全17件 (17件中 1-17件目)
1
やった! 終わった! 何がかというと、中国語でのスピーチ。 以前から、学生たちに対してのこの一年間の感謝の気持ちを 中国語のスピーチで表したいと思い、学生たちにもそう約束していた。 これまで学生との距離を感じたことはないけど、 今日のスピーチで、完全に一体化できたかな、という手応えは感じた。 学生たちが喜んでくれた様子が手に取るようにわかったからだ。 それくらい、自分でも満足できるスピーチだった。 私の発音を直してくれたYさん、本当にありがとう。 あなたがいなければ、今日のスピーチの成功はありませんでした。 一番前で、私に黙ってこっそりと、今日のスピーチを録音したYさん、 その録音はすぐに消しなさい!(笑) 冬休み、「私の家に来てください」と誘ってくれたLさんと、もう一人のLさん、 温かい家族に囲まれて、とても楽しい経験ができました。ありがとう。 今日、最後の最後に、初めて手を上げて発言をしたS君、 君が発言する姿を見て、胸の中に熱いものがこみあげてきました。ありがとう。 一人ひとりに感謝の言葉を言うことはできませんが、 すべての皆さん、こんな私を受け入れてくれて、本当にありがとう! みなさんのおかげで、いつも明るく楽しい授業ができました。 あなたたちと一緒に授業をするのが、毎週、とても待ち遠しかったものです。 というわけで、私は頑張ったから、次は君たちが日本語ドラマで、 頑張れよ!
2008年05月29日
コメント(12)
珍しく、本日2回目の日記です。 zhuoziさんのブログを訪問したら、私宛のバトンが回ってきました。 来るものは拒まずが基本方針なので、引き継ぐことにしました。 適当に読み流してください。 Q1:名前? 「ヨックン」という名前は、以前の会社で、部下の女子社員たちに付けられたものです。 Q2:年齢? 忘れました。気持ちだけは学生と同じですが(笑)。 中国に来てから、毎年、若返っているような気がします。 Q3:恋人? 私を慕ってくれる学生たち全員! 男でも女でもOK! ただ、その学生たちには既に恋人がいるのが、どうにもこうにも……(泣)。 Q4:好きなタイプ 私を好きになってくれる人なら、よほどの場合を除いて、できるだけ誰でも。 最近15年ぐらいで、テレビで見てときめいたのは加藤あい、大黒摩季、風間ルミ。 今は、私のクラスの学生たち。 Q5:嫌いなタイプ 話がつまらないのに、話したがる人。 「まず自分!」という人。 Q6:好きな漫画 ちばてつやの作品、すべて。中でも『おれは鉄兵!』、『あしたのジョー』。 イラスト集まで買って、自分でも描いていたのは『愛と誠』。 『ゴルゴ13』なら、いつでも、どこでも1分で描けます。 もともとは漫画家志望だったのね。 Q7:好きな食べ物 というか、嫌いな食べ物が、ない。 今は中国にいるから、毎日、いつも中華料理。 日本に帰れば、和食にシフトチェンジ。 世界中のどこでも、その地の食べ物で満足できる自信あり。 Q8:好きな音楽 デビット・ボウイのファン・クラブにいました。 高校から大学を卒業する頃までは、ずっとロック評論家になるつもりでした。 アルバイトをして稼いだお金はすべて、本とレコードにつぎ込んでいましたから。 カラオケで歌うなら、歌謡曲、演歌、J-POP。 Q9:ブランド 時計はOMEGA、かばんはバーバリー、Tシャツはアディダス……すべて中国製! コピー商品、大好きです! まあ、こんなところですが、私に興味を持つ人なんて、いるのでしょうか? 規則なので、次の3人にバトンを渡します。 xiaopanziさん: 私と故郷が同じで、今夏から、私の後を追うように、中国で生活をするそうです。 日本で仕事をしている中国人研修生の面倒を見てくれているそうで、感謝しています。 白壁ネットさん: 演劇や音楽に関する造詣が深いにもかかわらず、その牙を隠しているホテルマンです。 私のブログによくコメントを書いて頂いて、感謝しています。 ふじっち先生: 曲がりなりにも「教師」という仕事をしている私が、尊敬している方です。 言葉の一つひとつに重みがあって、日記を読むたびに考えさせられます。 先生にとっては、迷惑かな、というのが心配ですが……。 ほかに、私のブログでお馴染みの皆さんがいらっしゃるのですが、 それらの方々は、ブログ上で人気の方ばかりなので、 個人的につながりのある上記の3人の方を指名させて頂きました。 お暇な時に、気楽な気持ちで答えて頂ければ幸いです。 それではお疲れ様でした。
