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ポム・スフレです!(←おすぎ風)先日発売されたプリンス様の新作「3121」は、いつも通りの濃密な殿下ワールドに加えて80年代の輝きを思い起こさせる所もある、とってもな一枚よ!個人的には「Fury」「Black Sweat」「Lolita」「The Dance」なんかがお気に入りだわ。過去の焼き直しだなんてホントのコト言う人はキライ!キライよっ!衝撃や新鮮味がないのは事実かもしれないけど、そんなとこも含めて「3121」は現在進行形殿下のとってもステキな作品集なんだから!きいっ!そんなワケで今日の一曲はプリプリ殿下の1986年の傑作ナンバー「Kiss」よ!1986年の殿下8枚目のアルバム「Parade」(写真)からのシングルで、同年全米No.1を記録してるの。ノーマルなブルース進行を解体してプリンス的に再構築したファンク・ナンバーで、贅肉を削ぎ落としたサウンドとクールでねじれたファンクネスがとっても魅力的な一曲。全篇ファルセットで歌われる殿下のボーカルはとってもせくすぃ~&プリティ。愛想のないコーラスもソソるわね。薄っぺらい音色のギターもたまらないわ。間奏で聴けるワウワウを使ったフレーズもはぁと・はぁとアルバム「Parade」は他にも「Mountains」「Girls & Boys」「New Position」「Anotherloverholenyohead」などの佳曲がズラリと並んだ名盤よ!一聴すると地味なアルバムに感じられるけど、一度ハマッたらコレなしではいられないカラダになっちゃうんだから!本当よ!本当よっ!ポム・スフレのホームページではプリンスのアルバムについて取り上げてるわよ!
2006.03.28
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ビートルズの2ndアルバム「With The Beatles」のオープニングを飾るジョン作のナンバーで、ポップでノリのいい曲調とストレートな演奏はパワーポップの元祖とも言える。「シングル用に作ったが、結局シングルにはならなかった」とはジョンの弁だが、ファンの間でも人気がイマイチなこの曲は、ヒット曲の量産を強いられる状況の中で生み出された「She Loves You」「From Me To You」「I Want To Hold Your Hand」といった曲達の兄弟的な存在だったのかもしれない。ポジションとしては一人だけあまり出来がよくない弟といった所か?(笑イントロなしで始まるジョンのキャッチーな歌い出しとそれに続く「Yeah!」という掛け声、という作りはいかにもヒットシングルを狙ったという感じを思わせるが、ヒットするにはもうひとつ華やかさや膨らみに欠ける印象があるのも事実。いい曲なんだけど、あとひとつ何かが足りない…そんな中途半端な魅力が特徴の曲であり、そのもどかしさがなんだか妙にソソる。これは荒削りな作りが魅力であり欠点でもある「With The Beatles」全体の印象に通じるものでもある。ライヴでは一度も演奏されていない所を見ると、作者のジョンもメンバーもあまり思い入れのない曲だったのかもしれない。それでもこの曲にはライヴバンドとしてもアブラののっていたこの時期の彼らならではの勢いと熱さが詰まっていると思う。ジョンのやや勇み足ぎみのボーカルも含めて好きな一曲だ。ポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.03.26
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ディープパーポーが生んだ名曲中の名曲であり、「Smoke On The Water」と並んでロックファンにとってはご飯と味噌汁のような一曲だ。その煽情的なイントロからしていきなりギアをトップにしたかのような気分にさせられ、イアン・ギランの雄叫びと共に曲はノンストップのテンションに突入する。そのたたみかけるようなスピード感はまさにハイウェイを突っ走るかのよう。イアン・ギランの噛み付くようなボーカル、ジョン・ロードのクールでテクニカルなオルガン、そしてリッチー・ブラックモアの燃えるようなギターが火花を散らす。ホテルの廊下で録音されたというサウンドは、洗練されていながらも独特の緊張感を放っている。ロジャー・グローヴァーのシンプルなベース・ライン、イアン・ペイスの職人的ドラミングもイイですね。ジョン・ロードも素晴らしいが、なんといってもリッチーによるギター・ソロである。せわしない早弾き、情感こもったメロディアスなチョーキングはギター小僧にとって教科書と言うべきフレーズだ。いったいどれだけの人間がこのソロをコピーしただろうか?(推定不可能)何百回聴いたってスゴイものはスゴイ。まさしく嵐のような6分05秒。この永遠不滅の疾走感と単純明快なカッコ良さには「ハードロックの古典」なんて言葉も野暮に思えてくる。思わずおまえら聴かねえとブッ殺すぞ!!…とか言ってみたくなる程の問答無用の一曲だ。『Made In Japan』でのライヴ・ヴァージョンも必聴なり。つーコトで「Highway Star」を聴くにはここをクリック!中学生が書いたような歌詞もイカスぜ!(歌詞一部抜粋)オレのクルマは誰にも渡さない 思い切り走らせてやるぜオレのクルマは誰にも負けない 音速より速く走らせてやるぜ殺人的マシーンなのさパワードライヴにデカくて太いタイヤなど装備は充分さお気に入りのこいつが オレには欠かせないとことん走らせてやるぜ 荒れ狂うハリケーンなのさいいかしっかり掴まれよオレはハイウェイ・スターなのさオレのオンナは誰にも渡さない 最後まで手離さないぜオレのオンナには触れさせない どんなカーブでもぴったり寄り添うぜ殺人的マシーンなのさ動く唇にコントロール抜群のボディなど装備は充分さお気に入りの彼女が オレには欠かせない彼女にタネを撒きつけるのはオレしかいないぜ彼女はオレを興奮させるいいかしっかり掴まれよオレはハイウェイ・スターなのさ※ ポム・スフレのメインHPではDeep Purpleの名盤『Burn』について取り上げています。
