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今年も遂にあと数時間で終わります。個人的には今年は本当に色々なことがあり、人間の想像力なんて大したことないなぁと毎年痛感します。それはそれとして、今日は年末恒例の風物詩として、レコ大や紅白などがありますが、その数万分の一の規模で粛々と行われる注目の(?)私が今年のJ-POPの中から選んで勝手に表彰する「てけてけアワード2016」の発表の日ですお陰様で今年で記念すべき11回目を迎えますわーパチパチ・・・(^^)で、早速今年のベストソングは・・・デケデケデケデン桑田佳祐の「ヨシ子さん」ですワーパチパチ・・・(^^)かなり独特な曲で、最初聞いたら「なんじゃこりゃ?」なんですが、ものすごく中毒性があり、桑田佳祐さんの懐の広さ、引き出しの多さにビックリする仕上がりでした。まだ進化し続ける人なんですね。来年の活躍にも期待します!そして新人賞は「Aimer」に贈りますワーパチパチ・・・(^^)これは結構久しぶりにガツンときた方で、私の中では今年ブレイクとなりました。非常に切ない感じの歌声ですし、一番好きなのは「カタオモイ」という曲ですが、それ以外の曲もどれも名曲揃いです。これは良いのを見付けたぞ、ということで、昔の楽曲も遡りつつ今後のご活躍にも期待です。あと他の新人賞候補としては藍井エイルさんも単なるアニソンという括り以上の力強さ、歌唱力の高さを感じたのですが、残念ながら今年無期限活動休止となってしまいました(T△T)個人的には是非活動再開を祈りたいですが。そして最後に今年のベストカバー賞は槇原敬之の「誰より好きなのに」に贈りますワーパチパチ・・・(^^)私マッキーファンではあるのですが、どうも槇原さんのカバー曲ってあんまり好きな曲無いんですよね。ところが、今回のカバーは元々マッキーっぽい曲なのでバシッとはまった感じになりました。もう一つJUJUさんの「夏をあきらめて」もあったのですが、このカバーアルバム「スナックJUJU」の完成度があまりにも高く、まるで自分の持ち歌のような感じになっていたので敢えて避けました。さて、今年もいよいよ年の瀬が近づいて参りました。来年はどういった名曲が生まれるでしょうか?それでは来年のこの時間にまた「てけてけアワード2017」でお会いしましょう皆様良いお年を~(^_^)/
2016年12月31日
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★☆★☆【有料メルマガ】お申込募集中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,240円~相場が続く限りチャンスは無限大。一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日は12月の成績発表です。12月は掉尾の一振期待もあり、引き続きトランプ相場継続となりまたが、最終週で来年への警戒感が勝り軟調となりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。【買い銘柄】 DMS(9782)928円→906円(19営業日保有 下落率2.4%)先月急騰した反動もあり、今月は軟調。ただ引き続き高値圏はキープしています。足元では物流が活況過ぎて、ヤマト運輸や佐川急便の宅配員の悲鳴がネットなどでも話題になっていますが、それ故効率的な高度物流システムの需要は増すとも言えます。また引き続き越境ECの成長に注目。三菱製紙(3864)762円→751円(19営業日保有 下落率1.4%)為替の円安が止まらないことで、製紙業界全般に逆風。ただ過去にもありましたが、円安の場合は輸入紙が割高になることでシェア回復という良い面に光が当たることもあります。あとは引き続き電池セパレーター関連として、また再編期待にも注目です。ファーストリテイリング(9983)40660円→42790円(11営業日保有 上昇率5.2%)本当は年末まで引っ張るつもりでしたが、後述のバロックジャパンリミテッドに衣料品ポートフォリオを譲るため勇退。ただ結果的にはそんなに大きく変わらなかったですね。足元月次的に衣料品各社は苦戦しており、大納会もアダストリアHD(2685)が急落と苦戦が見られます。ここまで裁定買い残の積み上げと共に買われてきた反動が来月辺りから出てくると思います。