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デビュー15周年を記念してベスト盤「CYCLE HIT」が先日発売されたスピッツ。1991年のメジャー・デビュー以来、一部では高い評価を受けていたものの、「マニア受け」の域を出るものではなかったスピッツは「通ごのみの良質なポップ・バンド」として活動し、そして消えていくものだと誰もが思っていた。そしてCDバブルの時期でもあった1995年、例の「ロビンソン」の大ヒットでスピッツは一気にメジャーになってしまったが、テレビに出る事もなく(全くではないが)、「シングル×枚連続リリース」なんて事をするわけでもなく、むしろブレイクする事を拒むかのような態度であった彼らの姿勢が妙にカッコ良く見えたのを思い出す。'96年4月に発売された「チェリー」は前のシングル「涙がキラリ☆」からの9ヶ月ぶりのシングルで、当時まさしく「今が旬」であったはずのバンドとしては、随分と余裕を持ったインターバルのように思えた(ただし、その間旧作「空も飛べるはず」の再発はあった)。しかもタイアップは一切なし。まるで「安売りはゴメンだ」と言っているかのようでもあった。その楽曲もシングル向きではなく、むしろカップリング曲に向いてるというべき地味なものだったが、実にスピッツらしい佳曲で、見事ミリオンセラーを記録し、バンド初のチャート1位となった。とりたててキャッチーというわけではないが、ゆるやかに沁み込んでくるメロディー。想像力を刺激する歌詞。演奏は淡々としておりアレンジもシンプルだが、曲が進むに従って徐々にサックスやストリングスが加わり、静かに盛り上がってゆく。それでも派手な印象はほとんどなく、まったくいつものスピッツといった感じだが、「ロビンソン」の降ってわいたようなヒットに舞い上がるわけでも気負うわけでもなく、これまでどおりのスピッツの楽曲を力強く演奏する彼らの姿は実に足が地についた印象があった。華やかさや表面的なキャッチーさを売りにするものではなく、むしろ地味であるが確実に耳に残る、そしていつまでも離れないメロディーがスピッツの魅力である…なんて事は今更ボクが言うまでもないワケだが。。。この「チェリー」が収録された「インディゴ地平線」(写真)は一聴すると地味だが、そんなスピッツの魅力が満喫できる傑作だ。「初恋クレイジー」「ハヤテ」「夕陽が笑う、君も笑う」を聴かずしてスピッツを語るなかれ!なおポム・ブログは一週間ほどお休みをいただきま~す\(´ー`)ノみなさんよいゴールデン・ウィークを!チャオ~!ポム・スフレのメインホームページもよろしく~
2006.04.28
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今度の5月3日のNHK-BS2では、Led Zeppelinのライヴ映画「レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ」が放送される。1976年に公開されたライヴ映画で、演奏は'73年7月27日~29日のニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンでのもの。映画とそれに準じた内容のサウンド・トラック(写真)も発売され、全米・全英共にNo.1を記録。映画は日本でも1977年夏に公開され、ロック映画としては異例のヒットになったという。1997年にはBBCライヴを収録したCDが発売され、2003年には質・量ともに圧倒的な「Led Zeppelin DVD」も出るが、それまでは本作がZepのライヴを音、映像共に体験できる唯一のアイテムであり、バイブルだったのだ(ブートを別とすればだけどw)。映画、サントラ共にオープニングは、例のイントロから始まる「Rock And Roll」で、実に荒々しい演奏っぷりと、ジミー先生の小技の効いたギターが萌えさせてくれる。映画ではこの後「Black Dog」「Since I've Been Loving You」(両方ともサントラには未収録)と続くが、この三連発は強烈特に「Since I've Been Loving You」でのペイジ先生のスタジオ盤以上に荒々しいギター・ソロがタマリません「これは希望の歌です」というMCで始まるロック・クラシック「Stairway To Heaven」ではダブルネック・ギターで頑張るペイジ先生の姿がおがめるが、正直あまりいい出来とは思えない…曲の中盤あたりで一瞬ロバート・プラントの歌がおもいっきりダブル・ボーカルになり、オーバーダビング丸出しなのが笑える。最後を飾る「Whole Lotta Love」はライヴならではの聴きもので、スタジオ盤とは違う奔放なグルーヴ感、電子音のようなエコー処理や左右に揺れるプラントのボーカルといった、スタジオワークを活かしたギミック、そしてふんだんに盛り込まれるアドリブ・フレーズでおおいに楽しませてくれる。「エルビスのためにシェイクを一発」というプラントのMCに続いてジミー先生がスコッティ・ムーア風のギターを披露する所が微笑ましい映画全体としても、ふんだんに盛り込まれるイメージ映像や音楽ビジネスの裏側を垣間見せるシーンなど、賛否は分かれるものの中々に興味深い作りとなっている。「演奏は最高とは言えないね。たまたまフィルムを撮っていた時だけの演奏だし、ハウリングもあるしね」というジミー先生の発言にもあるように演奏は最高とは言いがたいし、前述のライヴDVDの登場のため、今では影の薄い存在になってしまった感も否めないが、当時の雰囲気を味わえるという部分も含めて、やはり忘れられない作品だと思う。
2006.04.27
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80年代前半にプリンスと人気を二分したファンクのカリスマ、リック・ジェイムス。'60年代には「黒いミック・ジャガー」の異名をとり、ニール・ヤングともバンドを組んだ事もある彼であるが、その過激な言動や、ロックとファンクをミックスした荒々しいサウンドは「パンク・ファンク」とも呼ばれた。この「Super Freak」はリック・ジェイムスの代名詞とも言える一曲だが、これを聴いた多くの人はこう思うのではないだろうか?「あれぇ…この曲どこかで聴いたような…」それもそのはず。この曲のリフは、一時期一世を風靡したMC・ハマーの1990年の大ヒット曲「U Can't Touch This」にサンプリングされた元ネタなのだ。そのトボけた、それでいて人懐っこいキーボードのフレーズが耳にこびりついて離れないという人も多いだろう。「Super Freak」はそのウルトラキャッチーなリフとぶっといファンクネスが痛快な傑作ファンクナンバーで、その駆け抜けるような勢いと聴き手を選ばない親しみやすさは、ソウル/ファンクというジャンルを超えた魅力を放つものだ。この曲を収録した「Street Songs」(写真)は全米3位まで上昇し300万枚を売るヒットを記録した、ファンクの歴史に残る名盤だ。なおリック・ジェイムスは2004年に死去。56歳という若さだった。だが彼の残したキャッチー・ファンクは今も変わる事のない輝きを放っている。「Super Freak」を聴くにはここをクリック!※ポム・スフレのホームページではリック・ジェイムスの「Street Songs」について取り上げています!
