夜空を見上げるブログ

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2025/09/27
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カテゴリ: 星・天体
昨日は前もってSeestarS30の​ プラン撮影

今回試してみたかったことは、北斗七星の周辺に点在している銀河星雲をプランを使って写してみること。
実は北斗七星の付近にはS30で写しても面白く写せる、俗にいうM星雲が10コくらいあるんです。それを端から順番に写してみようと思った次第です。​



↑空には雲も出ていましたがちょうど北斗七星の方向は良く晴れていました♪(タイミングよくISS国際宇宙ステーションが通りすぎました)。

M星雲を写すと言っても現在の夕方では既に北斗七星は西の空に低く、時間と共にどんどん低くなってゆきますので天体をきれいに写すというよりは一気に10コ写すために露出時間は各10分としてプラン撮影を準備しました。

そして19時10分より1つ目の天体の撮影が始まったことを確認して一度部屋に戻りました。



↑すべての撮影も終わった頃の21時に屋根上がって写した画像を確認すると、思っていたよりもきれいに写っていませんでした。この写真の右上には雲も写っているので、管理人が屋根から下りてきた直後から雲が被ってきたのかも知れません。



↑他の天体もこんな感じ。

今回は10枚程度写しましたが良~く見ないと星雲が判らないカットもありましたし、露出時間が3分なんてものもあったのでやっぱり雲が通っていたようです。

原則として天体写真はその天体の高度が高い時に写した方がきれいに写せるので、北斗七星の周辺の銀河星雲一気撮りは来春以降にまた試してみようと思います。


これにて寝たのですが、23時過ぎに目が覚めました。
念のため窓の外を見てみると…晴れっ^^。
遅い時間に晴れていればひとつ写したいものがあったので、再度プラン撮影を使って写してみることにしました。それはM42オリオン座大星雲を写してみること。

ガス星雲(散光星雲)の中でも明るい​ M8 ​という星雲は、S30が10秒で1枚写したものをアプリでリアルタイムで重ねているところを見ていると、どんどん明るく浮かび上がってきて写り映えもしていましたので、散光星雲の中では一番明るい(多分)オリオン大星雲を写すことを楽しみにしていたんです。

と言ってもオリオン座は冬の星座となり、今ころにM42を写そうとすると高度を考えれば夜中の2時以降に写したいところです。
そこでプラン撮影を使ってまずは空の高い所に出ている天体から写していって、何枚か写している間に時間も過ぎてM42の高度も高くなってきたところで写せばいいかな…と。

部屋でプランを作って再び屋根に上がり0時頃より撮影を始めました。
プラン撮影で使える露出時間は10分単位(多分)ですので、今回は星団は10分で写して他の星雲は20分で写して、メインのオリオン大星雲とその近くにある暗い馬頭星雲というものは30分で写すようにしてみました。


ちなみにこの時に夢を見たのですが、それはS30を屋根に置いて撮影をしていたら、雨が降ってきてたまげて屋根に駆け上がるというものでした^^;。

そして2時に目覚ましで起きて屋根に向かいました。



↑オリオン座が高くなる前に先に天高く昇っていたぎょしゃ座にあるM37という散開星団(写したままの写真です)。
10分露出のところに右下の表示が7分になっていますが、雲が無かったとすれば停止状態から自動導入でこの天体を入れて撮影を始めるまでに2分くらいかかり、秒単位を切り捨てて7分露出と表示されているものと思われます。

尚、この前にM36とM37という近くにある星団も写すようにしていたのですが、撮影開始時間の設定を間違えたようで(-_-;ゞそれらは写せていませんでした。




これは20分で写すはずが5分しか露出が掛かっていませんでした。星雲ももっと良く写ってもいいはずなのでひょっとすると露光中に雲が通過していたのかもしれません。



↑そして高度も上がってきたころにプランにて自動で写したM42。
おぉっ写ってる^^♪。…なのですが30分写す設定のところに3分しか露光されていなかったようです(・・?。やっぱり雲が出ていたのかもしれませんね。
※雲が出ていて星が良く写らないとアプリが自動でそのカットを削除するようです。



↑M42の近くにある、その形が馬の頭のように見れるところから馬頭(ばとう)星雲と呼ばれているもの。
こちらも30分露出の設定でしたが13分となっています。
※アプリの自動補正にさらに補正を加えています。



↑あの正義の大きな宇宙人が住んでいると言われているM78星雲。

実際は銀河系内にあるガス星雲なので宇宙人が住んでいる可能性は非常に低いもの(ない)と思われますが、管理人としては子供のころに学校の図書館で星の図鑑を見ていて、オリオン座にM78が実在しているという事を知った時には妙にうれしくなったことを覚えています。
子供って夢があっていいですね(^^ゞ。



↑2度目のプラン撮影の最後に写したふたご座にあるM35という散開星団。
ふたご座の足元にあるのですが、冬の天の川の中にあるので周りにも星がいっぱい写っています。

これらを見るとS30では空の状態にもよりますが比較的暗い所からであれば星団は10分、星雲は20分~30分くらい露出を掛けてアプリの自動補正を使うと効率よく写せるように感じました。



↑2時に屋根に上がった時には良く晴れていましたので、3分しか露出できていなかったM42を改めて4Kモードで写してみることにしました。



↑これがその時に写したもの。
S30の隣で空を見上げながら写していましたが、こちらもM42に雲が迫ってきましたのでギリギリ雲が被る前まで写していて撮影をやめたものになります。
撮影時間は7分と表示されていますが、実際は20分くらい写していたはずです。

M42はこの写真では右側にも羽衣のような星雲が続いているのですが、やはりS30の自動導入はその星雲の中心部を真ん中に持ってくるようですので、日を改めて位置を補正して写し直したいところです。



↑オリオン座に雲が掛かった時にコンデジのG7Xで写してみたもの。
笑っちゃうくらい右側から川のような雲がオリオン座をめがけて流れてきて、それはずーっと西の空(風上)に続いていました。
これではオリオン大星雲の撮影は当分無理そうでしたし、雲が掛かっていないところは晴れていたので他の天体を写しても良かったのですが、翌朝(今日の事ね)は朝イチの仕事が入っていたのでこれにてS30は仕舞って屋根から下りてきました。

もしも快晴が続いていたら朝日を見るまで写していたカモ知れないのでここは狙ったようにオリオン座を隠し続けた雲に助けられたといったところでしょうか^^;。

スマート望遠鏡はこれからも当分大人のおもちゃとして楽しめそうです。










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Last updated  2025/09/27 05:22:44 PM コメント(2) | コメントを書く
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Comments

放浪の達人 @ Re:貴重な晴れ間に(11/24) New! 昨夜は山方面にある長男宅に行ったのです…
放浪の達人 @ Re:S30でモザイク撮影(11/24) New! アップデートによってどんどん進化してい…
martind35 @ Re[1]:貴重な晴れ間に(11/24) くま娘様 >こんにちは〜 お晩でございま…
くま娘 @ Re:貴重な晴れ間に(11/24) こんにちは〜 ご無沙汰致しております。 …
martind35 @ Re[1]:ピアノコンサート(11/23) 放浪の達人様 >「1000人規模のホールで…

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