2006.03.25
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作曲家の宮川泰さんが3月21日、虚血性心不全で亡くなった。享年75歳。ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ・東京」「恋のバカンス」や、「ズームイン!朝」「午後は○○おもいッきりテレビ」などのテーマ曲などを手掛け、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲でも有名な宮川氏だが、僕の場合なんといっても印象に残っているのが、1974年から'78年まで日テレで放送されていた子供番組「カリキュラマシーン」のテーマソングだ。弾けるようなブラスが炸裂するイントロ、簡潔でキャッチーなフレーズが強烈な印象を与える一曲で、演奏のパンキッシュな疾走感は今聴いてもムチャクチャカッコいい。「シュビドゥバタラタンタラ」というナンセンスな言葉を繰り返すだけの歌詞もコミカルかつアナーキーなもの。この「カリキュラマシーン」は僕がまだ物心つく前に終わってしまったのだが、このテーマ曲のカッコ良さはヘンテコなロボットと共に鮮烈に覚えている。このテーマ曲のみならず、「カリキュラマシーン」の音楽はジャズ、ロック、ファンク、ボサノヴァ、ソフト・ロックなど幅広い要素を内包した非常に質の高いもので、宮川氏のモダンでカラフルなセンスが爆発するそれらの楽曲は今の耳で聴いても天下一品だ。ひらがなシリーズ(?)で聴けるBGMのフレーズがエアロスミスの「Walk This Way」のイントロと全く同じなのもビックリ!子供番組であっても決して手を抜かず、アグレシッシヴな姿勢を持って作品作りに臨んだそのプロ根性には頭が下がる。宮川氏の冥福を謹んでお祈りしたい。…で今日は事情があって2本立てです。↓下に続く
2006.03.23
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いつもお世話になってるakikkiさんからバトンが回ってきちゃったよ~ん。ここは音楽ブログなんだけど…(笑)…まあたまにはいいか(笑つーコトで、題名 いろいろバトン!1 今ハマっていることは?ウルトラマンマックス。出てくる怪獣、役者、各話ごとのサブタイトル…僕のような昭和特撮ヲタが骨抜きにされる要素満載。さらに演出陣が、三池崇史、金子修介、飯島敏宏、実相寺昭雄という一流のメンツ…次回で終わっちゃうよ~え~ん(泣)大島弓子「誕生」「まんだらけ」で購入した大島弓子の初期の短編集。表題作の「誕生」は、「綿の国星」から入った僕にはその絵のギャップにも驚いたが、1970年という時代に当時22歳の女の子がこんな話を描いていたという事実にオドロキ…テーマだけでなく作品全体から漂う少女の狂気!やっぱりこの人イカれてるわ。。。ペヤング・ソース焼きそばの塩味。ハッキリ言って塩効きすぎ。だがそこがいい。 2 好きな歌手は?いわずと知れたビートルズ。そしてLed Zeppelin。この2大バンドは僕の中で血となり肉となってる存在です。まだブログで一度も取り上げてないけど、バート・バカラック、The Who、ジョニー・サンダースも死ぬほど好き。ブラジル音楽も大好きよ。日本のバンドはやっぱりはっぴいえんどかな。あとYMOとかサザン(TSUNAMI以降のはX)、比較的若いバンドではキリンジ、くるりなんかが好き。最近またフィッシュマンズを聴く回数が多くなってる。くわしくはここを見てくださいませませ。3 日本の県で一番どこが好き?そりゃあなんといっても北海道。寒いの好きだし、クマもいるし。海の幸、ラーメン、地ビール、夕張メロンソフトクリームなど食い物もウマー。一度遭難しかけた旭日岳にまた行きたい。4 海外旅行行った事はある?初めて行った海外は香港。中学生の時。学生時代、アメリカに行った。イギリス、フランスにも行った。イギリスではリバプールやアビイロードにも行ったでよ~。ロンドンはちょっと緑のある所へ行くとなぜかリスがそこらじゅうにチョロチョロしてる。フィッシュ&チップスまずー。ガイドブックに載ってた「ミートパイで有名なお店」に行ったら、開口一番「コンニチハ」。中にいるのは日本人を始めとしたもろ観光客ばかり。味はそれほど悪くはなかったけどすっげえ萎えた。5 好きな映画は? 「12人の怒れる男」1954年制作。名優ヘンリー・フォンダが企画をハリウッドに持ち込んだが、「ヒット性がない」と会社から断られたため、自分で資金を捻出した作品で、監督はシドニー・メルット。狭い密室で12人のむさ苦しい男が議論をするだけの映画だが、その驚異的な面白さには90分間の間全篇目は釘づけ状態。金をかけなくても脚本と演出力(と工夫)次第でいい映画はできるという典型中の典型。三谷幸喜がこれのオマージュと言える「12人の優しい日本人」の脚本を手掛けている。「インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説」インディー・ジョーンズシリーズの2作目にしてあまりにも完璧な娯楽映画。その面白さは、最初から最後まで全篇がクライマックスと言えるほど。僕の中でスピルバーグが最高だったのはこの作品までかなあ。「丑三つの村」今は亡き古尾谷雅人主演のカルト映画。1938年の日本、岡山県の小さな村で実際に起こった猟奇殺人事件「津山30人殺し」(「八つ墓村」のモデルにもなった事件)を映画化したもの。題材が題材な上にエログロ映画で片付けられる事も多いが、作品の質は一級品。6 好きな教科は? そんなものはないけど、なぜか日本史だけはやたらと得意だったような気がする。「まんが日本の歴史」や山岸涼子の「日出処の天子」を読んでたせいかも。。。7 次に回す人んじゃー若くてカワイイKid Blueさんどぞー(ウザかったらゴメンね…)!