2006.04.26
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今度の5月1日のNHK-BS2ではデヴイッド・ボウイの1973年のライヴ映画「ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS」が放映だ!加えてZIGGY STARDUSTさんともお近づきになれたコトだし(笑)、今日はボウイのこの曲じゃ!---「五年間しかない。残されたのはそれだけだ」と歌う「Five Years」から始まるこのアルバム「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars」(タイトルながっ!!)は、よい子のみんなは必ず知っている超名盤だが、この「Starman」はそのアルバムからのシングルで、イギリスで大ヒットを記録。救世主からのメッセージを伝える使命を持つジギーの事を歌ったこの曲は、艶やかな化粧ときらびやかな衣装に身を包み、宇宙人ジギーを演じたボウイのテーマソングでもあった。オーソドックスなアコースティックサウンドを基調としたポップ・ナンバーで、その甘く切ないメロディとどこか寂しさを感じさせるボウイの歌声がなんとも胸に響く名曲。儚さを漂わすストリングスの音色も泣かせる。サビの後に出てくるギター(とストリングスのユニゾン)のリフレインがダメ押しのごとき盛り上がりを見せる展開も見事の一言で、アタマから終わりまで無駄な部分などカケラもないまさしく完璧な一曲だ。演奏を支えるミック・ロンソンのバンドの貢献も忘れられない。'64年のテビュー以来、スターを夢見て様々な試行錯誤を繰り返してきたボウイの思いが凝縮された一曲だが、そこに垣間見えるのは宇宙人を演じる事によってスターダムを得た彼の孤独である…とか言ってみる。そして、皮肉にもこの時期のボウイは、ジギー・スターダストという仮面を演じる事に耐えがたい精神的苦痛を感じるようになっており、'73年7月3日のロンドンのハマースミス・オデオンでの公演中に突然「これが僕らの最後のショウ」という発言をし、ファンやスタッフ(何も聞かされていなかった)を仰天させた。その直後に演奏された曲は、このアルバムの最後に収録されている「Rock'n'Roll Suicide(ロックン・ロールの自殺者)」だった。ポム・スフレのホームページではデヴィッド・ボウイのアルバムについて取り上げています!
2006.04.25
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アルバム「Help!」のセッションで録音された曲でメイン・コンポーザーはジョン。シングル「Ticket To Ride」のB面として1965年に発表された。オリジナル・アルバムには未収録で、現在では「Beatles Past Masters Vol.1」で手軽に聴ける。「This Boy」の流れを汲む3連リズム系のバラードで、たった5時間で録音されたにもかかわらず高い完成度を持つ美しい曲に仕上がっている。アルバムには収録されず、シングルのB面のみという不当な扱いが、なおさらこの曲を「隠れた名曲」の名にふさわしいものにしていて余計にソソる。穏やかなメロディが印象的な一曲だが、ジョン、ポール、ジョージによる麗しい3パートのハーモニーが最大の聴きもので、録音にかけた5時間のうち、コーラスの部分に3時間かけたというのも納得の素晴らしさだ。ジョージによるトーン・スティール・ギターの音色も実にシミジミとしたもので、疲れた心とカラダに優しく沁み込んでくる。リラックスしたジョンのボーカルにも「ほう~っ」とタメ息同時期のセッションでは、ポールがひとりでやっちゃった「Yesterday」が録音されているが、世界で一番有名なビートルズ・ナンバーであるその曲よりも、片隅でひっそりと輝いているこの「Yes It Is」の方によほどビートルズを感じる…なんて今となっては思ったりもする…ワシもトシじゃのう…Yes It Is~♪ポム・スフレのホーム・ページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.04.23
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特集 プログレッシヴでいこう!~その5~プログレ特集の最後はアメリカン・プログレっちゅーヤツです。アメリカン・プログレと呼ばれるものの特徴を並べると、透明感あるハイトーン・ボーカルとハーモニー、ハード・ロック的なギター、シンフォニックではあるが軽い音色のシンセサイザー、ちょっと能天気さをも感じさせるポジティヴなメロディとサウンド…などイギリスのプログレとは対照的な部分が多いのだが、このカンサスも変拍子を多用するという部分が英国プログレ的ではあるものの、上に挙げた特徴がほぼ当てはまる、アメリカン・プログレを代表するグループと言える。そんなカンサスの通産5作目にあたる1977年のアルバム「Point Of Know Return(暗黒への曳航)」(写真)は、アメリカン・プログレの代表作として知られる前作「Leftoverture(永遠の序曲)」に比べてよりポップでコンパクトな作りとなっており、後の産業ロックをも予感させるサウンドを持ったこのアルバムは全米4位を記録、400万枚を売り上げるヒット作となった。その中の一曲「Dust In The Wind(すべては風の中に)」はケリー・リブグレン作の名バラードで、その比類なき美しさはもはやスタンダードと言っていいほど。