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「息子」を外国語では何と言うか google 翻訳 で調べてみた。英語や北欧語ではson(英) søn(北欧),ドイツ語 ではsohn, オランダ語ではzoon, チェッコ語やポーランド語ではsyn, ケルト語系ではmhac ,mac(アイルランド語), ラテン語系ではfilius, fils(フランス語), filha(ポルトガル語), hijo(スペイン)などがあった。よく耳にするmac, Mcは上記のようにケルト系で息子を表しており、ポーランド語で息子はsynであるが、Mcのように記号化されて語尾にビッチ(vic)が使われる。どうしてこんブログを書くことになったかと言うと今日の朝日新聞に今回のワールドカップ出場選手の中に同名の選手が多いチームがある、という記事を見たからである。記事によるとアイスランドの選手は23選手中22人の名が語尾に"--son"が付き、クロアチアは15/23名、セルビアも21/23名が語尾に「ビッチ (вић, vić) 」が付いている。アイスランドは明らかにバイキングの末裔だろうからMacが付きそうだが北欧系と同じく"sÓn"になったのだろう。アイスランド (名、姓、所属クラブ)▼GKハンネス・ソール・ハルドーソン(ラナース/デンマーク)フレデリック・スクラム(ロスキルデ/デンマーク)ルーナル・ルーナルソン(ノアシェラン/デンマーク)▼DFビルキル・サエバルソン(ヴァルル)サミュエル・フリズヨウンソン(ヴォレレンガ・フォトバル/ノルウェー)ラグナル・シグルドソン(ロストフ/ロシア)スヴェリル・インギ・インガソン(ロストフ/ロシア)カリ・アルナソン(アバディーン/スコットランド)ホルマル・エイヨルフソン(レフスキ・ソフィア/ブルガリア)ホロドゥル・マグヌソン(ブリストル/イングランド)アリ・スクーラソン(ロケレン/ベルギー) ▼MFルリク・ギスラソン(ニュルンベルク/ドイツ)ビルキル・ビャナルソン(アストン・ヴィラ/イングランド)エミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ/イタリア)ギルフィ・シグルズソン(エヴァートン/イングランド)オラフル・スクラソン(カラビュックスポル/トルコ)アーロン・グンナルソン(カーディフ/ウェールズ)アルノール・イングヴィ・トラウスタソン(マルメ/スウェーデン)ヨーハン・ベルク・グズムンドソン(バーンリー/イングランド) ▼FWヨン・ベズヴァルソン(レディング/イングランド)アルフレズ・フィンボガソン(アウクスブルク/ドイツ)アルベルト・グドムンドソン(PSV/オランダ)ビェルン・シグルザルソン(ロストフ/ロシア)クロアチア▼GK1 ドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)12 ロヴレ・カリニッチ(ヘント/ベルギー)23 ダニエル・スバシッチ(モナコ/フランス)▼DF2 シメ・ヴルサリコ(アトレティコ・マドリード/スペイン)3 イヴァン・ストリニッチ(サンプドリア/イタリア)5 ベドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ/ロシア)6 デヤン・ロヴレン(リヴァプール/イングランド)13 ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン/ドイツ)15 ドゥイェ・チャレタ・ツァル(ザルツブルク/オーストリア)21 ドマゴイ・ヴィダ(ベシクタシュ/トルコ)22 ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・キエフ/ウクライナ)▼MF7 イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ/スペイン)8 マテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリード/スペイン)10 