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もらいもの これもタイ旅行土産 タイ・ウィスキー(焼酎?) ホントーン HongThong Bangyikhan Distillery もち米使用 アルコール度35% 参考価格:不明(350ml)香りは黒蜜、メープルシロップ、シナモン、オレンジ、ミント?やや甘く、スパイシーな香り。【ストレート】口当たりは一瞬苦いけど、後から甘味が追ってくる。余韻の苦味が甘味を打ち消す感じで、味の出方がバラバラ。まぁ、よくある普通のタイ・ウィスキーか。【ロック】氷で冷えたからか、甘ったるい香りは割と締められた感じ。溶けて微妙に薄まったからか、甘味の出方が鈍り、苦味が強まったかも。良く言えば、余計な味を出さずに 甘味と苦味の2つだけで味をつくってる潔さを感じる。【水割り】 ・酒1:水0.1苦いレモンティーって感じかな!?印象自体は【ロック】と大差は無いんだけど、水で僅かに薄まってる分ソフトな当たりに。余韻がちょいと粗いのが惜しいが、これはこれで悪くない。 ・酒1:水1味薄っ!分量間違えたか?って位薄く感じる。鼻から抜ける香りで個性を持ち直すが、一定時間超えると やっぱり弱い。 ・酒1:水3~4う~ん、色付きの水だな。全然ウィスキーの意味を為してない。薄っすら甘い感じは有り、飲み易さは確かだが、この酒ならでわの個性って程ではない。ストレートで飲まないのなら、【ロック】か【水割り(酒1:水0.1)】がオススメ。氷水でガシっと冷やして、ガブ飲みする分には意外に悪くないとも思える。香りと味の甘い感じが 飲み易さを後押しし、飲む分には何も悪くない。ただ、その場合はただの ちょい甘の 蒸留酒水割りでしかないのかもしれない。ただ辛いだけのブラックニッカとかよりも、こっちの方がまだ見所が有るね。何かスパイシーな料理と一緒なら、この酒を活かせる余地は結構広いかも。意外と真っ直ぐなつくりの酒なのかもしれない。ただ、先日飲んだマン・コン・トーンと比べるとワンランク落ちるな。あっちはまだウィスキーっぽさを追っていた感が有ったが、こちらは飲んでて今一ショボい つくり。それでもとりあえず、日本円で500円未満なら結構アリかなって思える。とはいえスコッチと比べるのはイジメだろうが、350mlで500円未満なら ジョニー・ウォーカーの赤でも飲んでた方がもっと満足感がある。日本では手に入りづらい酒の様なので、タイ旅行する人やタイ料理屋を巡る人は何となく心に留めておくのもいいね、のレベル。お土産でもらうには何も悪い様には思わない。でも自分があげる立場だったら、お土産には この酒よりマン・コン・トーンを優先して買うだろうと思う。2本とも もらえたのは良い経験だった。御馳走様。
2011/08/30
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もらいもの「ブルゴーニュ的な品の良さ」とは裏の日本語ラベルの評だがどうだろうか!? ラングドック リムー地区 AOC Limoux シャトー・アントニャック(ダントニャック)・リムー・ブラン・ペイル・ジャック2009 Chateau d'Antugnac Limoux Blanc Peyre Jac コロヴレイ・エ・テリエ Collovray et Terrier Jean-Luc Terrier et Christian Collovray シャルドネ85% モーザック15% バリック樽熟成10ヶ月(新樽率10%) アルコール度13.5% 輸入:株式会社フィラデス 参考価格:2000円色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、クリーム、アーモンド、グレープフルーツ、ローリエ、三つ葉?塩水?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。とりあえず柑橘、なんとなくナッツ、後からハーブ、まあまあ分かり易い香り。味は苦味基調でやや硬質的。