アコースティックギターのなめらかなアルペジオのイントロだけでも骨抜きにされてしまうが、憂いを帯びたメロディと、不穏な音色のバイオリンを大きくフューチャーしたサウンドはほとんどブリティッシュ・トラッドと言えるもので(そのためかアルバムの中でもおもいっきり浮いているw)、そんな曲がアメリカン・プログレの代表格であるこのグループ最大のヒット(全米6位)となってしまうのだから面白い。結局この曲の持つ有無を言わせぬメロディの美しさが万人の心を掴んだという事なのだろう。日本じゃCMにも使われてたし(笑)。東洋哲学を感じさせる歌詞も素晴らしい。プログレ云々に関係なく一度は耳にしたい名曲だ。(歌詞対訳)目を閉じると それがほんの少しの間でも時は過ぎ去ってしまう夢を見れば全て それは単なる好奇心となって目の前を通り過ぎて行く風の中の塵となって 全ては風に消えて行く いつもの古い歌 それはほんのひと粒の水滴どこまでも深い海に落ちるような何をやったとしても 最後には土に還ってしまうたとえ目を背けようとしても風の中の塵となって 全ては風に消えて行く しがみついても無駄だ 永遠のものなんてありはしないこの空と大地を除いては 全てが消えていってしまう財産を全て投げ打っても ほんの一瞬ですら買えやしないんだ 風の中の塵となって 全ては風とともに消えていく
2006.04.22
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特集 プログレッシヴでいこう!~その4~EL&Pの設立したマンティコア・レーベルから世界デビューし、「イタリアのロック・グループで初めて世界的に成功したバンド」として有名なイタリアン・プログレの雄、P.F.M.(Premiata Forneria Marconi)。その叙情的でありながら、イギリスのプログレにはない明るさと解放感を持ったサウンドは日本のプログレ・ファンにも人気が高い。そんな彼らのライヴ・アルバム『Live In U.S.A.(Cook)』(写真)は、数ある英国プログレの名盤にも全くひけをとらない名作中の名作。『Photos Of Ghost』('73年)と並んで、彼らの魅力が最良の形で詰め込まれた一枚だ。全篇がハイライトと言える内容の本作だが、中でも個人的にイチ押しなのが三曲目の「Just Look Away」だ。曲は8分にもおよぶ大作。演奏は二つのパートに分かれている。フランコ・ムシーダの華麗な指さばきによるクラシック・ギター(前半部)も聴きものだが、後半から展開されるメインテーマ部分はさらに素晴らしい。「少年の日」を思い起こさせるかのような甘く切ないメロディ・ラインが、聴き手のセンチメンタルな感情を呼び起こす。メランコリックなフルートの音色をメインとした美しいリフレイン、クライマックスではさらにベースとドラムも加わり、曲は頂点に達する。リリカルな美しさとカタルシスをあわせ持った最高の一曲だ。凄まじいテクニックとアイデア豊かな演奏、そしてメロディアスなフレーズで埋め尽くされたこのアルバムはプログレというジャンルを超えた永遠の名作。マウロ・パガーニのヴァイオリンの演奏に震えろ!つーコトで「Just Look Away」を聴くにはここをクリック。※ポム・スフレのホームページではP.F.M.の「Live In U.S.A.」について(←ページの下の方)取り上げています。また「Live In U.S.A.」は現在では「Cook」というタイトルと違うジャケットで発売されています。
2006.04.21
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特集 プログレッシヴでいこう!~その3~ピーター・ハミルの哲学的な歌詞と硬質なヴォーカル、ダークで緊迫感あるサウンドでカルト的な人気を博し、今も根強いファンを持つヴァン・ダー・グラフ・ジェネレイター(VDGG)。彼らのアルバムでは、4作目のアルバム「Pawn Hearts」('71年、ロバート・フリップ参加)や6作目の「Still Life」('76年)が有名だが、'76年発表の7thアルバム「World Record」(写真)も聴き逃せない名作だ。Van Der Graaf Generator名義としては最後(以後はVan Der Graafとなる)のアルバムになる本作はVDGGの完成形と呼べる傑作で、収録曲はフリーキーな「When She Comes」から、ヘヴィな緊張感漂う大作「A Place To Survive」や「Meurglys」などの佳曲そろい。その中でも個人的にイチ押しなのは、アルバムのラストを飾るリリカルな名曲「Wondering」だ。淡々としたリズム・セクションと音数の少ないサウンドは、シンプルだがとても荘厳な響きを持つ。徐々に盛り上がってゆく演奏が聴き手をゆるやかに頂点へと誘う。メランコリックなフルートの音色と縦横無尽なキーボード、そしてピーター・ハミルの静かなる爆発を感じさせる歌はどこまでも昇りつめてゆくかのような高揚感に満ちている。天高く昇ってゆく白鳥の姿を歌ったこの曲は、この世の全てを超越したかのような美しさをたたえたドラマティックな名作だ。2005年にはVDGG名義ではなんと29年降りのアルバム、その名も「Present」を発表。それに伴うツアーも行った。なおVDGGは1971~'72年にかけてのツアーでは同じレーベルのジェネシスと共演する事が多かったらしい…うわーんつーコトで「Wondering」を聴くにはここをクリック!
