話飲徒然草（S's Wine)

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2020年11月17日

ニュイサンジョルジュ・プルミエクリュ・シュヌ・カルトー2011（ベルナール・セルヴォー）

テーマ：今日のワイン(6013)

カテゴリ：ブルゴーニュ・NSG

012年をもってワイン造りを終えた、今はなきドメーヌ。
でもって、ほぼ1年前にシャンボール1級を飲んで感銘を受け、買い足したのがこのボトルです。
　シャンボールミュジニー・1er・シャビオ（ベルナール・セルヴォー）
　https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201911060000/

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グラスに注ぐと、淡い色調のガーネットで非常に透明感があります。また、全般にかなりオレンジがかかっています。香りは赤と黒の中間ぐらいの果実のコンポート、紅茶、スパイス、下草、などの心地よい熟成香。口に含むと、紅茶飴的なクリーンかつ濃縮感のある果実味のアタック。酸は高めで伸びがあり、タンニンはまだ少し目立ちます。オークのフレーバーはほとんど感じられず、トラディショナルなブルゴーニュらしい味わいです。1級としてはやや濃縮感に欠け、酒躯に少しギスギスした印象を受けるあたり、前回のシャンボールには及びませんが、とはいえ、8Kという購入価格を思えば合格点といえる味わいです。
また買い足してみようかと検索してみましたが、楽天では今や在庫はほとんどありませんね。探し求めればまだ見つかりそうですが、そこまで労力を割くのであれば新しい作り手を開拓した方が、という気もします。定年を間近に控えた今の自分の立場に重なる気がして、身につまされる思いです。
★★★★

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