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義理の叔父が昨日、所用で来タイした。お土産、というか出産祝いで、ちょっと珍しいものを頂いた。それは「草木染めのベビー服」。タイの北部に工房を持って、現地で紡ぎ、草木染めした布を使って服類を製作している日本人のデザイナーさんがいるらしく、叔父はそこで作られたものを日本で販売するお手伝いをしているとのこと。というわけで、今回、その工房で作られたベビー服を2枚プレゼントしてくれたというわけ。コットン100%だけど、一見「麻?」と思うような素朴な感じの織り。色は、草木染めとあって、落着いた渋めな感じ。早速、たっくんに着せてみた。「時代は自然派。 ナチュラル100%ベビー」の出来あがり!・・・・・を、期待していたのだけれど、どう見ても、自然素材を着こなすイケてるベビーというよりかは、「作務衣を着た、風呂上りのオヤジ」。ちょっと渋すぎです。。。せっかく素敵な風合いの布なのになあ。。。多分オヤジっぽく見えてしまうのは、たっくんの顔立ちのせいもあるのだろうと思う。認めたくないけど(^^;)でも、1枚1枚が違う感じに染めあがる草木染め、そして手作りということで、世界に2枚と同じものがないベビー服。手作りの温かみを感じながら着られれば、少々ぽくっオヤジたっていいんだもん!(負け惜しみじゃないよ(笑))それにしても、この叔父さん、2年ほど前に会った時とはだいぶ印象が変わっていて驚いた。昨年ビジネスで大きな試練にあい、それを契機にいろいろと出会いがあり、考えるところがあったようだ。以前は、もっとなんというか「実業家!」って感じで、本人も言っていたけどまずは「利潤追求」!、、、という感じの人だった。でも、今はもっと自然志向というのかな、「自然とともに生きるにはどうしたらよいか」とか「大量生産のモノばかりに囲まれて、消費社会の中に暮らしていると、人間らしさを失ってしまう」みたいなことを言うようになって、ビックリ。人間、変わるものだなあ、、、って。叔父いわく、「手作りのモノって、(例えデザインが同じであっても)一つひとつが少しづつ違っていて、二度と同じものは出来ないんだよね。そういう意味では、手作りのモノとの出会いというのは、人との出会いと同じで『一期一会』なんだと思うよ」その言葉が、心に残った。なるほど、と思った。頂いたベビー服、少々(かなり?)たっくんがオヤジっぽく見えようとなんだろうと、大切に着せたいし、こういう温かみが分かる子に育ってほしいなーと思う。
2005年02月28日
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今日の夜はダーの会社(&私の昔の職場)関係で東京から出張者数人&退職したけど毎年この時期にドリアンを食べに来るおじさまが、バンコクに数人揃ったので、たっくんも連れて、会社の近くのイサーン料理屋に夕ご飯を食べに出かけた。このレストラン(というか、限りなく「食堂」に近い)、私の出産予定日1週間前にも、出張者の人達とごはんを食べに行って「予定日はあと一週間。でも、初産は遅れるっていうしねー」とかいう話をしていたら、その翌日には破水→入院したという、ある意味、思い出の場所。ま、それは余談として、その店で、たっくんの夜ねんねの前の授乳タイム。さすがにそこでおっぱい出すわけにはいかないので、持参したミルクで一杯。あとはおとなしくラックの中でねんねするかと思いきや、知らないおじさん達に囲まれて興奮したのか、目はらんらん、活発化してしまった。そのまま眠らずに帰宅、シャワー。いつものねんねの時間からは2時間近くたっているのに、まだ頑張っていたけど、ようやく夜9時過ぎに寝ぐずりが始まった。いつもならここでおっぱいをちょこっと含ませればイチコロなんだけど、今日の夕食はイサーン料理。ソムタムだの、トムヤムだの、かっらーい料理をお腹いっぱい食べてしまった。