2006.04.19
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特集 プログレッシプでいこう!~その2~ジェネシス4作目のアルバムにあたる「Foxtrot」(写真)は、プログレ全盛の1972年に発表された作品である。前期ジェネシスの完成形というだけでなく、プログレッシヴ・ロックを代表する名盤としても知られる一枚だ。各メンバーの演奏力の飛躍的な向上とバンドとしてのまとまりがピーターの創造力を刺激したのだろうか。緻密なアレンジ、バンドのアンサンブル、圧倒的な構成力、どれをとっても最高の出来だが、何よりもメロディの良さを重視した作りがこのアルバムを名作の名にふさわしいものにしている。小林克也のベストヒットUSAでフィル・コリンズやピーター・カブリエルを知り、初めて聴いたジェネシスの曲が「Invisible Touch」だった僕が初めて体験した「プログレバンドとしてのジェネシス」がこのアルバムだった。ここで聴けるガブリエルの繊細かつ変化自在なボーカルは、「ピーター・ガブリエル=スレッジハンマーの人」というイメージが固まっていた僕にとっては「某萌えアニメののロリ声キャラとクレヨンしんちゃんの声優が同じ人」というのに近いくらいのインパクトがあった。それに加えて「Apocalypse In 9/8」で聴けるフィル・コリンズの超絶変拍子ドラムのスゴさ!この人って実はすごいドラマーだったのね… 「Horizons」という美しいギターソロを弾いてる人はGTRの人だったんか~!!さらにマイク&メカニクスの人までメンバーにおる…って…いやいやいや…↑もお~、こんな感じでございますよ。さて、このアルバムというと、22分にも及ぶ組曲「Supper's Ready」がなんといっても有名だが、僕が特に好きなのは1曲目の「Watcher Of The Skies」だ。メロトロン(キング・クリムゾンのおさがりらしい笑)の不穏な響きが印象的なイントロ。そこからフェイド・インしてくるフィルのタイトなドラム、トニー・バンクスのシンフォニックなキーボード、そしてガブリエルのシアトリカルな歌声が耳に残る一曲で、緩急自在なアレンジと演奏はスリリングの一言!70年代の中期までのライブにおけるオープニング曲として使用されたナンバーで、プログレ時代のジェネシスの代表曲のひとつと言っていいだろう。そして一曲一曲が高い完成度を持っていながら、全体でひとつのアートとして完成されているこのアルバムは、まさにプログレのお手本ともいうべき一枚だ。つーコトで「Watcher Of The Skies」を聴くにはここをクリック!(最初の音質が悪いのは原曲の仕様です)
2006.04.18
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特集 プログレッシヴでいこう!~その1~1971年に発表されたキング・クリムゾン四作目のアルバム「Islands」は、クリムゾンの作品中最も「静」の印象が強い作品であり、いわゆる「過渡期の作品」としてスルーされる事も多い一枚だ。だが、ここで聴ける「静寂」と「混沌」のバランス具合、楽曲の質の高さは見事なもので、例の1stアルバム『In The Court Of The Crimson King』を別格とすれば実はかなりの名盤だったりする。中でも、クラシカルな響きの「Song Of The Gulls」に導かれて始まるタイトル曲のダークな美しさは特筆ものだ。ボズ・バレルのジェントルで線の細いボーカルが醸し出すリリカルさ。ギター、ピアノ、サックス、コルネット、メロトロン、などの多彩な楽器が決して一体とならない演奏で、曲は高揚感もなくただ淡々と流れていく。だが、この英国的な憂いと穏やかさはある種の境地であり、クリムゾンの他の作品では聴けない、捨てがたい魅力だ。バンドの影の立役者とも言えるピート・シンフィールドの脱退(「Islands」の発表後)など、クリムゾンの歴史の中でも最も混乱した時期に作られたこの作品は、「プログレ」と呼ばれる音楽の中でも最も美しいもののひとつだろう。この後に発表される、アグレッシヴな名作『Lark's Tongues In Aspic』や『Red』もいいが、『Islands』で聴ける陰りと叙情性は忘れがたいものだ。この作品を製作するにあたって行われたボーカリストのオーディションには、エルトン・ジョンやブライアン・フェリー(ロキシー・ミュージック)の姿があったという。また、ボーカリストに選ばれたボズ・バレルは、それまで楽器の経験がなかったのだが、ロバート・フリップに2ヶ月間ベースの特訓を受けた後「Islands」でベースも弾いている。ボズはクリムゾンを脱退した後、ポール・ロジャースやミック・ラルフスと共にBad Companyを結成した。つーコトで「Islands」を聴くにはここをクリック!