CYBERDYNE(7779)1473円→1615円(10営業日保有 上昇率9.6%)予定通り年末特有の損出し売りが一巡したところから、12月の反発相場に。空売りファンドもビビる程の急反発で、程々に利食い終了としました。しかし空売りファンドのあんな適当なレポートに市場も左右されるものですね。雑な相場だなと思います。バロックジャパンリミテッド(3548)12/17より 1225円→1249円(8営業日保有 上昇率2.0%)TOPIX組み入れ買いという鉄板の材料に期待してエントリー。ところがビックリする程イマイチで、来月の優待権利取りの動きすら限定的。底辺を這い続けました。03年以降の東証1部直接上場銘柄のTOPIX組み入れまでのパフォーマンスが歴代最低。何とかプラスは確保しましたけれど、ガッカリでした。主幹事証券には猛省を促したいです。【売り銘柄】大東建託(1878)17650円→17580円(19営業日保有 下落率0.4%)受注の急速な減速ながらも、空売りの買い戻しが入ってしっかり。ほとんどの株主が外国人ということもあって、あまり日本国内の事情がわかっていない→高配当だしアメリカも住宅関連が強いから良いだろう、というような感じなのかも知れません。また年始早々に発表される月次受注に注目です。セイコーエプソン(6724)12/15より 2461円→2475円(10営業日保有 上昇率0.6%)ドル円の円安デメリットを睨んでエントリー。ただ足元ではプリンター出荷好調と伝わり、また大納会では野村の目標株価引き上げなどから2500円突破。日経平均採用期待感も足元では強まり、特に東芝(6502)も将来外される可能性が出て来たのであれば、いずれ同社採用というパターンもあるのかも知れません。ただ目標達成感もありますし、いずれにせよ来年以降の相場の崩れを見越しておきます。以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると 0.20(%/営業日)という結果が出ました。 計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。ちなみにその間日経平均 12/2終値 18426円→19114円(19営業日 上昇率3.7%) 0.19(%/営業日) TOPIX 12/2終値 1477 →1518 (19営業日 上昇率2.8%) 0.14(%/営業日) 今月はベンチマークに勝利!ただ、ほとんど似たような感じではあり、特に優位性はありませんでした・・・。そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。 KA指数840.5ポイント何とか最高記録更新で終わることができました。来年は一気に大台1000ポイント乗せを目指します!さて、来年の見通しですが投資判断は引き続き「やや売り」を見込んでいます。今年は結局掉尾の一振が無く、来年に対する警戒感を織り込む格好になりました。大発会がここ数年ロクなことがなく、今年も怒濤の6連敗という不名誉な新記録を打ち出しましたから、その気持ちもわからないではないですね。個人的には来年はそこまで下がらないものの、あんまり芳しくないスタートにはなるとは思っています。前回も書きましたが、今考え得る範囲の中で、直近では中国が一番のリスクと考えています。足元では米中の関係が政治的にもきな臭くなっています。トランプ大統領は特にロシアに近づく一方で、中国との対抗色を鮮明にしていますね。台湾との結びつきは本来当然(今まで武器を売るだけ売って避けてきた方が不自然)ではありますが、中国はそれを由としません。本日も太平洋側に中国の空母が出て行って、軍事演習を行ったとありました。あまり対立が強まると、アメリカは経済的にも保護主義を強めて圧力をかけてくる可能性があります。中国が不安定になったら、次は地球の自転に沿ってヨーロッパに飛び火します。何故なら中国とヨーロッパの結びつきが強いからで、一つ一つの国単位では小さいですが、EU一塊として認識すると北米とほぼ匹敵する貿易相手国です(日本を含めたアジアが圧倒的な貿易相手国ではありますけれど、単に電子部品の行き来をしているだけで、実際の完成品消費地としてのウエイトは小さい)。特にAIIB(アジアインフラ投資銀行)を見ても、アメリカや日本が参加していない反面、EU諸国は参加しているように、アメリカや日本以上に結び付きを強くしています(ちなみに逆に日本はEUが敬遠するロシアと関係を強くしていますが)。