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)11 マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル/イタリア)14 フィリプ・ブラダリッチ(リエカ)19 ミラン・バデリ(フィオレンティーナ/イタリア)▼FW4 イヴァン・ペリシッチ(インテル/イタリア)9 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)16 ニコラ・カリニッチ(ミラン/イタリア)17 マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス/イタリア)18 アンテ・レビッチ(フランクフルト/ドイツ)20 マルコ・ピアツァ(シャルケ/ドイツ)セルビア▼GKマルコ・ドミトロヴィッチ(エイバル/スペイン)プレドラグ・ライコヴィッチ(マッカビ・テル・アヴィヴ/イスラエル)ウラジミール・ストイコヴィッチ(パルチザン・ベオグラード/セルビア)▼DFアレクサンダル・コラロフ(ローマ/イタリア)ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(ゼニト/ロシア)ニコラ・ミレンコヴィッチ(フィオレンティーナ/イタリア)ミラン・ロディッチ(レッドスター)アントニオ・ルカヴィナ(ビジャレアル/スペイン)ウロシュ・スパイッチ(クラスノダール/ロシア)ドゥシュコ・トシッチ(広州富力/中国)ミロシュ・ヴェリコヴィッチ(ブレーメン/ドイツ)▼MFルカ・ミリヴォイェヴィッチ(クリスタル・パレス/イングランド)マニャ・マティッチ(マンチェスター・U/イングランド)マルコ・グルイッチ(リヴァプール/イングランド)フィリップ・コスティッチ(ハンブルガーSV/ドイツ)アデム・リャイッチ(トリノ/イタリア)セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(ラツィオ/イタリア)ネマニャ・ラドニッチ(レッドスター)ドゥシャン・タディッチ(サウサンプトン/イングランド)アンドリヤ・ズィヴコヴィッチ(ベンフィカ/ポルトガル)▼FWアレクサンダル・ミトロヴィッチ(ニューカッスル/イングランド)アレクサンドル・プリヨヴィッチ(PAOK/ギリシャ)ルカ・ヨヴィッチ(フランクフルト/ドイツ)本日未明(3.00 am)にクロアチアとアイスランドが戦いクロアチアが勝利したらしい。残念ながら決勝進出はならなかったが人口35万人のアイスランドが本大会に進出し、あのアルゼンチンと引き分けたことは奇跡的なことだろう。私の関心事はこの「vic軍団」と「son軍団」の戦いを日本のテレビ局がどういう中継をしたのかが気にかかる。再放送の機会があれば見てみたいものだ。両軍とも「息子軍団」の戦いと言うことでも興味を引く。このブログでかなり以前に触れたことがあるが名字が普遍的でなかったころには、日本でも「彦左衛門が一子彦右衛門にござる(続柄)」とか(大工の彦左でございます(職業)」とか「清水の次郎長だ(出身地)」などと言っていたのだろう。そういった限定の形容詞が後に姓になったわけである。西洋でも事情は同じでLeonard da Vinc(ビンチ村のレオナルド)、John Carpenter(大工のジョン)、Felix Mendelssohn(メンデルの息子フェリックス)、Johny McDonald(ドナルドの息子ジョニー)などがある。ちなみにMcと記した場合続く名前は親の名前は大文字で始まるがMacdonardのようにMacで始まる場合は小文字でつなげる。von(ドイツ語) van(オランダ語) de「フランス語)などを領地名の前につけて呼ぶのはもともと領主(貴族)を表すが今でも高貴な感じを受ける。意味合いはだいぶ違うが日本の大名が「・・の守」を名乗るのは単なる箔付けであろう。滑稽な話を2題披露すると、(1)イギリスなどで普通の人であるShintaro Abeさんが業績を認められて国王から爵位を授けられると貴族としてSir付けで呼ばれることになる。