2006.04.17
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ラリー・ウィリアムズの1958年の録音のカバーで、リード・ボーカルはジョン。アルバム「Help!」の最後を飾るハード・ドライヴィングなロック・ナンバーで、1965年当時の日本では「Anna」とのカップリングでシングル発売もされている。ビートルズにとってはデビュー前から幾度となく演奏してきたお得意の一曲で、BBCでのライヴや1977年に発売されたライヴアルバム「The Beatles At The Hollywood Bowl」でも演奏されている。1969年のGet Backセッションや、ジョンのプラスティックオノ・バンドのライヴ盤「Live In Piece Toronto 1969」でも演奏されている所からしてジョンのお気に入りの一曲なのだろう。その荒々しい演奏とラウドな質感はほとんどガレージ・ロックと言ってもいいくらいで、ジョージのペランペランなギターの音もタマリませんそんなバックの演奏にジョンのドスの効いたボーカルがニクイほどハマッており、実にカッコいい仕上がり。こういう曲の中にギラギラとした輝きを放つ所にジョンのロックンローラーとしての天性の資質が滲み出ている。2ndアルバム「With The Beatles」の最後に置かれた「Money」といい、アルバムの曲数合わせのために隅っこにポツンと置かれたラフなカバー曲の中にこそ、ボーカリストとしてのジョンの旨味が隠れている…と言ってもいいかも。アルバム「Help!」では前に置かれた曲が「「Yesterday」という配置だが、その後に続くこの荒々しいロックンロールが甘くなった気分を蹴散らし、アルバムをビシッと締めてくれている。この静と動の極端な対比がなんともグッジョブ!ポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.04.16
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時は1970年、アメリカ南部のサウンド(スワンプ・ロック)に活路を見出したエリック・クラプトンがボビー・ホイットロック(Key,Vo)、カール・レイドル(Bass)、ジム・ゴードン(Drum)と共に結成したグループDerek & The Dominos。そのドミノスの唯一のオリジナル・アルバムである「Layla And Other Assorted Love Song」(写真)は、デュアン・オールマンが全面参加した事でも知られる、言わずもがなの名盤であり、中でも当時のジョージ・ハリスンの妻パティ(後にクラプトンと結婚~離婚)への狂おしい愛を歌った「Layla(いとしのレイラ)」がなんといっても有名だが、その他の曲も負けず劣らずの名曲揃いで、この「恋は悲しきもの(Why Does Love Got TO Be So Sad?)」も「Layla」と並ぶハイライト・ナンバーだ。イントロの煽情的なギター・カッティングとオルガンの音色にいきなりアドレナリン放出状態。そのファンキー&パーカッシヴなリズムの演奏にも体が動く動く。クラプトンとデュアン・オールマンの壮絶なギター・バトルが聴きものだが、お互い火花を散らしながらも天才ギタリスト同士の友情が感じられるプレイには胸を熱くせずにはいられない。「恋ってなんでこんなにも悲しいんだあ!」と歌う当時25歳のクラプトンのボーカルは枯れていながらも情感がほとばしるもので、それは若さと恋に狂ったオトコならではのエモーション(と音楽に対する情熱)から来るものだろう。ボビー・ホイットロックのサポート・ボーカルも素晴らしい(つーかクラプトンより歌うまいし)。今のロックの基準からすればすき間だらけの音作りだが、そのすき間から噴き出してくる何かがここにはある。アメリカ南部の香り漂うサウンドの中に、才能と情熱に溢れた男達がぶつかり合う姿が詰め込まれた最高に熱い一曲だ。
2006.04.14
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ビーチ・ボーイズのドラマー、デニス・ウィルソンが1977年に発表した唯一のソロ・アルバムが『Pacific Ocean Blue』(写真)である。「ワイルド・ワン」のニック・ネームを持つデニスは、ビーチ・ボーイズのメンバー中サーフィンができる唯一の男であり、チャールズ・マンソンとの交流などのスキャンダルの多い男でもあったが、同時に誰よりも海を愛した男でもあった。この「Pacific Ocean Blue」にはそんなデニスが静かに、そして激しく独白するかのような美しい歌が詰まっている。内ジャケットに写った、海を見つめるデニスのうつろな目は少年のようでもある。この「River Song」はアルバムの冒頭を飾る一曲で、"母なる海"を思わせる名バラードとなっている。雄大なピアノのイントロ、哀しくも美しいメロディ、荘厳な響きのコーラス、ロマンティシズムとナイーヴさを感じさせる歌詞、そして荒々しさの中にも孤独感が滲み出るデニスの歌声が胸を打つ。1983年12月28日、デニスはカリフォルニアのマリーナ・デル・レイの海に友人達とボートで乗り出した。クルージングの最中、酒に酔ったデニスは真冬の冷たい海の中に入り、勢いよくもぐり出した。しかし、いつまで経ってもデニスは戻ってこない。異変を察した友人達はあわてて捜したが、デニスは二度と姿を現す事はなく、カリフォルニアの海の底に消えていった。この時デニスは39歳になったばかりの若さだった。「自分が死んだら海に葬ってほしい」と言っていたデニス。通常は水兵のみに許される水葬が行われた。デニスの告別式では、このアルバムに収められている「さらばわが友(Farewell My Friend)」が歌われた。長らく廃盤だった『Pacific Ocean Blue』も、2008年には大量のボーナス・トラックをつけて再発されている。「River Song」を聴くにはここをクリック!河岸にそって歩いていると 水が僕のひざを洗う河よ 自由に流れる河よ力強い河は永遠に流れていくああ力強い河よ僕はお前のようになりたいポム・スフレのホームページではデニス・ウィルソンの『Pacific Ocean Blue』について取り上げています!
