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ぶつぶつと泡が体にへばりつく炭酸泉で美人になろう同期会ラインしてると自慢するだけどババたち興味がわかず作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.27
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湯の中で ジャブジャブ顔を洗ってるマナー知らない オヤジ三匹今どきの 若者たちはと言う前に人の振り見て 我が振り直せ作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.23
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後ろ髪をひかれる思いで切符売り場の方へ足を進めていますと、、面倒見係りの柏原さんが、にこにこしながら「皆さん、折角の機会ですから、よろしければ、そこの蕎麦屋で今日の感想会でもしませんか、もちろん自由参加で割り勘です」 夫婦者の二人は用事があるのでと帰りましたが、他の人は皆蕎麦屋の暖簾を潜りました。私は、とにかくお腹が減ってふらふらだったので、一人ででもお蕎麦を食べようと思っていましたし、こんなにいい人たちと、もっと時間を共有したかったのでもちろん参加しました。 テーブルに座ると、まずビールで「桜に乾杯、お城に乾杯、皆さんに乾杯!」とグラスを合わせました。 喉はからからで、口の中がねばねばしていた私の喉を冷たい液体が通る。ぐびっー すきっ腹ですもの、効く効く、ああおいしい、いい気持ちだわ。 お蕎麦屋さんの窓からも桜の花がよく見えて綺麗だった。私の前に座ったおじさん、多分六十五歳くらいかな、「おいしいですね、私は日本酒が好きなんです、桜だとやっぱりお酒ですよね、お付き合い願いますか」 私が「はいっ」というと、おじさんは嬉しそうにお酒を頼んだ。他の人はお弁当やら、おやつやらでお腹がすいてないのでしょうけど、私はとにかく、早くお蕎麦か、ご飯を食べたかったが、こういう席では一人だけお蕎麦下さいというのは白けた空気になるので、じっと我慢して、お酒で空腹を癒していました。 前にすわったおじさんは私が若くて美人なのでご機嫌で、どんどんお酒を勧めてくる。「いけますねえ、御嬢さんは、歴史が好きなんですか?」「いや、それほどでもないのですが、今日の城址と桜は楽しめました」「今日の桜はほんとよかったですね、染井吉野の豪華絢爛、パッと咲いてパッと散る遠山の金さんですなあ、そこへ行くと山桜の趣、ちょっと控え目にして、年増の芸者というところですかねえ」 だんだん、口も軽くなり、饒舌になり、冗談も出て、楽しい輪ができつつありました。 いい集まりだった。それなりの常識もわきまえていて、なにしろ、若者のようにがしゃがしゃして、自分ばかりを強調するということがなかった。控え目、謙虚なひとたちのように思えた。お友達になれそうな雰囲気だった、いい人たちに出会えたわ、いい会に来たわ、珍しく私の心にも春がやってきて桜が咲き始めていた。 だが、それは、今日初めてあったひとたちだったからかもしれなかった。最初は控え目で相手を立てながら、ご機嫌をうかがうような口調だったが、酒の量に比例するように、だんだんに自己主張が出てきて、それぞれ、戦国時代や江戸時代の歴史には詳しく、やれ、北条氏康がどうしたの、上杉景勝が攻めてきたの、豊臣が徳川がと、知識を自慢しあい、あちこちの桜、城自慢が始まってきた。「うんうん、なるほどね」などと、相槌を打ちながら、自分の方に話を持っていこうとしている、だいたい、他人の話は来てるふりをしてるだけ、自分の話を聞いてもらいたいだけになっていました。 話はばらばらになり、それぞれが知識の自慢合戦になってしまいました。話とはほとんど、自分の知識をひけらかし、優越感に浸る。言葉の後ろに隠れている我褒めが透けて見えてしまうのです。これも私の悪い癖です。私はだんだん無口になりました。 私のいいお酒もだんだんに醒めて、代わりに狂暴な酔いがすきっ腹から登ってきていたのです。ああやっぱり、この人たちも、初対面という遠慮のタガが外れれば、話は自分の自慢ばかりになる、うぬぼれ、自己主張ばかり、うんざりした気持ちに包まれてしまいました。 そう、思っていた矢先、世話役係りの柏原さんがてんでに喋っていて、まとまりがなくなっていた場を一つにしようとおもったのか、「ええっ、今日はたくさんの人にお集まりいただき、また、いまお話を聞いていますと、皆さん教養たっぷりで、いいお話を聞かせていただきましたが、せっかくの機会ですから名前も知らない同士でお別れするのもなんですので、自己紹介をしませんか」 いい、場繋ぎでした。みな、自己主張の口を継ぐんでばらばらだった会はまた一つにまとまりました。 