イギリスの不動産もチャイナマネーが支えている面が強いですし。まあ別に中国が危なくなったら、困るのはアメリカも日本も漏れなくですから、殊更EUだけに影響があるというつもりはありません。ただ、経済好調なアメリカとは異なり、綱渡りなのがEU。一強のドイツも、足元では政治面で不安が台頭し始めています。来年9月には議会選挙もありますしね。移民問題がドイツを揺るがし始めています。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。今年も長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございました。来年はより良い年になりますように。そして皆様良いお年をお迎えください。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年12月30日
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2016年12月28日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161222.htmlその日の夜。いわゆる「寝ずの番」で母や姉などと交代でロウソクの火を守っていました。丁度リオオリンピックの時期だったので、深夜でも中継があり、興味の無い種目でもボーッと眺めていました。ただ、最近のロウソクはハイテク(?)なので、24時間消えないんですね。なのでその意味では寝ずに起きている必要が無いのかも知れません。前日も未明に起こされ、二日間続けて寝ずの番は体力的にきついので、喪主である私の権限で二日目以降は普通に寝ることに。私は父の隣に布団を引いて寝ました。やはり身内の遺体であれば、特に気にはならないと言いますか。そしてお通夜当日。朝にはお通夜で受け付けを手伝ってもらう町内の方へ挨拶回りを行い、喪服を用意をして準備を整えました。朝にはいわゆる「おくりびと」がやってきました。40代くらいの女性の方と、20代くらいの男性の二人組。厳かに挨拶を終えると、仏間に衝立をしてしばらく身内からの視線を遮り、支度を整えます。大きな簡易ユニットバスのようなものが運ばれ、外の給水車からお湯を注ぎ込みます。一通り準備が済むと「宜しければお見届けください」ということで、一人衝立の中に入りました。中に入るとその簡易ユニットバスの上に父の遺体が横たえられていました。父の肌などは死装束で隠すようにして、中に手を入れながら手際良く丁寧に洗っていきます。私は改めて大変な仕事だなと感心しながら眺めていました。やがて一通り洗い終わると「喪主様もお体を拭いてさしあげてください」と言われ、部分的にほとんど形だけですが、タオルで父の身体を拭きました。それが終わると髭などを剃り、死に化粧を施す段になると「また外でしばらくお待ちください」と言われ、外に出ました。一通り終わり、衝立が外されると、再度キレイな布団に寝かされ、旅立ちの準備が整った父が姿を見せました。それから夕方となり、通夜の時間が近づいてきて、また葬儀屋さんがやってきて、今度は父は棺に納められます。喪主は手を出さないということで、親族の男性数人が加わって遺体を棺に納めると、それから葬儀屋さんが用意したワゴン車に父の棺を乗せました。そしてワゴン車の助手席に座ると、葬儀場までの道中、葬儀屋さんから通夜に関する様々なレクチャーを受けました。それから、通夜、翌日の葬式、火葬、初七日まで一通り終えましたが、しばらく父が居なくなった実感はありませんでした。元々父は家に居ませんでしたから、そういう違和感は感じなかったのだと思います。父が施設に入って、私が富山に戻ってからの8年間、毎週土曜に父の施設に行くのが日課でしたが、土曜を通過する度に段々と実感も沸いてきました。そして現在に至ります。-最初に父が危篤と伝えられ、以降父の意識が無くなった8月5日。父の耳元で「やっと孫が出来たよ」と報告した時、わずかに父の目が動いたような気がしました。それから2週間生き長らえたのも、喜びや希望を感じ取ってくれたからではなかったか。ですから、私は父にはちゃんと初内孫懐妊の報は届いたと思っています。(完)
2016年12月27日
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2016年12月26日
