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風邪は改善に向かっています。 去年のように1週間も長引くということはなく、後は花だけといったところです。 特に宣伝したわけでもないのですが、学生たちが見舞いに来てくれました。 ある者はお茶やキャンディ、別の学生は蜂蜜と薬などを持って。 その他にも、メールをたくさんもらいました。 嬉しい限りです。 ところで、日本語学習者にとっての最高峰である「日本語能力1級試験」が、 来週に迫っています。 今年、私は2年生(と1年生)の担当なので、 来年、この試験を受ける2年生たちに、プレ試験として、 この大学の教室を借りて「2級試験」をすることにしました。 強制ではなく、自由参加です。 それを学生に伝え、学部主任の了承を取って、 さてどれくらいの学生が試験を受けるのだろうと思っていたところ、 なんと90%以上の学生が参加を言ってきました。 今の2年生のレベルでは「2級」はまだ荷が重いのですが、 来年の試験の雰囲気を味わうため、問題のレベルを知るためなど、 何事も経験だといって、チャレンジします。 この経験を来年に活かしてくれれば、いいなと思っています。
2008年11月29日
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あ~あ、とうとうやっちゃいました。 この頃、どうも眠くてたまらないなあ、と思っていたら、 扁桃腺が腫れて、その上、鼻水が止まりません。 風邪です。 日本では扁桃腺を腫らしたことはないのですが、 こちらでは去年も扁桃腺が腫れて、1週間、苦しい思いをしたものです。 風邪にも地域差があるのでしょうか? というわけで、今夜は、学生との会話の約束をキャンセルしました。 薬を飲んで、ゆっくり休みます。 明日はどうなっているでしょうか? 熱が出るかなあ? こう書いている間も、鼻水が流れています。 では、今日はこのへんで。。
2008年11月27日
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趣味の話。 私は本さえ読んでいれば、後は何もいらない、というところがある。 バスや電車に乗る時は、本か雑誌、新聞などの「活字」がなければ間がもたない。 テレビゲームもするが、それ以上に「攻略本」を読むことが大好き。 今は異国に住んでいるので、日本語の本を自由に読むことはできない。 だから、毎年、赴任する前には30冊ぐらいの本を、郵便で送っている。 ただ1年間に30冊では足りず、その都度、奥さんに送ってもらっている。 ペースとしては月に5冊といったところ。 学生の頃は授業に出ず、アルバイトと読書に明け暮れていた。 アルバイトをしない夏休みなどは、1日に1冊というペースで読んでいた。 2年前、こちらに来た時は、なぜかアクション小説が心地よく、 大藪晴彦や大沢在昌、そして西村寿行などの小説を愛読していた。 どれも学生の頃や社会人の時に読んだものだが、それを再読していた。 去年は、アクション小説も読んだが、主に読み耽っていたのは歴史小説。 吉川英治や司馬遼太郎の大長編を飽きもせず、毎晩、読んでいたものだ。 3年目になる今年は、海外翻訳ミステリに飢えている。 今は、毎晩(というか朝から夜までずっと)、学生が部屋にやって来るので、 私の読書タイムは夜12時から1時半頃まで。 10時に学生が帰って、その後シャワーを浴びて、メールなどの確認をすれば、 だいたい12時になり、その後でベッドに入って本を読むのが至福の時間。 来月末になれば、前期の授業もすべて終わり、長い冬休みになる。 その時はまた、かばんに本を詰め込んで、あちこちに旅行しようかと思っている。 旅の思い出は、その時に読んでいた本とともに、である。
2008年11月26日
