する。娘のエリザベスが後を継ぐが、難題が山積みだった。財閥は一族経営だったが、明らかに血の絆は揺らいでいた。経済的に困窮する者、不倫で二人の女から責められる者、本性が見えない者など、彼らは一様に株式を売却して目先の利益を得ようとしていた。確かに、会社は銀行から莫大な借金をしていた。然も、返済を迫られている。サムは、4つの事業部門に巨額の投資をしたらしい。そして、一族の中に裏切り者がいることを察知して調査をしていた。滑落も殺人の可能があった。エリザベスは、父の教えを守って株式売却を拒否する。けれどそのことが新たな惨劇を招くことになる。……というお話し。原作は、一時期ブームを巻き起こしたシドニー・シェルダンのミステリー小説。正直、面白いかどうかは不明。(苦笑)本作品は、一族の愛憎劇を中心に、当時のトレンドを織り込んでいる。どこまで原作に忠実なのかは分からないが、アクセントになっていることは確かだ。『007/ゴールドフィンガー(64)』のゲルト・フレーベ演じる刑事が、コンピュータを使って犯人像を割り出そうとする場面が面白かった。パソコンはウィンドウズ以前で、BASICの時代だ。私たちの生活にコンピュータが入り始めて、新たな時代の幕開けを予感させる時期だった。懐かしい。あの頃のことを思い出してしまった。(笑)それに、スラッシャ映画のブームが始まった頃で、本作品の猟奇殺人のシーンに、それが反映されている。ジバンシーを身に纏ったオードリー・ヘプバーンが、ヒロインのエリザベスを演じている。年齢的に無理があるキャスティングだと思うが、ロミー・シュナイダーやイレーネ・バパスに負けない女優さん選ぼうとすると、選択肢は少ないだろうな。正直、さほど良い作品ではないけれど、クラシックな雰囲気の映像と、エンニオ・モリコーネのゴージャスなスコア、サスペンスフルな劇伴は、映画が映画らしかった時代を思い起こさせてくれる。クラシックな映画がお好きな方にオススメ!『1630 ローマの休日 [製作50周年記念デジタル・ニューマスター版]』『1664 ティファニーで朝食を [アニバーサリー・エディション]』
2020.08.16
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1960 パラノーマル・アクティビティ/第2章:TOKYO NIGHT<※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本 長江俊和 『エンマ』(06) 『阿波DANCE』(07) 『放送禁止 劇場版~密着68日 復讐執行人』(08)・エグゼクティブ・プロデューサー 花田康隆・プロデューサー 中山賢一 加瀬岳史【キャスト】・中村 蒼「恋空」(07)「ひゃくはち」(08)「大奥」(10)・青山倫子「逃亡者おりん」(TV06~07) 「ネコナデ」(08) 「サラリーマン金太郎」シリーズ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 10DRT-30262・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 株式会社プレシディオ・販 売 元 株式会社ハピネット・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2010年11月20日・リリース ----・収 録 本編 90分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・音 声 1.日本語ドルビーデジタル 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用、中古販売禁止・映像特典 予告編集※ディスク【ジャケット】・オモテ面:世界中で数々の記録を塗り替えた超話題作、 続編の舞台は東京! 第2章は寝室2部屋、恐怖2倍。・ウラ面 :第2章は寝室2部屋、恐怖2倍。 “社会現象”と化した“超常現象”、 恐怖の聖地〈日本〉で活動再開。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズと同じレイアウトになっている。まぁ、シリーズの中の1本だから当然か。(汗)でも、明らかに鬼子だよなぁ。その出自から、ホラー映画というより、○Vみたいな作品になってしまった。(笑) 考えてみれば、○Vって、POVが多いもんね。ジャケットとしては、文字が多く、イマイチな出来映え。恐怖映像は使われていない(本編中にもないか)ので、刺激も薄い。もっと人を惹きつける、興味を持って貰うような演出をしないとダメだよなぁ。ま、お盆だから、いっか。(笑)【感 想】「近親相○」何だか、やたら仲のいい姉と弟で、心霊ホラー映画にもかかわらず、よからぬ想像をしてしまった。(笑)姉がアメリカ旅行中に事故に遭って帰国する。両足を複雑骨折してギプス姿。「どうやってタクシーから降りよう」って困った声を上げる姉の姿に、ちょっとドキドキしてしまった。(笑)父親がお姫さま抱っこして2階の自室に運ぶ様子に、腕を鍛えなければと思った次第。(ウエイトトレーニングしないと)寝ている間に車イスが動いたと話す姉に、弟が「心霊現象かも知れない」と盛り塩をする場面も、何やら妖しげでいい。やっぱり、女性が困ったような声を上げるのって、妙にそそられるよなぁ。(苦笑)然も、この姉の部屋ってのが、ベッドの右手側の壁が鏡張りという、ラブホみたいな作りになっている。うーん、興奮するなぁ。何に使うんだろ?(使ってるトコを見たい)弟は、ちゃっかり姉の部屋にビデオカメラを設置するファインプレイを見せる。自由に動けない姉の部屋を盗撮するなんて、企画モノの○Vみたいで、ドキドキしてしまった。(○Vそのものよりも、一般映画でA○の真似事をされると妙に淫靡で、より一層そそられることが、本作品を観てよく分かった)盛り塩が散らされたことで、弟は、もう1回、カメラを設置させてくれと姉に頼む。至極当然の成り行きなのだが、その頼み方や断り方が何とも艶かしい。「ね、ね、もう1回」「1回だけって言ったでしょ」「ねぇ、もう1回だけ」「ダメ」弟は一体、ナニをもう1回したいんだろ? まんざらでもなく断る姉のスキだらけの感じが、あらぬことを想像させる。本作品で、一番の見どころは、ここだと思う。(爆)その上、ひとりでにコップが割れた後、ベッドの上で姉が「もう1回だけ、いいよ」と、おずおずと言い出す。その時の姉の目の色っぽさ。もう悶絶モノ。うーん、もう何の映画だか分からない。カメラを設置すると、変な音が録画に入っていたり、扉がひとりでに開いたりする。弟がひとりで○なことをしている音じゃないかとか、扉が開くと、弟が夜這いに現れるのではないかとか、秘かにドキドキしてしまった。(汗)やがて、弟は自分の部屋も録画し始める。うーん、姉を誘う計画だな。悲鳴を上げて弟を自室に呼んで「何かに触られた!」という辺りから、姉の意図は明白だもんね。「私に触って」と弟にアプローチしているんだよね。それでも、弟が手を出さないものだから、だんだん姉は欲求不満になって、すねて変なところで寝たりする。この辺りの姉と弟の駆け引きはまるで純文学のようだ。善良な顔で姉を焦らすところは、この弟は生粋のSだな。それに、姉の友だちが見舞いに来る場面も、なかなか隠喩に富んでいる。弟が姉の部屋にビデオカメラを仕掛けていたと知って、みんな「エっ?」って顔になる。当然だな。そのうち、姉と弟のHな雰囲気に、マジメな女の子は気持ち悪くなって帰っちゃう。わかる分かる、姉と弟の禁断の愛なんて滅多に身近で見られないもんねぇ。(笑)そんな二人の様子を心配して父親が出張先から帰宅するけど、秘密を知られた姉に殺される。(たぶん、そう)ついに弟への気持ちを抑えられなくなった姉は、ギブスの足で弟の部屋に逆夜這いをしかけるところが、クライマックス。いつの時代も、満たされない女は鬼にる。『娘道成寺』をご覧なさい。最後はお坊さんの法力で成仏させられる運命にある。たぶん、録画されていないところで、二人はHしていると思うな。その場面を入れてしまうと本物の○Vになってしまうので入れてないのだろう。でないと辻褄が合わない。(笑)心霊ホラーとしては全くオススメ出来ませんが、疑似○Vとしてオススメ!(おいおい)
2020.08.15
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1959 都市伝説:長身の怪人※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 ジェームズ・モラン 「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ・製 作 ジョセフ・ドレイク 「ドント・ブリーズ」「ハンガー・ゲーム」シリーズ ジミー・ミラー「ラザロ・エフェクト」【キャスト】・サラ…アレクサンドラ・ブレッケンリッジ(中村千絵)・オペレーター……………ダグ・ジョーンズ(山下大毅)・チャーリー………ジェイク・マクドーマン(宮本崇弘)・マイロ………………クリス・マークエット(真殿光昭)※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 ATVD-18121・製作年度 2015年・製 作 国 アメリカ・原 題 ALWAYS WATCHING: A MARBLE HORNETS STORY・発 売 アット エンタテインメント株式会社・販 売 アット エンタテインメント株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 田沼令子・吹替翻訳 岡田まゆみ・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 全国劇場公開作品・リリース ----・収 録 本編 92分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 [5.1ch] 2.日本語 [2.0ch]・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用、中古販売禁止・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:「ドント・ブリーズ」プロデューサーが放つ 戦慄ホラー! 