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2016年12月25日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161222.htmlそれからは葬儀屋さんと打ち合わせ。葬儀の日取り、規模などは元より、引き出物の種類、町内から出る送迎バスの発車時刻などなど、細かいところまで1時間以上話合いが続きました。ある程度固まると、また最終打ち合わせを昼以降にするという段取りになります。役所への死亡届は葬儀屋さんが提出してくれるとのことで、基本は全てお任せです。翌日が友引になるので葬式は明後日ということになり、二晩我が家で父の遺体を安置するということになりました。その分色々な準備をする余裕があるという反面、何かと忙しさも付いてきます。話を聞きつけた親戚や父の友人・知人などが次々やってきて、その都度これまでの経緯や状況を説明します。また、都会の人に言うとビックリされるのですが、こちらは田舎なので新聞やケーブルテレビなどの「お悔やみ欄」に亡くなった方の名前が掲載されます(昔は公立高校の合格発表も氏名がテレビや新聞に掲載されました)。実際、取引先や知人関係の情報を得るため、それ目的で新聞をとっている人も多く、母も「ニュースは見ないけど毎日お悔やみ欄は見ている」と言います。それは死亡届が役所に提出されると、新聞社などに情報が伝わるようになっています。それでも最近は個人情報がさすがにうるさいので、新聞社から事前に掲載の有無を確認されます。一般的には葬儀の案内の意味もあって掲載する人がほとんどですが、近年多少減っているのかも知れません。それで4社から立て続けに電話がかかってきて、喪主である私が受け答えします。その他お坊さんの手配をして、寺に無成仏を受け取りに行ったり、それからお坊さんが我が家に来て枕元でお経を詠んだり。なんだかんだでバタバタと時間が過ぎていきました。夕方頃になり、姪(父にとっては孫)は仕事を終え、ようやく駆けつけました。父は3人いる孫の中で真ん中のその姪が一番お気に入りなのか、施設に見舞いに来た時に機嫌が良かったり、写真でも姪と一緒の時が一番良い笑顔を見せていました(ちなみにそれが遺影になりました)。その姪がなかなか家の中に入ってこないと思ったら、玄関先で号泣しています。玄関に備え付けられた黒幕や忌中の文字を見て、じいちゃんの死をようやく実感した様子。やがてようやく仏間に入ってくると、ずっと泣いて声になりません。その姿を見て、私も姉も、初めて涙が出て止まらなくなりました。(つづく)
2016年12月24日
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2016年12月23日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.htmlそれから親戚に連絡したり、病院から葬儀屋に電話をしてもらったり、色々と実務的にバタバタした流れが続きました。よく葬式まで忙しすぎて「悲しんでいる暇は無い」と言われますが、その忙しさの幕開けでもありました。まず病院の方が父の鼻に綿を詰め、顔に白い布をかけ、遺体処置をしてくれました。死亡診断書など必要な書類も受け取ります。やがて葬儀屋さんがやってきて、簡単に色々打ち合わせした後、自宅に遺体を運ぶ流れに。用意してもらったワゴン車まで、手際良く遺体を運び出します。こういう場合病院の裏口から出て行くのかと思いましたが、案外表玄関から堂々と出て行きました。職員ができる限り玄関に並んで、父が病院を離れるまで見送っていただきました。私は自分の車でワゴン車の後ろを追いかけながら「父ちゃんやっと家に帰れるな」と思いました。あれだけ「家に帰りたい」と口にしていたのが、遂に身体が思うように戻らないと悟った頃から諦めたように「もういい。施設が良い」と言い出した父。家族に迷惑をかけたくないという気持ちが伝わってきて、何ともやるせない気持ちになりました。家に到着すると、近所の方もそれぞれ玄関から顔を出し、様子を伺ってくれていました。この辺りは田舎ならではの近所付き合い、町内の結びつきが残っているので、それぞれ「久しぶりやねぇ」「大変やったねぇ」と父に声をかけていました。遺体が玄関から運び込まれると同時に、葬儀屋さんが手際良く玄関に黒幕や忌中の文字を備え付けます。仏間の前に布団が引かれ、父の遺体を横たわらせると共に、ドライアイスなどを布団の中に入れます。祭壇もあっという間に出来上がり、線香やロウソクに火が付きます。こうして父は何年かぶりに実家に戻ってきたのでした。(つづく)