2006.03.23
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今日はストーンズ2006年度来日公演の初日ですね、イエイ!つーコトで、今日は「Honky Tonk Women」だ。どーん。ストーンズの2代目ギタリスト、ミック・テイラー加入後の初のシングルであり、ブライアン・ジョーンズの追悼フリーコンサートの前日に発売されたこの曲は、1969年に全米・全英No.1を記録。オリジナルアルバムには未収録の曲で、様々なベスト盤に収録されているが、僕が好きなのは1969年に発売された「Through The Past Darkly」(写真)だ。ライヴでも定番の曲で、ストーンズの1981年のツアーを収録した「Let's Spen Night Together」では、この曲にのせてケバイ格好をしたオネーチャンがステージ上にゾロゾロ現れる楽しい映像が見れる。タイトで粘っこいリズムとキースのギターカッティングが生み出すルーズなドライヴ感が最高にカッコいいミディアム・ナンバーで、曲の後半に出てくるサックスも猥雑な感じを出していてビジョーによろしい。カウベルの音が印象的なイントロはライ・クーダーのアイデアだそうで、ライは後に「ストーンズにアイデアを盗まれた」と発言している。歌詞は適度に難解ながらセクシー&ダーティなイメージを連想させるもので、そこがまたストーンズらしくてそそる。この曲が発表された'69年は、オリジナル・ギタリストであり、ストーンズの創始者でもあるブライアン・ジョーンズの死、レコード会社との確執、そしてオルタモントの悲劇(ストーンズのフリーコンサートの最中に黒人青年が刺殺されるという事件が起きた)など、ストーンズにとって激動の年だったが、そんな逆境をくぐり抜けてきた彼らならではの、混沌としたオーラと危険な魅力がこの曲には詰まっている。サビの部分は何度聴いても思わず一緒に歌っちゃう♪。Gimme Gimme Gimme The Honky Tonk Blues!ポム・スフレのホームページではローリング・ストーンズのアルバムについて取り上げています!
2006.03.22
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スコットランドの完璧主義者であり、一人多重録音のイノヴェイターとしてポップ・フリークの間で伝説的な存在のポップ・クリエイター、クリス・レインボウ。アラン・パーソンズ・プロジェクトのボーカリストとしても有名なクリスは、ブライアン・ウィルソンの信奉者として知られ、その透明感ある歌声をいくつも重ねた一人多重録音コーラスがトレードマークのひとつとなっている。そんな彼の'79年の3rdアルバム「White Trails」(上写真)は、ポップスマニアの間で語り継がれる名盤で、その楽曲の完成度と偏執狂的なスタジオワーク、ハーモニーの素晴らしさは舌を巻くばかり。中でもハイライトと言える「Ring Ring」は、ポジティヴな曲調にどキャッチーなメロディ、一人多重録音を駆使したひとりビーチボーイズと呼ぶにふさわしいコーラスワークが見事に融合した一曲で、まさしくブリティッシュ・ポップスとビーチボーイズの幸せな出会いとでもいうべき最高の仕上がりを見せている。その明快なサウンドと楽しいアレンジも宅録とは思えない躍動感を放つ。他にも「Love You Eternally」「Be Like A Woman」「Don't Take The Night Away」などの名曲が目白押しな「White Trails」はクリスのシンガー、サウンドメイカー、ソングライターとしての素晴らしさがギッシリ詰まった一枚であり、全ポップスファン必聴というべきエヴァーグリーンな名作だ。「Ring Ring」を聴くにはここをクリック!ポム・スフレのホームページではクリス・レインボウのアルバムについて取り上げています!※なお「White Trail」に収録されている大半の曲は「The Best Of Chris Rain Bow 1972-1980」でも聴けます。おそらく在庫わずかなので興味のある方はお早めにどうぞ。
2006.03.21
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★☆★~ビートルズ特集番外編~☆★☆「もうひとりのマッカートニー」として、マニアの間では有名なエミット・ローズのビートリーな名作アルバムである。エミット・ローズは60年代のソフト・ロック・グループMerry-Go-Roundの中心人物であり、初めてのソロ作品である「Emitt Rhodes」(写真)は、ポールの1stソロ「McCartney」と同じ'70年に発表されている。その内容は、声といい曲作りといい、さらにコーラスの入れ方まで、どっからどう聴いてもまんまマッカートニー。そのソックリぶりは、当時のポールの未発表曲集と言っても誰も疑わないくらいだが、その完成度の高さは決してただの猿真似に終わってない所がミソ。全曲エミットの自作で、全ての楽器とボーカルをエミットが自宅で多重録音したという所まで「McCartney」と似ているが、ポールのメランコリックな部分だけを抽出した楽曲がズラリと並ぶ都合の良さには思わず頬が緩む。シングルヒットした「Fresh As A Daisy(恋はひな菊)」のセンチメンタルなポップさ、カユい所に手が届くメランコリックさがたまらない「Somebody Made For Me」、ビートルズの「Martha My Dear」を思わせる「She's Such A Beaty」、もの悲しい「You Must Have」など、どの曲もクオリティが高く、「McCartney」のトチ狂った部分に不満がある人はむしろこちらの方を聴くべき…というか、単純に名作として全ビートルズファン必聴の一枚!音楽業界の汚さの中で消耗し、人嫌いな性格となってしまったというエピソードも納得できるエミットのナイーヴな感性と優れたポップセンスが満喫できる一枚だ。つーコトで「Somebody Made For Me」を聴くにはここをクリック!Fresh As A Daisy(恋はひな菊)」を聴くにはこちら。ポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.03.19
