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チリ セントラル・ヴァレー サンタ・ディグナ・カベルネソーヴィニヨン・レセルヴ2005 Santa Digna CabernetSauvignon Reserve ミゲル・トーレス社 Miguel Torres カベルネソーヴィニヨン100% アメリカンオーク樽熟成6ヶ月 アルコール度14% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:675円(1350円の在庫整理50%off)色は濃い紫。香りは杉、インク、ブラックベリー、タバコ、クローヴ、黒糖、赤唐辛子、コーヒー、土?干し草?味は渋味を伴う軽い苦味 と 酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味 と 甘味。あ、意外と(?)バランス感が有って美味い。香りが綺麗に拡がるし、味も渋味が抜け始めて飲み易く、コーヒーっぽいニュアンスに。作り手の傾向か、苦味の感じ方や樽感はスペインっぽい。5~6年で結構 綺麗に熟成してるなぁ。香りがスパイシーにジワジワと せり上がり、オーストラリアのシラーズみたいなイメージも有る。味は濃いけど主張は割と大人しめで、樽っぽいチョコレートみたいな甘味が飲み易さを後押し。熟成感は感じるけど そこはやっぱりチリワインで、独特の青臭さや甘味の突出が纏まり切れてない。余韻の奥行きもあっさりめで かなり早くフェードアウト、アルコール感の余韻はそこそこ残ってるか。でもこの辺は今後の熟成によって、より発展して行くであろう将来性は感じる。 ボトルの中間部のワインを注ぐと、青臭さや渋味が増してる様に思える。 そこをグラスに注いで1分弱待つと、最初の味に向かって行く。 まぁ、まだまだ熟成途中なんだろう。ボトルがもっと若い時に飲んでたら、多分 青臭くて甘苦いだけのつまらないワインだったかも。経年で香りが落ち着きつつも上手く拡がり、味がシェイプアップされたからこその美味さだったと思う。チリワインの熟成感を感じ取るには そこそこ良いワインだったみたい。料理はビーフシチュー一択だな。シチューと言っても牛丼の具を味醂と醤油の代わりに、トマトと赤ワインと塩胡椒で煮込んだみたいな洋風牛丼の具に合いそう。胡椒を効かせた薄切り肉の歯応えにトマトの酸味と塩味が、ワインの足りない要素を補填してくれると思う。675円なら値段以上。今回の このボトルなら、元の1350円でもそれなりに納得したかも。半額処分品だったが、適度に熟成されてて なかなか良い拾い物だった。★楽天検索 サンタ ディグナ カベルネ★楽天扱い約20件 1089円~1680円 平均1350円前後まぁ標準か。ヴィンテージ次第では、気が向いたら また買ってみても良いかと思う。
2011/07/29
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チリ マウレ・ヴァレー カサ・ドノソ・シャルドネ2006 Casa Donoso Chardonnay カサ・ドノソ アグリコーラ・サルヴェ・エスエー Agricola salve S.A. シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:475円(950円の訳あり在庫整理50%off)色は黄色がかった、やや濃い金色。香りは沢庵、お香、べっこう飴、黒糖、ビスケット、八つ橋、生姜オイル?ガーリックオイル?味は甘味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。うおおゎぁ、香りが完全にヒネてる。ここまでヒネてると逆に清々しい位に。味も酸が抜け切って、不自然な甘ったるさに支配されてる。味は液状の きなこ系和菓子を飲んでるみたいな独特の味覚。余韻の苦味と甘味がジワジワと迫ってくるが、迫る程に霧散して希薄に。香りは置いといて 純粋に味だけでみれば、「炭酸は抜け切って 氷も全部溶けたウィスキー(サントリー膳)ソーダ」に近い。飲めと言われたら、何とか飲めない事もない。しかし、飲んだ後の 鼻から抜ける生ゴミ(百歩譲ってドリアン)みたいな香りが かなりキツい。この香りと合わさった味と余韻が、何かの薬品の様な、飲んではいけないものを飲んでる気にさせてくる。うっかり鼻から息を吐くと、えずく様に咳が出る。グラスから香りだけ嗅いだ時と、飲んだ後に鼻から抜ける時とで印象が大きく違う。1000円レベルの酒質と適当な保管によって生まれし、偶然と必然とが融合したワインが其処に有った。ハッキリ言って不味いのだが、ヒネ香好きな人にはたまらない感じであるとも思える。ただ、これ何の知識も経験も無い初心者が知らずに飲んだら、絶対に一口で吐き出すと思うw。味と香り別々になら もしかしたらアリかも分からんが、二つ合わさると破滅的な飲み物が出来上がる。自分もグラス1杯だけ飲んで、もう満足。(というか飲めない、これ以上飲みたくない)値段以下。正当評価不可。まぁ訳ありの半額品と分かってて買った訳だし、500円未満で腹も立たない。ヒネた白ワインの勉強になったと思えば、高価いとも思わない。でも「勉強になった」と思えない人には 100円でも納得いかないだろうね。