見るな キケン! 全米を震撼させた 都市伝説 その男、ガチで要注意!・ウラ面 :全世界[7,700万回]再生! “実在”の恐怖Webシリーズの映画化! 「ドント・ブリーズ」プロデューサーが放つ 全米が震撼した戦慄ホラーが日本上陸!! レンズ越しに “それ”が見えたら、終わり。オペレーター(スレンダーマン/長身の怪人)の画像にキャッチコピーが重ねられている。シンプルなジャケットだが、ある意味、これってネタバレじゃない?(笑)ウラ面も、キャッチコピー中心。インパクト重視だな。そのため、画像の選択がイマイチ。ストーリーが伝わって来ない。……このオペレーターって、私に似ている。まぁ、目や鼻や口や耳がないけど、会社に行く時の私とそっくりだ。(ちなみに、私は髪がフサフサですので、念のため)一体、どこが「ガチで要注意」なんだろう?(笑)【感 想】「スレンダーマン」ネットを使い、人為的に作り出された都市伝説の《スレンダーマン(長身の怪人)》が登場するPOVホラー映画。POVとしては、特に目新しいところはなく、何でファウンド・フッテージのスタイルにしたのか理解に苦しむ。凡庸な出来映えの作品だった。(溜息)むしろ、その出自を考えれば、著作権登録されている《長身の怪人》が何ゆえに独り歩きし、都市伝説と化したのか、そこに斬り込んだ方が面白かったんじゃないか? フツーにPOVホラーを撮ったってつまらないじゃん。どうせ結末はどれもこれも一緒だし。(他意はありませんので、念のため) 作者のいる都市伝説という稀なケースを追った方が絶対に面白い。中田秀夫監督の『リング』を持ち出すまでもなく、ホラー映画は「原因を謎解く」ミステリーだ。でも、《長身の怪人》の場合は逆だ。作者がいるのだからむしろ拡散して行った先、末端の個人で何が起きているのか、それを辿って行くのが、正解だろう。もしかしたら人々の想念が本物の「長身の怪人」を生み出しているかも知れない。個人的には、そっちの方が興味あるな。(苦手)――地方局のTVクルーのマイロたち3人は、その日、差し押え物件の残置物を処分する会社の取材をしていた。何軒目かで訪れたウィトロック家はついさっきまで家人が生活をしていたかのようだった。家具はそのまま、灯りも点いている。子供の宿題すらやりかけのまま残されていた。明らかにナニかが起きたのだ。3人は失踪の理由を突き止めようと、大量のビデオテープを持ち帰る。しかし、そのほとんどが他愛のないホームビデオだったが、やがて一家の主人が奇妙なことを言い出す。「肉眼では見えないが、カメラに映る背の高い男にストーキングされている」と。確かに、ネクタイを締めたスーツ姿の背の高い男が、時々ビデオに映り込んでいる。然も、顔には目や鼻、口がないように見える。その男が何者なのか皆目見当もつかなかったが、どうやら一家の失踪に関わっていそうなことは確かだ。やがて、マイロたちを不可解な現象が襲い、長身の怪人が姿を現し始める。……というお話し。「え? どこ?」って探すことがテーマの作品だった。(笑) それくらい私には分からなかった。(後半になって、ようやく私にも分かるくらいハッキリ映るようになった)おそらく、登場人物には分かって、観客の自分だけが「え~、分からなかった」という焦りが次第に恐怖に変わって行くのだろう。(ウソです)正直、都市伝説って、何が怖いのか、よく分からないところがある。「私、キレイ?」とマスクを外す口裂け女ならば、耳まで口が裂けているんだから、これは怖い。「何をされたんだろう」「私もされちゃう?」とビビる。物理的な痛みが頭をよぎる。でも、スーツ姿は何が怖い? のっぺらぼうだからか? うーん、でも、のっぺらぼうって何が怖いんだろ? 「目と鼻と口を取られちゃう?」なんて怯える人は少ないだろうし、むしろ「私が顔を描いてあげる❤」「メイクは上手いんだぁ」って女性なら思うかも知れない。あ~、そうすると、女性の顔になるかぁ。あ、でも、ストレートロングのウィッグを着けると、宝塚の男役みたいで、女性の人気が出るかも。それで歌ったり踊ったりすれば、確実に公式ファンクラブが出来るな。(笑)いつか誰からも忘れられてしまうようなフツーの作品を撮るくらいなら、それくらいハジケて欲しいなぁ。絶対にカルト映画になる。邦題は、『都市伝説:長身の怪人、歌って踊る』で決まりだな。(笑)そんなことを考えながら観ると結構楽しいかも知れないので、イマジネーション豊かな人にだけオススメ!(おいおい、いいのかよ)
2020.08.14
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1958 ゴースト・ブライド※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本 スヴィヤトスラフ・ボドゲイエフスキー 『ミラーズ/呪怨鏡』・製 作 ウラジスラフ・セヴェールツェフ ドミトリー・リトヴィノフ ザウル・ポロタエフ・音 楽 ハーフダン・E.ニールセン ジェスパー・ハンセン・プロダクション・デザイナー アレクサンドラ・ファティナ・撮 影 アイヴァン・ブラコフ・衣装デザイン ユーゲニア・ツァルコ・クリエイティブ・プロデューサー ザウル・ボロタエフ・製作総指揮 ビオトロ・グドコフ・共同制作 ナタリア・ローガル アレクセイ・アゲヴィエフ【キャスト】・ヴィクトリア・アガラコヴァ・ヴィアチェスラブ・チェブチェンコ 『DRAGON ドラゴン』・アレクサンドラ・レベノク・イゴール・クリプノ・ラダ・チュロブスカヤ・ヴィクター・ソロヴィヨフ※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 IF18-0885・製作年度 2016年・製 作 国 ロシア・原 題 THE BRIDE(英題) HEBECTA(露題)・発 売 インターフィルム・販 売 元 インターフィルム・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 劇場公開作品・リリース ----・収 録 本編 95分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル (5.1ch ドルビーデジタル) 2.吹替 (2.0ch ドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用、中古販売禁止・映像特典 1.オリジナル予告編 2.日本版予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:[第4回 フライトナイツ・ホロラント映画祭 〈最優秀撮影賞〉受賞] 恐怖と共に、 花嫁〈ブライド〉が甦る!・ウラ面 :ロシアより恐怖をこめて!! 驚愕のロシアン・ゴースト・ストーリー降臨! 婚約中の女性は、ひとりでは見ないで 下さい! 地獄から鳴り響く、ウェディング・ベル!暗闇の中、ランプの光にヒロインのナスチャの顔が浮かび上がる。彼女の背後には、何か叫び声を上げている怨霊(モンスター)。パンフレットの1ページなら、これだけでもいいけど、DVDのジャケットとなると、ちょっと物足りない。ロシア映画で、古い因習がベースになったホラー映画なのだから、もう少し物語世界を表現したジャケットにして欲しかった。(溜息)ウラ面は、……まぁ、こんなモンかなぁ。でも、キャッチコピーは、少々マト外れのような気がするな。だって、これじゃあ、コメディみたいじゃん。(笑)【感 想】「婚前交渉のススメ」迂闊な女が、変な男と結婚したばかりに、男の実家で大変な目に遭うお話し。女性が観たら、結婚前に男の身上調査をしたくなるのは必至だな。(笑)なかなかツッコミ甲斐のある作品だった。作り手がマジメだからだろう。或る意味、日本とロシアって似ているのかも知れない。因襲にとらわれた一族の狂騒は、戦後の日本を舞台にした金田一耕介シリーズを思わせる。至極マジメなくせに何故かギャグに見えてしまうところが、本作品との共通点だ。スケキヨのマスクとか、湖から突き出た両足とか、これまでどれだけパロディのネタにされて来たことだろう。おそらく、安全弁のようなものだ。深い恐怖や畏怖を笑いで浄化する。死に対する畏れや価値観が、ロシアと日本は同じような気がする。――ナスチャは、ヴァンヤと結婚し、幸せの絶頂だった。そんな或る日のこと、帰省するヴァンヤについて行くことになる。田舎町の古い屋敷には、ヴァンヤの母親と姉の家族が暮らしていた。結婚のお祝いをされるナスチャだったが、その屋敷にはおぞましい秘密があった。……というお話し。19世紀、最愛の妻オルガを亡くした写真家の夫が、凶行にはしる。妻の魂を写真の銀板に封じ込め、処女を生け贄にして、妻の魂を蘇らせたところから物語が始まる。不気味な映像とは裏腹に、妻の遺体の閉じた瞼に目を描いて写真を撮るオープニングからして既にコントっぽい。(苦笑)夫の家族に挨拶にも行かず結婚してしまうナスチャも、かなり迂闊な女性だし、実家に潜む怨霊(モンスター)のことを知らずに成長したヴァンヤもまた、鈍感な男だな。薄々は勘づいていたらしいが、そんなところへ妻を連れて行くのも思慮が足りない。まぁ、そうしないと物語が動かないのは確かだが、もう少し妥当な理由をつけて貰わないと白けるだけだ。おかげで、彼は、最初から最後まで役立たずのまま。ナスチャは男を見る目がないな。(苦笑)生け贄にされた処女の体に乗り移って生き永らえて来たオルガはモンスターと化し、ナスチャを生け贄にしようとする。けれどナスチャが処女でなかったばかりに悪企みは頓挫。(おいおい、本気か?) こういうことなら、婚前交渉はオススメってことだな。難を逃れることが出来る。(笑)それにしても、疑問なのだが、ヴァンヤや姉のリザの母親は、誰の子なんだ? オープニングに登場した夫婦に子供はいなかったようだし、蘇った妻オルガはヒトではないし、どうやってその家を継いで、秘密を守って来たのだろう。どうも釈然としない。他人の体で蘇ったオルガとHして子供を作ったのだろうか?うーん、私の理解力が足りないのか、いまいちヴァンヤの一族のことが分からなかった。でも、処女好きだってことは分かったので、まぁいっか。(何がいいのか不明)映像面のクオリティは満足の行くものだったが、ホラー映画としての評価には、厳しいものがある。むしろ、コメディ映画と割り切って観るなら、良作かも知れない。(爆)婚前交渉は身の安全のために、オススメ!(おいおい、違うだろ!)