この場合我々の感覚からすると""Sir Abe"と呼びそうだが、そうではなく"Sir Shintaro"となる。事情は日本でも同じで小和田雅子様も川島紀子様も今は姓を無くして単に雅子皇后、紀子妃とファーストネームでしか呼ばない。(2)少々気の毒なのがイスラム圏から日本に来た人が書類に記名する時、(自分の名前+父親の名前)を書く。すると普通日本では 「姓」で呼び会うので「私は日本では自分の名前ではなく父の名でしか呼んでくれません」と嘆くのを聞いたことがある。ワールドカップ余禄から久々に人名について考えてみた。
2018.06.27
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私が購読している雑誌の「こぼれ話」的欄に緑色血液のトカゲの話が載っていた。そこで動物の血液の色についてまとめてみた。動物の血液は何色をしているだろうか?我々同様ほとんどの動物は赤い血液を持っているが、タコやイカは薄い青色である。人間の血液は赤い色をした赤血球というタンパク質と無色の血清タンパク質からできている。赤血球の中心にはへムと呼ばれる中心に鉄イオンを結合した分子が存在し、この鉄イオンに酸素がくっついたり離れたりして酸素を筋肉や内臓に運搬している。ヘム鉄分子の場合酸素がついていても離れていても濃淡の差はあるがいずれも赤い色をしている。一方タコやイカの血液は赤血球ではなく、へモシアニンと言うタンパク質に銅イオンが包み込まれており、ヘムのように色素分子を含んでいない。この銅イオンが酸素の運搬体で酸素を結合した状態は青色で、遊離した状態では無色である。シアンと言う語は青色を表す語で、シアンと言う名前が付いているからと言って猛毒・青酸とは関係がない。 ヘム鉄 へモシアニン(へモシアニンの図で緑や茶色の棒や針金はたんぱく質を模式化したものであり、中心に銅イオン Cuが含まれていることを示している。ヘモグロビンもタンパク質にヘム鉄が囲まれている)もう一つはホヤの血液で酸素を運ぶ中心はバナジウムを含み、ヘモバナジンとも言われているが、殆ど無色に近い。これで動物の酸素運搬体として赤い赤血球、青いへモシアニン、無色に近い緑のヘモバナジンと総括したが、本ブログの主題は緑色の血液である。多くのトカゲは赤い血を持つが、ニューギニア地方には現在までに7種の緑色の血液を持つトカゲが発見されているそうだ。ルイジアナ大学のAustin博士は爬虫類の専門家でもう何十年も前から緑の血を持つトカゲの研究をしており、両方を食べ比べても見たが味は変わらなかったそうだ。Austin博士の研究から緑血のトカゲも赤い血液を持っているがビルベルジンと言う緑色の色素を大量に含んでおり赤い色を覆って緑色の血液に見えるのだそうだ。* このビルべりジン分子の構造を見ると赤い血のヘム分子の構造に酷似しており、ヘムの分解物であるか、あるいはヘムの前駆体であることは確かだろう。ビルべりジンは人間には猛毒でごく少量で黄疸を発症することだ。新生児では肝臓の解毒作用がまだ不備でしばしば黄疸にかかるが、病院では新生児室で光に充てて治す。人間の場合ヘムは分解してビリルビンになり黄疸を発病するが光を当てると赤い印の二重結合が180度回転して異性化すると毒性がなくなる。 話を緑色の血液に戻そう。トカゲにとってビルべルジンは毒ではなくてむしろ味方なのだそうだ。最近分かったことはビリべルジンを血中に持っているとマラリアにかからないのだそうだ。トカゲは熱帯で生き抜くためにこれでマラリア耐性を獲得したと言うのが先のAustin 博士の意見だ。今回は緑の血を持つ動物の見出し記事を見つけて色めき立ったが、赤い血の分解物(あるいは前駆体)の色が赤を抑えての緑と分かりちょっとがっかりであった。* ( Sci. Adv. 2018, DOI: 10.1126/sciadv.aao5017; Chem. Engn. News, 2018, 6, 11)
2018.06.19