2011/07/28
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アルゼンチン メンドーサ トラピチェ・オークカスク・マルベック2009 Trapiche OakCask Malbec ボデガス・トラピチェ Bodegas Trapiche マルベック100% (フレンチとアメリカン)オーク樽熟成12ヶ月 アルコール度14% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1344円色はかなり濃い紫。香りは煙、土、プルーン、生肉、カカオ、ゴボウ、セロリ?鉄錆?味は苦味を伴う渋味と軽く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い渋味。思ったより果実系の香りしないもんだな。変に青臭さがあって、あまり美味しそうな感じがしない。口当たりも意外と軽めで、味は苦味が目立ち過ぎる。これはこれで、軽いなりに飲み易さは無くはない。渋味と苦味をしっかり前に出しつつも、ブ厚くなり過ぎない様にサラッとした飲み口に作られてる。味は濃いけど、厚くはないし、その分しつこくもなく、良くも悪くも一面的。でもマルベックの割には(マルベックファンの自分にとっては)味のボディーの乏しさが残念過ぎるな。そこはアルコール感の余韻で補填しようとするが、元の果実味が軽いからあまり厚み演出が上手くいってない。煙や土の香りは有っていいんだけど、そこはフルーツの香りも一緒に出してくれないと、汚いだけで終わりそう。苦味も起伏構成を作る要素ではなく、メインの味要素になっちゃってて、香りと相まって汚さを助長。 抜栓30分位でいくらか香りに落ち着きが出てきた。 グラスに注いで1~2分待ってから飲めば、煙い香りは大分静まる。 やや強まったカカオの香りが青臭さをカバーし、全体のバランスを取る。 味にもミルキーなニュアンスが出てきて、余韻の甘味が綺麗に感じられてきた。期待ハズレの部分が有って評価が辛くなった部分も多いと思うが、総合的には やや軽めのアルゼンチン・マルベック。香りの出方が粗い点は 時間経過で何とかクリアー出来るが、味にはイマイチ物足りなさが残る。品種特有のクセが有るのは良いとして、それをまだワインの魅力にし切れてない。料理は、香酢やオイスターソース系の中華料理かな?ジビエですら、単なるステーキ料理だと、このワインが肉の旨味を殺しかねない。ソースでコントロールしないのなら、メンチカツを岩塩と粗挽き黒胡椒たっぷりで。マルベックワインとしては、扱いが厄介な部類。まあ、1300チョイなら値段相応か。相応だけど、不味くはないけど、・・・・・コレそんなに惹かれないなー。これに1300円出すなら、まだアラモス・マルベックの方がレベル高い。コスパ重視なら、1000円未満でも買えるサンタ・アナ・マルベックを選ぶ。★楽天検索 トラピチェ オーク カスク マルベック★楽天扱い約22件 1210円~1590円 平均1350円自分なら、またこのワインを飲みたいとは思わない。1000円前後で買えるマルベックワインとしては、サンタ・アナ・マルベックかグレヨン・カオール・マルベックを推す。
2011/07/25
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ハンガリー DHCエゲル Districtus Hungaricus Controllatus Eger エグリ・ビカヴェール2008 Egri Bikaver トーレイ社(?) セント・イシュトヴァーン・コロナ社(?) ケクオポルト、ケクフランコシュ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 オーク樽熟成 アルコール度12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:944円色は透き通った紫。