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最近では木村カエラも歌ったこの曲。加藤和彦率いるサディスティック・ミカ・バンドの1974年の名作「黒船」(写真)に収録のキャッチーなロックンロールで、オリジナルは当時の加藤和彦婦人であるミカが歌っている。当時の英国の流行だったグラムロックを思わせるカラフルなポップ感覚は当時の邦楽では画期的で、加藤和彦のセンスの高さと先進性を伺わせる。ミカのヘタクソボーカルは強烈なキッチュさを放っているが、それでいて曲の中にピタリとハマッているのは見事。この素人ボーカルによるヘタウマ感覚は後のニューウェイヴを先取りしているものと言える。高橋幸宏、高中正義、小原礼、今井裕といった錚々たるメンツによる演奏も超A級で、その鉄壁なサウンドとギラギラとした躍動感はただただ圧倒的。クリス・トーマスをプロデュースに迎え、二千万の制作費と400時間を費やして制作された「黒船」は楽曲、演奏、構成どれをとっても完璧で、壮大なスケール感を持つ一大音絵巻は、当時の英米のロックアルバムと並べても全く遜色ないクオリティで、、日本のみならず世界のロック史に名を残す名盤と言える。このアルバムが発表された年にはサディスティック・ミカ・バンドはロキシー・ミュージックの全英ツアーのオープニング・アクトもつとめた。ティラノサウルスおさんぽ~アハハ~♪
2006.03.18
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The Beach Boysの「Pet Sounds」と並ぶ60年代ポップ・ミュージックの金字塔と言えるのがThe Millenniumの唯一のオリジナルアルバム「Begin」(写真)だ。コーラスアレンジの魔術師カート・ベッチャー(故人)を中心としたプロジェクトで、ジャケットのイメージそのままのみずみずしいポップワールドが聴く者を夢の世界へと誘う。'66年に制作が開始された本作だが、当時は新しかった8トラックのレコーダーを2台組み合わせて(つまり16トラック分)作ったその緻密なサウンドは、現在の耳で聴いても全く古臭くなく、何度聴いても飽きる事がない。6人のソングライターが腕によりをかけて書いた珠玉のポップソングの数々はどれひとつとっても素晴らしいが、中でもカート・ベッチャー自らが書いた「I Just Want To Be A Friend」は、カートのとろけるような歌声と端正で清々しいコーラスワーク、砂糖のように甘いメロディーが溶け合ったあまりにも美しい曲で、カート・ベッチャー・マジックとでもいうべき最高のソフト・ロック・ナンバーだ。このアルバムの13曲目には「語りつくして」という曲が入っているが、ポップなメロディとドリーミーなサウンドで埋め尽くされたこの作品の魅力はとても語りつくせるものではなく、時を経る毎にその輝きは増していってるような気がする。ポム・スフレのホームページではThe Millenniumの作品について取り上げています!
2006.03.17
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ガス・ヴァン・サント監督、マイケル・ピット主演の映画「Last Days」が3月18日に渋谷シネマライズで公開される。ニルヴァーナのボーカリスト、カート・コバーンの死(1994年自殺)をモチーフに作られた作品で、時代の頂点を極めたロックアーティストが自ら命を絶つに至る間での最期の2日間を詩的に描いたものらしいが、現実のカートの最期の2日間は誰も知らないので、映画の内容自体は基本的には想像の上に成り立つものだ。SONIC YOUTHのサーストン・ムーアが音楽監督として名を連ね、キム・ゴードンが端役で映画に出演している。あと2日で公開だというのに一般レベルではほとんど話題になってないのが悲しい。大ヒットしたらそれはそれでイヤだけど…(笑音楽ビジネスの現実との葛藤を「死」という形でケリをつけてしまったカート。ジミヘンやジャニス・ジョプリンやジム・モリスンと同じ27歳で死んだカート。遺書に「錆びるよりも燃え尽きたい」(ニール・ヤングのHey,Hey,My,Myの中の一節)なんて書いて自ら命を絶ったカート。一歩間違えば気恥ずかしくもなるようなロックな人生だし、自己完結といえばそれまでだけど、今となればそれもまた人生かな、なんて思えてもくる。死んで花咲く実もあるのかな。ニルヴァーナのレア・テイクやB面曲を集めたアルバム「Incesticide」(写真)の中に「Aero Zeppelin」という曲がある。沈み込むようなリフが印象的な曲で、タイトルは当然あのバンドとあのバンドの名前を合わせたなんとも安直なものだが、この安直さの中にカートの純粋な気持ちが詰まってるような気もする。それは「Zepやエアロのようなカッコいいロック・アルバムを作りてえ!」なんていうどこにでもいるロック兄ちゃんの素朴な気持ちだ。その純粋で素朴な願いがかなった代償はあまりにも大きかったけどね。
2006.03.16