2008年05月27日
コメント(6)
授業は今週で終わって、来週は授業の中で「会話」と「作文」の試験を行う。 3年生の「会話」の試験は、自由会話。 学生数人と私とで、テーマを決めずに、30分間ぐらい、自由に話をするというもの。 会話とは、本来、自由なもので、相手の発言に対して、うまく対応する能力が求められる。 会話は相手があってこそ成り立つものだが、スピーチは一人だけでできる。 だから3年生以上になれば、自由に話をさせた方が、それぞれの能力がよくわかる。 スピーチは、辞書を見ながら書いた原稿を丸暗記して、それを話すだけだから、 聞く能力は関係ないし、当意即妙な受け答えなどする必要がない。 逆に1年生の試験は、3分間スピーチをすることにした。 まず1年生たちが自分で原稿を書き、それを正しい日本語に直して、学生に返却し、 1週間かけて暗記をして、来週の授業でスピーチをする。 1年生たちは、今、正しい日本語を覚えて、話す練習をする時期だと思うからだ。 聞けば、4年生の「会話」も(私のクラスの1年生と同じく)3分間スピーチだという。 4年生たちは、去年、私の授業の中で、自由にどんどん話していた。 今でも4年生たちと話をすると冗談や、悩みや、夢や近況など、いろんな話題が出てくる。 そういう彼らにとっての「会話」が「スピーチ」だけというのは……、 なんだか、もったいないな。
2008年05月27日
コメント(6)
思わずガッツポーズが出てしまった。 4月の校内スピーチ・コンテストで優勝し、武漢での中部大会に参加した学生が、 そこでも優勝し、中部地区の代表に選ばれたからだ。 これで、東京で行われる決戦大会への出場が決まった! 交換留学生として、日本に留学することを切望していた彼女は、 留学生の選考基準に合わず、悔し涙を流したこともあった。 だが、今回は自分の実力で、日本へ行く切符を手にした。 彼女がスピーチ原稿の添削を依頼してきた時、私が直したのは、わずか3箇所だけ。 後はほとんど直すところがなく、その表現のうまさに舌を巻いたものだった。 東京の大会でも頑張れよ! いっそ、優勝しちゃえ!
2008年05月25日
コメント(12)
1年目の担当は3年生と院生だった。 やり甲斐もあったし、充実した毎日を送っていた。 だが、心のどこかに、何かをやり残したという感じがずっと残っていた。 それは、1年生に日本語を教えるということ。 「あいうえお」さえ知らず、まっさらの状態で日本語に接する1年生たちに、 「日本語は面白い」「日本語でたくさん話したい」と思ってもらえるような授業をしたい、 と、ずっと思っていた。 そして、2年目、念願かなって1年生の担当になった。 日本語を学び始めて7か月、今、1年生たちは、過去に例を見ない進歩を遂げた。 日本語を求めて、他の先生の授業、或いは上級生の授業を聞きに行く。 会話をするために、日本人の教師の部屋を訪ね、夜遅くまで話をする。 友達同士で話をする時も、中国語ではなく、日本語で話す。 日本語が好きでたまらない、日本語を話したくてたまらない、という感じが見える。 会話のレベルも、既に2年生を超えているのではないか、と思うこともある。 私がどれだけの役割を果たしかわからないが、 学年の当初に目指していた地点に到達したという達成感はある。 そして、今の目標はといえば、 もしチャンスがあれば、だが、 来年度のスピーチ・コンテストで、私が教えた1年生(来年度の2年生)たちが、 上級生たち(3年生、4年生)を抑えて、上位を独占すること。 そして、その可能性は決して低くないと思っている。 今の1年生たちのやる気と能力を、もっともっと伸ばしてあげたい。 そう思っている。 もしチャンスがあればの話、だが。
2008年05月23日
コメント(4)