余韻もミネラリーでやや薄だが、意外と伸びる。酸は弱めで苦味押し。このままだと平坦な味わいだが、余韻の薄い甘味感が最後に起伏を生む。余計な味要素を意図的に削り取ってる様な感じで、これはこれでスッキリしてて飲み易い。でも何だろ? 苦味がしつこい? しつこいと言うか、苦味の部分しか表に出て来ない。何らかの劣化の類とは思えないが、ミネラル感と言うには出しゃばった感じ。余韻の伸びと甘味は悪くないが、味本体は必要以上に薄味傾向で飲み応えが微細。削られた味(?)の中に欲しかった物が かなり入ってたのでは?、みたいな納得のいかない印象。 時間経過(間違い無く温度上昇)で硬質感は和らぐ。 苦味の出方が丸く、余韻の甘味も出易くなるが 酸味の感覚はさらに弱くなり、平坦化に拍車。 万人向け方向に 飲み易さは増したとも思えるが、それ以上に退屈感も増す。 せめて この味をもっと冷えた状態で、 なおかつ出力を強く出来てれば、それなりにブル・シャルの味イメージに近かった。美味いと言えば確かに美味いんだけど、全部が過度に小さく纏まり過ぎてて退屈な味。纏まってるのは良いんだけど、そこからの、その上での主張が無い。ラングドックで、ブルゴーニュ的なシャルドネを目指して作ろうとすると、何故か大体こんな感じになるよな、という典型。何かしら料理と一緒なら そこそこ活躍を期待出来そうだが、単独だと もう二味足りない煮え切らなさ と 物足りなさ。もう少し果実感が明快に出て来てくれれば 話も違ったろうけど。料理は揚げ物全般、パスタ全般、焼き物、炒め物、煮物、割と何でも合うと思う。素朴な和食でもアリだが、味噌や醤油の味が意外とダメそう。甘味や甘い香りを補填したり、弱い酸味を引き出せる味付けの料理を推奨。やっぱりこのワインは料理ありき だろうな。値段以下。料理には合いそうだし、出来は決して悪くないんだけど、これに2000円出す気にはなれない。せめて1500円強~1700円前後辺りなら まだラングドックの白としては高評価出来たと思う。シャトー・アントニャック リムー・ブラン ペイルジャック[2009](白)価格:2,000円(税込、送料別)楽天ではワイン屋 大元のみこれに2000円出すなら、ブルゴーニュにGO!。ブルゴーニュのシャルドネを飲み過ぎて、倦怠期解消のために 他地域に浮気wしてみたい人が気分転換がてら買うのなら納得。その場合でも、残念ながら 気分転換以上の意味合いは持たないと思う。
2011/08/28
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もらいもの タイ旅行土産 マン・コン・トーンとは「金色の龍」という意味らしい本来は名前の間に「・」は付かないが、公序良俗に反する単語が含まれてるという警告が出てw投稿出来なかった。タイのウィスキーというのは、ウィスキーとは名ばかりで、往々にして米焼酎にカラメルで色付けしたものがほとんどらしい。一応本物のウィスキーの様な風味や香りはするのだが、そこはどうしても人工的なニュアンスが離れない。まさにこれは「タイ・ウィスキー」という一つのジャンル。 タイ・ウィスキー(焼酎?) マン・コン・トーン MangKonThoong 作り手不明 もち米使用 アルコール度35% 参考価格:不明(百数十バーツらしいので、日本円で400円前後?)(375ml)香りはペパーミント、黒蜜、カラメル、シナモン、バニラ?最初のツンとくるアルコール臭を抜けると、(やや わざとらしいが)甘い香りが昇る。【ストレート】味は大分希薄かな。香りの力のおかげか、やや甘いニュアンスは感じられる。余韻はノッペリしてて、苦味と甘味が薄く伸びる。それなりに飲み易いし 不味くはないけど、飲んでて面白くはない。【ロック】冷えて味が締まったのか、いくらかクリアーな味わいに。飲み易さは増した感じだが、余韻の苦味が より平坦に口内に広がってくる。口当たりは意外と綺麗なのに、飲んだ後がイマイチ綺麗にならない。【水割り】 ・酒1:水0.1大筋では【ストレート】で飲むのと大差無し。