2020.08.13
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1957 女の子よ死体と踊れ※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・脚本 朝倉加葉子「クソすばらしいこの世界」・撮 影 岩永 洋・録 音 根本飛鳥・美 術 中谷暢宏・音 楽 ゲイリー芦屋・ガンエフェクト・VFX 遊佐和寿・メ イ ク 河口朋美・助 監 督 三村 薫・製 作 「ゆるめるモ!」映画製作委員会 (キングレコード+日販+アソブロック)・企画・制作 TRUSH-UP!!【キャスト】・ゆるめるモ! <もね、けちょん、しふぉん、ようなび、あの、 ちーぼう>・松田 優・原扶貴子・尾本卓也・国分 崇・川連廣明・信國輝彦・古内啓子※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4550・製作年度 2017年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 キングレコード株式会社・販 売 元 キングレコード株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 70分+特典映像 2分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.日本語 (ドルビーデジタルステレオ)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 劇場予告編※ディスク【ジャケット】・オモテ面:話題のニューウェーブアイドルグループ “ゆるめるモ!”映画初主演作品! ファンタジック・ガーリーホラー映画 誕生!!・ウラ面 :ちゃんと自分で死にたい――。 話題のニューウェーブアイドルグループ “ゆるめるモ!”映画初主演作品! ファンタジック・ガーリーホラー映画 誕生!!銃やカタナを持った女の子たちの姿を中心にあしらったジャケットは、売れないオリジナル・ビデオみたい。(1人だけ手鏡を持っているが、彼女だけグループの中では異質だった)白いシーツをまとって銃を構えているのが、ちーぼう。他の子たちは見分けがつかない。たぶん、真ん中の手前の女の子が、蘇った女の子、あの。ウラ面で横になっているのが、彼女だ。左下には空を見上げている4人の女の子の画像が使われているが、ここにいない1人は、特典映像のところで愛嬌を振りまいている。そう手鏡の女の子である。6人それぞれが平等に扱われているところが、面白い。【感 想】「女の子とは何か?」異色のホラー映画『クソすばらしいこの世界(13)』でデビューした朝倉加葉子監督の劇場用長編2作品目。何故かアイドル・グループを主人公にした不思議なホラー映画。(?) プロモーション・ビデオのようにも見える。ジャンルが難しい作品だが、朝倉監督が考える「女の子とは何か?」が描かれていることは確かだ。うーん、でも、見分けがつかないなぁ。イマドキの女の子たちって、みんな同じに見えてしまう。(笑)――若い女の子ばかり5人が働く清掃会社のYMMクリーナーは、迫力のある女社長に仕切られていた。今日も今日とて、コキ使われる彼女たちだったが、メンバーの一人、ちーぼうが、林の中で死体を見つける。綺麗な女の子の死体だった。その死体をどうするか考えあぐねた彼女たちは、会社に持ち帰ることにする。だからって、何が出来るわけでもないのだが、「死」の実感がない彼女たちは試しに、死体を復活させる儀式を行ってみる。何しろ、そのままにしておけば、やがて死体は腐ってしまう。綺麗な姿でいられるのならと、噂に聞いた方法を試してみることにしたのだ。ところが、儀式は成功し、本当に死体が生き返ってしまう。……というお話し。YMMクリーナーのメンバーを演じたのは、アイドル・グループ《ゆるめるモ!》。そういうグループがいることを知らなかったけれど、何だか独特なテイストだった。飛びきり美人ってワケではないし、モデルのようなスタイルでもない。お○ぱい勝負のグラビア・アイドルにも程遠いかな。才気活発なタレントにも見えないし、舞台や映画で観客を魅了する女優さんタイプでもなさそうだ。でも、「フツーの女の子」というのも違う。何だろ、この感覚。(笑)のんびりマイペースだけど、メンバー同士、特に仲がいいワケでもなさそう。グループと言う感じがしないのだ。それに、本作品を観る限り、どの子もお芝居の経験はなさそうだ。一生懸命に稽古して来たようにも見えない。ほとんどシロートさんの芝居だし、セリフがないと素のままで立っている。まるで集合写真に集まった女の子たちみたいだ。でも、まぁ、それが本作品の魅力になっている。特に主人公ちーぼうは、そうだな。丸顔で髪は長く、顔を隠すようなヘアスタイル。うつむいていることが多くて、引っ込み思案のクセに目立ちたがり屋。「私を見て」オーラが、ほのかに滲んでいる。真面目で、はしゃぐのが苦手。自分の話しは「つまらない」と思っている。羞恥心が強く、たぶんMだけど、Mに振り切れるほどの勇気はない。実に相反する特性を持っている女の子だ。本作品の魅力は、間違いなく、ちーぼう、彼女である。(好きなタイプなので、依怙贔屓はたぶんにあるかな)もちろん、朝倉監督らしく映像も美しい。屋上で踊る彼女たちを映すエンドロールは最高だ。明け方の陽が登る直前、或いは夕暮れ時の陽が落ちる直前の光は、柔らかくて豊かで美しい。その光の中、白い服で踊る女の子たちの姿は、まさしくファンタジーだ。それに、靄が立ち込める山道も雰囲気抜群。夜景を背景にしたシーンも、いい。撮影は、『かぐらめ(15)』の岩永洋さん。繊細なセンスをお持ちの方らしい。映像だけでなく、音もいい。自然音も効果音も、バランスよく仕上がっていた。担当したのは『ミスミソウ(18)』を手掛けた根本飛鳥さん。 実に贅沢だ。贅沢なのは、音楽もそうだな。『ドクムシ(16)』で朝倉監督と組んだゲイリー芦屋さん。もちろん、《ゆるめるモ!》の歌も面白い。(歌詞が面白そう)売れないアイドルを起用した、そこらの安っぽいオリジナルビデオとは、一線を画す。例えば『サバイバルゲーム S―GAME/アイドル VS ヤクザ』とかね。ジャケットだけなら、同じレベルの作品に思えるが、全く違う。カメラも音楽も演出もプロの仕事、一流の作品だった。ウソだと思うなら、騙されたと思って観てみて下さい。(笑)超オススメ!(おいおい、ちーぼうに惚れたな)
2020.08.12
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1956 ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場2※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 越坂康史・製作総指揮 原啓二郎・脚 本 深澤浩子 越坂康史・撮 影 笠原 晋・Bカメラ 大江泰介・録 音 八木重憲・ヘアメイク 長谷阪絵美・スチール 北村純一・制作進行 中田寛美・制作部応援 吉原麻貴・助 監 督 福谷孝宏 岡田祐太・助監督応援 長谷知幸・製 作 ニューセレクト・制 作 オープンアイズ【キャスト】・南 まゆ・荒木まい・川越ゆい・北村玲奈・深琴・吉原麻貴・神原れおな・小林麻祐子・高橋信多・津田 篤・奥嶋広太・園山千尋・安藤ヒロユキ・一本杉渡・藤本健裕・中田寛美・北九州※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4550・製作年度 2017年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 70分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止、R-15・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:家畜になるな 自由をつかめ・ウラ面 :脱走か?死か? “人間牧場”で飼われる少女たちの 明日はどっちだ?前作と同じレイアウトのジャケット。ベースカラーが、赤からブルーになって、ちょっとクールな感じに仕上がっている。色の果たす役割りは大きいなぁ。ウラ面の画像選択は、ちょっと扇情的なものに傾いている。それはそれで、理に適っているので、善しとしましょう。(笑)それにしても、やっぱり「R-15」って変だよなぁ。それだけ規制が緩くなったんだろうけど、個人的にはレーティングは「R-18+」が妥当だと思うぞ。(笑)【感 想】「目的が不明の人体実験」前作『ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場(16)』の続編。同じ設定だが、今回はサスペンス仕立て。一応、真相が二転三転する仕掛けが施されている。(笑)――ソーシャル・カースト制度最下層《トラッシュ・クラス》の学校、通称「ガールズ・ファーム」足立第4に2人の転校生が遣って来る。美崎あやかと佐藤サキ。二人は、他の生徒に馴染むことなく、男性職員を次々と虜にして行く。その様子を怪しんだファーム・マスターの夕子は、あやかとサキの素性を調べ始める。程なくして、二人が記録とは別人であることが判明する。それは大きな問題だった。けれど、ファーム・マスターの同僚に、逆に口をつぐんでいるように警告されてしまう。その方が身の安全のためだと。納得が行かない彼女は、更に調査を進め、あやかを直接問い詰める。すると、あやかは真相を話し始めた。それは、秘かに行われていた少女たちの肉体を医学的に改造する人体実験だった。……というお話し。やっていることは前作と同じだが、性的な人体実験なんて話しが飛び出す。(苦笑) 男性の快感を増幅させる機能を手術で付加するらしい。男が下半身で物を考える傾向があることは理解しているが、それにどんな意味があるんだ? 「女がベッドで情報収集する」なんて設定は、B級のスパイ映画でよく見た光景だが、男を究極の快楽に導くセ○クスが出来たからって、どれだけアドバンテージがあるのだろう。Hよりも、男を惑わす女の言動、そのテクニックの方が、よほど有効だと思うぞ。とは言っても、そんなことを真面目に議論するような作品ではないので、軽くスルーしておきましょう。美崎あやか役は、南まゆさん。佐藤サキ役は、荒木まいさん。どちらも、A○女優さんとのこと。(まぁ、Hシーン中心だから、そうなるよね)他の女生徒役を演じた方々、川越ゆいさん、北村玲奈さん、深琴さん、吉原麻貴さん、神原れおなさんは、前作から続投。時間軸の前後は分からないが、卒業も「身受け」もなかったらしい。(卒業したら、どうなるんだろ? そもそも、卒業なんてあるのか?)たぶん、用務員や教師を演じた男性陣も同じだろう。クラブの客も同じ人だった。(出てくれる役者さんが限られるんじゃないか? それとも同時撮影か)監督は、同じような作品を年に何本も撮っている越坂康史さん。“一人日活ロマンポルノ”って感じだ。『マン・ハンティング』シリーズも、似たような展開だったけれど、同じような作品ばかりだと、ネタ切れになるんじゃないか? 心配しているわけではありませんが……。(笑)こういうオリジナルビデオがお好きな方は、どうぞ! 私はオススメ致しません!(爆)『1956 ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場』
2020.08.11