2016年12月22日
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2016年12月21日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.htmlそうやって病院に呼び出される状況が4回続いた後の8月19日。たまたま夕方に見舞いに行ったその時にも、父が危篤状態に陥りました。が、またその後回復を見せ、父の容態は安定しました。もっとも、意識や反応が無いのには変わりませんけれど。その際も計器の心拍数や酸素濃度の数字が安定していたので、母に「もう今日は帰ろう。早く帰らないとまた帰れなくなるよ」と言いました。すると母がその日に限って「そうやね」と同意せず「あんた達帰りたいなら帰られ。私は残る」と言いました。そう言われると何となく帰り辛くなりましたが、私と姉は反応が無い父に「じゃあ明日また来るね」と言い残して病室を跡にしました。一応その日はそれで過ぎたものの、翌朝の早朝。病院から母に「すぐ来てください。もう呼吸されていません・・・」と電話がかかってきました。母一人で車を運転させるのが危ないと思った私は「今日はそっちに迎えに行くから待っとられ」と告げ、実家の母を乗せて病院に向かいました。電話から15分くらいで病院に着くと丁度姉もやってきて、3人で病院のインターホンを押し、非常口から中に入れてもらいました。足早に病室に向かうと、もう計器の反応が無くなって呼吸もしていない父がベッドの上に横たわっていました。ただ触ってみるとまだ暖かさが残っており、つい先ほどまで生命があった様子はわかりました。「すみません。もう電話をかけた頃にはほとんど呼吸も止まった状態でした・・・」と看護師さんに言われ、結果的にはどんなに頑張って急いで来たとしても、死に目には間に合いませんでした。ただ、前日に母が病室に居残ったのは、もう一緒に居られる時間がわずかと感じ取ったからなのだと思いました。我々3人は最後にそれぞれ「お父さん、今までお疲れ様でした」などと声をかけました。呼吸を続け口を開けっ放しの状態のまま亡骸となった父を見ると、最後の最後まで戦った姿に、3人とも涙はありませんでした。昔、私が丁度二十歳の頃、父の母である祖母を亡くしました。祖母は最後に痴呆が入り、施設にしばらく入所。父を含めた親族のことが誰もわからなくなってから5年ほど後に亡くなりました。私にとっては人生で初めて親族の葬式だったのですが、その葬儀の後、父は母に「正直ホッとした」と言いました。横で聞いていた私は「父ちゃんそんなことを言うんや」と内心思いました。次男であるのに実質的に実母の面倒を見ていた大変さもわかりますから、責める意味はありません。ただ父が自分の感情を口に出すことはほとんど無い人だったので、余計不思議で印象が強かったです。そしてそれから更に二十年が経過し、私もようやくその時の父の心境がわかるようになりました。特に死に際の2週間、苦しそうに呼吸だけしかしない父の様子を見ていると、むしろ死が双方の苦しみをようやく解放してくれた、というような気持ちが勝りました。私以外の2人も、むしろ安堵の色彩が強かったと思います。その後、呼び出しに応じた医者が病院にやってきて、瞳孔などをチェックし正式に死亡を確認しました。父は生物学的には私が到着する前に、書類上では私が到着した後で8月20日7時6分に亡くなりました。(つづく)
2016年12月20日
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2016年12月19日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.htmlただ父はこの日を境に完全に意識や反応が無くなり、いわゆる植物人間のような状態になってしまいました。そしてその後も何度か39度レベルの発熱を繰り返し、その度に緊急の電話がかかってきて我々は都度呼び出されました。特に患者の容態が悪くなるのは夜中や明け方が多いですから、午前3時や6時に度々呼び出されました。そしてその後は容態が安定し、数時間後結局また家に帰ります。