2006.04.13
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ブルー・アイド・ソウル(またはホワイト・ソウル)を代表する男性デュオ、ライチャス・ブラザーズの代表曲で'65年2月に全米No.1を記録。ディオンヌ・ワーウィック('69年全米10位)やホール&オーツ('80年全米12位)がカバーしてヒットさせた事でもおなじみのナンバーだ。ビル・メドレー(低音)とボビー・ハットフィールド(高音)の異なる歌声のコンビネーションが売り物の、その白人とは思えない黒っぽいボーカルで"ブルー・アイド・ソウル"と呼ばれた彼らは'64年にフィル・スペクターのレーベル「フィレス」に移籍したのを皮切りにヒットを連発。この「You've Lost That Lovin' Feelin'(ふられた気持ち)」はモータウンの看板グループのひとつFour Topsのヒット曲「Baby I Need Your Lovin'」に誘発されて書かれた曲だが、ビル・メドレーのソウルフルなボーカル、サビで一気に爆発する泣き節のメロディ、そしてフィル・スペクターによるウォール・オブ・サウンドが一体となった仕上がりは圧巻で、ポップス・ファンの至福が詰まった最高の一曲だ。当のフィル・スペクターはスタッフの執拗な説得に応じてしぶしぶ作ったというのが本当らしいが、結果的にはフィル・スペクター・サウンドを代表する一曲であり、後世まで残る不滅のスタンダードナンバーとなった。出来上がった曲を聴いた作者のバリー・マンは、イントロのビル・メドレーの低音の歌い出しにレコードの回転数を間違えてる(若い人には分からないネタ…泣)と思ったらしい。ビル・メドレーは後の1987年に映画「ダーティ・ダンシング」の主題歌「Time Of My Life」(ジェニファー・ウォーンズとのデュエット)で全米No.1を獲得。また、'90年には映画「ゴースト~ニューヨークの幻」にボビー・ハットフィールドの'65年のソロのヒット曲「Unchaind Melody」が使用され、リバイバル・ヒットした。
2006.04.12
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イギリスはグラスゴー出身の4人組、2004年のデビュー以来現在の若手ロックバンドではナンバーワンの注目株であるフランツ・フェルディナンド。そんな彼らの2005年の大ヒット曲である「Do You Want To」。iPodのCMやフジテレビの深夜アニメ「パラダイスキス」のEDとしても使われ、今やすっかりおなじみの一曲。「女の子達が気持ちよく踊れるような音楽」という彼らのコンセプトを地で行くようなキラーチューンで、確かにこの分かりやすさ、ポップさの前にはただもう笑う踊るしかない。70~80年代の香り漂うギターリフとサウンド、バカみたいに単純でそれゆえに思わず一緒に歌ってしまう歌メロ、理屈抜きにカラダが動いてしまうダンサブルなリズム。音楽的に新しい事は何ひとつやってないんだけど、なぜだかとても新鮮に響く。そして曲全体を包むこのいかがわしさ。有無を言わせないキャッチーさとパワーがここにはある。この単純明快な楽しさはポップ・ミュージックの原点と言うべきものだ。馬鹿丸出しのビデオ・クリップも最高です。この曲が収録された「You Could Have It So Much Better」(写真)がロックの歴史に残るような名盤かどうかはまあともかく、久しぶりに痛快な気分にさせられた一枚である事は確かだ。知性の感じられないジャケットもグッド!何でもいいから踊ろじゃないか。あぅえなどぅや、どぅやどぅやうぉな♪
2006.04.11
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ギター一本で歌うフォーク・シンガーだったボブ・ディランが、ロック・バンドを従えて'65年に発表したアルバム「Highway 61 Revisted」(写真)。時代をひっくり返したとてつもない作品であり、今もロックの歴史の頂点に燦然とそびえ立つ一枚である事はみなさんご存知の通り。人々が「フォーク・ロック」と呼んだサウンドにのせて、ディランの声が荒々しく響き渡る。そこから放たれる強烈な磁気。音は古いが、本質はしっかりと残る。ヒットしても半年で忘れ去られてしまうような音楽が多い世の中で、40年以上経った今も多くの人の心を捕らえるこのアルバムは、陳腐な言い方だがまさに「永遠の名盤」と呼ぶにふさわしい。ここに収められているのは「Like A Rolling Stone」をはじめとして、どれひとつとっても名曲だが、今の僕が一番好きなのは「Desolation Row(廃墟の街)」だ。アルバムの最後を飾るこの曲は、全篇アコースティックなサウンドなのにとてもロックを感じる。エモーショナルでありながら抑制のきいたディランの歌、表情豊かなハーモニカ、そしてイマジネーション豊かな歌詞。11分にも及ぶ大作で、曲の構造もすごく単純なのに聴いていてダレるという事が全くない。これぞまさしくディラン・マジック。ここで聴ける混沌はどこまでも美しい。1970年ワイト島のロック・フェスティバル(※)の模様を収録したドキュメント「ワイト島1970」でのエンディングには、この「Desolation Row」が使われていた。フェスティバルが終わって、ゴミだらけの殺風景な会場を後に去っていく若者達の姿に重ねてこの曲が流れていたのがとても印象的だった。「Desolation Row」を聴くにはここをクリック!※※(The Who、ジミ・ヘンドリックス、ドアーズ、マイルス・デイヴィス、etc…等が出演)
2006.04.10