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1955 ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 越坂康史・製作総指揮 原啓二郎・脚 本 深澤浩子 越坂康史 高原 一・撮 影 笠原 晋・Bカメラ 大江泰司介・録 音 向日水ニャミ子・ヘアメイク 長谷阪絵美・スチール 田村亘彦・制作進行 中田寛美・制作部応援 吉原麻貴・助 監 督 高原 一・演出部応援 長谷知幸・製 作 ニューセレクト・制 作 オープンアイズ【キャスト】・小野寺梨紗・青山真希・川越ゆい・北村玲奈・深琴・吉原麻貴・神原れおな・川連廣明・津田 篤・安藤ヒロキオ・一本杉渡・藤本健裕・大桑健太・阿部英貴・神龍宏夢・神代清美・榎本たくま※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4520・製作年度 2016年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 74分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止、R-15・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:そこに希望はない あるのは 飼われる屈辱だけ・ウラ面 :そこは“学校”ではない。 家畜を性奴隷として飼育する “人間牧場”だ。ジャケットのオモテ面は、イメージ・イラスト。牧場の柵の向こうに、破れたセーラー服を身に纏った女の子たちの姿が見える。驚いたことに、出演者の顔立ちや雰囲気を上手にとらえていること。まぁ、スチールから描き起こすんだろうけど、いい腕前だ。(苦笑)ウラ面の出来映えも、まずまず。男が手に取りやすいようにHっぽい画像が用いられている。(笑) 情報量も十分だ。総じて、出来映えの良いジャケットだと思う。それにしても、どうして「R-15」なんだ?【感 想】「6年後の未来、11年後の日本」「2026年、日本の経済環境はますます悪化し、人々の貧富の差は拡大し続けていた。事態打開の為に日本政府はソーシャル・カーストと呼ばれる身分制度を制定。これは、国民を3つのクラスに階級分けし、階級によって納税額と行政サービスを変えるという画期的なものだった。つまり、税金を多く払っている国民は、手厚い行政サービスを受けられる。逆に最低限の行政サービスしか受けなくていい国民は税金の割引が受けられた。教育に於いても、それぞれの階級の子供たちは入る学校が決められていた。エグゼクティブ・クラス=人口の1%ほどの富裕層は、全体の99%の富を独占、特権階級として君臨。この階級の子供たちは日本の未来の指導者たちを養成するエグゼクティブ・スクールに通う。マスター・クラス=エグゼクティブ・クラスのために人民を管理する中間管理職のような階級で人口の 5%ほどである。この階級の子供たちはマスター・スクールに通う。ジェネラル・クラス=一般労働者階級。この階級の子供たちはジェネラル・スクールに通う。そして、制度開始から更に5年が過ぎた」「2031年、ジェネラル・クラスの税金を支払うことが出来ず、多額の滞納を続ける第4のクラスが登場。それは、通称トラッシュ・クラスと呼ばれた。要するにゴミ階級。税金を払えない人間はゴミ同然と言うことだ。経済競争社会から脱落した者たちは、税金の代わりに肉体奉仕でエグゼクティブ・クラスのために奴隷として働く。この階級に落ちると、二度と這い上がることは出来ないと言う。このクラスの子供たちは親と引き離され、寄宿施設に収容される。そこは最早学校とは呼ばれず、単にファームと呼ばれる。つまり人間牧場である。ファームは男女別々。ボーイズ・ファームに収容された男の子たちのほとんどは、将来、危険区域での肉体労働に従事させられる。ガールズ・ファームに収容された女の子たちのほとんどは、将来、エグゼクティブ・クラスの奴隷として奉仕を要求される。そこには当然、セ○クスの奉仕も含まれる。エグゼクティブ・クラスの男たちを喜ばせる為、従順で完璧な性○隷を養成すること、それがガールズ・ファームの目的なのだ」……というのが、冒頭のナレーション。長い。(苦笑)あとは推して知るべし。まぁ、物語はあってなきが如しなので問題あるまい。今更、この手の作品にストーリーを求めるのは野暮ってもの。要するに、ひたすら女の子がイジメられ、Hなことをされるだけである。主人公のマリアを演じたのは、小野寺梨紗さん。AV女優とのこと。驚いたり怯えたりした時に目を真ん丸に見開く表情は、ホラー映画向きだなぁ。さて、本作品は、いわゆるピンク映画の類いなので、ボカシが入ることはない。これだけアダルト○デオが氾濫しているご時世に、こういう作品の存在理由は何だろうと、時々思う。やはり、男のHな妄想と欲望を掻き立てる特殊なシチュエーションを現出させることなんだろうなぁ。(だから、冒頭の説明が長いんだな)ま、お好きな方だけ、どうぞ。私はオススメ致しません。(笑)
2020.08.10
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1954 MONSTERZ/モンスターズ※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 中田秀夫・脚 本 渡辺雄介・音 楽 川井憲次・Based on the Korean Motion Picture“HAUNTERS”・エグゼクティブプロデューサー 奥田誠治・企画・プロデュース 佐藤貴博・プロデューサー 下田淳行・ラインプロデューサー 及川義幸・撮 影 林淳一郎・照 明 磯野雅宏・美 術 原田義明・装 飾 三浦伸一・録 音 柿澤 潔・VFXスーパーバイザー 立石 勝・アクション監督 下村勇二・編 集 青野直子・音響効果 柴崎憲治・スクリプター 川野恵美・助 監 督 佐伯竜一・製作担当 星野友紀・アソシエイトプロデューサー 北島直明・“HAUNTERS” Produced by LEE Eugene Directed by KIM Min suk Production Company ZIP Cinema・企画製作 日本テレビ放送網・制作プロダクション ツインズジャパン・配 給 ワーナー・ブラザース映画・製 作 「MONSTERZ」FILM PARTNERS (日本テレビ放送網 ワーナー・ブラザー ス映画 ホリプロ 読売テレビ放送 バッ プ DNドリームパートナーズ ツインズ ジャパン ジェイアール東日本企画 札幌 テレビ放送 ミヤギテレビ 静岡第一テレ ビ 中京テレビ 広島テレビ 福岡放送)【キャスト】・藤原竜也・山田孝之・石原さとみ・田口トモロヲ・落合モトキ・太賀・三浦誠巳・藤井美菜・松重 豊・木村多江※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 VPBT-2440・製作年度 2014年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 株式会社バップ・販 売 元 -----・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2014.11・収 録 本編 112分+特典映像・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・音 声 1.ドルビーデジタル 2.0ch 2.ドルビーデジタル 5.1ch・字 幕 1.日本語字幕(本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-4 AVC、複製不能 DOLBY DIGITAL、日本国内向、 DVD、レンタル専用・映像特典 「藤原竜也の一回道・MONSTERZ 特番再編集版※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:禁断のバトル、勃発。 生き残るのは、 人間を操れる男か それとも唯一、操れない男か・ウラ面 :すべての人間を操れる男 VS 唯一、操れない男 中田秀夫監督+藤原竜也×山田孝之 日本映画界最高のスタッフ&キャスト で放つ新時代のサスペンス・アクション エンターテイメント!オープニング・シーンの雨の印象が強いせいか、このジャケットも素直に受け入れられる。高層ビル群を背景に、傘をさして交差点を歩く群衆が描かれ、主人公2人とヒロインだけが、色を帯びてクローズUPされている。なかなか凝っている。でも、画像合成の仕上がりがよくないので、ちょっと安っぽく感じる。うーん、若干“難あり”だが、まずまずの出来映え。ウラ面は、“対決”の構図を押し出したレイアウトになっている。ちょっと熱量が高く、いい雰囲気だ。正直なところ、今回鑑賞するまでは、こんな作品があるなんて知らなかった。でも、ジャケットにはデザインした方の意図が見受けられるので、ちょっと得した気分。やっぱり、表現者と鑑賞者には対話がないとね。(笑)【感 想】「バケモノの孤独」山田孝之さんと藤原竜也さんが共演したSFスリラー。……この二人、似てません?私は見分けがつかない。最初は混同して、ちょっと困った。中盤以降、ようやく区別できるようになって今はまた、どっちがどっちか分からない。「藤原竜也さん!」と言うと、頭の中に山田孝之さんの顔が思い浮かんだりする。たぶん、製作サイドでも本作品の内容に合わせてキャスティングしただろうから、一般的にも「似ている」って評価なんだろうなぁ。(苦笑)――或る日、田中終一は、仕事中に車に跳ねられて、重傷を負う。医者の診断では全治数ヶ月とのことだったが、3日後には退院。彼は、バケモノのような驚異的治癒力を持つ男だった。そんな終一を、町で見つけたのは、「視界に入る全て人間を操ることが出来る」男だった。男は、唯ひとり「操れない男」終一に脅威を抱く。能力と引き換えに肉体が壊死して行く男にとって、コントロール出来ない終一が、普通に暮らしていることが我慢ならなかった。……というお話し。ツッコミどころ満載だが、意外とパワフルで面白かった。(失礼!)劇中、男が執着する対象として大友克洋氏の代表的なコミック『アキラ』第1巻が登場する。超能力を発現し始めた鉄雄の暴走ぶりと、それを止めようする金田の話しだ。それはそのまま本作品の「男と田中終一」に重なる。男にとって「金田」が必要だし、終一にとって「鉄雄」はなくてはならない存在だ。二人の出会い必然だし、終一の言葉を借りれば、彼は「男を止めるために生まれて来た」ってことだろう。二人が戦うことに合理的な理由がない以上、何かしら納得できるものが、必要になる。それが、『アキラ』なのかも知れない。監督は、男が見て来た風景を観客に見せようとしている。例えば、我に返った母親が、プランターの下敷きになって死にそうになっている終一をスルーして赤ん坊を抱いて走り去ってしまうとか。終一を襲った作業員は、振り上げた工具の先に終一がいるにも関わらず、まるでそこには誰もいないかのように首を傾げながら自分の作業に戻るとか。倒れていた通行人も、我に返った途端、普通に立ち上がって歩き始めるとか。それは、途轍もなく不気味な光景だった。そう言えば、お祭りの会場で、小さな女の子に話し掛けても答えてはくれなかった。彼が「止めている」からだ。(この場面は『フランケンシュタイン』を思わせる) 男は、目の前の人間を操ることが出来ても、結局は社会から疎外されていることを実感させられるだけ。そんな日常が垣間見える。そこに芽生えるのは、底なしの孤独感、憎悪と怒り、凶暴なまでの支配欲だ。だから男は、終一を抑え込もうとするのだろう。そういう生き方しかして来なかった男は、初めて自分と同じバケモノと出会ったのだ。戦うこと以外に会話の仕方を知らない男の行く末は誰の目にも明らか。哀しいお話しだった。メガホンを取ったのは、中田秀夫さん。『リング』のイメージがあるけど、あの頃に較べると随分と演出のスケールが大きくなったような感じがする。ただ隠喩が多くて、イマイチ感情移入できないのが難点だが、大人の作品に仕上げていたのは、見事だと思う。オススメ!