でもミント系ガムっぽい甘味が目立つ様になり、ちょっぴり爽やかさを主張。香りが甘味を支えて、余韻の苦味をソフトに抑えてる。 ・酒1:水1おや?香りが一気にしぼんじゃった。このままだと、ただの甘苦い水に近い。これはこれで普通に飲めるけど、個性を支えてた香りが弱まると、味も無個性に偏っていく。 ・酒1:水3~4これはダメだな。香りが消し飛んで、ただの怪しげな酒入りの水になった。デルカップの薄め水割りっぽい感じ。(←デルカップに関しては分かる人だけ分かってちょうだいw)何だか、飲んでて一長一短が顕著。良い部分は有るんだけど、悪い部分も同じだけ有って、味の決め手がハッキリしなくなる。どんな飲み方でも印象がブレないのは、これはこれで面白さとも言えるか。オススメは【ロック】か【水割り(酒1:水0.1)】。冷えたソーダで割るか、ライムでも絞って薄めの水割りにすればそこそこ面白くなりそう。少なくとも【ストレート】で飲んで美味しい酒ではないな。水割りでも、氷入りできちんと冷やして飲めれば 結構悪くない。デルカップを連想して腑に落ちたが、甘味の質や出方が薬酒っぽい感じ。ウィスキーとも焼酎ともつかない独特の甘味が、良くも悪くも個性を生んでる。ウィスキーと言うよりは、甘ったるさのある泡盛か。甘味の感じ方に人工的なものを感じるが、そこに抵抗を感じなければ比較的万人向けの酒になれる。氷でキリッと冷やして水やら何かで割れば、ガブ飲みもイケる。やはりタイ料理とは相性良いと思う。甘い香りと味わいから、酸っぱ辛い料理に向いてる。ラープガイ(鶏挽肉の香辛料炒め)とかヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)なんか適任。だが、スープ系(トムヤムクンやゲーンキヤオワーンとか)とは意外と合わないと思う。値段相応・・・か!?トリスやブラックニッカとかよりは全然問題無く飲めるが、自分でお金出して普段から飲みたいものでもない。タイ料理屋に置いてあったら、気が向いたら飲んでみたい位のレベル。
2011/08/25
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ドイツ モーゼル・ザール・ルーヴァー ザールブルガー・ラウシュ・リースリング・シュペートレーゼ1997 Saarburger Rausch Riesling Spatlese フォルストマイスター・ゲルツ・ツィリケン Forstmeister Geltz Zilliken リースリング100% アルコール度8% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:3360円色はやや黄色がかった金色。香りはライムの皮、灯油、蜂蜜、リンゴ、ゴム、塩水?味は甘味と酸味。余韻に苦味と塩気を感じる酸味。・・・そんな大した味じゃないな。味も香りも標準的な質と内容と出力で、これといった特徴が見えない。それでも、甘味と酸味のバランス感は割と良好だと思うが。味自体は標準なりに決して悪くはない。粘性を感じる甘味の後を酸味が追い、思ったよりも重めの余韻が 果実感を強引に押し込んでくる。経年でなのか、ミネラル感がソフトに、旨味もノってきたのかな?とも思える。でも香りはパッとしないし、全体に起伏が乏しい印象も強い。特に余韻の重みが 果実味の波をドンドンと平らに埋めてしまう様で、乏しい起伏がより平坦に感じる。この余韻は飲み応えを生む長所ではあるけど、別の短所を生み出す要因にもなってる。こいつのせいで、厚みは有るけどキレが悪い、ただ甘酸っぱいだけの味で終わってるのが残念。これはこれで、甘口のドイツ・リースリングとしては手堅い出来と思う。13年以上経過しても 充分飲める状態を維持しており、60分以上の時間経過でも変化は軽微。ただ、決定的に個性が見えない。飲んでて面白くない。同価格で 同じモーゼル地域の97シュペートレーゼなら、シュロスリーザーの方が味もキャラwも明らかに上。値段以下。97年ヴィンテージというのを考慮しても、3000円未満がイイトコだろう。またこのワインを買いたい、飲みたい、と思えない。★楽天検索 ツィリケン ザール★楽天扱い2件 MARUAMAYAで96年ヴィンテージが2604円 なかじまや で89年ヴィンテージが3000円 双方売り切れ。本来この位が適正価格なんだと思う。今回の3360円は何とも微妙。