日本語学部の中で、日本との友好を考える団体の設立申請がされている。 日本語学部の全学生を対象にしたもので、先日は幹部候補生の面接が行われ、 たくさんの学生が面接に訪れたという。 私も相談を受けて、少しアドバイスをした。 この団体の活動は、学年を超えた学生間の交流、他校との交流、日本文化の勉強、 そして中日友好、など多岐にわたるという。 学生同士の連携は「日本語の勉強法」「能力試験対策」「上級生と下級生の交流会」などで、 日本文化の勉強、中日友好なども、それぞれのイベントを企画しているようだ。 中国に来る前は、中国人の中には根強い反日感情があるのだろうと、思っていた。 そして、実際、それはどこかの誰かの心の中にはあるのだろうが、 今までのおよそ2年間の中国の生活の中では、そのような 反日感情を向けられたことがない。 むしろ、逆に、日本が好きだという親日感情の中で暮らしている。 大学の中だけでなく、大学の外に出た時、一人で旅行をした時など、 親切に接してくれたり、話しかけてくれたり、助けてくれたのは、中国の人たちだった。 確かに反日感情を拭い去れない人は多いだろうが、 こういう学生たちの地道な活動を通じて、日本と中国の友好の輪が大きくなればと 願っている。
2008年05月22日
コメント(8)
学年末に向かって、いろいろなことが動き出している。 3年生たちは『日本語ドッカーン!』の練習に入った。 日本語ドラマ(2本)、日本語スピーチ、日本語ディベートの3本立てだ。 日本語ドラマは上演時間(40分)も、一人ひとりの台詞も、長い。 また出ずっぱりの役もあるなど、去年より、格段に難しくなっている。 私はといえば、最後の授業で、学生たちに対する感謝の気持ちを、 中国語でスピーチをする。 だいたい10分間ぐらいのスピーチになる。 その原稿を昨日、書き上げ、私の中国語の先生(3年生の学生)に添削してもらった。 それを何度か読んだが、声調がガタガタになって、うまく発音できない。 発音に気をとられていると、話す内容が頭からぽっかりと抜ける。 しかし、学生たちも難しい脚本の日本語ドラマに挑戦していることだし、 私も頑張らなければ!
2008年05月21日
コメント(11)
四川省で大地震が起きてから、もう一週間。 ニュースを見るたびに死者の数が増えている。 今、中国では国をあげて被災者の救助と復興に取り組んでいるが、 災害の規模の大きさゆえに、まだ先は見えない。 今日から三日間は、地震による死者に哀悼の意を捧げるための日に決められた。 そして今日は午後2時28分という、地震が起きた時間に合わせて3分間の黙祷が行われた。 そして、その黙祷が終わった後、私は外事弁のスタッフの訪問を受けた。 聞けば、地元のテレビ局が市内在住の外国人にインタビューをしたいと言っているとのこと。 その外国人に、なぜか私が選ばれた。 簡単な日常会話なら、なんとかこなせるが、今回の依頼は地震災害に対するコメント。 そんなこと、中国語で言えるはずもないので、 慌てて、学生を呼び、通訳をしてもらった。 話したのは、こんな内容: 人の命は、中国人も日本人も、世界のどこの国の人も、同じ重さだ。 だから、私たち中国に住んでいる日本人も、進んで哀悼の意を捧げたい。 また、私たち外国人がこの異国で、安心して不自由なく暮らしていけるのも、 中国人の皆さんが、私たちを古くからの友達のように、接してくれるからだ。 だから、私たちは同朋に対するのと同じ気持ちで、 少ないながらも義援金を差し出したし、一刻も早い復興を祈っている。 私が地元のテレビに出たのは、これが2回目。 見るたびに、「えっ! これがオレ?」という感じ。
2008年05月19日
コメント(12)