看護師さんも「万一のことがあるといけないと思って」「先ほどは一時呼吸も止まって本当に危なかったのですが」とその都度バツの悪そうに言われました。我々は「いえ、とんでもないです。また危なかったらいつでも呼んでください」と応えていました。ただ現実的に人でなしな感想を言えば、最初に発熱して危なかった時が悲しみのピーク第一波で、後は段々と耐性が付いていき、呼ばれても「またか」というような気持ちの方が強くなっていったのは正直な気持ちです。こんなに父が頑張っているのに。一生懸命酸素を取り入れようと頑張っている父の肉体を目の前にして「早く決着を付けてくれ」とか「父ちゃん、せめて夜中は頑張って」とか。自分勝手な気持ちが去来していました。少なくとも私と姉の中で父は実質的にこの日に亡くなったような気持ちになっていました。もう父がこちらの呼びかけに応えることは無いでしょうから。ただ一人、母だけは父が一日でも一時間でも一秒でも長く生き長らえることを祈り、毎日ヤキモキした日々を送っていました。母は以前から「父よりも一秒でも長く生きるのが私の使命」と言っており、それが母の生きる意義にもなっていました。そのためだけに父の身体は命を繋いでいるようにも見えました。父に付けられた色々な計器の数字が何を意味するのかも教わり「今日もこのくらいの数字なら大丈夫そうやね」などと言って自分達を安心させて帰りました。正直、数字が安定しているうちに帰らないと、また今度いつ呼び出されるかわかりません。しかもずっと病室に居ると、まるで父が死ぬのを待っているようにも思え、その分自己嫌悪感が一層強まるのが嫌でした。(つづく)
2016年12月18日
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2016年12月17日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.htmlその翌日の午前3時頃、突然携帯電話が鳴って起こされました。母から「父の容態がまた危ないから、すぐに病院に来てくれと言われた」と。私と嫁とで急いで身支度を調えて、急いで病院へと向かいました。病院の入り口に着いた頃、丁度母も到着したので、インターホンを押して非常口から一緒に中に入れて貰いました。いつもと違う薄暗い病院の中には、いつもと違う重苦しい空気を感じました。電子音がピッピッと流れるナースセンターを横切って病室に着くと、父の呼吸は乱れ、イビキが一定では無くなっていました。時折呼吸が止まり、数秒間の沈黙が流れます。その度に我々はドキッと緊張していました。看護師さんから「お父さんの肺の辺りを触ってみてください。ザラザラしたような感じがあるでしょう?」と言われましたが、正直よくわかりませんでした。とにかく肺炎がまた再発したようです。いよいよ覚悟を決めた母は耳元で「お父さんお疲れ様でした」「有り難う」と何度も繰り返していました。それが本人に届いているのかどうかはわかりません。父の表情に何の変化もありませんから。それから「一昨年に温泉に行ったね。去年は五箇山に行ったね」と、旅行の思い出話を続けていました。私は気恥ずかしさもあるし、まだ終わったわけでもないので「父ちゃん、しっかりしられ」と呼びかけるくらいで何も言いませんでした。それからイスに座って、呼吸を続けるだけの父をぼんやり眺めていました。父の胸の上下動を眺めていると、普段の何気ない呼吸一つ一つに重みを感じました。母はまたお経を黙読していました。その隣で私は何かを考えようとしてはハッキリせず、結論も出ず。通夜はいつになるか、喪主はどういう服を着れば良いのか、父の預金は引き出しておいた方が良いのか、一つ考え始めては結論が出ず、順序だった思考はできませんでした。やがて親戚や姉もやってきて、狭い病室に6人が集まりいっぱいになりました。病室でする話でもないのですが、皆と共に「事切れた後に一旦自宅に父を運ぶのか」「運んだ後にどの部屋に安置するのか」「墓はどうするのか」などといった実務的な話をしました。それから午前中ずっと皆で父を囲んで見守っていましたが、結局その日は父の熱も下がり、容態が安定したということでそれぞれ家に帰ることになりました。姉は「案外このまま年末まで大丈夫なんじゃない?」と楽観的なことを言っていました。確かにそうかも知れないし、実際隣のお爺さんは意識が無くなってから4ヶ月程持ちこたえました。私もそれくらい余命はあるのではないかと思っていました。(つづく)