2020.08.09
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1953 海猿 EVOLUTION 5:愛する者のために/プレジャーボート転覆事故 廃船式※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一 「海猿」 (小学館ヤングサンデーコミックス)・主 題 歌 「OCEAN」 B'z(バーミリオンレコード)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・企 画 臼井裕詞 保原賢一郎・プロデューサー 関口静夫 鈴木伸太郎 橋本芙美・協力プロデューサー 安藤親広(ROBOT)・演 出 小林義則・制 作 フジテレビ 共同テレビ【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・仲村トオル・佐藤隆太・佐藤仁美・夏八木勲(特別出演)・伊武雅刀・時任三郎※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBC-70923・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 フジテレビ映像企画部・販 売 元 ポニーキャニオン・ビデオ企画 フジテレビ映像企画部・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.1.18・収 録 本編 92分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----ジャケットのオモテ面の画像は、イマイチ。仙崎(伊藤英明)が、どこを見ているのか分からない。(苦笑) 上の方を見ているようだが、「どうして?」ってカンジ。転覆して、岩礁に乗り上げたボートを見ているなら、目線は下の方に向いていないとダメじゃない? 些細なことなんだけど、そういうところに疑問を持ってしまうと、どうも気持ち悪い。(苦笑)それに反して、ウラ面は、まずまずの出来映え。雰囲気のある画像がピックされており、そのままセリフが聞こえて来そうだ。同じレイアウトなので、画像の選択によってジャケットの出来不出来が決まってしまう。そういう点では、ウラ面は、いいジャケットだと思うな。(笑)※セル版ピクチャディスク(特典ディスク)【感 想】「愛する者のために」TVドラマ版『海猿』の5枚目。第10話から第11話(最終話)までが収録されている。――とはいえ、この2話は編集されてシームレスに繋がっている。これって、何となく“反則”のような気がする。1話づつ観たい人には余計なお世話以外のナニモノでもない。(笑)確か1枚目も4枚目も繋がっていた。おそらく、第3話から第7話だけが、放映時のままだ。繋げた意図が解らないなぁ。■.第10話「プレジャーボート転覆事故」下川隊長は、娘と会う休日を楽しみにしていた。けれど、別れた妻から「再婚するから娘と会うのはこれきりにして」と宣告されてしまう。一方、仙崎は、新たにバディとなった吉岡と毎日、訓練に励んでいた。環菜との交際も順調だった。しかし、上京して来た環菜の母親から交際を反対されてしまう。……というお話し。後半は、ボートの転覆事故が発生し、緊迫感を持続したまま最終話に繋がる。(前述の通り、2話がシームレスに繋がっているので、どこまでが10話なのか、観ているだけでは不明)下川隊長の別れた妻の登場シーンが毎回同じカンジで白けた。女優さんにしちゃヘタだな。それとも、演出の手抜きかな。いずれにせよ、脇役ほど良い人材を配して欲しいと思う。■.第11話「廃船式」プレジャーボート転覆の報を受け、巡視船“ながれ”が救助に駆けつける。乗員のほとんどが救助されたが、女の子が1人、ボートの中に取り残されていた。ところが、その子が下川隊長の娘であることが判明し、緊張感が走る。……というお話し。最終話にしては、雑な出来映えだった。転覆したボートの事故現場を再現するのが難しかったのかも知れない。役者さんのお芝居ほどには画ヅラが地味だったのは、最終話としては残念だった。そのクセ、情緒的なシーンに時間をさいている。回想シーンも多く、これなら第10話の放送時間を10分ほど拡大して全部おさめてしまった方が良かったかも知れない。セル版には6枚目のディスクがあり、映像特典が収録されている。 1.予告編・PR集 2.オープニングタイトルバック集 3.「海猿」の作り方(メイキング) 4.「海猿」オフショット集 5.海洋ロケ 静岡県下田沖(メイキング) 6.「海猿」ロケ at 呉(メイキング) 7.キャストインタビュー 8.週刊ヤングサンデー付録 9.横浜海上防災基地施設紹介10.巡視船「のじま」紹介11.伊藤英明 加藤あい 初めての海上保安庁12.「海猿」クランクアップ集13.映画「LIMIT OF LOVE 海猿」予告映像特典としては、まずまず充実しているのではなかろうか。施設紹介は資料的価値が高く、なかなか面白かった。オススメ!【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』【 『海猿』EVOLUTION 】『1950 海猿 EVOLUTION 1』『1951 海猿 EVOLUTION 2』『1952 海猿 EVOLUTION 3』『1953 海猿 EVOLUTION 4』
2020.08.08
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1952 海猿 EVOLUTION 4:失われた夏を求めて/シージャック事件 潜水士訓練課程※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一 「海猿」 (小学館ヤングサンデーコミックス)・主 題 歌 「OCEAN」 B'z(バーミリオンレコード)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・企 画 臼井裕詞 保原賢一郎・プロデューサー 関口静夫 鈴木伸太郎 橋本芙美・協力プロデューサー 安藤親広(ROBOT)・演 出 羽住英一郎(ROBOT)・制 作 フジテレビ 共同テレビ【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・仲村トオル・佐藤隆太・佐藤仁美・夏八木勲(特別出演)・伊武雅刀・時任三郎※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBC-70922・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 フジテレビ映像企画部・販 売 元 ポニーキャニオン・ビデオ企画 フジテレビ映像企画部・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.1.18・収 録 本編 92分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----TVシリーズのクライマックスが収録された1枚だが、それがジャケットにも現れている。殉職した池澤の葬儀の場面を中心に構成されている。12枚の画像のうち、池澤が殉職する第 8話からの画像が 9枚。先崎が再生する第 9話からの画像が 3枚。鑑賞後にジャケットを見ると、なかなか感慨深い。いいジャケットだと思う。※セル版インナーケース(ウラ面)【感 想】「失われた夏を求めて」TVドラマ版『海猿』の4枚目。第8話から第9話までが収録されている。主人公の仙崎大輔を演じるのは、伊藤英明くん。いろいろな映画に出ているが、いまいちパッとしない。(笑)ファンの目から見ても同じらしい。彼女らに言わせると、「仙崎大輔を演じる伊藤英明がスキ」とのこと。他の何を演じても「ヘン」と手厳しい。『悪の教典』はボロクソの言われようだったし、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』なんか洟もひっかけなかった。(苦笑)■.第 8話「シージャック事件」巡視船“ながれ”は、長期洋上警備に出航する。何事もなく数日が過ぎたが、やがて漂流者を発見する。船が海賊に襲われ、海に突き落とされたと言う。“ながれ”は、海賊に襲われた船の捜索を開始する。一方、池澤の妻の尚子は、陣痛の間隔が狭まり、出産が近づいていた。……というお話し。物語が大きく揺れた一話。本ドラマのクライマックスである。短い時間の中に様々なことが詰め込まれている。洋上警備、漂流者、シージャック、陣痛、出産、殉職……。救助に好き嫌いがあってはならないが、これはキツい。(汗)■.第 9話「潜水士訓練課程」池澤を失った仙崎は、救助を放棄したこともあって、潜水士としての自信を失う。このままでは任務に支障を来すと判断した勝田船長は、仙崎に呉の訓練所での教官助手を命じる。ちょうどその頃、訓練所では、吉岡がしごかれていた。……というお話し。下川隊長のかつてのバディである矢吹を布施博さんが演じている。けれど、ミスキャストだろうなぁ。あのビールっ腹では潜水士は無理でしょ、最初から。(笑) 足のケガを云々するレベルじゃない。下川隊長が陸上勤務に移らない理由が、彼にあると言われても納得出来ない。伊沢環菜を演じるのは、加藤あいさん。尖った能面のようにスルリとした顔立ちは好悪が分かれそうだ。陶器のような肌は、美人というよりもキレイと呼ぶに相応しい。でも、優等生タイプは苦手だ。他の作品を観たことがないので分からないが、あまり女優さんと言う感じがしない。指先の動きやカタチが綺麗なので“手タレ”さんとしてもやって行けそう。食器洗剤のCMなんかいいかも。(笑)池澤真樹を演じるのは、仲村トオルさん。映画『ビー・バップ・ハイスクール(那須博之監督)』でデビュー。てっきり、その時に役名を芸名に貰ったのかと思ってた。ヤクザもの、ヤンキーものには興味がないのでウル覚えだが、確か中山美穂さんがマドンナ役で出演していたと思う。ちなみに原作となる『ビー・バップ~』を描いた漫画家きうちかずひろさんは、近年、小説を書いていて、映画化もされた。『藁の盾』である。漫画家から作家への転身は珍しいのではなかろうか?主計課員から潜水士に転身した吉岡を演じるのは、佐藤隆太さん。以降、吉岡は仙崎のバディとなり、絶妙な遣り取りを映画版で見せてくれる。彼は、決してお芝居が上手いワケではないが、その得も言えぬキャラクタで場面をさらって行く。ほかに、時任三郎さんや夏八木勲さんが脇を固めている。いずれも、じっくり取り組んでいるところが好ましい。個人的には、益岡徹さんが演じる“課長”に親近感を持っている。中間管理職って、こんな感じだよなぁ。(笑)オススメ!【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』【 『海猿』EVOLUTION 】『1950 海猿 EVOLUTION 1』『1951 海猿 EVOLUTION 2』『1952 海猿 EVOLUTION 3』
2020.08.07