2011/08/21
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ちょい熟のシラーズを飲んでみたくて買ってみた。 オーストラリア サウス・オーストラリア州 バロッサ・ヴァレー エベニーザー地区 エベニーザー・シラーズ2002 Ebenezer Shiraz バロッサ・ヴァレー・エステート Barossa Valley Estate シラーズ100% フレンチオーク樽熟成24ヶ月(?新樽率不明) アルコール度14.5% 輸入:株式会社やまや 購入価格:2980円色は濃い紫。香りは胡椒、ブラックベリー、クローヴ、カカオ、インク、革、プルーン、黒糖?味は苦味を伴う薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に軽く苦味を伴う甘味と酸味。2002年物でも まだまだ濃い色調。シラーズ特有のスパイス香に、甘苦い印象の香り要素が追いかける。味は渋味以上に果実感がブ厚く構えられ、なかなかのボリューム。味はジャミーで濃い系だが 全体の構成バランスは良く、飲み応えと飲み易さを両立。余韻は高アルコールによる喉にジリジリ来る感じの出方。経年熟成からか 落ち着いた印象は有るが、まだまだパワーも残してる。あえて言えば 酸味の出方が粘ってて、チョイしつこいかな!?このジャムっぽい感覚は ある意味長所でもあるので、好み と 合わせる料理で印象が変わると思う。自分だったら、この粘り気の有る酸味は 料理に合わせて 何か活かしたくなる。 抜栓30分で、味も香りも余韻も出力が穏やかに。 内容は変わってないが、飲み易さは向上するけど 飲み応えはトーンダウン。 これはこれで、より じっくり飲める方向に動いたとも言えるか。 何となく、余韻の甘味が薄く伸びて来た気もする。総合的には正統派オージー・シラーズ。スパイシーな香りに果実感溢れる味わい、余韻はアルコール感でジリジリ伸ばす。「オーストラリアのシラーズ」で「サンテミリオン系右岸ボルドーの熟成ワイン」を目指した様なイメージもある。酸味が多少粘るが、時間経過後なら それも微々たる物で、黒胡椒の効いた焼き肉料理が一つ有れば無視出来る程度。これは牛肉ではなく、豚肉でもなく、羊肉に合う。(スパイスを効かせたラムチョップとかステーキ)この酸味の出方は、肉自体の味と香りに いくらかのクセが有る肉にこそ活かされると思う。1月に食べた「羊の腿の丸焼き」に合わせるイメージが一番近い。値段相応。相応だが、味だけなら 正直もう200~400円は安くてもいいかな!?と思える。でも賞味期限がわりと長そうなので、その保証代が乗ってると思えば、2980円なら およそ適正価格の範囲内。ワイン王国4★獲得!エベニーザー・シラーズ[2002]価格:2,940円(税込、送料別) 楽天ではセラー専科のみ売り切れ中。まぁ売ってても、現時点で特別オススメってことは無い。どこかで見かけたとして、気が向いたらどうぞのレベル。
2011/08/16
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オーストラリア サウス・オーストラリア州 マクラレン・ヴェール ピンパラ・ロード・シラーズ2008 Pimpala Road Shiraz ジェフ・メリル Geoff Merrill シラーズ100% 樽熟成24ヶ月 アルコール度14.5% 輸入:ファームストン株式会社 購入価格:1344円色はやや透き通った紫。香りは胡椒、唐辛子、トマトケチャップ、クローヴ、カシス、アンズ、バニラ、チョコレート?味は甘味を伴う渋味と甘味。余韻に苦味を伴う甘味と薄い酸味。なんか・・・甘いな。香りはオージーシラーズらしいスパイシーさも有るが、甘味を連想するものも多い。