香りは胡椒、カシス、食パントースト、火薬、ヨーグルト?味は薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。胡椒の香りから、安めのローヌを連想。(シラーよりもグルナッシュ的な?)味は薄いけど、それはそれで飲み易い。口当たりは軽めで 味の厚みは無いが、意外と味は綺麗。味から余韻にかけての甘味が結構スッキリまとめてくれる。ガブ飲みワインと言う程安っぽくもなく、なかなか良い味。濃いワインが好きな人には、何となく薄っ平いワインに感じそう。香りから連想した「1000円前後のローヌワイン」と思って飲むと中途半端だが、「ハンガリーの1000円ワイン」と思って飲めば、こういうものかと納得いく感じ。この辺は飲み手の経験にも左右されそう。(少なくともローヌワインをそこそこ飲んだ人じゃないと この話は通じないなw)総合的にはやや軽めの味わいの赤。香りはややスパイシーで、ちょい薄の味にアクセントを与えてる。1000円前後の安ワインにしては それなりに個性が有って、軽いなりにも飲み応えが有った。ギリギリ値段以上。約1000円未満でこれなら十分納得、1100円位はイケる。トカイではないハンガリーワインと考えれば珍しさが有って、その分ちょっぴり下駄が伸びたw。★楽天検索 エグリ ビカヴェール★楽天扱い約7件 1000円~1170円およそ標準的な価格設定。出来れば1100円以下を狙いたい。
2011/07/22
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ブルゴーニュ エモーション・ド・テロワール・シャルドネ2007 Emotion de Terroirs Chardonnay ヴァンサン・ジラルダン Vincent Girardin シャルドネ100%(ピュリニー・モンラッシェ産?) 樽発酵 樽熟成10ヶ月(新樽率30%) アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:2480円色は微妙に黄色がかった金色。香りはレモン、カリン、蜂蜜、アーモンド、マーガリン、紫蘇? 抜栓5分強でレモン、プラム、水飴、オリーブオイル、イチジク、高菜、糠、バニラ、何かのお香、胡麻?味は酸味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と酸味。まあまあ綺麗な味。果実・蜂蜜・ナッツ、香りの出方と出力は控えめだが、およそ正統派のブルゴーニュ白。味もやや弱めだが、それはそれで 香りとのバランスは取れてて悪くない。酸の出方が適度で、甘味やミネラル感を上手に活かせてる。香りと余韻は弱めだが、弱いなりに出しゃばることもなく、落ち着いてる。 あれ!?・・・・・抜栓5分強で高菜やお香のヒネた香りがドンドン混じってきた。 どうやら限界ギリギリの状態だったっぽい。 香りはやや玄人向けになったが、味はまだバランスを保ってる。当初、余韻が弱い点は香りがカバーしてた部分が有ったが、ヒネ香が混じってくると全体のバランスが揺らいでくるかな!?時間が経つごとに蜂蜜やバニラの香りそっちのけで、高菜や胡麻っぽい香りがうるさくなってくる。味のクリアーで落ち着いた まとまりが、香りで乱されてるみたいで 美味さが潰されてる。ややヒネ始めてたので評価はその前提だが、抜栓直後の味自体は結構良かった。ワイン全体の味や香りの“芯の弱さ”みたいなのは引っかかったが、早飲み前提のつくりなら気にする事もないのだろう。もっと状態が良ければ なかなか良いワインと思えたはず。抜栓直後の味で言えば、料理は大体何でもイケそう。魚介系なら生でもソテーでも通用する。(味出力控えめだから煮込み系だとワインが負けるかも)肉でもあっさりした物なら大丈夫だと思う。(チキンハンバーグのクレイジーソルトがけ とか)まあ値段相応。正直1980~2180円位でも良さそうだが、今回は状態が芳しくなかっただけで、本来はもっと美味しいはず。抜栓直後は綺麗だったし、葡萄の出所も結構良いらしいので、2480円ならハズしたとまでは思わない。★楽天検索 ヴァンサン ジラルダン エモ テロ★楽天扱い約12件 2520円~3780円 平均2800円前後2800円前後だと割と普通か。多少名前代が乗っかってる感じ。1回飲んだらもう満足で、この値段だと リピートしてみる気は起きない。
2011/07/20
