古いグランドセイコーのクォーツ。型番は9581-7000である。
ケース径は33mm。1990年ごろに販売されたモデルらしい。そういえば、この手の小ぶりで薄いドレスウォッチが当時流行っていた記憶がある。
実はこの時計、親戚の形見分けで長く私の弟が所有していたものだった。ところが弟は腕時計に全く無頓着で、最初の数年こそ使っていたものの、電池切れのあとは長いこと部屋に放置していたらしい。先日実家を訪れた際、「この先も使うことはないだろうから。」といって譲ってくれたのだが、ケースはほこりだらけで、風防はタバコのヤニ由来と思しき油汚れでベタベタに曇っていた。果たして稼働するのだろうかと不安だったが、近所の時計屋で電池交換してもらったら、あっさりと動き出した。
時計屋の主人からは、年代モノのため、防水機能が弱まっており、取り扱いには十分気を付けたほうがよいと言われた。また、内部に相当埃がたまっているとのことで、機会があればオーバーホールに出すことを勧められた。
実のところ、元々の持ち主とは生前数回会ったきりで、この時計に対する特別な思いいれはない。いただいても、あまり装着する機会はなさそうなので、オークションへの出品やアンティークショップへの売却も考えた。しかしこのモデル、アンティークというには中途半端な古さで、当時タマ数も結構出ていたようでもあり、買取屋などに持ち込んで換金しようとしても、幾らにもならなそうだ。
似たような時計で、昔、IWCのポートフィノという非常にシンプルなモデルを長く所有していた。ほとんど使う機会がないまま、結局アンティークショップに売却してしまったが、あれなどは、売らずに手元に残しておいてもよかったなぁと今更ながら思ったりもする。
ということで、この時計については、もっぱら冠婚葬祭用として手元に置いておくことにしようと思う。
受難の時計たち~その5(IWCポートフィノ) | 話飲徒然草(S's Wine) - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)
今さらGショック購入 2024年09月24日
iPad mini 「Amazon整備済み品」購入をめ… 2024年06月28日
iPad mini 「Amazon整備済み品」購入をめ… 2024年06月27日
PR
Comments
Category
Keyword Search
Calendar