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昨日は学生たちと一緒にカレーを作って食べた。 初めてカレーを作るとあって、前日の買い出しの時から、学生たちはハイテンション。 ジャガイモを買う時には、「少ないでしょう!」「ほうれん草は入れますか?」など、 実に賑やか。 作っている時も、ジャガイモや人参を細かく切ってしまったり、 肉や玉ねぎを炒める時には、「油が少ない!」 ……油の中で炒めるのが中華料理流だから、その量の少なさに「信じられない」という声。 弱火でとろとろ煮ている時も「火が小さいよ!」 人参やジャガイモに火が通るのを待つ間も、「何をしますか?」 そんなこんなで出来上がったカレーは、ざっと見て50人分。 食べる学生たちの人数は15人。 買い出しの時から、多すぎるなと思っていたのが、見事に的中して、 余ったらどうしようかという心配もあった。 しかし、学生たちは食べも食べたりで、すっかり完食してしまった。 中国人のパワーはやはり食事からだ、とあらためて実感した。 皮を剥くなどの下準備は男が担当。 手に持っているのは、業務用(50人分)のカレールウ。 もうすぐルウを投入。 ほぼ出来上がり。 写真ではよくわからないが、実は膨大な量。 こちらは、カレーと一緒に作った味噌汁。 食べるときはこの笑顔! この笑顔がいつも周囲にあるから、異国で寂しさを感じずにすんでいる。 来週は、もう1グループ(15人)と一緒にカレーを作って食べます。
2008年11月23日
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中国の大学はイベントが盛りだくさんで、ほとんど毎日、何かのイベントが行われている。 大学や学部、学科の公式行事だったり、課外活動のイベントだったりで、種類も豊富。 今晩は、旅行管理学部の『ガイドの星コンテスト』なるものに招かれて、見に行った。 内容はガイドの上手さを競うというもの。 それぞれが選んだ観光地の画面をバックに、そこの特徴や謂れ、観光のポイントなどを、 流暢に説明するという趣向。 オープニングは賑やかにチアリーダーのパフォーマンスから始まって、 そして、コンテストの開始。 説明の上手さだけでは終わらないのが、このコンテストの面白さで、 第2部は、それぞれの出場者の得意な出し物の披露。 ある者は美声を披露し、またある者は、中国伝統の太極拳を演じたり、ダンスを踊ったり。 彼女のように書道を披露する者も。 いつも思うのだが、芸達者が本当に多い。 それも民族色や伝統色の濃いものから、現代的なものまで幅広い。 これだから中国にいて、全然飽きない。 広い上に、奥が深い。 普段は「異国」にいるということを全く感じないが、 こういうのを見るたびに、「日本ではない」とあらためて感じさせられる。 ところで、このコンテスト、何で私が招待されたかよくわからない。 しかも、日本人教師の中で招待を受けたのは私だけだったというのが……。
2008年11月21日
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先週から、夜、私の部屋で1年生たちの発音の矯正と会話の練習を始めた。 7時から8時、8時から9時、9時から10時までという3回に分けて、 それぞれ9人か10人を相手にしている。 これが1週間に3回。 去年の1年生の発音は1つのクラスが12人で、それが4クラスだった。 今年は1つのクラスが28人で、それが3クラスある。 学生の数が年々増えているので、授業ちゅうに一人ひとりの「発音」を矯正したり、 会話の練習をしたりすることができない。 だから、夜、私の部屋で発音の矯正や会話の練習をするようにした。 今、1年生たちは日本語の発音に悪戦苦闘している。 我々日本人にとって中国語の発音が難しいように、日本語の発音は中国人にとって難しい。 部屋に学生を招くメリットもある。 初めは、教師の部屋、それも日本人の部屋に行くことに恥ずかしさや緊張を 感じていた学生たちは、そのことにすぐに慣れて、 すぐに、我が家に帰ったようにくつろぎだすからだ。 既に覚えた数少ない語彙を使って、日本人と話しているうちに、 話せる語彙が多くなり、会話を楽しめるようになってくる。 そして、そういう自分の変化が、学生たち自身にもはっきりと自覚できるようになる。 そして、日本人との会話に物怖じしなくなる。 去年の1年生たちは、日本語で会話をすることの喜びを知り、 やがて、去年の学生(1年生)たちは、日本語の会話を求めて、 他の日本人教師と自分でアポを取り、私の部屋を飛び出していった。 自分たち(2~4年生)の担任の教師の部屋に、いつも1年生が来ていることに、 上級生たちは一様に目を見張ったものだ。 今年も、そうなればいいと思う。
2008年11月20日