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スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ アミゲーテ・シャルドネ2009 Amiguete Chardonnay サンザロ社 Sanzalo S.L.U シャルドネ100% アルコール度14% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:498円色は薄い黄色。香りはレモン、バニラ、塩水、リンゴ、チューリップの花、ピーナッツ?味は薄く苦味を伴う酸味と甘味を伴う薄い苦味。余韻に苦味と薄い酸味。香りは結構真っ直ぐな出方。味はやや苦味が目立つが、突出は無く 特徴の範囲内。酸味の出方が控えめだが、控えめなりに苦味を伴う果実味はきちんと押し出されてる。フルーツやバニラの香りが薄めの味の補強に動いてくれるのは感心。難癖同然の意見だが、味の薄さと安っぽさはどうしても拭えない。良い所は有るけど、値段なりの「薄さ・浅さ」の欠点の深さは埋め切れてない。そこはあらかじめ分かってて飲んだ方が素直に飲めると思う。昨日の赤より、今回の白の方が安ワインとしての実力は上だな。ちょっと苦味が強いけど果実感は有るし、香りがブレないのが良い。ワンコイン以下の安シャルドネとしては なかなかの実力を見せてくれた。値段相応。相応だが、食中のガブ飲みワインとしては意外に良い出来。チリの格安シャルドネとなら良い勝負を期待出来る。★楽天検索 アミゲーテ シャルドネ★楽天扱い約4件 498円~500円とはいえ、結局はワンコインの安シャルドネのレベル。チリのメモリーズ・シャルドネの方が余計な苦味が無い分、飲み易さの点では上だろうね。スペインのシャルドネにこだわらないのなら、特にこいつをオススメって事はない。
2011/07/18
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来月から本気出すとか言ったそばからもうこれだ・・・。気付いたら自分はワンコインの安ワイン飲んでる。 スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ アミゲーテ・カベルネソーヴィニヨン2009 Amiguete CabernetSauvignon サンザロ社 Sanzalo S.L.U カベルネソーヴィニヨン100% アルコール度13.5% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:498円色は濃い紫。香りはブラックベリー、タバコ、ピーマン、インク、杉、緑茶、鉄?土?味は渋味と苦味。余韻に苦味を伴う渋味と薄い甘味。若いとはいえ、結構青臭い香り。厚みは無いが、味自体は薄くはない。青臭さを超えると、意外と(?)良い香りに思えてきた。タバコや土の感覚は、良く言えばグラーヴっぽい香り。渋味に厚みと、全体に甘味を出せてれば、メドック系にも感じたかも。スペインっぽさは特に感じず、良くも悪くも やや渋の普通の赤ワイン。香りの青臭さも、人を選ぶところが大いにある。これはこれでカベルネソーヴィニヨンらしさは確かと思う。スペインワインらしさはどうか知らないが、カベルネワインとしては 安いなりに なかなか手堅い分かり易さ。余韻は薄いが、この味なら しつこさが出ない分 悪い様には感じない。値段相応。味そのものは値段なりだが、香りの好みが合えば 意外と好意的に評価する人もいるはず。水代わりにはならないにしても、肉料理と合わせてのお手軽ワインとしてはそこそこの出来。★楽天検索 アミゲーテ カベルネ★楽天扱い約5件 498円~500円500円なら何も悪くない。定期的に出回るワンコインスペインの中では比較的個性を感じられる。気が向いたらまた買ってみてもいいかもしれない。
2011/07/17
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フランス ヴァン・ド・ターブル Cuvee Claude Jourdon クロード・ジョルダン セパージュ不明 アルコール度 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:616円色は透き通った赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、アンズ、ミント、緑茶?味は軽めの渋味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と甘味を伴う酸味。あれ?、意外と美味いかも。(14℃設定のセラーから出してすぐ注ぐ)香りはフルーティーで味わいも軽めで飲み易い。コクやら厚みは無いが、値段なり格なりで悪い事は無い。良い意味でジュースっぽく仕立て上げ、飲み易さ重視。