今日の昼ごはんは4年生の学生(男)と一緒に外食。 卒業論文の指導と添削をしたことのお礼ということで、学生たちのおごり。 普段、一人で外食をする時は、麺料理が多いが、今日行ったのは餃子の専門店。 日本語学部は女性が圧倒的に多いので、女の学生と一緒に食事をする機会は多いが、 男の学生と一緒に食事をするというのも、教師として嬉しいことだ。 食事もさることながら、酒の量が、女子学生の時とは、全然違う。 それも、ゲームをしながら、負けた人が飲むというルールなので、 飲んだ、飲んだ! ゲームをしながら、二人でビールを7本。 もうすぐ卒業していく4年生たちとの会食は、私にとってもいい思い出になった。 では、今日、注文した料理は以下の通り。 じゃがいもの澱粉をひも状に固めて、胡麻、ラー油、酢などの調味料で食べるもの。 澱粉から作った麺は、中国には多く、ツルッとした喉ごしと、ピリ辛味で、美味しい。 ビールのつまみとして注文したもの。 細切りの鶏肉を、唐辛子と一緒にカリカリに炒めた料理。 食べ始めると、箸が止まらない。 中華料理の定番ともいえる「宮爆鶏丁」。 店によって味や具材が違うが、この店のものはやや上品そう。 おなじみの餃子。 日本風にいえば焼き餃子だが、「煎餃」という。 黒酢とラー油で作ったタレにつけて食べると、絶品! こちらは「蒸餃」。 中身はニラとタマゴ。 味は、いまさら言うまでもなく、美味しい。 この店で食べると、必ず無料でついてくる「豆腐」。 きめ細かくて、爽やかな風味で、これだけでも十分なおかずになる。 というわけで、お腹いっぱいになって帰ってきました。
2008年05月17日
コメント(14)
3年生の「会話」授業は、100分間の前半を使って、2週前からプレゼンを始めた。 今週のテーマは、結婚するなら「早婚」がいいか「晩婚」がいいか。 早婚派と晩婚派、二人ずつの代表が、それぞれの支持理由を、学生たちに向けて語るというもの。 自分の意見を言い、相手からの質問を受けて答え、さらに相手に反論をする。 学生たちは、それぞれの代表者に質問をしたり、賛成意見などを言う。 そして、最後に学生の投票によって、優劣を決める。 今日もいろいろな意見が出た。 環境問題、食糧問題、少子高齢化、学歴社会、「結婚は人生の墓場」など……。 内容の深さもさることながら、 互いの議論を聞いていて、一番嬉しかったのは、 話している学生が生き生きしていて、話すことを楽しんでいるように見えたこと。 その後は『日本語ドラマ』の脚本の読み合わせをしたが、 学生たちが、我先にと読みたがって、賑やかな授業になった。 この勢いで、日本語ドラマを成功させようぜ!
2008年05月15日
コメント(6)
四川省での大地震で、日本からも「大丈夫か」との問い合わせがきた。 四川省の被災地から私が住んでいる河南省までは、直線距離で1200キロぐらい。 鹿児島市と千葉市ほど、離れた距離にある。 その河南省でも、或いはもっと離れた北京や上海でも、揺れを感じたというのだから、 今回の地震の大きさがわかる、 四川省はこれまで2度、旅行で訪れたことがある。 特に震源地に近い都江堰は、去年の10月に行ったことがある。 だから、他人事という感じがしない。 というわけだからでもないが、我々、日本人教師も義援金を出すことにした。 金額的にはさほどではないが、気は心である。 中国に来て以来、中国の人たちには随分、世話になった。 親しく接してもらったし、自分の古くからの友人のように思ってもらった。 私が今、中国で何の不安もなく生活できているのは、中国の皆さんたちのおかげだ。 そんな思いも込めて、義援金を送ることにした。 まだ生き埋めになっていたりして、生死が不明も人たちも多いと聞く。 一刻も早い救出と復旧を祈っている。
2008年05月14日
コメント(8)
4年生たちは、今、卒業論文を書くことに追われている。 日本語で8,000字というのが基準だそうだ。 私のところへも、何人かの学生たちが、論文の添削を依頼してきた。 ある学生の論文のテーマは、 「なぜ日本の僧侶は結婚してもいいのか」 というもの。 彼女はこれを『歎異抄』をもとに、論理的に説明していた。 またある学生は『日本人の結婚観』というテーマで論文を書いた。 少子高齢化、男女共同参画社会、核家族などのキーワードから、 日本人の結婚観の変化を解明しようという狙いだ。 私が学生の時の卒論は『虚構性文学の行方』(なんか、こんなタイトルだった)というもの。 アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を題材に、 英語で120枚にわたって書いたものだった。 あの論文……。 今、どこにいっちゃったんだろう?