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もうすぐハリウッド版「南極物語」が公開になりますね。しかしあのハリウッドもここ最近は日本映画のリメイクばっか。このリメイク版「南極物語」もアメリカでは大ヒットしてるらしいが、この次は「忠犬ハチ公」のリメイクでもやるのか?主演はゴールデン・レッドリバーで。いや、ディズニーがリメイクするなら「ワンサくん」やってよ「ワンサくん」。つーコトで、本日は1983年にわが国で制作、公開されたオリジナル版の映画「南極物語」のテーマ曲です。人間の都合により極寒の地に置き去りにされた15匹の犬達の悲しい物語(実話)で、音楽を担当したのは、ギリシアはアテネが生んだ天才音楽家ヴァンゲリス。イエスのジョン・アンダーソンとのコラボでも知られるヴァンゲリスは、「炎のランナー(Chariots Of Fire)」(1982年全米1位)、「ブレードランナー」「1492コロンブス」といった映画音楽や、2002年のワールドサッカーのテーマ曲などを手掛けた事でも有名で、彼の生み出した音楽は大なり小なり我々の耳に残っているはず。当時「炎のランナー」でオスカーを受賞し、イケイケだったヴァンゲリスがなぜ当時の邦画のサウンドトラックを引き受けたのかは分からないが、以前から動物ドキュメンタリーの音楽もやっていた彼には案外抵抗なかったのかもしれない。このメインテーマ曲は、南極のオーロラを想起させるシンセの音色、雄大な自然をたたえたサウンドのスケール感、そして温かく優しい旋律は素晴らしいの一言で、同じフレーズを反復するその曲構成が静かな高揚感を呼ぶ。映画そのものは、人間のエゴによる許されざる実話を感動の押し売りに仕立てた脚本、ひどく大味な演出、犬を虐待してるとしか思えない映像など、タイトルが示す通りのサムいシロモノだが、南極と北極でロケしたという雄大な風景と、高らかに響き渡るヴァンゲリスの音楽のマッチングはやはり素晴らしい。特にラスト、南極の一年間を生き抜いたタロとジロの走る姿にこのテーマ曲が重なるクライマックスはあざといと分かっていてもやはり胸を熱くさせられる。逆を言えばほとんど音楽に助けられている映画と言えるのかもしれない。それほどまでにこのテーマ曲の壮厳な響きは素晴らしい。この映画は当時記録的な大ヒットとなり、以後『もののけ姫』に抜かれるまで日本映画の興行記録を保持し続けた。音楽の素晴らしさと動物を題材にしたベタベタなお話が日本人の心にうまくマッチしたという事か(宣伝がすごかったせいもあるだろうけど)。映画において、音楽の力は偉大だという事を感じさせられる典型と言えるかもしれない(良くも悪くもだが…)。
2006.03.14
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最近中村獅童が出てるジーンズ(リーバイス)のCMにジミ・ヘンドリックスの映像が使われている(バックで流れている曲は「Are You Exprienced?)。…のはいいんだけど、使われてる映像はジミヘンがギターに火をつけているジミヘンがギターを壊しているジミヘンがギターを背中で弾いている…こんなのばっかり!!これじゃジミヘンが曲芸師だと思われるじゃねえかよ!!…つかジミヘンの一般的なイメージって「ギターに火をつけた人」↑ひょっとしてこんなん?…いや確かにそうなんだけど、ロック史上最も偉大な天才のひとりであるこの人がギターに火をつけたのは生涯のライヴで3回だけだぞ3回。なのにこの人について回るイメージはやっぱり「ギターに火をつけた人」なのか…それじゃあんまり寂しいから今日はジミが残したこの名曲「Angel」を。ロッド・スチュワートもカバーした名バラードで、ジミの味わい深いボーカルとメロウなメロディが紡ぎだす美しい世界は、激しくノイジーなイメージが強いジミの叙情的な部分を見せてくれる。直後に訪れる自分の死を予感したような歌詞も何やら暗示的だ。この曲が収録された「FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN 」(写真)はレコーディングの途中でジミが急死したため未完となった作品だが、過激さは影をひそめた、ソウルやファンク色の強い作りで、ジミが次のステップに進もうとしていた事を感じさせる。楽曲の出来もよく、「Angel」の他にも「Drifting」「Hey Baby(New Rising Sun)」といったメロウな曲も入っており、未完のままジミが急逝したという事がかえってこの作品に儚い美しさを与えてるような気がする。ジャケットのジミの表情がなんとも切ない。
2006.03.13
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ビートルズの1stアルバム「Please Please Me」の最後を飾るこの曲は、テビュー前からの重要なステージ・レパートリーであり、その後のコンサートの定番にもなった一曲だ。アメリカでは'64年のビートルズ現象のドサクサにまぎれてシングル発売され、最高2位を記録。元々はアイズレー・ブラザーズの曲だが、そのオリジナルは'62年に全米17位を記録しているので、ほぼリアルタイムでのカバー曲という事になる。オリジナルも中々パワフルな仕上がりだが、ビートルズのバージョンはそれ以上にインパクトのあるもので、結果として世の中の多くの人に「ビートルズの曲」と思われるという現象も生み出す事になった(笑初期ビートルズを代表するナンバーのひとつとして知られるこの曲は、当時オリジナル曲のなかったビートルズにとって、アルバムの曲数を埋めるための「すぐにでも演奏できるレパートリー」として引っ張りだされたものであり、収録はアルバム・セッション終了の直前に決まった。また、チマタでは「伝説の1テイク録音」として有名だったが、後の研究によって実際は2テイク録音されていたという事実は今では結構知られている…かな?(実際に使われたのは1テイク目のほう)風邪をひいていた上に長時間のセッションでノドがボロボロになっていたジョンの絞り出すようなシャウトは鬼気迫る迫力があり、この曲に決定的な生命力を与えている。反面ところどころ歌がヨレているのも事実で、本来だったら録り直しになる所なのだろうが、完成度や繊密さよりも予算と時間が優先された結果、このテイクが世に残る事になった。そんなジョンのボーカルに比べて、ポール&ジョージのシェケナベイベーコーラスは意外と優等生的で、演奏も今聴くと思いのほかこじんまりした印象も受ける。それでも20世紀最高のポップグループが生まれる瞬間を記録したドキュメントとして、その躍動感と熱気は今も失われていない。この曲はThe Whoもライヴで演奏しており、ビートルズよりもさらに荒々しいその演奏っぷりもなかなかに捨てがたい。また、この曲の「あ~あ~あ~♪」というコーラスのフレーズは後にデヴィッド・ボウイのヒット曲「Let's Dance」で引用されたりしている。ポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.03.12