でも、その自己紹介がまた桜を褒めちぎり、城の薀蓄、そして、自慢話、知識自慢、高慢さを隠せない謙虚さで、私はますますうんざり、桜が舞うどころか暗い井戸に落ちていく気持ちに支配されてしまいました。私は、もう危険酒量を相当超えていた。 私の番が来ました。よろよろっと、立ち上がる。足がふらつく、転ぶ。「あのひと酔ってるわ」皆の同情の視線が私を嗤った。私は急に桜が嫌になった。城が嫌になった。皆が皆桜だ城だと褒めちぎるのに嫌気がさしていた。桜や城が嫌なのではない、わかるかしら?みんなが一斉に感動していると、違うことを言いたくなる。私の嫌な悪い癖、性格だと思います。ああ、ひねくれものなんだから。 よろける私を見下ろすような視線を感じながら私は話し出した。「私は桜が綺麗だと思ったことは一度もありません。あの豪華絢爛に咲く桜の陰湿な性格、きれいな花には棘があるって昔から言われてますよね、桜もそうなんです。嘘で塗られた華やかさ、あの花びらの奥には人間を恨むものが住んでいるんですよ、皆さんは、梶井基次郎という作家を御存じですか?梶井基次郎という人は、物事の本質が見える天才なんです。その梶井基次郎は桜の花のことをこう言ってます。桜の木の下には屍体が埋まっている。桜は根を触手のように伸ばしその腐敗した屍体から養分を吸い取る、それが美しい花となって咲いている。この秘密に気づいた人なんです。ですから、花が美しければ美しいほど桜の木の下には屍体が多いということなんです。お城には桜がよく似合う、そしてお城の桜は豪華だなんていいますが、戦国時代、殺された戦士は埋められてその上に桜の木を植えたのですよ、桜の花は屍体の花、恨みの花なんです。ですから、みなさん、桜が綺麗だとか、言わないでください。サクラは残酷なのです。美しい者の裏には醜いものが隠されていたのです」 みな、きょとんとしていた。若くて美人の私がへどろもどろになって、訳の分からぬことを、しかも怒り心頭の表情でこの場をぶち壊したのだから、、私の前のじじいが、ちゃちゃをいれた。「まあ、みつこさんとおっしゃいましたか、そんな説もあるということですか、、」「いえっ、本当のことです」私はぴしゃっと言い切りました。ますます場が白けてしまいました。 私の酔いは悪い方へまっさかさまに転げ落ちていきました。それからの時間の記憶はあいまいになってしまいました。いや、無くしてしまったという方が正しいのかもしれない。 いつもそうなんです。飲みすぎると、記憶が曖昧になり、なくなってしまいます。ただ、帰趨本能だけはあるようで、どうやって帰ったのはわかりませんが、深夜になって自宅にたどり着きました。ズボンは泥だらけ、手にひっかき傷もりました。 腰が痛い、どこかへぶつけたのかしら、肩も痛む。、転んだかしら、ああ嫌だ嫌だ、女の酔っ払いなんて、美人台無しです。なにより気持ちがすぐれないのは、あれから、あのひとたちはどうしたのだろう、そして、私は何をしゃべり、どんな行動をしたのだろうか、、、皆目解りません。誰かに聞くこともできません。そうです、まさに私が桜の花で、美人の裏側には醜が住んでいたのです。 あれから私は悶々として、二週間も引きこもってます。窓から見える桜の木々にはもう一枚の花びらもなく、あんなに華やかだったことが嘘のように、緑色の葉が風に揺れている。私はきっと人間嫌いなのだと思います。 普通の人は人恋しくなるのだろうけれど、私は大丈夫、平気、平気です。蒲団を被って無理やり寝ようとするのだけれど、眠れません。起きていたって、することがないのです。テレビもつまらないし、本を読んでも根気が続きません。 また、来年春が来て、桜が咲いて、私にはひとつ、悲しい思い出ができただけの桜でした。ああ、願わくは花の下にて春死なん、西行さん私も死にたい気持ちです。(完)作:深田みつこ※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.17
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町の広報誌に「春の息吹を感じながら、桜の城址めぐりに参加しませんか!」という記事があったので、私は、ずっと、部屋に引きこもりで、暇を持て余し、春の日差しを浴びなければ、もやしのようになりそうだし、満開の桜の下を歩くのもいいかなと、もう一人の鬱な自分を説き伏せて、重い腰を上げて参加することにしました。 ローカル線のG駅の駅前広場には城址めぐりの参加者らしき人が集まっていました。「はいっ、城址めぐりに参加ですね、これが資料です、会費は500円です。今日はお日様も柔らかく、いい日ですね、私、面倒見係りの柏原と申します。よろしくお願いします」 感じのいい青年でした。といっても三十は超えているのかもしれない。参加者の顔触れは、老若男女が入り混じっていたので、私のような若くて美人でもそれほど目立たなくて輪に入れそうな気がしました。 午前十時、出発です。駅前からすぐに、国道を横切り、山裾の道を歩き始めます。講師の柳本先生の城の歴史や桜の種類などの説明を聞きながら、ゆっくりと山沿いの道に歩を進めます。 