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アジサイばかり綴っても飽きるので今回で終わりにしたい。繰り返しになるが本来花ではなく葉が進化したガクである「装飾花」と「真のアジサイの花」の比率の違いで「ガクアジサイ」と「西洋アジサイ」に分かれると言ってきた。そうだとすれば両者の中間種があってもよいはずである。上の写真の「コサージュ」と言う名の園芸種がまさしくそれである。ガクアジサイと手毬咲き(西洋)アジサイの中間種だろう(前々回のブログに掲げるべきであったが見落としていた)。今回一連のブログでガクアジサイについて記録してきたが、園内には勿論手毬咲きの西洋アジサイも多くみられる。手毬咲きでは「真のアジサイの花」は普通見えないが失礼をして修飾花を広げてみると中ではちゃんと花を咲かせている。名前を記録し忘れたが手毬咲になっているにもかかわらず全体は丸みを帯びず、外周の修飾花が群れから離れてガクアジサイの真似をしているのもある。さて花の形状分析はこの位にして園内風景を記録しておく。下は残念ながら花期は終わっていたが桜の古木にまとわりついた2種の蔓性のアジサイ。 蔓アジサイ イワガラミ柏葉アジサイや手毬咲きアナベルを中心にした「白い小径」と言うゾーンがある。リゾート地の庭園にはプリンスエドワード島・赤毛のアン・グリーンゲーブルズの Lover's Lane を捩った「恋人の小径」と言うのがよくあるが、これもその一種だろう、白いドレスの花嫁の行進を思わせる趣向か。花房の中をのぞくのは気が引けるが奥のほうに小さなアジサイの花がみえる。甘茶アジサイや蔓性アジサイのトンネルがあるが残念ながら花はもうほとんど終わっていた。西洋アジサイで溢れた谷間は結構うっそうとした樹林帯で多くの木にはアイビーが茂っている。西洋アジサイ群の中に通路があり、その花園をめぐる「アジサイ号」が運行されているはずだがこの日は遊園地は休業日であった。客さえあれば運行しますとは書いてあるがジジババたちは無関心で汽車は止まったままであった。アジサイ園の入り口にある回転木馬の「エルドラド」も客さえくれば臨時運行するらしいが電車同様動く気配は見えなかった。ここの回転木馬「エルドラド」は百年以上前にドイツで作られ、ヨーロッパからニューヨーク・コニーアイランドで働き、ルーズベルト大統領も幼いころ楽しんだという文化遺産である。木彫の木馬や装飾も昔のママなので何とか保存したいものだ。
2018.06.17
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梅雨の季節になると水気をたっぷり含んで重く垂れさがったアジサイの姿がが思い起こされる。学名が水の器と言う意味と知るとますます合点が行く。あの丸い大きなアジサイは日本の平野部に見られるガクアジサイがヨーロッパで改種されて西洋アジサイが生まれ、それが日本に逆輸入されて手毬咲きアジサイになったものという信じられないような話である。さてそのガクアジサイの祖先と言えばやはり日本の山地に自生するヤマアジサイではなかろうか。ヤマアジサイは各地に変種があり背丈もせいぜい3-40センチで花房も小さく草花にしか見えない。豊島園には雑草にしか見えないこのヤマアジサイが多く集められている。今回のブログではヤマアジサイのいくつかを記録しておく。伊豆の華:城ケ崎あたりで発見されたという。天城甘茶:天城山付近に自生するという。甘い木=天城 は前ブログに記述した。剣の舞: 徳島県、徳島の最高峰・剣山と関係があるのだろう。瀬戸の月:愛媛県、装飾花の丸い形から月の名がついた。青い月は狂気を誘うと言われているが大丈夫だろうか。羽衣の舞:高知県 八重咲の装飾花、花柄の分かれ目にある真のアジサイの花はほとんど退化している。土佐神楽:高知県に自生。こういう咲き方を「貝咲き」というそうだ。
2018.06.16
