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プロのつぶやき1070「月曜・火曜定休日です。」2020年9月から・・・月曜・火曜定休日になります・・・ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。8月が終わります・・・が、35℃前後の猛暑が続く千葉です。流石に朝晩は多少涼しくなりましたが、体力消耗します、みなさん、くれぐれもご自愛ください。そんなこんなで・・・2020年9月から・・・月曜・火曜定休日になります。本店は11時~17時・・・おゆみ野店は10時~18時です。祝日は関係なく営業しています。まぁ、店主坂本の体力が持たなくなったためです・・・65歳になりまして、これから病気や怪我をしないでコンデション整えて10年20年現役でクオリティ上げていくための休みです。おかげさまで、最初の独立から38年大きな病気なく不死身に働いてきました、丈夫に生まれたのと、やはり睡眠食事は気をつけてきました。初代は自分がやりたくてはじめた商売ですし・・・自営は誰も給料くれませんから、子供を育てて普通に暮らしていくには働いて、お客さんが増えるようにするしかありません。さかもとこーひー開店してしばらくは無休でしたし・・・祝日だけ休むようになったり、週1日休むようになったり・・・通販専門の時は週休2日もありましたが・・・12年前に本店に移転してからはご来店のお客様増えたので週1日休みできました。職人はコンデション大切なので・・・50代になって労働時間調整するようになり・・・60代から1年1年疲れを実感して・・・息子に任せる仕事を増やし・・・65になってこれ以上働くと病気になると実感しました。これで、週休2日、1日9時間労働と世間並みになります・・・ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。このところ年々若い人のカフェのサポートが増えてきまして・・・特にエスプレッソに熱心なカフェは増えて・・・ブレンドや抽出は勿論ですが・・・なかなか難しいカフェの経営のツボを伝えることが増えています。みなさん、若いのと、カフェが好きで入ってきたのでしょうが・・・普通にしていると長く商売するのがとっても厳しい業種なので・・・なんとか長く繁盛するようにサポートしています。まぁ、46年も喫茶の裏表見てきましたし・・・喫茶店も10年やってましたから、ネットや業界誌には出ていないこと知ってますし・・・若手に伝えるのも大切な仕事だと思っています。写真はさかもとこーひーを使って素晴らしいエスプレッソやラテを淹れている銚子の「C's marina Kitchen & cafe」で販売スタートした「銚子ビール」さんのBlack Eye STOUT です。醸造士の富岡さんとバリスタの安藤さんが共同で開発したんですが・・・さかもとこーひーを使ったビールで・・・試飲した時に、麦芽ホップこーひーの苦味がクリーンでバランス良くて、ほのかな酸がフルーティさを生かしていて、完成度高くて驚きました。お二人の感性の素晴らしさを感じましたね。こーひーで多様な暮らしの魅力の可能性が出てきているので、まだまだ楽しみはこれからです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2020.08.30
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プロのつぶやき1069「ティーバッグ・ダージリン」*9月から、定休日を「月曜・火曜」といたします。ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。今朝曇り空からの大雨1時間ほどで猛暑の夏から秋の気配がやってきたようです。本店のエアコンが古くなったのと猛暑で効きが悪いので・・・新しく買って工事が来週の8/31(月)です・・・来年の夏には活躍してもらいましょう。この8月は・・・耳鼻科行ったり、歯の治療したり・・・流石に不死身が過去になったのを自覚していますが・・・9月から月曜・火曜定休日にしますので・・・コンデション整えて、まだまだ10年20年元気に仕事するつもりです。もっとも、毎年息子二人に任せる仕事を増やしていますけどね・・・。そんなこんなで・・・紅茶好きになって45年・・・ついに「ティーバッグ・ダージリン」を作りました。長年頑なに茶葉をティーポットで淹れるのが当たり前としてきましたが・・・「ティーバッグ・ディンブラ」が好評で、リピート多く・・・さらにコーヒーバッグは4種類、欠品しないように工場の生産スケジュール抑えるのに気をつけていますから・・・クオリティが高く、魅力があればティーバッグ、コーヒーバッグが簡単で美味しくて喜ばれるのだと・・・。で、ダージリンのシーヨーク茶園やセリンボン茶園でお世話になったインポーターさんに提案して、共同開発した「ティーバッグ・ダージリン」です、お楽しみください。【ティーバッグ・ダージリン】(3.5g/1個、3分、お湯160cc/マグカップ1杯分)「ティーバッグ・ディンブラ」を発売して3年・・・「ティーバッグ・ダージリン」を作りました。ダージリンのシーヨーク茶園やセリンボン茶園と同じグループ茶園のシンゲル(singell)茶園のセカンドフラッシュとオータムナルの秋茶のブレンドです。テトラ式の茶葉がゆったりと開くティーバッグに3.5g入れました。ティーバッグは3gはなかなかありませんが、3.5g使って我が家でも満足の魅力にしました。(茶葉をティーポットで淹れるのと同じにして、ティーバッグの簡便さに仕上げたわけです。)ホットでは、マグカップ160-200ccくらいで、ティーバッグ・ダージリン1個、沸騰しているような熱湯を注ぎ、3分くらいアイスティーは、お湯の量を100ccくらいで、氷で急冷します。