味は割りと渋味控えめで甘味押し。思いの外 滑らかな口通りで、綺麗な感じは有る。スパイスの香りと、余韻の ほのかな苦味感・酸味感で厚みを演出し、物足りない渋味のパワーをサポート。軽やかに飲み易さを出しつつ 奥行きをつくり、香りと共に味を構成。だが、流石に甘味の主張が強過ぎる。「スパイシーなチョコレートドリンク」とまでは言わないが、それに近い甘味と甘い香りで、絡む渋味の伸びを押さえ込まれてる。そのせいで味が一面的かつ平坦。余韻の酸味だけが果実アピールでは弱過ぎて、渋味も微弱だし頼りない味わいに。以前飲んだ2006年ヴィンテージと比べると、クリアーさは上だが パワー(特にその質)には難が有る。甘味強めの傾向は このワインの特徴だろうから それはいいが、それ以外の要素にスタミナが無さ過ぎて物足りなさを強く感じる。飲んでて、口の中に甘ったるさ しか残らない。もう少し渋味を出し、甘味を抑えられてれば、もっとバランス感と高級感が有ったと思うが。料理はミートソース・スパゲッティ か ペンネ・アラビアータ。どちらも粉チーズとオリーブオイルを惜しみなく使って。ワインの甘味と酸味を活かしつつ、足りない味覚を補填するには、イタリアンな方向に行くのが無難。半端な牛肉ステーキみたいなのではワインに潰されるので、もっと酸味に塩味と旨味を活かしたものを合わせたい。一応、値段相応。これはこれで万人向けの味わいで、味は濃いけど飲み易さはそこそこ。もしかしたら、まだ熟成が足りず、味構成が まとまってないだけかもしれない。だが2006年ヴィンテージに感じた「1680円以上でもイケる」という勢いと気合いは、今のこれには無いな。2006年ボトルの時に危惧した、イエローテイルっぽさが悪い意味でも強い。同じ味傾向で同じ価格帯なら、IGTトスカーナのカンポチェーニの方が進んで買って飲む気になれる。200ml残しで冷蔵庫保存し、次の日。(開栓約20時間経過)香りはアンズ、胡椒、おがくず、カカオ、生肉、コーヒー?カラメル?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と酸味。おや? 味も香りも大分落ち着いて、美味くなったかも。甘味の出方が大人しくなり、その分だけ酸味が生まれて、ワインらしいバランスが取られてる。やっぱり昨日のは甘過ぎたんだな。1日経って甘味が引っ込んだら、熟成ワインと錯覚しそうな良い味に。元の味が渋味控えめだったから、滑らかな口通りと新たに生まれた酸味が、落ち着いた味わいを上手に整える。アルコール感のジリジリ来る余韻も、今のこの味だからこそ活躍の余地が出来た。2日目は良かったね。(と言うより初日がダメだった)甘いシンプルな赤が好きな人なら初日のでも悪くはないのだろうが、全体のバランスを重視するなら2日目の方が明らかに美味く感じる。★楽天検索 ピンパラ ロード シラーズ★楽天扱い約4件 1376円~1659円 平均1550円前後2008年ボトルは特にオススメしない。買うにしても、可能な限り1300円台での購入を推奨。2日目はともかく、イエローテイルの1ランク上程度の味だから、その辺が妥当。
2011/08/12
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オーストラリア サウス・オーストラリア州 ピンパラ・ロード・シャルドネ2006 Pimpala Road Chardonnay ジェフ・メリル Geoff Merrill シャルドネ100%(マクラレンヴェール産とクナワラ産) 20%を樽熟成8ヶ月 アルコール度14.5% 輸入:ファームストン株式会社 購入価格:1344円色は微妙に黄緑がかった、澄んだ黄色。香りはレモン、石灰、シトラス、シロップ、生姜、シナモン、大根の葉?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。柑橘系果実の香りを軸に、薄っすらハーヴっぽい要素が絡む。味は苦味基調で酸味が後を追う、ややミネラリーな味傾向。