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前ブログではアジサイの修飾花と真の花の数および比率について考えてみた。今回は修飾花のガクの弁数について考えて見ることにする。まず下の写真はアジサイの中でも蔓性のもので、豊島園には桜の大木によじ登った蔓性アジサイがあり、その修飾花のガク(弁)は一葉である。その白いガクの形は花と言うよりは葉でガクは葉が変形したものであることがよくわかる。下の写真は「天城甘茶」と言うアジサイで昔から伊豆の山地に自生しており、修飾花は3葉である。余談であるが、甘い木の生えている山→甘木山→天城山になったという説があるらしい。次の2枚の写真は3葉の修飾花のガクアジサイ。しかしよく見ると4葉の修飾花も混じっている。次の写真も3葉であるが、一番下の修飾花をよく見ると芯花の周りに何やら小さなものが見える。これがガクなのか花弁なのかは区別がむつかしい。次は4葉の修飾花であるがこれもよく見ると葉のうちの一葉が小さい気がする。かくて3葉か4葉かは微妙で一つの花房の中でも個々の修飾花によって違いがあるようである。次のものも4葉と5葉が混在しているように見える。現場では十分な時間がなく写真を見ての判断なのであいまいさが残るのは残念である。次の2枚もガクと花弁の区別がつきにくく5葉か6葉かはっきりしない。次のものははっきり6葉のガクであることが分かる。花の初期でははっきりしているが終期になると花弁が出たりして区別しにくくなるようだ。さらに多くの修飾花は多重でいわゆる八重咲きに見えるが、修飾花が花弁ではなくガクであることを考えると2層目以上のやや小さなものはガクではなく花弁のような気がする。このように見てくると八重咲きガクアジサイではガクと花弁がほぼ同じで、見かけ上は区別できなくなってしまったのであろう。いやいやこうやって考えてみるとどの道も奥深いことがよくわかる。後記この一編のブログが出来たきっかけは私の周りにいた婦人4人連れでリーダー格の一人が「ガクアジサイの花弁は****と言って4枚です」と説明しているのを聞いてしまった。そうなのかと思い例のアマノジャックが顔を出して観察し始めたのがきっかけである。そのご婦人のために断っておくがほとんどのガクアジサイは4葉であることに間違いはない。世事すべてに通じることであるが全てのものに例外はあるもので断言は避けたいものである。大多数=全体 ではない。上のご婦人も「ガクアジサイは・・」ではなく「ほとんどのガクアジサイは…」と言えば良かったのに惜しいことをしたようだ。英語で"one of my best friends" と "my best friend" では意味が違う。トランプさんと安倍さん、トランプさんと金正恩さんはどんな関係なのだろう。
2018.06.15
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先週のブログでアジサイは西洋アジサイ(手毬咲き)とガクアジサイに分けられるがそれは中央部の「アジサイの花」とそれを取り巻く額・「修飾花」数の比の問題で本質的に両者は同じものであることを記し、今年はそこに注目して観察することを予告した。昨日6月13日梅雨の晴れ間に近くの豊島園のアジサイ園に出かけてみた。多くのアジサイ園は限られた種のアジサイ、それも西洋アジサイをたくさん展示しているものが多いが豊島園のそれは植物園のような庭園で私の目的には良くあっている。そこで修飾花の数に注目して見て回った下のものははっきりしないもののガクが2枚誌か無いように見えた。次の1枚は長い竿の先に4輪の修飾花がみえる、線香花火のようなこの種は他に何株も見かけた。写真から中央部に集合している「アジサイの花」と修飾花の区別がはっきりわかる、下は同じ4葉の修飾花でも花柄がほとんどなく上の写真と対照的である。次は6葉の修飾花を持つもの、5葉の修飾花のものは見ることが出来なかった。いずれも小型であるが線香花火のような形状は色のバラエティーも含めて魅力的である。特記すべきは下の写真で6葉の修飾花の柄の途中に小さなアジサイの花が見えるだけで本来の花は退化してしている、そういう意味で修飾花しかないアジサイである。次に見つけたのは7葉の修飾花のガクアジサイで貴婦人の帽子飾りにも見える。いずれも花柄が短くて修飾花(ガク)は大型となる。下の写真では中央部の「アジサイの花」がしっかり雄蕊を出して咲いている様子が分かる。周りの修飾花の真ん中にある「花」は退化して咲かないのかと思っていたがこれを見るとちゃんと蕊を出して咲いていることが分かる。さらに9葉、10葉と続けば面白いのだが、残念ながら9-107葉の修飾花を持ったアジサイは見つからず、あとはみな十数葉以上の修飾花である。したがってもはやアジサイの花を飾る「額」には見えず、まさしくガクアジサイと手毬咲き(西洋)アジサイとの中間的存在であることが分かる。