円やか滑らかで渋味が無くて、しっかりと深い味わい・・・香りはダージリンらしい赤いフローラル、ベリー系にピーチ系も30分経ってもダージリンの豊かな余韻が長く感じられ・・・水色は少し濃いめのオレンジです。紅茶が好きで46年・・・若い頃は茶葉をティーポットで淹れる紅茶の魅力を広めたいと思っていたのに、まさか自分でティーバッグを作るとは思ってもいませんでした・・・変わったのか、成長したのか。坂本自身はスリランカ紅茶の繊細な渋みを紅茶の魅力として大切に思っていて・・・さらにその渋みとミルクが出会うとなんとも魅力的なミルクティーになるので・・・40数年そんなミルクティを楽しんできましたが・・・ダージリン茶園のみなさんが普段飲んでいるダージリンの魅力を知って、その魅力をティーバッグで気軽にしたいなぁーと・・・円やか滑らかで渋くなくて、ダージリンの香りが長い余韻で楽しめる・・・そんなお茶のある暮らしっていいなぁーと、インポーターさんとディスカッションして出来ました。1200円/10個入り(税抜き)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2020.08.23
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【ペーパームーン】13年目になった秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」です。日が暮れるのがどんどん早くなってくる季節、夕方買い物にでた帰り、車から見上げるお月さんの奇麗な事、そんな季節をイメージしました。上品で華やかな香りと余韻、ベースは親しみやすい口当たりと優しい甘さで…爽やかで華やかな香りが魅力的だと思います。ブレンドはブラジルクラシクス、タンザニア・ムベヤ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)です・・・ボリビアからタンザニア・ムベヤに替えました。ブラジルクラシクスの親しみやすい味わいにタンザニア・ムベヤとモカ・イルガチェフェ(ハマ)が際立った香りと味わい、余韻にしてくれます。夜空の透明感から、秋の爽やかさをイメージする上品さや優しい味わいがより魅力的になったと思います。「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のフローラルに、「タンザニア・ムベヤ」の柑橘系の魅力が一体となったなんともいえない香りがご機嫌な仕上がりになりました。その香りがいつまでも心地よく続きます…バージョンアップして、いいペーパームーンになったと思います、お楽しみください。
2020.08.21
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【ベラ・ノッテ】2001年にデビューしたさかもとこーひーを代表する20年目の季節のブレンド「ベラ・ノッテ」…こーひーで常連のみなさんの暮らしに季節感を感じて頂きたいと思って作りましたが…「ベラ・ノッテ」で秋を感じるみなさんが増えています。スペシャルティコーヒーらしい深煎りブレンドをイメージしました・・・ざらついた苦味や重い酸味ではなくて・・・きれいな味わい、後味のキレの良さ、深煎りのダーク感・・そしてミルクに合うように・・・ベラ・ノッテはきれいな夜という意味だそうで・・・深煎りを夜に、そして秋の夜に輝く星の美しさをイメージしました。今年はケニアからタンザニア・ムベヤに切り替えました・・・高品質なケニアの品不足とタンザニア・ムベヤの質の高さ、優しい味わいをブレンドで生かしました。以前の「ベラ・ノッテ」ご紹介文です。・・・1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。」…2001年に「ベラ・ノッテ」を発売した時の書き出しです。その《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》がこの夏に20周年リマスターで発売されました。「そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night~♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。」…お陰さまで、さかもとこーひーを代表する季節のブレンドになり…「ベラ・ノッテ」を発売すると、毎年「あぁ!もーベラ・ノッテの季節ねー」といった感じで、常連さんの暮らしに馴染んでいます。「それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな~♪と思い始めました。いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな~!秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ~ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。」…深煎りのブレンドというと当然苦味のキャラクターになりますが…ちょうどスペシャルティコーヒーの素晴らしい素材に出会った頃で…深煎りでも透明感のある、後味のキレの良いブレンドを作りたいなぁーと思いました。「ベラ・ノッテ」は…深グアテマラ、深エルサルバドル、ケニアのブレンドで…最近深煎りのご注文が増えているので…少し深煎りの感じを強め、なおかつ円やか滑らかさのバランスに仕上げました。最近「深煎りグアテマラ」の仕上の火力を微妙に強めてダークな印象を強めましたので…「ベラ・ノッテ」の夜のイメージに合っているかなと思います。深煎りのグアテマラをメインにして、エルサルバドルを使い、そしてケニアで後味のキレの良さを出します。深く円やかな味わい、甘い苦味、キレの良い後味、香りはやさしく華やかさもあって…こんなイメージです。深煎りのブレンドですが、苦味よりも円やかさきれいさ味わいの深みの魅力をイメージしています。この「ベラ・ノッテ」を作った時…こんなタイプの深煎りブレンドは無いだろうと思いましたが…17年経っても見かけないですね…知らないところであるのかな?初秋から晩秋…初冬から厳冬…グアテマラ、ケニア、エルサルバドルを使って微妙にブレンドを変えていきます。季節の人気ブレンドになった「ベラ・ノッテ」をこれから約半年…お楽しみください。サブレやマカロン、リッチな味わいのパイや勿論チョコレート系のお菓子、フルーツたっぷりのお菓子、シュークリームやエクレアにもご機嫌な組み合わせになると思います。