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先週末から「暖気」が入った。 毎年11月15日から、校内に「暖気」が入って、部屋が暖かくなる。 我々、外国人教師の部屋には、居間、寝室、浴室に下のような暖房機が設置されている。 明日の最低気温はマイナス1度だそうだが、少なくとも部屋の中では寒さを感じない。 学校の中に石炭置場があり、そこで石炭を燃やして湯を沸かしている。 その熱湯が校内を駆け巡って、各部屋を暖めている。 部屋が暖かいのはいいのだが、問題は乾燥。 ただでさえ、雨が少なく、空気が乾いている当地では、喉を痛めやすい。 去年は、暖気が入った翌日、喉を痛め、扁桃腺が腫れて、授業を休んだ。 一昨年は暖気が入った三日後に、これも同じく扁桃腺を腫らした。 さて、今年は? 「先生が風邪を引いたら、私たち、お見舞いに行きます」 と学生が言ってくれるから、風邪を引くのも案外、悪くはないな、と思うのだけど。
2008年11月18日
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校内を歩いていると、たくさんの学生たちから声をかけられる。 異国での3年目の生活にもかかわらず寂しさを感じずにすむのは、 そんなふうに周りに集まってきてくれる学生たちのおかげでもある。 そして最近、1年生たちから声をかけられることが多くなった。 1年生たちは「あいうえお」から「りゃ、りゅ、りょ」までの発音矯正が終わって、 やっと日本語の文章を習い始めたところ。 そんな1年生たちが、私を見るや、 「先生、こんにちは」「お元気ですか?」「今、何をしていますか?」 「今日はちょっと寒いですね」「今日は授業がありますか?」 などと、声をかけてくれる。 いずれも、毎回の授業で、少しずつ教えてきた「挨拶」だ。 覚えた言葉を使って、何とか話をしようとする姿勢は、 『史上最強』と形容した昨年の1年生たちによく似ている。 いや、むしろ去年以上かもしれない。 だって、「挨拶」ぐらいしか話せないのに、 「先生、会話をしましょう」と、連れ立って、私の部屋を訪ねてくるのだから。
2008年11月15日
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私は他の先生の授業を見学する機会が多い。 私も授業を見学するし、私の授業も他の先生方に見てもらいたいと思っている。 ただ残念ながら、先生同士で授業を見て、評価しあうということは、ない。 私の授業を見学に来た先生は3人いるが、すべて中国人の先生たちだった。 私が他の先生の授業を見に行く理由は3つある。 良いところを見習って、自分の授業に活かすため(その逆も)。 自分の授業では見られない学生たちの別の顔を見るため。 そして、特に新しい学生を担当した時は、顔と名前を覚えるため(これがけっこう重要)。 私の「会話」(2年生)の授業では今、ロールプレイを取り入れている。 学生たちは、私の予想を上回るアイディアや会話能力を発揮して、 日本語を話す楽しみを、からだ全部で表してくれている。 このロールプレイが、一回りした後に用意していたアイディアがある。 学生が、クラスメートを相手に授業をするという学生による「15分間授業」である。 ところが……! 先日、他の先生(中国人)の授業を見に行った時、 このアイディアを先取りされていた。 まあ、こういうのは早い者勝ちだから、仕方がない。 というわけで、また何か新しいアイディアを考えなければ……。
2008年11月13日
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日曜日の朝、こちらへいらしゃったxiaopangziさんが今日(月曜日)の夜、 住まいの西安に向けて、帰路に着かれました。 xiaopangziさんと私は日本の同郷で、今は、地域こそ違うものの、 同じ中国国内に住んでいます。 xiaopangziさんがいらしゃった目的は、私の授業を見ることだそうでしたが、 見るだけでなく、私の学生たち(2年生)とうんと交流してもらいました。 学生たちはxiaopangziさんを誘って、学生食堂で朝ごはんを一緒に食べたり、 教室まで案内したりするなど、片時も彼の傍を離れず、 その間、ずっと日本語で話をしていました。 月曜日は、私は朝8時から夜7時まで、ずっと授業があるのですが、 全ての授業を見学してもらい、時間を割いて、 xiaopangziに、学生たちからの質問にも答えてもらいました。 その質問も途切れることなく、次から次へと出てきて、 時間がいくらあっても足りないほどでした。 xiaopangziさんにも喜んでいただいたようですし、 学生たちにとっても楽しい時間だったようです。 そんな学生たちは、私の誇りです!