2018.06.14
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今年は寒暖の差が激しすぎたが五月と言えば絶好の外出日和である。残念ながら相棒の体調が優れずつい多くの機会を逃がしてしまってブログ種がない。こんな時は彼女が丹精込めているベランダの花壇が救いの神だ。40年間ほとんど変わらぬ大きさに保たれているサツキ、五月は本来なら全面真っ赤な花で覆わているが今年はどうしたことだろうか全く花を付けずに終わってしまった。相棒は出かけた時かならず駅前の園芸店に足を、ほとんど毎回なにがしかの安価な花苗見つけては花壇に植えこんでいる。一方、何年か前に植えた多年草や土について我が家にやっていて久しく、毎年花を咲かせてくれるものもある。そんな草花は毎年会えるので春先に芽を出し始めると楽しみにその成長を見守っている。今回はそんな我々とともに生きてきた花を紹介する。一挙に咲いた黄花はもう20年くらい付き合っているヘメロカリス。日光キスゲやノカンゾウなどの野生種から作られた園芸種で、野生種が大きすぎて庭園栽培に適さないのに比べて花壇に合うサイズである。スゲ類の学名はHemenocallisなので園芸種をへメリカリスと呼ぶのは荷が重い気がする。またこの属は日本語で「ワスレグサ属」なのだそうだ、最初調べた時「ワスレナグサ」と読み違えてびっくりした。赤い猫は見たことがないが下の写真は「キャッツテイル」、cat tailと言うよりはkitten tailだろうと言いたくなるかわいい花房である。次は毎年数本自生する「虫取りナデシコ」。最初の年、突然出現して名前を知るのに苦労したものだが、右の写真のように葉と葉の中間あたりに茶色のバンドがありここから粘液が出て虫をくっつけるからであろう。 次も何年か前に突然現れて調査に時間がかかった「フランネル草」、今度はその株を見ると織物のフランネル(ネル)の手触りである。子供のころいつもこれで縫った寝間着を着ていたので「ネル」を「寝る」と思っていたことを思い出した。厚手の服地「フラノ」と言う毛織物もあるが「フランネル」の前半をウール織物に後半の「ネル」を綿織物に命名したとすればさすが器用な日本人である。 左は名前を忘れたが1センチメートル位のかわいいウサギの顔に見えたので載せておく。右はご存知ツユクサ、いっ見ても美しい。白花もあったがいつの間にか淘汰されてしまった。 これもごまんと変種のあるカタバミ、花はきれいだが繁殖力が強いので雑草扱いされることが多い。右ももう30年以上我が家に自生するニワセキショウ、日本語では庭石菖と書くそうだ。 最後は十年くらい前に人にもらったアマリリス、時水をやる程度だが毎年何輪かの大きな花を咲かせている。 以上毎年我が家を訪れてくれる馴染みの花たちである。
2018.06.12
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先週は私としては珍しい一週間でピアノリサイタル、尺八とマリンバ合奏、琵琶と語りと言う全く異質の三つの演奏会に出かけた。銀座松阪屋の後にGinza6と言う商業施設が一年余り前に出来ている。そしてその地下2.3階に「観世会館」が渋谷から引っ越してきている。その能舞台で元宝塚女優で筑前琵琶宗家の上原まりさんが平家物語を弾き語る会があった。琵琶法師が口伝で語り継いだという平家物語、「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の名の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし・・・・」。