2020.08.20
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【はじまりの秋】60代記念ブレンドが、ご好評頂きまして定番化しました…5年目の秋向けのブレンド「はじまりの秋」です。(60になって・・・あっという間に5年目の「はじまりの秋」になってしまいました。)グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、タンザニア・ムベヤの華やかな3つを使って・・・バランス良く、口当たりの心地よい魅力、そして味わい深くい華やかな余韻・・・10年前20年前では作れなかった魅力のブレンドだと思っています。スペシェルティーコーヒー20年のブレンドだと思っています。昨年までのケニアからタンザニア・ムベヤに切り替えました・・・より優しく上品な質感にできたと思います。口当たりの上品な柔らかさに続く甘さ、余韻の華やかさがご機嫌です。ひと口目の口当たりの良さや余韻の華やかさと・・・言葉にすると同じになってしまうのですが・・・。以下は、「はじまりの秋」を作った時のご案内です・・・あっという間に5年経って、人生の秋ど真ん中になっています。・・・デビューの時からファンの外山安樹子トリオが10年を迎えるそうですが…その5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブでこの「はじまりの秋」を聴いていて浮かんだ新しいブレンドです。秋と言っても人生の秋…60代を人生の秋というそうですが…冬の前の秋というよりは、秋がはじまるといったエネルギーを感じさせるネーミングです。味の仕事に就いて43年…「はじまりの秋」のテーマは…オーソドックスに、バランスよく、さりげなくとんでもない…そんなイメージからスタートしました。まずブレンドしたのが…グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、ケニアの3つで…結局決まったのもこの3つでした、ブレンド比率も最初にカッピングしたもので決定、1分もかからずほとんど頭の中でできたものを確認しただけでした。(息子には比率を変えての検証カッピングをさせましたが…。)まず、華やかな印象がポイントです…フローラルやオレンジの印象…後味のキレが良くて…ひと口目から柔らかな口当たり…余韻は華やかな甘さからバランスの良さが次のひと口を誘います。どなたにも親しみやすくバランスの良いオーソドックスな魅力…超常連さんには味わえば味わう程味わい深い…お楽しみください。パウンドケーキや柑橘系、チョコレート系のケーキ…生クリーム系にも勿論合いますね。「外山安樹子トリオの5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブで…ピアノの恩師の還暦の会で「これから乗馬、英会話、介護の資格、海外旅行バンバンするの」と先生が仰ったそうで…そんなエネルギッシュな先生への感謝の気持ちから曲が出来て…還暦を過ぎると「人生の秋」と言われるそうですが先生にとっては「はじまりの秋」なんだなぁーとネーミングされたそうです。」先日イッセー尾形さんが「人生は秋からが楽しい」とインタビューで仰ってましたが…まぁ、そんなイメージです。・・・
2020.08.19
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【グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン】最上級のまろやかな口当たりと甘さ、それらを上品に持ち上げる明るい余韻・・・コロナで緊張や不安に襲われ、猛暑で疲労している今・・・ゆったりと味わえて、和らぐ魅力が素晴らしいと思います。流石の「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」だと思いました。粉に挽いた時の香りから柔らかくなんとも惹きつけられる魅力が素晴らしいです。ひと口飲むと・・・その印象のまま柔らかく円やかな口当たりから・・・フローラル感やフルーツ感が感じられ・・・繊細でありながら滑らかな豊かな味わいのまま余韻が続きます。3年連続で息子が訪問した…さかもとこーひーが世界最高レベルのコーヒー農園だと感じているエルインヘルト農園のブルボン種です。さかもとこーひーでは・・・「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」がとっても人気で、リピートする常連さんが多いのですが・・・華やかな個性が印象的な「イエローナンス」と・・・コーヒーらしい滑らかで円やかで豊かな味わいの「ブルボン」の違いが楽しいです。グアテマラのカップオブエクセレンスでエルインヘルト農園の名声を高めたのが、このブルボン種でした。その後、パカマラ種でさらに有名になりましたが…。パカマラが出る迄はブルボンがエルインヘルト農園の代名詞だったでしょう。温かいうちは…あまりにも滑らかで柔らか、円やかな味わいから…華やかさと上品な甘さが伝わって来ます…気品、滑らかさ、円やかさ…バランスの良さ。ピーチ、フローラル、アプリコット…フローラル、レモン&オレンジ、ハニーライク、ベリー、アプリコット、ピーチ…ジューシーな甘さ、クリーミー&ラウンド、エレガント、コンプレックス…メモが止まりません…余韻のピーチ&フローラルと包み込むような甘さが圧倒的な個性でしょう。