渋味が先頭に来るが、後から来る果実味が軽いなりにでも存在感を主張。香りのフルーティーさが果実感を全面的にバックアップ。余韻の甘味が綺麗に締めてくれて、何も引っかかる処が無い。温度が高くなってくると渋味の出方が鈍くなり、軽さの長所や飲み易さがチョイ揺らぐ。やや冷えた状態をキープして飲むのを推奨。本来は夏場より春先辺りの涼しい気候で飲んだ方が良いタイプのワインだったのかな。あっさり軽やかで飲み易く、コクは無いけど しつこさも感じさせない。良い意味でのジュースっぽさを存分に活かし、食中のガブ飲みワインとしては秀逸。料理は濃い、しつこい味の料理でなければ大体何でもアリ。天婦羅なら和食でもOK。ヅケにしたマグロやカツオなら生魚でもイケる。値段以上。616円で買ったヴァン・ド・ターブルだが、900円位でも納得。むしろ変な1000円ボルドーよりも勝ってる部分が有る、高汎用のガブ飲みワイン。
2011/07/15
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レストランでボトルを奢ってもらいました ドイツ ナーエ QbA リースリング・トロッケン2004 Riesling Trocken ヘルマン・ドンホフ(デンホフ) Hermann Donnhoff リースリング100% アルコール度11.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 参考価格:2310円色はやや薄い黄色。香りはライム、蜂蜜、石油、オリーブオイル、煙?味は苦味と酸味。余韻も苦味と酸味。香りは いかにもなドイツのリースリング。味は苦味基調で大分ミネラリー。トロッケンの名に偽り無く、余計な味を一切出さない潔い辛口。余韻の酸味がかろうじて厚みを補強。時間経過でも変化は微少で安定感が有る。まあ流石に苦味に偏り過ぎてて、味の広がりが心許ない。単独ではどうしても退屈な味。長所と短所が同じ。だが料理とは かなりよく合ってたと思う。料理の味は邪魔せず、かつ味を際立たせる良い働き。料理と一緒じゃないと話にならないタイプか・・・。主役(料理)を引き立てる名脇役だが、自分で主役に立つワインじゃない。あえて値段以下。いや、決して不味い訳ではない。むしろ高汎用で出来はかなり良いと思う。ただ、“自分で” “自宅で” “2310円出して” “これを飲みたい” と思えない、そういう意味で値段以下(完全に好みの問題)。レストランで料理と一緒なら4000円超でも分かる。頼んだ料理はコースで3150円。ハマチとジャガイモのテリーヌ バルサミコ酢ソース サラダ添えキャベツと自家製ベーコンのスープカツオのタタキ風レアソテー(?) パセリと大根おろしソース 玉葱と刻みミョウガと生姜添え鴨のロースト シメジと赤ワインとベリーのソース 抹茶ケーキと自家製桃アイス チェリーコンポート添えこれら全ての料理(デザート含む)と今回のリースリングが何も問題無く合っている。何が相手でも対等に渡り合える脅威的汎用性。レストランに置くには かなり手堅く心強いボトルと思った。【よりどりセール】【6本で送料無料】[2008] リースリング・トロッケン価格:1,800円(税込、送料別)ヴェリタスで1800円(売り切れ)普通のリースリングはまだ売ってるみたいだが。このトロッケンが1800円ならかなりの秀作。ほぼファンか飲食店向けだと思うが。
2011/07/14
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ボルドー シャトー・カランドロー2000 Chateau Calendreau シャトー・カランドロー メルロー60% カベルネソーヴィニヨン35% カベルネフラン5% アルコール度12% 輸入:有限会社 東京実業貿易 参考価格:980円色はやや透き通った、やや濃い赤紫。香りは杉、土、餡、ブラックベリー、おがくず?カカオ?味は酸味と弱い渋味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りの果実要素はほぼ消え、土っぽいニュアンスが強く出る。味は穏やかな感じで、渋味は落ちながらも雰囲気を残し、少しの酸と余韻の甘味で綺麗に整頓。口当たりはやや水っぽい1000円ボルドーレベルだが、流石に香りと味の広がりはその辺の若い安ボルドーとは一線を画す。順調に熟成していったらしく、渋味は綺麗に抜け、果実感を ほんのり。香りの木や土の香りが突出気味だが、これはまだ特徴の範囲内。味も香りも好き嫌いがハッキリ出そうだが、これはなかなか個性が有って面白い。