2016年12月16日
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2016年12月15日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.html明くる日、父はまた39度の熱を出しました。病院から呼び出された母が医者から聞いた話では「今回がヤマだろう」と言われたとのこと。母からそれを電話で知らされた私も「いよいよか」と思い、車で急いで病院に向かいました。ひょっとしたら死に目に間に合わないのか、いや母が私を動揺させないために、既に事切れているのに嘘を付いているのではないかとすら思うと、一々引っかかる赤信号がいつもより長く感じました。私が到着した時、幸い父はまだ生き長らえていましたが、呼吸は酸素マスクに替わっていました。手を触ってみると冷たく、生命エネルギーが残りわずかであるような印象でした。既に意識は無いということで、時折目は開けるものの、ほとんど白目の状態。目の前で手を振っても目が何かを追うことは無く、まつげを触っても反射の反応がありません。恐らく目が開いていても、もう視力は無いようです。私が父を見下ろしながら呆然としている間、母は姉や親戚に電話で次々知らせていました。結論を言えば父の容態はその後安定し、我々はホッと胸をなで下ろして帰りました。しかし一方でもういよいよ本当に覚悟を決めないといけない瞬間が近いのだなとも思いました。(つづく)
2016年12月06日
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★☆★☆ 締め切り迫る!! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日は11月の成績発表です。11月はアメリカ大統領選挙でのまさかのトランプショックによる乱高下。その後の株高もサプライズでしたが、ドル円の月間上昇率も95年8月に次ぐ歴代3位の9%超と、大荒れの月となりました。そんな中、私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。【買い銘柄】 DMS(9782)800円→928円(19営業日保有 上昇率16.0%)今月も急進となりMVP。10月からこの銘柄の将来性に評価が高まった上、11月は協業しているラクーン(3031)の「SD Export」の売上が前期比61.2%増と伝わり、ようやく花開く動きになってきました。ここから地合が多少荒れたとしても、PBR0.6倍のバリュー株はそう簡単にはやられないのではないかと。12月のMVP獲得にも期待です。日本セラミック(6929)1947円→2002円(9営業日保有 上昇率2.8%)トランプ大統領誕生による不安感から利食い撤退。ところがその後も株価は上がり続け、現状では連日年初来高値を更新し2200円に迫る展開。いやー、これは早まりましたね。良い銘柄ではあると思うのですが、為替の影響を受けやすいところは早々に切ってしまおうと考えてしまいました。まあ別れたこの銘柄にも幸アレ、と祈っておきます。三菱製紙(3864)689円→762円(19営業日保有 上昇率10.6%)ずっと底辺推移が続いていましたが、こちらもようやく動き出しました。特に11月は日経で電池セパレーター増産の話が出たことで、足元の自動車部品株高の流れにも乗れました。円安は製紙業界にとっては逆風ですが、個人的にはいずれどこかと再編するであろう期待感を持ってしばらく眺めていこうと思っています。みずほFG(8411)171.9円→184.5円(6営業日保有 上昇率7.3%)トランプ相場による長期金利の上昇が銀行株に強烈な追い風に。ただこちらも早々に利食い終了としてしまいました。まあ結果論で言っても仕方無いですね。銀行株に関しては、さすがに短期急騰が過ぎたのでこの辺りが目先の限界だろうとは思います。キーエンス(6861)74120円→75910円(6営業日保有 上昇率2.4%)トランプ相場による上昇が予想外の展開だったことから早々に撤退。その後こちらも上場来高値を更新する流れになってきています。ただやはり投資の鉄則として、自分の予想と違う方向に動き始めたら、一旦ポジションを外して様子見するべきですね。そういう意味では正しい判断だったと思っています。