冷めると、円やかなコクと華やかな余韻がこのグアテマラ・エルインヘルト・ブルボンの素晴らしさを印象的にしています…上品さと複雑さが圧倒的な印象と魅力になっていますね。そして、甘さといっても・・・色々な質とキャラを感じるのですが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の甘さには・・・こーひーの上質な甘さと柔らか滑らかな質感・・・その甘さを引き立てるフルーツ感のバランスの素晴らしさを感じています・・・まぁ、そういう魅力を感じるとエレガントと言ってしまいますが・・・。ぜひ、冷め切ってからのエレガントさ、ピーチ&フローラルな魅力をお楽しみください。農園名:エル インヘルト農園責任者:アルトゥーロ アギーレエ リ ア:ウエウエテナンゴ県 リベルタープ ロ セ ス:フリーウォッシュド品 種:ブルボン標 高:1,500-1,600mエル・インヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ(La Libertad)村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア300ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。この地区は平均気温が16-28°Cと冷涼で、年間降水量1,800-2,000mmと適度な湿度があり、有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生み、結果として最上級の酸味、ボディ、味わい、ほのかなワインのようなアロマをもったコーヒーを生み出します。農園は大変良く手入れされており、樹の形、枝の勢い、葉の色・実の付き方が素晴らしく、一目で判ります。堆肥には、ミミズを使って作り出した有機を使用するなど環境にも細心の注意を払っています。敷地内の350ヘクタールの天然雨林は、動植物の自生を維持するとともに、この農園に最適な気候をもたらします。収穫では完熟赤実のみが手摘みされ、伝統的な水洗処理工程を守って精製処理されます。果肉除去された後60-72時間をかけて醗酵槽に浸けられて熟成し、山から流れてくる豊富な湧き水を利用し洗浄します。こうして充分に甘味を持ったパーチメントがパティオ(天日乾燥場)で丁寧に乾燥されます。また、農園独自にドライ・ミル(選別工場)を所有しており、すべての工程を一貫して行っております。良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒー生産技術に守られたコーヒーは素晴らしい味わいを有しています。このエル・インヘルト農園のコーヒーはグァテマラのスペシャルティコーヒーコンペティションにおいて、毎年上位に入賞しており、まさにグァテマラの頂点に位置するスペシャルティコーヒーといえるでしょう。
2020.08.18
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プロのつぶやき1068「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、はじまりの秋、ベラ・ノッテ、ペーパームーン」*9月から、定休日を「月曜・火曜」といたします。ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。8/14から夏休みしています・・・それにしても暑い、お盆の頃には秋の気配を感じるものですが、長い梅雨の後は猛暑猛暑にコロナです・・・くれぐれもご自愛ください。お陰さまで、さかもとこーひーは27周年を迎えました・・・紅茶の店テ・カーマリーを閉めて、自宅ガレージを改造してのさかもとこーひーをスタート・・・おゆみ野店店長の長男は10才くらい、本店店長の次男はまだ2才でしたか。今でも続けている出張こーひーレッスンをしながら・・・千葉市内四街道市内を毎日夕方配達して・・・それから宅急便に切り替え・・・インターネットの時代がやってきて、ホームページ作り、ネット通販へ・・・スペシャルティコーヒーに出会って20年・・・今の本店に移転して12年・・・おゆみ野店を出して2年・・・60代を職人としての全盛期にしようと思っていたら65才になってしまいました。そして、コロナで時代や暮らしが変わりました・・・ポストコロナの時代にビーンズショップとしてご常連の暮らしに寄り添えるようバージョンアップしていこうと思っています。さらに、卸先のカフェやレストランのそれぞれのお店にあった魅力、それぞれのお店のお客様に伝わるような魅力を大切にしていこうと思っています。そんなこんなで・・・秋に向けての新しいこーひーのご紹介です。さかもとこーひーが世界の頂点のコーヒー農園だと思っているグアテマラ・エルインヘルト農園の最上級の魅力・質感「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」・・・すっかり秋の定番こーひーになった5年目の「はじまりの秋」・・・季節の深煎り人気No1ブレンド「ベラ・ノッテ」・・・秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」・・・の4種類です、お楽しみください。【グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン】最上級のまろやかな口当たりと甘さ、それらを上品に持ち上げる明るい余韻・・・コロナで緊張や不安に襲われ、猛暑で疲労している今・・・ゆったりと味わえて、和らぐ魅力が素晴らしいと思います。流石の「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」だと思いました。粉に挽いた時の香りから柔らかくなんとも惹きつけられる魅力が素晴らしいです。