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1951 海猿 EVOLUTION 3:任務と愛の間で/不審船追尾 威嚇射撃※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一 「海猿」 (小学館ヤングサンデーコミックス)・主 題 歌 「OCEAN」 B'z(バーミリオンレコード)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・企 画 臼井裕詞 保原賢一郎・プロデューサー 関口静夫 鈴木伸太郎 橋本芙美・協力プロデューサー 安藤親広(ROBOT)・演 出 羽住英一郎(ROBOT) 小林義則・制 作 フジテレビ 共同テレビ【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・仲村トオル・佐藤隆太・佐藤仁美・夏八木勲(特別出演)・伊武雅刀・時任三郎※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBC-70921・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 フジテレビ映像企画部・販 売 元 ポニーキャニオン・ビデオ企画 フジテレビ映像企画部・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.1.18・収 録 本編 90分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----どのディスクもピクチャディスクになっているが、どれもジャケットのオモテ面の画像が使われている。ここは、ザンネンだった。出来れば、違う画像を使って欲しかったなぁ。(溜息)セル版のディスクも同じ。もちろん、セル版には「レンタル禁止」と記載され、レンタル版には「レンタル専用」と記載されている。どのみち別々にプレスするんならさ、セル版とレンタル版とで別々のデザインにして欲しかったなぁ。(そればっかだな)※セル版インナーケース(オモテ面)【感 想】「任務と愛の間で」TVドラマ版『海猿』の3枚目。第6話から第7話までが収録されている。ダイビング経験者は皆、ダイバーズ・ウォッチを持っている。昔はダイビング・コンピュータ(ダイコン)等なかったから、潜水時間を測るのにダイバーズ・ウォッチは必需品だった。だから、本作品を観ていても、それぞれがどんな腕時計をしているのか気になって仕方なかった。(笑)■.第 6話「不審船追尾」潜水士の現実を間近に見た環菜は、仙崎との恋愛に躊躇いを感じるようになる。一方、仙崎は、池澤の指導が親身になって来たことに充実感を覚え始めていた。そして、別所の後釜にすべく吉岡を潜水士にしようと一計を案じる。……というお話し。後半は、日本の領域に入って来た不審船を追尾する様子が描かれる。個人的な感想だが、災害救助より、こういう事件の方がイヤだな。緊迫感のある場面に潜水士らの家族の日常が挿入される。振り返ってみると、本作品の主人公2人は、いつもグズグズしている。「オレたち上手く行かないかも」と仙崎がグズグズ、「フツーの恋愛がしたいの!」と環菜がグズグズ。この後も理由を見つけてはグズグズを繰り返す。作品のイメージほどには明るく闊達で前向きなキャラではないようだ。(笑)■.第 7話「威嚇射撃」不審船は“ながれ”の警告を無視して走り続ける。威嚇射撃の命令が下り、射手の池澤が機銃を撃つ。補助の仙崎にとっては長い射撃時間だった。しかし、不審船が応戦したことから、射撃命令が下される。池澤が再び引き金をひく。……というお話し。この事件はTVニュースで放映され、海上保安官の家族も知るところになる。下川隊長は娘と会えなくなり、仙崎は環菜に「たえられない!」と逃げられてしまう。おいおいって感じである。(笑) 如何にも日本人っぽい展開。家庭で仕事について話さないのが男の美学みたいに思ったりしている。けれど、リスクについては家庭内でこそ認識しなければいけないのに……。コミュニケーションが下手な日本人らしい脚本だと言える。仙崎が環菜からプレゼントされたのが、Sinnの EZM2 GSG9。ケース内部にシリコンオイルが充填され、 500気圧防水という驚異的なスペックをほこる。ラバーベルト仕様。ドイツ製らしく、無骨なフォルムだが、美しい時計である。付け心地もいい。下川隊長が仕事で着けているのが、OMEGAの SEAMASTER300 PROFESSIONAL。メタリックブルーの爽やかな逸品。意外と若作りだな。(笑) インデックスの夜光が大きく、暗闇での視認性に長けている。池澤が着けているのが、OMEGA の SEAMASTER APNEA。素潜り用のカウンター機能が付いている。文字盤に7つの窓が開いており、1分毎に赤く変わって行く。こちらもラバーベルト仕様で逸品である。『THE LAST MESSAGE/海猿』に登場した服部くんが着けていたのが、TISSOTの SEA-TOUCH。タッチセンサー機能が付いており、文字盤を指で触れることで各種機能を呼び出す。こちらも名品である。うーん、新しい時計が欲しくなって来た。(笑)オススメ!【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』【 『海猿』EVOLUTION 】『1950 海猿 EVOLUTION 1』『1951 海猿 EVOLUTION 2』
2020.08.06
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1950 海猿 EVOLUTION 2:潜水士の現実/緊急出航命令 遺族 バディ崩壊※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一 「海猿」 (小学館ヤングサンデーコミックス)・主 題 歌 「OCEAN」 B'z(バーミリオンレコード)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・企 画 臼井裕詞 保原賢一郎・プロデューサー 関口静夫 鈴木伸太郎 橋本芙美・協力プロデューサー 安藤親広(ROBOT)・演 出 羽住英一郎(ROBOT)・制 作 フジテレビ 共同テレビ【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・仲村トオル・佐藤隆太・佐藤仁美・夏八木勲(特別出演)・伊武雅刀・時任三郎※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBC-70920・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 フジテレビ映像企画部・販 売 元 ポニーキャニオン・ビデオ企画 フジテレビ映像企画部・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.1.18・収 録 本編 140分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----本ディスクに収録されている第 5話の1場面がタイトルの上の図。ファミリーデーの一幕だろう。下は、第 4話。時計を探すために出航した巡視艇のデッキに集合した潜水士たちの画像だと思う。ウラ面は、懸垂をしている先崎と池澤の画像は、おそらく第 3話。その間に挟まれた小さい画像は、各話からピックUPされたもの。どのジャケットも、こんな風に公平に各話の画像が用いられている。こういう律儀なデザインは好きだ。(笑)※セル版アウターケース(ウラ面)【感 想】「潜水士の現実」TVドラマ版『海猿』の2枚目。第3話から第5話までが収録されている。ジャケットやディスクの盤面にプリントされたものが各話のタイトルだと思って記載したが、どうも違うらしい。下記に記載しておくので、ご確認下さい。(笑)■.第 3話「緊急出航命令」下川隊長には離婚した妻との間に娘が1人いた。定期的に娘と会う約束だったが、そうも行かない。出動がかかれば、何があっても船に戻らなければならないからだ。それは仙崎にしても同じこと。海上保安官の宿命だった。……というお話し。主人公以外の登場人物に焦点を当て始めた1話。続けて観ると唐突な感じだが、1シーズンの話数が少ない以上、仕方あるまい。池澤が仙崎を試そうと訓練中に無茶をして事故を起こす。それが池澤のプライベートを白日のもとにさらす(笑)ことになるベタな展開が、本エピソードのメインである。■.第 4話「遺族」台風に遭って葉山沖に沈んだ一艘の漁船。乗組員は救助されたが、船長だけが行方不明になる。巡視船“ながれ”は、捜索に数日を費やすが船長は見つからなかった。いつしか遺体捜索になっていたことに仙崎は気持ちが萎えていた。けれど、捜索打ち切りが決定した翌日、船長の遺体が浜に打ち上げられる。……というお話し。海上保安官の役割わりや心構えが改めて描かれる1話。劇場版『海猿』のおさらいみたいな感じだった。海上保安官に不信感を持った船長の息子が、義務的に仕事をこなしていた仙崎の心をえぐる。けれど、さんざん反発した割には、結局、物量にモノを言わせた海上保安庁に屈服したような幕切れは、あまり気持ちがよくない。(笑) 考えすぎか……。それはそれで誠意かも知れないが、でも、ちょっとズルいなぁ。■.第 5話「バディ崩壊」潜水士の別所と池澤が辞めることになる。表向きには、ダイビング・インストラクタへの転職が別所の退職理由だった。しかし、もっと深い理由がありそうだ。一方、池澤は目の病気を抱えていた。特救隊への復帰が出来ないことがハッキリし、戻れないなら潜水士でいる必要はない、というのが彼の結論だった。しかし、そんな折り、出動がかかる。……というお話し。ダイビングを始めた時、水着の女の子に囲まれてバラ色のリゾート休暇が楽しめるかと思っていたが、存外、体育会系でビックリした。(笑) ライセンスを取りに行った時だって、同じような“下心”を抱えたヤローばかりでつまらなかった。そもそもダイビングって、はたから見るほど格好良くない。浮上して来てレギュレータを外すと盛大にヨダレが糸をひくし、マスクを外すと鼻水が垂れて来る。女の子はメイクがままならず誰が誰やら分からない。(笑)タンクは重いし、器材だけで20キロは下らない。そんなのを体につけてビーチエントリさせられたひには、誰かを殺したくなる。呪詛の言葉ひとつ吐いたってバチは当たるまい。女の子の分までタンクを担いでビーチとワゴン車の間を行き来するインストラクタを見て、「この仕事にだけは就くまい」と思った。(笑)いろいろと目を通してみると、次のサブタイトルが正しいようだ。・第 1話 運命の幕開け・第 2話 潜水士浮上せず・第 3話 置きざりの愛・第 4話 海に消えた思いを探せ!・第 5話 突然の別れ・第 6話 不審船発射・第 7話 人を殺した・第 8話 池澤、死す・第 9話 失われた夏を求めて・第10話 命にかえて・第11話 この手を離さないTV放映時とDVDでは、オープニングのタイトルバックの映像が若干違うようだ。ヘンに凝って欲しくないなぁ。素直に放映されたまま収録して、特典映像を充実させた方が、資料価値も高いし、親切だと思うんだけど……。(笑)ま、オススメ!【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』【 『海猿』EVOLUTION 】『1950 海猿 EVOLUTION 1』
2020.08.05
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1949 海猿 EVOLUTION 1:運命の幕開け/タンカー座礁沈没事故 中国密航船事件※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰・原案・取材 小森陽一 「海猿」 (小学館ヤングサンデーコミックス)・主 題 歌 「OCEAN」 B'z(バーミリオンレコード)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・企 画 臼井裕詞 保原賢一郎・プロデューサー 関口静夫 鈴木伸太郎 橋本芙美・協力プロデューサー 安藤親広(ROBOT)・演 出 羽住英一郎(ROBOT)・制 作 フジテレビ 共同テレビ【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・仲村トオル・佐藤隆太・佐藤仁美・夏八木勲(特別出演)・伊武雅刀・時任三郎※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PCBC-70919・製作年度 ----・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 フジテレビ映像企画部・販 売 元 ポニーキャニオン・ビデオ企画 フジテレビ映像企画部・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース 2006.1.18・収 録 本編 90分・サ イ ズ 16: 9 LB・音 声 ステレオ・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :----本編画像で構成されたジャケットは、レンタル版らしく、まずまずの出来映え。ウラ面もポイントをおさえた画像選びで、緊張感のある仕上がりになっている。日本の映画やドラマは、やたらとスタッフとキャストが列記されているが、本シリーズはわりと抑えられている。(好ましい)セル版は、アウターケースのDVD6枚組。