以前、タイ人に「母乳あげてるうちは余り辛いもの食べると、赤ちゃんが下痢するよ」と言われて以来、辛い料理は避けてきたのだけれど、母乳の出もかなり悪くなってきた今、今晩はもう母乳はあげないつもりで、辛い料理を満喫してしまったのだ。というわけで、少なくとも今晩はもう母乳はあげられない。でも、ミルクもさっき飲ませたばっかりだし。。。ここは、頑張って抱っこオンリーで寝かしつけるしかない!と、気合を入れて抱っこにかかったのだけれど、おっぱいでねんねするつもりだったのか、まだ実は小腹がすいていたのか、たっくん、半袖の私の二の腕に吸いついて、チューチューと、ものすごい勢いで吸い出した。腕やら指やら、服をチューチューされるのはいつものことなんだけど、今日はとにかく勢いがすごい。驚くぐらい強い力で吸われて、痛いぐらい。あまりの吸引力に悲鳴をあげて、腕からたっくんをひっぺがして、「どうせ、もう大して出ないだからいいや」と、結局おっぱいを含ませてしまった。。。。いい加減なダメママでごめんね、たっくん。抱っこではなかなか寝られなかったたっくんも、おっぱいを吸い始めたとたん、ものの1分もしないうちでダウン。おっぱいの威力はすごい。服薬などの事情で母乳をあげられないママなど、おっぱいに頼らずに赤ちゃんを寝かしつけられる人もすごい。・・と、ホッとしたところで、ふと自分の腕を見ると、二の腕のあたりが真っ赤!ゲゲゲ! また蚊にやられたか、いつの間に!! ん? でも、全然かゆくないよなあ。それなのに、かゆくてかきむしったみたいに真っ赤だ。。。と、不思議に思っているところで、ハッとした。ここって、さっきたっくんがチューチューしてた場所だ!よーく見ると、赤いあざのようになっている。な~るほど、話に聞くキス☆マークってこういうふうに出来るものなのね~と、妙に納得。赤ちゃんの吸う力ってホントに強いんだなあ。おっぱいも、それにちゃーんと耐えられるように出来ているんだ。皮が厚いのか? よくわかんないけど、とにかく良く出来てるもんだ。感心、感心。それにしても、キス☆マークを付けられちゃうっていうのは、あれだけ強力な力でキスされる(っていうか、「吸われる」?)ってことなんだ。。。。 今度いつか、首筋にキスマークついている人を見たら(今までも見たことないけど)、思わず想像してドキドキしちゃいそう(^^;)《追記》辛い料理食べた後のおっぱい、飲んだ量が多くなかったせいか、実は(タイ人基準でいうと)たいして辛いものではなかったせいなのか、翌日、特にたっくんが下痢することはなかった。一方、たっくんに付けられたキス☆マーク、2日経ってもまだ残ってます。。。
2005年02月22日
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昨日の19日、たっくんは元気に生後満5ヶ月を迎えた。5ヶ月のお誕生日のこの日午前中から離乳食を始めよう!・・・と、一応計画していたのだけれど、あっさりその計画は覆され、朝っぱらからお出かけすることになった。行く先は市場。週末しかやっていない、バンコク名物(?)ウィークエンドマーケット!このマーケット、タイ人はもちろんのこと、外国人観光客にもかなりの人気。普通のお買い物客から、ビジネス用に大量に仕入れていく人達まで大賑わいで、本当は赤ちゃんを連れていくようなところではないのだけれど。でも、うちは土曜日の朝9時前には現地に到着して、混み始める前にサクッと買い物して帰ってくるのが定番。まだ開いてない店もあるけれど、かなりすいているのは確か。一応ペット・コーナーには近寄らないようにすれば(鳥もいるからね)ベビー連れでも大丈夫だろう・・と、いざ出発!ところが、昨日はいつもよりウチを出るのが30分遅れた上に、途中で寄り道したので、現地到着は9時半すぎ。既にBTSの駅方面からかなりの人が歩いてくる。うわ、なんだか混み始めるペースが速い!昔、BTSがまだ工事中だったころ、何回かこのマーケットに来たけれど、こんなに朝から人出はなかったし、外国人も今ほど多くなかった。