桜は満開できれいですが、地面も緑色の草で塗られていて、木々にも小さな芽が芽吹き、紫つつじやたんぽぽも咲き、蝶が舞い、鳥たちもぴーちくぱーちく、山里にはどこもかしこも春が動きだしていました。。「わあ、きれいね、染井吉野のピンクも華やかだけれど、私は緑の葉に映える白い花の山桜が好きだわ、少し控え目で私みたいにねっ、ふふふふ」「お城と桜は本当にお似合いね」「江戸城にだって、高遠城にだって、姫路城にだって、お城には桜がつきものなのねえ」「満開の桜、今日が一番じゃないかしら、最高ですね」 参加者の方はそれぞれ春の空気を吸って、鶯の鳴き声を聞いて、水仙やたんぽぽの花などにも目をやって、それは気持ちの晴れるいい日でした。春をいっぱい感じながら、山の頂上にあるちょっとした広場に着きました。「ここは天守閣があったところです、いい眺めですね、ほらっ、あそこに見えるのが、新宿のビル群ですね、こつちがスカイツリーですよ、戦国大名はこんな見晴らしの良いところで、合戦の作戦を立てていたのでしょうね、さあ、みなさん、この景色をみながらお弁当をいただきましょう」 参加者は思い思いの場所に腰を下し、お弁当を食べ、お茶を飲み、ビールや日本酒を飲見始めました。そこで初めて私は自分の失敗に気が付いたのです。お弁当もお茶も持ってこなかったのです。 だいたい、集合時間と行く場所しかメモしてなく、飲み物やおにぎりくらいは、コンビニがあるだろうと軽く考えていたのです。ところが駅前からすぐに山道に入ったので、コンビニどころか、自動販売機もありませんでした。 仕方なく、お茶もお弁当もない私は皆から少し離れたところに腰を下し暇を潰して、お弁当の時間が終わるのを待っていました。そんな私に気が付いたのでしょうか、人のよさそうなおじさん。「どうぞ、おひとついかがですか?」から揚げとおしんことおにぎりの入ったタッパーを差し出してくれました。「ありがとうございます、ちょっと、胃の具合が悪いものですから」 そこが私の素直じゃないところ、食べたいお腹の期待を裏切って、お断りしてしまう。他人の親切を素直に受け入れない嫌な自分がそこにいました。 お弁当を食べ終えると、みな満足そうな表情で、立ち上がり、来た道の反対側から、ひとつ山を越えた川沿いにある、染井吉野の見事な桜のトンネルを堪能しながら、ゆっくりと、春の息吹を感じながら山を降りました。つくしやのびろ、かんぞうなどの野草をビニール袋に入れているひともいます。「苦味もありますが、春に一度は食べてみたいものです」 気候の良さもあったのでしょう、満開の桜に出会えたのも良かったのでしょう、面倒見役係のの柏原さん、講師の柳本先生のおかげで、楽しい一日が過ごせました。 参加者のひとも、穏やかな人が多く、うるさすぎず、はしゃぎ過ぎず、かといって、笑顔や笑い声が耐えることもなく、私にとっても、お腹が減ってることを除けば、素敵な出会いでした。こういう人たちとだったら、もっと長くいたい、また、こういう集まりがあったら、また参加したい、引きこもりの私の心を開くのにはいい集まりの会だった。思い切って出かけてきてよかった。 別れるのが淋しい思いなのだが、もう、G駅の駅前についてしまった。春の桜、満開の桜といいひとたちに出会えて、こんがらがってちじこまっていた私の心を和ませてもらい、明日から、少しづつでも、外の世界に触れ合っていこうと思いました。 春には人を元気づける力があったのです。桜万歳、桜ありがとうです。鬱なんか飛んでけ!私も桜の花びらのように春を舞います。(つづく)作:深田みつこ※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.15
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隅田川いくつも橋を くぐり抜けスカイツリーに 光が灯る色づいた 山のかなたにけむり立ちなぜかここまで むせる秋風作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.11
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春浅き おろし大根 うすみどり連翹や 客に障子を 開きけり足袋干して 入日の雲を 眺めをり作:佐藤ふみ女※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.08
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ひんやり凍る この夜空街の灯や 星屑までが ぼくのふる里吐く息も 凍りそうな朝 家族たち、友人たちの 健康祈る作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2016.04.02
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