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ポールの代名詞とも言える究極のバラード・ナンバーで、ウィングスとしての2作目のアルバム「Red Rose Speesway」に収録。アルバムでは二曲目に配置されており、ファンキーな前曲「Big Barn Bed」から間髪入れずスーッとイントロが聴こえてくる構成も絶妙。1973年4月にシングル発売されたこの曲は「Yesterdayに匹敵する名バラード」とメディアからも絶賛され、全米1位、全英9位を記録。ちなみに全米チャートでこの曲を蹴落として次に1位になった曲がジョージ・ハリスンの「Give Me Love」だった。ポールがエレクトリック・ピアノを弾きながら切々と歌うセンチメンタルなバラードで、愛妻リンダに捧げられた歌詞(いわゆるダブル・ミーニングの説もあるが…)も素朴なものながら実に心に沁みる。ヘンリー・マッカロックのギター・ソロも短いながらもツボを押さえた聴き逃せない名演で、ストリングスとの絡みも絶品だ。「ポール=バラードの人=軟弱」というイメージを持たれる原因でもある一曲だが、その歌唱には静かな情熱が感じられる一方で、全体的な仕上がりとしてはビートルズ時代のような緊張感が感じられないのも事実。ジョンのような硬派なパートナーの不在やポールのセルフ・プロデュースのツメの甘さが原因だろう。「ビートルズは好きだけだけど、ウィングスはダメ」という人にとって分岐点のような一曲では?しかしこれもまたソロ・ポールならではのものであり、リンダとデニーによるウィングス・コーラスもビートルズとはまた違った味わいのある捨てがたい魅力を持つものだ。自分的には、同アルバムに収録のこれまた名バラード「Little Lamb Dragonfly」の方が好きなのだが、この曲も名曲である事は否定のしようがない。リンダ・マッカートニーは'98年に癌で死去。その後、今はもうない番組「知ってるつもり」でリンダの生涯について取り上げた特集があったが、番組の最後で在りし日のリンダの写真が次々と映し出される映像に重なって、この曲が歌詞つきで流れたのには泣けた…ポールの心にはいつまでもリンダがいるんだろうなあ…ジョンと同じように…遠く離れたその時も この心はあの人のもとそうさどんな時もあの人は忘れないあの人への恋に生きている僕さあの人は優しい一切をふまえ それは優しく愛してくれるのさいつもの所に何も見つからなくても恋人のあの人がいればそこには何かがそうさどんな時もどこにいても喜びを得る僕さあの人は優しい一切をふまえ それは優しく愛してくれるのさそんなあの人に僕も心からの愛を捧げる幸せな毎日も もちろんあの人が届けてくれるああ あの人は僕のかけがえのない人僕の心をいつも見ていてくれる唯一の人僕の素晴らしい恋人どこまでも優しい人僕の心は変わりはしないいつの日までも愛し続けるさそうさどんな時もどこにいても僕はあの人と生きていくあの人は他の誰よりもこの僕を知ってくれている一切をふまえ それは優しく愛してくれるのさ僕を この僕をポム・スフレのホームページでは自作曲の公開や独自の名盤レビューを行っています!
2006.04.09
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Bon Jovi日本公演@2006がスタートしますねつーコトで、本日はジョンのソロとしての大ヒットしたこの曲を。ジョンの1stソロアルバム「Blaze Of Glory」(写真)のタイトル曲で、'90年に全米No.1を記録し、なんとボン・ジョヴィの「Livin On A Prayer」の記録を破る500万枚以上のセールスを記録した。ボン・ジョビの「Wanted Dead Or Alive」にも通じるアーシーなアメリカン・ロックで、泥臭くも雄大なスケールを感じさせるサウンドとジョンの力強い歌声のマッチングが実に魅力的。ボン・ジョビの一般的なイメージである「産業ハードロック」とは違う側面を持った佳曲だ。もうひとつの聴き所はアルバムにも全面参加したジェフ・ベックのギターで、その伸び伸びとしたプレイは、曲を引き立たせる役割をしっかり果たした上で、ジェフならではの存在感を存分に感じさせる素晴らしいものだ。ギターソロのラストで聴けるアーミングはもう「キター!!」って感じ。アルバムはジョンが映画「Young Guns 2」にインスパイヤされて作った(とジャケットには書いてある)との事で、サントラも兼ねる一枚なわけだが、内容はかなり質が高く(特に前半は名曲揃い)、ボン・ジョビのオリジナル・アルバムと比べても遜色ない出来。ジェフ・ベックのギターが堪能できるというだけでなく、エルトン・ジョンやリトル・リチャードといった大物も参加した見逃せない一枚だ。ちなみに、その映画「Young Guns 2」にはジョン本人も出演しているが、ほんのワンシーン、しかも一瞬で撃ち殺される役らしく、映画を見た友人に言わせると「言われなければ気づかない」とのコト(笑
2006.04.08