一度これを本物の琵琶・語りで聞いてみたかったのとGinza6ってどんなところと言う興味から出かけてみた。70才前後の上原さんのメリハリの利いた声に驚き、物語りはよく知られた筋なので純粋に琵琶を楽しむことが出来た。Ginza6の1-5階は私には無名でも世間的には有名らしいブランドショップが並んでいる。どの店も高い天井と広い空間に客の数よりもファッションに身を包んだ店員の数が目立った。いずれにしても私たちとは別世界とてウインドウショッピングすることもなく、公演後1-5階まで吹き抜けのアトリウムをエスカレーターで遊覧した。中央部の2-5階に亘って赤青の小旗が張られ, 登るにしたがって角度が変わるため景色が変わる。これは客を上階へ導くデバイスだというのだが実効性があるのだろうか。この空間には実用性はないのだからそれも一つの考え方ではある。出来ればこの一階床は緑の空間にして欲しかったが、それは買い物もせずにここを訪れる輩の言い分であろう。その代わりに屋上には立派な庭園がある。庭園への通路にも平面に緑を配し、その天井にも蔓性植物を這わせている。どうやって水やりをするのか少々気になった。ここの屋上はかなり広い、芝生広場は普通として木々の樹高が屋上庭園にしては異常に高いことに気ずく。これだけの高さを維持するには土の深さは相当なものだろう、何か特別なデバイスがある気がする。庭の右半分は樹林帯で季節のアジサイもちゃんと咲いている。銀座の中心にこんな森が出来たのは素晴らしい。先日訪れたミッドタウン日比谷にも通じるものがあるが何と言ってもここは銀座である。6-13階のオフィスで働く人にとっても好い昼休みの場となることだろう。当然ながら内外のファッション雑誌の撮影や観光客の撮影スポットにもなっている。庭園の窓から日比谷方面を見ると目の前に1-6階の全面が総ガラスのペンシルビルがあり、中は衣料品で溢れている。各階窓際にはマネキンが立っているが皆ぐるぐると回っていることが目視できる。帰宅後調べてみるとユニクロだと分かった。それにしても通行人の目に入らない上階までショウウインドウにした発想は何だったのだろうか。まさかGinza6の屋上庭園に来る人のための工夫なのだろうか、そうすると冷暖房の熱効率を考えても無謀な試みに見えてくる。その右側には先日ブログに記したミッドタウン日比谷が正面に聳えている、クレーンの手前は帝国ホテルだろう。最近の商業施設は市民の生活感覚とかけ離れて高級感で溢れている。ひょっとして今は第二のバブル期なのだろうか、そうするといつかバブルがはじけてテナント料が下がり、庶民的は店が並ぶまでどのくらい待てばいいのだろう。前回のバブル崩壊ではデパートは電気屋になったが、電気屋も今は元気がない。まさか全館スマホ店になるのだろうか。
2018.06.04
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私ももうこの年になると目にする光景をどうしても少年時代の追憶の光景に重ねてしまう。戦後の田舎では梅雨時になると私たちの通学姿はまだ雨下駄に番傘を差しての登校である。通学路の民家の垣根からはみ出した生垣からは巨大なアジサイがたっぷり水を含んで垂れ下がりそこから落ちた水滴が音を立てて番傘に降りかかった。決まってそれは巨大な房の西洋アジサイから滴れ落ちる水滴であった。アジサイの学名はHydrangeaで「水の器」を意味し、文字通り梅雨の水滴をたっぷり含むことが出来、これほど名実ともに梅雨時にふさわしい花はないだろう。アジサイはもともと日本原産と言われており、長崎出島のシーボルトやロンドン・キューガーデンを造ったバンクスのような著名人をはじめ西洋の植物ハンターたちのターゲットであった。シーボルトが一時はアジサイの学名に愛人お滝さんの名を付した学名を付けたこともある。今回白花アジサイを見ての後、他のアジサイにも注目してみた。日本の原種は修飾花で周りを飾り中央部に米粒のような小さな花をつけているガクアジサイである。