2008年05月12日
コメント(8)
なんだか……。 最近、疲れています。 ネットをしながら、うとうとしたり、 やらなければならないことがたくさんあるのに、ぼーっとしていたり、 それでいて、夜、寝ていても、睡眠が浅く、夜明け前に目が覚めます。 今週は、授業でもテンション上がらない時があって、 授業が終わった後で、学生たちに申し訳ないと、思ったこともありました。 あと1か月。 ラスト・スパートをしなきゃいけない時期なんですけどね。 ……なんてこと言ってないで、頑張らなきゃ。 あと、来週の「発音」授業の会話資料作り、日本語ドラマの脚本の書き直し、 「作文」の添削、学生たちの会話の相手。 明日も、午前、午後、夜と、学生たちが会話をしにやってくるし、 疲れたなんて、言ってられないね。
2008年05月09日
コメント(14)
私の担当は「作文」と「会話」(ともに3年生)、そして「発音」(1年生)。 どの授業でも、学生はよく話す。 だから授業に活気が出る。 実は、毎回、気を使って準備をするのは「作文」の授業。 「作文」といえば、学生が原稿用紙に向かって、静かにペンを走らせている、 という光景を連想する。 だから、「作文」と「賑やかな授業」とは、ある意味、矛盾する。 ただ、いつも思うのだが授業を「作文」、「会話」と、分ける必要はないのではないか。 「作文」の授業で、たくさん話をしてもいいし、 逆に「会話」の授業で、文章が上手になってもいい。 というわけで、ここ何週間かは、「読んで」「書いて」「話す」作文の授業をしていた。 日本にいた時にまとめていた資料(エッセイや論文、社説)などを、まず学生が読み、 内容や単語、文法を説明しながら、会話に応用できる例文をいくつか紹介し、 これも、資料を基にした自作の問題集で、知識の定着を図って、 その後、資料に関連あるテーマで、作文を書く。 そして、最後に自分が書いた作文をネタにして、クラスじゅうで話す。 例えば、先週は「教師の資質とは何か?」というテーマで資料を読み、そして作文を書いた。 書いた後で、教室を「○○大学教師採用面接試験会場」と化して、 教師になりたい6人の学生が、面接を受けに来たという設定にした。 他の学生は全員、面接官。 6人の学生たちは、まず自分が書いた「教師としての資質」を、クラスの前で発表し、 自分の授業方針をPRする。 そして、その後、面接官たちの質問に次々に答えていくというもの。 「学生に質問されてわからない時はどうしますか?」 「授業ちゅう、学生が寝ていたら、起こしますか、怒りますか、何もしませんか?」 質問をされ、それに答えることで、自分の考えも深まっていく。 考えが深まった後で、もう一度、同じテーマで作文を書けば、 一度目とは違った内容になり、格段の進歩が見て取れる。 授業の中で、学生の成長が見えること。 教師にとって、これに勝る喜びはない。
2008年05月07日
コメント(8)
プチ・ゴールデン・ウィークが終了し、今日から通常の授業へ。 夏時間の採用で、午後の授業の開始時間が30分遅くなって、3時から。 だから夜の授業も、8時から始まり、10時に授業が終わる。 連休ちゅうは、一度、市内に靴を買いに行った以外は、ずっと学校にいた。 午前、午後、夕方、夜と、時間を問わず、訪ねてきた学生たちと話をしていた。 一度会えば、2~3時間は話をするから、授業以外に、毎日、6~8時間ぐらい、 いろいろな学生と話をしていたことになる。 いろいろな目標を持って臨んだ2年目の日本語教師生活。 その最大の目標が「1年生に日本語を好きになってもらう」というものだった。 日本語が好きになれば、自分でどんどん勉強するようになる。 会話を楽しいと思えば、どんどん話をしたくなる。 話をして、相手の言葉がわかり、自分の日本語が通じたと知れば、 もっと話をしたくなる。 だから、そういう授業を心がけてきた。 授業以外でも、学生を部屋に呼んで、会話の練習をした。 