今やBTSやら地下鉄の駅が出来て、人出はどんどん膨れ上がるばかりのようだ。ま、それはともかく、昨日は気温も一段と高く、予想以上にたっくんにはカコクな状況になってきたので、友人に頼まれていた品に近いものを取りあえずゲットしたところで、約1時間で退散。たっくんはおとなしく抱っこ紐におさまって、そのうちムシ暑さの中で額に汗を浮かべつつウトウト。いつもの朝の二度寝タイムに無理やり連れ出されたもんね。ごめんねー。しかし、彼にはこの後さらに過酷な運命が待っていた。それは、寝かせていた大人用ベッドからのツイラク事件。午後、私は趣味のサークルのために、ダーにたっくんを預けて外出。そしてたっくんがグズグズいいはじめた夕方。ダーによると、電話がなったので、たっくんをベッドの上においたまま、別の部屋にある電話に出た。結構長電話になったらしいのだけれど、たっくんが全く泣き疲れもせずに号泣し続けてるなあ・・・と思って、見にいったらベッドから落ちていた・・と。サークルが終わって家に電話したところでそれを聞いた私、大ショック&激怒!なんでもっと気をつけてあげないの!! 「たっくん、大泣きしててかわいそう・・」というダーに、「かわいそう、じゃなくてごめんなさいでしょ!」と怒鳴りつけたくなる気持ちを押さえつつ(駅だったので)、いそいで帰宅。自分の遊びのために、パパに預けて出かけた。。という自分に対する負い目はあるものの、やっぱり、ベッドにおいたままツイラク対策を何もせずに、目の届かない部屋に行くなんてヒドイ。バレンタインデーのお花で稼いだポイントも全て帳消しの上、更にマイナスだ!しばらくは口も聞きたくない!!!。。。と、かなりムカムカして帰宅したのだけれど、たっくんは既におとなしく(泣きつかれて)寝ていた。ちょっと顔色が白いような気もしたけれど、しばらくすると普通になった。おっぱい・ミルクを吐くこともなく、特に異常はないようだ。落ちた高さは5,60センチくらい。下が絨毯だったのでまだ良かった。先輩ママによると、ツイラクした場合「大泣きして全然泣き止まない」もしくは「泣かない」場合が危ないのだそうだ。あとは嘔吐があった場合とか。とりあえず、たっくんの場合「大泣きして、やがて泣き止んだ」し、その後は何もなかったかのようにいつも通りなので、多分頭を打ってはいないのだろう・・・まずは様子見だけど、後から何か症状が出てきたらいやだな。それにしても、せっかくの5ヶ月目の「誕生日」だったのに、朝から散々な目にあったたっくん。しかしこれも人生の?!試練。試練に負けずに強い子になるんだよ~。でもパパもママも、もっと気をつけてあげなきゃね。反省、反省。ちなみにダーはちゃんと反省してるのか、ギモンではあるけれど、とりあえず口も聞きたくない状態は解消した。今日はたっくんを散歩に連れ出すついでにケーキを買ってきてくれたし、一応お詫びのしるしのつもり? って、被害にあったのはたっくんなんだけど~。
2005年02月20日
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大都会バンコクではバレンタイン・デイ、結構盛りあがっている。メディアの影響や、在住外国人がかなり多いこともあると思うけど、クリスマスはもちろんのことバレンタインデー、さらにはハロウィーンまでかなりの認知度が高くて(但し、バンコクに限る)イベントもいっぱいなのは、根っからのイベント好きなタイ人の国民性なんだろうなーと思ってしまう。タイでのバレンタイン・デイ、タイ人の友人に聞いたら「男の人は恋人に花、特にバラの花をあげて、女の人はチョコレートを贈る」んだそう。でも、日中、花束を持って歩く女性やら、スーパーのチョコ売り場をウロウロする男性もちらほら見かけたので、必ずしもそのようには決まっていないのかも(でも花をもらった後の女性だったのかもしれないけど)。今日はあちこちに花屋さんが出現していた。