ひと口飲むと・・・その印象のまま柔らかく円やかな口当たりから・・・フローラル感やフルーツ感が感じられ・・・繊細でありながら滑らかな豊かな味わいのまま余韻が続きます。3年連続で息子が訪問した…さかもとこーひーが世界最高レベルのコーヒー農園だと感じているエルインヘルト農園のブルボン種です。さかもとこーひーでは・・・「グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス」がとっても人気で、リピートする常連さんが多いのですが・・・華やかな個性が印象的な「イエローナンス」と・・・コーヒーらしい滑らかで円やかで豊かな味わいの「ブルボン」の違いが楽しいです。グアテマラのカップオブエクセレンスでエルインヘルト農園の名声を高めたのが、このブルボン種でした。その後、パカマラ種でさらに有名になりましたが…。パカマラが出る迄はブルボンがエルインヘルト農園の代名詞だったでしょう。温かいうちは…あまりにも滑らかで柔らか、円やかな味わいから…華やかさと上品な甘さが伝わって来ます…気品、滑らかさ、円やかさ…バランスの良さ。ピーチ、フローラル、アプリコット…フローラル、レモン&オレンジ、ハニーライク、ベリー、アプリコット、ピーチ…ジューシーな甘さ、クリーミー&ラウンド、エレガント、コンプレックス…メモが止まりません…余韻のピーチ&フローラルと包み込むような甘さが圧倒的な個性でしょう。冷めると、円やかなコクと華やかな余韻がこのグアテマラ・エルインヘルト・ブルボンの素晴らしさを印象的にしています…上品さと複雑さが圧倒的な印象と魅力になっていますね。そして、甘さといっても・・・色々な質とキャラを感じるのですが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の甘さには・・・こーひーの上質な甘さと柔らか滑らかな質感・・・その甘さを引き立てるフルーツ感のバランスの素晴らしさを感じています・・・まぁ、そういう魅力を感じるとエレガントと言ってしまいますが・・・。ぜひ、冷め切ってからのエレガントさ、ピーチ&フローラルな魅力をお楽しみください。農園名:エル インヘルト農園責任者:アルトゥーロ アギーレエ リ ア:ウエウエテナンゴ県 リベルタープ ロ セ ス:フリーウォッシュド品 種:ブルボン標 高:1,500-1,600mエル・インヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ(La Libertad)村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア300ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。この地区は平均気温が16-28°Cと冷涼で、年間降水量1,800-2,000mmと適度な湿度があり、有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生み、結果として最上級の酸味、ボディ、味わい、ほのかなワインのようなアロマをもったコーヒーを生み出します。農園は大変良く手入れされており、樹の形、枝の勢い、葉の色・実の付き方が素晴らしく、一目で判ります。堆肥には、ミミズを使って作り出した有機を使用するなど環境にも細心の注意を払っています。敷地内の350ヘクタールの天然雨林は、動植物の自生を維持するとともに、この農園に最適な気候をもたらします。収穫では完熟赤実のみが手摘みされ、伝統的な水洗処理工程を守って精製処理されます。果肉除去された後60-72時間をかけて醗酵槽に浸けられて熟成し、山から流れてくる豊富な湧き水を利用し洗浄します。こうして充分に甘味を持ったパーチメントがパティオ(天日乾燥場)で丁寧に乾燥されます。また、農園独自にドライ・ミル(選別工場)を所有しており、すべての工程を一貫して行っております。良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒー生産技術に守られたコーヒーは素晴らしい味わいを有しています。このエル・インヘルト農園のコーヒーはグァテマラのスペシャルティコーヒーコンペティションにおいて、毎年上位に入賞しており、まさにグァテマラの頂点に位置するスペシャルティコーヒーといえるでしょう。2000円/250gパック(税抜き)【はじまりの秋】60代記念ブレンドが、ご好評頂きまして定番化しました…5年目の秋向けのブレンド「はじまりの秋」です。(60になって・・・あっという間に5年目の「はじまりの秋」になってしまいました。)グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、タンザニア・ムベヤの華やかな3つを使って・・・バランス良く、口当たりの心地よい魅力、そして味わい深くい華やかな余韻・・・10年前20年前では作れなかった魅力のブレンドだと思っています。スペシェルティーコーヒー20年のブレンドだと思っています。昨年までのケニアからタンザニア・ムベヤに切り替えました・・・より優しく上品な質感にできたと思います。口当たりの上品な柔らかさに続く甘さ、余韻の華やかさがご機嫌です。ひと口目の口当たりの良さや余韻の華やかさと・・・言葉にすると同じになってしまうのですが・・・。以下は、「はじまりの秋」を作った時のご案内です・・・あっという間に5年経って、人生の秋ど真ん中になっています。・・・デビューの時からファンの外山安樹子トリオが10年を迎えるそうですが…その5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブでこの「はじまりの秋」を聴いていて浮かんだ新しいブレンドです。秋と言っても人生の秋…60代を人生の秋というそうですが…冬の前の秋というよりは、秋がはじまるといったエネルギーを感じさせるネーミングです。