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僕は中古CD屋によく行く。その時は大抵100円CDコーナーをチェックする。100円コーナーというのは「100円でもなければ売れないCD(と店員が判断したもの)」の溜まり場、つまり、ほとんどゴミ捨て場のようなものである。ではなぜ、そんな100円コーナーをチェックするかといえば、大半の方はお分かりかと思うが、「他人にとってはゴミでも自分には掘り出し物」というモノも結構あるからである(特に僕のようなヲタにとっては)。音楽の価値などというのは結局個人の思い込みでしかないのだから。しかしさすがはゴミ捨て場。大半のCDは100円どころか「こんなのカネもらってもいらねー」というシロモノがほとんどである。しかもそういう所に並ぶアーティストというのは大抵相場が決まっているというのがまた涙を誘う。ひと昔前のほんの一時だけなぜかやたらと売れた人、そういえば昔そんな名前を聞いた気がする…人、どこの馬の骨ともわからない人(これは当然か)、そして現在もそれなりに売れてるアーティストさんのCDも混じってる事も少なくない(笑)。大半の人にとっては「100円にも値しない」と判断されたCDの溜まっているそのカゴからは怨念のようなオーラも感じられて、長い事その中を見ていると、ちょっと気分も悪くなってきたりもする。そんな100円CD達は自分を引き取ってくれる人を求めて今日もカゴの中で泣いているのだろう。 嗚呼…100円CD…
2006.03.11
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ここ数日「Van Halen解散!?」という騒ぎを耳にする(つーか目にする)。コトの発端は日本の雑誌「Burrn!」で、「Van Halen解散!」の文字がバーン!と。表紙に使われているのは27年前のエディ・ヴァン・ヘイレンの写真。基本的な内容はベーシストのマイケル・アンソニーの独占インタビューであり、サブタイトルには「悲しい結末」がどうとか書かれているが、ようするにマイケルの愚痴が延々と書かれてるだけじゃん。公式にはまだ何も発表されてないみたいだし、そういう意味では、やるコトがなんだか東スポっぽい。三代目ボーカリストのゲイリー・シェローンの脱退、エディの病気、ヘイレン兄弟とマイケルとの不仲説などゴチャゴチャしてて、確かに現在のVan Halenは活動停止状態、再開のメドも立ってないようだが、「解散状態」と「解散」は違うでしょうに。まあ自分の中ではとっくに終了しているバンドではあるのだが、それでも改めて「解散」という言葉を聞くとやはり寂しいものがある。実際の所どうなんだろう…?この「5150」(写真)はサミー・ヘイガーがボーカリストとして加入してからの初のアルバムで、1986年に全米No.1を記録。前ボーカリストのデイヴ・リー・ロスに比べて技術的には数段上であり、ギターも弾けるサミーの加入でバンドの音楽性は表現の幅を増し、メロディアスな楽曲も増え、全体としては良質なHR/HMアルバムとなった。アルバムなんて買えなかった当時小学生の僕はレンタルレコード屋でLPを借りてカセットテープに落として聴いたっけなあ~。「Jump」でヴァン・ヘイレンを好きになった僕(←ミーハー)としては、デイヴ在籍時のアクのある、カラッとしたポップさがなくなったこのアルバムはフツーの産業ハードロックに聴こえる時もあって、そんなに好きにはなれなかったのだが、いい作品には違いない。このアルバムを始めとしてサミー・ヘイガー時代の4作のアルバムは全て全米No.1を記録。アルバムを重ねる毎に音楽的な面白みはどんどん薄まっていく反面、商業的には押しも押されぬビッグなバンドとなった。「5150」からは「Why Can't This Be Love?」「Dreams」「Love Comes Walk In」などのヒットを連発。特に全米3位を記録した「Why Can't This Be Love?」は、イントロで聴ける海の底から序々に湧き上がってくるようなシンセの音が胸躍る良質なハード・ポップ・ナンバーで今でも好きな一曲だ。
2006.03.10
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アニメ世界名作劇場がかつて「カルピスこども劇場」と呼ばれていた時代、「フランダースの犬」に続いて日本アニメーションが1976年に送り出した作品が、現在でも不滅の名作として知られる「母をたずねて三千里」だ。デ・アミーチスの短編「クオレ」を大きく膨らませたストーリーで、音信不通になった母・アンナを求めてアルゼンチンの草原を行く幼いマルコの姿は多くの人の胸を打ち、日本中から激励の手紙が寄せられたという。監督に高畑勲、レイアウト&場面設定に「世界のハヤオ」こと宮崎駿、作画監督に小田部羊一(「アルプスの少女ハイジ」)、脚本に深沢一夫、絵コンテには「機動戦士ガンダム」の富野喜幸(現・由悠季)といった超一流のクリエイター達が集結したこの作品は、丹念に練り上げられたストーリーと演出、細かいディテイール、奥の深い人間描写など、今もって全く色褪せない名作中の名作となった。その完成度の高さは現在のジブリアニメをはるかに凌駕するもので、日本アニメ史上の頂点に立つものと言える。その主題歌「草原のマルコ」は、フォルクローレを基調としたもの哀しい曲調が、母を求めて旅をするマルコのけなげな姿と重なるもので、特に「はるか草原を…」という歌い出しで始まる前半部分は今聴いても涙腺を刺激される。曲の後半は力強いリズムを持った勇ましい曲調に変わり、聴く者に勇気を与えるドラマティックな響きを持って曲は終わる。フランダースの犬やドラえもんの主題歌でもおなじみ大杉久美子の歌声は優しくも力強い。マルコのペットの子猿のアメデオが大好きだったボク…草原のマルコ作詞 深沢一夫 作曲 坂田晃一はるか草原を ひとつかみの雲があてもなくさまよい 飛んで行く山もなく谷もなく 何も見えはしないけれどマルコ おまえは来たんだアンデスに続く この道をさあ出発だ いま日が昇る希望の光両手につかみポンチョに夜明けの風はらませて母さんのいる あの空の下はるかな北を目指せ小さな胸の中に きざみつけた願い母さんの面影 燃えてゆく風の歌草の海 さえぎるものはないそしてマルコ おまえは来たんだ母さんをたずね この道をさあ出発だ いま日が昇る行く手に浮かぶ朝焼けの道ふくらむ胸にあこがれ抱いて母さんに会える 喜びの日をはるかに思いえがけ