いつも「プアンマライ」という花輪を売ってる屋台が、今日は同時にプレゼント用のバラを売っているのはまあ分かるとしても、八百屋の屋台、お菓子の屋台、宝くじ売り屋台にまで臨時のバラコーナーが出来ている。クリスマス前にはサンタの格好で宝くじを売っていたおじさんは、今日はバレンタインにちなんでか、上下真っ赤なジャージで宝くじ売り。道端の物乞いのおばあさんのカバンのポケットにも、誰かがあげたのか、バラの造花が。街では結構盛りあがってるバレンタイン。でも我が家ではここ数年、2月14日は特になにもしなかったり、たまにチョコを私が買っても、ダーに一応見せたあと私が全部食べる(彼はチョコが嫌いなため)というシケたバレンタイン・デイが続いていた。今年も、昨日まですっかり忘れていたけど、こんなにも「バレンタイン♪」な雰囲気になっていると、一応花でも買ってみようか、それとも何かご馳走でも作ってみるか、という気にならないこともない。でも、どうしよっかなーと思っているうちに夕方になり、今年も「ま、いっかー、何もなしで」で終わってしまいそうだった、その時。夕方、たっくんとのお散歩中に、すれちがった年配のファラン(「白人」の総称)のおじさま。手には一本のピンクのバラの花。うんうん、いくつになっても、花を贈りあうカップルでいたいよね。こういう一つひとつのイベントもおろそかにしないようにしなきゃね!・・・と心を入替えて、いったん家にお財布を取りに行き、パクソイ(小路の入り口)までバラを買いに行くことにした。たらたらと10分弱歩いて、ようやく一番手前の花売り屋台へ。普段なら100バーツ(約300円)で抱えるほどのバラを買えるというのに、今日はちょっと包装紙とリボンがついたバラ1本が30バーツ(約90円)!そのほか、100バーツ、200バーツの小さなブーケもあった。もっと安く売ってる屋台が他に絶対あるはず!と思いつつも、既に抱っこ紐が肩と腰に食い込んできてもう限界。ちゃんと花をよ~く選ぶこともせずに、30バーツの一輪挿しを買ってしまった。帰り道、よ~く眺めると、そのバラは1本30バーツにしてはちょっと貧相。鮮度もイマイチだし。失敗しちゃったかなあ。30バーツなら、私の好きなホワイト・チョコバー買えたなあ。あれ買って、また私が食べちゃう、っていうほうが良かったかなあ?! なんて思いが一瞬頭の中をよぎったけれど。いや、気持ちが大切なのよ、気持ちが! と、またあのファランのおじさまを思いだし、気をとりなおしたのでした。そして、夜。私の好きなピンクのガーベラのミニブーケとともにダーが帰宅。「パパとママ」になって初めてのバレンタインデー。お花を贈りあった以外は、超実務的な会話しか交わさないうちにこの日が終わってしまったけれど、私はhappy♪昔みたいに何日も前から用意したりはしないけど、こういう「プチ・スペシャル」はずっと続けていきたいなあ・・・と思ったのでした。それにしても、夕方、バラ買っといてよかった。ホッ。
2005年02月14日
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最近、いつも時間ギリギリの出勤だったけど、今朝はすこーしだけ余裕があったダーリン。自分がシャワーするついでに、朝から汗でベタベタになってしまっていたたっくんのシャワーもしてくれることに。まずはだいぶ重たくなってしまっていたオムツをご開帳!すると、沢山の量を吸収したせいなのか、かなり黄色に染まった紙オムツのその真ん中に、ほんのかすかに、ビミョーに、赤っぽい何かがついている?これって血?出血なのかどうか確信も持てないくらいの、どちらかというと、赤っぽいカスのようなものがおしっこと一緒に出ちゃったよ~っていうぐらいのものでしかなかったのだけれど。。実は以前にも同じようなことが2回くらいあって、「なんだろう?!」と思って様子見すると、次のオムツ替えではなんでもなくて、そのまま忘れてしまう・・ということがあった。