味の仕事に就いて43年…「はじまりの秋」のテーマは…オーソドックスに、バランスよく、さりげなくとんでもない…そんなイメージからスタートしました。まずブレンドしたのが…グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、ケニアの3つで…結局決まったのもこの3つでした、ブレンド比率も最初にカッピングしたもので決定、1分もかからずほとんど頭の中でできたものを確認しただけでした。(息子には比率を変えての検証カッピングをさせましたが…。)まず、華やかな印象がポイントです…フローラルやオレンジの印象…後味のキレが良くて…ひと口目から柔らかな口当たり…余韻は華やかな甘さからバランスの良さが次のひと口を誘います。どなたにも親しみやすくバランスの良いオーソドックスな魅力…超常連さんには味わえば味わう程味わい深い…お楽しみください。パウンドケーキや柑橘系、チョコレート系のケーキ…生クリーム系にも勿論合いますね。「外山安樹子トリオの5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブで…ピアノの恩師の還暦の会で「これから乗馬、英会話、介護の資格、海外旅行バンバンするの」と先生が仰ったそうで…そんなエネルギッシュな先生への感謝の気持ちから曲が出来て…還暦を過ぎると「人生の秋」と言われるそうですが先生にとっては「はじまりの秋」なんだなぁーとネーミングされたそうです。」先日イッセー尾形さんが「人生は秋からが楽しい」とインタビューで仰ってましたが…まぁ、そんなイメージです。・・・2000円/250gパック(税抜き)【ベラ・ノッテ】2001年にデビューしたさかもとこーひーを代表する20年目の季節のブレンド「ベラ・ノッテ」…こーひーで常連のみなさんの暮らしに季節感を感じて頂きたいと思って作りましたが…「ベラ・ノッテ」で秋を感じるみなさんが増えています。スペシャルティコーヒーらしい深煎りブレンドをイメージしました・・・ざらついた苦味や重い酸味ではなくて・・・きれいな味わい、後味のキレの良さ、深煎りのダーク感・・そしてミルクに合うように・・・ベラ・ノッテはきれいな夜という意味だそうで・・・深煎りを夜に、そして秋の夜に輝く星の美しさをイメージしました。今年はケニアからタンザニア・ムベヤに切り替えました・・・高品質なケニアの品不足とタンザニア・ムベヤの質の高さ、優しい味わいをブレンドで生かしました。以前の「ベラ・ノッテ」ご紹介文です。・・・1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。」…2001年に「ベラ・ノッテ」を発売した時の書き出しです。その《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》がこの夏に20周年リマスターで発売されました。「そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night~♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。」…お陰さまで、さかもとこーひーを代表する季節のブレンドになり…「ベラ・ノッテ」を発売すると、毎年「あぁ!もーベラ・ノッテの季節ねー」といった感じで、常連さんの暮らしに馴染んでいます。「それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな~♪と思い始めました。いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな~!秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ~ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。」…深煎りのブレンドというと当然苦味のキャラクターになりますが…ちょうどスペシャルティコーヒーの素晴らしい素材に出会った頃で…深煎りでも透明感のある、後味のキレの良いブレンドを作りたいなぁーと思いました。「ベラ・ノッテ」は…深グアテマラ、深エルサルバドル、ケニアのブレンドで…最近深煎りのご注文が増えているので…少し深煎りの感じを強め、なおかつ円やか滑らかさのバランスに仕上げました。最近「深煎りグアテマラ」の仕上の火力を微妙に強めてダークな印象を強めましたので…「ベラ・ノッテ」の夜のイメージに合っているかなと思います。深煎りのグアテマラをメインにして、エルサルバドルを使い、そしてケニアで後味のキレの良さを出します。深く円やかな味わい、甘い苦味、キレの良い後味、香りはやさしく華やかさもあって…こんなイメージです。深煎りのブレンドですが、苦味よりも円やかさきれいさ味わいの深みの魅力をイメージしています。この「ベラ・ノッテ」を作った時…こんなタイプの深煎りブレンドは無いだろうと思いましたが…17年経っても見かけないですね…知らないところであるのかな?初秋から晩秋…初冬から厳冬…グアテマラ、ケニア、エルサルバドルを使って微妙にブレンドを変えていきます。季節の人気ブレンドになった「ベラ・ノッテ」をこれから約半年…お楽しみください。サブレやマカロン、リッチな味わいのパイや勿論チョコレート系のお菓子、フルーツたっぷりのお菓子、シュークリームやエクレアにもご機嫌な組み合わせになると思います。1500円/250gパック(税抜き)【ペーパームーン】13年目になった秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」です。日が暮れるのがどんどん早くなってくる季節、夕方買い物にでた帰り、車から見上げるお月さんの奇麗な事、そんな季節をイメージしました。上品で華やかな香りと余韻、ベースは親しみやすい口当たりと優しい甘さで…爽やかで華やかな香りが魅力的だと思います。