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「ヴォイス・オブ・ホテルカリフォルニア」ことドン・ヘンリーの'84年のヒット曲で、同年全米5位を記録。2005年にはAtarisがパンク風にカバーしてヒットさせている。トム・ペティ&ハートブレイカーズのギタリスト、マイク・キャンベルとドン・ヘンリーの共作で、キャンベルは演奏でも参加している。元々はトム・ペティのために書かれた曲だったが、トムが気に入らずオクラ入りになる所だったこの曲をドン・ヘンリーが気に入り、彼が歌詞をつけて歌う事になったのだった。ヘンリーの情熱的なハスキーヴォイスと哀愁あるメロディが強い印象を残す傑作で、いかにも80年代的な打ち込みビートとマイク・キャンベルのギターという組み合わせのサウンドもピタリとハマり、ヘンリーのソロ・キャリアを代表する一曲となった。ロマンティックなイメージ豊かな詞も「夏の終わり」を感じさせる素晴らしいもので、ヘンリーの詩人としての奥深さを改めて思い知らされる。また、なんといっても忘れられないのがそのビデオ・クリップで、モノクロを活かした郷愁を誘う映像(ビーチ・バレーやドラムを叩く男の子が印象的)は、多くの人の心に強いインパクトを残した。このビデオは同年のMTV大賞を受賞。さらにこの曲でヘンリーはグラミーのベスト・ロック・ボーカル賞をも受賞し、「元イーグルス」の肩書きを必要としないソロ・アーティストとしての地位を確立した。ちなみにドン・ヘンリーはGuns N' Rosesのアクセル・ローズとも交流があり、ヘンリーの3rdアルバム「The End Of Innocence」ではアクセルとデュエットもしているが、'89年のグラミーの授賞式でガンズの演奏(「Patience」を演奏)の時、バックでドラムを叩いたという事を後で知った時にはブッタまげた。あの長髪のドラマー、ヘンリーだったのか・・・
2006.04.06
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Guns n' Rosesのニューアルバムをずっと待っていたら、すっかりトシをとってしまったワタシ…今年の1月に「ニューアルバムは今年中には聴けるだろう」と実は気の長い発言をしてくれたアクセル。最近では「3月中には新作を発表したい」とか発言するも、予想通り発表がない(数曲はネットで流れてるが)まま3月もオワリ\(´ー`)ノそんなアクセルが大好きだから今日はガンズのオハナシさ1991年に発表されたガンズのニューアルバム「Use Your Illusion」は、全部で2時間半を超える全30曲を2枚のCDに分けて、それを個別に同時発売するという当時としては画期的な形式で、下品なゴシップネタを聞かされるばかりで新作の発表がなかなかない状況にイラついていた当時のファンやメディアは「何考えてんだコイツラ…」と半ば面食らったような感じだったように思う(もちろん期待も大きかった)。「Right Next Door To Hell」はその「Use Your Illusion」の一枚目の冒頭を飾る文字通りのオープニング・ナンバーで、当時高校生の僕は聴いた瞬間「おお!ガンズだぜ!」と思わずカラダをのけぞらしてしまったのを思い出す。猛烈なスピード感を持ったパンクロック・ナンバーで、イントロのブンブンうなるベースでまず即死。切れ味鋭い演奏もカッチョいいが、アクセルの高音と低音の2種類のボーカルを重ねたサビと「ふぁっくゆううぅぅ~~~~~」というキ×ガイのようなシャウトが凄まじい破壊力。あっという間の3分02秒だ。アルバムは詰め込みすぎ(その上時間が長い)なため支離滅裂な印象だったが、それもまたガンズとなぜか納得していたものだ。長丁場のアルバムだが、不思議と中だるみの印象もなく聴く事ができた。ビートルズのホワイトアルバムのように散漫でボリューム過多でも聴き手をねじ伏せてしまうパワーがこの時代のガンズにはあったという事だろう。まあ僕が若かったというコトもあるが…(泣2枚に分けて同時発売されたこのアルバムは大成功を収めたが、時は既に90年代。ハード・ロック・ブームは終焉を迎え、ニルヴァーナが「Nevermind」をひっさげて登場。時代は確実に変わりつつあり、ガンズもそれに伴うかのように活動は散漫になっていき、メンバーも次々に散っていった。まあそれはともかくオレが生きてるうちに新作聴かせてくれアクセル
2006.04.05
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☆☆☆☆~一週間のごぶさたでした~☆☆☆☆ボーダフォンのLove定額のCMでデヴィッド・ボウイの「Rebel Rebel」が流れてきた時は「おおっ!」と少しトキめいたが、悲しいコトに声がボウイじゃない…誰コレ…? 調べてみたらなんとベンジーこと浅井健一(ex:ブランキー・ジェットシティー、Sherbet)でした。ええ~言われなきゃワカンネ。ベンジーのこのバージョンもいいけど、オラはやっぱりボウイ様のオリジナル・バージョンがだにゃ。この「Rebel Rebel(美しき反抗)」はボウイの代表曲のひとつとして今も人気の高いナンバーで、ローリング・ストーンズの「Satisfaction」を下敷きにして作られた曲といわれてるが、ひとつのリフを軸にしてワンパターン気味に曲が進行していく所もストーンズっぽい。それでいて単調な印象を与えず、逆に「カッコイイ!」と思わせるのはシンプル&キャッチーなリフの完成度によるものだろう。結果としてロックのお手本といえる名曲に仕上がっている。いくつにも重ねられたギターもボウイ自身によるもので、特にテクニカルではないものの、手探りで演奏しているボウイの姿が浮かんでくるかのような演奏はなかなかに味わい深い。この曲が収録されているアルバム「Diamond Dogs」(写真)は、やや混沌とした印象はあるものの、「Rebel Rebel」をはじめとして「Diamond Dogs」「Rock'n'Roll With Me」「1984」などの佳曲が詰まったコンセプチュアルな傑作で、アルバム発表に伴って行われたツアーも「30年先を行く音楽と演劇の完璧な合体」と当時のメディアに絶賛された。こうしたアーティストとしての成功とは裏腹に、この時期のボウイは精神的な重圧からドラッグ中毒に陥り、毎日が綱渡りのような日々だったという。ポム・スフレのホーム・ページではデヴィッド・ボウイのアルバムについて取り上げています!
2006.04.04
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