この苦味感はアルコール度の高さに由来するものだろうか!?苦味は目立つが突出は無く、バランスは良好。余韻の甘味が 味に足りない果実感を底上げし、厚みを演出。アルコール感がさらなる厚みと重みを後押しし、飲み応えは充分。あえて悪く言えば、厚みを出す為の この苦味が 果実感を押し込めている様にも感じる。アルコール感とも相まって、味の出方が鈍い方向に動いてるかな。香りや果実味ではなく、アルコール感で厚みを出してるから、良くも悪くも味わいが一面的で単調。2006年ヴィンテージだから、4~5年の経過で果実感落ち始めってのも有るかもしれない。全体で言えば、割と万人向けで手堅い部類のニューワールド系シャルドネ。香りは柑橘系主体だがスパイシーな要素も出し、味は拡がりが無く ドライで単調だけどパワーは有る。これに少しの甘味と樽の感覚が乗ってれば もっと高級感をストレートに出せたと思う。その辺は価格の壁が有るし、飲み手の好みによっても印象が変わるトコか。料理は煮込み系か、生もの でも脂のノった濃厚なツマミなら良い感じ。鳥もも肉のフリカッセ とか 豚バラのグリル、魚介ならトラウトサーモンのムニエル や ツナマヨとか。足りない甘味感を補填出来るか、アルコールのパワー感を活かせる(又は酒のパワーに殺されない)料理が最適。サッパリ感と濃厚さを両立したものを推奨。値段相応。1300円台なら悪くない。それ程惹かれるモノもないのだが、それなりに美味しいし 手堅いのは確か。良い意味でシンプルだが、赤のシラーズと比べると普通過ぎる感じも大きい。まあ、気が向いたらどうぞ のレベルだな。値段なりに不味い事はないので、買って損した気にまではならないと思う。★楽天検索 ピンパラ ロード シャルドネ★楽天扱い2件 『かもす』で1580円 シーザーワインカンパニーで1680円う~ん、この価格ではイマイチ。1600円前後も出すならチリ か カリフォルニアのシャルドネの方が、手堅さは上だろう。
2011/08/09
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ちょっと中二病臭いワイン名w 南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2008 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度14% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色は透き通った赤紫。香りは鉛筆、インク、ブラックベリー、革、カカオ?土? 抜栓40分弱で鉛筆、油性マジック、革、煙、木?味は渋味と酸味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と酸味。あ、結構美味いな。香りの拡がりはイマイチだが、味は良好。渋味と果実味のバランスが上手に取れてる。香りは割とストレートな樽熟カベルネだが、味は右岸ボルドーに近いニュアンス。渋味は有るけど、後から酸味が追いかけて余韻の苦味と合わさり、オレンジっぽい味わいも感じる。渋味や苦味より、酸味を優先したコート・ド・ブライって感じ。苦味を連想する香りで 余韻の苦味を必要以上に誘導してるみたいで、味構成がやや強引かな!?品種に忠実な香りと言えばそうだが、味を高める役割を担うにはまだ荷が重過ぎる出方。味自体は果実感も樽感も良い感じだが、香りが味の印象と上手くハマらないと安っぽさが目立つ。 と思ってたら抜栓40分でインクやベリー香の主張がいくらか収まってきた。 これによって、味との釣り合いが取り易くなり、果実感が前に出易くなる。 右岸ボルドーっぽさを明快にアピール出来てて、安っぽさを可能な限りカバー。思ってたよりも かなり出来が良いな。香りの動きは少々落ち着かないが、味はなかなかバランスが良く 飲み応えが有る。チリ程甘くなく、オージー程スパイシーでもなく、カリフォルニア程フラットでもない、フランスに一番近いイメージ。南アフリカならではの個性(?)を、良い方向に充分に活かせてる気がする。