だが特徴の範囲内とはいえ、この香りが苦味を助長し、味のバランスを揺さぶってくる。ただでさえ弱ってる果実感がこの苦味に振り回され、断片的な出方にさせられる。価格が価格だからか、熟成ボルドーの感覚を楽しむには粗さが目立つ。でも1000円前後の安ボルドーが10年以上経過してここまで飲めるのだから、何も文句は無い。これはこれで まだ良い味で、熟成ピークを下り途中。美味しく飲むには多少の経験は必要かもしれないが、こういう物と思えば初心者でもそれなりに納得出来るだろう。料理にはあまり合いそうにないと思う。ツマミにはバターロールが2個もあれば十分なところか。肉料理の場合、あまり肉の脂の甘味や旨味に頼らない あっさりめの品に向いてる。合鴨スモーク や 牛肉タタキのタリアータはまだ良い相性かも。(歯応えと酸味の感覚を補強するのが欲しい)値段相応。相応とはいえ、2000年ヴィンテージのボルドーが この味で980円なら十二分にアリ。1180円までなら、同価格の水っぽいボルドーよりも ありがた味を感じられる。やはり良年ボルドーは1000円前後でも立派に育ってくれるなw。★楽天検索 シャトー カランドロー★楽天扱い約2件 ECHIGOYAで980円 お手軽ワイン館で1344円(売り切れ) 双方2005年ヴィンテージ今買って飲んでも、それなりに美味しいとは思うけど、多分普通の味。あと4年は待って、その時まだ980円で売ってたら、そこそこ期待して買っていいと思う。
2011/07/11
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フランス ヴァン・ムスー エリゼ・ブリュット・マグナムNV Elysee Brut C.F.G.V社 ユニブラン100% アルコール度10.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 参考価格:1480円(1500ml)色はやや薄い黄色。香りはレモン、ミント、リンゴ、梨、小麦粉?クリーム?味は酸味と甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。思ったより綺麗な香りと口当たり。フルーティーな香りと、ほんのり甘酸っぱい味わいとで良いバランス。泡も酸も甘味感も適度な出力で飲み易い。良くも悪くも、万人向けに可も無く不可も無く。味はやや平坦な傾向だが、そこは泡の感覚で厚みと存在感をサポート。流石に泡抜けは早いな。10分か そこらの内に微炭酸状態に。味も値段なりに一面的で飽き易い。最初の乾杯や食前酒の1杯で飲む分には何も悪く無いが、この味で(750mlボトルだとして)一人で1本飲むにはちょっとツラい。 40分弱の時間経過(ほぼ温度上昇)で甘味が後退し、苦味が徐々に強まってくる。 全体のバランスを崩す程の変化ではないが、味がより平坦にノッペリ。 味以上に香りの出力が衰えてきて、チョイ泡の安白ワインに近くなる。これはこれで、安い割りには上出来のヴァン・ムスー。マグナムボトルで1480円なら一目置いてしまうところ。スペインのフレシネ・コルドン・ネグロよりもこっちの方が好き。意外とカレーとかに合うかもしれない。同じ鶏肉や魚介系でも、それらを生のままや焼いた物より “煮込んだ料理”とが相性良いと思う。ワインにもの足りない、厚みや深みを補える料理が適任。値段以上。マグナムでなら1700円から1800円前後と言われても、それなりに納得出来るかも。900円前後の安スパークリングを2本買うなら、これ1本の方が(マグナムのインパクト込みだが)コスパは上に感じた。★楽天検索 エリゼ ブリュット マグナム★楽天扱い約2件 タカムラワインハウスで1974円 お手軽ワイン館で2180円(期間限定で1680円)この価格だとイマイチだな。高価くても、可能な限り1800円以下で。900円のスパークリングを2本買うよりもお得感が無いと、このワインの意義が見出せない。
2011/07/09
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もらいもの ブルガリア マスカット・スペシャル・ワイン2007 Muscat(Muskat) Special Wine シャトー・パミドヴォ Chateau Pamidovo マスカット100% アルコール度12% 輸入:合資会社ティエムエム・パートナーシップ 参考価格:1600円色はやや薄い金色。香りはオレンジ、蜂蜜、沈丁花、洋梨、ライチ?石灰?味は薄い甘味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。フルーティーな香りと口当たりで、余韻はあっさり。