覚えた例文をすぐに会話に使えるように、 教科書に載っている文例以外に、日常会話で頻繁に使う文例を何度も練習した。 学生同士がお互いに誉めあい、謙遜しあい、笑いながら練習をした。 そして、1年生たちは日本語が好きになった(ように見える)。 自分の授業だけでなく、他の先生の授業を聞きに行ったり、 時には2年生の授業にも顔を出したりするようになった。 授業だけでなく、教師の部屋を訪ねて、会話をする。 これも担当の教師だけでなく、他のクラス、他の学年の教師の部屋に電話をかけて、 自分でアポを取り、2時間、3時間、笑いながら話をする。 まだ単語や文法の知識量が少ない1年生たちが、こうなのだ。 過去に例のないことだ。 というわけで、2年目の目標は、1年生たちを見る限り達成したかな、という思いはある。 2年目を迎えるにあたってもう一つ目標があった。 それは自分の中国語が上手になること。 後期から、3年生の学生が私の中国語の家庭教師を買って出てくれた。 まずは発音の矯正から。 「zh」「ch」「ji」「zi」「si」「ci」……。 などの指導を受けて、先週は「n」と「ng」の練習をした。 妹妹さんもブログに書いていたが、これが非常に難しい。 何度、繰り返しても「不対(ダメ!)」と言われる。 発音しながら、自分でも「間違っている」とわかるのだが、直せない。 どうしても鼻から息が抜けてしまう。 先週は、とうとう「これは宿題にしておくから、先生が自分で練習しといてね」 と言われた。 明日また中国語のレッスンがある。 まだ、発音がうまくできない。 どうしよう。
2008年05月05日
コメント(2)
完成! 5月下旬にやる『日本語ドッカーン!』で演じる、日本語ドラマの脚本が完成した。 やっと、できた、って感じ。 骨格は決まっていたのだが、それを脚本にするのに少し手こずった。 演じるのは悲劇と喜劇の2本。 喜劇の方は、日本語は敬語しか話せない強盗が登場する、どたばたもの。 悲劇は、親子の情愛を描いたドラマになった。 特に、悲劇の方は、途中で、全編、法廷内で演じる「法廷ドラマ」にしようかと迷ったり、 紆余曲折があった。 出来は、けっこういいと思う。 去年よりも、上演時間が長く、一人ひとりの台詞も長い。 台詞の途中で、感情が高ぶっていったり、相手との早いやりとりがあったりで、 高度な内容になっている。 だが、今年の3年生は、普段の授業ちゅうから、ずっと日本語での寸劇をやっていたから、 きっと、上手にこなしてくれるだろう。 あと、問題は、あれだな。 悲劇の方は、演じながら、きっと泣いてしまうということだな。 私も、自分で脚本を書きながら、何度も、泣きそうになったもの。 学生たちは、絶対に泣くだろうな。 それもボロボロ、涙を流して。 見ている人も、涙が止まらないだろうな。 いいイベントになりそうだ。
2008年05月03日
コメント(6)

真夏! と言っていいほどの暑さ。 最高気温が34度だから、まさに真夏の気温。 その暑さの中を、市内に買い物に出かけた。 目的は、スニーカーを買うこと。 普段は一人で買い物をするが、今回は1年生と一緒。 日本語で会話をしながら、場面に合った日本語を教えるというのが、もう一つの目的。 メーデーでたくさん買い物客がいる中を、何軒も歩き回って選んだのが、このスニーカー。 Levisのスニーカーで、勿論、中国製。 これまで買ったのは、CONVERS、adidas。 これらも勿論、中国製。 白いスニーカーを買うつもりで出かけたのだが、途中で気が変わって、こちらにした。 似たようなものがある中で、これは学生が「きれいですね」と言って推薦してくれたもの。 暑さが苦手な、私と1年生の学生とは「冬が恋しいですね」などと言いながら、 それでも半日、歩き回った。 普段は入ろうという気も起きない「ケンタッキー」にも入って、 アイス・コーヒーを飲んでしまったのだった。
2008年05月02日
コメント(8)
全17件 (17件中 1-17件目)
1