2006.03.08
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"パンク四天王"のひとつに数えられるダムドは、1976年にピストルズやクラッシュに先がけてデビューしたバンドだ。デビュー・シングル「New Rose」は、ロンドン・パンク・レコード第1号でもある。そんな彼らが、翌年の'77年にStiffレコード(当時でいうインディレーベル)から発表した1stアルバムが『Damned Damned Damned(地獄に墜ちた野郎ども)』だ。プロデューサーはニック・ロウ。人を喰ったようなジャケット(メンバーがケーキをぶつけ合っている)からして印象的なこのアルバムは、たった10時間で録音されたという。荒々しいパワーとスピードにまみれた演奏は、まさに炎のロックンロールそれでいて、ひとつひとつの楽曲の中に親しみやすいポップセンスがしっかりと感じられる所がこのアルバムの名盤たる所以だ。冒頭には「Neat Neat Neat」なんていう現代社会を予言したような曲も入っていたりする。切れ味鋭いギター、うねるベースにたたみかけるようなドラムが一丸となって迫ってくるそのテンションはまるで磁気嵐ニック・ロウの何もしないプロデュースも素晴らしい!駄曲なんかどこにもありゃしないが、中でもガンズ&ローゼズもカバーした「New Rose」はパンク・ロックの名曲中の名曲だぁ。これぞパンクThis Is The Punkいいから聴け。黙って聴け!「New Rose」を聴くにはここをクリックだ。I Feel Alright! I Feel Alright!
2006.03.07
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ビートルズの最高傑作のひとつ「Abbey Road」のオープニングを飾るジョン作のナンバーで、1969年にジョージ作の「Something」と両A面シングルとして発表され、全米1位(全英では4位)を記録。シングルカットされたのは、アップルの財政難を救うための策で、悪徳マネージャーとして名高いアラン・クラインの要請によるものだったらしい。元々は選挙のキャンペーンソングとして作られた曲であったり、後にチャック・ベリーの「You Can't Catch Me」の盗作として訴えられたりとなかなかイワクつきの曲でもある。歌詞はナンセンスというかかなり難解で、ピーター・バラカンによればネイティヴでも理解不能とのこと。妖しいムードに包まれた曲で、冒頭のジョンの歌い出しは「Shoot Me(俺を撃て)」というなんとも不吉なフレーズだが、実際にはポールのベースの音にかき消され「シュッ!」としか聞こえない(Shoot MeのMeを後から削ったとも言われている)。そのポールの激しく動くベースラインも、不気味ながらキャッチーな響きを持った実に存在感の強いもので、歌メロとこのベースがセットになる事で、ワンフレーズとして完成されてるというべきだろう。ディレイのかかったリンゴのドラムも、クリームのジンジャーベイカーを思わせるタムを多用したポリリズム的な演奏で、混沌とした雰囲気を出すのに一役買っている。ジョンの弾く渋い音色のエレピもムーディないい感じ。全体としてはファンキーな曲調で、ひとつひとつの楽器のフレーズはシンプルなものだが、それらが無理無駄なく絡み合い、ジョンらしいカッコいいロックンロールに仕上がっている。後期ビートルズのジョンはメロディ重視のポップスからどんどん遠ざかっており、ギターの音はよりハードに、リズム隊の音はより太くなっているが、それはクリームやジェフ・ベック・グループ、レッド・ツェッペリンらの新勢力に対する対抗心もあったのかもしれない。この曲も様々なアーティストにカバーされているが、中でもエアロスミスによるバージョンは、この曲が彼らのために書かれた曲かと思えるほどにピタッとハマッているのが面白い。ジョンも後年のソロのライヴでも取り上げているお気に入りの一曲だが、ポールもボスニア援助のためのチャリティ『ウォー・チャイルド』でポール・ウェラーやノエル・ギャラガー(オアシス)と共にこの曲を取り上げている。ポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.03.05
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80年代コンピレーションCDには大抵入っている名曲のひとつであるa-haの「take On Me」。a-haのデビュー曲である「Take On Me」(ただし最初のリリース時にはヒットせず後に再録音している)が1985年に全米No.1を記録した時は、アメリカでチャート1位になったノルウェー初のグループだと紹介され、当事はシンデレラボーイ的な扱いをされていた。明るくノリのいい曲調と透明感のあるサウンドは日本でも大ウケし、この曲がヒットした当事「夜のヒットスタジオ」に出演したa-haの姿は今も覚えている。あまりにも有名なイントロのシンセのフレーズは、万人の心をわし掴みにするキャッチーさがあり、当時早熟な洋楽小学生だった僕も一発でトリコにされてしまった。なんとも軽いシンセの音色にはイケイケだった80年代の空気が詰まっており、「て~ぃく、お~んみ~」と歌われる、サビの部分でのモートンの低音ボーカルには男も濡れる。またこの曲で忘れられないのが、MTV大賞を7部門受賞したそのビデオ・クリップで、劇画やパラパラマンガ(死語)も出てくるアニメーションと実写をうまくミックスした斬新な内容は、構成、映像共に現在の目でも全く色褪せないクオリティであり、"MTV"を代表する名作PVと言えるものだ。