本編5枚+特典ディスク1枚という構成。変則的なケースが使われており、リーフレットが付属している。うまくキャプチャ出来なかったので、今回はレンタル版で紹介。ご容赦を。(笑)※セル版アウターケース(オモテ面)【感 想】「運命の幕開け」TVドラマ版『海猿』の1枚目。第1話と第2話が収録されている。初回放送時に『EVOLUTION』なんてタイトルに付いていなかったと思うのだが……。いつ付いたのだろう? 劇場版第1作目と区別するためだろうか。気になる。(笑)■.第 1話「タンカー座礁沈没事故」仙崎大輔が潜水士になって1年。彼は、まだ一度も救難現場に立ち会っていなかった。来る日も来る日も雑用のような仕事ばかり。いささかくすぶっていた折り、異動の辞令が下る。第三管区、横浜だった。一方、環菜も出版社を辞めて縫製アトリエにデザイナーとして就職。横浜に引っ越しして来ていた。2人は港にあるダイニング・バー“OCEAN'S”で再会する。……というお話し。第1話ということで、登場人物の紹介や舞台設定の説明に大半が費やされる。それらを小さなエピソードに織り込んだ脚本は見事だと思う。キャスティングと演出も優れていた。観ていて違和感がなかった。着任早々にタンカーが座礁して沈没。船内に取り残された2名の救助が、本作品のクライマックス。■.第 2話「中国密航船事件」仙崎がバディとなった池澤は、羽田の特救隊のメンバー。訳あって巡視船“ながれ”にいるが、いつかは特救隊に戻る人だ。仙崎とはスキルが彼岸ほど違う。ヘコむ仙崎に「萎縮するな。お前は同等のバディだ」と下川隊長は発破をかける。一方、仙崎が近くに来て有り難迷惑の環菜は、知らず知らずに疎ましく思い、仙崎を傷つけてしまう。……というお話し。火災を起こして漂流する中国船の救助がメインの1話。仙崎が池澤に少しだけ認められるエピソードとなっている。主人公の成長過程がじっくりと描けるのは、TVドラマならではだろう。恋愛模様もまた同じ。(笑) 映画では、こうはいかない。海上保安庁の協力のもと、贅沢なロケとセット撮影は見応えがあった。プロデューサの手腕が光るシリーズだと言える。監督は羽住英一郎さんと小林義則さん。小林さんのことは知らないが、羽住さんは、この後、映画版2作目から4作目を監督し、すっかりシリーズの看板監督になって行く。脚本は、福田靖さん。映画版の脚本も担当している。音楽は、佐藤直紀さん。こちらも映画版を担当している。サウンドトラックを聴いたが、みんな違う楽曲だが、みんな同じにきこえる。任意の1曲を聴かされても、どの作品の楽曲か、私には特定出来ない。(笑)エンディング・テーマはB'z の♪OCEAN♪。いい曲だとは思うが、歌詞の言葉選びが陳腐かなぁ。(ファンに刺されそうな発言だな) 歌詞にサブタイトルやセリフの一部が用いられているからかも知れない。いずれにせよ、これより数年前の稲葉さんなら、もっとイメージ溢れる新鮮な言葉で綴っていたのではないかと思う。TVドラマとしては、予算もついて贅沢な仕上がり。海上保安庁の全面協力のおかげだろう。視聴率を驚くほど稼いだわけではないのに、これだけ支持されるのは、手抜きのない充実した作品だからだ。こういう作品ばかりなら、私もTVを観るんだけどなぁ。(笑)オススメ!【 劇場版『海猿』シリーズ 】『0213 海猿』『0214 LIMIT OF LOVE/海猿 [STANDARD EDITION]』『0215 THE LAST MESSAGE/海猿』『0216 BRAVE HEARTS/海猿 [ブルーレイ]』
2020.08.04
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1948 深夜カフェ※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監督・撮影 佐々木友紀・脚 本 河村匡哉 高木ぺろん 平谷悦郎 河村匡哉・佐々木友紀・能塚裕喜・製 作 小浜圭太郎・プロデューサー 丸山恵子 中村真弓 犬飼伸二・録 音 山口 勉 中村和樹 國分 玲・スチール 齋藤康嘉 菅原 愛・助 監 督 辻 秋之 寺山絵里香 河村匡哉・制作担当 中山正人・主 題 歌 「愛...tai」/歌:SAHRA・製 作 「深夜カフェ」フィルムパートナーズ【キャスト】・春川恭亮・富永沙織・馬場良馬・齋藤ヤスカ・恒吉梨絵・小野まりえ・片山 享・柚月美穂・白須慶子・櫻木 百・安井紀絵・夏目ありさ・鈴木由美・山村美智※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 CSVR-0229・製作年度 2016年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 エイジアピクチャーズ・販 売 元 キュリオスコープ・発売協力 ラフター・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 劇場公開作品・リリース ----・収 録 本編 180分・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.日本語・字 幕 ----・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 ----※ディスク【ジャケット】・オモテ面:~珈琲からはじまる素敵な物語~・ウラ面 :四杯の珈琲からはじまる、四つの物語。端正なジャケットだ。タイトルの上の4枚の画像は、各エピソードからの取り込み画像。そして、タイトルの下には、4つのエピソードをつなぐカフェ。フレームは、コーヒー色。インディーズの小品らしいジャケットだと思う。ウラ面は、ギチギチに詰め込まれていて、あまり出来映えがよくない。「省略が出来ない」「整理できない」のは、本編と同じだな。(溜息)【感 想】「いくら何でも3時間はないんじゃないか?」3時間あれば、ジェイク・サリーが惑星パンドラでナヴィ族を救って、もう一度、《声の木》の下でネイティリと契りを交わせるぞ。3時間あれば、マラソン選手なら42.195キロを完走して、シャワーを浴びてかき氷を食べることが出来る。3時間あれば、女の子とホテルに入って○してチェックアウトすることが出来る。(早っ! そこはもっと頑張れよ)3時間あれば、料亭での接待で一つや二つ、取り引きをまとめることが出来る。(商談不成立でも、女の子の携帯番号くらいは聞き出せる)3時間あれば、それくらい色々と出来るのに、本作品は何? いくらなんでも、3時間は長過ぎでしょ。(整理が出来なくてまとまりのない頭の悪い子の作文みたいだ)それに、自主製作だろうか? そんな雰囲気の作品だった。映像科の生徒さんが卒業制作で撮ったような感じ。出演されている方の多くはシロートっぽい。ホームビデオみたいな映像にもプロらしさがうかがえない。ほとんど自然光みたいだし、音声もダメダメですね。まるで、安普請のVシネマのレベル。(もしかして、録ったままか?) 衣装も出演者の私物かと思うくらい工夫がない。編集も繋げたまま。それで、どうして3時間も観客に見せようと思ったのか私には理解できない。音で思い出したが、携帯電話やスマホの着信音を、音源のまま本編に入れるのは止めましょうよ。自分のケータイが鳴ってるのかと、ビクッとする。本来、映像内のケータイやスマホの位置に相応しい音に調整すべきだ。カバンや服のポケットに入っていれば、くぐもった音になるし、遠くに置いてあれば小さい音になる。それさえ出来ないほど、本作品はスキルのないスタッフばかりだったか、センスのない人ばかりだったのだろう。プロの作った作品でないことは、あの着信音が証明していた。■.第1話「若い夫婦」若い夫婦が、思い出を巡るデートに出掛ける。昔の友人たちと再会したり楽しい一日を過ごすが、妻は若年性アルツハイマーを患っていた。……というお話し。カメラはフィックスで極端な長回し。40分くらいあるのに 5~ 6カットくらい。監督さんの意図は分かるが、映像に力がないし、役者さんの演技もイタイタしい。(特にカフェに遣って来た水商売の女の子のお芝居はアニメでは通用しても、実写映画ではムリだ)■.第2話「誕生日」28歳の誕生日が間近の有希は、友人が次々と結婚していくので焦っていた。そんな時、一人の男性と知り合う。……というお話し。主人公のドラマよりも、何だか異常な家族構成に興味をひかれてしまった。まるでア○ルトビデオみたいだ。■.第3話「不自然な愛 自然な恋 または君のためのラブ」二人の男は親友だったが、互いに言えない秘密を抱えていた。……というお話し。高校生が書いたようなお話しだった。本来なら没ネタじゃないか?■.第4話「長いお別れの再会」ライティング講座の講師をしている由紀子は、最後の授業に臨む。彼女は生徒たちに或る課題を出す。……というお話し。釈然としない結末の1話。「さわやかに終わらせるなよ」と思ってしまった。小説のライティング講座に、こんなに女の子がいるなら私も受講したい。(笑)各話とも40分超と長いこと長いこと。(苦笑) どれも10~15分くらいの内容しかない。『オキナワノコワイハナシ』とか、たくさんホラーオムニバスを観て来たが、どれも観て貰うことを前提に作られていた。けれど、本作品は誰かに観て貰おうなど考えていなかったようだ。監督の佐々木友紀さんは、『午前零時の恐怖劇場』シリーズで何話かメガホンを取った方。その『/絶叫篇』のレビューに私は「自分本位すぎる」と書いている。まさしく、本作品もそんな感じ。今回は観客不在の「独り善がり」と評しましょう。オススメ出来ません! 人生は短いのだから、3時間はもっと楽しいことに使いましょう!【 佐々木友紀 関連作品 】『1235 午前零時の恐怖劇場/絶叫篇』『1236 午前零時の恐怖劇場/呪い篇』
2020.08.03
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1947 64 -ロクヨン-/後編※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・主 題 歌 小田和正 「風は止んだ」(アリオラジャパン)・原 作 横山秀夫 『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)・監 督 瀬々敬久・エグゼクティブプロデューサー 平野 隆・企 画 越智貞夫・プロデューサー 木村理津 大原真人 渡邊敬介 浅野博貴 伊藤正昭・脚 本 久松真一 瀬々敬久・音 楽 村松崇継・共同プロデューサー 藤井和史・ラインプロデューサー 武石宏登【キャスト】・佐藤浩市・綾野 剛・榮倉奈々・夏川結衣・緒形直人・窪田正孝・坂口健太郎・筒井道隆・鶴田真由・赤井英和・菅田 俊・烏丸せつこ・小澤征悦・金井勇太・芳根京子・菅原大吉・柄本 佑・椎名桔平・滝藤賢一・奥田瑛二・仲村トオル・吉岡秀隆・瑛太・永瀬正敏・三浦友和※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-3265G・製作年度 2016年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・配 給 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2016全国劇場公開作品・リリース 2016.12.09・収 録 本編 119分+特典映像・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・音 声 1.本編映像 DolbyDigital 5.1ch サラウンド 2.特典映像 DolbyDigital 2.0chステレオ・字 幕 1.日本語字幕 (本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 1.スペシャルインタビュー (原作:横山秀夫) 2.特別対談 (佐藤浩市×永瀬正敏×緒形直人) ほか※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:わずか7日間でその幕を閉じた、昭和64年。 その間に起きた少女誘拐殺人事件、 通称「ロクヨン」。 未解決のまま時は過ぎ、 時効まで1年と迫ったある日、「ロクヨン」 を模した誘拐事件が発生する―― 原作と異なるラスト、慟哭の後編。 その結末に涙する。・ウラ面 :日本映画界最高峰の オールスターキャストが集結! 