ブレンドはブラジルクラシクス、タンザニア・ムベヤ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)です・・・ボリビアからタンザニア・ムベヤに替えました。ブラジルクラシクスの親しみやすい味わいにタンザニア・ムベヤとモカ・イルガチェフェ(ハマ)が際立った香りと味わい、余韻にしてくれます。夜空の透明感から、秋の爽やかさをイメージする上品さや優しい味わいがより魅力的になったと思います。「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のフローラルに、「タンザニア・ムベヤ」の柑橘系の魅力が一体となったなんともいえない香りがご機嫌な仕上がりになりました。その香りがいつまでも心地よく続きます…バージョンアップして、いいペーパームーンになったと思います、お楽しみください。1500円/250gパック(税抜き)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2020.08.16
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プロのつぶやき1067「ポストコロナのカフェ」*8/14(金)~17(月)夏休みを頂きます。*9月から、定休日を「月曜・火曜」といたします。ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。8月も半ば・・・広島長崎敗戦・・・そして今年は新型コロナ・・・暮らしが否応なく変わってしまいます。それでも、生きて、暮らしの中に楽しみを感じたいものです。さかもとこーひーは27年前の8月暑い暑い日に開店しました・・・車1台分の自宅ガレージを改造した3坪に焙煎機と作業台、電話ファックスでのスタートでした。その前は、紅茶の店テ・カーマリーを10年やっていて・・・紅茶の喫茶店から自家焙煎の豆売りになぜ変えたのか?今でも時々聞かれます。紅茶は茶葉を選んで仕入れて・・・淹れたり、茶葉を販売したりです・・・自家焙煎店は同じ生豆を使っても、焙煎・ブレンドという職人仕事があるので・・・他店とは違う味わい、魅力を作れるからと話しています。そして、自家焙煎店やカフェの人に聞かれた時は・・・紅茶の店では子供育てて、一生の仕事にするのが難しい・・・ビーンズショップなら毎年積み重ねて、地味でもやっていけるからと話しています。あれから30年経って・・・スリランカの紅茶がメインだったので、スリランカカレーやったり、ケーキが人気だったのでケーキメインに改装したり・・・色々と方法はあったはずなんですが、紅茶・コーヒーに絞っていたので・・・スパッと自家焙煎店に切り替えました。そんなこんなで・・・卸先のカフェが少しずつ増えて・・・お付き合いが始まる時にまず話すのが・・・カフェは基本的に客数が基本だということです。コーヒー主体のカフェばかりでは無くて・・・食事やデザート主体のカフェも多いです・・・客単価上がりますし、客数は少なめになりますが、レストランと比べるとやはり客数が基本となります。コーヒーメインでも・・・エスプレッソメインかハンドドリップメインでも違ってきます。46年前最初に修行に入ったフルーツパーラーはファッションビルの1Fで・・・成長期の時代もありましたが客数多く、特に土日、GW、夏休みなどは40席前後の店でアイスコーヒーを18Lの容器何個も仕込んでましたから、1日300杯500杯くらいはアイスコーヒー出していたと思います。昭和50年代くらいまでは、少し大きな都市だと・・・40-50席で一日10回転するような繁盛喫茶店がどこでもあったものです、しかもフルサービスで・・・そのような店の店主は今70代後半以上になっているでしょうね、けっこう儲けたと思います(笑)紅茶の店テ・カーマリーを開店したのが昭和57年で・・・そんな時代の終わり・・・気がついた時にはあとの祭りでした(笑)今、大きなチェーン店は一日500人前戯がベースになっているように思っています。で、このところ千葉市内でカフェが次々と開店しています・・・自家焙煎もありますが、年に1店くらいですか・・・insta映えするかわいいおしゃれなカフェばかりですが・・・客数を前提としていない店作りで心配になることがあります。勿論、5坪くらいの小さなお店でも客数増やす店作りはできますので・・・席数はあまり問題では無いですけど・・・。元々、カフェや喫茶店は商圏の狭い地域の商売です・・・それが、情報と移動の変化により・・・さらにネットでマーケティング情報が広まって、差別化、ブランディング、ポジショニングからSNSによる集客・・・行列、売り切れ、予約の店が目立っています。そこへ新型コロナが来てしまいました・・・そんな中でも、地域の常連さん、必要とされる店になっているカフェが何軒もあります。エスプレッソ等とんがった専門性を大切にしながら、地域のお客さんに使い勝手が良いバランスを上手にとっていますね。価格やメニュー、雰囲気・・・そういうカフェはコロナの自粛になって豆も売れるようになっています。ご近所さんがコーヒーテイクアウトしたり、豆買っていったり・・・。喫茶店やカフェの生産性利益性の低さから、どうしたら良いのかと色々と可能性を探っていて、20年くらい前に毎年アメリカに行って・・・じーっとアメリカのカフェを観ていました。で、とにかく客数が多い・・・テイクアウトが多い・・・エスプレッソメイン・・・豆が売れている・・・あー、これならいいなぁーと思っていても・・・日本のカフェはエスプレッソのムーブメントをハンドドリップが追い越してしまい、古民家カフェや手作りランチ・デザートが目立ってしまいました。テイクアウトはコンビニコーヒーで普及しましたし・・・。それが、コロナの自粛によって・・・イメージしていたカフェが目の前に増えています。そうそう・・・近所のお客さんが増えると、遠くのお客さんも増えます。遠くのお客さんを増やそうとすると上手くいきません。自分の失敗や成功の経験でもありますし・・・この37年色々な店を観てきた結論です・・・何故そうなるか説明できますが、長くなるので直接聞いてください。近所のお客さんに必要とされるようにフォーカスすることでしょう、勿論専門性は大切にしながらですね。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2020.08.09