たいしたことなさそうではあるんだけど、さすがに3回目となると気になる・・それに先週末、高熱ではないけど、ちょっと体温高めだったのよね。・・と、「病院行こう!」とダー。「え? 今日?」「うん、俺明日出張だし。朝イチでパッと行っちゃおう」実を言うと今日は約束があって出かけようと思っていたのだけれど・・・うー、でも仕方がない。それに病院を明日に延期すると、1日熟成させた「証拠物件」のオムツを持っていかなければならないことになる。それはちょっと、なんだよね。。ということで、慌しく準備して病院へGo!到着してまずは身体測定。病院へ来たときしか計れないから、これはちょっと嬉しい。どうせだったらあと10日くらい待って「満五ヶ月」の当日にはかりたかったなあ(笑)ちなみに結果は体重7,200g、身長62.5cm。なぜか身長は4ヶ月健診の時より縮んでる(^^; 結構いい加減。そして診察。オムツを見たドクターは「う~ん」 それって何の「う~ん」?「ミルクは飲んでますか? 銘柄は?」「離乳食はもう始めてますか?」「家族に腎臓の病気した人は?」「吐き気とか発熱とかありますか?」 等等質問される。でも、「お母さんは何か赤いもの食べましたか?」にはちょっと笑ってしまった。母乳を通して赤い色素(?)まで赤ちゃんにいっちゃうことって(しかもそれが尿と一緒に出ることって)あるの?!とりあえず「はあ、あのー、トマトソースのスパゲティを食べましたが・・」と答えておいたけど。結局、よく分からないということでまずは尿検査をすることになった。赤ちゃんの尿検査ってどうやるのかと思ったら、男の子の場合は、おちん○んの根元から採尿用の袋をかぶせて、もれないように根元をテープでピタッ。その上から普通にオムツもできてしまうというスグレモノ(ってほどでもないか)。あとはオシッコ出してくれるのをひたすら待つのみ。まだ今のたっくんじゃ「はい、チーだよ、チー」と言っても訳わからんだろうしとりあえずミルクを十分飲ませて押し出し作戦☆すると20分後、「そろそろしてくれないかな~」と紙オムツのテープをバリッと外した、それが引き金になったようで、ちょうど「チ~」。押し出し作戦成功で、あんまり長く待たずに採尿終了。さて、気になる結果は、というと・・・・「異常なし」血球も血小板も検出されなかった。今回は2種類検査をしたのだけれど、もう一つのほうは結果が出るまでに3日くらいかかるらしい。「異常なし」で安心したけど、でもあの血のカス?!のような、アレはいったい何だったのか、原因はなんだったのかは分からずじまいだったので、イマイチすっきりしない。んー、まあ、特に検査で異常出ないんだったらいいかあ・・・それにしてもアレはなんだったんだろう?!
2005年02月10日
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「タイ人って子供好きだよね~」というのは、タイ在住日本人の間でよく聞かれる話。確かに赤ちゃんを連れて歩いていると、知らない人に突然話しかけられたり、微笑みかけられたり、あやしてもらったり。デパートやスーパー、レストランの店員さんたちも、仕事の手があくと(人によっては仕事そっちのけで)赤ちゃんのところにツツツと寄ってきて、遊んでくれることもしばしば。出産してから日本に帰っていないので、日本と比較してどうかっていうのはよく分からないながらも、少なくともこんなに知らない人に街で話しかけられることはないような気がする。あと最初ビックリしたのは、ある日ランチしたレストランの店員さんが「ちょっと抱っこさせて~」と言うので抱っこさせてあげると、そのまま厨房の仲間たちに見せるため(?)に連れていってしまったこと。かなり遠くまで連れていかれてしまったけれど、見晴らしのよい店内でうちらのテーブルからも見えたので、「お~い、どこに連れてくんだよ~!」と思いつつも、とりあえず抱っこしてもらっているうちにと、そそくさと食事を済ませた。こんなこともあった。以前私が一人でショッピングセンター内のカフェでランチしてた時のこと。