究極のミステリーが2部作感動巨編となり 映画化!『/前編』と同じレイアウト。対になるように、下地の色を黒に変えている。並んでいる顔写真は、同じ出演者のもので、違うショットが使われている。表情が、ちょっと違うかな。まぁ、2部作だから、これは当然のデザインと言えるだろう。ウラ面は、やはり佐藤浩市さんが70%を占めている。悪いとは言わないが、前編、後編ともに同じレイアウトで、本編画像から作品の雰囲気が伝わって来ないとなると、ちょっと不満が残る。うーん、こんなに大きくしなくてもよかったんじゃないか? オモテ面をあのレイアウトで行くなら、ウラ面はもっと工夫が必要だったな。一方、ディスクの方は、雨宮が電話をかけ続けた電話BOXの画像が使われている。ストーリー上で、最も重要な場所だ。うん、なかなかいいチョイスだ。【感 想】「ゴルフの方が健康的」『64 ―ロクヨン―』の後編。物語は展開したものの一気に陳腐化、失速。野外のロケが多くなり、演出も役者さんもガス欠状態。集中力に欠けていた。その上、最後は釈然とせず、モヤモヤしたものが残った。前後編の2部作は失敗だったんじゃないか? むしろ、TVで全6話くらいのミニシリーズとして撮った方が、しっかり描き込めたような気がするな。(書いてから知ったが、既にTVドラマになったとのこと。世事に疎い私は知らなかった)――「ロクヨン(翔子ちゃん誘拐殺人事件)」を模倣した事件が発生。捜査本部が設置され、県警内は署員を総動員して対応に当たっていた。勿論、広報官の三上は、捜査には携われない。報道協定を結ぶための会見が開かれるが、ここでも匿名発表を命じられ、事態は紛糾。然も、会見に遣わされたのは頼りない若手だったものだから、会見場は怒号の嵐。誘拐事件とあって、中央から集まった記者たちの容赦ない追及が始まる。それは、県警の記者クラブの比ではなかった。三上は、広報官として少しでも情報を得ようと各方面と接触するうちに、この事件に隠された真実に近づくことになる。……というお話し。所轄の警察署を束ねる県警、全国の警察を束ねる警察庁。小さな組織と大きな組織、そこで繰り広げられる群像劇としては、少々食い足りない。『/前編』で強い印象を残したキャラクタが、みんなフェードアウト。県警の記者クラブなんかは「東京にやられっぱなしで、私たち悔しいです」と愚痴る始末。「何だよ、戦えよ!」と思ったのは、私だけではあるまい。揃いも揃って、みんな“借りて来た猫”みたいになりやがって、腹立たしいこと。組織とは、そういうものなのかも知れないが、映画というエンターテイメントである以上、ここでこそ映画的ウソをついて欲しかった。ただ一人、戦ったのは三上広報官だけだが、彼にしても、クライマックスで足を踏み外して、映画を台無しにしてしまう。組織の枠組みを出て、○○誘拐の犯人と同じ行動をする。これでは何の解決にもならない。それに、○○誘拐事件の犯人たちは警察に出頭したと言うのに、三上だけはおとがめなし。最後がこれでは釈然としないし、気持ち悪い。この辺りが「台無し」と言う理由である。それに、多くのことが観客に明かされないのもいただけない。それは、ミステリーとしては、卑怯だ。目崎の下の娘は、いつどうやって雨宮と知り合ったのか、以前からの知り合いでなければ、雨宮の車に乗ることも、雨宮の自宅を訪ねることも出来なかったはずだ。雨宮と目崎は知り合いでないことは明らかだし、何だか「ノドの奥に引っ掛かった魚の骨」みたいで気持ち悪い。(それとも、目崎の下の娘は、誰の車にも平気で乗る子なのか? 三上の車にも乗ってたし、家庭でも学校でも、ちゃんと教育されていないってことか?)それにしても、何だって三上は目崎の下の娘を連れたまま、目崎を呼び出したんだ? 父親として夫として人間としての自覚を取り戻したはずの三上の行動とは、とても思えない。目崎が自宅から移動することは分かっていたわけだし、娘を下ろして現場に向かっても十分間に合うだろう。なぜ娘を連れて行った? 目崎を逮捕したら、娘が乗っている車に乗せるつもりだったのか? 全く意味不明。それに、どんなタイミングであれ、逮捕された父親の姿を見れば娘が傷つくのは分かっているのに、まるで人非人だな。それに泣き叫ぶ娘の脇をスルーするしね。どうして、こんなクライマックスにしちまったんだろう。映像特典に収録された原作者、横山秀夫さんのインタビューによれば、結末は小説と違うらしい。どこからどう違うのかは知らないが、三上が目崎を呼び出して以降は、丸ごと違うのではないかという気がする。原作者として、こんな失礼を許すべきではなかったと思うな。本作品が、どれほどの評価を得たのか、興行収入を上げたのかは知らない。けれど、広告やヨイショ記事が伝えるほどには、よい作品ではなかった。だいたい、カワイイ女の子が出て来ない。それに、前後編で他作品の紹介映像なんかを含めると 4時間超ある。これだけあったら、スループレイで1ラウンド回れるぞ。(ゴルフの話しですので、念のため)どう考えても、ゴルフの方が健康的なので、本作品はオススメ致しません!(典型的な古いタイプの日本映画だった)『1946 64 -ロクヨン-/前編』
2020.08.02
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1946 64 -ロクヨン-/前編※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・主 題 歌 小田和正 「風は止んだ」(アリオラジャパン)・原 作 横山秀夫 『64(ロクヨン)』(文春文庫刊)・監 督 瀬々敬久・エグゼクティブプロデューサー 平野 隆・企 画 越智貞夫・プロデューサー 木村理津 大原真人 渡邊敬介 浅野博貴 伊藤正昭・脚 本 久松真一 瀬々敬久・音 楽 村松崇継・共同プロデューサー 藤井和史・ラインプロデューサー 武石宏登【キャスト】・佐藤浩市・綾野 剛・榮倉奈々・夏川結衣・緒形直人・窪田正孝・坂口健太郎・筒井道隆・鶴田真由・赤井英和・菅田 俊・烏丸せつこ・小澤征悦・金井勇太・芳根京子・菅原大吉・柄本 佑・椎名桔平・滝藤賢一・奥田瑛二・仲村トオル・吉岡秀隆・瑛太・永瀬正敏・三浦友和※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 TCED-3264G・製作年度 2016年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 元 TBS・販 売 元 TCエンタテインメント株式会社・配 給 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 2016全国劇場公開作品・リリース 2016.11.25・収 録 本編 121分+特典映像・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・音 声 1.本編映像 DolbyDigital 5.1ch サラウンド 2.特典映像 DolbyDigital 2.0chステレオ・字 幕 1.日本語字幕 (本編のみ)・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用・映像特典 特別対談(瑛太×坂口健太郎)ほか※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:わずか7日間でその幕を閉じた、昭和64年。 その間に起きた少女誘拐殺人事件、 通称「ロクヨン」。 未解決のまま時は過ぎ、 時効まで1年と迫ったある日、「ロクヨン」 を模した誘拐事件が発生する―― 感動の人間ドラマ、怒涛の前編。・ウラ面 :日本映画界最高峰の オールスターキャストが集結! 究極のミステリーが2部作感動巨編となり 映画化!オールスターキャストを謳っているだけに、ジャケットのオモテ面は、出演者の顔写真がずらりと並んでいる。中央には、三上広報官(佐藤浩市)とタイトル。それを取り囲むように主要登場人物だ。でも、 2~ 3人、分からない人がいる。「誰?」「どこに出ていた?」「あ~、見たような気もするけど、思い出せない……」ってカンジ。(笑) 写真の周囲には、本作品の舞台背景を説明した一文が囲む。こういう、思い切ったデザインは、好きだ。(笑)ウラ面も、なかなか大胆だ。佐藤浩市さんが70%を占めている。本編画像も使われているが、これは賑やかしでしかないな。本作品の雰囲気を伝えられてはいない。(佐藤浩市さんが大御所になったんだなぁ、という印象しか受けない。まるで、高倉健さんみたいだ)その分、ディスクの盤面には、翔子ちゃんの遺体発見場所の画像が使われている。本編を観た後だと、ちょっとドキリとする。こういうのを、ジャケットのウラ面で演出して欲しかった。【感 想】「いがみ合ったり罵り合ったり、観るにたえない」カワイイ女の子が出て来ない。そればかりか、むさ苦しい男が大量に出演。ニコリともせずに怒鳴ったり睨み合ったり、それはそれは、不愉快。(まぁ、それが狙いなんだろうけど……)個人的には、鑑賞の基準を満たしていない作品なので、もともと観る気はなかった。然も、前後編と長い。決して、観るはずのない作品だった。でも、疲れてたんだなぁ。気がついたら、DVDをセットしていた。(溜息)――群馬県警の広報官の三上は記者クラブとの対立に悩まされていた。妊娠中の主婦が車で老人を轢いてしまった事故で、加害者を匿名で発表したことに、記者クラブが反発したのだ。匿名は上からの指示だったが、三上としては妊婦の体調を慮ってのことだった。組織である以上、上からの命令には従わざるを得ない。彼なりに咀嚼して判断したつもりだったが、事態は拗れつつあった。そんな時、警察庁長官が視察に来ることになる。間もなく時効を迎える「翔子ちゃん誘拐殺人事件」の捜査に当たる署員の士気を高めるためだ。その事件は七日間しかなかった昭和64年に発生したことから「ロクヨン」と呼ばれていた。昭和天皇崩御の報道に掻き消されて、未解決のまま14年が過ぎようとしている。事件の捜査に携わった大勢の警察官にとって忘れ得ぬ事件である。三上もまた、その一人だった。長官が被害者宅を訪問する予定が組まれ、久しぶりに雨宮家を訪れた三上は愕然とする。父親の雨宮は娘を亡くしたショックから立ち直っていなかった。そればかりか、何かに取り憑かれたかのように、すっかり面変りしていた。案の定、雨宮から長官訪問を断られ、記者クラブからは取材をボイコットされ、三上は窮地に立たされてしまう。上手に立ち回って事態の打開を図ろうとする三上は、長官訪問の裏に隠された警察庁の思惑、ロクヨンを巡る疑惑に気がついてしまう。……というお話しだった。原作は読んだことがない。本作品が、どれだけ忠実に映像化されたのかは分からないが、どうも映画的ウソ(小説的ウソ)が多くて、ついついツッコんでしまった。(私の理解が足りないだけかも)14年も経つのに、事件の時に顔を合わせただけの三上と幸田は、どうして直ぐにお互いのことが分かるんだろ? 然も、あんな遠目で……。私なら14年も前に会った人のことなんか覚えていない。これは断言できる。当時、付き合っていた女性の顔だって思い出せない。そもそも10年以上の年月があったら、経年劣化で認識できないと思うぞ。思い出は美しく、現実は厳しい。(苦笑)鶴田真由さんが演じた元女性警官にしても、14年前に捜査官の一人が泣いていたって、よくもまぁ思い出したものだ。然も、名前まで。今頃そんなことを思い出すくらいなら、その当時、疑問に感じて上司に相談するとか、「もっとセンシティブに動けよ」と思ってしまった。いまになってニコニコそんな話しをするなんて、どれだけ鈍感なんだよ。小さい女の子の誘拐殺人事件という悲劇がモチーフになっているので、否定的な意見は自分が悪人になったみたいで、あまり気持ち良くない。(ま、そこそこ悪人ですけどね)でも、無闇に力が入った広報室と記者クラブの対立は、前後編を通してみると、「そこまで時間をかける必要があったの?」と思わざるを得ない。組織の非情さや巨大さを表したかったのだろうけど、それは事件を通して描き出して欲しかった。三上の心の変容にしても同じだ。本作品は、文字との違いを無視して映像を構成した失敗例のようだ。出演されていた方々は皆、熱演されていたので満足感は高いだろうけど、観ている方は、さほどでもなかったなぁ。(溜息)オススメ致しません!
2020.08.01
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