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プロのつぶやき1066「ポストコロナの自家焙煎店」*8/14(金)~17(月)夏休みを頂きます。*9月から、定休日を「月曜・火曜」といたします。ご不便おかけしますが、よろしくお願いします。千葉梅雨明けしたようです・・・コロナは収束しませんが・・・もう8月、暑さは32℃くらいならなんとか大丈夫です。さかもとこーひーは、マスク・消毒・換気の基本を守って・・・本店は来店が15坪ほどの店でスタッフが3人、お客様は一日数人ですので三密になりませんし・・・おゆみ野店も15坪ほどで、お客様との距離をとって、本店よりも余裕がある広さで、めったに無いのですが、お客様が重なる時は入り口横のテーブルで少し待って頂いて蜜を避けています。秋冬に備えて・・・先日、プロバット焙煎機のメカニックの方に来ていただいて排気ファン等のメンテナンスを半日かけてしてもらいました。メンテしてもらいながら・・・業界の裏話・情報交換をしてました。自家焙煎店・インポーターそして今回のような設備機械関係と立場によって見かたが違いますので・・・色々と参考になります。で、7/30は達郎のライブ配信、7/31はクリヤ・マコトさんのアコースティックウエザーリポートのライブ配信と2日連続で配信ライブを堪能しました。達郎はアーカイブ等無しの本当にその時だけ、設定もセキュリティ厳しくてなかなか手間がかかって・・・中には上手くいかなかった方もいて・・・相変わらずの頑固さだと思いましたが・・・ちょうどTV古くなったので買い替えて・・・現実のコンサートと同じように開演前1時間客入れBGMドゥーワップをとってもいい音で流すときたので・・・思わずスピーカーをポチって、当日配達されて夕方繋いで・・・さて本番。流石の音の良さで・・・ベースを少し上げて、ボリューム上げて・・・至福の90分・・・特にライブハウス京都拾得でのアコースティックトリオはいつも3人でどうなってるんだという迫力でロックしてますが・・・キーボードとベースの見事さが伝わってきて大満足・・・ライブ終わってNHKホールからてくてく歩いて帰る時の高揚感を感じるくらいのライブ感でした。おまけの昔のライブからの2曲もあって・・・若き達郎青純重実土岐さん・・・よかったですねー。翌日は、クリヤ・マコトさんのアコースティックウエザーリポートがコロナで自粛前のブルーノート以来4ヶ月ぶりで・・・そのブランクのエネルギーを吹き出したように圧倒的な演奏で大満足で楽しめました。「ドナ・リー」も演奏してくれました。コロナでライブに大きな影響が出ていますが・・・新しいライブの楽しみの可能性を感じた二日間です。8月も色々なミュージシャンが配信ライブ計画しているようなので、楽しみです。チケットが取れないライブも配信で楽しめれば・・・チケット取れた時も取れない時も楽しめそうで、期待してしまいます。そんなこんなで・・・さかもとこーひーもポストコロナの暮らしに寄り添えるよう考えています。8月でさかもとこーひー27周年を迎えます・・・去年秋の台風で被害を受けて、温暖な千葉なのにと、生まれて初めての大きな災害で驚きましたが、今年は新型コロナがずーっと続いていて、これにも驚いています。卸先や知り合いの飲食店の様子からも、暮らしや時代の変化を否応なく実感しています。やりたく無い仕事はしないで、一生続けられる店を目指した27年でした。まぁ、儲けにはあんまり縁がありませんが・・・なんとか、食べて、子供を育てて、65歳からあと10年20年頑張れるかなと思っています。で、開店した時から暮らしの中のこーひー、ホームこーひーを柱にして・・・喫茶やカフェはしないで・・・ビーンズショップに集中してきました。そうは言っても、開店してからは千葉市内四街道市内を毎日夕方車で配達していて・・・配達しきれなくなったら宅急便に切り替えて・・・インターネットの時代になってネット通販をスタート、ちょうどスペシャルティコーヒーに出会った頃でした。その後、スペシャルティコーヒーに特化しながら・・・通販専門のようになって・・・12年前に今の本店に移転しまして、来店増えましたが、それでも焙煎や通販のウエイトが大きく・・・2年前におゆみ野店開店して、ようやく地域のビーンズショップの形になってきました。そして、おゆみ野店で徒歩のお客様が明らかに増えてきました、徒歩圏内のお客様が当たり前になってきたようです。勿論、おゆみ野地域のお客様、同じ町内のお客様も増えてきています。街のこーひー屋と言いながら・・・マニアック体質の店主ですし・・・ビーンズショップは客層狭いのでどうしても商圏が広く無いと成り立ちませんが・・・27年かかって町内の常連さんに親しまれる店として、まだまだとば口ですが、形になってきたようです。マニア向けでも無く、安売りでも無く・・・クオリティは専門店としてしっかり上げて・・・お客様は気軽にふだんの暮らしで楽しめる・・・そんな方向の先にポストコロナの自家焙煎店、ビーンズショップの役割を感じています。と、いうことで・・・おゆみ野店のデイスプレイを少し変えました・・・初めてのお客様、慣れていないお客様にわかりやすく・・・常連さん、超常連さんにもお勧めしやすく・・・お客様に寄り添えるようにしていきます。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2020.08.02
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