ファーストリテイリング(9983)35510円→40660円(19営業日保有 上昇率14.5%)こちらは例年通りの年末株高アノマリーが生きています。東京都心では11月に観測史上初めて積雪を観測するなど、今年はラニーニャ現象から冬物の売れ行きが良好で、金曜に発表された月次でも11月既存店は+7.3%と好調継続。正直まあ業態よりも先物に対する指数寄与度の高さから売買されていますが、とにかく順調なようです。アニコムHD(8715)2340円→2580円(6営業日保有 上昇率10.2%)こちらも保険株の出遅れとして急騰。ただ実は大統領選挙前に買われたので、あまり保険株としての見方はされていない印象です。一応ペット保険も運用は債券主体で行っていますから、金利の上昇は利ざやの改善に繋がるのですが。ともあれこちらも一旦利食い終了としました。CYBERDYNE(7779)11/6より 1420円→1473円(19営業日保有 上昇率3.7%)決算は相変わらずのダメダメでしたが、AIGやアメリカWHILL社などとの提携を相次いで発表。地合の良さもあって底打ち機運は出ましたが、一方で下落基調を変えるにまでは至っていません。うーん、こちらも早めに逃げておいた方が良いような気がします。例年12月は特に下がってきた銘柄の下落がきつくなるのですが(損益通算目的の売りで)、そういう銘柄は逆に年内最終売買日を過ぎたら買い戻しが出るんですよね。今年は特に個人の売りがこれまでガシガシ出ましたから、ここから大きく下げるよりは、掉尾の一振に期待する方向で考えていこうかなとは思っています。業績が悪いですから元々地合の影響関係ないですしね。【売り銘柄】大東建託(1878)17185円→17650円(19営業日保有 上昇率2.6%)引き続き上場来高値更新波動。この地合ではさすがに買われましたが、その代わり買い銘柄も含めて最も月間上昇率の低い銘柄でもありました。つまりマシだったということですね。配当利回りの高さは、長期金利の上昇によって相対的な魅力低下に繋がりますし、また金利の上昇は家主の建築意欲を削ぎます。そして金曜に発表された受注の月次動向は前年同月比35.7%の大幅減。年間でも遂にマイナスに転じました。ようやく世間に「サブリースの危険性」が認知されてきたような印象を受けます。最近またアパートの空室率が上がってきた記事も出ましたし。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-29/OF8GR66TTDSK01何より相続対策で余った土地を、わざわざ宅地による評価減にすることばかりにこだわらずとも、新規上場のWASHハウス(6537)のようにコインランドリーにしたり、駐車場にしたりしても一定の評価減はあります。政府もこれ以上空き家の増加は看過できないでしょうし、今後はそういった収益性の高いところに今後はシフトしていくのではないでしょうか。以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると 0.62(%/営業日)という結果が出ました。 計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。ちなみにその間日経平均 11/4終値 16905円→18426円(19営業日 上昇率9.0%) 0.45(%/営業日) TOPIX 11/4終値 1347 →1477 (19営業日 上昇率9.7%) 0.49(%/営業日) 今月はベンチマークに勝利!ただ、半分くらいは地合を読み間違えた上での結果論なので、嬉しさは半分に止まります・・・。そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。 KA指数809.3ポイント遂に800ポイント乗せ!今年最大の上昇になりました。ただ上記したように、数字程はあまり喜びがありません。来月はバシッと地合も当てた上で、最高値更新を狙います!・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。全体地合に関しての見解は、また以後のブログで書いていきます。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年12月05日
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