スペインのバレンシア地方の軽い白ワインによくあるタイプ。香りの存在感と味の飲み易さは悪くない。控えめな果実感を甘い香りが支え、バランスが整ってる。品種の特徴は分かり易く、甘い感じが万人向けの飲み易さを演出する。良い意味でジュースっぽくて、ガブ飲みワインとしてはなかなか。だが、どうしても単純な味構成が安っぽさを纏わせる。ガブ飲みワインの範疇なのを思えば 安っぽくて悪い事もないのだが、香りが結構良い感じだったので、ちょっと残念。スペインの安ワインと競合しそうな感じで、このワインで闘うには分が悪い。 抜栓20分(温度上昇)で、お香やべっこう飴の様なヒネた香りが出てくる。 苦味も徐々に強まってきて、甘味の長所を喰われ気味。 こうなると万人向けと行かず、人を選ぶ感じに。基本的には飲み易い白ワイン。先日のスペインのアマティスタから発泡要素と余分な甘味を除いたら、このワインになる感じかな。香りは結構イケるし 味は甘味を明確に感じ取れつつも やや控えめな出方だから、料理と一緒なら意外と良い働きを期待出来ると思う。白ワインのヒネ香が好きな人なら、時間経過後の香りを大いに楽しめるはず。1600円では値段以下。「ブルガリアワイン」という珍しさ分を乗せても、出して1280円だろう。もしかしたら、時間経過後の香りの好みが合えば、いくらか話が変わるかもしれない。一般的小売価格はどれ位になるんだろ?
2011/07/06
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日曜お昼のインドカレー インド カルナカタ州 ナンディーヒルズ アート・コレクション・シラーズ・ロゼ2008 Art Colection Shiraz Rose グローバー・ヴィンヤーズ ミッシェル・ロラン(アドバイザー) Grover Vineyards Michel Rolland シラーズ100% アルコール度12% 輸入:アンビカトレーディング株式会社 注文時価格:2500円(700mlボトル)色はオレンジがかった朱色。香りは人参、プルーン、生魚、セロリ、土?野苺?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味薄いなぁ。でも、そこそこフルーティーで飲み易い感じ。ただ、香りが生臭くて 洗練された感じがしない。これはこれで、味のバランスは取れてるかもしれない。突出した味覚要素は無く、薄味傾向の味の利点を上手く活かして 落ち着いた感じに。とにかく香りが粗いのがなー・・・・。野菜っぽい青臭さ と 魚っぽい生臭さが目立って、全体に品が無い。味は思ったより良かったので高評価したいところだが、薄味バランスの良さが裏目に出たのか起伏が平坦な傾向にも。まぁ、普通のロゼか。味自体はそんなに悪くなかったので、生臭い香りさえ何とかなれば 意外とイケるワインかと思う。だが、そんなに積極的に飲みたくなる様な綺麗なものでもなく、下手にガブ飲みしたら悪酔いしそう。値段相応・・・かな!?とりあえず、お店でボトルで2500円なら納得の範囲。小売りで800円台から高価くても1000円チョイと思えば、大体こんなもんでしょう。ランチセット@1100円・6種有るカレーの中から2種(チキンカレーとダル(インド豆)カレーを選択)・ミニサラダ と ミニサフランライス・タンドリーチキン と シークケバブ(双方ハーフサイズ)・ナン・画像には無いけど、食後にデザートでバニラアイスが出る。どういうわけか食中に出されて、まともに食べようとする頃には半分以上融けてたがw。ランチ時のライスとナンは おかわり自由なのだが、大体おかわりする前にお腹一杯。で、「赤」 「白」 と飲んできて今回のロゼなんだが、結論から言うとそれほど料理と合ってもなかったかもw。料理の味を邪魔しない という点はこのワインも同様で、香りはカレーやタンドリーチキンにも負けてないユニークな質。一応、料理と一緒に という役割は十分に果たせてるが、料理をより美味しく というには至らない点が多い。ワイン単独での主役には向かず成れず、料理の脇役に回るにはまだ粗削りで中途半端。難しいな。ただ、スパイス類の効いた食材との相性自体は良かったと感じられる。基本的に薄味のワインだったから、食べ物自体の素朴な風味を壊さずにすんでる。(香辛料そのものには味は無いからね)今回の例外として、ナンの香ばしさと食感には このロゼが上手くマッチ。赤・白と比べれば、の話でならインド料理にはロゼの方がオススメなのかな。
2011/07/03
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