料理は煮込みハンバーグや酢豚とかが良いかな!?ワインの苦味感を打ち消すか、酸味と対応させて 甘酸っぱいソースを使えれば綺麗に合ってくれるはず。時間経過前ならアメリカンフード向き、経過後なら中華料理向き。値段以上。これで600円台なら非常に良好なコスパ。半端な右岸系1000円ボルドーより はるかに見所を感じられる。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い5件 714円~819円 平均750円前後個人的に、コノスル・ヴァラエタル・カベルネよりも美味かった。ネットでも700円台前半で買えるなら充分勝負になる。自分でも まさかの、南アフリカワイン再評価の大きな流れ。単一品種のワインであれば、チリ以上に良いものを生み出してくれる可能性が高い。(混醸品は何とも言えないが)今後はピノタージュのワインにも注目してみようと思う。
2011/08/05
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ぱんだしゅりけん さんの賛辞レビューを2年前に読んで、いずれ飲みたいと思ってた。 南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ステレンボッシュ地区 ステレンボッシュ・シャルドネ2004 Stellenbosch Chardonnay ニール・エリス社 Neil Ellis シャルドネ100% 樽熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社やまや 購入価格:1780円色は微妙に黄緑がかった金色。香りはレモン、蜂蜜、ミント、火打石、カリン、オリーブオイル、メロンの皮、セメント?アボガド?味は薄く苦味を伴う酸味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。悪くない。柑橘果実に蜂蜜とハーブの香りの、いかにもなシャルドネ。味は酸味が基礎に有るが、ミネラル感もしっかりしてて飲み応えは充分。ワインの味そのものは軽めかもしれない。だがこのミネラル感による苦味が厚みと重みをガッシリと支え、控えめの果実味(甘酸っぱさ?)を全面的にバックアップ。ややオイリーな香りが、ブルゴーニュのマコン的な雰囲気を演出する。 抜栓15分弱で酸味が静まり、よりオイリーでミネラリーな飲み口に傾く。 元の味本体が軽薄なノリだからか、それでもしつこさ はあまり感じない。 蜂蜜やオイリーな香りの補助も相まってか、より重めの味わいを活かす方向に動く。樽の感覚と苦味が苦手な人には向かないワインかと思う。香りの印象もオイリーさや無機質感が思いのほか強い主張で、場合によっては鈍重な印象も出しかねない。「飲み手を選ぶ」という所までは行かないが、美味しいけど 意外と好き嫌いが出易いタイプかな。一言で言えば軽めのマコン・ヴィラージュ、或いはグラーヴ白の南アフリカ版。香りは果実と蜂蜜で、味は酸味をほのかに出しつつも 苦味がボリュームをしっかり構え、個性を発揮。樽の効いた やや重めの白ワイン(シャルドネ)が好きな人なら、なかなか良いワインだと思うはず。苦味感がチョイうるさいが、そこは香りでカバーしており、自分には結構好きなタイプ。軽めのツマミや料理ではワインに喰われる。かといって半端な肉料理ではイマイチ噛み合わない。エビやホタテのソテーにホワイトクリームソースやアメリケーヌソースなんかが適任か・・。淡白だが歯応えの有る食材を、やや濃厚に味付けた料理を推奨。値段相応。相応だが 2000円前後の樽熟シャルドネと闘える実力を感じたので、充分値段以上かとも思える。だが 極めて個人的な感想だが、この系統のニューワールド・シャルドネだと、チリのモンテス・アルファ・シャルドネよりも 汎用性や分かり易さや、特に入手し易さ等で見劣りしてしまい、評価が伸び悩んだ。
2011/08/01
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