曲とビデオがこれほどピタッとはまったケースも珍しいだろう。しかし、当時の雑誌「明星」の付録の歌本にも付いていたこの曲は、あまりにも分かり易いキャッチーさを持ったメロディと軽いシンセの音色ゆえに軽薄なものとして受け取られる事も多かったようで、a-haは当時のコアな洋楽ファンからはG・I オレンジと共に嘲笑の対象にされる事も多かったとか。それでも「Take On Me」は80'sクラシックとして今も多くの人に愛されている。それはこの曲が純粋にいい曲であるからに他ならない…と思う。a-haというと、「Take On Meの一発屋」的なイメージがあるが、その後も英国及びヨーロッパ諸国、そして日本でも「the sun always shines on t.v.」「I've Been Losing You」「Cry Wolf」「Manhattan Skyline」「The Living Daylights」「Stay On These Roads」などの大ヒット曲を多く生み出している。そういえばこれらの曲、今でも全部歌えるわ俺。彼らは現在でもドイツでは根強い人気だとか。「Take On Me」が収録された1stアルバム「Hunting High And Low」(写真)は、他にも「Train Of Thought」「hunting high and low」「living a boy's adventure tale」「the blue sky」「the sun always shines on t.v.」「love is reason」といった名曲が目白押しの大傑作。2ndアルバム「Scoundrel Days」もこの間聴き直したらすごく良かった。奥さん、80年代のあだ花とか言ってる場合じゃないよ!止まらない~a~ha♪
2006.03.03
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その中性的なルックスと可愛いらしい歌声で80's音楽ファンに衝撃とトキメキを与えたグリーン・ガートサイド。そのグリーンのバンド(というかソロ・ユニット)であるスクリッティ・ポリッティのの2ndアルバム「Cupid&Psyche'85」('85年発表)は後のポップ・ミュージックに多大な影響を与えた名盤で、ここで聴けるキラキラなシンセと密室的でデジタルな響きのファンクネスを融合した画期的なサウンドにはマイルス・デイヴィスも惹かれたほど。ソウルやファンク、レゲエを数学的に解体し再構築した、知的な香りのするクールな躍動感は、それまでの「肉体的ファンク」とは違うまさに異形のファンク・ミュージックだった。楽曲自体もポップなものが揃っており、全体として非常に親しみやすいのも本作の魅力で、特にアルバムの冒頭を飾る「The Word Girl」(全英6位)は、レゲエを基調としたホンワカしたリズムに乗るグリーンの聴き手を骨抜きにするハイトーンボーカル、やわらかいメロディと浮遊感溢れるサウンドはなんとも不思議で気持ちいい。このなんとも言えない質感を持つ名曲に身をゆだねてると…はぁ…極楽極楽(ため息)他にも「Small Talk」「Perfect Way」(全米11位)「Wood Beez」「Absolute」「Hypnotize」「Flesh&Blood」といった個性的な名曲がギッシリ詰まった本作は、グリーンの感性を結晶化したものであり、時代を先導した一枚でありながら、時代を超えたポップ・ミュージックでもあった所に意義がある。それほどまでにこのアルバムは今もキラキラとした輝きを放っている。1988年の3rd「Provision」以降作品の発表がないのは本当に残念。お顔もお声もキラキラしていたグリーン・ガートサイド王子はいま何処…
2006.03.02
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ジョージ・マイケルが先日の2月27日大麻所持で逮捕された。詳しい事はakikkiさんのブログで分かるが、今回の件に関するジョージのコメントは、見苦しい事は一切言わない実に堂々とした立派なものだった。心はオンナでも男らしい態度を見せてくれたジョージにエールを送る意味で本日は予定変更してWham!時代のこの名曲を。1984年に発表されたWham!の2ndアルバム「Make It Big」に収録のナンバーで、全英1位、全米3位を記録。当時マクセルのカセットテープのCMに使われていたのが懐かしい(最近でも何かのCMに使われていた)。胸躍るブラスのイントロと思わず手拍子をしたくなるような丁寧にリズムを刻むギターとキーボード。明るく伸びやかなジョージの歌声は若さと喜びに満ちており、突き抜けるような楽しさを持ったどキャッチーなメロディは聴いてると思わず笑みがこぼれてくる。ポップスの美学とでも言える完璧な一曲で、聴く者全てに幸せをもたらす魔法の5分10秒だ。間奏の「トゥルルットゥトゥルトゥ♪」というコーラスも最高!モータウンサウンド、フィリーソウルのエッセンスを深い愛情と造詣をもって取り入れ、万人向けのポップスへと転化するジョージの才能は神々しいまでに圧倒的だ。この曲のビデオ・クリップはWham!の中国公演記とでもいう内容で、万里の頂上でのメンバーや、コンサートの模様などの映像で構成されており、毛沢東みたいな顔をしたオッサンが嬉しそうに手を叩いていたのが印象的だった。当時から若くして作曲のみならずプロデュースも手掛け、こんなにも素晴らしい音楽を作り出していたジョージは天才としか言いようのない逸材であったにも関わらず、なまじ甘いルックスを持っていたがために当時は「いけすかない」「単なるアイドル」という扱いで一蹴りされる事も多かったという。天から二物を与えられた人間の苦悩は我々の想像以上のものなのかもしれない…ゲイであってもいい。クスリをやったっていいじゃないか、ミュージシャンだもの(あいだみつを風)しかし、しかしだ。このタイミングではどうしても言わずにいられない一言がある。おまえはドリカムの西川か!
2006.03.01
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