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京都文化博物館で「アイヌの美」展を見る。ロシア民族学博物館・オムスク造形美術館所蔵のアイヌ民族資料215点を公開。資料は1912年から13年にかけて、北海道平取やサハリンで収集されたもの、北海道以外では京都が唯一の巡回展だそうだ。木彫りや刺繍に表された独特のアイヌ文様。うねるような渦巻や曲線がプリミティブながら繊細で力強く、他に類を見ない美しさ。魚皮の服っていうのが面白いなあ。背びれを取った穴ぼこもきちんとパッチワークで埋めてるの。昭和30年代のアイヌコタンの写真もあり、着付け方もわかってよかった。アイヌ文化にはとても心引かれるが、女性の口の周りにでっかい刺青をするというのがなあ。あれがどうしても美しいと思えないんやけどなあ。呪術的なものなんかなあ。それをいうたら江戸時代のお歯黒も相当すごいけどなあ。そないいうたら現代の、つけまつ毛でマスカラパンダ目の化粧もかなりかなあ。
2009年11月28日
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今春入社したばかりの同僚を連れて文楽を見に行く。例によって舞台裏見学。文楽初体験の同僚には本公演を見る前にいきなり舞台裏から……。今日はなんと葛の葉狐を持たせてもらった。ひゃー。同僚は人間国宝の名前の入った人形にビビり(当然だ)、「下手に触って壊したらどうしよう」とうろたえていたが、人形遣いさんは「だいじょぶだいじょぶ明日には直るから。公演中はもっと激しく動かしてるから」と悠然としたものであった。壊れてもすぐ直せるんですね。■「心中天網島」「河庄」から「天満紙屋内」「大和屋」を経て「道行」まで。ほぼ通しなのでストーリーがわかりやすい。治兵衛のヘタレっぷりには相変わらず辟易するが、今日は人形がひじょーに色っぽく、それだけで「いいかも……」と思わされてしまった。受験勉強で「近松門左衛門-人形浄瑠璃-心中天網島」と覚えたという同僚は、実物の芝居を見てとても面白かったようだ。百聞は一見に如かず。
2009年11月21日
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奈良興福寺へ「お堂で見る阿修羅」展を見に行く。通常なら国宝館でガラスケース入りになっている阿修羅像が、110年ぶりにお堂の中で見られるというもの。先に行った友人から「ものすごい行列」だと聞いていたので、しっかり防寒着、ヒマつぶしの本を持ち、駅で手洗いを済ませ、飲料水を携えて挑む。チケット買った時点で150分待ち、列の最後尾についた時点で180分待ちと表示された。時計はちょうど11時。……終わったら14時か。松柏美術館へ寄れるな。最初から覚悟は決まっているので(天気もよく暖かかったし)、落ち着いて並んでいた。思いのほか早く列は進み、12:45には堂内に入れた。表情豊かな八部衆や十大弟子をじっくり眺める。美しい。阿修羅の細い腕、こんなもんが1300年残っているというのは驚愕だ。その時の長さに比べたら、2時間待ちがなんぼのもんじゃい。国宝館で運慶の力士像を見た。思ったより小さかった。でもこの筋肉、布の表現、なんでしょうかこれは。壁に映る影の存在感が、どう見ても生きているようだ。興福寺を一巡りした後、松柏美術館へ行く。大好きな松園の美人画。細かい着物の模様が面白い。刺繍かと見紛うほど絵具が盛り上げられたものもあった。立体感。いいものをたくさん見た充実感を胸に、16:30にして早や薄暮の奈良を後にした。
2009年11月20日
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大阪の新酒ワインとなにわ伝統野菜を楽しもうという食事会があったので夫と参加。大阪でもブドウを作ってワインを醸しているのである。5軒のワイナリーの新酒を飲み比べ、ほろ酔いのところへオペラ歌手の歌が入り、最後に抽選会でワインをいただき、お土産に田辺大根をもらって帰宅。夫はスーツで大根をぶらさげていることに恥じらっていた。
2009年11月19日
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劇団☆新感線の「蛮幽鬼」を見に行く。前回「蜉蝣峠」で大コケしたので、今回あかんかったら新感線はもう卒業しよう、と思っていた。で。大当たり♪「朧の森」以来の上出来です!テーマやストーリー展開はワンパターンだと言えなくもない。でもイイの♪粟根まことや高田聖子、橋本じゅんがキッチリ脇を押さえ、安定した世界観の上にゲスト役者が花開く。ワタシ好みの知性派美形がそろって美麗な衣装でチャンチャンバラバラするだけでもうっとり。上川隆也、ポスターではお爺さんだが、舞台では白髪ロン毛がかっこよかった。「SHIROH」以来の感動。堺雅人のニコニコ殺人鬼を見るだけでもお値打ち。早乙女太一は殺陣に華。台詞も力があってよかった。女形より立役で期待。稲森いずみは超きれい。もっと出番を増やして恋バナを展開してほしい。あまりの感動に雅人ファンの友人に速攻「見に行け!」メールを打った。私ももっぺん行こうかなあ。
2009年11月18日