2008年11月10日
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西安から旧知の小胖子さんが、訪ねてきてくれました。 周辺の洛陽や開封と違って、ここ新郷は歴史遺産や名所がない地なので、 朝から夜まで、ずっと学校の中を案内したり、 学生たちを紹介して話をしたりしていました。 学生との交流が好きな小胖子さんにとっては、それもまた楽しい過ごし方だったようです。 昼ごはんは学校の前の『破街』で、2年生たちと食事。 見知らぬ日本人の登場に、初めは緊張していた彼女たちも、 次第に打ち解けて、積極的に話をするようになり、楽しい時間を過ごしました。 夜は新郷の名物料理を、また別の2年生たちと一緒に堪能してもらいました。 この時の2年生は、物怖じすることなく、次々に日本語を話し、 その度胸に感心したものです。 しかも、発音のきれいさや単語・文法の正確さには、目を見張るものがありました。 彼女たちの日本語の上手さに思わず唸る小胖子さんを見て、私も鼻高々でした。 食事から帰ってきてからは、4年生と一緒におしゃべり。 会話量では2年生には劣ったものの、内容の深さ、幅広さは、 やはり4年生ならでは。 自身も留学生として中国語を勉強し、その一方で、日本語を教えている小胖子さんに、 教え子を見てもらっただけでも嬉しいのに、 いずれの学生たちも楽しそうに会話をしている姿を見て、 更に嬉しさが増した今日一日でした。 明日は、朝から私の授業で、更に学生たちと交流してもらおうと思っています。
2008年11月09日
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2、3日前の好天が嘘のような、今日の寒さ。 校内の景色もめっきり晩秋めいてきた。 木々も、日本ほど鮮やかではないにしろ、赤や黄色に、すっかり色づいている。 そして、その木の下では、たくさんの人がこうやって、落ち葉の掃除を。 もうすぐ冬がやってくる。
2008年11月07日
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日本語学部の学生たちが、日本人教師を囲んで、日本語で話をするという『日本語島』。 去年は年間で僅か2回だけの開催にとどまったが、今年は今のところ、毎週続いている。 学生の自主企画に日本人教師が協力する形で続いてきたこの『日本語島』は、 2年前は4人の日本人教師が毎回全員出席していたのだが、 去年、今年と、出席を拒否する教師がいて、 一時はこの伝統企画が消滅しそうになったこともある。 日本人教師にとって義務ではないのだから、出席しようが欠席しようが、 それは個人の裁量の範囲。 学生との会話を拒んで、部屋でDVDを見ていようが、それも自由。 まあ、とりあえず、今年は私以外に毎回出席してくださる先生がもう一人いらっしゃる。 長年続いてきたこの企画を、私がいるうちに、消滅させたくない。 それだけは思っている。
2008年11月06日
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中国では今、日本語に興味を持つ学生が飛躍的に増えている。 我が校では、日本語学部以外の学生に、日本語と親しむ機会を提供するために、 『桜花日本語交流協会』という課外活動団体が成立した。 入会会員は約200人。 日本語学部の4年生が中心になっての授業は既に始まっており、私も何度か顔を出した。 そして先日は、設立パーティが開かれた。 学生たちの歌や、日本語学部の学生達による日本の歌も披露され、賑やかな会になった。 その中で最も印象に残ったのは、彼の言葉。 彼は4年生で、この『桜花日本語交流協会』の発案者。 彼がこの団体の設立を発案し、発起人を集め、面接会を開いて、 運営幹部を決定した。 今、彼は大学院への進学を目指して、猛勉強の真っ只中にいる。 会の運営は、既に後輩に委ねて、自分ではもうタッチしていない。 彼は2年生の時、学生達が日本語を話す場として『日本語会話ショー』なるものを企画し、 同級生達に呼びかけて、スピーチやショート・ドラマのイベントを開いた。 私が後に日本語ドラマ発表会『日本語ワッショイ』『日本語ドッカーン』を催したのは、 彼の発案による『日本語会話ショー』が、実はきっかけだった。 今は会の運営から一歩退いた彼が、このイベントに当たって、私にこう言った。 「先生、『桜花日本語交流協会』をよろしくお願いします」 彼としては、手塩にかけて育てた子供と別れるような気持ちだったのだろう。 真実の気持ちとして、彼の言葉は私の心に大きく響いた。 「できることは、何でも協力するから、遠慮しないで、何でも言ってくれ」 私はそう答えた。
2008年11月04日
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新入生が入学してはや2か月が過ぎた。 各学部で新入生歓迎のイベントが相次いでいる。 そんな中、外国語学院(日本語学部、英語学部、旅行管理学部)でも、 歓迎カラオケ大会が行われて、私のクラスからもたくさんの学生たちが参加した。 全体のトップバッターで歌を披露したのは彼。 ラップ調の歌にダンスを交えて、堂々と歌った。 授業中はとても賑やかで、クラスの雰囲気作りに貢献してくれている。 次は蒙古民族の衣装を着た彼女。 授業の時は目立つほうではないが、穏やかな微笑が可愛い彼女。 いつも笑顔で挨拶をしてくれる。 こちらは朝鮮の民族衣装。 彼女もいつも屈託のない笑顔で声をかけてくれる。 出演者は全部で20組ほど。 他にはこんな出演者たちも。 出演しているクラスメートに声援を送ったり、 花束を持ってステージに激励に上がったり、 学生同士の結束は、日本では考えられないぐらい強い。 そして、こういうイベントを通じて、上級生と下級生の垣根がなくなっていく。 こういうイベントを見ると、中国の新しさと伝統を同時に感じることができる。 そして、教室とは違う学生の素顔に触れることもできる。 また誰かに突っ込まれるかもしれないが、 こういうイベントは、教師が歌わないまでも、やはり見たほうがいいのでないか、と思う。 日本人教師4人全員が招待された中で、何人が見に行ったか、 それは書きませんが……。
2008年11月03日
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