隣のテーブルには6ヶ月くらい?の赤ちゃんとそのママ。最初はなんとかお母さんに何か食べさせてもらっていた赤ちゃん、やがてグズグズ言い出し、しまいには泣きが入ってきた。すると、更に隣のテーブルにいた、五歳ぐらいの子供連れで来ていた先輩ママ(ママ同士、面識はない)。さっとグズる赤ちゃんを抱き上げ、若い赤ちゃんのママと少し話したあと、縦抱っこであやしながら、そのへんをぶらぶら、遂には店の外に・・・一人残された年若ママ、最初はちょっと手持ちぶさたでポツネンと座っていたものの、やがてさっさと自分のご飯を食べだし、一方、同じく一人残された、先輩ママの子供もモクモクと自分のご飯を続けている。そんな二組の親子を横目で観察していた私、「おーい、先輩ママ~、どこ行っちゃたの~? 赤ちゃんのママが心配してるぞー」(ホントは心配してなかったりするかもしれないけど)と、部外者ながらも心配になって、キョロキョロしていると、やがて腕に眠ってしまった赤ちゃんを抱いて戻ってきた先輩ママ。またまたサッと赤ちゃんをベビーカーに寝かせて、若ママと言葉を交わすと、自分の子供を連れて行ってしまった。ウーン、さすが先輩ママ! 赤ちゃんのあやしテクはお見事!それにしても、全然知らない他人に赤ちゃんを抱っこして外に連れ出す(「外」と言っても、壁ではなく、低い柵で仕切られているだけなんだけど)お母さんも、それを受け入れてご飯を食べ続けるお母さんも、今の時代の日本にはいないだろうな・・・なんともタイらしい光景。なーんて、オドロキつつものんきにそんな光景を眺めていたこともあったのだけれど、つい最近のこと、「入院中の祖母に抱っこされた赤ちゃんを、見知らぬ女がやって来て抱き上げ、『門の外の店でお菓子を買ってあげたいからちょっと行って来る』と行って連れ去ったまま、姿を消してしまった。」というタイのローカルニュースが目にとまった。。結局その赤ちゃんは、無事に保護されたのだけれど(子供欲しさの犯行だったらしい)、これを読んでこわくなってしまった。「いやあ、タイらしい光景だねえ」なんて言ってる場合じゃない!・・・・と思っていた矢先の日曜日の夜(前置き長くてスミマセン)。日本に本帰国する知人の送別会で夕ご飯を食べに行った時のこと。今回は個室を借りての会食だったのだけれど、うちらの個室に付いたウェイトレスのおねーさん。8割方食事も済んで手が空いてきた彼女、席を立ってたっくんを抱っこしている私に「ちょっと抱っこしてもいいですか?」と腕を差出してきた。「んー、ま、抱っこだけならいいか」と、たっくんを渡すと、「ちょっとそこまで連れていきますねー」と個室を出ていってしまった!とっさに件のニュースが頭をよぎり、心配になって後ろをついていく私に「大丈夫、ちょっとそこの廊下の角までだから♪」とおねーさん。ここのレストランの店員だし、そのまま外に連れ去ることはないだろう・・と、一旦は部屋に戻ったものの、やっぱり心配で30秒後にまた追いかけて行ってしまった。。。すると、たっくんを抱っこしたおねーさん、自分の仕事仲間たちにたっくんを見せびらかして(?)いる真っ最中。はああ~。力抜けるなあ。しばらくすると、隣の個室にいた赤ちゃん(8ヶ月)とそのお母さん、そしてうちらのグループにいたもう一人の赤ちゃん(7ヶ月)を抱っこした小学生のお兄ちゃんも廊下に出てきて、赤ちゃんを囲んでしばしおしゃべり。その間、たっくんは店員のおねーさんに抱っこされたまま(^^;もうすっかり仕事はそっちのけ・・・ということはさておき、いや、それだからこそタイらしい和やかな光景が繰り広げられたのでありました・・・ま、こんなところがタイのいいところなんだけど、中には悪い人もいるから、気をつけなきゃね。とは言え、とりあえず今日のところは「やっぱりタイの人って子供(赤ちゃん)好き」の確信を深めたというところかな?!
2005年02月06日
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