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以前、細江英公の写真展で『鎌鼬』の土方巽を見た。なんてチャーミングな人だろうと思って気になっていた。 ↑うまい具合につい先日『鎌鼬』普及版写真集が刊行され、京都造形大で公開研究会があるということで見に行った。土方巽自身の記録映像などは上映されずに残念だったが、彼の公演を見た人から話が聞けたのは面白かった。彼の舞踏は舞踏譜として残ってはいるが、他の人が真似して踊ってもぜーんぜん!違うらしいこと。彼の舞踏は写真で見てもグロテスクなばかりだが、実際には優美で美しかったこと、それは世阿弥に通じるようなピンと通った緊張感であったこと。ますます見たい。どこかで見られないかな。会場に初版の『鎌鼬』(限定1000部のうち136番)が置いてあったので見せてもらった。うげっ。版型も写真の順序もインクの乗りもぜーんぜん!違うではないかいな。定価は12000円。1969年当時、どれだけ贅沢な本であったろう。嗚呼、文化にかける思いの深さが今とは全然違う。本が消費される「紙の束」以上の価値があると皆が等しく信じていた頃の、幸福なたからものよ。
2009年11月14日
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錦秋文楽公演を見に行く。文楽は大好きだが舞台裏は見に行ったことがないという知人とそのお友達を連れて舞台裏見学に行った。皆の熱心さにガイド役の人形遣いさんもノリノリ、いつもならただお人形を持たせてもらうだけのところを、「じゃ次は違うポーズで」「次は後ろ向きで撮りましょう」と大サービス。本職に左を遣ってもらって撮った記念写真は家宝です。「芦屋道満大内鑑」は、歌舞伎でもよく上演される「保名物狂の段」「葛の葉子別れの段」の前に、そこへ至った経緯である「大内の段」「加茂館の段」が上演されたので、話の筋がよくわかった。保名かわいそう。「葛の葉子別れの段」では、狐と正体がバレても、おんなじ顔のホンモノの葛の葉姫が「私を母と思うて」と言っても、やっぱり狐の妻がいい、という保名父子がエライのである。愛を貫くオトコて少ないからなあ。保名正しい。前から5列目、床のすぐ前の席だったので、義太夫や三味線が大迫力。文楽ファンの知人も「今まで何を見てたんだろうと思った」と感激するほどであった。楽しんでいただけて、よかったです。
2009年11月07日
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朝から神戸大丸へ、截金(きりがね)アーティスト安川幸聖理(みまり)さんの個展を見に行く。金箔を細く切って古木に貼りつけていく截金art。截金とは仏像を装飾する技法で、人間国宝の江里佐代子さんが有名だ。ふつう截金といえば直線的な幾何学模様だが、安川さんの場合はフリーハンドの自在な曲線が独創的。以前は繊細な花模様が中心だったが、結婚・出産を経て作品に力強さが加わった。命のエネルギーがわきあがりあふれでるようだ。まるで曼荼羅を見るような作品「浮界天空」。これは個人で持つものじゃない。しかるべき美術館に収められてほしい。「日美」と名付けられた手のひらサイズの小さな小箱は、Japanese Cool というべき傑作。「日本の美しさを表現した」作品だということだったが、これはもう、見た目がきれいとかかわいいとかそんな次元のものではない。「触っていいよ~」と気楽な作家のお言葉に甘え、手に取らせてもらったが、震えて涙が出そうなほど感動した。この作品には宇宙が入っている。写真では煌めく金箔の神々しさがまったく写らないのがもどかしい。うー。午後出社して部長に「素晴らしい展覧会を見ましたよ」と吹聴したら、「それで今日仕事を休んだの?」とバレてしまった。あー。
2009年11月04日
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上賀茂神社で行われたきもの園遊会に行く。参加しているきものコミュのオフ会があるということだったのだが、集まったのは主催者一人と私だけ。SNS上では「園遊会、楽しみです!」「着物と帯を揃えて遠足気分です」などと書き込まれていたので、たくさん集まるのだろうと思っていたのに拍子抜け。主催者の女性はがっくりして、ひいていた風邪が悪化したらしく、「すみません、私もう帰ります……」と何もしないうちに帰ってしまった。私は一人残されたが、幸い着付け教室のお仲間に出会い、抽選会で帯締めをゲットして帰宅。
2009年11月03日
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いつも通っているヨガ教室で、アロマテラピー講座が開かれた。エッセンシャルオイルと精製水を混ぜて簡単なスプレーを作る。エッセンシャルオイルは水には溶けないので、まず無水エタノールに溶かしてから水を加える。講師がさまざまなエッセンシャルオイルを持って来てくれたので、皆でわいわい香りをかぐ。好き嫌いにかなり個人差があり面白かった。「肌荒れ用」「アレルギー用」「リラックス用」「冷え性用」など、いろんなレシピがあったが、私は「精神的疲労」をチョイス。……会社のデスクに置いておこう。
2009年11月01日
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