修飾花と言ってもこれは花ではなく葉っぱが変形したガクで、その修飾花の真ん中に小さくぽつりとあるのがアジサイの花である。下の写真をよく見ると中央部のアジサイの花からは雄蕊が出ている。そして修飾花の数は数個のものからぐるりと周りを囲むものまであり、文字通り「ガクが額」のような役割を果たしていることから一般にガクアジサイと呼ばれる。この「装飾花」と「アジサイの花」の数の比率が逆転して花房全体を覆い、「アジサイの花」が見えなくなったものを「手毬咲き」と称するが、これが西洋アジサイで日本産のガクアジサイがヨーロッパで改変されたものだそうだ。現在われわれはこの逆輸入された西洋アジサイを「アジサイ」と称し、本来の「アジサイ」を「ガクアジサイ」と呼ぶことが一般的である。西洋アジサイも下の写真のようによく見ると装飾花に隠れて「アジサイの花」が顔をのぞかせている。要するに西洋アジサイとガクアジサイの違いは「修飾花と花の比率」の問題と言うことになる。そうなると両者が程よく混じったいる中間種もあるのだろう。今年の梅雨時散歩のテーマとしてこの比に注目して梅雨を楽しむことにしよう。
2018.06.02
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九州と四国の一部は早々に先週梅雨入りしてしまった。関東地方も2,3日で入梅かと報じられていたがどっこい週末は一足飛びで夏日が続いている。しかし来週あたりは確実にに梅雨入りしそうだ。桜に始まり植物界の動向は今年はほとんど例年より一週間早く進行している。そんなことを考えながらいつもの散歩道をそれると白いアジサイが目に入った。アジサイとタチアオイの花は梅雨入りとともに咲き、梅雨明けとともに終わるとされている。今年これらの花は例年より早く咲き始めたが関東地方の梅雨入りは花に付き合わなかった。花は日本の春の気候に影響されるが梅雨はヒマラヤ山脈に関係するモンスーンや太平洋の海水温と言った日本をはるかに離れた領域の気候が影響するので無理もない。ピンク・紫・赤の西洋アジサイはよく見かけるが白は比較的珍しいので道路を渡り近づいてみた。まず目についたのは毛槍のような形をした大きな花房である。葉っぱには切れ込みが入ったカシの葉のようで名前はずばり「柏葉アジサイ」、10年位前まではあまり見かけなかったが最近随所に植えられている。もともとはアメリカ原産で日本にはかなり前に渡来したらしいが育て易いということもあってか最近よく見かける。大きな房が横に向かっている姿はミサイルが群れを成して飛んでいるように見える。 この柏葉アジサイの隣にはこれまたまっ白な丸い「手毬咲き」のアジサイが咲いている。アナベルと言う名の西洋アジサイである。冒頭に記したように子供時代からアジサイと言えばカラフルな青・赤系の色彩しか思い浮かばない。ここは2,3年前に出来たメディカルモールであるが白い譜が入った葉っぱの木が植えられていたりしてなかなか清潔感がある。さらにすぐ先を曲がると「ヤマボウシ(山法師)」のこれも白い花が満開の並木がある。並木植物としてはごく最近出現したものであり、白い花が枝先に上向きで咲き山などで上から見ると真っ白な頭巾を冠ったあの弁慶の姿のように見えることからこの名があるのだろう。並木に並んでいてもほとんどの人は「ハナミヅキ」と思っている。実際葉っぱや花からは区別がつかない。ハナミズキがワシントンの桜への返礼として東京に贈られた当初「アメリカヤマボウシ」と呼んだそうだ。無理に区別しようとよく見ると幹の肌が少しだけ違っている。ツツジとサツキの花期が違うようにハナミズキとヤマボウシもその花期は2か月近く離れている。花弁のように見える白い部分は花弁ではなくはなく葉の変形したガクで、花は中央の塊で小さな花が無数に集まった集合花である。果実はヤマモモのような形や色で美しいとも思えるし毒々しくも感じる。昨年私も経験済みであるがハナミズキの実と違って口に含むと甘酸っぱく結構いける味である。
2018.06.02
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